JP2006127151A - 車両における備品の積み込み支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車を使用する目的に応じて、荷物の積み忘れおよび不足分調達忘れを防止する車両における備品の積み込み支援装置を提供する。
【解決手段】 車両の目的地を設定する目的地設定手段と、目的地における行動目的を取得する行動取得手段と、車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品のリストを、行動目的に基づいて出力する備品情報出力手段と、備品情報出力手段で出力された備品が車両に積み込まれたかどうかのチェックを行なう備品積み込みチェック手段と、チェックの結果として、備品情報として出力された備品に対する搭載済みとされた備品の充足および不足の少なくとも不足情報を報知する備品チェック結果報知手段と、を含むことを特徴とする車両における備品の積み込み支援装置によって提供可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両の目的地を設定する目的地設定手段と、目的地における行動目的を取得する行動取得手段と、車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品のリストを、行動目的に基づいて出力する備品情報出力手段と、備品情報出力手段で出力された備品が車両に積み込まれたかどうかのチェックを行なう備品積み込みチェック手段と、チェックの結果として、備品情報として出力された備品に対する搭載済みとされた備品の充足および不足の少なくとも不足情報を報知する備品チェック結果報知手段と、を含むことを特徴とする車両における備品の積み込み支援装置によって提供可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両の積荷の積み忘れを防止する車両における備品の積み込み支援装置に関するものである。
従来、カバンや荷物等の所持品を床や車中等に置き忘れた場合、しばらくして置き忘れたことに気づき、大慌てで置いた場所に戻ったり、車中に置き忘れた場合は交通機関に連絡をとり、該所持品に関する届出の有無の確認をとり、あれば取りに行くなど、置き忘れをした後の対応が大変であるとともに、置き忘れた物が貴重品や金銭であった場合などは取り返しのつかない事態へと発展する。
そこで、送信機と受信機を組み合わせ、送信機からの電波が受信機に届かなくなると受信機から警報を発するようにした忘れ物防止器が考案されている(特許文献1参照)。
また、積み荷に装着され、特定の信号を送出する微弱な出力の送信機と、送信機からの特定の信号を検知する信号検知手段とを備えた受信機と、信号検知手段からの検知結果により積み荷の積載状態を管理する積み荷管理手段とを備え、乗務員の積み荷管理の負担を軽減し、また、積み荷の積み込み、積み下ろし時の確認ミスを救済することを目的とした積み荷管理システムが考案されている(特許文献2参照)。
また、原子力発電所等のプラントにおける機械設備および電気設備等の検査と補修等の保全作業管理に係る保全管理装置において、作業名と作業名に対応した持ち物点検リストが表示され、作業前に持ち物の忘れ物がないかチェックすることで作業を効率よく実施する保全管理装置が考案されている(特許文献3参照)。
特許文献1の例では、車両からの荷物の降ろし忘れを防止することは可能であるが、積み込み忘れを防止することはできず、レジャー(海外旅行、つり、ゴルフ、温泉等)に行く時に持っていかなければならなかった物(パスポート、衣類、ロッド等)を忘れて、レジャーそのものを中止せざるを得なくなったり、途中で購入せざるを得なくなって無駄な出費を強いられたりして、楽しみが中途半端となってしまうことがある。
また、特許文献1の例では、複数の荷物についての忘れ物を防止する構成について十分考慮されているとはいえない。仮に荷物が複数あると送信機が荷物の数だけ必要となり、荷物の数が増えるほど忘れ物防止器に要するコストは上昇する。また、送受信に用いる電波の周波数も混信を回避するために個別の荷物において異なるものとするか、個別の荷物に割り当てる送信機に識別番号を付与して、該識別番号毎にデータの送受信(忘れ物の有無の判定)を行なう必要があり、忘れ物防止器の構成が複雑になりコスト上昇要因の一つとなる。さらに、忘れ物防止を正確に行なうためには、荷物が何個あるか(どの識別番号が有効データであるか)を受信機に記憶させておく必要があり、使用者の操作負荷が増えて使い勝手は悪くなる。
特許文献2の例では、荷物の積み込み時および積み降ろし時の確認ミスを防ぐことができるが、例えば荷物の積み込みミスがあった場合の対応にまでは言及していないので、確認ミスが発生した場合の救済はできないという問題がある。また、積荷毎に送信機の搬送周波数を変える必要があり、積荷の数が増えれば搬送周波数の管理も煩雑なものとなる。受信機も積荷に含まれる全ての搬送周波数を受信可能な構成とする必要があり、回路構成が複雑となり高価なものとなってしまう。
特許文献3の例では、プラント構内に複数の位置信号発信器が一定間隔で配設されていて、それぞれから位置信号が発信されている。そして、作業員が携帯するガイド装置は、位置信号発信器から受信した作業名と持ち物点検リストが表示され、これを確認すると目的地までの経路が表示される。この内容は、作業員の通過によりそれぞれの位置信号発信器から位置信号により順次更新される。この構成では、作業名と持ち物点検リストを記憶した位置信号発信器が必要となり、同種の構成をプラント構外で実現しようとすると、位置信号発信器および位置信号発信器の設置のための費用は膨大なものとなる。
また、位置信号発信器の発する電波の到達範囲は限られているので、ある施設に位置信号発信器を設置した場合、電波の到達範囲は当該施設の周辺に限られる。当該施設を利用したい人がガイド装置を所持していたとしても、持ち物点検リストが表示されるのは当該施設に到達したときと見なしてよく、目的地に着いて始めて忘れ物をしたことに気づいても、当該施設あるいはその近辺で忘れ物を調達できなければガイド装置を所持する意味はない。さらに、持ち物点検リストと照合を行なうのは作業員自身であるため、照合ミスが発生することも有り得る。
上記事情を背景とし、本発明の課題は、車を使用する目的に応じて、荷物の積み忘れ、および不足分調達忘れを防止する車両における備品の積み込み支援装置を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するための車両における備品の積み込み支援装置を提供するものである。即ち、請求項1によれば、車両の目的地を設定する目的地設定手段と、目的地における行動目的を取得する行動目的取得手段と、車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品のリストを、行動目的に基づいて出力する備品情報出力手段と、備品情報出力手段で出力された備品が車両に積み込まれたかどうかのチェックを行なう備品積み込みチェック手段と、チェックの結果として、備品情報として出力された備品に対する搭載済みとされた備品の充足および不足の少なくとも不足情報を報知する備品チェック結果報知手段と、を含むことを特徴とする車両における備品の積み込み支援装置として構成される。
本構成によって、目的地での行動に応じて車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品の情報を自動抽出して、車両に積み込まれたかどうかをチェックするため、車両への積み込み段階での備品の積み込み忘れを防止することができる。また、従来技術のような施設毎に位置信号発信器を設置する必要はないため、低コストで本発明の備品の積み込み支援装置を実現することが可能となる。
請求項2によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、積み込まれる備品には該備品を識別可能な備品識別情報を記憶する備品識別情報記憶手段と、備品識別情報を送信する備品識別情報送信手段を含み、備品積み込みチェック手段は、備品識別情報を受信する備品識別情報受信手段と、備品識別情報を受信した場合に当該備品が車両に搭載されたと判断して当該備品の搭載情報を生成する搭載情報生成手段と、生成された備品の搭載情報と備品情報出力手段が出力した備品リストとを比較する比較手段とを備え、備品チェック結果報知手段は、比較された結果である、備品リストに含まれている備品であって、備品の搭載情報には含まれていない備品を不足情報として報知する構成をとることができる。
上記構成では、車両への積み込み時に自動的に搭載情報が生成されるため、利用者の操作を全く必要とせず、手入力によるチェックの際に発生しやすい入力忘れが起きない。行動目的さえ設定すれば、車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品のリストおよび搭載情報の生成から、備品のリストと搭載情報との比較まで自動的に行なわれる。そして、積み込み忘れが発生した場合には、不足情報して報知されるため、結果として備品の積み込み忘れを防止することができる。また、備品のリストと搭載情報との比較は自動的に行なわれるので、人手による照合を行なう場合のように照合漏れ,照合ミスは発生しない。
請求項3によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置における備品識別情報記憶手段および備品識別情報送信手段は無線ICタグに含まれ、備品識別情報は備品識別情報記憶手段に記憶される無線ICタグ情報に含まれ、備品識別情報受信手段は無線ICタグ情報を読み取る無線ICタグリーダである構成をとることができる。本構成によって、無線ICタグの送信部(備品識別情報送信手段)は従来技術のように電源や異なる搬送周波数を必要としないので、小型化・軽量化が可能となり、製造コストも低減できる。また、無線ICタグは小型のため貼付する物品の制約が少ないので、積み忘れを検出可能な備品の対象範囲を大きくできる。なお、無線ICタグで使われる技術は、RFID(Radio Frequency IDentification:電波方式認識)と呼ばれる自動認識システムで、アンテナを備えたリーダライタによって、RFタグ(無線ICタグ)内の情報を瞬時に読み書きするものである。
請求項4によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、不足情報に含まれる備品について、調達先の所在地情報を検索する調達先検索手段を含む構成をとることができる。本構成によって、積み込み時に準備できなかった備品あるいは積み込み忘れた備品についての処置(目的地へ行く途中で調達するか否か)を使用者が選択することができ、目的地へ行く予定をキャンセルする必要はなくなる。また、不足する備品を調達可能な、目的地へ行く途中の最寄りの施設を検索することが可能となる。
請求項5によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、車両の現在位置から目的地までの経路を設定し、車両を目的地まで誘導する経路誘導手段と、調達先検索手段により検索された調達先の所在地に車両を誘導する調達支援手段を含む構成をとることができる。本構成によって、検索された調達先までの経路誘導を行なうことができるので、使用者は効率よく不足する備品の調達を行ないながら目的地へ到達することができる。
請求項6によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、行動目的が目的地と関連付けられて記憶される行動情報記憶手段を含む構成をとることができる。本構成によって、目的地における行動を効率よく設定することが可能となる。
請求項7によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、備品が行動目的と関連付けられて記憶される備品情報記憶手段を含む構成をとることができる。本構成によって、目的地における行動に必要な備品を効率よく調べることができる。
請求項8によれば、本発明の車両における備品の積み込み支援装置は、調達先が備品と関連付けられて記憶される調達先情報記憶手段を含む構成をとることができる。本構成によって、不足した備品がある場合に効率よく調達できる。
車を使用する目的に応じて、荷物の積み忘れ、および不足分調達忘れを防止する車両における備品の積み込み支援装置を提供するという目的を、行動目的に対応する備品リストと備品に含まれるRFタグ情報を読み込んで得られる搭載備品リストとを比較し、不足品を目的地途中で調達可能なように経路案内するナビゲーション装置により実現した。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いながら説明する。図1は、本発明の車両における備品の積み込み支援装置を車両用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置と略称することもある)を用いて構成したブロック図である。車両用ナビゲーション装置としてもよい。ナビゲーション装置100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行なうスピーカ15,半導体記憶装置9,表示装置10,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12(本発明の目的地設定手段),ハードディスク装置(HDD)21を備えている。
位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,ジャイロスコープ3,距離センサ4,および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器6は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを記憶媒体20から入力するための装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。
操作スイッチ群7(本発明の目的地設定手段)は、例えば表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置10の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。また、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。これら操作スイッチ群7およびリモコン端末12によって、種々の指示を入力することが可能である。
操作スイッチ群7およびリモコン端末12の他に、音声認識ユニット30を用いて種々の指示を入力することも可能である。これは、音声認識ユニット30に接続されるマイク31から音声を入力することによって、その音声信号を周知の音声認識技術により音声認識処理して、その結果に応じた操作コマンドに変換するものである。
送受信機13は、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)センタ14から道路交通情報を受信するための装置である。
また、通信ユニット19に携帯電話機17あるいは自動車電話機等の移動体通信機器を接続することによっても、外部ネットワークとの接続が可能で、インターネット等に接続することができる。さらに、ETC(自動料金収受システム,ETC:Electronic Toll Collection)車載器16と通信することにより、ETC車載器16がETC路上器から受信した、料金情報などを本ナビゲーション装置100に取り込むことができる。また、ETC車載器16によって外部ネットワークと接続することも可能である。これら携帯電話機17あるいはETC車載器16を介してVICSセンタ14との通信を行なう構成をとってもよい。
制御回路8(本発明の目的地設定手段,行動目的選択手段,備品情報出力手段,備品積み込みチェック手段,搭載情報生成手段,比較手段,調達先検索手段,経路誘導手段,調達支援手段)は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、HDD21に記憶されたナビプログラム21pおよびデータにより制御を行なう。また、HDD21へのデータの読み書きの制御はCPU81によって行なわれる。
HDD21に地図データを記憶する構成をとってもよい。また、HDD21には経路案内の補助情報や娯楽情報、その他にユーザが独自にデータを書き込むことができる。これらのデータは、操作スイッチ群7およびリモコン端末12の操作あるいは音声入力によって内容の書き換えが可能である。また、地図データ入力器6を用いて記憶媒体20から地図データ等を読み込んでHDD21の内容を更新することも可能である。また、車内の他の制御装置との間でデータの遣り取りを行なう車内LAN(Local Area Network)22を介して受信したデータを記録する構成をとってもよい。
半導体記憶装置9(本発明の行動情報記憶手段,備品情報記憶手段,調達先情報記憶手段)はRAMまたはフラッシュROM等の書き換え可能な半導体によって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、半導体記憶装置9は、車両のアクセサリスイッチがオフ状態(即ち、ナビゲーション装置100がオフ状態)になっても、記憶内容が保持されるようになっている。
また、半導体記憶装置9の代わりにナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをHDD21に記憶してもよい。さらに、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータを半導体記憶装置9とHDD21に分けて記憶してもよい。この場合、HDD21よりも半導体記憶装置9へのアクセス速度の方が速いため、読み書きの頻度が比較的多いものを半導体記憶装置9に記憶し、読み書きの頻度が比較的少ないものをHDD21に記憶するとよい。半導体記憶装置9に記憶された内容をHDD21にバックアップ保存するようにしてもよい。
表示装置10(本発明の備品チェック結果報知手段)はカラー液晶表示器により構成されており、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両の現在位置マークと、記憶媒体20から入力された地図データと、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとを重ね合わせて表示すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行なうためのメニューボタンが表示される。
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム21pが起動されると、運転者が操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
即ち、運転者が表示装置10上の地図に基づいて目的地を入力すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在位置が求められ、該現在位置から目的地までの最適な経路を求める処理が行われる。そして、表示装置10上の道路地図に誘導経路を重ねて表示し、運転者に適切な経路を案内する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示装置10およびスピーカ15の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行なう。
RFタグリーダ24(本発明の備品識別情報受信手段)はRFタグ25(本発明の備品識別情報記憶手段,備品識別情報送信手段)に含まれるRFタグ情報(備品識別情報)を読み取るもので、ICチップとアンテナから構成され固有のIDを有するRFタグ25と無線により交信して情報の交換を行なう。また、RFタグ25は、非接触ICチップを使った記憶媒体とアンテナを埋め込んだプレート(タグ)である。RFタグ25のICチップの駆動用電源は、RFタグリーダ24のアンテナを通じて電磁誘導により与えられる。RFタグ25が電池を内蔵する場合もある。RFタグ25を構成するICチップには、読み出し専用もしくは書き換えが可能な記憶装置が内蔵され、取り付けた備品の備品識別情報などが記憶されている。
次に、忘れ物チェック(積み忘れ防止)処理について図2のフロー図および図3から図8の表示装置10における画面表示例を用いて説明する。なお、本処理はナビプログラム21pにおいて他の処理とともに繰り返し実行される。図2において、まず備品を積み込んで乗車する等の出発準備を行なう(S1)。
次いで、ナビゲーション装置(以下、ナビと略称することもある)100を起動して(S2)、目的地の設定を行なう(S3)。目的地の設定はナビゲーション装置の周知の機能であるため詳細な説明は割愛するが、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、図3のように目的地を設定する画面を表示させ、場所あるいは施設の名称,場所あるいは施設の住所,場所あるいは施設の電話番号等から目的地を設定する。
忘れ物チェック機能を使用するように設定されていない場合(S4:No)は、本処理を終了して通常の経路案内を行なう。なお、忘れ物チェック機能を使用するか否かは使用者によって設定可能である。操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって図示しない機能設定画面を表示させ、該画面表示から忘れ物チェック機能を使用するか否かを設定する項目を表示させて設定を行なう。設定内容はHDD21あるいは半導体記憶装置9に記憶される。
一方、忘れ物チェック機能を使用するように設定されている場合(S4:Yes)は、目的地での行動目的を設定する(S5)。図4の例は、目的地に○○公園を選択した場合に表示装置10の画面表示例である。図9のように、行動目的は場所あるいは施設に関連付けられてHDD21あるいは半導体記憶装置9に記憶されている。また、記憶媒体20に地図データと関連付けて記憶してもよい。図9の例では、○○公園には、テニス,サッカー,バーベキューが行動目的として記憶されているが、これは○○公園に含まれる施設に応じて記憶されていて、例えばテニスコートのない公園にはテニスは行動目的としては記憶されない。
なお、目的地がプール、テニスコートなど施設自体がその行動目的を限定できる場合は、目的地での行動目的を設定する画面が表示されず、次のステップS6に移行して必要な備品(持ち物)のリストを表示装置10に表示してもよい。
行動目的が設定されると、テニスを選択した場合は図5のように必要な備品(持ち物)のリストが表示装置10に表示され(S6)、RFタグリーダ24に指令を送り、備品のRFタグ情報を読み込む(S7)。備品のRFタグ情報には、品名,個数(パッケージ品の場合)等が含まれる。なお、図10のように、行動目的に対応して必要となる備品は、行動目的に関連付けられてHDD21あるいは半導体記憶装置9に記憶されている。
備品のRFタグ情報の読み込みが完了すると、読み込まれたRFタグ情報から搭載備品リストを作成して、表示装置10に表示されている備品(持ち物)のリストと内容を比較する(S8)。備品(持ち物)のリストに含まれているが搭載備品リストに含まれていない備品(不足品)がある場合(S9:Yes)、図6のように、表示装置10の画面上に不足品がある旨を表示する。図6の例ではテニスボールが不足(未搭載)であることが示され、不足する備品については点滅あるいは反転表示を行なったり搭載済みの備品と表示色を変える等して、使用者が気づき易くする。
図6の例ではテニスボールが不足しているため、表示装置10の画面上の「テニスボール」が点滅表示している。このとき、「テニスボール」をタッチ(選択)すると、図7のように不足品の処置について選択する画面が表示される。図7の画面上で「積み込む」を選択すると(S10:Yes)、単なる積み込み忘れと判断され、図6の画面表示に戻り積み込みが完了(テニスボールのRFタグ情報の読み取りが完了)する(S11)と「テニスボール」の点滅表示が通常表示に戻る。
図7の画面上で「途中で調達する」をタッチ(選択)すると(S10:No)、図8のように、車両の現在位置と目的地の間、望ましくは現在位置から目的地までの案内経路から所定の距離以内にある、不足品(搭載忘れ品)を調達可能な店舗の一覧を表示装置10の画面上に表示する(S12)。図8の表示画面上で「△△店」をタッチ(選択)すると、現在位置から△△店を経由して目的地へ到達するための案内経路が検索される(S13)。
そして、ステップS9に戻り、他にも不足品がある場合(S9:Yes)には上述したステップS10からS13までの処理を行ない、他に不足品がない場合(S9:No)は、本処理を終了して目的地までの経路を案内する処理へ移行する。
図11のように、備品と該備品を調達可能な店舗の一覧はHDD21あるいは半導体記憶装置9に記憶されている。また、記憶媒体20に地図データと関連付けて記憶してもよい。
場所あるいは施設に関連付けられる行動目的(図9参照)は、場所あるいは施設の構成が変われば内容が変化する。また、行動目的に対応して必要となる備品(図10参照)も、改良あるいは技術革新等により変化する。さらに、備品を調達可能な店舗の一覧(図11参照)も店舗の取扱品目の変化により変わる。そこで、これら行動目的,備品,店舗の一覧を外部ネットワークを介して接続される情報センタ,サーバ,サイト等からダウンロードして更新可能な構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 位置検出器
6 地図データ入力器
7 操作スイッチ群(目的地設定手段)
8 制御回路(目的地設定手段,行動目的選択手段,備品情報出力手段,備品積み込みチェック手段,搭載情報生成手段,比較手段,調達先検索手段,調達支援手段)
9 半導体記憶装置(行動情報記憶手段,備品情報記憶手段,経路誘導手段,調達先情報記憶手段)
10 表示装置(備品チェック結果報知手段)
12 リモコン端末(目的地設定手段)
15 スピーカ
21 HDD(ハードディスク装置)
24 RFタグリーダ(備品識別情報受信手段)
25 RFタグ(無線ICタグ:備品識別情報記憶手段,備品識別情報送信手段)
30 音声認識ユニット
31 マイク
100 ナビゲーション装置
6 地図データ入力器
7 操作スイッチ群(目的地設定手段)
8 制御回路(目的地設定手段,行動目的選択手段,備品情報出力手段,備品積み込みチェック手段,搭載情報生成手段,比較手段,調達先検索手段,調達支援手段)
9 半導体記憶装置(行動情報記憶手段,備品情報記憶手段,経路誘導手段,調達先情報記憶手段)
10 表示装置(備品チェック結果報知手段)
12 リモコン端末(目的地設定手段)
15 スピーカ
21 HDD(ハードディスク装置)
24 RFタグリーダ(備品識別情報受信手段)
25 RFタグ(無線ICタグ:備品識別情報記憶手段,備品識別情報送信手段)
30 音声認識ユニット
31 マイク
100 ナビゲーション装置
Claims (8)
- 車両の目的地を設定する目的地設定手段と、
前記目的地における行動目的を取得する行動目的取得手段と、
前記車両に搭載して携行することが必要なまたは望ましい備品のリストを、前記行動目的に基づいて出力する備品情報出力手段と、
前記備品情報出力手段で出力された備品が前記車両に積み込まれたかどうかのチェックを行なう備品積み込みチェック手段と、
前記チェックの結果として、前記備品情報として出力された備品に対する搭載済みとされた備品の充足および不足の少なくとも不足情報を報知する備品チェック結果報知手段と、
を含むことを特徴とする車両における備品の積み込み支援装置。 - 前記積み込まれる備品には該備品を識別可能な備品識別情報を記憶する備品識別情報記憶手段と、前記備品識別情報を送信する備品識別情報送信手段を含み、
前記備品積み込みチェック手段は、前記備品識別情報を受信する備品識別情報受信手段と、前記備品識別情報を受信した場合に当該備品が前記車両に搭載されたと判断して当該備品の搭載情報を生成する搭載情報生成手段と、前記生成された備品の搭載情報と前記備品情報出力手段が出力した備品リストとを比較する比較手段とを備え、
前記備品チェック結果報知手段は、前記比較された結果である、前記備品リストに含まれている備品であって、前記備品の搭載情報には含まれていない備品を前記不足情報として報知するものである請求項1に記載の車両における積み込み支援装置。 - 前記備品識別情報記憶手段および前記備品識別情報送信手段は無線ICタグに含まれ、前記備品識別情報は前記備品識別情報記憶手段に記憶される無線ICタグ情報に含まれ、前記備品識別情報受信手段は前記無線ICタグ情報を読み取る無線ICタグリーダである請求項2に記載の車両における積み込み支援装置。
- 前記不足情報に含まれる備品について、調達先の所在地情報を検索する調達先検索手段を含むものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両における積み込み支援装置。
- 前記車両の現在位置から前記目的地までの経路を設定し、前記車両を前記目的地まで誘導する経路誘導手段と、前記調達先検索手段により検索された調達先の所在地に前記車両を誘導する調達支援手段を含むものである請求項4に記載の車両における積み込み支援装置。
- 前記行動目的が前記目的地と関連付けられて記憶される行動情報記憶手段を含むものである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両における積み込み支援装置。
- 前記備品が前記行動目的と関連付けられて記憶される備品情報記憶手段を含むものである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両における積み込み支援装置。
- 前記調達先が前記備品と関連付けられて記憶される調達先情報記憶手段を含むものである請求項4ないし7のいずれか1項に記載の車両における積み込み支援装置。
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2004
- 2004-10-28 JP JP2004314551A patent/JP2006127151A/ja not_active Withdrawn
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