JP2005073944A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、製造コストを抑制すると共に演出効果の向上を図ることができる。
【解決手段】 本発明は、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する演出モード選択手段と、演出モード選択手段によって選択された演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出を実行する演出手段とを備える遊技機であって、演出手段には音を出力する演出を実行する音出力手段が含まれており、音出力手段から出力される音の音量を複数段階に調整可能な音量調整手段を有し、演出モード選択手段が、音量調整手段による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、複数種類の演出モードの中から選択された演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出を実行する遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、遊技用の可変表示装置によって3桁の数字等の図柄をそれぞれ変動させて、その停止表示態様が特定の図柄の組合せ(例えば7 、7 、7 )である場合には、大入賞口を開成させて大当たり遊技状態を実行するようにしたものがある。
このような大当たり遊技状態が実行されている間には、一般遊技状態における演出とは異なる演出が液晶表示装置に表示されるため、遊技者は、当該大当たり遊技状態における遊技を楽しく行うことができる。
また、複数種類の演出の中から遊技の進行に応じた演出を選択可能な遊技機がある(例えば、特許文献1)。この遊技機によれば、一つの遊技機が複数の演出の中から演出を適宜選択して実行することにより、当該遊技機は、演出効果を向上させることができ、遊技者を楽しませることができる。
特開2002−186733号公報
しかしながら、遊技機によって実行される演出が多様になると、当該演出を選択可能にするための部品点数が多くなるため、製造コストが高価になるという問題があった。
このため、従来の遊技機には遊技場の営業形態に応じて音量を調整可能なボリューム等の調整部品が設けられているため、一の調整部品が本来持つ機能以外の機能を当該一の調整部品にさらに備えることにより、部品点数を少なくして製造コストを抑制すると共に演出効果の向上を図ることのできる遊技機の開発が望まれていた。
そこで、上述の問題を解決すべくなされたものであり、製造コストを抑制すると共に演出効果の向上を図ることのできる遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、複数種類の演出モード(例えば、図12に示す演出モード“1”〜“3”)の中からいずれかの演出モードを選択する演出モード選択手段(例えば、サブCPU41)と、演出モード選択手段によって選択された演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出を実行する演出手段(例えば、サブCPU41,特別図柄表示装置4)とを備える遊技機であって、演出手段には、音を出力する演出を実行する音出力手段(例えば、サブCPU41,スピーカ25)が含まれており、音出力手段から出力される音の音量を複数段階に調整可能な音量調整手段(例えば、サブCPU41,音量切換え/演出モード設定スイッチ14)を有し、演出モード選択手段は、音量調整手段による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することを特徴とする。
このような本発明によれば、演出モード選択手段が、音量調整手段による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、製造業者は、複数種類の演出を実行することができ、遊技の興趣を高めることができるとともに、遊技機の製造コストを抑制することができる。すなわち、音量調整手段が、本来持つ機能(音量を調整可能にする機能)以外の機能(演出モードを選択可能にする機能)を併せて備えることにより、製造業者は、複数種類の演出を実行するための遊技機における部品点数を少なくすることができ、遊技の興趣を高めることができるとともに、製造コストを抑制することができる。
上記発明においては、演出モード選択手段は、電源が投入されたことを契機として、音量調整手段による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することが好ましい。
この場合には、電源が投入されたことを契機として、演出モード選択手段が音量調整手段による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、遊技機は、遊技の進行に応じて演出モードを逐一変更しないようにすることができ、演出モードが逐一変更されることによる遊技者の混乱を抑制することができる。
上記発明においては、演出モード選択手段によって選択された演出モードを特定可能に報知する演出モード報知手段(例えば、サブCPU41,演出モード報知LED12)を備えることが好ましい。
この場合には、演出モード報知手段が、演出モード選択手段によって選択された演出モードを特定可能に報知することにより、遊技機は、現在の演出モードを遊技場の店員等に容易に認識させることができる。
なお、演出モード選択手段は、遊技が行われている最中において、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択してもよい。この場合には、遊技が行われている最中において、演出モード選択手段が、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、遊技機は、単一の演出を繰り返さないような演出をすることができる。
また、演出モード報知手段は、遊技者によって視認可能な位置に配置されてもよい。演出モード報知手段が、遊技者によって視認可能な位置に配置されることにより、遊技者は、今回の遊技における演出モードが前回の遊技における演出モードと異なっていれば、どのような演出がされるかについて期待を持ちながら遊技を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、製造コストを抑制すると共に演出効果の向上を図ることができる。
本実施形態における遊技機は、第1種、第2種、第3種などのいずれのタイプにも対応可能な遊技機であるものとする。また、本実施形態における遊技機は、遊技球を弾発することによって遊技を行うパチンコ機に限られず、メダル等を用いて遊技を行うスロットマシンにおいても適用することができる。以下において、本実施形態における遊技機の構成・動作について詳細に説明する。
(本実施形態における遊技機の構成)
以下において、本実施形態における遊技機10の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における遊技機10の概観図である。
図1に示すように、遊技機10は、遊技場に遊技機10を設置するために設けられている外枠1と、外枠1の内側に開閉可能に設けられている内枠2と、内枠2の前面に設けられている遊技盤3と、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、所定の遊技状態となったことを遊技者に報知する効果音や音声などを出力するスピーカ25L及び25Rと、所定のパターンで点灯・消灯することによって所定の遊技状態となったことを遊技者に報知するランプ26L及び26Rとを具備する。
ここで、所定の遊技状態とは、特別図柄の可変表示が実行された結果、当該特別図柄が所定の停止態様で停止したことを条件として開始する「大当り状態」、遊技状態を大当り状態に移行させるか否か判定する大当り判定において、遊技状態を大当り状態に移行させると判定される確率が高い「確率変動状態」、特別図柄の可変表示が実行されている時間が短くなる「時短状態」などのことである。
また、遊技機10には、プリペイドカードなどが挿入されると、当該プリペイドカードの残高に応じて、遊技球が貸し出されるように構成されたカードユニット20が併設されている。
遊技盤3上の遊技領域には、特別図柄表示装置4と、始動口6と、普通図柄作動ゲート7と、大入賞口8と、アウト口9と、始動記憶ランプ13a乃至13dと、一般入賞口16乃至19とが具備されている。
特別図柄表示装置4においては、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを条件として、表示領域に表示された特別図柄の可変表示が実行される。なお、特別図柄の可変表示は、始動領域を遊技球が通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などに基づいて実行される。
また、特別図柄表示装置4は、サブCPU41によって選択された演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出内容(演出)を表示する演出手段である。ここで、演出内容とは、特別図柄の可変表示が実行されているときに、所定のキャラクタなどが表示される演出内容(以下、可変表示演出内容)、及び、遊技状態が大当り状態であるときに、所定のキャラクタなどが表示される演出内容(以下、大当り演出内容)などである。また、演出内容には、所定の条件が成立しないと表示されない特別の演出内容が含まれている。
特別の演出内容には、特別の可変表示演出内容(いわゆる、ロングリーチ演出内容、スーパーリーチ演出内容、全回転リーチ演出内容)や特別の大当り演出内容(いわゆる、プレミアム大当り演出内容)などが含まれている。なお、特別の演出内容は、特別の可変表示演出内容や特別の大当り演出内容に限定されず、大当たりへの期待感を高めるための予告キャラクタが出現したり、出現キャラクタが特別のキャラクタに変化したり、特別図柄の表示態様が特別の表示態様に変化したり、可変表示が特別の可変表示に変化(通常は縦スクロールの可変表示が、横スクロールの可変表示に変化)したり、客待ちデモ表示を特別の客待ちデモ表示にしたりする演出内容などであってもよい。
始動口6は、当該始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを条件として大当り判定用乱数値などが抽出されるように構成されている。
普通図柄作動ゲート7は、当該普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを条件として、始動口6に具備されている1対の羽根を開閉させるか否か決定するための乱数値などが抽出されるように構成されている。
大入賞口8は、遊技状態が大当り状態となったときに所定の条件で開閉し、当該大入賞口8に遊技球が入賞すると、所定数(例えば、15個)の遊技球が賞球として払い出されるように構成されている。
アウト口9は、始動口6や大入賞口8や一般入賞口16乃至19などのいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れる。
始動記憶ランプ13a乃至13dは、遊技機10に記憶されている始動記憶の数に応じて点灯・消灯する。
一般入賞口16乃至19は、当該一般入賞口16乃至19に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球(例えば、15個)が賞球として払い出されるように構成されている。
図2は、本実施形態における遊技機10の制御部を示すブロック図である。図2に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と副制御回路40と払出・発射制御回路80とにより構成される。
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、シリアル通信用IC36とを具備する。
また、主制御回路30には、大入賞口8に具備されている特定領域(Vゾーン)を通過した遊技球の数を計数するためのV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8に具備されている一般領域を通過した遊技球の数を計数するためのカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16乃至19に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞球スイッチ16S乃至19Sと、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sと、始動口6に具備されている1対の羽根を開閉する始動口ソレノイド6aと、大入賞口8の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bと、バックアップされている情報をクリアするためのバックアップクリアスイッチ11とが接続されている。
メインCPU31は、後述する「システムタイマ割込処理」(図4(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図4(b)を参照)における各処理を行う。
具体的には、メインCPU31は、始動入賞球スイッチ6Sにより入力された入力信号を検出したこと(すなわち、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したこと)を条件として大当り判定用乱数値を抽出し、抽出された大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行う。また、メインCPU31は、大当り判定の結果に基づいて、特別図柄の停止図柄及び当該特別図柄の可変表示演出内容などを指示する変動パターン指定コマンドを生成する。
メインCPU31は、遊技状態が大当り状態に移行されると、大入賞口8の扉を開閉するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。また、メインCPU31は、シーソーを駆動するようにシーソーソレノイド8bを制御する。
メインCPU31は、各スイッチ(一般入賞球スイッチ16S乃至19SやV・カウントスイッチ28Sやカウントスイッチ29Sなど)により入力された入力信号を検出し、所定数の遊技球を賞球として払い出すように指示するコマンドを生成する。
メインROM32は、後述する「システムタイマ割込処理」(図4(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図4(b)を参照)における各処理を行うためのプログラムなどを記憶している。
メインRAM33は、DRAMなどによって構成され、始動記憶(大当り判定用乱数値を含む)などを記憶する。
なお、本実施形態において、メインRAM33は、始動領域を遊技球が通過したが、当該始動領域への遊技球の通過に対応する特別図柄(識別情報)の可変表示を実行することができないときに、当該特別図柄の可変表示を実行することができる状態となるまで、当該始動領域への遊技球の通過があったことを始動記憶として記憶する始動記憶手段を構成する。
シリアル通信用IC36は、メインCPU31により生成された各コマンドを副制御回路40に出力する。
副制御回路40は、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43と、画像処理回路45と、音処理回路46と、ランプ処理回路47とを具備する。
サブCPU41は、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、画像処理回路45及び音処理回路46及びランプ処理回路47を制御する。
なお、サブCPU41は、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する演出モード選択手段を構成する。具体的には、サブCPU41は、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する。本実施形態に係るサブCPU41は、電源が投入されたことを契機として、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する。
また、サブCPU41及び特別図柄表示装置4は、選択した演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出を実行する演出手段である。さらに、サブCPU41及びスピーカ25L,25Rは、音を出力する演出を実行する音出力手段である。
さらに、サブCPU41及び演出モード報知LED12は、サブCPU41及び音量切換え/演出モード設定スイッチ14によって選択された演出モードを特定可能に報知する演出モード報知手段を構成する。
サブROM42は、画像処理回路45及び音処理回路46及びランプ処理回路47を制御するためのプログラムを記憶している。
サブRAM43は、DRAMなどによって構成され、主制御回路30から受信した各種コマンドや、選択した演出モードなどを記憶する。
画像処理回路45は、サブCPU41からの制御データに応じて、特別図柄表示装置4に特別図柄の可変表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データに基づいて、特別図柄の可変表示を実行するための表示画像データを生成するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、異常時に各種設定を初期値に戻す初期リセット回路53とを具備する。
音処理回路46は、サブCPU41からの制御データに応じて、所定の遊技状態を遊技者に報知する効果音や音声などをスピーカ25L及び25Rから出力するものであり、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて、所定の遊技状態を遊技者に報知するための出力音信号を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音信号を増幅するAMP62とを具備する。
ランプ処理回路47は、始動記憶ランプ13a乃至13d、ランプ26L及び26Rの点灯・消灯パターン、及び、演出モード報知LED12の表示パターンを記憶する装飾データROM71と、サブCPU41からの制御データに応じて、始動記憶ランプ13a乃至13d、ランプ26L及び26Rを点灯・消灯させ、演出モード報知LED12に演出モードを特定可能な態様(例えば、“モード1”、“1”など)を表示させるドライブ回路72とを具備する。
払出・発射制御回路80は、一般入賞口16乃至19及び大入賞口8などに遊技球が入球したことを条件として出力される主制御回路30からのコマンドに応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出装置81、及び、遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82を制御する。
また、払出・発射制御回路80には、カードユニット20が接続され、当該カードユニット20にプリペイドカードが挿入されると、払出・発射制御回路80は、当該プリペイドカードの残高に応じた数の遊技球が貸し出されるように払出装置81を制御する。
音量切換え/演出モード設定スイッチ14及びサブCPU41は、スピーカ25から出力される音量を複数段階に調整可能にする音量調整手段である。この音量切換え/演出モード設定スイッチ14は、本実施形態では、3段階に調整可能となるように構成されている。
また、3段階のうちの1段階目は音量(小)及び演出モード1に調整可能であり、2段階目は音量(中)及び演出モード2に調整可能であり、3段階目は音量(大)及び演出モード2に調整可能である。
ここで、演出モードは、後述する図12に示すように複数種類あり、例えば、上述の可変表示演出内容の種類、当該可変表示演出内容において通常では出現しない大当たりへの期待感を高めるための予告キャラクタが出現する確率、当該予告キャラクタの種類などが挙げられる。
図3は、遊技機10の裏面の構造を示す図である。図3に示すように、遊技機10の裏面には、主制御回路30を具備する基板が収容された主基板ボックス300と、副制御回路40を具備する基板が収容された演出制御基板ボックス400と、遊技機10に電源を供給する電源回路を具備する基板が収容された電源基板ボックス500と、払出・発射制御回路80を具備する基板が収容された払出・発射制御基板ボックス800とが配備されている。
図3に示すように、演出モード報知LED12及び音量切換え/演出モード設定スイッチ14は、演出制御基板ボックス400に配設されている。
(本実施形態における遊技機の動作)
以下において、本実施形態における遊技機10の動作について説明する。図4(a)は、所定の周期(例えば、2msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理を示すフロー図である。また、図4(b)は、本実施形態における遊技機10のメイン処理を示すフロー図である。
まず、システムタイマ割込処理について、図面を参照しながら説明する。図3(a)に示すように、ステップ100において、メインCPU31は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップ110において、メインCPU31は、大当り判定用乱数値などの値を更新する。
ステップ120において、メインCPU31は、V・カウントスイッチ28S、カウントスイッチ29S、始動入賞球スイッチ6S及び一般入賞球スイッチ16S乃至19Sなどにより入力された入力信号を検出するスイッチ入力検出処理を行う。
ステップ130において、メインCPU31は、変動表示されている普通図柄や特別図柄の残り変動表示時間、開状態にある始動口6や大入賞口8の残り開放時間などを更新する。
ステップ140において、メインCPU31は、賞球として払い出された遊技球の数や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータに出力する。
ステップ150において、メインCPU31は、始動口6や大入賞口8を駆動するソレノイドなどを駆動する信号を出力する。
ステップ160において、メインCPU31は、特別図柄の停止図柄や当該特別図柄の可変表示パターンなどを指示する変動パターン指定コマンドを副制御回路40に出力する。
ステップ170において、メインCPU31は、メインRAM33に記憶されている始動記憶の数を始動記憶ランプ13a乃至13dに表示するように指示するコマンドを出力し、玉切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示するコマンドを出力する。
ステップ180において、メインCPU31は、遊技球が入球した入賞口の種類(一般入賞口16乃至19や大入賞口8など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示するコマンドを払出・発射制御回路80に出力する。
ステップ190において、メインCPU31は、ステップ100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
次に、メイン処理について、図面を参照しながら説明する。図4(b)に示すように、ステップ10において、メインCPU31は、遊技機10における各種設定を、前回電源断となった際の設定に復帰するか、若しくは初期化する。
ステップ20において、メインCPU31は、特別図柄制御処理を実行する。特別図柄制御処理の具体的な説明は、以下の通りである。図5は、特別図柄制御処理を示すフロー図である。
図5に示すように、ステップ20−1において、メインCPU31は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグであり、メインCPU31は、この制御状態フラグに基づいて、ステップ20−2乃至ステップ20−10における各処理を実行するか否か判別する。
ステップ20−2において、メインCPU31は、特別図柄記憶チェック処理を行う。特別図柄記憶チェック処理の具体的な説明は、以下の通りである。図6は、本実施形態における特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。
図6に示すように、ステップ20−2−1において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否か確認する。また、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合には、ステップ20−2−2の処理に移り、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でない場合には、特別図柄制御処理における処理を終了する。
ステップ20−2−2において、メインCPU31は、始動記憶の数が“0”であるか否か確認する。また、メインCPU31は、始動記憶の数が“0”である場合にはステップ20−2−3の処理に移り、始動記憶の数が“0”でない場合にはステップ20−2−4の処理に移る。
ステップ20−2−3において、メインCPU31は、デモンストレーション表示を実行するように指示するコマンドを生成する。
ステップ20−2−4において、メインCPU31は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−2−5において、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行う。
ステップ20−2−6において、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものであるか否か確認する。また、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合には、ステップ20−2−8の処理に移り、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものでない場合には、ステップ20−2−7の処理に移る。
ステップ20−2−7において、メインCPU31は、所定の乱数値に基づいてはずれ図柄を決定する。
具体的には、メインCPU31は、リーチ判定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて、特別図柄の可変表示においてリーチ演出内容を実行するか否か決定する。また、メインCPU31は、特別図柄の可変表示においてリーチ演出内容を実行する場合には、リーチ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて「左」及び「右」の図柄を決定し、中はずれ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて「中」の図柄を決定する。さらに、メインCPU31は、特別図柄の可変表示においてリーチ演出内容を実行しない場合には、「左」・「中」・「右」にそれぞれ対応するはずれ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて、「左」・「中」・「右」の図柄を決定する。
ステップ20−2−8において、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り図柄決定用乱数値に基づいて大当り図柄(「左」・「中」・「右」)を決定する。
ステップ20−2−9において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示演出内容を決定する。具体的には、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合には、例えば「スーパーリーチ当り」を特別図柄の可変表示演出内容として決定する。
ステップ20−2−10において、メインCPU31は、ステップ20−2−9で決定された可変表示演出内容に対応する可変表示時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−2−11において、メインCPU31は、今回の特別図柄の可変表示に用いられた乱数値などを、所定の記憶領域から消去する。
ステップ20−3において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理処理を示す値(01)であり、可変表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合に、特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−4において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であり、ステップ20−2−5で行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合には、大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットする。また、メインCPU31は、ステップ20−2−5で行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものでない場合(ハズレの場合)には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
ステップ20−5において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であり、大当りインターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口8を開放するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
ステップ20−6において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放中処理を示す値(04)である場合に、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が“0”であるという条件、又は、大入賞口8に遊技球が10個以上入球したという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。また、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大入賞口8を閉じるように大入賞口ソレノイド8aを制御する。さらに、メインCPU31は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−7において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口8に具備されている特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、又は、大入賞口開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り状態におけるラウンド数をカウントするものである。また、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大当り終了インターバル処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。さらに、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれの条件も成立していない場合には、大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ20−8において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間処理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
ステップ20−9において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り終了インターバル処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU31は、所定の確率変動条件が成立している場合には、高確率フラグをセットする。なお、高確率フラグとは、遊技状態が確率変動状態であるか否か判別するためのフラグである。
ステップ20−10において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)である場合に、始動記憶の数から“1”を減算する。また、メインCPU31は、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ特別図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)を制御状態フラグにセットする。なお、特別図柄記憶領域とは、メインRAM33に具備され、遊技球が始動領域を通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などが、特別図柄記憶領域“1”から順に記憶される始動記憶領域である。また、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り判定用乱数値などは、上述の始動記憶に相当し、特別図柄記憶領域“0”に記憶されている大当り判定用の乱数値などは、ステップ20−2−5における大当り判定などに用いられるものである。
ステップ30において、メインCPU31は、普通図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを条件として抽出される乱数値に基づいて普通当り判定を行い、この普通当り判定の結果に基づいて、普通図柄の可変表示を実行するように指示するコマンドを生成する。
ステップ40において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示演出内容を決定するための演出用乱数などの値を更新する。
なお、メインCPU31は、上述のステップ20からステップ40までの処理を繰り返し行う。
以下において、サブCPU41によって実行されるメイン処理(演出制御)について説明する。図7は、本実施形態におけるメイン処理を示すフロー図である。
図7に示すように、ステップ210において、サブCPU41は、サブRAM43の作業領域をクリアする。
ステップ220において、サブCPU41は、タイマ割込み、コマンド入力割込み、同期割込みが行われるようにするための設定を行う。
ステップ230において、サブCPU41は、コマンド入力割込みを許可する。
ステップ240において、サブCPU41は、演出に関係する各種設定を初期化する。
ステップ250において、サブCPU41は、演出モード設定処理を行う。演出モード設定処理の具体的な説明は、以下の通りである。図8は、本実施形態における演出モード設定処理を示すフロー図である。
図8に示すように、ステップ250−1において、サブCPU41は、音量切換え/演出モード設定スイッチ14に設けられたスイッチの位置(入力ポート)をチェックする。すなわち、サブCPU41は、電源が投入されたことを契機として、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階をチェックする。なお、本実施形態に係る音量切換え/演出モード設定スイッチ14は、上述のように3段階(「大」,「中」,「小」)に調整可能に構成されている。
ステップ250−2において、サブCPU41は、スイッチの位置が「大」であるか否か確認する。また、サブCPU41は、スイッチの位置が「大」である場合にはステップ250−3の処理を行い、スイッチの位置が「大」でない場合にはステップ250−4の処理を行う。
ステップ250−3において、サブCPU41は、演出モードを“1”に決定する。
ステップ250−4において、サブCPU41は、スイッチの位置が「中」であるか否か確認する。また、サブCPU41は、スイッチの位置が「中」である場合にはステップ250−5の処理を行い、スイッチの位置が「中」でない場合にはステップ250−6の処理を行う。
ステップ250−5において、サブCPU41は、演出モードを“2”に決定する。
ステップ250−6において、サブCPU41は、演出モードを“3”に決定する。
ステップ250−7において、サブCPU41は、決定した演出モードを演出モードフラグとしてサブRAM42に記憶する。
ステップ260において、サブCPU41は、タイマ割込み、同期割込みを許可する。
ステップ270において、サブCPU41は、演出制御処理を実行する。また、サブCPU41は、このステップにおいて、ステップ250−7の処理でセットされた演出モードフラグに基づいて演出モード報知LED12に所定の表示を行う。例えば、演出モードが“1”である場合には、サブCPU41は、演出モード報知LED12に“1”を表示させる。また、演出モードが“2”である場合には、サブCPU41は、演出モード報知LED12に“2”を表示させる。
以下において、サブCPU41によって実行されるコマンド受信処理について説明する。図9は、主制御回路30から送信されるコマンドの受信毎に行われるコマンド受信処理を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップ310において、サブCPU41は、ステップ160でメインCPU31からサブCPU41に出力される変動パターン指定コマンドが受信されたか否か確認する。また、サブCPU41は、変動パターン指定コマンドが受信された場合にはステップ330の処理を行い、変動パターン指定コマンドが受信されていない場合にはステップ320の処理を行う。
ステップ320において、サブCPU41は、受信したコマンドに対応する処理を行う。
ステップ330において、サブCPU41は、ステップ250−7の処理でセットされた演出モードフラグを読み出す。
ステップ340において、サブCPU41は、読み出した演出モードフラグが演出モード“1”であるか否か確認する。また、サブCPU41は、読み出した演出モードフラグが演出モード“1”である場合にはステップ350の処理を行い、読み出した演出モードフラグが演出モード“1”でない場合にはステップ360の処理を行う。
ステップ350において、サブCPU41は、特別図柄が可変表示されているときのキャラクタとしてキャラクタA(例えば、男の子)を表示するように指示するためのデータをセットするとともに、特別図柄が可変表示されているときの背景として昼を表示するように指示するためのデータをセットする。
ステップ360において、サブCPU41は、読み出した演出モードフラグが演出モード“2”であるか否か確認する。また、サブCPU41は、読み出した演出モードフラグが演出モード“2”である場合にはステップ370の処理を行い、読み出した演出モードフラグが演出モード“2”でない場合にはステップ380の処理を行う。
ステップ370において、サブCPU41は、特別図柄が可変表示されているときのキャラクタとしてキャラクタB(例えば、女の子)を表示するように指示するためのデータをセットするとともに、特別図柄が可変表示されているときの背景として夕方を表示するように指示するためのデータをセットする。
ステップ380において、サブCPU41は、特別図柄が可変表示されているときのキャラクタとしてキャラクタC(例えば、犬)を表示するように指示するためのデータをセットするとともに、特別図柄が可変表示されているときの背景として夜を表示するように指示するためのデータをセットする。
ここで、図10(a)は、上記ステップ350においてセットされたデータに基づいて、特別図柄表示装置4に表示される演出内容である。具体的には、同図に示すように、キャラクタA(例えば、男の子)が昼の背景を背後にして存在するような態様が特別図柄表示装置4に表示される。
図10(b)は、上記ステップ370においてセットされたデータに基づいて、特別図柄表示装置4に表示される演出内容である。具体的には、同図に示すように、キャラクタB(例えば、女の子)が夕方の背景を背後にして存在するような態様が特別図柄表示装置4に表示される。
図10(c)は、上記ステップ380においてセットされたデータに基づいて、特別図柄表示装置4に表示される演出内容である。具体的には、同図に示すように、キャラクタC(例えば、犬)が夜の背景を背後にして存在するような態様が特別図柄表示装置4に表示される。
このように、特別図柄が可変表示しているときは、各演出モードの種類に応じて異なる演出内容が実行される。
ステップ390において、サブCPU41は、予告決定処理を行う。予告決定処理の具体的な説明は、以下の通りである。図11は、本実施形態における予告決定処理を示すフロー図である。
図11に示すように、ステップ390−1において、サブCPU41は、予告決定用の乱数から所定の乱数値を抽出する。
ステップ390−2において、サブCPU41は、ステップ330で読み出した演出モードフラグに対応するテーブルを参照する。具体的には、演出モードフラグが演出モード“1”である場合には、サブCPU41は、図12(a)に示すテーブルを参照する。
ここで、図12は、特別図柄が可変表示しているときに遊技状態が大当たり遊技状態に移行される可能性の高いことを、遊技者に予告する演出(以下では、予告演出)を行うか否か決定するためのテーブルである。本実施形態に係る予告演出が行われる確率は、演出モードの種類に応じて異なっている。図12(a)乃至図12(c)は、それぞれ演出モード“1”乃至“3”に対応するテーブルである。
ステップ390−3において、サブCPU41は、ステップ390−1で抽出した乱数値と、ステップ390−2で参照したテーブルに基づいて、予告データをセットする。具体的には、可変表示演出内容が“ノーマルリーチ”であり、予告決定用の乱数から所定の乱数値が“92”であり、参照したテーブルが図12(a)に示すテーブルである場合には、サブCPU41は、「予告あり」を選択し、演出内容において所定の予告を行うように指示するための予告データをセットする。
ここで、図10(d)は、上記ステップ390−2においてセットされたデータに基づいて、特別図柄表示装置4に表示される予告演出である。具体的には、同図に示すように、通常では表示されないキャラクタDが、キャラクタAの背後を横切るような態様が特別図柄表示装置4に表示される。
(本実施形態における遊技機の作用及び効果)
上記構成を有する発明によれば、遊技機10が、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、製造業者は、遊技機10の製造コストを抑制することができる。すなわち、音量切換え/演出モード設定スイッチ14が、本来持つ機能(音量を調整可能にする機能)以外の機能(演出モードを選択可能にする機能)を併せて備えることにより、製造業者は、遊技機10における部品点数を少なくすることができ、製造コストを抑制することができる。
また、遊技機10が、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて、複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、当該遊技機10は、複数種類の演出を実行することができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、遊技機10が、電源が投入されたことを契機として、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することにより、当該遊技機10は、遊技の進行に応じて演出モードを逐一変更しないようにすることができ、演出モードが逐一変更されることによる遊技者の混乱を抑制させることができる。
また、遊技機10が選択した演出モードを特定可能に報知することにより、当該遊技機10は、現在の演出モードを遊技場の店員等に容易に認識させることができる。
なお、本実施形態において、遊技機10は、特別図柄表示装置4に表示される演出内容が演出モードの種類に応じて変更するように構成されているが、スピーカ25から出力されるBGM等の音や、ランプ26L及び26R(又はLED)の発光態様が演出モードの種類に応じて変更するように構成されてもよい。この場合には、遊技機10が、スピーカ25から出力されるBGM等の音や、ランプ26L及び26R(又はLED)の発光態様を演出モードの種類に応じて変更することにより、当該遊技機10は、演出の種類を多様にすることができ、さらに遊技の興趣を高めることができる。
また、本実施形態において、遊技機10は、電源が投入されたことを契機として、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択するように構成されているが、遊技機10が稼動されている最中においても、音量切換え/演出モード設定スイッチ14による調整の段階に応じて複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択するように構成されてもよい。この場合には、遊技機10は、遊技が行われている最中において、単一の演出を繰り返さないような演出をすることができる。
さらに、本実施形態において、遊技機10は、演出モードを遊技者に視認されないような位置(図3に示す遊技機10の裏面)に表示するように構成されているが、演出モードを遊技者に視認可能な位置に表示するように構成されてもよい。この場合には、遊技機10が、遊技者によって視認可能な位置に配置されることにより、遊技者は、どのような演出がされるかについて予め知ることができる。
また、本実施形態において、遊技機10は、演出モード報知LED12に演出モードを表示するように構成されているが、スピーカ25L及び25Rから音を出力したり、ランプ26L及び26Rを発光させたり、特別図柄表示装置4以外の表示装置に所定の態様を表示したりすることにより演出モードを報知するように構成されてもよい。
さらに、本実施形態において、遊技機10は、演出モードを報知するように構成されているが、演出モードを報知しないように構成されてもよい。
本実施形態における遊技機の概観図である。 本実施形態における遊技機の内部構造を示すブロック図である。 本実施形態における遊技機の裏面を示すブロック図である。 本実施形態における遊技機の動作を示すフロー図である。 本実施形態における特別図柄制御処理を示すフロー図である。 本実施形態における特別図柄記憶チェック処理を示すフロー図である。 本実施形態におけるメイン処理(演出制御)を示すフロー図である。 本実施形態における演出モード設定処理を示すフロー図である。 本実施形態におけるコマンド受信処理を示すフロー図である。 本実施形態における特別図柄表示装置に表示される画像の一例を示す図である。 本実施形態における予告決定処理を示すフロー図である。 本実施形態における演出モードの種類に応じたテーブルを示す図である。
予告決定処理を示すフロー図である。
符号の説明
1…外枠、2…内枠、3…遊技盤、4…特別図柄表示装置、6…始動口、6a…始動口ソレノイド、6S…始動入賞球スイッチ、7…普通図柄作動ゲート、7S…通過球スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、9…アウト口、10…遊技機、11…バックアップクリアスイッチ、12…演出モード報知LED、13a〜13d…始動記憶ランプ、14…音量切換え/演出モード設定スイッチ、16〜19…一般入賞口、16S〜19S…一般入賞球スイッチ、20…カードユニット、24…発射ハンドル、25L、25R…スピーカ、26L、26R…ランプ、27…計数値報知LED、28S…V・カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、45…画像処理回路、46…音処理回路、47…ランプ処理回路、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…画像データROM、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、71…装飾データROM、72…ドライブ回路、80…払出・発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、100…サーバ、110a、110b…端末、111…画面、112…本体部、113…操作部、120…通信回線網、130…携帯端末、131…画面、132…スピーカ、133…操作部、300…主基板ボックス、400…演出制御基板ボックス、500…電源基板ボックス、800…発射制御基板ボックス

Claims (3)

  1. 複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択する演出モード選択手段と、前記演出モード選択手段によって選択された該演出モードに基づいて遊技の進行に応じた演出を実行する演出手段とを備える遊技機であって、
    前記演出手段には、音を出力する演出を実行する音出力手段が含まれており、
    前記音出力手段から出力される音の音量を複数段階に調整可能な音量調整手段を有し、
    前記演出モード選択手段は、前記音量調整手段による調整の段階に応じて、前記複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出モード選択手段は、電源が投入されたことを契機として、前記音量調整手段による調整の段階に応じて前記複数種類の演出モードの中からいずれかの演出モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出モード選択手段によって選択された前記演出モードを特定可能に報知する演出モード報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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