JP2021157574A - 配達支援システムおよび配達支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】荷卸や荷積みなどの作業が正しいか否か正確に判定できる可能性を高める技術の提供。【解決手段】配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部と、配達地点における荷卸または積込地点における荷積みが終了した場合に前記荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部と、前記配達地点または前記積込地点において、前記積載荷物と前記予定荷物との比較結果を出力する出力部と、を備える配達支援システムが構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、配達支援システムおよび配達支援プログラムに関する。
従来、荷物に取り付けられたタグに基づいて、配達車両からの荷卸しが誤りであるか否かを判定する技術が知られている。例えば、特許文献1に開示された技術においては、トラックの荷積み荷卸し口の天井や側壁に配置されたアンテナによって積み卸しする荷物について検出して正誤を判断し、作業者に通知する技術が開示されている。
特開2005−320127号公報
上述した従来技術においては、図4(A)に示されるように、従来技術においてアンテナの交信領域が回転楕円体であり、トラックの荷積み荷卸し口の天井や側壁に配置されたアンテナの交信領域に入ってきた荷物を検出することによって、積み卸しする荷物を検出する。従って、荷物が交信領域を一旦通過すると、その荷物については検出できない。このため、荷物がアンテナを通過した後、例えば、図3に示されたように荷物が一旦荷卸し口に積まれた状態となり、この状態から荷物の荷卸し忘れが発生しても、検出されない。また、荷室から一旦荷卸しされ、その後荷室に戻されたとしても、アンテナの交信領域に入らなければ検出されず、正誤の管理をすることができない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、荷卸や荷積みなどの作業が正しいか否か正確に判定できる可能性を高める技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、配達支援システムは、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部と、配達地点における荷卸が終了した場合に荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部と、配達地点において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する出力部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、配達支援プログラムは、コンピュータを、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部、配達地点における荷卸が終了した場合に荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部、配達地点において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する出力部、として機能させる。
さらに、上記の目的を達成するため、配達支援システムは、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部と、積込地点における荷積みが終了した場合に荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部と、積込地点において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する出力部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、配達支援プログラムは、コンピュータを、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部、積込地点における荷積みが終了した場合に荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部、積込地点において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する出力部、として機能させる。
すなわち、配達支援システムおよび配達支援プログラムにおいては、配達地点や積込地点において、荷室全体を対象として積載荷物を検出する。そして、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する。このため、利用者は、配達地点で荷卸しした際や、積込地点に荷積みした際に、作業後に荷室に存在する積載荷物が予定と異なっているか否かを把握することができる。このため、作業が正しいか否か正確に判定できる可能性を高めることができる。
配達支援システムのブロック図。 図2Aは読取部の配置例を示す図、図2Bは予定荷物情報を示す図。 図3Aは荷積み支援処理のフローチャート、図3Bは積込みの比較結果の表示例を示す図。 図4Aおよび図4Bは積込みの比較結果の表示利を示す図。 図5Aは荷卸支援処理のフローチャート、図5Bは荷卸の比較結果の表示例を示す図。 図6Aおよび図6Bは荷卸の比較結果の表示例を示す図。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)配達支援システムの構成:
(2)荷積み支援処理:
(3)荷卸支援処理:
(4)他の実施形態:
(1)配達支援システムの構成:
図1は、本発明にかかる配達支援システム10の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、配達地点となる複数の店舗を運営する会社が、各配達地点に配達すべき荷物とその配達順序を決定し、配達業者に配達を依頼する。配達業者は、複数の配達車両を所有しており、依頼通りの配達順序で荷物を配達するための配達車両を手配し、配達を行う。
このような配達を行うために、配達業者は配達の予定を示す予定荷物情報を作成し、予定情報管理サーバ100に送信する。予定情報管理サーバ100は、図示しない記録媒体に予定荷物情報を格納し、図示しない制御部によってプログラムを実行することで、配達車両に予定荷物情報を配信する。各配達車両においては、当該予定荷物情報に基づいて、予定通りの配達を行うための作業が行われる。
本実施形態においては、配達車両が備える装置が協働して配達を支援する。配達車両は運転室と荷室LCを有する車両(例えば、トラック)であり、荷室LCにはICタグの読取部50および検出部51が設置されている。読取部50は、荷室LCに積載された荷物50aに取り付けられたICタグを読取可能である。また、読取部50は配達支援システム10と通信を行うことが可能であり、配達支援システム10からの指示によってICタグの読み取りを行う。なお、本実施形態においては、荷物50aの1個に対して1個のICタグが取り付けられる。
本実施形態において、読取部50は、荷室LCの内壁に取り付けられている。読取部50は、荷室LCに複数個取り付けられており、複数個の読取部50によって荷室LCの全体を検出範囲として検出を行うことが可能である。図2Aは、荷室LCと読取部50との関係を例示した図である。図2Aにおいては、荷室LCの内壁である天面の3カ所に読取部50が取り付けられている。破線は読取部50の読み取り可能範囲を示しており、3カ所の読取部50によって荷室LCの全域を網羅している。むろん、読取部50の位置や数は限定されず、必要な精度等に応じて種々の態様を採用可能である。例えば、読取部50が天面および側面に取り付けられる構成等によって検出不能範囲が生じないように構成されても良い。
検出部51は、荷室LCの扉(本実施形態においては、荷室LCの後面を開閉させる扉)の開閉状態を検出するセンサである。センサの方式は限定されないが、本実施形態においては、扉の開閉に連動してオン、オフされるスイッチが検出部51として扉に取り付けられている。検出部51は、扉が開状態の場合にオフ、扉が閉状態の場合にオンになるセンサであり、検出結果は配達支援システム10に対して送信される。
配達支援システム10は、配達車両に取り付けられるコンピュータであり、本実施形態においては、荷室LCの扉の裏側(扉を閉じた状態で荷室の内側を向く面)に取り付けらる。本実施形態においては、可搬型のコンピュータであるタブレット端末によって配達支援システム10が構成される。配達支援システム10は、制御部20、記録媒体30、通信部40、ユーザI/F部41、GNSS受信部42を備えている。
通信部40は、他の装置と通信を行う回路を備えている。制御部20は、通信部40を介して予定情報管理サーバ100、読取部50、検出部51と通信を行うことが可能である。本実施形態において通信部40は、異なる通信規格の通信が実行可能である。すなわち、予定情報管理サーバ100との通信は広域通信可能な規格によってインターネットを介して実現され、読取部50との通信は近距離通信規格によって実現される。検出部51との通信は有線接続によって実現される。
ユーザI/F部41は、利用者に各種の情報を提供し、運転者等の指示を入力するためのインタフェース部であり、本実施形態においては、タッチパネルディスプレイである。すなわち、制御部20は、タッチパネルディスプレイを制御して各種の情報を表示させることが可能である。また、運転者はタッチ操作によって各種の入力を行うことが可能であり、制御部20は、当該入力に基づいて利用者の指示を取得することができる。
GNSS受信部42は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して配達支援システム10の現在地を算出するための信号を出力する。制御部20は、当該信号を取得して配達支援システム10の現在地(すなわち、配達車両の現在地)を取得する。現在地を取得するための手法は種々の手法であって良く、例えば、車速センサやジャイロセンサ等を利用してもよいし、他のシステム、例えば、ナビゲーションシステムが取得した現在地を通信等によって受け取る構成等であっても良い。
制御部20は、図示しないCPU,RAM,ROM等を備えており、記録媒体30等に記録されたプログラムを実行可能である。本実施形態においては、このプログラムに配達支援プログラム21が含まれている。配達支援プログラム21は、積載荷物検出部21a、予定荷物取得部21b、出力部21cを備えている。積載荷物検出部21aは、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。
すなわち、制御部20は、読取部50に制御信号を出力し、読取部50を制御して荷物50aに取り付けられたICタグの読取を実行させる。読取部50は、読み取られたICタグの識別情報(RFIDと呼ぶ)を取得し、送信する。本実施形態において、読取部50は、荷室LCの全域を読み取り可能範囲としているため、読取部50は荷室LCに積載された全ての荷物のRFIDを取得することができる。そこで、制御部20は、送信されたRFIDを取得し、当該RFIDに対応するICタグが取り付けられた荷物が配達車両に積載されているとみなす。そして、制御部20は、取得したRFIDを積載荷物情報30aとし、記録媒体30に記録する。なお、複数の読取部50において重複して同一のRFIDが読み取られた場合、重複したRFIDの一つを積載荷物情報30aとして採用する。
読取部50による読み取りは、任意のタイミングで実行されてよいが、本実施形態においては、荷室LCの扉が開状態から閉状態に変化した場合に実行される。すなわち、読取部50は、読み取り可能範囲内に存在するICタグを読み取り可能であるが、荷室LCの扉が開いていると、扉の外に存在するICタグを読み取ってしまう場合がある。この場合、荷室LCから既に荷卸しされている荷物50aや、荷室LCに荷積みする前の荷物50aが荷室LCに積載された積載荷物であると誤検出することになる。
そこで、本実施形態においては、荷室LCの扉が閉状態である場合に読取部50の読み取りを行うように構成されている。すなわち、制御部20は、通信部40を介して検出部51の状態を監視し、荷室LCの扉が開状態から閉状態になった場合に、読取部50を制御して積載荷物を取得する。荷室LCの扉が閉状態であれば、読取部50から出力される近距離無線電波が荷室LCの外部には到達しないため、誤検出が発生することが防止される。
なお、本実施形態において、読取部50は、配達業者が管理する複数の配達車両のそれぞれに備えられている。また、読取部50が備える図示しない記憶媒体には、読取部50が備え付けられた配達車両の識別情報が記録されている。そして、読取部50は、RFIDを送信する際に、当該識別番号を対応づけて送信し、制御部20は、読取部50を通信することにより、配達車両の識別情報を特定することが可能である。
予定荷物取得部21bは、配達地点における荷卸、または積込地点における荷積み、の少なくとも一方が終了した場合に荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、荷卸、荷積みの双方における予定荷物が取得される。本実施形態において、予定荷物は予定荷物情報30bに記述される。本実施形態において予定荷物情報30bは、積込の予定と、荷卸しの予定とを含む。荷卸しの予定には、荷物と当該荷物が卸される配達地点とを対応づけた情報が含まれる。積込の予定は、各配達地点に配達すべき荷物の全てである。本実施形態において、荷積みが行われる積込地点は、配達車両の出発地点であり、当該出発地点において荷積みが行われた荷物が各配達地点で配達されることが想定されている。むろん、荷卸が行われた各地点で荷積みが行われてもよい。
図2Bは、予定荷物情報30bの一例を示す図である。本実施形態にかかる予定荷物情報30bにおいては、各荷物に取り付けられたICタグのRFIDに対して、配達車両に関連する情報と、配達地点に関連する情報と、商品に関連する情報とが対応づけられている。
具体的には、配達車両に関連する情報としては、配達車両の識別情報と各配達車両で配達を行うべきコースのコース名、当該コース名に付与されたコース番号が含まれている。すなわち、1台の配達車両には予め決められたコースを巡回して配達を行うように作業予定が割り振られ、コースには名称と番号(識別情報)とが対応づけられる。例えば、図2Bに示す配達車両「T001」には、コース名が「A地区1」、コース番号が「C001」であるコースが割り振られ、各荷物に対応づけられて予定荷物情報30bに記述されている。
配達地点に関連する情報には、配達地点への配達順序である路順、配達地点の位置、配達地点の名称が含まれている。すなわち、各配達車両が配達地点に到達すべき順序は路順として決められており、各路順で到達すべき配達地点は座標によって特定されている。また、本実施形態において配達地点は店舗であり名称があり、これらの情報が各荷物に対応づけられる。例えば、図2Bに示す「店舗a」は配達地点位置が「X1,Y1」であり、「店舗a」は配達車両「T001」で最初に到達すべき配達地点、すなわち、路順「01」であることが決められ、各荷物に対応づけられて予定荷物情報30bに記述されている。
商品に関連する情報には、商品名、カラーコードが含まれている。本実施形態において、荷物50aは、複数の商品を入れることができる箱(番重)であり、一つの箱には1種類の商品が入れられる。そこで、一つの荷物50aとしての箱に入れられる商品の種類に対応した商品名が荷物を示すRFIDに対応づけられる。また、本実施形態においては、一定の大きさの矩形を一定の間隔で並べて着色し、色の並び順で商品を示すカラーコードが予め定義される。運転者(本実施形態においては、運転者は積み込み作業者および荷卸し作業者である)がカラーコードを見れば、一見して荷物50aの種類を識別することができる。本実施形態においては、各荷物50aに対して商品を示すカラーコードが貼り付けられ、予定荷物情報30bにも記述される。例えば、図2Bに示す例においては、赤をR,緑をG、青をBで示しており、商品が弁当Aである場合、RRGR(赤赤緑赤)の順に着色された矩形が並べられて示される。このため、予定荷物情報30bにおいては、商品が弁当Aである荷物に当該カラーコードが対応づけられる。
また、図2Bに示す例において、RFIDがRF001,RF002,RF003の荷物50a(番重と呼ばれる箱)には、同じ種類の商品である弁当Aがそれぞれ入れられている。従って本実施形態においては、RF001〜RF003は、同じ種類の荷物として扱われる。RFIDがRF004の荷物には、菓子Bという商品が入れられている。菓子Bと弁当Aは商品の種類が異なる。従って本実施形態において、RF001〜RF003とRF004とは、異なる種類の荷物として扱われる。
なお、本実施形態において、配達コースに関連する情報と、配達地点に関連する情報と、商品に関連する情報とのそれぞれには、複数の種類の情報が含まれているが、複数の種類の少なくとも1種が省略されてもよい。例えば、配達コースに関連する情報の中で、コース名とコース番号のいずれかが省略されていてもよい。なお、本実施形態において、予定荷物情報30bには、各配達車両の積込地点の位置を示す座標も含まれている(図2Bにおいて不図示)。
制御部20は、少なくとも荷物の積み込みを行う前に、通信部40を介して予定情報管理サーバ100から予定荷物情報30bを取得し、予定荷物情報30bとして記録媒体30に記録する。なお、本実施形態における予定荷物情報30bには、配達業者が管理する全ての配達車両の予定が含まれ、各配達車両で配達すべき荷物の全ての予定が含まれている。すなわち、本実施形態において予定荷物情報30bは、配達車両毎の予定に分割されない状態で、各配達車両に配信される。このため、各配達車両の配達支援システム10に記録される予定荷物情報30bには、全ての配達車両にて扱う全ての荷物についての情報が含まれている。むろん、予定荷物情報30bは、配達車両毎に定義され、各配達車両に配信されても良い。
制御部20は、配達地点における荷卸、または積込地点における荷積み、の少なくとも一方が終了した場合に荷室に存在する予定の予定荷物を取得する。すなわち、制御部20は、GNSS受信部42の出力信号に基づいて配達車両の現在地を取得する。そして、現在地が配達地点から閾値以内の範囲にある場合、制御部20は、現在地が配達地点であるとみなす。現在地が配達地点である場合、制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、配達地点での荷卸が終了した後に荷室LCに積載されているべき荷物50aである予定荷物を取得する。
すなわち、制御部20は、配達地点より後の配達地点に配達する予定の荷物50aを予定荷物として取得する。例えば、図2Bに示す例において、配達車両T001が路順01の店舗aに存在する場合を想定する。この場合、制御部20は、当該店舗の次の配達地点である路順02以後(店舗b以後)の路順が対応づけられた配達車両T001の全荷物を予定荷物として取得する。
積込地点において制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、積込地点以後に配達されるべき全ての荷物50aを予定荷物として取得する。例えば、図2Bに示す例において、配達支援システム10が配達車両T001に取り付けられている場合、制御部20は、配達車両T001に対応づけられた全荷物を予定荷物として取得する。
出力部21cは、配達地点または積込地点において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、配達地点、積込地点の双方において比較結果が出力される。比較結果の出力態様は限定されないが、本実施形態において制御部20は、積載荷物と予定荷物とが一致したこと、または、積載荷物と予定荷物との差異、を出力する。
本実施形態において比較結果は、検出部51の検出結果と連動して出力される。すなわち、荷室LCの扉が開状態から閉状態に変化したことが検出部51によって検出された場合に、制御部20は積載荷物検出部21aによって、積載荷物を取得する。また、制御部20は、予定荷物取得部21bの機能によって、積載されている予定の予定荷物を取得する。なお、予定荷物は、配達地点における荷卸が終了した場合に荷室LCに存在する予定の荷物50aまたは、積込地点における荷積みが終了した場合に荷室LCに存在する予定の荷物である。
そして、制御部20は、出力部21cの機能により、積載荷物と予定荷物とを比較し、両者が一致した場合には、ユーザI/F部41を制御して、積載荷物と予定荷物とが一致していることを示す表示を出力させる。積載荷物と予定荷物とが一致しない場合、制御部20は、ユーザI/F部41を制御して、積載荷物と予定荷物との差異を取得し、当該差異を示す表示を出力させる。
このように、本実施形態において比較結果は、検出部51の検出結果と連動して出力される。そこで、本実施形態においては、荷室LCに荷物50aを荷積みし、また、荷室LCから荷物50aを荷卸しするたびに、配達車両の運転者が荷室LCの扉を閉めるように作業規則が決められている。すなわち、配達地点で荷卸が行われる場合、運転者は、荷室LCから荷卸しした荷物50aを配達先の店舗まで運ぶ。
この作業の過程において、運転者は、荷室LCから荷卸しした後、荷物50aを店舗まで運ぶ前に荷室LCの扉を閉めるように作業規則が決められている。作業が完了した場合、運転者は、一旦荷室LCの扉の前まで戻り、扉を開けることによって、扉に取り付けられた配達支援システム10が出力した比較結果を確認する。この際に、積載荷物と予定荷物とが一致していれば、運転者は、配達地点での配達が適正に完了したことを確認することができる。配達が適正に完了していなければ、運転者は、荷卸されていない荷物50aまたは間違えて荷卸しした荷物50aを探し、対処する。
1回の荷物50aの運搬で作業が完了できない場合、運転者は荷室LCから店舗までの往復を繰り返す。この場合、運転者は、1回の往復で運搬できる量だけ荷卸しし、扉を閉めてから店舗に運んだ後、再度扉の前まで戻る。運転者は、この作業を繰り返すことによって1箇所の配達地点での荷卸を完了する。最後の運搬後、運転者は、扉に取り付けられた配達支援システム10が出力した比較結果を確認する。
荷積みを行う際、運転者は、予定されている複数の配達地点のそれぞれに配達すべき荷物50aを荷積みする。本実施形態において、運転者は、全ての配達地点の荷物50aを荷積みした後に、荷室LCの扉を閉める。その後開けると、扉に取り付けられた配達支援システム10には比較結果が出力されているので、運転者は当該比較結果を確認する。この際に、積載荷物と予定荷物とが一致していれば、運転者は、配達地点での配達が適正に完了したことを確認することができる。配達が適正に完了していなければ、運転者は、荷積みされていない荷物50aまたは間違えて荷積みした荷物50aを探し、対処する。むろん、比較結果の出力は、配達地点毎に実施されてもよい。すなわち、運転者が各配達地点に配達すべき荷物の積載作業を行うたびに扉を閉め、その後開けて比較結果を確認する作業が各配達地点ついて行われてもよい。
以上の構成によれば、運転者は、荷室LCの扉を閉めた後、再度扉を開けることによって、荷室LCに積載された積載荷物と、荷室LCに積載されているべき予定荷物とが一致しているか否かを把握することができる。このため、荷積みや荷卸の作業が正しいか否か正確に判定できる可能性を高めることができる。
さらに、本実施形態においては、荷室LCの扉が閉状態になったことに連動して荷物50aのICタグが読み取られるため、扉の外に存在する荷物50aのICタグを誤検出することはない。従って、積載荷物が正確に検出される可能性を高めることができる。
(2)荷積み支援処理:
次に、制御部20が実行する配達支援処理を説明する。本実施形態においては、配達支援処理が実行される前に、予め各配達車両の荷室LCの扉の裏側に配達支援システム10が取り付けられる。また、予定情報管理サーバ100から予定荷物情報30bが配信され、記録媒体30に記録されている。本実施形態において、制御部20は、荷積みの場面、荷卸の場面の双方で配達支援処理を行う。以後、前者を荷積み支援処理、後者を荷卸支援処理と呼ぶ。ここでは、配達支援処理としての荷積み支援処理を説明する。図3Aは、荷積み支援処理のフローチャートである。荷積み支援処理は、配達車両が出発地である積込地点に存在し、荷室LCに荷物が積み込まれていない状態で実行開始される。
積込地点においては、複数の配達車両のそれぞれで荷積みが行われ得るが、以後、1台の配達車両に着目して処理を説明する。荷積み支援処理が開始された状態で、運転者は、荷物の積み込み作業を開始する。荷積み支援処理が開始されると、制御部20は、配達車両を特定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、読取部50と通信を行い、配達車両の識別情報を取得する。この結果、可搬型の配達支援システム10が取り付けられた配達車両が特定される。
次に、制御部20は、予定荷物取得部21bの機能により、予定荷物を取得する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、配達車両における配達が予定されている全ての配達地点についての荷物50aを予定荷物として取得する。当該予定荷物は、出力部21cの機能に受け渡される。
次に、制御部20は、出力部21cの機能により、比較画面の表示を行う(ステップS110)。すなわち、制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、配達車両において予定されている配達地点のそれぞれについての荷物50aの荷積みを支援するための画面を、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイに表示させる。
図3Bは、画面の例である。同図3Bに示すように、画面上部には荷積み作業の画面であることを示す文字と、配達車両の識別情報とが表示される。また、画面中央部には、積載荷物と予定荷物とのそれぞれが表示される。図3Bにおいては、荷室を模した矩形内に積載荷物および予定荷物が表示される。また、荷物は種々の情報で示されて良いが、本例においては、カラーコードが記された矩形のアイコンによって荷物が示されている。図3Bにおいては、予定荷物として、ステップS105で取得された予定荷物のカラーコードが表示されているが、積載荷物については表示されていない。むろん、この段階で積載荷物検出部21aによって積載荷物情報30aを取得し、当該積載荷物情報30aが示す積載荷物のカラーコードが表示されても良い。
画面下部には、配達車両に荷積された荷物の合計を示す分数、配達車両に荷積みすべき荷物の残数(図3Bにおいては残り13)が表示される。荷物の合計を示す分数の分子は、配達車両に積み込まれた荷物の総数であり、分母は配達車両T001で配達される予定の荷物の総数である。本実施形態においては、配達車両に荷積みすべき荷物の残数が、積載荷物と予定荷物との比較結果である。図3Bに示す例においては、積み込み作業前、すなわち積載荷物が0個であることが想定されており、予定荷物と一致していないため、差異である13個が示されている。
当該画面が表示された後、制御部20は、検出部51の出力に基づいて、扉が開状態から閉状態に変化したか否か判定する(ステップS115)。ステップS115において、扉が開状態から閉状態に変化したと判定されない場合、制御部20は、ステップS120,S125をスキップする。
一方、ステップS115において、扉が開状態から閉状態に変化したと判定された場合、制御部20は、積載荷物検出部21aの機能により、積載荷物を検出する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、積載荷物検出部21aの機能により、読取部50と通信を行い、配達車両に積載された積載荷物を示す積載荷物情報30aを取得する。当該積載荷物は、出力部21cの機能に受け渡される。
次に、制御部20は、出力部21cの機能により、比較結果を出力する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、ステップS120で検出された積載荷物と、ステップS105で取得された予定荷物とを比較し、両者の差分を特定する。そして、制御部20は、積載荷物および差分に基づいて、荷積みを支援するための画面を更新する。
ステップS125が実行された場合、またはステップS115において、扉が開状態から閉状態に変化したと判定されなかった場合、制御部20は、配達車両が出発したか否かを判定する(ステップS130)。出発したか否かは種々の手法で判定されて良く、例えば、GNSS受信部42の出力信号に基づいて、現在地が変化したことが特定される場合に、出発したと判定される構成等を採用可能である。
ステップS130において、配達車両が出発したと判定されない場合、制御部20は、ステップS115以降の処理を繰り返す。一方、ステップS130において、配達車両が出発したと判定された場合、制御部20は、荷積み支援処理を終了する。
図4Aおよび図4Bは、画面の表示例である。本実施形態において、運転者は上述の規則に則り、荷積み作業が終了したと考えられる段階で荷室LCの扉を閉じる。制御部20は、ステップS115の判定により、当該扉の動作に連動して積載荷物の検出と比較、および比較結果の出力を行う。荷積みの場面においては、運転者が全ての荷物50aを荷積みしたと考えた場合に扉を一旦閉め、その後に開けてユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを確認する。
ステップS125の更新により、制御部20は、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを制御し、積載荷物を示すアイコンと、予定荷物を示すアイコンを画面中央部に表示させる。1個の荷物50aの積み忘れが生じていた場合、図4Aに示すように、積載荷物のアイコンは予定荷物のアイコンと比較して1個少なく表示される。また、画面下部においては、積載荷物と予定荷物との差異である残りが1個と表示される。このため、運転者は、残りの荷物を探して荷積みを行うことが可能である。図4Bは、積載荷物と予定荷物とが一致した場合の例である。この場合、積載荷物のアイコンと予定荷物のアイコンとは一致する。さらに、画面下部においては、積載荷物と予定荷物との差異である残りが0個と表示され、一致したことが示されている。運転者はこの状態を確認してから再度扉を閉じて出発する。
なお、荷室LCに対して予定よりも多い荷物を荷積みした場合、残りを−1などと表示することにより、積載荷物と予定荷物との差異が示されてもよい。また、積載荷物の数が予定荷物の数と一致しているが、正しい荷物ではない場合には、図4Bのような表示は行われない。例えば、1個の間違いが生じている場合、残り1と表示され、かつ、荷物のアイコンが表示されて警告表示される構成等を採用可能である。
(3)荷卸支援処理:
次に、荷卸支援処理を説明する。荷卸支援処理は、配達車両が積込地点から出発した後に実行される。図5Aは、荷卸支援処理のフローチャートである。複数の配達車両のそれぞれに取り付けられた配達支援システム10のそれぞれにおいて、制御部20は、図5Aに示す荷卸支援処理を実行する。ここでも1台の配達車両に着目して処理を説明する。荷卸支援処理が開始された状態で運転者は、路順に従って各配達地点まで配達車両を運転し、各配達地点で荷卸しを行う。
荷卸支援処理と荷積み支援処理とは類似の処理を有している。本実施形態においては、ステップS205〜S230の処理が、ステップS105〜S130と同様の処理である。以下、荷積み支援処理と異なる点を中心に説明する。配達車両はステップS100において特定済であるため、荷卸支援処理においてステップS100に相当する処理は実行されない。
ステップS200において、制御部20は、配達地点に到着したか否かを判定する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、GNSS受信部42の出力信号に基づいて配達車両の現在地を特定する。また、制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、次の作業を行うべき路順の配達地点の位置を特定する。そして、制御部20は、現在地と配達地点の位置との距離が閾値以下である場合に、配達地点に到着したと判定する。ステップS200において、配達地点に到着したと判定されない場合、制御部20は、一定期間毎にステップS200の判定を繰り返す。
一方、ステップS200において、配達地点に到着したと判定された場合、制御部20は、ステップS205以降の処理を行う。ステップS205は、ステップS105と同様の処理であるが、予定荷物の取得範囲は異なる。すなわち、図5Aに示す荷卸支援処理においては、個別の配達地点における予定荷物が取得される。具体的には、制御部20は、予定荷物情報30bを参照し、配達車両が到着した配達地点において荷卸すべき荷物50aを予定荷物として取得する。当該予定荷物は、出力部21cの機能に受け渡される。
ステップS210における比較画面の表示も、積載荷物と予定荷物との比較結果を示すための画面である。図5Bにおいては、路順01の配達地点で表示される画面を例として示している。同図5Bに示すように、画面上部には荷卸作業の画面であることを示す文字と、現在の路順、配達地点の位置、配達地点の名称が示される。また、画面中央部には、積載荷物と予定荷物とのそれぞれが表示される。図5Bに示す例において、積載荷物、予定荷物の表示態様は図3Bに示す例と同様である。図5Bは、配達地点において表示される初期の画面の例であり、この段階で最新の積載荷物は取得されていない。従って、積載荷物は直前の配達地点(または積込地点)で得られていた積載荷物である。図5Bにおいては、最初の配達地点(路順01)の例が示されているため、積載荷物は積込地点において得られていた荷物である。また、予定荷物は、ステップS205で取得された荷物である。なお、図5Bにおいては、積載荷物に含まれるが予定荷物に含まれない荷物が強調して表示されている(図においてはグレーで表記)。
画面下部には、配達車両から荷卸された荷物の合計を示す分数、配達車両から荷卸しされるべき荷物の残数(図5Bにおいては残り4)が表示される。荷物の合計を示す分数の分子は、配達車両から荷卸しされた荷物の総数であり、分母は配達地点で荷卸しされる予定の荷物の総数である。制御部20は、予定荷物情報30bを参照して配達地点において荷卸される予定の荷物の総数を取得し、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを制御して分母として表示させる。本実施形態においては、配達車両から荷卸されるべき荷物の残数が、積載荷物と予定荷物との比較結果である。図5Bに示す例においては、荷卸し作業前、すなわち積載荷物が0個であることが想定されている。そこで、制御部20は、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを制御して分子を0、残りを4と表示させる。ここでも、残り4が積載荷物と予定荷物とを比較した場合の差異である。
ステップS215,S220は、ステップS115,S120と同様であるが、ステップS220において制御部20は、配達車両が配達地点に到着した後、荷室LCの扉が開けられ、さらに閉じられることに応じて積載荷物を検出する。従って、積載荷物は、配達地点における荷卸後に荷室LCに積載された荷物である。
ステップS225における出力は、ステップS210における画面を更新することによって実施される。すなわち、制御部20は、ステップS220で検出した積載荷物と、ステップS205で取得した予定荷物とを比較し、比較結果と、積載荷物および予定荷物によって画面を更新する。すなわち、制御部20は、積載荷物と、予定荷物とを比較し、積載荷物に含まれ、予定荷物に含まれない荷物50aが荷卸を行うべき荷物であると判定する。
制御部20は、当該荷卸を行うべき荷物の数を商品名毎にカウントし、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを制御して、配達車両から荷卸しされるべき荷物の残数を更新する。また、制御部20は、配達地点で荷卸しされる予定の荷物の総数から当該残数を減じた値を、配達車両から荷卸しされた荷物の総数(分子)とし、ユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを制御して、分子を更新する。さらに、制御部20は、予定荷物に含まれないが、積載荷物に含まれる荷物をグレーで表示させる。
図6Aおよび図6Bは、画面の表示例である。本実施形態において、運転者は上述の規則に則り、荷卸作業が終了したと考えられる段階で荷室LCの扉を閉じる。制御部20は、当該扉の動作に連動して積載荷物の検出と、比較および比較結果の出力を行う。荷卸の場面においては、配達地点に配達すべき全ての荷物50aを荷卸したと運転者が考えた場合に扉を一旦閉め、配達作業後に扉を開けてユーザI/F部41のタッチパネルディスプレイを確認する。
図6Aは、荷卸忘れが生じていた場合の例である。図6Aにおいては、1個の荷物50aの荷卸忘れが生じていた場合の例を示しており、この場合、積載荷物と予定荷物との差異である残りが1個と表示される。このため、運転者は、荷室LCから残りの荷物を探して荷卸を行うことが可能である。図6Bは、積載荷物と予定荷物とが一致した場合の例である。この場合、積載荷物と予定荷物との差異である残りが0個と表示され、一致したことが示されている。運転者はこの状態を確認してから再度扉を閉じて次の配達地点へ出発する。
なお、積載荷物に含まれず、予定荷物に含まれる荷物が存在する場合、制御部20は、当該荷物を間違えて荷卸しした荷物と判定する。間違えて荷卸しした荷物が存在する場合、残りを−1などと表示することにより、積載荷物と予定荷物との差異が示されてもよい。また、積載荷物の数が予定荷物の数と一致しているが、正しい荷物ではない場合には、図6Bのような表示は行われない。例えば、1個の荷卸間違いと1個の荷卸し忘れが生じている場合、荷卸すべき荷物の数と荷卸しされた荷物の数は一致するが、作業は完了していない。この場合、残り2などと表示され、かつ、荷卸すべき荷物や荷積みすべき荷物の種類やカラーコード等が強調される構成等を採用可能である。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、積載荷物と予定荷物との比較結果を表示する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、図3B,図4A,図4B,図5B,図6A,図6Bに示す通知は一例であり、他の態様であってもよいし、通知内容の一部が省略され、または他の情報が追加されていてもよい。
上述の実施形態を構成する各システムは、機能を共有したより少ない装置で構成されても良い。このような例としては、図1に示す少なくとも1台のシステムが、他の1台以上のシステムと同一の装置で構成される例が挙げられる。例えば、配達支援システム10はナビゲーションシステムと一体の装置で構成されていても良いし、ナビゲーションシステム60の一部(例えば、現在地の取得部)の機能が配達支援システム10で実現されても良い。
むろん、配達支援システム10は、車両の任意の場所に備えられていても良いし、可搬型の端末等であっても良い。さらに、図1に示すシステムがより多数のシステムで構成されても良い。例えば、配達支援システム10の少なくとも一部がクラウドサーバで構成されても良いし、予定情報管理サーバ100がより多数のサーバで構成されても良い。
また、配達支援システム10を構成する各部(積載荷物検出部21a、予定荷物取得部21b、出力部21c)の少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。さらに、上述の実施形態の一部の構成が省略される構成や、処理が変動または省略される構成も想定し得る。例えば、荷積み支援処理、荷卸支援処理のいずれかが省略される構成が実現されても良い。
積載荷物検出部は、配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出することができればよい。すなわち、積載荷物検出部は、荷室全体を対象として、荷室に存在する荷物を検出することができればよい。検出のための方式は、ICタグを読み取り部で読み取る方式に限定されず、荷室全体を対象として荷室に存在する荷物を検出できる方式であれば任意の方式であって良い。
積載荷物は、予定荷物と比較されることによって、予定された作業通りであるか否かを判定できるように検出されれば良い。従って、上述の実施形態のように複数の荷物のそれぞれを識別可能な状態で検出される構成以外にも種々の構成が採用されてよい。例えば、荷室に存在する荷物の個数が積載荷物として検出されても良いし、荷室に存在する荷物の重量が積載荷物として検出されても良い。
予定荷物取得部は、配達地点における荷卸が終了した場合、積込地点における荷積みが終了した場合の少なくとも一方に、荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得することができればよい。すなわち、配達地点や積込地点における作業の予定は予め決まっており、作業の後に荷室に存在すべき荷物(存在しない場合(0個存在する場合)も含む)は予定荷物として予め定義される。予定荷物は、作業終了後に荷室に存在すべき荷物を示していれば良く、積載荷物の定義(計測単位等)と同様の定義で表現されていれば良い。
出力部は、配達地点と、積込地点との少なくとも一方において、積載荷物と予定荷物との比較結果を出力することができればよい。すなわち、荷室に存在する積載荷物と予定荷物とが一致しているか否か、または異なっているか否かを直接的または間接的に認識可能な状態で出力が行われればよい。従って、出力の態様は、上述の実施形態のような態様に限定されず、各種の文字、画像、数字、グラフ、音声を利用した各種の態様で出力されて良い。むろん、比較結果は、上述の実施形態のように差分で表現される構成に限定されず、例えば、積載荷物と予定荷物との双方を示すグラフや画像等を並べた表示が比較結果として表示される構成等であっても良い。
比較結果の出力態様は、種々の態様であって良い。例えば、積載荷物と予定荷物との一致や差異は、一致を示す0や差異を示すプラス、マイナスの数値に限定されず。「一致」や「荷物あり」「荷卸誤りあり」などの文字で出力されても良い。また、出力態様は、上述の実施形態のように、積載荷物と予定荷物とが一致したこと、または、両者の差異を示す態様に限定されない。例えば、音声や、警告ランプ等の出力であっても良い。
荷室の扉の開閉を検出するセンサは、開状態、閉状態の少なくとも一方を検出することができればよい。すなわち、開状態を検出するセンサにおいて、開状態であると検出されなければ閉状態であることが特定可能である。また、閉状態を検出するセンサにおいて、閉状態であると検出されなければ開状態であることが特定可能である。また、センサによる検出方式は、扉の開閉に連動してオン、オフされるスイッチに限定されない。例えば、扉の開閉に応じた明るさの変化を検出する構成や扉の開閉に応じて光照射部からの検出光が変化する様子を検出する構成等であって良く、種々の構成を採用可能である。
さらに、本発明のように、積載荷物と予定荷物との比較結果を表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…配達支援システム、20…制御部、21…配達支援プログラム、21a…荷物情報取得部、21b…予定荷物情報30b取得部、21c…表示部、21d…受付部、30…記録媒体、30a…荷物情報、30b…予定荷物情報30b、40…通信部、41…ユーザI/F部、50…読取部、50a…荷物、60…ナビゲーションシステム、100…予定荷物情報30b管理サーバ

Claims (7)

  1. 配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部と、
    配達地点における荷卸が終了した場合に前記荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部と、
    前記配達地点において、前記積載荷物と前記予定荷物との比較結果を出力する出力部と、
    を備える配達支援システム。
  2. 配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部と、
    積込地点における荷積みが終了した場合に前記荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部と、
    前記積込地点において、前記積載荷物と前記予定荷物との比較結果を出力する出力部と、
    を備える配達支援システム。
  3. 前記比較結果の出力は、
    前記積載荷物と前記予定荷物とが一致したこと、または、前記積載荷物と前記予定荷物との差異を示す出力である、
    請求項1または請求項2に記載の配達支援システム。
  4. 前記荷室の扉の開閉の少なくとも一方を検出する検出部をさらに備え、
    前記比較結果は、
    前記検出部の検出結果と連動して取得され、出力される、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配達支援システム。
  5. 前記積載荷物は、
    前記扉が開いた状態から閉じた状態に変化した場合に取得される、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の配達支援システム。
  6. コンピュータを、
    配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部、
    配達地点における荷卸が終了した場合に前記荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部、
    前記配達地点において、前記積載荷物と前記予定荷物との比較結果を出力する出力部、
    として機能させる配達支援プログラム。
  7. コンピュータを、
    配達車両の荷室に積載されている荷物である積載荷物を検出する積載荷物検出部、
    積込地点における荷積みが終了した場合に前記荷室に存在する予定の荷物である予定荷物を取得する予定荷物取得部、
    前記積込地点において、前記積載荷物と前記予定荷物との比較結果を出力する出力部、
    として機能させる配達支援プログラム。
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