JP2021098593A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を参照して、本実施形態に係る管理システム1の概要について説明する。本実施形態に係る管理システム1は、倉庫等の所定の空間において、荷物を運搬する運搬装置の作業状態を管理するシステムである。管理システム1は、情報処理装置100と、運搬装置190とを含む。なお、本実施形態では、便宜上、運搬装置190としてフォークリフトが適用されるものとする。また、運搬装置190は、情報収集ユニット193を備える。情報処理装置100と情報収集ユニット193とは所定のネットワークを介して情報を送受信可能に構成されている。例えば、図1に示す例では、情報処理装置100と情報収集ユニット193とは無線のネットワークを介して接続される。
また、運搬装置190による荷物等の物品の運搬に係る動作が阻害されなければ、情報処理装置100と情報収集ユニット193とを接続するネットワークの種別は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置100と情報収集ユニット193とが複数種類のネットワークを介して接続されていてもよく、一部に有線のネットワークが含まれていてもよい。また、情報処理装置100と情報収集ユニット193との間の通信が他の通信装置により中継されてもよい。すなわち、情報処理装置100と情報収集ユニット193との間で論理的なネットワークを介した通信が確立されていればよく、物理的なネットワークの実現方法は特に限定されない。
具体的には、本実施形態に係る情報収集ユニット193は、フォークリフトにおけるフォーク等のような保持部による、荷物等の物品の保持状態に応じた情報を収集可能に構成されている。
検知部194は、保持部191に対して所定の相対位置(例えば、保持部191により物品が保持される側の位置)に位置する領域197を検知対象として、保持部191による荷物等の物品の保持状態(例えば、物品を保持しているか否か)を検知する。領域197は、保持部191により物品が保持された状態において、当該物品の少なくとも一部が含まれるように設定される。このような構成に基づき、検知部194は、所定の広さを有する領域197を検知対象として、2次元的または3次元的に、保持部191による物品の保持状態を検知する。
なお、上記はあくまで一例であり、保持部191に対して所定の相対位置に位置する領域を検知対象として、保持部191による物品の保持状態を検知することが可能であれば、検知部194として適用される構成は特に限定されない。具体的な一例として、検知部194が、所謂デプスセンサとして構成されていてもよい。この場合には、検知部194は、所定の検知領域内に位置する物体の各部との距離(デプス)を測定し、距離の測定結果を2次元的にマッピングすることで所謂デプスマップを生成してもよい。
図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)210と、ROM(Read Only Memory)220と、RAM(Random Access Memory)230とを含む。また、情報処理装置100は、補助記憶装置240と、出力装置250と、入力装置260と、ネットワークI/F270とを含む。CPU210と、ROM220と、RAM230と、補助記憶装置240と、出力装置250と、入力装置260と、ネットワークI/F270とは、バス280を介して相互に接続されている。
図4を参照して、本実施形態に係る管理システム1の機能構成の一例について、特に、情報処理装置100及び情報収集ユニット193の機能構成に着目して説明する。
なお、記憶部104は、例えば、情報処理装置100に内蔵された記憶装置により実現されてもよい。また、他の一例として、記憶部104は、情報処理装置100とは異なる外部の記憶装置により実現されてもよい。具体的には、記憶部104は、情報処理装置100に対して外付けされた記憶装置により実現されてもよいし、情報処理装置100とネットワークを介して接続された記憶装置により実現されてもよい。
より具体的には、認識部102は、取得した撮像画像に対して画像解析を施すことで、当該撮像画像に撮像された被写体の特徴に応じた特徴量を抽出し、当該特徴量に基づき、保持部191による物品の保持状態を認識してもよい。この場合には、認識部102は、抽出した特徴量を、従前に保持部191による物品の保持状態ごとに撮像された画像から抽出された特徴量と比較することで、撮像画像が示す保持部191による物品の保持状態を認識してもよい。
なお、この場合には、例えば、「保持部191が物品を保持していない状態」、「保持部191がパレット等を保持している状態」、及び「保持部191が物品を保持している状態」のそれぞれについて、比較対象となる特徴量をあらかじめ取得しておくとよい。また、比較対象となる特徴量に関する情報については、例えば、認識部102が読み出し可能な記憶領域(例えば、記憶部104)に記憶させておくとよい。
また、認識部102として、所謂機械学習に基づき構築された識別器を適用することも可能である。なお、機械学習に基づき構築された識別器を利用する方法については、変形例として詳細を別途後述する。
また、管理部103は、各運搬装置190の状態の管理結果に基づき、各運搬装置190の稼働率を算出してもよい。これにより、管理部103は、各運搬装置190の稼働率に応じて、当該運搬装置190への物品の運搬に係る作業の割り当てを制御することも可能となる。
例えば、出力部105は、ディスプレイ等のようの表示デバイスを含んでもよい。この場合には、出力部105は、提示対象となる情報に応じた表示情報を表示させることで、当該情報をユーザに提示してもよい。
また、出力部105は、所謂スピーカ等のような音響出力デバイスを含んでもよい。この場合には、出力部105は、提示対象となる情報に応じた音声や電子音等の音響を出力することで、当該情報をユーザに提示してもよい。
もちろん上記はあくまで一例であり、情報の提示方法に応じて、出力部105の構成が適宜変更されてもよい。
図5を参照して、本実施形態に係る管理システム1の処理の一例について説明する。なお、図5に示す例では、本実施形態に係る管理システム1の特徴をよりわかりやすくするために、検知部194として撮像部が適用された場合に着目して、特に、情報処理装置100の処理について説明する。
以上のようにして、情報処理装置100は、各運搬装置190の状態(特に、物品の運搬に係る状態)を管理する。また、情報処理装置100は、その時々の運搬装置190の状態のみに限らず、以前の状態(例えば、従前の状態の認識結果等)や以後の状態(例えば、予定されている運搬作業の割り当て状況等)を加味したうえで、当該運搬装置190の状態を管理してもよい。
続いて、本実施形態に係る管理システム1の変形例として、保持部による物品の保持状態の判定に、所謂機械学習に基づき構築された識別器を適用する場合の一例について説明する。なお、本変形例では、特徴をよりわかりやすくするために、運搬装置190が「フォークリフト」であり、検知部194として撮像部が適用され、撮像画像に基づきフォーク(保持部191)による物品の保持状態が認識される場合の一例について説明する。また、本変形例では、情報収集ユニット193が支持部192と一体的に移動することで、保持部191と検知部194との間の位置関係が維持されるものとする。
まず、機械学習に基づき識別器を構築する学習フェーズについて説明する。識別器の構築には、例えば、教師あり学習を適用するとよい。具体的には、教師データとして、「フォーク上に何も載っていない状態」、「フォーク上にパレットが載っている状態」、並びに「フォーク上にパレット及び荷物が載っている状態」それぞれの状態が撮像された画像を利用する。なお、各画像には、対応する状態に応じたラベルを関連付ける。以上のような教師データを識別器に入力することで、当該識別器に、どのような画像がどのような状態に相当するかを学習させる。
一方で、上記はあくまで一例であり、撮像画像に基づきフォークによる物品の保持状態を識別器に学習させることが可能であれば、そのための機械学習のアルゴリズムは必ずしもYOLOアルゴリズムのみには限定されない。また、撮像画像以外の他の情報が、フォークによる物品の保持状態の認識に利用される場合には、当該情報の種別に応じて、機械学習に適用されるアルゴリズムが適宜変更されてもよい。
また、他の一例として、フォークが可動部を有し、形状や形態が変化するような状況も想定され得る。具体的な一例として、フォーク間の間隔が制御可能に構成されている場合がある。このような場合には、「フォーク上に何も載っていない状態」の教師データとして、フォーク間の間隔が異なる複数の画像が、識別器の学習に利用されるとよい。
なお、識別器の学習に利用される学習データや、識別器の学習結果に応じたデータについては、所定の記憶領域(例えば、記憶部104)に記憶させておけばよい。
上述した機械学習に基づき構築された識別器を、図4に示す認識部102として適用する。具体的には、検知部194(撮像部)による撮像結果に応じた撮像画像が識別器(認識部102)に入力されると、当該識別器により、当該撮像画像が、フォークによる物品の保持状態のうちのいずれに該当するかが識別され、当該識別の結果が出力される。
実施形態として上述した例はあくまで一例であり、必ずしも管理システム1を実現するための構成や、当該管理システム1の処理を限定するものではない。すなわち、上述した技術思想を逸脱しない範囲で、管理システム1の構成や処理の一部が適宜変更されてもよい。
また、他の一例として、情報収集ユニット193と情報処理装置100とが一体的に構成されていてもよい。この場合には、情報処理装置100側の機能構成に相当する部分(例えば、認識部102や管理部103)のうち、情報収集ユニット193側の機能構成(例えば、検知部194や位置情報取得部195)から情報を取得する処理が、「取得処理」の一例に相当する。
具体的な一例として、運搬装置190としてクレーンを適用することも可能である。この場合には、例えば、クレーンのフックに相当する部分が保持部191の一例に相当する。
また、他の一例として、ショベルカーやブルドーザー等の工作機械を本実施形態に係る管理システム1における運搬装置190と見立てて、当該工作機械の状態の管理を行うことも可能である。この場合には、例えば、ショベルカーやブルドーザーのバケットに相当する部分が、保持部191の一例に相当する。
以上説明したように、本実施形態に係る管理システム1において、情報処理装置100は、取得手段と、管理手段とを備える。取得手段は、運搬装置が備える物品を保持する保持部に対して所定の相対位置に位置する領域を検知対象とした当該保持部による上記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を取得する。また、管理手段は、上記物品の保持状態の検知結果に応じた情報に基づき、上記運搬装置による上記物品の運搬に係る状態を管理する。以上のような構成により、本実施形態に係る管理システム1に依れば、荷物等の物品に対してマーカやタグが付されていない状況下においても、運搬装置の作業状態(特に、当該物品の運搬に係る状態)をより好適な態様で判別することが可能となる。また、このような特性から、本実施形態に係る管理システム1は、マーカやタグが利用される場合に比べて、物品の運搬に係る状態の認識に、当該物品の位置、姿勢、及び形状等に応じた制約を受けにくいという特徴を有する。
100 情報処理装置
101 通信部
102 認識部
103 管理部
104 記憶部
105 出力部
190 運搬装置
191 保持部
192 支持部
193 情報収集ユニット
194 検知部
195 位置情報取得部
196 通信部
Claims (11)
- 運搬装置が備える物品を保持する保持部に対して所定の相対位置に位置する領域を検知対象とした当該保持部による前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を取得する取得手段と、
前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報に基づき、前記運搬装置による前記物品の運搬に係る状態を管理する管理手段と、
を備える、情報処理装置。 - 前記取得手段は、前記運搬装置の位置の検知結果に応じた情報を取得し、
前記管理手段は、前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報と、前記運搬装置の位置の検知結果に応じた情報と、に基づき、前記運搬装置による前記物品の運搬に係る状態を管理する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記保持部による前記物品の保持状態を検知する検知部は、前記保持部と所定の位置関係となるように支持される、請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報は、
前記物品の保持状態に関する情報を含む教師データを入力とした教師あり学習に基づき構築された識別器による、
前記検知部による前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を入力とした、当該物品の保持状態の識別結果に応じた情報を含む、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記識別器は、前記保持部の形状及び形態のうち少なくともいずれかが異なる複数の状態それぞれについて収集された前記物品の保持状態に関する情報を含む前記教師データに基づき構築される、請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記検知部は、前記領域の画像を撮像する撮像部であり、
前記画像に基づき、前記保持部による前記物品の保持状態が検知される、
請求項3〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記撮像部は、前記保持部により保持された前記物品の少なくとも一部が画角内に収まるように支持される、請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、複数の前記運搬装置それぞれについて、前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を取得し、
前記管理手段は、前記運搬装置ごとに取得された前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報に基づき、前記物品の運搬に割り当てる前記運搬装置を決定する、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記運搬装置は、フォークリフトであり、
前記保持部は、少なくとも一部にフォークを含む、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
運搬装置が備える物品を保持する保持部に対して所定の相対位置に位置する領域を検知対象とした当該保持部による前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を取得する取得ステップと、
前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報に基づき、前記運搬装置による前記物品の運搬に係る状態を管理する管理ステップと、
を含む、情報処理方法。 - コンピュータに、
運搬装置が備える物品を保持する保持部に対して所定の相対位置に位置する領域を検知対象とした当該保持部による前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報を取得する取得ステップと、
前記物品の保持状態の検知結果に応じた情報に基づき、前記運搬装置による前記物品の運搬に係る状態を管理する管理ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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JPH09152914A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Oki Electric Ind Co Ltd | 移動体制御方法及び移動体制御システム |
JP2019131327A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 作業管理装置、作業管理方法、及び、コンピュータプログラム |
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2019
- 2019-12-23 JP JP2019231952A patent/JP7411406B2/ja active Active
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