JP2005328733A - 除湿機構及び植物育成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除湿効率を大幅に高めたペルチェモジュールによる除湿機構を提供する。
【解決手段】除湿対象空間Sと外部空間とを区成する壁体23に貫通させて取り付けたペルチェモジュール64と、空気導入口81a及び空気導出口81bを有する中空のものであって前記ペルチェモジュール64の除湿対象空間側の吸発熱面64cを覆うカバー体81と、前記カバー体81の空気導入口81a又は空気導出口81bに臨ませて配置したファンFと、前記カバー体81の内部空間を区成し、一端が前記空気導入口81aに臨み他端が前記空気導出口81bに臨む複数の空気流通経路Pを形成する区成壁831とを備えるようにした。
【選択図】図5




Description

本発明は、LEDを利用した植物育成装置及びそれに好適に用いられる除湿機構に関するものである。
従来、蛍光灯やナトリウムランプ等の人工光源を用いて植物育成を行う植物育成装置が知られている。ところが、蛍光灯やナトリウムランプは、植物の育成に必要な波長の光を多く含むため、多量の光を植物に照射しなければならないうえ上、効率的にもあまりよいものではないため、消費電力や発熱量が多く、そのための植物育成室内の温度管理が難しくなることも合わせて多くの設備費用とランニングコストがかかるという不具合がある。さらには寿命に関しても十分とは言い難い。
これに対し、特許文献1に示すように、それら光に関する問題を一挙に解決するものとしてLEDを光源とした植物育成装置が近時開発されつつある。この特許文献1には、除湿機構としてコンパクトかつ静かなペルチェモジュール(熱電変換素子)を用いたものが記載されている。
ペルチェモジュールは既知のとおり、P型とN型の熱電半導体を銅電極に半田付けしたペルチェ素子を内部に有してなり、一対の吸発熱面を備えている。そして除湿に用いる場合には、植物育成室内の吸発熱面を冷却するように、ペルチェ素子に与える電流量とその向きを制御し、この冷却した吸発熱面又はこの吸発熱面に熱的に接続した部材で植物育成室内の空気を結露させ、除湿する。
特開2003−79254号公報
ところが、前記特許文献1に記載の除湿機構は、結露させるために吸発熱面に熱的に接続した部材で、一本の長い曲がりくねった空気流通経路を形成している
ため、所定の除湿能力を得るためには、かなり速い流速で空気を前記空気流通経路に流さなければならない。その結果、結露が十分に行われず、ペルチェモジュールの有する最大除湿能力を活かせないという不具合がある。
このような問題点は植物育成装置に限られず、ペルチェモジュールを利用した除湿機構に共通すると考えられる。
そこで本発明はペルチェモジュール独特のこの種の不具合を解決し、除湿効率を大幅に高めるべく図ったものである。
すなわち本発明に係る除湿機構は、除湿対象空間と外部空間とを区成する壁体に貫通させて取り付けたペルチェモジュールと、空気導入口及び空気導出口を有する中空のものであって前記ペルチェモジュールの除湿対象空間側の吸発熱面を覆うカバー体と、前記カバー体の空気導入口又は空気導出口に臨ませて配置したファンと、前記カバー体の内部空間を区成し、一端が前記空気導入口に臨み他端が前記空気導出口に臨む複数の空気流通経路を形成する区成壁とを備え、空気導入口又は空気導出口の開口面積又は開口形状により、前記空気流通経路の流量を制御するようにしていることを特徴とする。
このようなものであれば、各空気流通経路には結露させるために十分遅い速度で除湿すべき空気を流すことができるうえ、空気流通経路が複数あるため、十分な除湿能力を発揮させることができる。
また、ファンのみで吸発熱面に空気の流れを作ったのでは、十分な空気を吸発熱面に触れさせることができず、しかもその空気の流れが不均一となって、除湿効率を最大まで高められないところ、カバー体内部に区成壁による複数の空気流通経路を形成し、それら空気流通経路の流量を空気導入口又は空気導出口の開口面積又は開口形状で制御制限し、均一化することができるため、ペルチェモジュールの有する最大限の除湿能力を発揮させることができるようになる。
ファンは、空気導入口側又は空気導出口側のいずれに設けてもよいが、より好ましくは、ファンと反対側に位置する空気導入口(又は空気導出口)に空気流通経路の流量を調整するための機能を担わせ、ファン側の空気導出口(又は空気導入口)は十分広い開口面積を確保しておくことが望ましい。
特に結露を効果的に行うためには、前記区成壁が、前記吸発熱面に取り付けて熱的に接続した熱伝導フィンであるものが望ましい。この場合、熱伝導フィンを、ペルチェモジュールの吸発熱面の略全面に亘って取り付けておくことがより好ましい。
異なる熱伝導フィンを取り付けたペルチェモジュールや異種のペルチェモジュールに柔軟に対応できるようにするには、前記空気導入口又は空気導出口の開口面積を可変にして、前記空気流通経路を流れる空気の流量を調整可能に構成しているものが好ましい。
結露した水分の好適な排出態様としては、前記除湿面を鉛直に配置するとともに、前記区成壁を鉛直方向に延びるように設けて前記空気流通経路が鉛直方向に延びるように設定しておき、除湿作用によって結露した水分をカバーの下端部に設けた受け部に導入するとともに、その受け部からドレンチューブによって外部空間に排出できるように構成しているものを挙げることができる。
カバー体の表面に結露すると、除湿効果が悪くなる。これを防止するには、前記カバー体を、断熱材そのもの乃至板材に断熱材を被着させて形成しておくことが望ましい。
かかる除湿機構は、湿度を急変させることなく比較的ゆっくりと静定できるという特性も有する。したがって、植物にとっては非常にやさしい湿度変化が行われると言え、内部に植物を収容可能な空間を形成するケーシングと、前記空間内に光を照射するLED照明装置とを備えた植物育成装置に適用してその効果が顕著になる。
このような植物育成装置には、前記ケーシングの内部空間の温度調整を行う温度制御システムをさらに設けておくことがよりよい。
また、前記温度制御システムが、前記ケーシングの壁体に貫通させて取り付けた温度調節用ペルチェモジュールを備えたものである場合には、例えば温度調節用ペルチェモジュールを前記除湿機構のペルチェモジュールと同一壁体に配置することにより、温度調節用ペルチェモジュールにおけるケーシング内部空間側の吸発熱面に、前記除湿機構のファンから排出される空気の流れが到達するように構成すればよい。このことにより、温度調節用ペルチェモジュールの冷却時に結露するという不具合を、除湿機構のファンから排出された湿度の低い空気に触れさせることで回避できる。また一方で、除湿機構のファンから排出された温度の低い空気を、より素早く温度制御システムにより温度調節でき、ケーシング内部の温度の変動を可及的に減少させることもできる。
このように構成した本発明によれば、各空気流通経路には結露させるために十分遅い速度で除湿すべき空気を均一に流すことができるうえ、空気流通経路が複数あるため、十分な除湿能力を発揮させることができる。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る植物育成装置1は、図1に示すように、内部に植物を収容してこれを育成するためのケーシング2とそのケーシング2上に載置されるLED照明装置3とを備え、環境制御対象空間であるケーシング内部空間Sの温度、湿度、光に係る環境を制御することができるものである。
ケーシング2は、図1〜図3に示すように、壁体である底壁21、前後壁22、23、左右側壁24,25及び頂壁26からなる中空直方体状をなすもので、それら各壁21〜26を断熱性を有する素材で構成している。各壁21〜26の内面は、略全面白色反射面である(より具体的には白色反射シートを貼付している)。前壁22は開閉可能な扉構造にしてあり、本実施形態ではこの前壁22の一部にさらに2枚の透明板を嵌め入れた開口部を設けて覗き窓22aとし、この覗き窓22aに開閉可能なシャッタ22bを取り付けている。頂壁26にはその大部分に亘って矩形状の開口部を設け、その開口部に2重の透明板を嵌め入れて照明窓26aとしている。
LED照明装置3は、図1に示すように、矩形状の配線基板31と、その配線基板31に敷き詰めた多数のLED32とを備えたもので、ケーシング2の上に取り外し可能に重ねて載置されるサブケーシング4内に収容してある。このサブケーシング4は、平面視ケーシング2と略同一形状の薄型直方体状をなすものであり、その底板には、前記照明窓26aに重なり合う位置に光照射窓(図示しない)が設けてある。そしてその光照射窓の上方に、前記配線基板31に敷き詰めた多数のLED32が下方を向くように配置してあり、それらLED32から出た光が、光照射窓及び照明窓26aを介して前記ケーシング2内に照射されるように構成してある。これらLED32は、色の異なる複数の種類からなり、それら各種LED32の発光比率や発光量を変えることにより、光の照度や色を変えることができ、環境制御対象空間であるケーシング内部空間Sの光環境を調節できるようにしてある。
また、この植物育成装置1は、ケーシング内部空間Sの温度を調節する温度制御システム及び湿度を調節する湿度調節システムをさらに備えている。
温度制御システムは、図3等に示すように、ペルチェ素子(熱電変換素子)51aを有する複数(例えば4つ)の温度調節用ペルチェモジュール51と、それら各ペルチェモジュール51の表裏面である吸発熱面51b、51cに直接又は熱伝導部材を介してそれぞれ取り付けた一対の熱伝導フィン52と、ペルチェモジュール51を制御する制御機構7(後述する)と、図示しない温度センサとを備えたもので、前記ペルチェモジュール51に与える電流量とその向きによって、吸発熱面51b、51cを介して熱伝導フィン52から放熱又は吸熱させ、ケーシング内部空間Sの温度を調節できるようにしてある。この実施形態では、ケーシング後壁23の上側に各ペルチェモジュール51を貫通させて配置し、それらペルチェモジュール51にそれぞれ取り付けた一対の熱伝導フィン52が、ケーシング2の内側と外側にそれぞれ位置するように構成している。なお、熱伝導フィン52は、平板状をなす基板52aとその基板52aから直立させた薄板状をなす複数のフィン要素52bとを備えており、その基板52aの裏面を前記吸発熱面51b、51cに密着させている。外側に配置した熱伝導フィン52には、その後面、すなわちフィン要素52bの先端辺にファンFを直接取り付けている。内側に配置した熱伝導フィン52は、そのフィン要素52bが鉛直方向に延びるように設定している。
湿度制御システムは、加湿機構6A、除湿機構6B、これらを制御する制御機構7(後述する)及び図示しない湿度センサからなるものである。
加湿機構6Aは、図3等に示すように、ケーシング側壁24の外面に取り付けた水タンク61と、その水タンク61にチューブ62を介して連通するウォータミスト発生部63とを備えている。このウォータミスト発生部63は、例えば後壁23の外面下部に取り付けられており、超音波振動や沸騰等を利用して発生させたウォータミストをミスト放出口66からケーシング2の内部空間Sに放出するものである。
除湿機構6Bは、図3等に示すように、ケーシング2の後壁下部に貫通させて設けた除湿用ペルチェモジュール64と、そのペルチェモジュール64の外側の吸発熱面64bに取り付けた熱伝導フィン65と、内側の吸発熱面64cに取り付けた結露部8とを備えたものである。
前記ペルチェモジュール64は、図4に拡大して示すように、能力をUPさせるために例えばペルチェ素子64aを複数段(2段)直列に接続したものであるが、もちろん単数段でも構わない。
熱伝導フィン65は、図4に示すように、前記温度調節用ペルチェモジュール51に用いられたものと同様のもので、その後面にはファンFが取り付けてある。
しかして、結露部8は、図4〜図6に示すように、前記ペルチェモジュール64におけるケーシング内部空間S(除湿対象空間)側の吸発熱面64cを覆うカバー体81と、前記カバー体81の内部空間を区成して複数の空気流通経路Pを形成する区成壁831とを備えている。
カバー体81は、後面を開口させた中空直方体状をなすもので、表面での結露を防ぐべく断熱材そのもの乃至板材に断熱材を被着させて形成してある。そして吸発熱面64cに密着させ熱的に接続した金属板66で、その後面開口部を閉塞するようにしている。なお、後面開口部を吸発熱面64cで直接閉塞するように構成しても構わない。このカバー体81の前面下部には左右にほぼ亘って横長水平向きの空気導入口81aが開口させてあるとともに、その上面には横長鉛直向きの空気導出口81bが開口させてある。この実施形態では、カバー体81の前板を上前板811と下前板812の2つに分割し、それらを上下に隙間を開けて取り付けることにより、前記空気導入口81aを形成している。そしてその下前板812を長孔にビス止めする構造にすることにより、下前板812の取付位置を上下に動かせるように構成し、空気導入口81aの面積(特に上下方向の幅)を調整できるようにしてある。またカバー体81の底板814は、結露して落ちる水を受ける受け部として作用するもので、ドレン口84が設けてあり、このドレン口84にドレンチューブ82を接続してケーシング後壁23を貫通させることで、結露して下に落ちる水滴をドレン口84及びドレンチューブ82から外部に排出できるようにしている。
区成壁831は、熱伝導フィン83により形成している。具体的に説明すると、この熱伝導フィン83は、基板832とその基板832の表面から垂直に一体に延びる複数の板状フィン要素831とを備えたものである。そしてこの基板832の裏面を前記金属板66に熱的に密着させて取り付け、前記各フィン要素が区成壁831を形成するようにしてある。また、フィン要素831の起立先端辺がカバー体81の前板811内面と接触するように構成してあって、カバー体81の内部空間に、隣り合うフィン要素(区成壁)831、基板832、カバー体81の前板811で囲まれた複数の空気流通経路Pが形成されるようにしている。各フィン要素831は、鉛直方向に延びるように取り付けてあり、各空気流通経路Pの下端が前記空気導入口81aに臨み、上端が前記空気導出口81bに臨むようにしている。
さらにこの実施形態では、空気導出口81bの上方に除湿用ファンFを設置し、このファンFにより下から上に空気を吸い上げて、前記空気導入口81aから空気導出口81bに至る強制的な空気の流通が行われるようにしている。
このような構成により、各空気流通経路Pには結露させるために十分遅い速度で除湿すべき空気を流すことができるうえ、空気流通経路Pが複数あるため、十分な除湿能力を発揮させることができる。また、ファンFのみで吸発熱面64cへの空気の流れを作ったのでは、十分な空気を吸発熱面64cに熱的に触れさせることができず、しかもその空気の流れが不均一となって、除湿効率を最大まで高められないところ、カバー体81の内部に区成壁831による複数の空気流通経路Pを形成し、それら空気流通経路Pの流量を空気導入口81a又は空気導出口81bの開口面積又は開口形状で制御し、均一化することができるため、ペルチェモジュール51の有する最大限の除湿能力を発揮させることができるようになる。
さらに、この結露部8は、図7等に示すように、温度調整用ペルチェモジュール51及びその熱伝導フィン52の下方に設けてあり、除湿用ファンFから排出された除湿後の空気の流路上に温度調整用ペルチェモジュール51が配置されるようにしている。この構成により、温度調節用ペルチェモジュール51の熱伝導フィン52が冷却時に結露するという不具合を、除湿機構6BのファンFから排出された湿度の低い空気に触れさせることで回避できる。また一方で、除湿機構6BのファンFから排出された温度の低い空気を、より素早く温度制御システムにより温度調節でき、ケーシング2の内部温度の変動を可及的に減少させることもできる。
なお、図3に示す符号Wは、ミスト放出口64、湿度調整調ペルチェモジュール64、温度調整用ペルチェモジュール51等を取り囲んで制御空気生成空間を形成するもので、この区画壁Wにより、ケーシング内部空間Sが、前記制御空気生成空間と、植物育成空間とに区画される。この区画壁Wには、制御空気生成空間と植物育成空間とを連通させる連通路W1が設けてあり、この連通路を介して制御空気生成空間で温度、湿度が調整された空気が、可及的にむらのない状態で植物育成空間に送り込まれるように構成している。
最後に前記LED照明装置3、温度調節用ペルチェモジュール51、除湿用ペルチェモジュール64、ウォータミスト発生部63、ファンF等の制御について加えて説明しておく。これらは例えば前記サブケーシング4内に収容した制御機構7からの駆動制御信号によって制御されるようにしてある。
この制御機構7は、図8、図9に模式的に示すように、CPU701、メモリ702、入出力インタフェース回路703、増幅回路704、通信インタフェース705等を備えたコンピュータであり、前記メモリ702に記憶させた所定のプログラムに基づいて各部が協働することにより、温度制御回路71、湿度制御回路72、光制御回路73、ファン制御回路74等としての機能を発揮する。これら各制御回路71〜74は、プログラマブルなロジック回路とそれに対応する入出力インタフェース703及び増幅回路704等を有したものであると言い換えることができ、別に設けた図示しない温度センサや湿度センサ等の種々のセンサからの検出信号等に基づいて所定の駆動制御信号を出力し、前記LED照明装置3、温度調節用ペルチェモジュール51、湿度調節用ペルチェモジュール64、ウォータミスト発生部63、ファンF等を制御する。
またこの制御機構7は、USB等の接続コネクタによりパソコン等の他の情報処理装置と通信可能に構成してあり、ケーシング内部空間Sの環境情報(温度や湿度等)を、前記他の情報処理装置のメモリに送信したりディスプレイ等に表示させたりすることができる。また、環境設定(温度設定、湿度設定、光の強度や色設定等)を当該他の情報処理装置からの指令信号を発することにより行うことができるようにもしてある。もちろん、前記制御機構7に表示部や操作部を設け、単独で動作可能に構成しても構わない。
この制御機構7の温度制御回路71は、ペルチェモジュール制御回路であり、以下のような駆動制御信号を発生するように構成している。
すなわちこの温度制御回路71は、図10に示すように、演算部71a及び電流制御部71bを有するもので、前記演算部71aが前記指令信号値とセンサからの実測値との差を算出するとともに、前記電流制御部71bがその差に応じた電流値を有する駆動制御信号をペルチェモジュール51に対して出力する。この電流制御部71bが発生する駆動制御信号は、図12に示すように、ON/OFFが繰り返される断続的な信号であり、そのON/OFF時間の比(デューティ比)を変えることによりペルチェモジュール51への供給電流を制御する。そのON時の電圧は、各ペルチェモジュール51が熱伝導フィン52(又は65)やファンFの構成により有している最大放熱能力によって定まる最大電圧又はそれより若干小さい電圧に設定してある。ここでの最大電圧は例えば予め実験により求めておけばよい。
すなわち、ペルチェモジュール51は、放熱能力が無限であれば、0から定格電圧(定格電流)に至るまで、与えた電圧(電流)と発熱量(吸熱量)とがリニアな関係を有するが、実際には、図13に示すように、最大放熱能力は有限であり、その最大放熱能力を発揮する電圧(電流)を超えた電力を供給すると、その超えた電力分が熱に変わって吸発熱面に逆流し、逆に能力が落ちることになる。このような状況下、単純にFB制御を行うと、例えば環境温度を下げるべく電力を増加させると逆に環境温度を上げる結果となり、制御不能に陥る。
しかしながら、この実施形態によれば、デューティ比を変えて温度調節用ペルチェモジュール51の駆動電流を制御する一方、最大放熱能力で定まる電圧以下にON時の電圧を設定しているため、デューティ比100%(連続ON)で、最大発熱(吸熱)能力が発揮され、デューティ比0%に至るまで、デューティ比に対して非常にリニアに発熱(吸熱)能力することとなる。この効果を図12に示す。この図の実験は、一例として2段に直列に接続したペルチェ素子を有するペルチェモジュールについて行っているが、もちろん一段のものでも同様の結果が得られる。ここでは制御対象に熱的に接続された吸発熱面を有するペルチェ素子の制御を、ON時に6Vの電圧(定格は12V)を与えて行い、他方のペルチェ素子はデューティ比100%、電圧12Vに固定して駆動するようにしている。この図から、リニアな制御特性を得られていることがわかる。この結果、ペルチェモジュール51の制御が容易になり上述した不具合を回避することができる。
また湿度制御回路72のうち、除湿用ペルチェモジュール64を制御する除湿制御回路(図示しない)も、前記温度制御回路71と同様のペルチェモジュール制御回路であり、除湿用ペルチェモジュール64を効率よく制御するようにしている。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。例えば、カバー体の形態は図示例に限られず、その空気導入口や空気導出口の形状に関しても種々の変形が可能である。また空気流通経路も鉛直に延びるものだけでなく、その他の方向に延びたり、湾曲したりするものでも構わない。さらに、除湿により外部に排出された水を再び加湿機構(例えば水タンク)に導いて、再利用するようにしてもよい。
さらに、ファンも、空気導出口側に設けず、例えば空気導入口側に設けて空気をカバー体内部に送り込むように構成してもよい。このような場合、空気導出口に空気流通経路の流量を調整するための機能を担わせればよりよい。
加えて、ON時の電圧又は電流を変えてペルチェモジュールを制御する一方、ON/OFF時間の比については、ON時の電圧又は電流値を定格値まで上げた場合における前記ペルチェモジュールの放熱能力で定まる最大ON/OFF比以内の一定比に保つようにしても構わない。
また、温度制御システムが、温度調整用ペルチェモジュール51のみによる温度制御能力を超えて温度制御する場合に、前記除湿用ペルチェモジュール64を温度制御用に切り替えて駆動するようにしてもよい。このことにより、例えば何らかの不測の事態で温度が急変した場合でも、素早く温度を正常復帰させることができ、植物への大きなダメージを回避することが可能になる。湿度の急変よりも温度の急変の方が植物に大きなダメージを与えることが多いためである。
もちろん、この除湿機構を、植物育成装置のみならず、広く他の機器に適用するようにしてもよい。
その他、本発明は前記図示例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態における植物育成装置の全体斜視図。 同実施形態におけるケーシングの正面図。 同実施形態におけるケーシングの内部構造を示す側断面図。 同実施形態におけるカバー体、ファン等を示す側断面図。 同実施形態におけるカバー体の斜視図。 同実施形態におけるカバー体、ファン等を示す正面図。 同実施形態におけるケーシングの後壁内面を正面から見た要部正面図。 同実施形態における制御機構の模式的機器構成図。 同実施形態における制御機構の機能ブロック図。 同実施形態における温度制御回路(又は湿度制御回路)の機能ブロック図。 同実施形態におけるペルチェモジュールへの駆動制御信号の波形を示す波形図。 同実施形態におけるペルチェモジュールの制御結果を示す実験データ。 従来の制御をした場合のペルチェモジュールの吸発熱特性を示す特性図。
符号の説明
1・・・植物育成装置
2・・・ケーシング
21〜26・・・壁体
3・・・LED照明装置
64・・・ペルチェモジュール
64c・・・吸発熱面
81・・・カバー体
81a・・・空気導入口
81b・・・空気導出口
831・・・区成壁とを備えるようにした。
S・・・ケーシング内部空間(除湿対象空間)
F・・・ファン
P・・・空気流通経路

Claims (9)

  1. 除湿対象空間と外部空間とを区成する壁体に貫通させて取り付けたペルチェモジュールと、
    空気導入口及び空気導出口を有する中空のものであって前記ペルチェモジュールの除湿対象空間側の吸発熱面を覆うカバー体と、
    前記カバー体の空気導入口又は空気導出口に臨ませて配置したファンと、
    前記カバー体の内部空間を区成し、一端が前記空気導入口に臨み他端が前記空気導出口に臨む複数の空気流通経路を形成する区成壁とを備え、
    空気導入口又は空気導出口の開口面積又は開口形状により、前記空気流通経路の流量を制御するようにしていることを特徴とする除湿機構。
  2. 前記区成壁が、前記吸発熱面に取り付けられ、熱的に接続された熱伝導フィンである請求項1記載の除湿機構。
  3. 前記空気導入口又は空気導出口の開口面積を可変にして、前記空気流通経路を流れる空気の流量を調整可能に構成している請求項1又は2記載の除湿機構。
  4. 前記吸発熱面を鉛直に配置するとともに、前記区成壁を鉛直方向に延びるように設けて前記空気流通経路が鉛直方向に延びるように設定しておき、除湿作用によって結露した水分をカバー体の下端部に設けた受け部に導入するとともに、その受け部からドレンチューブによって外部空間に排出できるように構成している請求項1、2又は3記載の除湿機構。
  5. 前記カバー体を、断熱材そのもの乃至板材に断熱材を被着させて形成してある請求項1、2、3又は4記載の除湿機構。
  6. 前記除湿対象空間の温度調整を行う温度制御システムをさらに備え、その温度制御システムが、前記壁体に貫通させて取り付けた温度調整用ペルチェモジュールを備えたものであって、その温度調節用ペルチェモジュールの除湿対象空間側の吸発熱面に、前記除湿機構のファンから排出される空気を到達させる流路を形成している請求項1、2、3、4又は5記載の除湿機構。
  7. 内部に植物を収容可能な空間を形成するケーシングと、前記空間内に光を照射するLED照明装置と、前記空間内を除湿する除湿機構とを備えた植物育成装置であって、
    前記除湿機構が、ケーシングの壁体に貫通させて取り付けたペルチェモジュールと、空気導入口及び空気導出口を有する中空のものであって前記ペルチェモジュールのケーシング内部空間側の吸発熱面に取り付けたカバー体と、前記カバー体の空気導入口又は空気導出口に取り付けたファンと、前記カバー体の内部空間を区成し、一端が前記空気導入口に臨み他端が前記空気導出口に臨む複数の空気流通経路を形成する区成壁とを備えていることを特徴とする植物育成装置。
  8. 前記ケーシングの内部空間の温度調整を行う温度制御システムをさらに備えたものである請求項7記載の植物育成装置。
  9. 前記温度制御システムが、前記ケーシングの壁体に貫通させて取り付けた温度調節用ペルチェモジュールを備えてなり、その温度調節用ペルチェモジュールにおけるケーシング内部空間側の吸発熱面に、前記除湿機構のファンから排出される空気を到達させる流路を形成している請求項8記載の植物育成装置。
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