JP2004041583A - シャワー入浴装置 - Google Patents

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Teruo Kitamura
北村 輝夫
Kazuhiro Matsumoto
松本 和浩
Satoshi Arakawa
荒川 聡
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Abstract

【課題】入浴補助者が入浴用筐体の側で洗浄作業中に給湯制御装置を操作して湯水の供給状態を制御する必要がある場合、入浴補助者は入浴用筐体から一度離れて給湯制御装置の設置位置まで移動することになり、入浴補助者の身体的負担が過大であると共に、入浴者一人あたりの入浴に要する時間が長くなる。
【解決手段】給湯制御装置6を遠隔操作可能な遠隔操作装置7とを備え、その遠隔操作装置7で操作された給湯制御装置6から供給される湯水を、入浴用筐体2内部に収容された入浴者Aの身体に対してシャワー装置5から噴射する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャワー入浴装置に関し、特に、高齢者や身体障害者等の要介護者のシャワー入浴に好適なシャワー入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャワー入浴装置として、例えば、特開平11−347093号公報に記載された構造が知られている。この従来のシャワー入浴装置は、入浴者Aを内部に収容する入浴用筐体33と、その入浴用筐体33内に設けられたシャワー装置67、68と、そのシャワー装置67、68に湯水を供給する給湯制御装置64とを備えている。給湯制御装置64は、給湯器及び給水器からの配管が接続され、給湯器からの湯と給水器からの水とを混合してシャワー67、68に供給するものであり、その供給状態、例えば給湯温度やシャワー圧等を制御できるように構成されている。また、給湯制御装置64は、湯水の供給状態の制御を調整操作するための操作部(上記公報図1参照)を有している。
【0003】
このシャワー入浴装置で入浴補助者Bの補助により入浴者Aを入浴させる場合、入浴補助者Bは、入浴者Aを入浴用担架35に乗せた状態で入浴用筐体33内に搬入した後、給湯制御装置64の操作部を操作することにより湯水の供給状態を入浴者Aにとって適した状態に制御してシャワー装置67、68を噴射させると共に、入浴者Aの身体を洗浄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のシャワー入浴装置では、入浴者Aの身体の洗浄中に給湯温度やシャワー圧を調整したい場合等、入浴補助者Bが給湯制御装置64の操作部を操作して湯水の供給状態を制御する必要がある場合、入浴補助者Bは、入浴用筐体33から一度離れて給湯制御装置64の設置位置まで移動し、操作部を操作した後に再び入浴用筐体33の設置位置まで戻らなければならない。そのため、入浴補助者Bの身体的負担が大きいと共に、入浴用筐体33と給湯制御装置64との間を入浴補助者Bが往復する時間によって入浴者一人あたりの入浴に要する時間が長くなってしまうといった問題があった。
【0005】
これらの問題を解決するため、給湯制御装置にキャスター等の移動手段を設け、給湯制御装置を入浴用筐体の近くに移動可能にしたシャワー入浴装置も提案されているが、シャワー入浴装置の設置環境、すなわちシャワー入浴装置を設置する部屋の広さやレイアウト等によっては給湯制御装置の移動ができない場合がある。また、給湯制御装置を入浴用筐体の近くに移動できたとしても、給湯制御装置が入浴補助者の動作に干渉し、入浴補助者の作業効率をかえって低下させてしまう場合がある。
【0006】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、装置の設置環境に関わらず、入浴補助者の身体的負担を低減することができると共に、入浴者一人あたりの入浴に要する時間を短縮化することができるシャワー入浴装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、入浴者の身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴用筐体と、該入浴用筐体内に設けられたシャワー装置と、該シャワー装置に湯水を供給すると共にその供給状態を制御する給湯制御装置と、該給湯制御装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置とを備え、該遠隔操作装置は、上記給湯制御装置に対して着脱可能に構成されており、遠隔操作装置で操作された給湯制御装置から供給される湯水を、入浴用筐体内部に収容された入浴者の身体に対してシャワー装置から噴射することを特徴とする。
【0008】
これによれば、入浴補助者は、入浴者の身体の洗浄中等で入浴用筐体付近にいる場合であっても、遠隔操作装置を身近において操作することにより、給湯制御装置の設置位置まで移動しなくとも給湯制御装置を操作することができるので、入浴補助者の身体的負担が小さくて済むと共に、入浴者一人あたりの入浴に要する時間を短縮化することができる。また、給湯制御装置を入浴補助者付近に設置する必要がないので、給湯制御装置が入浴補助者の動作に干渉して作業効率を低下させることがない。また、上記遠隔操作装置は、上記給湯制御装置に対して着脱可能なので、従来のシャワー入浴装置を同様の使用が可能となると共に、遠隔操作装置の不使用時の収容場所を確保することができる。
【0009】
また、上記入浴用筐体の側面部には、入浴用筐体外部の入浴補助者が入浴用筐体内部の入浴者の身体の洗浄作業を行うための洗浄作業用開口を形成し、上記遠隔操作装置は、上記の洗浄作業用開口の近傍に着脱可能に構成しても良い。これによれば、遠隔操作装置を入浴用筐体側面部の洗浄作業用開口の近傍に装着しておくことにより、入浴補助者が洗浄作業用開口を通して洗浄作業を行っている最中であっても移動せずに遠隔操作装置を操作することができる。上記洗浄作業用開口は、入浴用筐体外部の両側面部にそれぞれ形成しても良く、また、上記洗浄作業用開口は、入浴用筐体外部の者の上半身が出入り可能な大きさに形成しても良い。
【0010】
また、上記遠隔操作装置は、無線遠隔操作によって給湯制御装置による湯水の供給状態の制御を遠隔操作可能に構成すれば、給湯制御装置と遠隔操作装置とを接続する信号線が存在しないので、該信号線によって入浴補助者の動作が拘束されることがなく、作業効率を低下させるおそれがない。
【0011】
また、上記入浴用筐体は、担架上または車椅子上の入浴者の首から下方の身体を内部に収容するように構成し、上記遠隔操作装置は、上記担架または車椅子に対して脱着可能に構成することができる。これにより、入浴補助者が入浴用筐体付近にいる場合に、遠隔操作装置を身近におくことが容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図10を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明に係るシャワー入浴装置を適用した一実施形態を示したもので、本実施形態のシャワー入浴装置1は、入浴者Aの身体の首から下の部分を内部に収容する、繊維強化プラスチック製の入浴用筐体2を備えている。この入浴用筐体2は、入浴者Aの身体をストレッチャー3上に載上した状態で収容できるように水平方向に細長く形成されており、その長手方向(以下、前後方向と記す)に垂直かつ水平な方向(以下、左右方向と記す)の断面が筒状となるように形成されている。
【0014】
ストレッチャー3は、図2(a)、(b)に示すように、走行車輪31aを有する台車部31と、その台車部31の後端側に立設された上下方向に伸びる支持部32と、その支持部32によって後端側が支持されて台車部31上に位置する担架部33とで構成されている。支持部32は、DCモータを駆動源とする上下機構を備えており、担架部33の上下方向の高さを調整できる。担架部33は、人間の身体をちょうど囲む程度の長方形状の金属製の枠体33aと、該枠体33aに架設されたシート33bとを有している。このシート33bには、メッシュ構造等の湯水が通過可能な構造のものが採用されている。また、担架部33の後端側には、入浴補助者Bが把握してストレッチャーを移動させるための左右一対のハンドル34が取り付けられている。
【0015】
入浴用筐体2は、図3に示すように、3本の支持脚4a、4b、4cに支持されて設置床面F上に設置されており、3本の支持脚4a、4b、4cのうち、前支持脚4aの上端は、入浴用筐体2の底面の、前後方向一端側(以下、前側と記す)で且つ左右方向中心位置に固定されている。また、3本の支持脚4a、4b、4cのうち、2本の後支持脚4b、4cの上端は、入浴用筐体2の底面の前後方向他端側(以下、後側と記す)に固定されている。この2本の後支持脚4b、4cは、上記ストレッチャー3の台車部31が進入可能な間隔をもって配置されており、ストレッチャー3の台車部31を2本の支持脚4b、4cの間に進入させたときにストレッチャー3の担架部33が後述する入浴用筐体2の搬入・搬出用開口21から入浴用筐体2内部に収容されるような位置に配置されている。
【0016】
入浴用筐体2の後側には、入浴者Aを搬入及び搬出するための搬入・搬出用開口21が形成されている。この搬入・搬出用開口21は、ストレッチャー3の担架部33ごと入浴者Aを収容できる大きさに設計されている。また、搬入・搬出用開口21は、カーテン22によって仕切られている。具体的には、搬入・搬出用開口21の上縁部内側に沿って、左右方向に2つに分割されたカーテン22の上端が固定されており、カーテン22がのれん状に垂れ下がっている。
【0017】
入浴用筐体2の左右両側面部には、それぞれ洗浄作業用開口23、23が形成されている。この洗浄作業用開口23は、入浴補助者Bがその上半身を入れることができる大きさに設計されている。また、洗浄作業用開口23は、カーテン24によって開閉可能とされている。具体的には、入浴用筐体2内には、洗浄作業用開口23、23の上縁部及び下縁部に沿って、それぞれ水平方向に伸びる上下一対のカーテンレール24a、24bが固定されており、上カーテンレール24aにカーテン24の上端部が前後方向にスライド可能に連結され、また下カーテンレール24bにカーテン24の下端部が前後方向にスライド可能に連結されている。また、カーテン24は、前後方向に2つに分割されている。
【0018】
入浴用筐体2内には、図4及び図5に示すように、湯水を噴射するためのノズル(シャワー装置)、具体的には、洗浄作業用開口23よりも高い位置に配置される上部ノズル5aと、洗浄作業用開口23よりも低い位置に配置される下部ノズル5bとが設けられている。上部ノズル5aは、入浴用筐体2の左右両内側面に、前後方向に間隔をあけて4個ずつ、計8個設けられている。同様に、下部ノズル5bも、入浴用筐体2の左右両内側面に、前後方向に間隔をあけて4個ずつ、計8個設けられている。この上部ノズル5a及び下部ノズル5bによって、入浴用筐体2内に収納された入浴者Aの肩部から足先までの広い範囲に渡って湯水が噴射できる。
【0019】
入浴用筐体2の底面部には、排水溝25が形成されている。この排水溝25は、底面部の左右方向中間位置において前後方向に細長く伸ぴており、その前端部は、入浴用筐体2の下面に設けた外部への排出口26(図1参照)に連なっている。この排出口26は外部配管への接続部となる。入浴用筐体2の底面部は、その左右方向について、排水溝25が形成されている中間位置が左右方向両側よりも低くなるように傾斜が設けられていると共に、その前後方向について、前方が後方よりも低くなるように傾斜が設けられている。これにより、入浴用筐体2内に供給された湯水や入浴者Aの排出物は、排水溝25に集められ、排水溝25を通って排出口26に至り、入浴用筐体2の外部へ排出される。
【0020】
入浴用筐体2の外部には、供給管Pを介してノズル5a、5bに湯水を供給すると共にその供給状態を制御する給湯制御装置6が設置されている(図1参照)。この給湯制御装置6は、図6に示すように、水道C(水供給源)及び給湯器H(湯供給源)と接続されており、この水道C及び給湯器Hとから給湯制御装置6に対してそれぞれ水と湯とが供給される。給湯制御装置6に供給された水は、開閉電磁弁60aを通過した後、給湯制御装置6内の減圧装置61aで減圧され、2つの給湯路62a、62bに分岐されて送出される。同様に、給湯制御装置6に供給された湯は、開閉電磁弁60bを通過した後、給湯制御装置6内の減圧装置61bで減圧され、2つの給湯路63a、63bに分岐されて送出される。
【0021】
分岐した一方の給湯路62aに送出された水と、分岐した一方の給湯路63aに送出された湯とは、ハンドシャワー用混合弁64aによって混合され、給湯制御装置6に設けられたハンドシャワー65に供給される。また、分岐した他方の給湯路62bに送出された水と、分岐した他方の給湯路63bに送出された湯とは、本体シャワー用混合弁64bによって混合され、上記入浴用筐体2内に設けられたノズル5a、5bに供給される。
【0022】
本体用シャワー混合弁64bの下流側の給湯路は3つの給湯路66a、66b、66cに分岐し、そのうちの2つの給湯路66a、66bはノズル5a、5bに接続されている。また、残りの1つの給湯路66cは排出口69に接続されている。これら給湯路66a、66b、66cには、それぞれ給湯路を開閉する開閉電磁弁67a、67b、67cがそれぞれ設けられている。また、ハンドシャワー混合弁64aの下流側の給湯路には、該給湯路を開閉する開閉電磁弁67dが設けられている。
【0023】
ハンドシャワー用混合弁64aからハンドシャワー65までの給湯路には、給湯路内の湯水の温度を検知する2つの温度検知器TS1、TS2が設けられており、この温度検知結果は給湯制御装置6内に設けられた制御部68に送信される。同様に、本体シャワー用混合弁64bからノズル5a、5bまでの給湯路には、給湯路内の湯水の温度を検知して制御部68に送信する2つの温度検知器TS3、TS4が設けられており、温度検知結果が制御部68に送信される。
【0024】
本体シャワー用混合弁64bからノズル5a、5bまでの給湯路には、上記温度検知器TSよりも上流側に、給湯路内の湯水の圧力を検知して制御部68に送信する圧力検知器PSが設けられている。この圧力検知器PSによる所定圧力値未満の圧力検知結果が送信された場合、それを受信した制御部68は上記開閉電磁弁67a、67bを制御してハンドシャワー65に接続された給湯路66a、66bを閉じると共に、上記開閉電磁弁67cを制御して排水口26に接続された給湯路66cを開き、湯水を排水口69から給湯制御装置6外に排出するようになっている。
【0025】
本体シャワー用混合弁64bからノズル5a、5bまでの給湯路には、上記温度検知器TSよりも下流側で、かつ上記3つの給湯路66a、66b、66cの分岐位置よりも上流側に、2本の吸引ホース69a、69bが接続されている。これら2本の吸引ホース69a、69bの先端は、それぞれ給湯制御装置6の外部に配置されたボディシャンプーが収容されたシャンプータンクT1及び消毒液が収容された消毒液タンクT2に挿入される。2本の吸引ホース69a、69bは、それぞれチューブポンプTP1、TP2を備えており、これにより、シャンプータンクT1内のボディシャンプー及び消毒液タンクT2内の消毒液を本体シャワー用混合弁64bからノズル5a、5bまでの給湯路に供給することができる。この2つのチューブポンプTP1、TP2は制御部68によって制御される。同様に、ハンドシャワー用混合弁64aからハンドシャワー65までの給湯路には、上記温度検知器TSよりも下流側で、かつ上記開閉電磁弁67dよりも上流側に、吸引ホース69cが接続されており、この吸引ホース69cの先端は消毒液タンクT2に挿入されている。この吸引ホース69cは制御部68によって制御されるチューブポンプTP3を備えており、これにより、消毒液タンクT2内の消毒液をハンドシャワー用混合弁64aからハンドシャワー65までの給湯路に供給することができる。
【0026】
給湯制御装置6には、この給湯制御装置6による湯水の供給状態の制御を遠隔操作可能な遠隔操作装置7が、リモコンケーブル70を介して接続されている。この遠隔操作装置7の操作パネル71を入浴補助者B等の操作者が操作すると、その操作に応じた操作信号が遠隔操作装置7からリモコンケーブル70を介して給湯制御装置6の制御部68に送信される。
【0027】
遠隔操作装置7の操作パネル71は、図7に示すように、操作者が押圧することでオン・オフの切り替えや設定温度の上下を行うボタン類と、LED(レーザダイオード)の点灯により給湯制御装置6の作動状態を表示するLED表示部類と、7セグメント表示で湯温等を表示する7セグ表示部類とで構成される。
【0028】
操作パネル71のボタン類は、電源のオン・オフを切り替える電源ボタン72aと、ノズル5a、5bからの湯水の出湯のオン・オフを切り替えるシャワー装置出湯ボタン72bと、そのシャワー装置出湯ボタン72bの左側に設けられてノズル5a、5bから出湯する湯水の設定温度を1度高くするシャワー装置湯温プラスボタン72c及び1度低くするシャワー装置湯温マイナスボタン72dと、ハンドシャワー65からの湯水の出湯のオン・オフを切り替えるハンドシャワー出湯ボタン72eと、そのハンドシャワー出湯ボタン72eの左側に設けられてハンドシャワー65から出湯する湯水の設定温度を1度高くするハンドシャワー湯温プラスボタン72f及び1度低くするハンドシャワー湯温マイナスボタン72gと、ボディシャンプーを本体シャワー5からの湯水に混入させるシャンプーボタン72hと、消毒液を本体シャワー5からの湯水に混入させるシャワー装置消毒液ボタン72iと、入浴者Aを入浴用筐体2内に収容する前に筐体2内を予め暖める目的で所定時間ノズル5a、5bから湯水を噴射する暖気運転ボタン72jと、消毒液をハンドシャワー65からの湯水に混入させるハンドシャワー消毒液ボタン72kとで構成されている。これらボタン類を操作者が押圧すると、そのボタン操作に対応する操作信号がリモコンケーブル71を介して給湯制御装置6の制御部68に送信され、その操作信号に応じて、上記開閉電磁弁60a、60b、ハンドシャワー用混合弁64a及び本体シャワー用混合弁64b、開閉電磁弁67a、67b、67c、67dチューブポンプTP1、TP2、TP3等を制御する。操作信号に応じて、上記ハンドシャワー用混合弁64a及び本体シャワー用混合弁64b、開閉電磁弁67a、67b、67c、67dチューブポンプTP1、TP2、TP3等が制御される。
【0029】
また、操作パネル71のLED表示部類は、電源ボタン72aの範囲内に設けられて電源がオン状態であることを示す電源表示LED73aと、給湯路内の湯水の状態がそれぞれ準備中(適温でない)、適温、水圧不足であることを示す3つの湯水状態表示LED73b、73c、73dと、上記シャワー装置出湯ボタン72bの右側に設けられてノズル5a、5bが出湯状態であることを示すシャワー装置出湯表示LED73eと、上記ハンドシャワー出湯ボタン72eの右側に設けられてハンドシャワー65が出湯状態であることを示すハンドシャワー出湯表示LED73fと、上記シャンプーボタン72hの左上及び右上に設けられてそれぞれシャワー装置5の湯水にボディシャンプーが混入されていること及びシャンプータンクT1内のボディシャンプーの残量が少ないことを示すシャンプー状態表示LED73g、73gと、上記シャワー装置消毒液ボタン72iの左上及び右上に設けられてそれぞれシャワー装置の湯水に消毒液が混入されていること及び消毒液タンクT2内の消毒液の残量が少ないことを示すシャワー装置消毒液状態表示LED73h、73hと、上記暖気運転ボタン72jの左上に設けられて暖機運転のためのシャワー噴射が行われていることを示す暖機運転状態表示LED73iと、上記ハンドシャワー消毒液ボタン72kの左上及び右上に設けられてそれぞれハンドシャワー65の湯水に消毒液が混入されていること及び消毒液タンクT2内の消毒液の残量が少ないことを示すハンドシャワー消毒液状態表示LED73j、73jとで構成されている。なお、上記各ボタン72h、72i、72j、72kの左上のLED73g、73h、73i、73jには緑色LEDを使用し、右上のLED73g、73h、73jには赤色LEDを使用している。これらLED表示部類73は、リモコンケーブル71を介して給湯制御装置6の制御部68から送信されてくる制御信号によってその点灯が制御される。
【0030】
また、操作パネル71の7セグ表示部類は、上記ノズル5a、5bから実際に出湯している湯の温度等を7セグメントで表示するシャワー装置湯温表示部74aと、上記ハンドシャワー65から実際に出湯している湯の温度等を7セグメントで表示するハンドシャワー湯温表示部74bとで構成されている。シャワー装置湯温表示部74aには、通常時、上記温度検知器TS3の検知温度が表示される。ただし、2つの温度検知器TS3、TS4によって検知される2つの温度の差が所定値以上の場合には、制御部68は少なくとも1つの温度検知器が故障していると判断し、エラー表示を行う。また、上記シャワー装置湯温プラスボタン72c及びシャワー湯温マイナスボタン72dが押圧された場合には、ノズル5a、5bの湯水の設定温度が10秒間表示される。これと同様に、ハンドシャワー湯温表示部74bには、通常時、上記温度検知器TS1の検知温度が表示される。ただし、2つの温度検知器TS1、TS2によって検知される2つの温度の差が所定値以上の場合には、制御部68は少なくとも1つの温度検知器が故障していると判断し、エラー表示を行う。また、上記ハンドシャワー湯温プラスボタン72f及びハンドシャワー湯温マイナスボタン72gが押圧された場合には、ハンドシャワー65の湯水の設定温度が10秒間表示される。
【0031】
これら操作パネル71を構成するボタン類、LED表示部類及び7セグ表示部類と上記制御部68による制御の関係を以下に説明する。
【0032】
電源オフの状態で電源ボタン72aが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、商用電源からの電源の各部への供給をオン状態に切り替え、上記電源表示LED73aを点灯制御して上記開閉電磁弁60a、60bを開状態に制御すると共に、上記シャワー装置湯温表示部74a及びハンドシャワー湯温表示部74bに温度表示させる。また、電源オンの状態で電源ボタン72aが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、上記開閉電磁弁60a、60bを閉状態に制御して上記電源表示LED73aを消灯制御すると共に、商用電源からの電源の各部への供給をオフ状態に切り替える。
【0033】
また、ノズル5a、5bからの湯水の出湯がオフ状態のときにシャワー装置出湯ボタン72bが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン72c及びシャワー装置湯温マイナスボタン72dで設定された設定温度になっており、且つ上記圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値以上の場合には、上記シャワー装置出湯表示LED73eを点灯制御し、上記開閉電磁弁67a、67bを開状態に制御し(開閉電磁弁67cは初期状態の閉状態のまま)、ノズル5a、5bに湯水を供給する。このとき、同時に上記湯水状態表示LED73cが点灯制御されて湯水が適温であることが報知される。温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン72c及びシャワー装置湯温マイナスボタン72dで設定された設定温度になっていない場合には、制御部68は、開閉電磁弁67cを開状態に制御し(開閉電磁弁67a、67bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口69から入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED73bを点灯制御し、湯水の準備中であることを報知する。圧力検知器PSの圧力検知結果が所定圧力値未満の場合には、制御部68は、開閉電磁弁67cを開状態に制御し(開閉電磁弁67a、67bは初期状態の閉状態のまま)、湯水を排水口69から入浴用筐体2外に排出すると共に、上記湯水状態表示LED73dを点灯制御し、湯水が水圧不足であることを報知する。また、ノズル5a、5bからの湯水の出湯がオン状態のときにシャワー装置出湯ボタン72bが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、上記シャワー装置出湯表示LED73eを消灯制御し、上記開閉電磁弁67a、67b、67cを閉状態に制御してノズル5a、5bに対する湯水の供給を停止する。また、シャワー装置湯温プラスボタン72cに及びシャワー装置湯温マイナスボタン72dが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、制御部68の有するEEPROM(Electrionically Erasable and Programmable Read Only Memory)の所定領域に記憶されているシャワー装置5の設定温度をそれぞれ1度高く及び1度低く書き換えると共に、その書き換えた設定温度をシャワー装置湯温表示部74aに10秒間表示させる。なお、上記EEPROMはバックアップ電源を備えている。
【0034】
また、ハンドシャワー65からの湯水の出湯がオフ状態のときにハンドシャワー出湯ボタン72eが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、温度検知器TS1、TS2の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン72f及びシャワー装置湯温マイナスボタン72gで設定された設定温度になっている場合には、上記ハンドシャワー出湯表示LED73fを点灯制御すると共に、所定時間だけ上記開閉電磁弁67dを開状態に制御してハンドシャワー65に湯水を供給する。温度検知器TS3、TS4の温度検知結果が上記シャワー装置湯温プラスボタン72c及びシャワー装置湯温マイナスボタン72dで設定された設定温度になっていない場合には、制御部68は、開閉電磁弁67cを閉状態に制御する。また、ハンドシャワー65からの湯水の出湯がオン状態のときにハンドシャワー出湯ボタン72eが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、上記ハンドシャワー出湯表示LED73fを消灯制御し、上記開閉電磁弁67dを閉状態に制御してハンドシャワー65に対する湯水の供給を停止する。また、ハンドシャワー湯温プラスボタン72f及びハンドシャワー湯温マイナスボタン72gが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、制御部68の有するEEPROMの所定領域に記憶されているハンドシャワー65の設定温度をそれぞれ1度高く及び1度低く書き換えると共に、その書き換えた設定温度をハンドシャワー湯温表示部74bに10秒間表示させる。
【0035】
また、シャンプーボタン72h、シャワー装置消毒液ボタン72i及びハンドシャワー消毒液ボタン72kにが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、それぞれチューブポンプTP1、TP2、TP3が作動するように制御し、シャンプータンクT1内のボディシャンプー及び消毒液タンクT2内の消毒液を本体シャワー用混合弁64bからノズル5a、5bまでの給湯路やハンドシャワー用混合弁64aからハンドシャワー65までの給湯路に供給する。このとき、制御部68によってそれぞれ上記シャンプー状態表示LED73g、消毒液状態表示LED73h、ハンドシャワー消毒液状態表示LEDjが点灯制御される。また、暖気運転ボタン72jが押圧されると、これに対応する操作信号を受信した制御部68は、上記暖機運転状態表示LED73iを点灯制御し、所定時間だけ上記開閉電磁弁67a、67bを開状態に制御し(開閉電磁弁67cは初期状態の閉状態のまま)、ノズル5a、5bに湯水を供給して筐体2内を暖める。
【0036】
この遠隔操作装置7は、図1及び図8(a)に示すように、上記給湯制御装置6に対して着脱できるようになっている。具体的には、図8(b)に示すように、遠隔操作装置7の背面に4つの真空吸盤72が設けられており、この真空吸盤72を給湯制御装置6の上面に吸着させることにより遠隔操作装置7を上記給湯制御装置6に対して装着することができ、また、装着状態の真空吸盤72をその端から捲りあげることにより遠隔操作装置7を上記給湯制御装置6から離脱させることができる。これと同様に、図1及び図3に示すように、遠隔操作装置7は、真空吸盤72による吸着を利用することにより、入浴用筐体2の外周面に対して着脱することができる。特に、洗浄作業用開口23の近傍に遠隔操作装置7を装着すると、洗浄作業中の入浴補助者Bが容易に操作できる。
【0037】
また、図1に示すように、遠隔操作装置7にはベルトユニット73を取り付けることができ、このベルトユニット73を入浴補助者B等の操作者の腰に巻回することにより、遠隔操作装置7をの操作者の身体に装着することができる。また、機能を限定すること等により遠隔操作装置7自体を小型に形成し、これにベルトユニット74を取り付けて入浴補助者B等の操作者の手首等に巻回するようにしても良い。
【0038】
また、遠隔操作装置7は、上記ストレッチャー3に対して着脱できるようになっている。具体的には、図2に示すように、上記ストレッチャー3の一対のハンドル34の中間に、平坦部35aを有する上部ブラケット35が設けられており、支持部32の後端側外周面には平坦部36aを有する下部ブラケット36が設けられている。これらブラケット35、36の平坦部35aに真空吸盤72を吸着させることによって遠隔操作装置7をストレッチャー3に対して装着することができ、また、装着状態の真空吸盤72をその端から捲りあげることにより遠隔操作装置7をストレッチャー3から離脱させることができる。
【0039】
なお、本実施の形態では、真空吸盤72によって遠隔操作装置7を給湯制御装置6、入浴用筐体2及びストレッチャー3に対して着脱できるように構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、容易に着脱できる構成であればどのようなものでも良い。例えば、図9(a)に示すように、遠隔操作装置7の背面に先端に切り欠きを有する弾性リベット75を複数設けると共に、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等に上記複数のリベット75に対応するリベット嵌合孔27を設け、このリベット嵌合孔27にリベット75を差し込んで嵌め込むことにより遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。また、図9(b)に示すように、遠隔操作装置7の背面に複数のフック76を並列に設けると共に、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等に上記複数のフック76に対応するフック掛合部28を設け、このフック掛合部28にフック76を掛合させることにより遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。また、図9(c)に示すように、遠隔操作装置7の背面に、複数のフック77aと弾性体で形成された複数の嵌合部材77bとをそれぞれ並列に設けると共に、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等に、上記複数のフック77aに対応しフック77aを掛合するフック掛合部29aと上記複数の嵌合部材77bに対応し嵌合部材77bに嵌め込むことができる嵌込部材29bとを設け、フック掛合部29aにフック77aを掛合させた後に、嵌合部材77bを嵌込部材29bに嵌め込むことにより遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。また、遠隔操作装置7と、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等との一方を磁性体(または磁石)で形成するかまたは一方に磁性体部材(または磁石部材)を固着すると共に、他方に磁石部材を固着しておき、磁力によって遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。また、遠隔操作装置7と、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等とにマジックテープを固着してマジックテープの結合力によって遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。また、遠隔操作装置7と、給湯制御装置6の上面や入浴用筐体2の外周面、上部ブラケット35及び下部ブラケット36の平坦面35a、36a等との一方に両面テープを貼着し、両面テープの粘着力によって遠隔操作装置7を着脱できるように構成しても良い。
【0040】
次に、本実施形態のシャワー入浴装置で入浴補助者Bの補助により入浴者Aが入浴する手順について説明する。
【0041】
まず、入浴補助者Bは、遠隔操作装置7、例えば給湯制御装置6に装着した状態の遠隔操作装置7の操作パネル71の暖機運転ボタン72jを押し、入浴用筐体2内に設けられたノズル5a、5bから入浴用筐体2内に所定の温度の湯水を所定時間噴射して筐体2内を暖める。
【0042】
この暖気運転の終了後、入浴補助者Bは、入浴者Aをストレッチャー3の担架部33上に仰向けに寝かせ、ハンドル34を把握して台車部31が2本の後支持脚4b、4cの間に進入するようにストレッチャー3を移動させる。これにより、ストレッチャー3の担架部33とその上の入浴者Aが入浴用筐体2の搬入・搬出用開口21に収容される。このとき、入浴者Aの身体の首から下の部分が入浴用筐体2内部に位置すると共に、入浴者Aの頭部が入浴用筐体2外部に位置し、カーテン22により、入浴者A入浴者Aの首を境にして入浴用筐体2の内部と外部とが仕切られる。
【0043】
次に、入浴介助者Bは、遠隔操作装置7を給湯制御装置6から離脱させて、他の箇所、例えば入浴用筐体2に装着すると共に、操作パネル71のシャワー装置出湯ボタン72bを押す。これにより入浴用筐体2内に設けられたノズル5a、5bから、入浴者Aの身体に対して湯水が噴射される。ここで、ノズル5a、5bの湯水の設定温度は初期設定が45度になっているが、入浴補助者Bは、入浴者Aから要望等に応じ、上記シャワー装置湯温プラスボタン72c及びシャワー装置湯温マイナスボタン72d押して設定温度を調節する。適当な時間が経過したら、入浴補助者Bは再度操作パネル71のシャワー装置出湯ボタン72bを押す。これにより入浴用筐体2内に設けられたノズル5a、5bからの湯水の噴射が停止する。
【0044】
続いて入浴補助者Bは、必要に応じて入浴者Aの身体の手洗いを行う。入浴補助者Bが入浴者Aの身体を手洗いする場合、入浴補助者Bは、2つの洗浄作業用開口23のうちの一方のカーテン24を開き、そこに頭から上半身を入れる。そしてその状態で入浴者Aの身体を手洗いする。
【0045】
手洗い終了後は、入浴補助者Bが洗浄作業用開口23から上半身を出し、ストレッチャー3のハンドル34を把握して台車部31が2本の後支持脚4b、4cの間から引き出されるようにストレッチャー3を移動させる。これにより、ストレッチャー3の担架部33上の入浴者Aが入浴用筐体2の外部に搬出され、入浴作業が終了する。
【0046】
なお、本実施の形態では、給湯制御装置6と遠隔操作装置7とを有線(リモコンケーブル70)接続しているが、給湯制御装置6と遠隔操作装置7とを赤外線や電波式の遠隔操作手段で無線接続し、無線遠隔操作によって給湯制御装置による湯水の供給状態の制御を遠隔操作するようにしても良い。
【0047】
また、本実施の形態では、入浴用筐体2が入浴者の首から下方の身体を内部に収容するように形成されているが、これはその用途に応じて適宜様々な形態をとることができる。
【0048】
また、本実施の形態では、入浴用筐体2が、ストレッチャー3上の入浴者の身体を内部に収容するように形成されているが、これは、図10に示すように、車椅子81上の入浴者Aの身体を内部に収容するように形成しても良い。また、また、本実施の形態では、入浴用筐体2の底面部に排水溝25を設けると共に入浴用筐体2の下面に排出口26を設けているが、これは、同じく図10に示すように、入浴用筐体の底面部に、シャワー装置から噴射された湯水を排水するための排水用開口82を形成するようにしても良い。
【0049】
また、上記実施の形態では、シャワー装置出湯ボタン72b及びハンドシャワー出湯ボタン72eは、それぞれノズル5a、5b及びハンドシャワー65からの湯水の出湯のオン・オフを切り替える機能を有しているが、これに代えて、押圧した場合に所定時間だけノズル5a、5b及びハンドシャワー65からの湯水の出湯されるような機能を有するようにしても良い。
【0050】
なお、本発明は上記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、入浴補助者は、入浴者の身体の洗浄中等で入浴用筐体付近にいる場合であっても、遠隔操作装置を身近において操作することにより、給湯制御装置の設置位置まで移動しなくとも給湯制御装置を操作することができるので、入浴補助者の身体的負担が小さくて済むと共に、入浴者一人あたりの入浴に要する時間を短縮化することができる。また、給湯制御装置を入浴補助者付近に設置する必要がないので、給湯制御装置が入浴補助者の動作に干渉して作業効率を低下させることがない。また、上記遠隔操作装置は、上記入浴用筐体に着脱可能に構成するか、あるいは、遠隔操作装置の操作者の身体に装着可能に構成すれば、入浴補助者が入浴用筐体付近にいる場合に、遠隔操作装置を身近におくことが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す側面図
【図2】ストレッチャー(担架)の構成を示す上面図(a)及び側面図(b)
【図3】入浴用筐体の斜視図
【図4】入浴用筐体の上面図
【図5】入浴補助者が入浴者の洗浄作業を行っている状態を示す幅方向断面図
【図6】給湯制御装置の内部構成を示す配管ブロック図
【図7】操作パネルを示す平面図
【図8】遠隔操作装置の着脱手段を示す図
【図9】遠隔操作装置の着脱手段を示す図
【図10】本発明の他の実施形態の構成を示す斜視図
【符号の説明】
2 入浴用筐体
5 シャワー装置
6 給湯制御装置
7 遠隔操作装置

Claims (8)

  1. 入浴者の身体の少なくとも一部を内部に収容する入浴用筐体と、該入浴用筐体内に設けられたシャワー装置と、該シャワー装置に湯水を供給すると共にその供給状態を制御する給湯制御装置と、該給湯制御装置を遠隔操作可能な遠隔操作装置とを備え、該遠隔操作装置は、上記給湯制御装置に対して着脱可能に構成されており、遠隔操作装置で操作された給湯制御装置から供給される湯水を、入浴用筐体内部に収容された入浴者の身体に対してシャワー装置から噴射することを特徴とするシャワー入浴装置。
  2. 上記遠隔操作装置は、上記入浴用筐体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャワー入浴装置。
  3. 上記入浴用筐体の側面部には、入浴用筐体外部の入浴補助者が入浴用筐体内部の入浴者の身体の洗浄作業を行うための洗浄作業用開口が形成されており、上記遠隔操作装置は、上記側面部の洗浄作業用開口の近傍に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のシャワー入浴装置。
  4. 上記洗浄作業用開口は、入浴用筐体外部の両側面部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項3に記載のシャワー入浴装置。
  5. 上記洗浄作業用開口は、入浴用筐体外部の者の上半身が出入り可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のシャワー入浴装置。
  6. 上記遠隔操作装置は、該遠隔操作装置の操作者の身体に装着可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
  7. 上記遠隔操作装置は、無線遠隔操作によって給湯制御装置による湯水の供給状態の制御を遠隔操作することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
  8. 上記入浴用筐体は、担架上または車椅子上の入浴者の首から下方の身体を内部に収容するように構成されており、上記遠隔操作装置は、上記担架または車椅子に対して脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のシャワー入浴装置。
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