JP2001041495A - 恒温・恒湿空気供給装置 - Google Patents

恒温・恒湿空気供給装置

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JP2001041495A
JP2001041495A JP11220127A JP22012799A JP2001041495A JP 2001041495 A JP2001041495 A JP 2001041495A JP 11220127 A JP11220127 A JP 11220127A JP 22012799 A JP22012799 A JP 22012799A JP 2001041495 A JP2001041495 A JP 2001041495A
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bypass
dehumidifier
duct
humidity
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JP11220127A
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Hiroaki Takechi
弘明 武知
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Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入口空気と出口空気の湿度差が小さい場合の
除湿エネルギーの浪費を抑え、冷却能力の小さな除湿器
を採用して装置を小型化できるようにする。 【解決手段】 通気ダクト40Aは、空気取入口411
より取り込まれた入口空気の一部を、除湿器10、加熱
器20、加湿器30をバイパスして送るバイパスダクト
50Aを備えて構成される。ファン412の運転により
空気取入口411より取り込まれた入口空気は、その一
部が本流空気として除湿器10に直接送り込まれ、残り
がバイパス流空気としてバイパスダクト50Aへ送り込
まれる。本流空気は、除湿器10で除湿され、加熱器2
0で加熱され、加湿器30で加湿される。バイパス流空
気は、バイパスダクト50Aを経て加湿器30の後方ま
で送り込まれ、上記本流空気と混合された後、出口空気
として供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿器、加熱器及
び加湿器に空気を通過させ、空気出口で前記空気の温、
湿度が予め設定された値になるべく調整する恒温・恒湿
空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスで用いる装置の1つ
に、半導体を恒温・恒湿の雰囲気中で回転させながら該
半導体の表面にレジストを塗布するスピンコーティング
装置がある。
【0003】このスピンコーティング装置に対して恒温
・恒湿の空気を供給するために、除湿器、加熱器及び加
湿器に空気を通過させて該空気の温、湿度を予め設定さ
れた値に制御する恒温・恒湿空気供給装置が用いられ
る。
【0004】図8は、この種の従来装置の側面断面構成
を示す概念図である。同図に示す如く、従来装置は、通
気ダクト40に、除湿器10、加熱器20、加湿器30
を順次配置して構成される。
【0005】通気ダクト40は、図の右端部が空気取入
口411として開口され、左端部が除湿器10に連結さ
れた前方ダクト41と、この前方ダクト41の左方に位
置し除湿器10と加熱器20間を連結する中間ダクト4
2と、この中間ダクト42の左方に位置し、右端部が加
熱器20に連結され左端部が排気ダクト(図示せず)に
連結される後方ダクト43とによって構成される。
【0006】この装置では、前方ダクト41中に設けら
れたファン412により空気取入口411から取り込ま
れた空気(入口空気)を、先ず、除湿器10にて除湿す
る。次いで、この除湿された空気を中間ダクト42を通
して加熱器20に送り、該加熱器20で加熱する。更
に、この加熱後の空気を後方ダクト43内で加湿器30
により加湿した後、排気ダクトを通じてスピンコーティ
ング装置に供給する。
【0007】この装置では、空気取入口411から取り
込んだ入口空気を除湿器10で冷却除湿する際における
除湿器10の温度は、入口空気の温、湿度と予め設定さ
れた出口空気(供給空気)の目標温、湿度とを基に図9
に示す空気線図に則って設定することができる。
【0008】すなわち、この装置では、例えば、上記目
標温、湿度が23℃、45%の場合、図9の空気線図か
ら明らかなように、入口空気の温、湿度が23℃、45
%以下であれば該空気に対して除湿を行う必要がない。
従って、この場合、除湿器10の温度は23℃より若干
低い値(例えば、17℃)に設定すれば良い。
【0009】一方、入口空気の温、湿度が23℃、45
%よりも高い場合(例えば、23℃、50%)には、除
湿が必要であり、従って、除湿器10の温度を図9に示
す飽和水蒸気温度11℃以下(例えば、10℃)に設定
すれば良いことになる。
【0010】この設定の下での除湿冷却の流れを図10
上で見れば、以下のようになる。なお、図10は図9の
空気線図を読み易くするためにその要部(同図の点線枠
内)を拡大して示す図である。
【0011】この装置では、上記設定下で、つまり、除
湿器10の温度が、例えば、10℃に設定された場合
に、温、湿度が23℃、50%の入口空気は、図10に
示す参照線L1に沿って、露点(12℃)を経て、最終
的に、上記設定温度10℃まで冷却除湿される。
【0012】ここで、上述した非除湿状態(設定温度が
17℃である状態)から出口空気の目標温度10℃に達
するまでの除湿器10の除湿エネルギーのエンタルピi
(kcal/kg)の値はi=α(図10参照)となる。
【0013】ところで、この種の装置の運用を考えた場
合、入口空気の湿度は一般に常時一定とは限らないもの
の、例えば、上記スピンコーティング装置が設置される
クリーンルーム等の室内では、入口空気の湿度と出口空
気の目標湿度との差が比較的小さい環境に保たれてい
る。
【0014】このように入口空気と出口空気の湿度差が
少ない場合にも、上記従来装置では、除湿器10におい
て、該入口空気を露点まで冷却除湿するようになってい
た。しかも、従来装置では、空気取入口411から取り
込んだ入口空気の全量を除湿器10に送り込むような流
路構造(図8参照)を有していたため、該除湿器10に
おいて入口空気の全量が除湿冷却対象となっていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
装置では、入口空気と出口空気の湿度差に拘わらず、該
入口空気の全量を露点まで冷却するようにしていた。こ
のため、入口空気と出口空気の湿度差が少ない場合に除
湿エネルギーの無駄が多くなり、特に、供給空気の空気
量が多い大風量対応型の装置を実現する場合には、冷却
能力の大きな除湿器が必要となり、装置も大型化すると
いう問題点があった。
【0016】本発明は上述の問題点を解消し、入口空気
と出口空気の湿度差が小さい場合における除湿エネルギ
ーの無駄を極力低減し、特に、大風量対応型の装置に適
用して、除湿器の冷却能力増強及びこれに伴う装置の大
型化防止に有用な恒温・恒湿空気供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、入口空気を露点まで冷却除湿す
る除湿器と、除湿された空気を加熱する加熱器と、加熱
された空気を加湿する加湿器とを通気ダクト中に配置し
て成る恒温・恒湿空気供給装置において、前記通気ダク
ト内に、少なくとも前記除湿器をバイパスするバイパス
流路を設け、前記入口空気を前記除湿器を通過する本流
空気と前記バイパス流路を通過するバイパス流空気とに
分流し、前記除湿器を通過後の前記本流空気を前記バイ
パス流路を通過してくる前記バイパス流空気と混合する
ようにしたことを特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記本流空気と前記バイパス流空気とを前記加
湿器の後方で混合するようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記本流空気と前記バイパス流空気とを前記加
湿器の前方で混合するようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項4の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記本流空気と前記バイパス流空気とを前記加
熱器の前方で混合するようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項5の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記バイパス流路内に、弁の開度に応じて前記
本流空気と前記バイパス流空気の分流比を調整する弁手
段を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項6の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記除湿器の前方に設置される第1の送風手段
と、前記バイパス流路内に設置される第2の送風手段と
を具備し、前記第1の送風手段と前記第2の送風手段の
ファン回転数に応じて前記本流空気と前記バイパス流空
気の分流比を調整することを特徴とする。
【0023】請求項7の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記バイパス流路内に、前記バイパス流空気を
露点まで下げないで除湿する除湿手段を設けたことを特
徴とする。
【0024】請求項8の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、除湿器は、流体を蒸発させる際の蒸発熱により
前記本流空気を冷却除湿する蒸発器により構成されるこ
とを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
恒温・恒湿空気供給装置100Aの側面断面構造を示す
概念図である。
【0027】本実施形態に係わる装置100Aは、通気
ダクト40Aに、除湿器10、加熱器20、加湿器30
を配設して構成される。
【0028】通気ダクト40Aは、図の右端部が空気取
入口411として開口され、左端主要部が除湿器10に
連結される前方ダクト41Aと、この前方ダクト41A
の左方に位置し、右端部が除湿器10と連結され左端部
が加熱器20と連結される中間ダクト42Aと、この中
間ダクト42Aの左方に位置し、右端部が加熱器20と
連結され左端部が排気ダクト(図示せず)と連結される
後方ダクト43Aと、前方ダクト41Aと後方ダクト4
3A間に設けられるバイパスダクト50Aとを備えて構
成される。
【0029】ここで、バイパスダクト50Aは、空気取
入口411から取り込まれた空気(入口空気)の一部を
除湿器10の前で分流し、除湿器10、加熱器20、加
湿器30をバイパスして当該加湿器30の後方に送り込
むものである。
【0030】前方ダクト41Aの内部には、空気取入口
411から入口空気を取り込み、該空気をダクト奥側に
送り込むファン412が設けられる。また、バイパスダ
クト50Aの内部にはバルブ52が設けられる。このバ
ルブ52の開度を適宜調整する(手動また自動制御)こ
とで、上記ファン412により除湿器10へ送り込まれ
る空気(以下、本流空気という)と上記バイパスダクト
50Aへと分流される空気(以下、バイパス流空気とい
う)の分流比を調整することができる。
【0031】次に、通気ダクト40A内に配置される除
湿器10、加湿器20、除湿器30の構成について説明
する。
【0032】まず、除湿器10は、前方ダクト41Aと
中間ダクト42A間のダクト一側部に配設した冷却ユニ
ット11aと、この冷却ユニット11aと対向する位置
に取り付けた冷却ユニット11bとを備えている。
【0033】各冷却ユニット11(11a,11b)
は、ペルチェ効果を利用した平板状の電子冷熱素子(サ
ーモモジュール)12と、この冷熱素子12の一方の面
に付設した水冷板13と、上記冷熱素子12の他方の面
に付設した熱交換体(ラジエータ)14とによって構成
される。
【0034】水冷板13は、その内部に通水管15を有
し、この通水管15に冷却水を流すことによって上記冷
熱素子12の一方の面を冷却する。また、熱交換体14
は、前方ダクト41Aの長手方向に沿う冷却フィンを多
段配列した構成を有する。
【0035】上記冷却ユニット11において、後述する
スイッチング電源(74)より冷熱素子12に通電する
と、この冷熱素子12の一方の面の温度が上昇するとと
もに、他方の面の温度が低下する。そして、上記一方の
面を水冷板13で冷却することによって他方の面の温度
がより低下される。
【0036】熱交換体14は、冷熱素子12の他方の面
に配設されているので、該冷熱素子12の通電に伴って
冷却される。従って、熱交換体14の冷却フィンに空気
を通流させれば該空気が冷却除湿されることになる。上
記通気ダクト40A中、除湿器10の後方所定部位に
は、後述する温度センサS1(図示せず)が設けられて
いる。
【0037】次に、加熱器20は、中間ダクト42Aと
後方ダクト43A間に配置した、例えば複数本の棒状ヒ
ータ21によって構成される。各ヒータ21は、ヒータ
シースの周面にスパイラル状の放熱フィンを形成した構
造を有し、それぞれ図1の紙面に垂直な方向に沿って配
設されている。
【0038】更に、加湿器30は、後方ダクト43Aの
底部に設けた水槽31と、この水槽31内に配置したヒ
ータ32とを備え、水槽31内に貯溜した水をヒータ3
2によって加熱気化させることによって後方ダクト43
A内の空気を加湿する。加湿器30が設置される後方ダ
クト43Aの後方所定部位(バイパスダクト50Aの空
気送出口後方)には、後述する温度センサS2及び湿度
センサS3(共に図示せず)が設けられている。
【0039】上記の如く構成される恒温・恒湿空気供給
装置100Aにおいて、ファン412が運転されると、
この装置100Aが設置される例えばクリーンルーム内
の空気が空気取入口411より取り込まれ、前方ダクト
41Aの更に奥部へと送り込まれる。
【0040】ファン412により送り込まれた入口空気
は、その一部が本流空気として除湿器10に直接送り込
まれ、残りがバイパス流空気としてバイパスダクト50
Aへ送り込まれる。
【0041】ここで、除湿器10へ送り込む本流空気と
バイパスダクト50Aへ分流するバイパス流空気との分
流比は、入口空気の温・湿度と出口空気の目標温・湿度
によって決定できる。そして、実際の運用時には、バイ
パスダクト50A内のバルブ52の開度が上記決定され
た分流比を実現するに見合ったレベルに調整される。本
装置100Aの運転中、バイパスダクト50A内のバル
ブ52の開度は上記調整レベルに固定されている。
【0042】除湿器10では、ファン412により送り
込まれてくる本流空気を冷却除湿した後、中間ダクト4
2Aへと送り出す。なお、この除湿器10は、従来の技
術の欄で述べたものと同様、空気を露点まで冷却除湿す
るタイプのものである。
【0043】中間ダクト42Aへと送り出された、上記
除湿器10による除湿後の本流空気は、次いで、加熱器
20のヒータ21により加熱され、後方ダクト43Aへ
と送り出される。
【0044】後方ダクト43Aへと送り出された上記加
熱後の本流空気は、次いで、加湿器30での水槽31内
の貯溜水のヒータ32による加熱気化作用によって加湿
され、排気ダクト方向に送り出される。
【0045】一方、バイパスダクト50Aへと分流され
たバイパス流空気は、バルブ52を通り除湿されること
なく後方ダクト43Aに送り込まれる。この際、上記バ
イパス流空気が送り込まれる位置は、後方ダクト43A
内の加湿器30の後方である。
【0046】これにより、後方ダクト43A内では、加
湿器30の後方で、除湿器10により冷却除湿され更に
加熱器20にて加熱された空気と、バイパスダクト50
Aから送り込まれた空気とが混合される。
【0047】この混合された空気は、次いで、図の左方
にある排気ダクト(図示せず)を通り出口空気としてス
ピンコーティング装置のカップ内に供給される。
【0048】次に、本実施形態の装置100Aの除湿、
加熱及び加湿制御の概略動作について説明する。
【0049】図2は、本実施形態の装置100Aにおけ
る制御部の機能構成を示すブロック図である。この装置
100Aでは、除湿器10、加熱器20、加湿器30に
対応して、除湿制御部70、加熱制御部80、加湿制御
部90が各々設けられる。
【0050】この装置100Aの運転中、除湿制御部7
0では、温度センサS1による検出温度と除湿目標温度
設定部71により設定されている除湿目標温度(T1)
との偏差(減算器72により算出される)に基づきPI
D処理部73でPID処理を行い、このPID処理信号
に基づき、スイッチング電源74が、温度センサS1に
よる検出温度が除湿目標温度と一致するように除湿器1
0の冷熱素子12への通電の制御を行う。
【0051】この制御により、除湿器10では、冷熱素
子12の冷却作用により入口空気に対する除湿が行われ
る。但し、本実施形態において、除湿器10で冷却され
るのは、入口空気のうち、バイパスダクト50Aへの分
流分(バイパス流空気)を除いた本流空気のみである。
【0052】また、加熱制御部80では、温度センサS
2による検出温度と予め設定されている出口空気の目標
温度(T2)との偏差(減算器82により算出される)
に基づきPID処理部83でPID処理を行い、このP
ID処理信号に基づき、ヒータ制御部84が、温度セン
サS2の検出温度が出口空気の目標温度と一致するよう
に加熱器20のヒータ21への通電の制御を行う。
【0053】この制御により、加熱器20では、ヒータ
21の加熱作用により、除湿器10で除湿されて送られ
てくる本流空気に対する加熱が行われる。
【0054】更に、加湿制御部90では、湿度センサS
3による検出湿度と予め設定されている出口空気の目標
湿度(H)との偏差(減算器92により算出される)に
基づきPID処理部93によりPID処理を行い、この
PID処理信号に基づき、ヒータ制御部94が、湿度セ
ンサS3の検出湿度が出口空気の目標湿度と一致するよ
うに加湿部30のヒータ32に対する通電の制御を行
う。
【0055】この制御により、加湿部30では、水槽3
1内に貯溜した水がヒータ32により加熱気化され、こ
の水槽31上を通流する上記本流空気の加湿が行われ
る。
【0056】この加湿後の本流空気は、その後、上記パ
イパス流空気と混合され、出口空気として供給される。
【0057】上述したように、本実施形態の装置100
Aでは、空気取入口411から取り入れた入口空気の一
部をバイパス流としてバイパスダクト50Aに分流し、
残った本流空気のみを除湿器10に送り込んで冷却除湿
する。
【0058】このように、入口空気の一部のみを除湿器
10に送り込んで除湿する本実施形態の装置100Aに
よれば、入口空気の全量を除湿する従来装置と比べて、
除湿器10の除湿エネルギーを低減でき、特に、入口空
気と出口空気の湿度差が小さい場合に顕著な効果が期待
できる。
【0059】本実施形態の装置100Aの除湿制御の具
体例について、図10を援用して説明する。
【0060】今、この装置100Aにおいて、後方ダク
ト43A内の加湿器30後方における本流空気(除湿・
加熱・加湿後の空気:便宜的に、除湿後空気という)と
バイパス流空気(非除湿空気)との混合比(上記分流比
に相当)を例えば1対1に設定した状態で、出口空気の
目標値23℃・45%に対して23℃・50%の入口空
気が流入してきたものとする。
【0061】この場合、除湿器10では、上記入口空気
の1/2相当量の本流空気を対象に冷却除湿が行われ
る。その際、本実施形態においては、除湿器10の温度
として、入口空気の全量を冷却除湿する従来装置での設
定温度(10℃)より更に低い温度(例えば、8℃)が
設定される。
【0062】なお、1/2相当量の本流空気の冷却除湿
に際し、除湿器10の温度を、従来装置での設定温度
(10℃)より更に低い設定温度(8℃)に設定するの
は、この除湿された本流空気が、その後、後方ダクト4
3A内で非除湿空気と混合される際に湿度を押し上げら
れ、目標湿度より高くなることを避けるために、該本流
空気を予め過除湿の状態にしておくという意図によるも
のである。
【0063】この設定に基づく除湿冷却の流れを図10
の空気線図上で見れば、温、湿度が23℃、50%の入
口空気の1/2相当量の空気は、同図に示す参照線L2
に沿って、露点(12℃)を経て、最終的に、従来装置
での設定温度(10℃)より更に低い上記設定温度(8
℃)となるまで冷却除湿(過除湿)される。
【0064】ここで、非除湿状態(設定温度が17℃で
ある状態)から従来装置での設定温度(10℃)より更
に低い設定温度(8℃)達するまでの除湿冷却に要する
エンタルピi(kcal/kg)の値はi=βとなる(図10
参照)。
【0065】図10からも分かるように、本実施形態の
装置100Aでは、上記過除湿の結果、除湿器10での
単位空気量当たりの除湿エネルギーのエンタルピ値β
は、上記入口空気(23℃・50%)の全量を露点まで
冷却除湿する従来装置のエンタルピ値αよりも大きな値
となる。
【0066】しかしながら、本実施形態の装置100A
では、入口空気の一部(1/2相当量)に対してのみ過
除湿を行うため、冷却除湿対象の空気量自体が従来装置
よりも少なく、入口空気の全量に対する総エンタルピの
値でみれば、従来装置に比べてより小さい値となる。
【0067】この総エンタルピの値について図3を基に
検証してみる。図3は、本実施形態の装置100Aと従
来装置の除湿エネルギーのエンタルピ特性の比較図であ
り、同図(a)が装置100Aのもの、同図(b)が従
来装置のものである。
【0068】本実施形態の装置100Aにおいて、加湿
器30の後方での除湿後空気(本流空気)と非除湿空気
(バイパス流空気)との混合比を例えば1対1に設定し
た状態で、出口空気の目標値23℃・45%に対して2
3℃・50%の入口空気が流入してきた場合、除湿器1
0では、図3(a)に示す如く、入口空気の1/2相当
量の本流空気を目標値(45%)よりも低い湿度(a:
a<45)まで冷却除湿する必要がある。
【0069】つまり、この装置100Aでは、除湿後の
本流空気が、その後、バイパスダクト50Aからのバイ
パス流空気と後方ダクト43A内の加湿器30の後方で
混合される際に湿度を押し上げられるため、該混合後の
空気を目標値(45%)に保つためには、除湿器10に
おいて、入口空気の1/2相当量の空気を予め当該目標
値(45%)より低い値となるように過除湿する必要で
ある。
【0070】これにより、本実施形態の装置100Aで
は、図3(a)の右端に示す如く、入口空気の1/2相
当量の本流空気に対する除湿器10での除湿制御に係わ
るエンタルピは従来装置より増大する。しかしながら、
この場合、残り半分のバイパス流空気に対する除湿は不
要なことから(エンタルピ値は零)、入口空気全量分か
ら見た総エンタルピ値は、従来装置〔同図(b)〕に比
べてより小さい値となる。
【0071】因みに、入口空気の全量を露点まで除湿す
る従来装置では、同図(b)に示すように、除湿器10
において、入口空気の1/2相当量単位の空気毎にそれ
ぞれ目標値(45%)となるまで冷却除湿することにな
る。この従来装置の除湿制御によれば、本実施形態の装
置100Aにおける本流空気に対する過除湿が不要なこ
とから、入口空気の1/2相当量当たりのエンタルピは
本装置100Aより小さい値とはなるものの、除湿対象
の空気量は本装置100Aの2倍(入口空気全量)であ
るため、入口空気全量分から見た総エンタルピの値は、
本装置100Aよりも大きな値となる。
【0072】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0073】図4は、本発明の第2の実施形態に係わる
恒温・恒湿空気供給装置100Bの側面断面構造を示す
概念図である。
【0074】本実施形態の装置100Bにおいて、通気
ダクト40Bは前方ダクト41B、中間ダクト42B、
後方ダクト43Bから成り、そのうちの前方ダクト41
Bと中間ダクト42Bの連結部内部には、当該連結部内
部を仕切板51によって仕切る形で、バイパスダクト5
0Bが形成される。この通気ダクト40B中、上記バイ
パスダクト50Bを除く部分の通路には、除湿器10、
加熱器20、加湿器30が順次配置されている。これら
除湿器10、加熱器20、加湿器30は、第1の実施形
態の装置100Aに用いられるものと同等のものであ
る。
【0075】すなわち、本実施形態の装置100Bは、
第1の実施形態の装置100Aにおいて、バイパスダク
ト50Aを、前方ダクト41Aから取り込んだ入口空気
の一部を除湿器10をバイパスして加熱器20の前で本
流空気と混合させる得るような形態(バイパスダクト5
0B)に変更したものと考えて差し支えない。
【0076】本実施形態の装置100Bでは、前方ダク
ト41B内のファン412の運転により空気取入口41
1から入口空気を取り込み、その一部をバイパス流空気
としてバイパスダクト50Bに分流させ、残りを本流空
気として除湿器10に送り込む。
【0077】除湿器10では、第1の実施形態の装置1
00Aと同様、ファン412により送り込まれてくる本
流空気を露点まで冷却除湿した後、中間ダクト42Bへ
と送り出す。
【0078】一方、バイパスダクト50Bへと分流され
たバイパス流空気は、バルブ52を通り除湿されること
なく中間ダクト42Bに送り込まれる。
【0079】その後、中間ダクト42B内では、除湿器
10により冷却除湿された空気とバイパスダクト50B
から送り込まれた空気が混合される。この混合された空
気は、更に、加熱器20へと送り込まれる。加熱器20
では、中間ダクト42Bを通って送り込まれてくる混合
空気をヒータ21によって加熱し、後方ダクト43Bへ
と送り出す。
【0080】後方ダクト43B内では、加熱器20より
送り込まれてくる空気を、加湿器30で水槽31内の貯
溜水をヒータ32により加熱気化させることにより加湿
する。加湿後の後方ダクト43B内の空気は、図の左方
にある排気ダクト(図示せず)を通り出口空気としてス
ピンコーティング装置のカップ内に供給される。
【0081】このように、本実施形態の装置100Bで
は、入口空気を本流空気とバイパス流空気とに分流する
と共に、本流空気を除湿器10で除湿した後、加熱器2
0の前でバイパス流と混合するようにしたものである。
【0082】本実施形態の装置100Bにおいて、入口
空気の一部のみを除湿器10に送り込んで除湿する点は
第1の実施形態の装置100Aと同様である。従って、
本実施形態の装置100Bにおいても、第1の実施形態
の装置100Aと同様、入口空気の全量を除湿する従来
装置と比べて、除湿器10の除湿エネルギーを低減でき
るようになる。
【0083】図5は、本発明の第3の実施形態に係わる
恒温・恒湿空気供給装置100Cの側面断面構造を示す
概念図である。
【0084】本実施形態の装置100Cにおいて、通気
ダクト40Cは前方ダクト41C、中間ダクト42C、
後方ダクト43Cから成り、そのうちの前方ダクト41
Cと後方ダクト42Cの連結部内部には、バイパスダク
ト50Cが形成される。この通気ダクト40C中、上記
バイパスダクト50Cを除く部分の通路には、除湿器1
0、加熱器20、加湿器30が順次配置されている。
【0085】以上に述べた構成は、第2の実施形態の装
置100Bと同様である。第3の実施形態の装置100
Cでは、第2の実施形態の装置100Bと異なる構造と
して、上記バイパスダクト50Cの内部に、除湿器10
Cが設けられる。この除湿器10Cは、本流側に設けた
除湿器10とはタイプが異なり、空気を露点まで除湿す
ることなく冷却除湿するものである。
【0086】本実施形態の装置100Cでは、前方ダク
ト41C内のファン412の運転により空気取入口41
1から入口空気を取り込み、その一部をバイパス流空気
としてバイパスダクト50Cに分流させ、残りを本流空
気として除湿器10に送り込む。
【0087】除湿器10では、第2の実施形態の装置1
00Bと同様、この本流空気を露点まで除湿した後、中
間ダクト42Cに送り出す。一方、バイパスダクト50
Cでは、除湿器10Cが、上記バイパス流空気を目標温
度に追従して必要レベルだけ除湿した後、中間ダクト4
2Cに送り出す。
【0088】中間ダクト42Cでは、除湿器10で除湿
された本流空気と除湿器10Cで除湿されたバイパス流
空気とが混合される。この混合空気は、その後、加熱2
0、加湿器30を順次通過し、それぞれ、加熱、加湿制
御を受けた後、出口空気としてスピンコーティング装置
のカップ内に供給される。
【0089】このように、本実施形態の装置100Cで
は、入口空気を本流空気とバイパス流空気とに分流する
と共に、本流空気とバイパス流空気との両者に対して除
湿制御を適用するものである。
【0090】ここで、除湿器10での本流空気に対する
除湿制御は第2の実施形態の装置100Bと同様に行わ
れる。つまり、本実施形態の装置100Cは、第2の実
施形態の装置100Bに、バイパス流空気に対する除湿
機能を付加したものと言える。
【0091】上述した如く、第2の実施形態の装置10
0Bでは、除湿後の本流空気が、その後、全く除湿され
ないバイパス流空気と混合された場合に該混合空気が除
湿不足に陥ることに配慮して、本流空気を過除湿として
いたが、第3の実施形態の装置100Cでは、バイパス
流空気もある程度除湿されて本流空気と混合されるた
め、混合空気の除湿不足を抑えることができる。
【0092】言い換えれば、本実施形態の装置100C
では、第2の実施形態の装置100Bの除湿器10によ
る過除湿を緩和することができ、この第2の実施形態の
装置100Bに比べて、入口空気の全量分から見た除湿
エネルギーを更に低減することができる。
【0093】図6は、本発明の第4の実施形態に係わる
恒温・恒湿空気供給装置100Dの側面断面構造を示す
概念図である。
【0094】本実施形態の装置100Dでは、通気ダク
ト40D中を仕切板51Dによって仕切る形で、前方ダ
クト41Dと後方ダクト43Dを結ぶバイパスダクト5
0Dが形成されている。この装置100Dにおいて、上
記バイパスダクト50D以外の構造は、第2の実施形態
の装置100Bと同様である。
【0095】本実施形態の装置100Dでは、前方ダク
ト41D内のファン412の運転により空気取入口41
1から入口空気を取り込み、その一部をバイパス流空気
としてバイパスダクト50Dに分流させ、残りを本流空
気として除湿器10に送り込む。
【0096】除湿器10では、第2の実施形態の装置1
00Bと同様、この本流空気を露点まで除湿した後、中
間ダクト42Dに送り出す。この中間ダクト42Dに送
り出された空気は加熱器20により加熱された後、後方
ダクト43Dへと送り出される。
【0097】一方、バイパスダクト50Dへと分流され
たバイパス流空気は、該バイパスダクト50Dを経由し
て、直接、後方ダクト43Dへと送り込まれる。
【0098】後方ダクト43Dでは、除湿器10で除湿
され更に加熱器20で加熱された本流空気と、バイパス
ダクト50Dを経由して直接送り込まれてくるバイパス
流空気とが混合される。この混合空気は、その後、加湿
器30で加湿制御を受けた後、出口空気としてスピンコ
ーティング装置のカップ内に供給される。
【0099】このように、本実施形態の装置100Dで
は、入口空気を本流空気とバイパス流空気とに分流し、
本流空気のみを除湿すると共に、この除湿した本流空気
を加湿器30の前方で上記バイパス流空気と混合するよ
うにしている。
【0100】本実施形態の装置100Dにおいて、入口
空気の一部のみを除湿器10に送り込んで除湿する点は
上記第1、第3の各実施形態の装置(100A,100
C)と同様である。従って、本実施形態の装置100D
においても、上記第1、第3の各実施形態の装置と同
様、入口空気の全量を除湿する従来装置と比べて、除湿
器10の除湿エネルギーを低減できるようになる。
【0101】図7は、本発明の第5の実施形態に係わる
恒温・恒湿空気供給装置100Eの側面断面構造を示す
概念図である。
【0102】本実施形態の装置100Eでは、除湿器1
0Eとして、コンプレッサタイプのものを用いている。
この装置100Eにおいて、除湿器10E以外の構造
は、第2の実施例の装置100Bと同様である。
【0103】本実施形態の装置100Eでは、前方ダク
ト41E内のファン412の運転により空気取入口41
1から入口空気を取り込み、その一部をバイパス流空気
としてバイパスダクト50Eに分流させ、残りを本流空
気として除湿器10Eに送り込む。
【0104】除湿器10Eは、通気ダクト40Eの前方
ダクト41Eと中間ダクト42E間に設けられる蒸発器
16と、この蒸発器16と配管によりつながれるコンプ
レッサ17及び凝縮器18により構成される。
【0105】除湿器10Eにおいて、コンプレッサ17
は蒸発器16から上記配管を通じて送られてくる熱交換
媒体(フロンガス等)を圧縮し、液化して凝縮器18に
送り出す。凝縮器18は、上記液化されて上記配管によ
り送られてくる熱交換媒体を凝縮して蒸発器16に送り
出す。この時、凝縮器18は自器内に設けられた内管1
9を通じて流通される冷却用の液体により、熱交換媒体
から熱(コンプレッサ17での液化時に発生する)を奪
うように動作する。
【0106】蒸発器16では、凝縮器18から上記配管
を通じて送られてくる熱交換媒体を蒸発(気化)させ、
コンプレッサ17に送り出す。この時、蒸発器16を通
過する本流空気が上記熱交換媒体の蒸発熱(気化熱)に
より冷却除湿される。そして、この除湿された本流空気
は、後方の中間ダクト42Dに送り出される。
【0107】一方、バイパスダクト50Eへと分流され
たバイパス流空気は、該バイパスダクト50Eを経由
し、除湿されることなく中間ダクト42Eに送り込まれ
る。
【0108】中間ダクト42Eでは、除湿器10E(蒸
発器16)により除湿された本流空気と、バイパスダク
ト50Eを経由して送り込まれてくるバイパス流空気と
が混合される。この混合空気は、その後、加熱器20で
加熱制御を受け、更に加湿器30で加湿制御を受けた
後、出口空気としてスピンコーティング装置のカップ内
に供給される。
【0109】このように、本実施形態の装置100E
は、ペルチェ効果を利用した電子冷熱素子12を用いた
除湿器10に代えてコンプレッサタイプの除湿器10E
を用いてはいるものの、入口空気の一部のみを除湿器1
0に送り込んで除湿する点は上記第1〜第4の各実施形
態の装置(100A,100B,100C,100D)
と同様である。
【0110】従って、本実施形態の装置100Dにおい
ても、上記各実施形態の装置と同様、入口空気の全量を
除湿する従来装置と比べて、除湿器10の除湿エネルギ
ーを低減できるようになる。
【0111】以上、第1乃至第5の各実施形態について
述べたが、本発明はこれら実施形態に限定されるもので
はない。
【0112】例えば、第2、第3、第5の各実施形態で
は、バイパス流空気を本流空気と混合する位置を加熱器
20の前にしているが、第4の実施形態のように加湿器
30の前にすることもでき、更には第1の実施形態のよ
うに加湿器30の後方としても良い。
【0113】また、上記各実施形態では、バイパスダク
ト50の流量を変えるためにバルブ52を用いる構造と
したが、バイパスダクト50の内部にもファンを取り付
け、前方ダクト41内に設けられたファン412とバイ
パスダクト50中に設けられたファンの回転数を変える
ことにより空気の分流比(混合比)を変える構造として
も良い。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通気ダクト内に、少なくとも除湿器をバイパスするバイ
パス流路を設け、入口空気を除湿器を通過する本流空気
とバイパス流路を通過するバイパス流空気とに分流し、
除湿器を通過後の本流空気をバイパス流路を通過してく
るバイパス流空気と混合する構造としたため、バイパス
流路へのバイパス流空気の分流量を設定し、露点まで除
湿する本流空気の量を調節することにより、除湿器の除
湿能力を最適化でき、入口空気の全量を露点まで除湿す
るものに比べて除湿エネルギーを大幅に低減できる。こ
れにより、除湿器が冷却能力の小さなもので足り、特
に、大風量を扱う装置に適用した場合の省エネ及び装置
小型化に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる恒温・恒湿空気供給装
置の側面断面構造を示す概念図。
【図2】第1の実施形態に係わる装置の制御部の機能構
成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態に係わる装置と従来装置の除湿
エネルギーのエンタルピ特性の比較図。
【図4】第2の実施形態に係わる恒温・恒湿空気供給装
置の側面断面構造を示す概念図。
【図5】第3の実施形態に係わる恒温・恒湿空気供給装
置の側面断面構造を示す概念図。
【図6】第4の実施形態に係わる恒温・恒湿空気供給装
置の側面断面構造を示す概念図。
【図7】第5の実施形態に係わる恒温・恒湿空気供給装
置の側面断面構造を示す概念図。
【図8】従来の恒温・恒湿空気供給装置の側面断面構造
を示す概念図。
【図9】空気の温度と湿度の関係を示す線図。
【図10】図9の空気線図を読み易くするためにその要
部を拡大して示す図。
【符号の説明】
100A,100B,100C,100D,100E 恒温・恒湿空気供給装
置 10,10C 除湿器 11a,11b 冷却ユニット 12 冷熱素子 13 水冷板 14 熱交換体 15 通水管 20 加熱器 21 ヒータ 30 加湿器 31 水槽 32 ヒータ 10E 除湿器(コンプレッサタイプ) 16 蒸発器 17 コンプレッサ 18 凝縮器 19 内管 40,40A,40B,40C,40D,40E 通気ダクト 41,41A,41B,41C,41D,41E 前方ダクト 42,42A,42B,42C,42D,42E 中間ダクト 43,43A,43B,43C,43D,43E 後方ダクト 411 空気取入口 412,52 ファン 50,50A,50B,50C,50D,50E バイパスダクト 51,51D 仕切板 70 除湿制御部 80 加熱制御部 90 加湿制御部 S1,S2 温度センサ S3 湿度センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口空気を露点まで冷却除湿する除湿器
    と、除湿された空気を加熱する加熱器と、加熱された空
    気を加湿する加湿器とを通気ダクト中に配置して成る恒
    温・恒湿空気供給装置において、 前記通気ダクト内に、少なくとも前記除湿器をバイパス
    するバイパス流路を設け、 前記入口空気を前記除湿器を通過する本流空気と前記バ
    イパス流路を通過するバイパス流空気とに分流し、前記
    除湿器を通過後の前記本流空気を前記バイパス流路を通
    過してくる前記バイパス流空気と混合するようにしたこ
    とを特徴とする恒温・恒湿空気供給装置。
  2. 【請求項2】 前記本流空気と前記バイパス流空気とを
    前記加湿器の後方で混合するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の恒温・恒湿空気供給装置
  3. 【請求項3】 前記本流空気と前記バイパス流空気とを
    前記加湿器の前方で混合するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の恒温・恒湿空気供給装置
  4. 【請求項4】 前記本流空気と前記バイパス流空気とを
    前記加熱器の前方で混合するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の恒温・恒湿空気供給装置
  5. 【請求項5】 前記バイパス流路内に、弁の開度に応じ
    て前記本流空気と前記バイパス流空気の分流比を調整す
    る弁手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の恒温
    ・恒湿空気供給装置。
  6. 【請求項6】 前記除湿器の前方に設置される第1の送
    風手段と、前記バイパス流路内に設置される第2の送風
    手段とを具備し、前記第1の送風手段と前記第2の送風
    手段のファン回転数に応じて前記本流空気と前記バイパ
    ス流空気の分流比を調整することを特徴とする請求項1
    記載の恒温・恒湿空気供給装置。
  7. 【請求項7】 前記バイパス流路内に、前記バイパス流
    空気を露点まで下げないで除湿する除湿手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の恒温・恒湿空気供給装
    置。
  8. 【請求項8】 除湿器は、流体を蒸発させる際の蒸発熱
    により前記本流空気を冷却除湿する蒸発器により構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の恒温・恒湿空気供
    給装置。
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