JP2005329110A - 監視機能付入浴装置 - Google Patents

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俊之 高垣
Tsutomu Uchida
力 内田
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Abstract


【課題】
入浴装置の構成部品寿命による故障予測を行い、部品故障等の不具合が発生する以前に部品交換作業を行い、入浴装置が使用不能になるといった不都合な事態を回避し、安全性を向上させた監視機能付入浴装置を提供すること。
【解決手段】
身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置1において、該入浴装置1の作動回数又は作動時間を監視する作動監視手段2と、該作動監視手段2の監視情報を記憶する情報記憶手段3とを具備し、作動監視手段2を、入浴装置1に配設されるポンプ群、電磁弁群、電動温調バルブ群、モーターバルブ群、水位センサ群、温度センサ群、リミットスイッチ群、モーター群の複数部品群のうち、少なくとも一つ以上の部品群に含まれる各部品の作動回数又は作動時間を計数するものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置(車椅子用入浴装置、順送式入浴装置、シャワー入浴装置、リフト入浴装置等)の作動情報及び異常情報を監視し記憶する監視機能付入浴装置に関するものである。
従来から身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置として、車椅子用入浴装置(例えば、特許第3377341号)、順送式入浴装置(例えば、特許第3403316号)、シャワー入浴装置(例えば、特開2004−41583)、リフト入浴装置(例えば、特開平11−019163)といった種々のタイプの入浴装置が提案されている。
しかしながら、前記種々の介護用の入浴装置において、入浴装置の作動回数又は作動時間を常時監視し計数記憶する手段を有する入浴装置は未だ提案されていない。
又、例えば、特許第3403316号に浴槽内の湯温が入浴に適さない温度になると、禁止機能が作動して、浴槽昇降機を作動させ、浴槽を下降させ、入浴者を湯から脱浴させる安全機能を備えた安全機能付浴槽が開示されているが、該浴槽は発生した異常情報を記憶保存しておく手段を具備しないものである。
特許第3377341号 特許第3403316号 特開2004−41583 特開平11−019163
前記した従来の介護用の入浴装置においては、入浴装置の作動回数又は作動時間を監視し記憶する手段を有していないので、入浴装置に含まれる構成部品の部品寿命による故障予測を行うことは不可能であり、従って予期しない部品故障により突如入浴装置が使用不能になるといった深刻な問題が発生していた。そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、入浴装置の作動回数又は作動時間を監視し記憶することで、入浴装置の構成部品寿命による故障予測を行い、部品故障等の不具合が発生する以前に部品交換作業を行い、入浴装置が使用不能になるといった不都合な事態を回避し、安全性を向上させた監視機能付入浴装置を提供することを第一の目的とする。
又、従来の介護用の入浴装置は、装置に発生した異常情報を記憶する手段を具備していない為、例えば、再現性の低い異常が発生した場合には、該異常発生を確認し異常原因を究明するメンテナンス作業に多大なる労力と時間を要するといった問題が生じていた。そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、入浴装置の作動状態を監視し、入浴装置に発生した異常情報を検出し記憶し、再現性の低い異常情報も確実に検出しメンテナンス作業に要する労力を軽減させ、利便性を向上させた監視機能付入浴装置を提供することを第二の目的とする。
上記第一の目的を実現する為、本発明は、身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置1において、該入浴装置1の作動回数又は作動時間を監視する作動監視手段2と、該作動監視手段2の監視情報を記憶する情報記憶手段3とを具備した。
又、上記第二の目的を実現する為、本発明は、入浴装置1の作動状態を監視して異常発生を検出する異常発生検出手段13と、該異常発生検出手段13により検出された異常情報を記憶する異常情報記憶手段14とを具備した。
そして、身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置1の実施形態を、浴槽4と貯湯槽5とを有し、車椅子に着座した入浴者を浴槽4内に進入させた後、貯湯槽5から浴槽4内へ湯水を移送させ、入浴者を入浴状態にするものとした。
又、入浴装置1の他の実施形態を、浴槽4と、該浴槽4内に設けられ入浴者の仰臥した担架を支持する支持台6と、浴槽4又は支持台6を昇降させる昇降手段7とを有するものとした。
更に、入浴装置1の他の実施形態を、受槽8と、該受槽8の上方に入浴者の身体の少なくとも一部を覆い収容するカバー部9とを有し、内部にシャワー吐出手段10を備えるものとした。
更に、入浴装置1の他の実施形態を、入浴者の着座した車椅子を、浴槽4内外へ移動させる移動手段11を有するリフト入浴装置とした。
作動監視手段2の実施形態を、入浴装置1に設けられるポンプ群、電磁弁群、電動温調バルブ群、モーターバルブ群、水位センサ群、温度センサ群、リミットスイッチ群の複数部品群のうち、少なくとも一つ以上の部品群に含まれる各部品の作動回数又は作動時間を計数する構成とした。
情報記憶手段3により記憶された情報に従って報知を行う第一の報知手段12と、異常情報記憶手段14により記憶された情報に従って報知を行う第二の報知手段15を具備した。
情報記憶手段3及び/又は異常情報記憶手段14によって記憶された情報を外部へ出力する情報外部出力手段16を具備した。
本発明は、身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置1において、該入浴装置1の作動回数又は作動時間を監視する作動監視手段2と、該作動監視手段2の監視情報を記憶する情報記憶手段3とを具備する構成としたから、入浴装置1の経年使用に起因する入浴装置の構成部品の劣化による故障予測が可能となり、部品の劣化故障等の不具合が発生する以前に部品交換のメンテナンス作業を行うのに適した時機を容易に把握できる。
従って、計画的に部品交換その他の修理が行え、前記時機に部品交換を行えば、入浴装置に含まれる部品が劣化故障することにより入浴装置が突如使用不能になるといった不都合な事態を回避することができる。
本発明は、入浴装置1の作動状態を監視して異常発生を検出する異常発生検出手段13と、該異常発生検出手段13により検出された異常情報を記憶する異常情報記憶手段14とを具備する構成としたから、入浴装置に発生する再現性の低い異常情報も確実に検出し記憶しておくことができ、異常発生に対する迅速且つ的確な対応が可能となる。従来装置においては、例えば、再現性の低い異常が発生した場合には、該異常発生を確認し異常原因を究明しメンテナンス作業を行うのに多くの労力と時間を費やしていたが、本発明ではその労力及び時間を大幅に低減でき、メンテナンス作業の効率を向上できる。
又、部品の劣化故障以外の異常発生原因も迅速に検出することで、入浴装置が長時間使用不能状態になるといった事態を防止することができ、或いは、入浴装置に発生した異常に気付くことなく入浴装置を継続使用した結果、入浴者に不快感や危害を与えてしまうといった好ましくない事態に至るのを防止でき、安全性を向上させることができる。
本発明は、作動監視手段2を、入浴装置1に配設されるポンプ群、電磁弁群、電動温調バルブ群、モーターバルブ群、水位センサ群、温度センサ群、リミットスイッチ群、モーター群の複数部品群のうち、少なくとも一つ以上の部品群に含まれる各部品の作動回数又は作動時間を計数する構成としたから、故障等の不具合が発生する以前に部品交換を行うことが容易であり、部品交換を行うことで、入浴装置1に含まれる部品が劣化故障することによる、入浴装置1が使用不能になるといった不都合な事態を回避することができる。
又、前記計数に基づいて適切な時機に部品交換作業を行うことで、入浴者に不快感や危害を与える不都合な事態、例えば、入浴装置1に配備される湯水の温度を検知する温度センサが故障したままの状態で入浴装置1を誤って使用し設定温度範囲から外れた高温の湯水を浴槽4へ移送してしまう事態を未然に防ぐことができ、入浴者に火傷等の損傷を与えてしまうといった危険な事態を回避することができ、安全性を向上させることができる。
本発明は、情報記憶手段3により記憶された情報に従って報知を行う第一の報知手段12を具備したものであるから、作動監視手段による作動回数又は作動時間の計数結果を報知、例えば操作パネルに表示させることで、使用者等が各部品の作動回数又は作動時間の状況を容易に確認可能となる。
又、耐久試験データ値に対する計数値の割合が所定値以上になると注意を促す音又は光を発生し介助者に部品交換の時期が近づいている旨の報知等を行うことで、どの部品の作動回数又は作動時間が部品の耐久試験データ値(寿命値)に近づいているかといった情報を故障以前に確認でき、部品交換等を行うのに適した時機を容易に把握でき、部品交換処置を迅速に行うことができる。
本発明は、異常情報記憶手段14により記憶された情報に従って報知を行う第二の報知手段15を具備したものであるから、異常情報記憶手段による異常情報の履歴を報知、例えば操作パネル等に表示させるものとした場合、当該表示から何時(年月日及び時刻)如何なる内容の異常発生が起こったのかを容易に確認でき、異常発生に対する迅速な対応処置が可能となる。又、異常情報が発生した場合に警告音等を発生するようにしたものでは、当該警告音によって使用者に異常発生の旨を的確に知らせることができる。
本発明は、情報記憶手段3によって記憶された情報を外部へ出力する情報外部出力手段16を具備するものであるから、入浴装置1が設置されている福祉施設・病院等へ出向くことなく、遠隔地から入浴装置1に係る作動情報を入手、確認でき、作動情報入手に要する作業時間の短縮を図ることが可能となる。
又、複数施設に分散設置されている同機種の入浴装置1に係る作動情報を容易に入手・分析することができる。例えば、或一機種の入浴装置1について入手した作動情報を系統的に集計分析することによって、部品交換の時期が迫っている前記入浴装置1が納入設置されている施設等を容易に把握、管理でき、部品交換対象となる入浴装置1を保持する施設への部品交換のアナウンス連絡が効率的且つ能率的に実施でき、好都合である。
又、本発明は、異常情報記憶手段14によって記憶された情報を外部へ出力する情報外部出力手段16を具備するものであるから、例えば、遠隔地から或一つの施設内の入浴装置1で発生した異常情報を入手した場合には、同様の異常が他の施設に設置されている同機種の入浴装置1にも発生していないか等について早急に調査できるといった利点がある。
入浴装置の構成部品寿命による故障予測を行い、部品故障等の不具合が発生する以前に部品交換作業を行い、入浴装置が使用不能になるといった不都合な事態を回避し、安全性を向上させた監視機能付入浴装置を提供するという第一の目的を、介護用の入浴装置において、該入浴装置の作動回数又は作動時間を監視する作動監視手段と、該作動監視手段の監視情報を記憶する情報記憶手段とを具備することにより実現した。
又、再現性の低い異常情報を確実に検出しメンテナンス作業に要する労力を軽減させ、利便性を向上させた監視機能付入浴装置を提供するという第二の目的を、入浴装置1の作動状態を監視して異常発生を検出する異常発生検出手段13と、該異常発生検出手段13により検出された異常情報を記憶する異常情報記憶手段14とを具備することにより実現した。
以下、本発明の実施例1を図1及び図2を参照して説明する。
図1は入浴装置1の電気的構成を示すブロック図、図2は入浴装置1の配管系統を示す図である。
はじめに、図2を参照して実施例1の入浴装置1の配管系統に係る構成を説明する。入浴装置1は浴槽1と貯湯槽5とからなり、貯湯槽5の吸入口26と浴槽4の給湯口27とはポンプ28を介して給湯配管29にて連通接続される。入浴装置1は、図示しない身障者又は高齢者(以下入浴者という)の着座した車椅子を浴槽4内に挿入した後、ポンプ28で、貯湯槽5に貯湯された湯水を浴槽4へ移送させ、入浴者を入浴状態にするものである。
湯水供給源47a・47bから供給される湯水を貯湯槽5へ導く配管として、配管17と配管18の二系統の配管が配設される。配管17は、貯湯用の配管17aの途中で排湯用の配管17bが分岐延設される。配管18は、該配管18の途中で配管19が分岐延設され、更に、該配管19は先端部にてハンドシャワー20が接続される配管19aと、排湯用の配管19bとに分岐延設される。尚、図示を省略するが、一箇所に設けられた湯水供給源から配管17と配管18の二系統の配管を分岐延設するよう構成しても良く、又、一系統の配管17のみを貯湯用配管に用いても勿論良い。
配管17aに、該配管17aの上流側から順に電動温調バルブ21a、温度センサ22a、給湯用の電磁弁23aが、配管17bには排湯用の電磁弁23bがそれぞれ装着される。同様に配管18に、該配管18の上流側から順に電動温調バルブ21b、温度センサ22b、給湯用の電磁弁24が装着される。前記配管19aにはハンドシャワー用の電磁弁25aが、配管19bには排湯用の電磁弁25bがそれぞれ装着される。
吸入口26とポンプ28の吸込口側を接続する給湯配管29aにモーターバルブ30aが配設され、ポンプ28の吐出口側と給湯口27とを接続する給湯配管29bにモーターバルブ30bが配設される。モーターバルブ30aの下流側の給湯配管29aから給排湯配管33が分岐して設けられ、給排湯配管33は中途位置において分岐し浴槽4の給排湯口34に接続される。給排湯配管33にはモーターバルブ30c及び排湯用のモーターバルブ30dが配設される。モーターバルブ30bの上流側の給湯配管29bに排湯配管35が分岐して設けられ、該排湯配管35に排湯用のモーターバルブ30eが設けられる。
浴槽4には四基の噴流ノズル40a・40b・40c・40dが配設され、四基の噴流ノズル40a・40b・40c・40dは、モーターバルブ30bの上流側の給湯配管29bからそれぞれ分岐延出された噴流配管41a・41b・41c・41dに接続されている。噴流配管41a・41b・41c・41dには、それぞれ電磁弁42a・42b・42c・42dが配設されている。
前記モーターバルブ30aの上流側の給湯配管29aから残湯排出配管31が分岐延設され、該配管31に電磁弁32が装着される。電磁弁32には非通電時に開弁し、通電時に閉弁するノーマルオープン型の電磁弁を用いている。従って、入浴装置1の電源がONになっている時、電磁弁32は常時閉弁状態となるが、入浴装置1の電源がOFFになると自動的に開弁状態となり、貯湯槽5内及び貯湯槽5の吸入口26とモーターバルブ30aの上流側とに亘る給湯配管29a内に滞留した残湯水は、入浴装置1の電源がOFFになると残湯排出配管31を経由して入浴装置1外へ自動的に排出される。尚、電磁弁32にはラッチ型の電磁弁を用いてもよい。
浴槽4には入浴者の肩に向かって湯水を噴出する肩掛けシャワーノズル43a・43bが回動自在に取着される。前記肩掛けシャワーノズル43a・43bと浴槽4の底壁に設けられた浴湯吸入口44とは肩掛けシャワー用ポンプ45を介して配管46で接続される。肩掛けシャワー用ポンプ45の吐出口側における配管46に肩掛けシャワーノズル43から吐出される湯水の吐出量を手動にて調整する流量調節バルブ48が装備される。
貯湯槽5の側壁下方位置に貯湯槽5内に貯湯された湯水の湯温を検知する温度センサ36が固着され、側壁の下方・上方位置にはそれぞれ二基の水位センサ(静電容量型近接センサ)37a・37bが配備される。
浴槽4の側壁下方位置に浴槽4内の湯水の湯温を検知する温度センサ38が、浴槽4内部には6基の水位センサ39a・39b・39c・39d・39e・39f(具体的には、静電容量型近接センサ)が配設される。前記6基の水位センサ39群は、入浴装置1が設置される床面を基準面として水位センサ39a<39b<39c<39d<39e<39fの高さ位置の順序で固着されている。水位センサ39aは浴槽4内の下限水位を、水位センサ39bはポンプ28の作動を許容する浴槽4内の水位を、水位センサ39fは浴槽4内の上限水位を検出するためのものである。水位センサ39c・39d・39eはそれぞれ浴槽4内の水位を「低」・「中」・「高」レベルとして検出するものである。
図1に示すように前述した入浴装置1に配設される電磁弁群(23a・23b、24、25a・25b、32、42a乃至42d)、温度センサ群(22a・22b、36、38)、水位センサ群(37a・37b、39a乃至39f)、ポンプ群(28・45) 、モーターバルブ群(30a乃至30e)、電動温調バルブ群(21a・21b)に含まれる各部品のON/OFF信号は制御部49に送信され、制御部49にて作動が制御される。
入浴装置1の電源をONになすと、モーターバルブ30b・30c・30d・30eを除く入浴装置1に係る全てのモーターバルブ群及び電磁弁群が閉弁される初期状態に設定される。
前記制御部49は、作動監視手段2としての作動監視部50を有している。前記作動監視部50は、前記電磁弁群・温度センサ群・水位センサ群・ポンプ群・モーターバルブ群・電動温調バルブ群に含まれる各部品の作動回数を計数する電磁弁群作動回数計数部51・温度センサ群作動回数計数部52・水位センサ群作動回数計数部53・ポンプ群作動回数計数部54・モーターバルブ群作動回数計数部55・電動温調バルブ群作動回数計数部56とから構成される。
電動温調バルブ21a・温度センサ22a・電磁弁23a・23bの作動を一例にして作動回数の計数方法を説明すると、電動温調バルブ群作動回数計数部56が電動温調バルブ21aの、温度センサ群作動回数計数部52が温度センサ22aの、電磁弁群作動回数計数部51が電磁弁23a・23bのON作動時毎に回数をそれぞれ計数する。
例えば、入浴装置1に配備される図示しない自動貯湯スイッチが押下され貯湯が開始すると、排湯用の電磁弁23bが開弁され(作動回数が計数され計数値が増加)、電動温調バルブ21aのサーモバルブが貯湯槽5に貯湯すべき湯の設定温度に移動され(作動回数が計数され計数値が増加)、湯水供給源47aから供給される湯水は配管17aを流れ配管17bを経由して排出される。配管17a内を流れる湯水が温度センサ22aの配設位置に達すると、温度センサ22aが
ON作動し(作動回数が計数され計数値が増加)、湯水の温度が検知される。
上記排出作動中に温度センサ22aが、所定時間(=具体的には5秒以上)連続して配管17a内を流れる湯温が設定温度を基準として±2℃以内の範囲内に収束したことを検知すると、電磁弁23bが閉弁され(作動回数が計数され計数値が増加)、電磁弁23aが開弁され(作動回数が計数され計数値が増加)、貯湯槽5への貯湯が開始される。尚、各部品の作動回数を計数する替わりに、各部品がON作動している作動時間を計数するよう作動監視部50を構成してもよい。
前記作動回数計数部51・52・56にて計数された各部品の作動回数に係る計数値は、制御部49に設けられる情報記憶手段3としての記憶部57、具体的には不揮発性メモリの所定領域に記憶保存される。
前記記憶部57に記憶保存された各部品の作動回数の計数値は、作動情報表示部58、具体的には入浴装置1に設けられる操作パネル105に表示され(第一の報知手段12)、介助者等が容易に目視可能とされている。
又、前記電磁弁群・温度センサ群・水位センサ群・ポンプ群・モーターバルブ群・電動温調バルブ群に含まれる各部品の耐久試験データ値等の情報は、それぞれ電磁弁群情報設定部61・温度センサ群情報設定部62・水位センサ群情報設定部63・ポンプ群情報設定部64・モーターバルブ群情報設定部65・電動温調バルブ群情報設定部66から比較判断部59に設定入力される。
前記複数の情報設定部を有する情報設定部60からの設定入力情報は、比較部判断59に入力され、比較部判断59にて記憶部57に記憶保存された各部品の作動回数計数値と、設定入力された各部品の耐久試験データ値との比較がなされ、耐久試験データ値に対する作動回数計数値の割合が所定値以上になると注意音発生部67から注意音を発生(第一の報知手段12)し介助者に部品交換の時期が近づいている旨の報知が行われるようになっている。
又、入浴装置1は前述したように部品の作動回数が計数・記憶されると共に、制御部49から作動指令を受けた各部品群に含まれる部品の作動状態が、異常判断部74にて常時監視されている(異常発生検出手段13)。前記異常判断部74は、作動状態にある部品に異常が発生しているか否かを判断する機能を有する。前記異常には部品故障等に起因して生じる異常の他に、部品(例えば、モーターバルブ群)への異物の噛み込みに起因して生じる異常、或いは入浴装置1が設置される施設等の給湯・給水設備に生じる異常等が含まれる。
異常判断部74には、異常情報設定部70から予め入浴装置1に起こり得る可能性のある異常情報が入力され記憶されている。具体例で説明すると、エラーコードAとして貯湯槽5に固着される温度センサ36の検知する湯温T1の異常値範囲(具体的には、T1≦30℃又は45℃≦T1)情報を入力し記憶させておく。
ここで、貯湯用の配管(配管17、又は、配管17及び配管18)から貯湯槽5内へ貯湯が開始し、湯水の水位が温度センサ36の取着位置に到達し、温度センサ36により検知された湯温T1が所定時間以上(=具体的には1秒以上)前記異常値範囲内に属する状態に至ったとする。
異常発生検出手段13としての機能を果たす異常判断部74は前記異常情報設定部70に入力されている異常値範囲と、温度センサ36の検知温度値との比較を常時行っており、異常判断部74が前記検知温度値が前記異常値範囲内に属する旨を認識すると、温度センサ36に異常が発生したと判断する。そして、前記異常判断部74による異常発生の判断信号が異常情報記憶部68に送信され、異常情報記憶部68(異常情報記憶手段14)が温度センサ36にエラーコードAなる異常が発生した旨を記憶する。尚、入浴装置1に発生した異常は、制御部49に内蔵される図示しないカレンダー及び時計から取得された異常発生の年月日及び時刻と共に、時系列的にその異常発生履歴が記憶される。尚、異常情報設定部70に入力する情報は、温度センサ36の検知する湯温T1の正常値範囲(30℃<T1<45℃)を設定入力するようにしてもよい。
前記エラーコードAなる異常発生を異常判断部74が検知した場合、制御部49はハンドシャワー20からの湯水吐出作動以外の全ての作動を停止すると共に、貯湯槽5内に貯湯された湯水の排出制御を行う。異常発生時の貯湯槽5内の湯水の水位が水位センサ37bの取着位置未満の場合には、モーターバルブ30aを開弁し、湯水を給排湯配管33及び排湯配管35から入浴装置1外へ自然排出させ、貯湯槽5内の水位を水位センサ37aの取着位置未満にまで下降させる。或いは、異常発生時の貯湯槽5内の湯水の水位が水位センサ37bの取着位置以上の場合には、モーターバルブ30b・30c・30dを閉弁し、モーターバルブ30aを開弁した後、ポンプ28の作動を開始し、湯水をポンプ28によって排湯配管35から入浴装置1外へ強制排出し、貯湯槽5内の水位を水位センサ37aの取着位置未満にまで下降させる。
入浴装置1に起こり得る他の異常として、モーターバルブ群(30a乃至30e)の動作不良が挙げられる。ここで、例えば、エラーコードBとしてモーターバルブ群の異常情報、具体的には、モーターバルブの開弁状態から閉弁状態への閉弁作動、或いはモーターバルブの閉弁状態から開弁状態への開弁作動が所定時間(30秒)以上経過しても完了しない場合は、モーターバルブの故障、又はモーターバルブへの異物の噛み込み等の異常が発生したものと推定する情報を、異常情報設定部70から入力し、異常判断部74に記憶させておく。
次に、貯湯槽5へ貯湯された湯水の浴槽4への移送作動について述べる。入浴装置1に異常発生が検出されない場合においては、入浴装置1に配備される図示しない浴槽給湯スイッチが押下され給湯が開始すると、モーターバルブ30aが開弁され、貯湯槽5内の湯水が給湯配管29及び給排湯配管33を経由して浴槽4内へ移送される。ポンプ28は水位センサ39bが浴槽4内に移送給湯された湯の水位を検出するまで作動しない。
水位センサ39bが湯水位を検出すると同時に、モーターバルブ30cが閉弁され、ポンプ28の作動が開始され、ポンプ28の作動により給湯配管29を経由して浴槽4内へ湯水の移送がなされる。設定水位(水位センサ39c・39d・39eのいずれかの高さ位置)にまで浴槽4内の湯水が達すると制御部49によりモーターバルブ30aが閉弁され、モーターバルブ30cが開弁され、ポンプ28の作動が停止され、移送作動が完了する。
前述した貯湯槽5から浴槽4への湯水の移送作動に際して、例えば、制御部49によってモーターバルブ30aが開弁制御指令を受けた場合に、モーターバルブ30aが故障状態又はモーターバルブ30aに異物が噛み込んだ状態にあり所定時間経過後もモーターバルブ30aが開弁状態にならないことを異常判断部74が検知すると、異常判断部74はモーターバルブ30aに異常が発生したと判断し、該判断信号が異常情報記憶部68に送信され、異常情報記憶部68はモーターバルブ30aにエラーコードBなる異常が発生した旨を記憶する。
前記エラーコードBなる異常発生を異常判断部74が検知した場合、制御部49はハンドシャワー20からの湯水吐出作動以外の全ての作動を停止する。
尚、異常情報設定部70に入力する異常情報は、上述した二種類の情報に限定されることは無く、異常情報設定部70にはその他の入浴装置1に起こり得る異常情報を設定入力できるものである。
前記異常情報記憶部68に記憶された異常情報(エラーコードA又はB)は表示部72、具体的には入浴装置1に設けられる操作パネル105に表示される(第二の報知手段15)。従って、介助者等は表示された異常情報を確認することによって、入浴装置1に発生した異常を容易に把握することができる。
更に、異常情報を操作パネル105に表示すると共に、警告音発生部71から警告音を発生させ、介助者に異常発生の旨を報知する(第二の報知手段15)。
尚、報知手段15の媒体として、警告音以外に光等の発光手段を採用してもよい。
次に、情報記憶手段3又は異常情報記憶手段14によって記憶された情報を外部へ出力する情報外部出力手段16に付いて述べる。前記記憶部57及び異常情報記憶部68に記憶された情報は、電話回線網・インターネット等の公衆通信網に接続され情報送信機能を有する情報外部出力部73を介して、遠隔地にあるメンテナンス業者等のパーソナルコンピュータへ情報送信が可能とされている。又、遠隔地のメンテナンス業者等のパーソナルコンピュータから公衆通信網を経由して入浴装置1の情報外部出力部73に情報送信指令を定期的に出し、情報を入手するといったことも可能とされている。従って、遠隔地から定期的に入浴装置1の作動状態(作動回数又は作動時間)を監視し適宜なメンテナンス施行を実施することで、部品の劣化故障等に起因する入浴装置1に発生する不具合を低減させることができ、又、入浴装置1に異常が発生した場合でも早期に異常発生に係る情報を入手することができ迅速且つ的確に対応処置が図れるので、使用者は安心して入浴装置1の使用が行え、好適である。
次に、本発明の実施例2を図1、図3及び図4に示す。図3は本発明の実施例2の入浴装置の配管系統を示す図である。尚、図3において図2と同一又は同等の構成要素については、同一符号を付記して、特に説明を要する場合を除いて構成要素の説明は省略する。
図3に示す入浴装置1は、浴槽4と、浴槽4を昇降させる浴槽昇降手段7aと、浴槽4及び浴槽昇降手段7aが設置される基フレーム81と、基フレーム81に基端部が固定され浴槽4底壁の略中心部を貫通して設けられる支柱部6aと支柱部6aの先端に入浴者の仰臥した担架(図示省略)を載置する板状部6bとからなる支持台6とから構成される。
前記浴槽昇降手段7aは、浴槽4上昇用の油圧ポンプ75を有する油圧ユニット76と、油圧ユニット76と配管接続された油圧シリンダ77と、油圧シリンダ77のロッドの先端部に連結されたXフレーム78とから構成される。前記油圧ポンプ75と油圧シリンダ77とは配管79で接続され、配管79には浴槽4下降用の電磁弁80が介装されている。
前記基フレーム81には浴槽4の上昇移動を所定上限位置にて停止する上限リミットスイッチ82bと、浴槽4の下降移動を所定下限位置にて停止する下限リミットスイッチ82aとが配設される。
湯水供給源47と給湯口83とは配管17で繋がれており、給湯口83から浴槽4内に湯水が給湯される。又、入浴装置1には薬液を貯溜する薬液槽84が付加設置され、配管17の途中位置において薬液槽84と配管17とが薬液注入用のポンプ85を介して配管86で接続されている。前記ポンプ85は湯水供給源47から湯水を浴槽4へ給湯する際に作動開始され、前記湯水に所定量の薬液を混入させることにより浴槽4内の湯水を殺菌する機能を果たしている。
実施例2の入浴装置1の使用方法を簡略説明すると、湯水供給源47から湯水を、下降状態にある浴槽4内に給湯した後、図示しない担架を載置した搬送車を浴槽4の側方位置に接近・連結させ、担架を支持台6上にスライド移動させ固定する。次に、電磁弁80を閉弁状態で油圧ポンプ75を駆動させ、油圧シリンダ77を伸長作動させXフレーム78を閉脚方向に作動させ浴槽4を上昇移動させることにより入浴者を入浴可能状態に至らしめる。浴槽4の上昇移動は、浴槽4が上限リミットスイッチ82bに当接し、スイッチ82bがON作動した時点で停止する。
浴槽4の下降作動に際しては、制御部49にて電磁弁80を開弁状態に作動制御することで油圧シリンダ77が収縮作動しXフレームが開脚方向に作動し、浴槽4が下降作動する。浴槽4の下降作動は、浴槽4が下限リミットスイッチ82aに当接し、該スイッチ82aがON作動した時点で停止する。
電磁弁80に関する情報は前記電磁弁群情報設定部61から比較判断部59に設定入力され、電磁弁80のON作動回数は電磁弁群作動回数計数部51にて計数され記憶部57の所定領域に記憶保存される。同様にリミットスイッチ82群の情報はリミットスイッチ群情報設定部90から、浴槽4上昇用の油圧ポンプ75及び薬液注入用のポンプ85の作動情報は前記ポンプ群情報設定部64からそれぞれ比較判断部59に入力され、リミットスイッチ82群のON作動回数はリミットスイッチ群作動回数計数部89にて、ポンプ75・85の作動回数は前記ポンプ群作動回数計数部54にてそれぞれ計数され記憶部57の所定領域に記憶保存される。
特に、入浴装置1の浴槽昇降手段7aの有する油圧ポンプ75・電磁弁80の作動回数を前述のように計数、記憶しておくことで、油圧ポンプ75・電磁弁80の予期せぬ劣化故障により浴槽4が突如昇降不能となり、入浴に支障を来たすといった不都合な事態を回避することができる。
更に、入浴装置1には、浴槽4内の湯水を吸引しフィルター106を通過させることにより湯水中の垢や毛髪等の浮遊物を循環濾過する為のポンプ87、及び浴槽4内部に気泡送入する為のブロア88が配設されており、前記ポンプ87及びブロア88の作動回数を計数、記憶するように構成しても勿論よい。
又、具体的な説明は省略するが、前記異常情報設定部70から、電磁弁80、リミットスイッチ82群及びポンプ群(油圧ポンプ75・ポンプ85)の諸部品に関する異常値情報を異常判断部74に設定入力しておくことにより、前記諸部品に異常が発生した場合に異常判断部74にて異常検出ができる。異常検出後の記憶及び報知の手段については、前述の実施例1に記載した通りであるので省略する。
次に、本発明の実施例3を図4に示す。図4は実施例3の入浴装置1の主要構成を示す断面図である。実施例3の入浴装置1は、実施例2の入浴装置1における浴槽昇降手段7aを、支持台6を昇降させる支持台昇降手段7bに変更したものである。支持台昇降手段7bは、具体的には、支持台6の支柱部6aを水圧シリンダ91としたものである。尚、支柱部6aは水圧シリンダ91に限定されることはなく、例えば、実施例2に記載した油圧ユニット76及び油圧シリンダ等の構成部材を適宜採用してもよい。
本発明の実施例4を図5に示す。図5は実施例4の入浴装置1の配管系統を示す図である。入浴装置1は、受槽8と、該受槽8の上方に開閉可能に設けられたカバー部9と、受槽8とカバー9とに亘って配備されるシャワー吐出手段10とから構成される。
シャワー吐出手段10は、上ノズル部10aと、下ノズル部10bと、胸ノズル部10cと、肩ノズル部10dと、足裏ノズル部10eの五個のノズル部から構成され、前記五個のノズル部にそれぞれ複数基のシャワーノズル107が配備されている。(上ノズル部10aには九基、下ノズル部10bには四基、胸ノズル部10cと肩ノズル部10dと足裏ノズル部10eにはそれぞれ二基のシャワーノズル107が配備されている。)
次に、前記複数基のシャワーノズル107へ湯水を移送供給する配管構成の主要部について説明する。湯水供給源47から湯供給管93aと水供給管93bとが分岐延出され、前記両供給管93a・93bはミキシング用のモーターバルブ94を介して合流している。湯供給管93aと水供給管93bにはそれぞれポンプ92aとポンプ92bが配設されている。
更に、モーターバルブ94から配管95が延設され、該配管95にはモーターバルブ94側から順に温度センサ22、電磁弁96が装備されている。電磁弁96の下流位置において配管95が五方向に分岐延出し、分岐延出した配管95a乃至95eはぞれぞれ前記ノズル10a乃至10eに接続されている。
入浴装置1を使用する際には、カバー部9を開き、入浴者の仰臥した搬送車(図示省略)を受槽8上方へ挿入する。カバー部9を閉じ、入浴者の頭部を除く身体を包囲収容する。電磁弁96を開弁し、ポンプ92a・92bを作動させ、湯供給管93aを流れる湯と水供給管93bを流れる水をモーターバルブ94にて混合し、混合した湯水を配管95a乃至95eを経由して前記五個のノズル部10a乃至10eから入浴者に向かって吐出する。
電磁弁群作動回数計数部51が電磁弁96の作動回数を監視し、ポンプ群作動回数計数部54がポンプ92群(92a・92b)の作動回数を監視し、作動回数が記憶部57の所定領域に記憶保存される。更に、入浴装置1に発生した異常は異常判断部74にて検出され、異常情報記憶部68の所定領域に記憶保存される。異常発生の一例として、前記ノズル部10a乃至10eのうち少なくとも一つ以上のノズル部からの湯水の吐出時に、温度センサ22が所定時間湯水の異常温度を検出した際には、異常判断部74が温度センサ22に異常が発生したと判断し、異常情報記憶部68が温度センサ22に異常が発生した旨を記憶する。前記の異常が発生した際、制御部49は電磁弁96を閉弁した後、排出用の電磁弁97を開弁し、異常温度の湯水を入浴装置1外へ排出する。
本発明の実施例5を図6及び図7に示す。図6は入浴装置1を示す平面図、図7は入浴装置1を示す正面図である。
実施例5の入浴装置1は、床面に立設された基台部98と、基台部98に沿って昇降動する昇降部99と、昇降部99に沿って水平方向に移動する水平移動部100とから構成されるリフト入浴装置である。入浴装置1に係る構成・作用等の詳細説明は省略するが、基台部98には昇降部99の昇降動の駆動源として昇降用モーター101が、昇降部99には水平移動部100の水平移動の駆動源として水平移動用モーター102が設けられており、モーター群作動回数計数部103は前記モーター群(昇降用モーター101・水平移動用モーター102)の作動回数を計数する。又、モーター群に関する情報はモーター群情報設定部104から比較判断部59に設定入力される。
入浴装置1の移動手段11の駆動源である昇降用モーター101・水平移動用モーター102の作動回数を前述のように監視し、モーター劣化に起因する故障が生じる前に前記モーターの交換を行うことで、前記モーター101・102の予期せぬ故障によって昇降部99及び水平移動部100が突如昇降動及び水平移動不能となり、入浴に支障を来たすといった不都合な事態を回避することができる。
又、基台部98には昇降部99の上昇移動を所定上限位置にて停止する上限リミットスイッチ69のリミットスイッチが配設されており、実施例2にて述べたようにリミットスイッチ69のON作動回数がリミットスイッチ群作動回数計数部89にて計数され、記憶部57に記憶保存される。従って、リミットスイッチ69の作動回数を監視し、リミットスイッチ69の劣化に起因する故障が生じる前にリミットスイッチ69の交換を行うことで、前記リミットスイッチ69の予期せぬ故障により昇降部99の上昇移動が所定上限位置にて正常停止せず昇降部99に過剰負荷が掛かり、昇降部99及び他の機構部が破損してしまうといった不都合な事態も回避できる。
又、具体的な説明は省略するが、前記異常情報設定部70から、前記モーター101・102、リミットスイッチ69等の諸部品に関する異常値情報を異常判断部74に設定入力しておくことで、前記諸部品に異常が発生した場合に異常判断部74にて異常検出がなされ、検出した異常情報が異常情報記憶部68に記憶保存される。
本発明は、身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置に適用できる。
本発明の入浴装置の電気的構成を示すブロック図である。 実施例1の入浴装置の配管系統を示す図である。 実施例2の入浴装置の配管系統を示す図である。 実施例3の入浴装置の構成を示す断面図である。 実施例4の入浴装置の配管系統を示す図である。 実施例5の入浴装置を示す平面図である。 実施例5の入浴装置を示す正面図である。
符号の説明
1 入浴装置
2 作動監視手段
3 情報記憶手段
4 浴槽
5 貯湯槽
6 支持台
7 昇降手段
8 受槽
9 カバー部
10 シャワー吐出手段
11 移動手段
12 第一の報知手段
13 異常発生検出手段
14 異常情報記憶手段
15 第二の報知手段
16 情報外部出力手段

Claims (10)

  1. 身障者又は高齢者を入浴させる介護用の入浴装置1であって、該入浴装置1の作動回数又は作動時間を監視する作動監視手段2と、該作動監視手段2の監視情報を記憶する情報記憶手段3とを具備することを特徴とする監視機能付入浴装置。
  2. 入浴装置1の作動状態を監視して異常発生を検出する異常発生検出手段13と、該異常発生検出手段13により検出された異常情報を記憶する異常情報記憶手段14とを具備したことを特徴とする請求項1記載の監視機能付入浴装置。
  3. 入浴装置1は、浴槽4と貯湯槽5とを有し、車椅子に着座した入浴者を浴槽4内に進入させた後、貯湯槽5から浴槽4内へ湯水を移送させ、入浴者を入浴状態にすることを特徴とする請求項1又は2記載の監視機能付入浴装置。
  4. 入浴装置1は、浴槽4と、該浴槽4内に設けられ入浴者の仰臥した担架を支持する支持台6と、浴槽4又は支持台6を昇降させる昇降手段7とを有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の監視機能付入浴装置。
  5. 入浴装置1は、受槽8と、該受槽8の上方に入浴者の身体の少なくとも一部を覆い収容するカバー部9とを有し、入浴者収容部にシャワー吐出手段10を備えるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の監視機能付入浴装置。
  6. 入浴装置1は、入浴者の着座した車椅子を、浴槽4内外へ移動させる移動手段11を有するリフト入浴装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の監視機能付入浴装置。
  7. 作動監視手段2は、入浴装置1に配設されるポンプ群、電磁弁群、電動温調バルブ群、モーターバルブ群、水位センサ群、温度センサ群、リミットスイッチ群、モーター群の複数部品群のうち、少なくとも一つ以上の部品群に含まれる各部品の作動回数又は作動時間を計数するものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の監視機能付入浴装置。
  8. 情報記憶手段3により記憶された情報に従って報知を行う第一の報知手段12を具備したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の監視機能付入浴装置。
  9. 異常情報記憶手段14により記憶された情報に従って報知を行う第二の報知手段15を具備したことを特徴とする請求項2記載の監視機能付入浴装置。
  10. 情報記憶手段3及び/又は異常情報記憶手段14によって記憶された情報を外部へ出力する情報外部出力手段16を具備することを特徴とする請求項2記載の監視機能付入浴装置。
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