JP2005328920A - 遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラム - Google Patents

遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 予告報知態様を多様なものとすることが可能な遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラムを提供する。
【解決手段】 液晶表示装置4上に大当り図柄を停止表示させると大当り判定部32aが決定したことに基づいて、大当り状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定する予告演出内容決定部42bと、予告演出内容決定部42bによって決定された予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とに基づいて、特別図柄の変動表示が実行されている間に予告報知を実行する液晶表示装置4とを遊技機が備える。
【選択図】 図6

Description

所定の表示領域上で実行される識別情報の変動表示が終了する前に、特定遊技状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知を実行する遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラムに関する。
従来、始動口内に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、大当り判定用乱数値を抽出するとともに、表示装置上で識別情報(以下、特別図柄)の変動表示を実行する遊技機が知られている。なお、大当り判定用乱数値は、遊技者にとって有利な大当り状態に遊技状態を移行させるか否か判定するために用いられる乱数値である。また、この遊技機は、特別図柄の変動表示が実行された後に遊技状態が大当り状態に移行されることを報知する予告報知を、特別図柄の変動表示が終了する前に実行する。
ここで、上述した遊技機は、1回の特別図柄の変動表示において実行される予告報知の段階数を増減させることによって、大当り状態に遊技状態が移行されることに対する遊技者の期待感に差をつけている。例えば、遊技機は、予告報知を2段階まで実行する場合に、予告報知を1段階までしか実行しない場合よりも、大当り状態に遊技状態が移行されることに対する遊技者の期待感を高めることができるように構成されている。
上述したように、遊技機は、予告報知の段階数を増減させることによって、遊技の興趣の向上を図っている。
特開2001−314601号公報
しかしながら、上述した遊技機では、各段階における予告報知の態様(以下、予告報知態様)が予め定められたものである(一定である)ため、予告報知態様が単調なものとなるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、予告報知態様を多様なものとすることが可能な遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、遊技盤上の遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、所定の表示領域上で実行される識別情報の変動表示の結果、該所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させるか否か決定する停止識別情報決定手段と、特定の識別情報が所定の表示領域上に停止表示された後に、遊技者にとって有利な特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態移行手段とを備えた遊技機が、所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させると停止識別情報決定手段が決定したことに基づいて、特定遊技状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定する予告報知内容決定手段と、予告報知内容決定手段によって決定された予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とに基づいて、識別情報の変動表示が実行されている間に予告報知を実行する予告報知手段とを備えたことを要旨とする。
かかる特徴によれば、予告報知内容決定手段が、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することにより、遊技機は、1回の識別情報の変動表示が実行されている間に実行される予告報知の内容(予告報知の回数及びその態様)を、識別情報の変動表示ごとに異なるものとすることができる。すなわち、遊技機は、予告報知の内容(予告報知の回数及びその態様)を多様なものとするとともに、予告報知による演出効果を飛躍的に高めることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、停止識別情報決定手段による決定に基づいて、識別情報の変動表示が所定の表示領域上で実行される時間を特定可能な複数種類の変動表示パターンから、いずれかを選択する変動表示パターン選択手段を遊技機が備え、予告報知内容決定手段は、変動表示パターン選択手段によって選択された変動表示パターンに応じて、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することを要旨とする。
かかる特徴によれば、予告報知内容決定手段が、選択された変動表示パターンに応じて、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することにより、遊技者は、各回における予告報知の態様によって変動表示パターンを予測することが可能となる。すなわち、遊技機は、どの変動表示パターンが実行されるかに対する遊技者の期待感を高めることができる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴又は第2の特徴において、遊技状態が特定遊技状態に移行され易い特別遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定手段を遊技機が備え、予告報知内容決定手段が、遊技状態判定手段による判定結果に応じて、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することを要旨とする。
かかる特徴によれば、予告報知内容決定手段が、遊技状態判定手段による判定結果に応じて、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することにより、遊技機は、遊技状態に応じて予告報知の内容(予告報知の回数及びその態様)を変化させ、該予告報知による演出効果を向上させることができる。
なお、特別遊技状態とは、特定遊技状態に遊技状態を移行させると判定される確率が向上する確変状態、識別情報が変動表示されている時間(変動表示時間)が通常よりも短い時短状態などである。
本発明の第4の特徴は、遊技盤上の遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、所定の表示領域上で実行される識別情報の変動表示の結果、該所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させるか否か決定する停止識別情報決定手段と、特定の識別情報が所定の表示領域上に停止表示された後に、遊技者にとって有利な特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態移行手段とを備えた遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムが、所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させると停止識別情報決定手段が決定したことに基づいて、特定遊技状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定する予告報知内容決定手段と、予告報知内容決定手段によって決定された予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とに基づいて、識別情報の変動表示が実行されている間に予告報知を実行する予告報知手段とを備えた遊技機のシミュレーションを、コンピュータに実行させることを要旨とする。
本発明によれば、予告報知態様を多様なものとすることが可能な遊技機、及び、この遊技機のシミュレーションプログラムを提供することができる。
(遊技機の構成)
以下において、本発明の一実施形態に係る遊技機10の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機10を示す外観図である。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技機10は、遊技場に遊技機10を設置するために設けられている外枠1と、外枠1の内側に開閉可能に設けられている内枠2と、内枠2の前面側に設けられている遊技盤3と、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、遊技状態に応じて効果音や音声などを出力するスピーカ25L及び25Rと、遊技状態に応じて所定のパターンで点灯・消灯するランプ26L及び26Rとを備える。
また、遊技機10には、プリペイドカードなどが挿入されると、該プリペイドカードの残高に応じて、遊技球が貸し出されるように構成されたカードユニット20が併設されている。
遊技盤3上の遊技領域には、液晶表示装置4と、始動口6と、普通図柄作動ゲート7と、大入賞口8と、アウト口9と、一般入賞口16とが設けられている。
液晶表示装置4上では、始動口6内に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、特別図柄の変動表示が実行される。なお、特別図柄の変動表示は、始動領域を遊技球が通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値や大当り図柄決定用乱数値などに基づいて、実行される。
なお、大当り判定用乱数値とは、遊技状態を大当り状態に移行させるか否か判定するために用いられる乱数値である。また、大当り図柄決定用乱数値とは、大当り判定用乱数値と所定の大当り判定値とが一致した場合に、特別図柄が変動表示された結果、液晶表示装置4上に停止表示される特別図柄(大当り図柄)を決定するために用いられる乱数値である。
始動口6は、遊技球が入球し易い開放状態と遊技球が入球し難い閉鎖状態とに変化可能であり、始動口6内に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、大当り判定用乱数値や大当り図柄決定用乱数値などが抽出されるように構成されている。また、始動口6は、始動口6に遊技球が入球すると、所定数の遊技球が賞球として払出されるように構成されている。
普通図柄作動ゲート7は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを条件として、始動口6を開放状態とするか否か決定するために用いられる乱数値(普通図柄当り判定用乱数値)が抽出されるように構成されている。
大入賞口8は、遊技球が入球し易い開放状態と遊技球が入球し難い閉鎖状態とに変化可能なものである。また、大入賞口8は、遊技状態が大当り状態に移行されると、閉鎖状態である大入賞口8が開放状態となってから、再び閉鎖状態となるまでを1ラウンドとして制御される。なお、大当り状態においては、所定回数(本実施形態では、15回)を上限として、ラウンドが繰り返されるものとする。さらに、大入賞口8は、大入賞口8に遊技球が入球すると、所定数の遊技球が賞球として払出されるように構成されている。
アウト口9は、始動口6、大入賞口8及び一般入賞口16等のいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れる。
一般入賞口16は、一般入賞口16に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出されるように構成されている。
以下において、本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部を示すブロック図である。
図2に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と、副制御回路40と、払出・発射制御回路80とによって構成される。
主制御回路30は、I/O31と、メインCPU32と、メインROM33と、メインRAM34と、コマンド出力ポート35とによって構成される。
また、主制御回路30には、大入賞口8内に設けられた特定領域(Vゾーン)を通過した遊技球を検出するV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8内に設けられた一般領域を通過した遊技球を検出するカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16に入球した遊技球を検出する一般入賞球スイッチ16Sと、普通図柄作動ゲート7を通過した遊技球を検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6内に設けられた始動領域を通過した遊技球を検出する始動入賞球スイッチ6Sと、始動口6に設けられた1対の可動片を駆動する始動口ソレノイド6aと、大入賞口8に設けられた扉体を駆動する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
I/O31は、上述した各スイッチ及び上述した各ソレノイドとの間で、信号を入出力するためのインターフェースである。
メインCPU32は、後述する「システムタイマ割込処理」(図11(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図11(b)を参照)における各処理を行う。なお、メインCPU32の動作の詳細については後述する(図11〜図13を参照)。
メインROM33には、後述する「システムタイマ割込処理」(図11(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図11(b)を参照)における各処理を行うためのプログラムやテーブルなどが記憶されている。
メインRAM34には、DRAMなどによって構成され、始動記憶(大当り判定用乱数値や大当り図柄決定用乱数値を含む)などが記憶される。
コマンド出力ポート35は、メインCPU32によってセットされた各コマンドを副制御回路40に出力するためのポートである。
副制御回路40は、コマンド入力ポート41と、サブCPU42と、サブROM43と、サブRAM44と、画像制御回路45と、音声制御回路46と、ランプ制御回路47とによって構成される。
コマンド入力ポート41は、主制御回路30から出力された各コマンドをサブCPU42に入力するためのポートである。
サブCPU42は、主制御回路30から出力された各コマンド(メインCPU32によってセットされた各コマンド)に基づいて、画像制御回路45、音声制御回路46及びランプ制御回路47を制御する。なお、サブCPU42の動作(コマンド受信処理)の詳細については、後述する(図14を参照)。
サブROM43は、画像制御回路45、音声制御回路46及びランプ制御回路47を制御するためのプログラムを記憶している。
サブRAM44は、DRAMなどによって構成され、主制御回路30から出力された各コマンドを記憶する。
画像制御回路45は、サブCPU42からの制御データに基づいて、遊技状態に応じた画像(例えば、特別図柄の変動表示や演出内容)を液晶表示装置4上に表示させる。
音声制御回路46は、サブCPU42からの制御データに基づいて、遊技状態に応じた音声や効果音等をスピーカ25L及び25Rから出力する。
ランプ制御回路47は、サブCPU42からの制御データに基づいて、遊技状態に応じた所定のパターンで、ランプ26L及び26Rを点灯・消灯する。
払出・発射制御回路80は、始動口6、大入賞口8及び一般入賞口16等に遊技球が入球したことに基づいて出力される主制御回路30からのコマンドに応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出装置81、及び、発射ハンドル24に対する回転操作に応じて、遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82を制御する。
また、払出・発射制御回路80には、カードユニット20が接続され、当該カードユニット20にプリペイドカードが挿入されると、払出・発射制御回路80は、該プリペイドカードの残高に応じた数を上限として、所定数の遊技球を貸し出すように払出装置81を制御する。
以下において、本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロックについて、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロックを示す図である。なお、図3では、上述した図2に示す制御部の一部が省略されている。
図3に示すように、上述したメインCPU32は、大当り判定部32aと、変動表示パターン選択部32bと、大当り状態制御部32cとによって構成されている。
大当り判定部32aは、上述したメインRAM34に記憶されている始動記憶(大当り判定用乱数値)に基づいて、特別図柄の変動表示が実行された後に、遊技状態を大当り状態に移行させるか否かを判定する(大当り判定)。
具体的には、大当り判定部32aは、高確率フラグがオンである場合には、大当り判定テーブル(確変用)を参照し、大当り判定テーブル(確変用)に記憶された大当り判定値と、大当り判定用乱数値とが一致するか否か判定する。一方、大当り判定部32aは、高確率フラグがオフである場合には、大当り判定テーブル(通常用)を参照し、大当り判定テーブル(通常用)に記憶された大当り判定値と、大当り判定用乱数値とが一致するか否か判定する。
なお、高確率フラグがオンである場合に参照される大当り判定テーブル(確変用)には、高確率フラグがオフである場合に参照される大当り判定テーブル(通常用)よりも、記憶されている大当り判定値の数が多いものとする。すなわち、大当り判定において、大当り判定テーブル(確変用)が参照される場合には、大当り判定テーブル(通常用)が参照される場合よりも、遊技状態が大当り状態に移行される確率が高い。
以下において、大当り判定テーブル(確変用)が参照される遊技状態を確変状態と呼び、大当り判定テーブル(通常用)が参照される遊技状態を通常状態と呼ぶ。なお、上述した高確率フラグとは、遊技状態が確変状態であるか否かを判定するためのフラグである。
また、大当り判定部32aは、遊技状態を大当り状態に移行させると判定した場合には、上述したメインRAM34に記憶されている始動記憶(大当り図柄決定用乱数値)に基づいて、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行された結果、該液晶表示装置4上に停止表示させる特別図柄(大当り図柄)を決定し、決定した大当り図柄を特定可能な停止図柄指定コマンドをセットする。
なお、大当り図柄には、大当り状態が終了した後に、遊技状態が確変状態に移行されることを示す確変図柄と、大当り状態が終了した後に、遊技状態が確変状態に移行されないことを示す通常図柄とが含まれている。
一方、大当り判定部32aは、遊技状態を大当り状態に移行させないと判定した場合には、所定の乱数値(ハズレ図柄決定用乱数値)に基づいて、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行された結果、該液晶表示装置4上に停止表示させる特別図柄(ハズレ図柄)を決定し、決定したハズレ図柄を特定可能な停止図柄指定コマンドをセットする。
なお、本実施形態において、大当り判定部32aは、遊技盤上の遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、所定の表示領域(液晶表示装置4)上で実行される識別情報(特別図柄)の変動表示の結果、所定の表示領域上に特定の識別情報(大当り図柄)を停止表示させるか否か決定する停止識別情報決定手段を構成する。
変動表示パターン選択部32bは、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行された後に、遊技状態が大当り状態に移行される可能性があることを遊技者に報知するリーチ演出内容を実行するか否かを、所定の乱数値に基づいて決定する。なお、本実施形態では、遊技状態を大当り状態に移行させると大当り判定部32aが判定した場合には、リーチ演出内容は必ず実行されるものとする。
また、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させると大当り判定部32aが判定したか否か、リーチ演出内容を実行すると決定したか否か、及び、高確率フラグがオンであるか否かに基づいて、図4に示す変動表示パターン選択テーブル群の中から、いずれかの変動表示パターン選択テーブルを選択する。また、変動表示パターン選択部32bは、選択した変動表示パターン選択テーブルを参照し、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行されている時間(以下、変動表示時間)を特定可能な変動表示パターンを選択し、選択した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。なお、変動表示パターン選択テーブル群は、上述したメインROM33に記憶されているものとする。
具体的には、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させると大当り判定部32aが判定し、高確率フラグがオフである場合には、図4(a)に示す変動表示パターン選択テーブル(通常状態、大当り時)を参照し、所定の乱数値(変動表示パターン決定用乱数値)に基づいて、変動表示パターンA(大当り)〜変動表示パターンC(大当り)の中から、いずれかの変動表示パターンを選択し、選択した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。
なお、図4(a)に示すように、変動表示パターンA(大当り)が選択される確率は、“4/10”である。同様に、変動表示パターンB(大当り)及び変動表示パターンC(大当り)が選択される確率は、ともに“3/10”である。
また、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させないと大当り判定部32aが判定し、かつ、リーチ演出内容を実行すると決定し、高確率フラグがオフである場合には、図4(b)に示す変動表示パターン選択テーブル(通常状態、ハズレ時、リーチ演出あり)を参照し、変動表示パターン決定用乱数値に基づいて、変動表示パターンD(ハズレ)〜変動表示パターンF(ハズレ)の中から、いずれかの変動表示パターンを選択し、選択した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。
さらに、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させないと大当り判定部32aが判定し、かつ、リーチ演出内容を実行しないと決定し、高確率フラグがオフである場合には、図4(c)に示す変動表示パターン選択テーブル(通常状態、ハズレ時、リーチ演出なし)を参照し、変動表示パターンG(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。
同様に、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させると大当り判定部32aが判定し、高確率フラグがオンである場合には、図4(d)に示す変動表示パターン選択テーブル(確変状態、大当り時)を参照する。また、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させないと大当り判定部32aが判定し、かつ、リーチ演出内容を実行すると決定し、高確率フラグがオンである場合には、図4(e)に示す変動表示パターン選択テーブル(確変状態、ハズレ時、リーチ演出あり)を参照する。さらに、変動表示パターン選択部32bは、大当り状態に遊技状態を移行させないと大当り判定部32aが判定し、かつ、リーチ演出内容を実行しないと決定し、高確率フラグがオンである場合には、図4(f)に示す変動表示パターン選択テーブル(確変状態、ハズレ時、リーチ演出なし)を参照する。
なお、本実施形態において、変動表示パターン選択部32bは、停止識別情報決定手段(大当り判定部32a)による決定に基づいて、識別情報(特別図柄)の変動表示が所定の表示領域(液晶表示装置4)上で実行される時間(変動表示時間)を特定可能な複数種類の変動表示パターンの中から、いずれかを選択する変動表示パターン選択手段を構成する。
なお、コマンド出力ポート35は、大当り判定部32aによってセットされた停止図柄指定コマンド、及び、変動表示パターン選択部32bによってセットされた変動表示パターン指定コマンドを副制御回路40に出力する。
大当り状態制御部32cは、液晶表示装置4上に停止表示された特別図柄が大当り図柄である場合に、遊技状態を大当り状態に移行する。具体的には、大当り状態制御部32cは、閉鎖状態である大入賞口8を開放状態してから、再び大入賞口8を閉鎖状態とするまでを1ラウンドとするラウンド制御等を行う。
なお、本実施形態において、大当り状態制御部32cは、特定の識別情報(大当り図柄)が所定の表示領域(液晶表示装置4)上に停止表示された後に、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)に遊技状態を移行させる特定遊技状態移行手段を構成する。
上述したサブCPU42は、変動表示制御部42aと、予告演出内容決定部42bとによって構成されている。
変動表示制御部42aは、コマンド入力ポート41によって入力された停止図柄指定コマンド及び変動表示パターン指定コマンドに基づいて、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示を実行させるように、上述した画像制御回路45(図3では図示せず)を制御する。
具体的には、変動表示制御部42aは、変動表示パターン指定コマンドによって特定される変動表示時間内において、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示を実行させるとともに、その変動表示時間が経過すると、停止図柄指定コマンドに対応する停止図柄(大当り図柄、又は、ハズレ図柄)を液晶表示装置4上に停止表示させる。
また、変動表示制御部42aは、リーチ演出内容を実行すると判定された場合に選択される変動表示パターン指定コマンド(変動表示パターンA〜変動表示パターンF及び変動表示パターンH〜変動表示パターンMに対応するもの)が入力された場合には、入力された変動表示パターン指定コマンドに応じて、リーチ演出内容を液晶表示装置4上に表示させる。
具体的には、変動表示制御部42aは、変動表示パターンA及び変動表示パターンDに対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、同一のリーチ演出内容(リーチ演出内容a)を液晶表示装置4上に表示させる。
また、変動表示制御部42aは、変動表示パターンB及び変動表示パターンEに対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、リーチ演出内容bを液晶表示装置4上に表示させ、変動表示パターンC及び変動表示パターンFに対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合は、リーチ演出内容cを液晶表示装置4上に表示させる。
また、変動表示パターンH及び変動表示パターンKに対応するリーチ演出内容は、上述したリーチ演出内容aであり、変動表示パターンI及び変動表示パターンLに対応するリーチ演出内容は、上述したリーチ演出内容bであり、変動表示パターンJ及び変動表示パターンMに対応するリーチ演出内容は、上述したリーチ演出内容cであるものとする。
なお、変動表示パターンH及び変動表示パターンKによって特定される変動表示時間は、変動表示パターンA及び変動表示パターンDによって特定される変動表示時間よりも短いものとする。同様に、変動表示パターンI及び変動表示パターンLによって特定される変動表示時間は、変動表示パターンB及び変動表示パターンEによって特定される変動表示時間よりも短く、変動表示パターンJ及び変動表示パターンMによって特定される変動表示時間は、変動表示パターンC及び変動表示パターンFによって特定される変動表示時間よりも短いものとする。
予告演出内容決定部42bは、コマンド入力ポート41によって入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、図5に示す予告演出判定テーブル群の中から、いずれかの予告演出判定テーブルを選択し、予告演出内容を実行するか否か判定する。なお、予告演出判定テーブル群は、上述したサブROM43に記憶されているものとする。
具体的には、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンA(大当り)〜変動表示パターンC(大当り)又は変動表示パターンH(大当り)〜変動表示パターンJ(大当り)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図5(a)に示す予告演出判定テーブル(大当り時)を参照し、予告演出内容を実行するか否か判定する。なお、図5(a)に示すように、予告演出内容を実行すると判定される確率は、“9/10”であり、予告演出内容を実行しないと判定される確率は、“1/10”である。
また、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンD(ハズレ)〜変動表示パターンF(ハズレ)又は変動表示パターンK(ハズレ)〜変動表示パターンM(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図5(b)に示す予告演出判定テーブル(ハズレ時、リーチ演出あり)を参照し、予告演出内容を実行するか否か判定する。
さらに、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンG(ハズレ)又は変動表示パターンN(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図5(c)に示す予告演出判定テーブル(ハズレ時、リーチ演出なし)を参照し、予告演出内容を実行するか否か判定する。
また、予告演出内容決定部42bは、予告演出内容を実行すると判定した場合には、コマンド入力ポート41によって入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、図6〜図9に示す予告演出振分テーブル群の中から、予告演出振分テーブルを選択し、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容のパターン(予告演出パターン)を決定する。なお、予告演出振分テーブル群は、上述したサブROM43に記憶されているものとする。
まず、通常状態において選択される変動表示パターン指定コマンド(変動表示パターンA〜変動表示パターンGに対応するもの)が入力された場合について説明する。
予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンA(大当り)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図6(a)に示す予告演出振分テーブルを参照し、予告演出パターン1a〜予告演出パターン7aの中から、いずれかの予告演出パターンを、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして決定する。
図6(a)に示すように、予告演出パターンには、その予告演出パターンに係る予告演出内容において予告報知が実行される回数(ステップ数)と、各回(各ステップ)における予告報知の態様(キャラクタの種類)と、その予告演出パターンが選択される確率(振分率)とが関連付けられている。
例えば、予告演出パターン1aには、ステップ数として“1”が関連付けられ、ステップ1に係るキャラクタの種類として“町娘”が関連付けられ、予告演出パターン1の振分率として“10%”が関連付けられている。
また、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンB(大当り)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図6(b)に示す予告演出振分テーブルを参照し、予告演出パターン8a〜予告演出パターン14aの中から、いずれかの予告演出パターンを、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして決定する。
さらに、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンC(大当り)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図6(c)に示す予告演出振分テーブルを参照し、予告演出パターン15a〜予告演出パターン21aの中から、いずれかの予告演出パターンを、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして決定する。
同様に、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンD(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図7(d)に示す予告演出振分テーブルを参照する。また、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンE(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図7(e)に示す予告演出振分テーブルを参照する。さらに、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンF(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図7(f)に示す予告演出振分テーブルを参照する。また、予告演出内容決定部42bは、変動表示パターンG(ハズレ)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合には、図7(g)に示す予告演出振分テーブルを参照する。
また、予告演出内容決定部42bは、確変状態において選択される変動表示パターン指定コマンド(変動表示パターンH〜変動表示パターンNに対応するもの)が入力された場合には、入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、図8〜図9に示す予告演出振分テーブル群の中から予告演出振分テーブルを選択する。また、予告演出内容決定部42bは、選択した予告演出振分テーブルを参照し、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンを決定する。
図8〜図9に示すように、確変状態で決定される予告演出パターンに係る予告報知の回数(ステップ数)は、全て“1”である。また、確変状態において、ステップ1に係る予告報知の態様として決定されるキャラクタの種類には、通常状態において、ステップ2又はステップ3に係る予告報知の態様として決定されるキャラクタの種類が含まれている。
なお、本実施形態では、確変状態で決定される予告演出パターンに係る予告報知の回数(ステップ数)は、全て“1”であるが、これに限定されるものではなく、通常状態で決定される予告演出パターンに係る予告報知の回数(ステップ数)と同様に、“2”又は“3”であってもよい。
なお、確変状態において選択される変動表示パターン指定コマンドが入力された場合において、予告演出パターンを決定する方法は、通常状態において選択される変動表示パターン指定コマンドが入力された場合における方法と同様であるため、その説明については、省略するものとする。
なお、本実施形態において、予告演出内容決定部42bは、所定の表示領域(液晶表示装置4)上に特定の識別情報(大当り図柄)を停止表示させると停止識別情報決定手段(大当り判定部32a)が決定したことに基づいて、特定遊技状態(大当り状態)に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数(ステップ数)と、各回における該予告報知の態様(キャラクタの種類)とを決定する予告報知内容決定手段を構成する。
また、本実施形態において、予告演出内容決定部42bは、遊技状態が特定遊技状態(大当り状態)に移行され易い特別遊技状態(確変状態)であるか否か判定する遊技状態判定手段を構成する。
さらに、本実施形態において、液晶表示装置4は、予告報知内容決定手段によって決定された予告報知の回数(ステップ数)と、各回における該予告報知の態様(キャラクタの種類)とに基づいて、識別情報(特別図柄)の変動表示が実行されている間に予告報知を実行する(キャラクタの画像を表示する)予告報知手段を構成する。
上述したように、変動表示制御部42aは、入力された変動表示パターン指定コマンドに応じて、リーチ演出内容を決定し、予告演出内容決定部42bは、入力された変動表示パターン指定コマンドに応じて、予告演出内容を決定している。すなわち、予告演出内容とリーチ演出内容との間には、一定の相関関係がある。
従って、遊技者は、液晶表示装置4上に表示された予告演出内容に基づいて、その予告演出内容が表示された後に表示されるリーチ演出内容を予測することが可能となる。
例えば、変動表示パターンAに対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合に、予告演出パターン5a(“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”)が選択される確率(40%)は、他の変動表示パターン(変動表示パターンBや変動表示パターンC)に対応する変動表示パターン指定コマンドが入力された場合に、予告演出パターン12aや予告演出パターン19aが選択される確率(10%)よりも高い。
従って、遊技者は、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示された場合には、変動表示パターンAに対応するリーチ演出内容aが液晶表示装置4上に表示されると予測することができる。
一方、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示された後に、リーチ演出内容aが表示された場合において、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)は、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示された後に、リーチ演出内容bが表示された場合において、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)よりも低い。
なお、上述したように、リーチ演出内容aは、変動表示パターンA及び変動表示パターンDに対応するものであり、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”は、予告演出パターン5a及び予告演出パターン26aに対応するものである。また、リーチ演出内容bは、変動表示パターンB及び変動表示パターンEに対応するものであり、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”は、予告演出パターン12a及び予告演出パターン33aに対応するものである。
具体的には、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示され、リーチ演出内容aが表示された後に、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)は、以下のように求めることができる。
すなわち、期待度(信頼度)は、遊技状態が大当り状態に移行される場合に、リーチ演出内容aに対応する変動表示パターンAが選択され、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”に対応する予告演出パターン5aが選択される確率(以下、P)と、遊技状態が大当り状態に移行されない場合に、リーチ演出内容aに対応する変動表示パターンDが選択され、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”に対応する予告演出パターン26aが選択される確率(以下、P)との比率である。
ここで、予告演出パターン5aが選択される確率(P)は、大当り判定において遊技状態を大当り状態に移行させると判定される確率(以下、P)と、遊技状態を大当り状態に移行させると判定された場合に、リーチ演出を実行すると判定される確率(以下、P2w)と、変動表示パターンA〜変動表示パターンCの中から変動表示パターンAが選択される確率(以下、P3a)と、予告演出内容を実行すると判定される確率(以下、P)と、予告演出パターン1a〜予告演出パターン7aの中から予告演出パターン5aが選択される確率(以下、P5-5a)とを積算した値(P=P×P2w×P3a×P×P5-5a)である。
以下において、大当り判定において遊技状態を大当り状態に移行させると判定される確率(P)=“1/100(0.01)”であるものとする。また、上述したように、大当り状態に移行させると判定された場合には、リーチ演出内容は必ず実行されるため、P2w=“1”となる。さらに、図4に示すように、P3a=“4/10(0.4)”となり、図5に示すように、P=“9/10(0.9)”となり、図6に示すように、P5-5a=“40%(0.4)”となる。
従って、予告演出パターン5aが予告演出パターンとして選択される確率(P)=0.01×1×0.4×0.9×0.4≒0.0014となる。
一方、予告演出パターン26aが選択される確率(P)は、大当り判定において遊技状態を大当り状態に移行させないと判定される確率(1−P)と、遊技状態を大当り状態に移行させると判定された場合に、リーチ演出を実行すると判定される確率(以下、P2L)と、変動表示パターンD〜変動表示パターンEの中から変動表示パターンDが選択される確率(以下、P3d)と、予告演出内容を実行すると判定される確率(以下、P)と、予告演出パターン22a〜予告演出パターン28aの中から予告演出パターン26aが選択される確率(以下、P5-26a)とを積算した値(P26a=(1−P)×P2L×P3d×P×P5-26a)である。
以下において、リーチ演出内容を実行すると判定される確率(P2L)=“1/10(0.1)”であるものとする。また、図4に示すように、P3d=“4/10(0.4)”となり、図5に示すように、P=“9/10(0.9)”となり、図7に示すように、P5-26a=“15%(0.15)”となる。
従って、予告演出パターン26aが選択される確率(P)=(1−0.01)×0.1×0.4×0.9×0.15≒0.0053となる。
すなわち、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示された後に、リーチ演出内容aが表示された場合において、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)は、P/(P+P)≒“0.209(20.9%)”となる。
同様にして、“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”が予告演出内容として液晶表示装置4上に表示された後に、リーチ演出内容bが表示された場合において、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)を求めると、その期待度(信頼度)は、約“0.336(33.6%)”となる。
上述したように、予告演出内容(“町娘”−“弁天小僧”−“捕り物”)に基づいて予測したリーチ演出内容(リーチ演出内容a)とは異なるリーチ演出内容(リーチ演出内容b)が液晶表示装置4上に表示されると、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)が高まる。
すなわち、遊技機10は、予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)とリーチ演出内容との相関関係を用いて、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)に差をつけている。これにより、遊技機10は、予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)による演出効果を高めることができる。
以下において、液晶表示装置4上に表示される予告演出内容の一例について、図面を参照しながら説明する。図10は、予告演出パターン5aが予告演出パターンとして選択された場合に、液晶表示装置4上に表示される予告演出内容を示す遷移図である。
ここで、予告演出パターン5aは、以下のようにして選択される。すなわち、メインCPU32は、始動口6内に設けられた始動領域を遊技球が通過すると、上述した変動表示パターンA(大当り)を選択し、選択した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをサブCPU42に対して出力する。また、サブCPU42は、予告演出判定テーブル(大当り時)を参照し、予告演出内容を実行すると判定する。また、サブCPU42は、入力された変動表示パターンA(大当り)に対応する予告演出振分テーブル(図6(a))を参照し、液晶表示装置4上に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして、予告演出パターン5aを選択する。
図10(a)は、液晶表示装置4上に特別図柄が停止表示されている状態を示している。このとき、サブCPU42は、入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、特別図柄の変動表示を液晶表示装置4上で実行する。
図10(b)及び図10(c)は、特別図柄の変動表示が実行されている時間(変動表示時間)内において、ステップ1に係る予告報知の態様(町娘の画像)が表示されている状態を示している。すなわち、サブCPU42は、選択した予告演出パターン5aに従って、ステップ1に係る予告報知の態様として、町娘の画像を液晶表示装置4上に表示させる。
図10(d)及び図10(e)は、変動表示時間内において、ステップ2に係る予告報知の態様(弁天小僧の画像)が表示されている状態を示している。すなわち、サブCPU42は、選択した予告演出パターン5aに従って、ステップ2に係る予告報知の態様として、弁天小僧の画像を液晶表示装置4上に表示させる。
図10(f)及び図10(g)は、変動表示時間内において、ステップ3に係る予告報知の態様(捕り物の画像)が表示されている状態を示している。すなわち、サブCPU42は、選択した予告演出パターン5aに従って、ステップ3に係る予告報知の態様として、捕り物の画像を液晶表示装置4上に表示させる。
図10(h)は、変動表示時間内において、遊技状態が大当り状態に移行される可能性があることを遊技者に報知するリーチ演出内容が表示されている状態を示す図である。このとき、サブCPU42は、入力された変動表示パターン指定コマンド(ここでは、変動表示パターンA(大当り)に対応するもの)に基づいてリーチ演出内容を決定し、決定したリーチ演出内容を液晶表示装置4上に表示させる。
図10(i)は、変動表示時間内において、遊技状態が大当り状態に移行されることを遊技者に報知する大当り演出内容が表示されている状態を示す図である。このとき、サブCPU42は、入力された変動表示パターン指定コマンド(ここでは、変動表示パターンA(大当り)に対応するもの)に基づいて大当り演出内容を決定し、決定した大当り演出内容を液晶表示装置4上に表示させる。また、サブCPU42は、入力された停止図柄指定コマンドに対応する大当り図柄(ここでは、“777”)を、液晶表示装置4上に停止表示させる。
(遊技機の動作)
以下において、本発明の一実施形態に係る遊技機の動作について、図面を参照しながら説明する。図11は、本発明の一実施形態に係る遊技機の動作を示すフロー図である。
まず、システムタイマ割込処理について、図面を参照しながら説明する。なお、システムタイマ割込処理とは、所定の周期(本実施形態では、2msec)毎にメイン処理に割り込む処理である。
図11(a)に示すように、ステップ100において、メインCPU32は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップ110において、メインCPU32は、大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数などの値を更新する。
ステップ120において、メインCPU32は、各スイッチ(始動入賞球スイッチ6S、通過球スイッチ7S、一般入賞球スイッチ16S、V・カウントスイッチ28S及びカウントスイッチ29S)からの信号がI/O31に入力されたか否か判定する。また、メインCPU32は、I/O31に入力された信号がある場合には、入力された信号に応じた処理を行う。
例えば、メインCPU32は、始動入賞球スイッチ6Sからの信号がI/O31に入力された場合には、大当り判定用乱数値及び大当り図柄決定用乱数値を抽出するとともに、抽出された大当り判定用乱数値及び大当り図柄決定用乱数値を始動記憶としてメインRAM34に記憶する。なお、メインCPU32は、所定数(例えば、4個)を上限として、始動記憶をメインRAM34に記憶するものとする。
ステップ130において、メインCPU32は、待ち時間タイマ(t)、大入賞口開放時間タイマ(t)等の値を更新する。
なお、待ち時間タイマ(t)とは、後述する特別図柄制御処理(図12を参照)の各処理において、メインCPU32が次の処理に移るまでの待ち時間がセットされるタイマである。また、大入賞口開放時間タイマ(t)とは、1ラウンド内において、大入賞口8が開放状態とされる最大時間(大入賞口開放時間)がセットされるタイマである。
なお、本実施形態では、上述した各タイマは、該タイマにセットされた時間をカウントダウンするように構成されているものとするが、これに限定されるものではなく、時間をカウントアップするように構成されていてもよい。
ステップ140において、メインCPU32は、賞球として払い出された遊技球の数、遊技状態が大当り状態に移行された回数などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータに出力する。
ステップ150において、メインCPU32は、始動口6に設けられた1対の可動片を駆動するように始動口ソレノイド6aを制御するための信号、及び、大入賞口8の扉体を駆動するように大入賞口ソレノイド8aを制御するための信号を出力する。
ステップ160において、メインCPU32は、セットされたコマンド(例えば、変動表示パターン指定コマンドや停止図柄指定コマンド)を副制御回路40に出力する。
ステップ170において、メインCPU32は、玉切れや下皿満タンなどのエラーを報知するためのランプ等を制御する。
ステップ180において、メインCPU32は、遊技球が入球した入賞口の種類(始動口6、大入賞口8及び一般入賞口16)に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出すことを指示する払出コマンドを払出・発射制御回路80に出力する。
ステップ190において、メインCPU32は、ステップ100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
次に、メイン処理について、図面を参照しながら説明する。図11(b)に示すように、ステップ10において、メインCPU32は、遊技機10における各種設定を前回電源断となったときの設定に復帰する(又は、遊技機10における各種設定を初期化する)。
ステップ20において、メインCPU32は、特別図柄制御処理を行う。具体的には、メインCPU32は、遊技状態を大当り状態に移行させるか否かの判定(大当り判定)、変動表示パターンの決定、大当り状態におけるラウンド制御等を行う。なお、特別図柄制御処理の詳細については後述する(図12を参照)。
ステップ30において、メインCPU32は、普通図柄制御処理を行う。具体的には、メインCPU32は、始動口6を開放状態とするか否かの判定(普通図柄当り判定)、始動口6に設けられた1対の可動片を駆動するための制御等を行う。
ステップ40において、メインCPU32は、変動表示パターンを決定するために用いられる変動表示パターン決定用乱数、ハズレ図柄を決定するために用いられるハズレ図柄決定用乱数等を更新する。
なお、メインCPU32は、上述のステップ20からステップ40までの処理を繰り返し行うものとする。
以下において、上述した特別図柄制御処理について、図面を参照しながら説明する。図12は、本発明の一実施形態に係る特別図柄制御処理を示すフロー図である。
図12に示すように、ステップ20−1において、メインCPU32は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグであり、メインCPU32は、この制御状態フラグに基づいて、ステップ20−2〜ステップ20−10における各処理を実行するか否か判別する。
ステップ20−2において、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)であり、始動記憶の数が“1”以上である場合に、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致するか否か判定する(大当り判定)。また、メインCPU32は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致する場合には、大当り図柄決定用乱数値に基づいて、特別図柄の停止図柄(大当り図柄)を決定するとともに、変動表示パターン決定用乱数値に基づいて、変動表示パターンを決定する。一方、メインCPU32は、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致しない場合には、ハズレ図柄決定用乱数値に基づいて、特別図柄の停止図柄(ハズレ図柄)を決定するとともに、変動表示パターン決定用乱数値に基づいて、変動表示パターンを決定する。
また、メインCPU32は、特別図柄変動時間管理処理を示す値(01)を制御状態フラグにセットするとともに、決定した変動表示パターンに対応する変動表示時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。なお、特別図柄記憶チェック処理の詳細については後述する(図13を参照)。
ステップ20−3において、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理処理を示す値(01)であり、変動表示時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合に、特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−4において、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合に、以下の処理を行う。
すなわち、メインCPU32は、大当り判定において大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致すると判定された場合には、大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。また、メインCPU32は、高確率フラグをオフにする。
一方、メインCPU32は、大当り判定において大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致しないと判定された場合には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−5において、メインCPU32は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であり、大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合には、大入賞口8を開放状態とするように大入賞口ソレノイド8aを制御する。また、メインCPU32は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、1ラウンド内において大入賞口8が開放状態とされる最大時間(大入賞口開放時間)を大入賞口開放時間タイマ(t)にセットする。
ステップ20−6において、メインCPU32は、制御状態フラグが大入賞口開放中処理を示す値(04)である場合に、大入賞口開放時間がセットされた大入賞口開放時間タイマ(t)の値が“0”であるという条件、又は、大入賞口カウンタの値が所定値(例えば、“10”以上)となったという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か判定する。なお、大入賞口カウンタとは、1ラウンド内に大入賞口8に入球した遊技球の数を計数するためのカウンタである。
また、メインCPU32は、上述した条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大入賞口8を閉鎖状態とするように大入賞口ソレノイド8aを制御する。さらに、メインCPU32は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。
ステップ20−7において、メインCPU32は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合には、大入賞口8内に設けられた特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、又は、大入賞口開放回数カウンタの値が所定値(例えば、“15”以上)であるという条件(ラウンド数が最終ラウンドであるという条件)のうち、いずれかの条件が成立しているか否か判定する。なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り状態におけるラウンド数をカウントするためのカウンタである。
メインCPU32は、上述した条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大当り終了インターバル管理処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。一方、メインCPU32は、上述した条件のうち、いずれの条件も成立していない場合には、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。
ステップ20−8において、メインCPU32は、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間管理処理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合には、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算する。また、メインCPU32は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口開放時間を大入賞口開放時間タイマ(t)にセットする。
ステップ20−9において、メインCPU32は、制御状態フラグが大当り終了インターバル管理処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”である場合には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU32は、液晶表示装置4上に停止表示されている大当り図柄が確変図柄である場合には、高確率フラグをオンにする。
ステップ20−10において、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)である場合に、始動記憶の数から1を減算するとともに、特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)を制御状態フラグにセットする。
以下において、上述した特別図柄記憶チェック処理について、図面を参照しながら説明する。図13は、本発明の一実施形態に係る特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。
図13に示すように、ステップ20−2−1において、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)であるか否か判定する。また、メインCPU32は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)である場合には、ステップ20−2−2の処理に移り、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)でない場合には、特別図柄記憶チェック処理を終了する。
ステップ20−2−2において、メインCPU32は、メインRAM34に記憶されている始動記憶の数が“0”であるか否か判定する。また、メインCPU32は、始動記憶の数が“0”である場合には、ステップ20−2−3の処理に移り、始動記憶の数が“1”以上である場合には、ステップ20−2−4の処理に移る。
ステップ20−2−3において、メインCPU32は、所定のデモンストレーション画像を液晶表示装置4上に表示するように指示するコマンド(デモ表示コマンド)をセットする。なお、所定のデモンストレーション画像とは、液晶表示装置4上で特別図柄が変動表示されていないときに、遊技者を飽きさせないようにするための画像である。
ステップ20−2−4において、メインCPU32は、特別図柄変動時間管理処理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−2−5において、メインCPU32は、特別図柄の変動表示が実行された後に、遊技状態を大当り状態に移行させるか否か判定する(大当り判定)。具体的には、メインCPU32は、高確率フラグがオンである場合には、大当り判定テーブル(確変用)を参照し、大当り判定テーブル(確変用)に記憶されている大当り判定値と、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値とが一致するか否か判定する。一方、メインCPU32は、高確率フラグがオフである場合には、大当り判定テーブル(通常用)を参照し、大当り判定テーブル(通常用)に記憶されている大当り判定値と、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値とが一致するか否か判定する。
ステップ20−2−6において、メインCPU32は、大当り判定を行った結果、遊技状態を大当り状態に移行させると判定したか否か確認する。また、メインCPU32は、遊技状態を大当り状態に移行させると判定した場合には、ステップ20−2−8の処理に移り、遊技状態を大当り状態に移行させないと判定した場合には、ステップ20−2−7の処理に移る。
ステップ20−2−7において、メインCPU32は、ハズレ図柄決定用乱数値に基づいて、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行された結果、該液晶表示装置4上に停止表示させるハズレ図柄を決定する。また、メインCPU32は、特別図柄の変動表示が実行された後に、遊技状態が大当り状態に移行される可能性があることを報知するリーチ演出内容を実行するか否かを、所定の乱数値に基づいて決定する。
ステップ20−2−8において、メインCPU32は、始動記憶に含まれる大当り図柄決定用乱数値に基づいて、液晶表示装置4上で特別図柄の変動表示が実行された結果、該液晶表示装置4上に停止表示させる大当り図柄を決定する。なお、上述したように、本実施形態では、遊技状態を大当り状態に移行させるとメインCPU32が判定した場合には、必ずリーチ演出内容が実行されるものとする。
ステップ20−2−9において、メインCPU32は、ステップ20−2−5で遊技状態を大当り状態に移行させると判定したか否か、ステップ20−2−7でリーチ演出内容を実行すると決定したか否か、及び、高確率フラグがオンであるか否かに基づいて、変動表示パターンを決定するとともに、決定した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。
具体的には、メインCPU32は、遊技状態を大当り状態に移行させると判定したか否か、リーチ演出内容を実行すると決定したか否か、及び、高確率フラグがオンであるか否かに基づいて、上述した変動表示パターン選択テーブル群(図4)の中から、該当する変動表示パターン選択テーブルを選択する。また、メインCPU32は、選択した変動表示パターン選択テーブルを参照し、変動表示パターン決定用乱数値に基づいて、変動表示パターンを選択するとともに、選択した変動表示パターンに対応する変動表示パターン指定コマンドをセットする。
ステップ20−2−10において、メインCPU32は、選択した変動表示パターンに対応する変動表示時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。
以下において、本発明の一実施形態に係るサブCPU42の動作について、図面を参照しながら説明する。図14は、本発明の一実施形態に係るコマンド受信処理を示すフロー図である。なお、コマンド受信処理とは、主制御回路30から出力されたコマンドがサブCPU42に入力される毎に実行される処理である。
図14に示すように、ステップ201において、サブCPU42は、コマンド入力ポート41によって入力されたコマンドが変動表示パターン指定コマンドであるか否か判定する。また、サブCPU42は、入力されたコマンドが変動表示パターン指定コマンドである場合には、ステップ203の処理に移り、入力されたコマンドが変動表示パターン指定コマンドでない場合には、ステップ202の処理に移る。
ステップ202において、サブCPU42は、入力されたコマンドに対応するデータをセットする。例えば、サブCPU42は、入力されたコマンドが停止図柄指定コマンドである場合には、停止図柄指定コマンドに対応する停止図柄を表示するためのデータをセットし、入力されたコマンドがデモ表示コマンドである場合には、所定のデモンストレーション画像を表示するためのデータをセットする。
ステップ203において、サブCPU42は、コマンド入力ポート41によって入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、予告演出判定テーブル群(図5)の中からいずれかの予告演出判定テーブルを選択する。また、サブCPU42は、選択した予告演出判定テーブルを参照し、予告演出内容を実行するか否か判定する。
ステップ204において、サブCPU42は、予告演出内容を実行すると判定したか否か確認する。また、サブCPU42は、予告演出内容を実行すると判定した場合には、ステップ205の処理に移り、予告演出内容を実行しないと判定した場合には、ステップ207の処理に移る。
ステップ205において、サブCPU42は、コマンド入力ポート41によって入力された変動表示パターン指定コマンドに基づいて、予告演出振分テーブル群(図6〜図9)の中からいずれかの予告演出振分テーブルを選択する。また、サブCPU42は、選択した予告演出振分テーブルを参照し、複数の予告演出パターンの中から、いずれかの予告演出パターンを、液晶表示装置4に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして決定する。
ステップ206において、サブCPU42は、決定した予告演出パターンに係る演出データをセットする。例えば、サブCPU42は、液晶表示装置4に表示させる予告演出内容に係る予告演出パターンとして予告演出パターン5aを決定した場合には、ステップ1に係る予告報知の態様(町娘の画像)を表示するためのデータ、ステップ2に係る予告報知の態様(弁天小僧の画像)を表示するためのデータ、及び、ステップ3に係る予告報知の態様(捕り物の画像)を表示するためのデータをセットする。
ステップ207において、サブCPU42は、コマンド入力ポート41によって入力された変動表示パターン指定コマンドに応じて、変動表示データをセットする。変動表示データとは、特別図柄の変動表示を実行するためのデータ、リーチ演出内容を実行するためのデータ、大当り演出内容を実行するためのデータなどである。
なお、サブCPU42は、ステップ206でセットされたデータに基づいて、液晶表示装置4上に各ステップに係る予告報知の態様を表示させるように、上述した画像制御回路45を制御する。
なお、本実施形態では、予告演出内容(各ステップに係る予告報知の態様)は、主として、液晶表示装置4上に表示される画像であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、演出内容は、スピーカ25L及び25Rから出力される音声や効果音、又は、ランプ26L及び26Rの点灯・消灯、又は、これらを組み合せたものであってもよい。
また、本実施形態では、遊技機10は、通常状態及び確変状態で異なる予告演出振分テーブル群を参照するように構成されているが、これに限定されるものではなく、通常状態及び確変状態で同一の予告演出振分テーブル群を参照するように構成されていてもよい。
さらに、本実施形態では、遊技機10は、変動表示パターン指定コマンドに基づいて、予告演出内容及びリーチ演出内容を決定しているが(すなわち、予告演出内容とリーチ演出内容とが関連性を有する)が、これに限定されるものではなく、変動表示パターン指定コマンドに基づかずに、予告演出内容を決定してもよい。
(遊技機の作用、及び、効果)
本発明の一実施形態に係る遊技機10によれば、サブCPU42(予告演出内容決定部42b)が、予告報知の回数(ステップ数)と、各回における該予告報知の態様(各ステップにおけるキャラクタの種類)とを決定することにより、遊技機10は、1回の特別図柄の変動表示が実行されている間に実行される予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)を、特別図柄の変動表示ごとに異なるものとすることができる。すなわち、遊技機10は、予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)を多様なものとするとともに、予告演出内容による演出効果を飛躍的に高めることができる。
また、サブCPU42(予告演出内容決定部42b)が、メインCPU32(変動表示パターン選択部32b)によって選択された変動表示パターンに応じて、予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することにより、遊技者は、各回における予告報知の態様によって変動表示パターンを予測することが可能となる。すなわち、遊技機10は、どの変動表示パターンが実行されるかに対する遊技者の期待感を高めることができる。
さらに、サブCPU42(予告演出内容決定部42b)が、遊技状態(通常状態又は確変状態)に応じて、異なる予告演出振分テーブルを参照し、予告演出パターンを決定することにより、遊技機10は、遊技状態に応じて予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)を変化させ、該予告演出内容による演出効果を向上させることができる。
また、サブCPU42(予告演出内容決定部42b)が、遊技状態が大当り状態に移行されることに対する遊技者の期待度(信頼度)に差がある複数の予告演出パターンの中から、いずれかの予告演出パターンを選択することにより、遊技機10は、予告演出内容(予告報知の回数及びその態様)による演出効果を高めることができる。
(変更例1)
本発明に係る遊技機は、上述した実施形態に係る遊技機10に限定されるものではない。なお、以下においては、上述した実施形態との相違点を主として説明する。
すなわち、上述した実施形態に係る予告演出振分テーブル群(図6〜図9)では、ステップ2に係る予告報知の態様とステップ3に係る予告報知の態様とが1対1で対応付けられているが、本変更例では、ステップ2に係る予告報知の態様とステップ3に係る予告報知の態様とが1対多で対応付けられている。
図15は、本発明の一変更例に係る予告演出振分テーブルの一例を示す図である。なお、図15に示す予告演出振分テーブルは、上述した実施形態に係る予告演出振分テーブル(図6(a))の変更例である。
図15に示すように、予告報知の回数(ステップ数)が“3”である場合には、1つのステップ2に係る予告報知の態様(例えば、弁天小僧)に対して、複数のステップ3に係る予告報知の態様(例えば、捕り物、弁慶及び火消し)が対応付けられている。
すなわち、本変更例に係る遊技機10によれば、遊技機10は、ステップ2に係る予告報知の態様とステップ3に係る予告報知の態様とが1対多で対応付けられた予告演出振分テーブルを参照して、予告演出パターンを決定することにより、予告報知の態様をさらに多様なものとすることができる。
(変更例2)
本発明に係る遊技機は、上述した実施形態に係る遊技機10に限定されるものではない。なお、以下においては、上述した実施形態との相違点を主として説明する。
すなわち、上述した実施形態に係る遊技機10は、1つのテーブル(予告演出振分テーブル群(図6及び図7)のいずれか)を参照することによって、予告報知の回数(ステップ数)及び各回における予告報知の態様(各ステップにおけるキャラクタの種類)を一括して決定するが、本変更例に係る遊技機10は、予告報知の回数(ステップ数)及び各回における予告報知の態様(各ステップにおけるキャラクタの種類)を、それぞれ個別に決定する。
図16は、本発明の一変更例に係るステップ数振分テーブルである。ここで、ステップ数振分テーブルとは、予告報知の回数(ステップ数)を決定するために参照されるテーブルである。また、図17は、本発明の一変更例に係る予告演出振分テーブル群を示す図である。ここで、予告演出振分テーブルとは、予告報知の態様(キャラクタの種類)を予告報知の回数(ステップ数)毎に決定するために参照されるテーブルである。
具体的には、上述したサブCPU42(予告演出内容決定部42b)は、予告演出内容を実行すると判定した場合には、図16に示すステップ数振分テーブルを参照し、予告演出内容において実行される予告報知の回数(ステップ数)を選択する。図16に示すように、このとき、ステップ数=“1”が選択される確率(振分率)は、“5%”であり、ステップ数=“2”が選択される確率(振分率)は、“30%”であり、ステップ数=“3”が選択される確率(振分率)は、“65%”である。
また、サブCPU42(予告演出内容決定部42b)は、選択したステップ数に応じて、図17に示す予告演出振分テーブル群の中から、該当する予告演出振分テーブルを選択し、選択した予告演出振分テーブルを参照して、液晶表示装置4上に表示させる予告演出の態様を決定する。
具体的には、サブCPU42は、選択したステップ数が“1”である場合には、図17(a)に示す予告演出振分テーブル(ステップ1)を選択し、予告演出振分テーブル(ステップ1)を参照して、液晶表示装置4上に表示させる予告演出の態様を決定する。このとき、ステップ1に係る予告報知の態様は、図17(a)に示すように“町娘”となる。
また、サブCPU42は、選択したステップ数が“2”である場合には、図17(b)に示す予告演出振分テーブル(ステップ2)を選択し、予告演出振分テーブル(ステップ2)を参照して、液晶表示装置4上に表示させる予告演出の態様を決定する。このとき、ステップ1に係る予告報知の態様は、図17(b)に示すように“町娘”となる。また、ステップ2に係る予告報知の態様は、“弁天小僧”、“牛若丸”及び“お七”のうちのいずれかとなる。なお、ステップ2に係る予告報知の態様として、“弁天小僧”が決定される確率(振分率)は、“80%”であり、“牛若丸”が決定される確率(振分率)は、“15%”であり、“お七”が決定される確率(振分率)は、“5%”である。
同様に、サブCPU42は、選択したステップ数が“3”である場合には、図17(c)に示す予告演出振分テーブル(ステップ3)を選択し、予告演出振分テーブル(ステップ3)を参照して、液晶表示装置4上に表示させる予告演出の態様を決定する。
すなわち、本変更例に係る遊技機10によれば、遊技機10は、予告報知の回数を決定した後に、決定した予告報知の回数毎に予告報知の態様を決定することにより、予告報知の態様をさらに多様なものとすることができる。
(変更例3)
なお、パーソナルコンピュータなどの端末は、サーバなどに記憶されているシミュレーションゲームプログラムを実行することによって、上述の実施形態における遊技機10によって実行される遊技(パチンコ)をその画面上において再現することができる。なお、以下において、端末の画面上において再現される遊技のことをシミュレーション遊技と呼ぶ。
以下において、端末によってシミュレーション遊技を実行する方法について、図面を参照しながら説明する。また、以下においては、上述の実施形態との差異のみを説明するものとする。
図18(a)は、端末によってシミュレーション遊技を実行する方法について説明するための図である。また、図18(b)は、本変更例における端末110を示す概観図である。
図18(a)に示すように、端末110aとサーバ100とはLANを介して接続され、端末110bとサーバ100とは通信回線網120を介して接続されている。
サーバ100は、端末110の画面111上においてシミュレーション遊技を実行するためのシミュレーションゲームプログラムを記憶している。また、サーバ100は、シミュレーションプログラムを実行することによって、端末110の画面111上にシミュレーション遊技を表示する。
なお、シミュレーションゲームプログラムには、特別図柄制御処理(ステップ20)や普通図柄制御処理(ステップ30)などを含むメイン処理を実行するためのプログラム、乱数更新処理(ステップ110)やスイッチ入力検出処理(ステップ120)などを含むシステムタイマ割込処理を実行するためのプログラム、シミュレーション遊技を端末110の画面111上に表示するためのプログラムなどが含まれている。
端末110は、LAN又は通信回線網120などを介してサーバ100に接続され、WEBブラウザなどによって画面111上にシミュレーション遊技を表示する。なお、端末110は、シミュレーションゲームプログラムをサーバ100からダウンロードすることによって、サーバ100に依存することなくシミュレーションゲームプログラムを実行するように構成されていてもよい。
具体的には、図18(b)に示すように、端末110は、画面111と、本体部112と、操作部113とを具備する。なお、端末110は、所定の遊技状態(当り遊技状態や大当り遊技状態)を遊技者に報知する効果音や音声などを出力するスピーカを具備している。
画面111は、特別図柄表示装置4や始動口6などを含む遊技領域の画像を表示し、当該遊技領域の画像上における遊技球の挙動や特別図柄の変動表示などの画像を表示する。
本体部112は、CPU・ROM・RAMなどにより構成され、端末110における各処理を制御する。なお、本体部112は、シミュレーションゲームプログラムをダウンロードした際には、当該シミュレーションゲームプログラムを記憶する。
操作部113は、キーボードなどにより構成され、発射ハンドル24と同様の機能を果たす。
通信回線網120は、サーバ100と端末110とを接続するインターネット網や衛星通信回線網などである。
なお、端末110は、CD−ROMやDVD−ROMやROMカートリッジなどの記憶媒体から読み込んだシミュレーションゲームプログラムに基づいて、シミュレーション遊技を実行するように構成されていてもよい。
また、シミュレーション遊技は、図19に示す携帯端末130によって実行されてもよい。具体的には、以下に示す通りである。図19は、携帯端末130の概観図である。図19に示すように、携帯端末130は、上述の画面111と同様の機能を有する画面131と、上述のスピーカと同様の機能を有するスピーカ132と、上述の操作部113と同様の機能を有する操作部133とを具備する。
本変更例によれば、サーバ100(端末110又は携帯端末130)が、シミュレーションゲームプログラムに基づいてシミュレーション遊技を実行することにより、遊技者は、端末110又は携帯端末130によってシミュレーション遊技を楽しむことができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機10を示す外観図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機10の制御部の機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る変動表示パターン選択テーブル群を示す図である。 本発明の一実施形態に係る予告演出判定テーブル群を示す図である。 本発明の一実施形態に係る予告演出振分テーブル群を示す図である(その1)。 本発明の一実施形態に係る予告演出振分テーブル群を示す図である(その2)。 本発明の一実施形態に係る予告演出振分テーブル群を示す図である(その3)。 本発明の一実施形態に係る予告演出振分テーブル群を示す図である(その4)。 本発明の一実施形態に係る液晶表示装置4上に表示される予告演出内容を示す遷移図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機10の動作を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る特別図柄制御処理を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係るコマンド受信処理を示すフロー図である。 本発明の一変更例に係る予告演出振分テーブルを示す図である。 本発明の一変更例に係るステップ数振分テーブルを示す図である。 本発明の一変更例に係る予告演出振分テーブル群を示す図である。 本発明の一変更例において、遊技機10のシミュレーションを実行する方法について説明するための図である(その1)。 本発明の一変更例において、遊技機10のシミュレーションを実行する方法について説明するための図である(その2)。
符号の説明
1・・・外枠、2・・・内枠、3・・・遊技盤、4・・・液晶表示装置、6・・・始動口、6a・・・始動口ソレノイド、6S・・・始動入賞球スイッチ、7・・・普通図柄作動ゲート、7S・・・通過球スイッチ、8・・・大入賞口、8a・・・大入賞口ソレノイド、8b・・・シーソーソレノイド、9・・・アウト口、10・・・遊技機、16・・・一般入賞口、16S・・・一般入賞球スイッチ、20・・・カードユニット、24・・・発射ハンドル、25・・・スピーカ25、26・・・ランプ26、28S・・・V・カウントスイッチ、29S・・・カウントスイッチ、30・・・主制御回路、31・・・I/O、32・・・メインCPU、32a・・・大当り判定部、32b・・・変動表示パターン選択部、32c・・・大当り状態制御部、33・・・メインROM、34・・・メインRAM、35・・・コマンド出力ポート、40・・・副制御回路、41・・・コマンド入力ポート、42・・・サブCPU、42a・・・変動表示制御部、42b・・・予告演出内容決定部、43・・・サブROM、44・・・サブRAM、45・・・画像制御回路、46・・・音声制御回路、47・・・ランプ制御回路、80・・・払出・発射制御回路、81・・・払出装置、82・・・発射装置、100…サーバ,110…端末,111…画面,112…本体部,113…入力部,120…通信回線網,130…携帯端末,131…画面,132…スピーカ,133…入力部

Claims (4)

  1. 遊技盤上の遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、所定の表示領域上で実行される識別情報の変動表示の結果、該所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させるか否か決定する停止識別情報決定手段と、前記特定の識別情報が前記所定の表示領域上に停止表示された後に、遊技者にとって有利な特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態移行手段とを備えた遊技機であって、
    前記所定の表示領域上に前記特定の識別情報を停止表示させると前記停止識別情報決定手段が決定したことに基づいて、前記特定遊技状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定する予告報知内容決定手段と、
    前記予告報知内容決定手段によって決定された前記予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とに基づいて、前記識別情報の変動表示が実行されている間に前記予告報知を実行する予告報知手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記停止識別情報決定手段による決定に基づいて、前記識別情報の変動表示が前記所定の表示領域上で実行される時間を特定可能な複数種類の変動表示パターンから、いずれかを選択する変動表示パターン選択手段を備え、
    前記予告報知内容決定手段は、前記変動表示パターン選択手段によって選択された前記変動表示パターンに応じて、前記予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技状態が前記特定遊技状態に移行され易い特別遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定手段を備え、
    前記予告報知内容決定手段は、前記遊技状態判定手段による判定結果に応じて、前記予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 遊技盤上の遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことを条件として、所定の表示領域上で実行される識別情報の変動表示の結果、該所定の表示領域上に特定の識別情報を停止表示させるか否か決定する停止識別情報決定手段と、前記特定の識別情報が前記所定の表示領域上に停止表示された後に、遊技者にとって有利な特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態移行手段とを備えた遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、コンピュータに、
    前記所定の表示領域上に前記特定の識別情報を停止表示させると前記停止識別情報決定手段が決定したことに基づいて、前記特定遊技状態に遊技状態が移行されることを報知する予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とを決定する予告報知内容決定手段と、前記予告報知内容決定手段によって決定された前記予告報知の回数と、各回における該予告報知の態様とに基づいて、前記識別情報の変動表示が実行されている間に前記予告報知を実行する予告報知手段とを備えた遊技機のシミュレーションを実行させることを特徴とするシミュレーションプログラム。
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