JP2005327917A - 光学式計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作雰囲気への温度等が制御された空気の供給を制御し、高精度な計測が可能な光学式計測装置を提供する。
【解決手段】露光装置100においては、空調装置310から、レーザー干渉式測長器217及び219、及び、アライメント系221等の計測系に、部分空調系351〜354を介して温度等が制御された空気が供給される。その送風路の途中には、送風路の接続状態を機械的に切り換える風路接続機構361〜364及び風路開閉機構381〜384が設置されている。アライメント系221等で特に高精度に計測を行いたい場合には、アライメント系221に対する部分空調系351の風路接続機構361又は風路開閉機構381を制御し、アライメント系221に対する送風を停止して計測を行う。無風状態で計測を行うことにより、気流による振動を抑制し高精度な計測を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温度等の環境が制御された雰囲気中を計測対象物に光ビームを照射して計測対象物の位置等を計測する例えば投影露光装置等に適用して好適な光学式計測装置であって、より高精度に計測を行うことができる光学式計測装置に関する。
例えば半導体素子、液晶表示素子、CCD等の撮像素子、プラズマディスプレイ素子、薄膜磁気ヘッド等の電子デバイス(以下、電子デバイスと総称する)を製造する際のリソグラフィー工程においては、フォトマスク又はレチクル(以下、レチクルと総称する)のパターン像をフォトレジストが塗布されたウエハ等の基板上に露光する投影露光装置が使用されている。投影露光装置においては、レチクルのパターン像と基板あるいは基板上に既に形成されているパターンとを高精度に重ね合わせる必要があり、レチクルとウエハとを高精度に位置合わせ(アライメント)することが求められている。
そのためのアライメントセンサとしては、レーザー光をウエハ上のドット列状のアライメントマークに照射し、そのマークにより回折又は散乱された光を用いてそのマークの位置を検出するLSA(Laser Step Alignment)方式のセンサ、ハロゲンランプを光源とする波長帯域幅の広い光で照明して撮像したアライメントマークの画像データを画像処理して計測するFIA(Field Image Alignment)方式のセンサ、あるいはウエハ上の回折格子状のアライメントマークに、同一周波数又は周波数を僅かに変えたレーザー光を2方向から照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相からアライメントマークの位置を計測するLIA(Laser Interferometric Alignment )方式のセンサ等がある。また、レチクル及びウエハの位置決めを行うための レチクルステージ及びウエハステージの各座標は、各ステージに対して複数の方向について各々設けられた複数のレーザー干渉式測長器により計測されている。
このように投影露光装置には種々の光学式計測装置が具備されているが、これらの光学式計測装置は、例えば温度や圧力等の周囲環境が変化すると、計測特性が変化し、出力される計測結果に変動が生じ、計測精度が低下する可能性がある。より具体的には、例えば、レーザー干渉式測長器においては、空気の温度変動などにより測定ビームの通過する光路の屈折率が変動すると、測長精度が悪化し誤差要因となる。
そのため、投影露光装置全体のクリーン(清浄)度を所定の水準に保つという目的に加えて、光学式計測装置の温度を一定に保ち計測精度を維持することをも目的の1つとして、投影露光装置は、通常、清浄度や温度等の環境が調整された環境チャンバ内に設置されている。環境チャンバには、清浄度や温度が調整された空気が外部の空調装置から除塵用のフィルタ等を介して供給されるようになっており、これにより投影露光装置が設置されている雰囲気の清浄度や温度を全体として管理している。
また、投影露光装置においてアライメント及びフォーカス等を担う光学式計測装置は、カメラ等の熱源を有しているため、全体の雰囲気が管理されている環境チャンバ内であっても、周囲環境の温度よりも高温となる。そこで、熱源を含むそのような計測系ユニットの周囲の温度分布及び温度変動等を一定に保ち計測精度を向上させるために、そのような計測系のユニットに対しては、専用の個別空調装置を配設している場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−135160号公報
しかしながら、そのような投影露光装置において、空調状態に関係すると思われる要因により、光学式計測装置における計測再現性が悪化する場合があることが経験的に知られている。
具体的には、例えば長時間にわたる計測における安定性という点においては、光学式計測装置の温度を一定に維持するように、前記空調装置及び前記個別空調装置を作動させた方が、計測精度及び計測再現性の点で好ましい結果が得られる。しかしながら、例えば短時間の間の高精度な計測における安定性という点においては、空調装置を停止した方が好ましい場合がある。これは、空調装置を作動させた場合に空調装置から供給される空気の流れ等に起因する振動という外乱要因によるものと考えることができ、短時間の計測においては、この外乱要因を除外することが計測結果に有効に作用するためと考えられる。特に、前述したFIA方式のアライメントセンサにおいては、空調装置の作動の影響を敏感に受けることが知られている。ここで言う空調装置とは、装置全体を空調する環境チャンバ空調装置と、装置の一部のみを空調する部分空調装置との両方を意味するものである。
このような状況を考慮すれば、投影露光装置において、処理工程に応じて光学式計測装置に対する空調装置を逐次オン/オフし、光学式計測装置において前述したような短時間の間の高精度な計測を行う場合には空調装置の停止することも考える。しかしながら、従来の装置構成においてそのように空調装置のオン/オフを頻繁に行うと、空調装置内機器の初動に伴う振動や、空気の供給開始時及び排熱の開始時の空気の温度の不安定さ等によって、光学式計測装置の周辺雰囲気の温度変動を増長してしまう可能性があり、適切ではない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、光学式計測装置の動作雰囲気を温度的にも振動的にも大きく乱すことなく空気の供給を制御し、もって、長期的な計測に対しても短期的な計測に対しても安定性を示し高精度な計測が可能な光学式計測装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る光学式計測装置においては、所望の計測対象物(209)に対して光ビームを照射することにより当該計測対象物の所望の属性を計測する計測手段(221)と、前記光ビームの光路を含む前記計測手段の作動雰囲気に所望の気体を供給し、当該作動雰囲気を所望の環境に維持する空調手段(351)と、前記計測手段が所定の計測を行う時に、前記空調手段から前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給路の接続状態及び非接続状態を機械的に切り換え、前記空調手段による前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させる制御手段(361,381)とを有する(図1参照)(請求項1)。
このような構成の光学式計測装置においては、空調手段(351)から計測手段(221)の作動雰囲気に、所定の供給路(371)を介して温度等の条件が制御された気体が供給され、これにより、その光ビームの光路を含む計測手段の作動雰囲気が所望の環境に制御される。この気体の供給路(371)に、その供給路の接続状態を機械的に切り換える制御手段(361,381)が設けられており、この制御手段が、気体の供給路を機械的に接続状態に切り換えることにより、空調手段(351)から計測手段(221)の作動雰囲気への気体の供給が開始され、また維持され、気体の供給路を機械的に非接続状態に切り換えることにより、空調手段(351)から計測手段(221)の作動雰囲気への気体の供給は停止される。計測手段の作動雰囲気への気体の供給の制御を、空調手段(空調装置(310))のオン/オフではなく、供給路(371)を物理的的に切り換えることにより行っているので、空調装置(310)の初動に伴う振動や排熱開始時の気体の温度の不安定さ等が発生するのを防ぐことができる。すなわち、計測手段の作動雰囲気への気体の導入あるいは気体の導入の停止を、比較的連続的にスムーズに行うことができ、その結果、計測装置においては、安定した高精度な計測が可能となる。
好適には、前記制御手段(361,381)は、前記計測手段(221)において前記光ビームの照射を行う予め定めた所定時間(T)前に、前記気体の供給を停止させる(図1及び図5参照)(請求項2)。
好適な一具体例としては、前記空調手段(351)は、前記気体を送風する送風手段(342)と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路(371)と、当該送風路中に設けられ当該送風路を閉塞あるいは開放するシャッタ機構(393)とを有し、前記制御手段は、前記シャッタ機構(393)を駆動し前記送風路を閉塞することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させる(図1及び図4参照)(請求項3)。
また好適な一具体例としては、前記空調手段(351)は、前記気体を送風する送風手段(342)と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路(371)と、当該送風路中に設けられ当該送風路の口径を連続的に制御する絞り機構(394)とを有し、前記制御手段は、前記絞り機構(394)を駆動することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給量を連続的に変化させ、前記作動雰囲気への当該気体の供給を一時的に停止し、当該一時的に停止した気体の供給を再開させる(図1及び図4参照)(請求項4)。
また好適な一具体例としては、前記空調手段(351)は、前記気体を送風する送風手段(342)と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路(371)と、当該送風路中の任意の箇所に設けられ当該送風路を切断しての外気開放あるいは当該送風路を接続しての送風のいずれかを行う接続機構(361)とを有し、前記制御手段は、前記接続機構を駆動して前記送風路を外気開放することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させる(図1及び図3参照)(請求項5)。
好適には、前記光学式計測装置は、基板(209)に所望のパターンを露光転写する露光装置(200)に設置され、前記基板が載置されるステージ(213)、前記基板(209)又は前記基板内の所定の露光領域に形成された所定のパターンの画像を検出し、当該検出した画像に基づいて前記ステージ(213)、前記基板(209)又は前記露光領域の位置を計測するアライメント系(221)である(図1参照)(請求項6)。
また好適には、前記光学式計測装置が設置される前記露光装置は、電子ビームにより前記基板に前記所望のパターンを露光転写する電子ビーム(EB)露光装置である(請求項7)。
なお、本欄においては、各構成に対して、添付図面に示されている対応する構成の符号を記載したが、これはあくまでも理解を容易にするためのものであって、何ら本発明に係る手段が添付図面を参照して後述する実施形態の態様に限定されることを示すものではない。
本発明によれば、光学式計測装置の動作雰囲気を温度的にも振動的にも大きく乱すことなくその空調機能を制御し、もって、長期的な計測に対しても短期的な計測に対しても安定性を示し高精度な計測が可能な光学式計測装置を提供することができる。
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態においては、本発明に係る光学式計測装置を具備した露光装置を例示して本発明を説明する。
図1は、その露光装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、露光装置100は、環境チャンバ110、環境チャンバ110内に設置された露光装置本体200、及び、環境チャンバ110内及び露光装置本体200の所定の個別部分に温度等が制御された気体を供給する空調システム300を有する。
なお、このような露光装置100において、本発明に係る光学式計測装置は、露光装置本体200に搭載されるレーザー干渉式測長器やアライメント系等の個々の計測系と、これらの計測系に温度等が制御された気体を個別的に供給する空調システム300に備えられる個別空調系と、露光装置本体200の制御部あるいは空調システム300の制御部に搭載されるか単独の制御装置として実装されるこれら計測系及び個別空調系を制御する制御系とを基本的な構成要素として含む形態で実現される。
まず、露光装置本体200について図1を参照して説明する。
露光装置本体200においては、照明光学系201からの露光光によりレチクルステージ203上に保持されたレチクル205を照明し、その露光光によりレチクル205のパターンを投影光学系207を介してフォトレジストが塗布されたウエハ209上に投影露光する。
ウエハ209は、ベース211上に載置されたウエハステージ213上に、図示せぬウエハホルダを介して保持されている。ウエハステージ213上には、X軸方向及びY軸方向を各々反射面方向とする移動鏡(図1においては、X軸方向の移動鏡215のみを示す)が設けられており、各軸方向に設けられたレーザー干渉式測長器(図1においては、X軸方向レーザー干渉式測長器217のみを示す)により、X軸方向及びY軸方向の位置が計測されている。そして、この計測結果に基づいてウエハ209の位置決めが行われる。
なお、ここでは、図1に示すように、投影光学系207の光軸に平行な方向にZ軸、Z軸に垂直で図1の紙面に平行な方向にX軸、Z軸に垂直で図1の紙面に垂直な方向にY軸を各々設定する。
また、同様に、レチクルステージ203上には、X軸方向及びY軸方向を各々反射面方向とする図示しない移動鏡が設けられており、各軸方向に設けられたレーザー干渉式測長器(図1においては、X軸方向レーザー干渉式測長器219のみを示す)により、X軸方向及びY軸方向の位置が計測されている。そして、この計測結果に基づいてレチクル205の位置決めが行われる。
投影光学系207の側面部の一部には、ウエハ209上のアライメントマークの位置検出を行うオフ・アクシス方式のアライメント系221が配置されている。本実施形態においてアライメント系221は、アライメントマークの像を撮像して画像処理方式でそのアライメントマークの位置を検出するFIA方式のアライメントセンサである。
投影光学系207の側面部の他の部分には、ウエハ209の露光面のフォーカス位置及び傾斜角を検出するためのフォーカス・レベリングセンサ部223が配置されている。フォーカス・レベリングセンサ部223は、ウエハ209の露光面に投影光学系207の光軸に対して斜めに光束を照射して、反射光の位置ずれからフォーカス位置及び傾斜角を検出するものである。
なお、これらオフ・アクシス方式のアライメント系221及びフォーカス・レベリングセンサ部223は、架台225上に設けられている。
次に、空調システム300について図1〜図4を参照して説明する。
空調システム300は、露光装置本体200が設置された環境チャンバ110内が所望の環境状態に保持されるように、特に、露光装置本体200に搭載されたアライメント系221等の計測系の動作環境及び作用範囲の雰囲気が所望の環境状態に保持されるように、これらに対して所望の状態に制御された気体を供給する。そのために、空調システム300は、温度管理されかつ清浄化された空気をこれらの雰囲気中に供給する。
図1に示すように、空調システム300は、空調装置310、環境チャンバ空調系330 部分空調系340、及び、図示せぬ制御部を有する。
まず、空調装置310の構成について図2を参照して詳細に説明する。
空調装置310においては、図示しないエアー供給源から、配管311を介して、環境チャンバ110の外部の空気より僅かに高い圧力の空気が、空気室312内に供給される。配管311と空気室312との接続口には、開閉自在な弁313が設けられており、弁313の開閉が調整されることにより空気室312内に供給される空気の量が調整される。空気室312に供給された空気は、空気循環室314に供給される。
空気循環室314内には、送風用の羽根316を有する送風機315が設けられており、この送風機315の回転が調整装置317によって制御されることにより、空調装置310により環境チャンバ空調系330及び部分空調系340に対して供給される(循環される)空気の供給速度(循環速度)が一定に維持される。
送風機315により送風された空気は、温度センサ318が設置された接続管を介して温度調節室319に供給される。温度センサ318で検出された信号は計測装置320に供給され、計測装置320において空気の温度が検出され、検出された温度の情報がエアーコンプレッサ321の制御部に入力される。
温度調節室319内には、冷却部322及び加熱部323が設けられており、計測装置320より温度情報が入力されたエアーコンプレッサ321の制御部が、これら冷却部322及び加熱部323の温度を制御することにより、温度調節室319内を通過する空気の温度が所望の温度に設定される。
温度調節室319内において温度制御された空気は、別の温度センサ324が設置された接続管を介して第1拡散室326に供給される。温度センサ324で検出された信号は計測装置325に入力され、計測装置325で空気の温度が求められ、求められた温度の情報がエアーコンプレッサ321の制御部に入力される。エアーコンプレッサ321の制御部においては、計測装置325より入力される温度センサ324で検出された温度に基づいてフィードバック制御を行い、すなわち冷却部322及び加熱部323の制御を行い、温度調節室319内の空気の温度を調整する。
温度調節室319で温度調節がなされた空気は、第1拡散室326で温度むらが生じないように拡散され、環境チャンバ空調系330及び部分空調系340に供給される。
次に、環境チャンバ空調系330について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、環境チャンバ空調系330は、配管331、第2拡散室332及びHEPAフィルタ333を有する。
環境チャンバ空調系330において、空調装置310の第1拡散室326(図2参照)から配管331を介して供給される空気は第2拡散室332に流入され、環境チャンバ110への吹き出しを均一化するために拡散される。そして、第2拡散室332から吹き出された空気が、塵除去用のHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)333を経て環境チャンバ110内に吹き出される。
これにより、例えば後述する露光処理の間、環境チャンバ110には、所望の温度に制御され清浄化された空気が継続的に供給される。
次に、部分空調系340について、図1、図3及び図4を参照して説明する。
図1に示すように、空調装置310の第1拡散室326(図2参照)から供給される空気は、配管341を介して部分空調系340に供給される。部分空調系340においては、空調装置310から供給される空気は、空調源342を介して後述する各部分空調系に分岐される。空調源342は、配管341を介して供給される空気を各部分空調系に分岐する機構であって、単なる配管の分岐部分であっても良いし、必要に応じて拡散室、送風室、温度調節室、各種のフィルタ等を備える構成であっても良い。
部分空調系340は、アライメント系221への部分空調系351、フォーカス・レベリングセンサ部223への部分空調系352、ウエハステージ213のX軸方向の位置を計測するレーザー干渉式測長器217への部分空調系353、ウエハステージ213のY軸方向の位置を計測する図示せぬレーザー干渉式測長器への部分空調系(図示せず)、レチクルステージ203のX軸方向の位置を計測するレーザー干渉式測長器219への部分空調系354、及び、レチクルステージ203のY軸方向の位置を計測する図示せぬレーザー干渉式測長器への部分空調系(図示せず)を有する。
部分空調系351〜354の各々は同一の構成であって、各々、風路接続機構361〜364、配管371〜374及び風路開閉機構381〜384を有する。
各部分空調系351〜354の構成は同一なので、以下、アライメント系221への部分空調系351について説明を行う。
風路接続機構361は、空調源342と部分空調系351の配管371とを、物理的に接続状態としたり開放状態としたりする開放・接続機構である。
本実施形態において風路接続機構361は、部分空調系351の配管371と空調源342との接続部分に設けられている。風路接続機構361は、配管371の任意の位置に配置してよいが、本実施形態のように、なるべく空調源342に近い部分に設けるのが好適である。
風路接続機構361の構成を図3に示す。
図3に示すように、風路接続機構361は、配管371の端部を支持部391等で固定し、これに対して軸方向に移動する可動フランジ392を設置し、可動フランジ392の移動によって、すなわち可動フランジ392の位置の変化によって、配管371と空調源342とが接続されたり開放されたりするように構成されている。すなわち、可動フランジ392が配管371方向に延伸することにより空調源342と配管371が接続されて部分空調系351が有効に作動する状態となり、配管371を介してアライメント系221に空気が供給される。また、可動フランジ392が配管371から離れる方向に収縮することにより空調源342と配管371は分離され、配管371は開放されて部分空調系351は無効な状態となり、アライメント系221への空気の供給は停止される。
風路開閉機構381は、配管371により形成される空気の流路(風路)を、シャッタあるいは絞りにより閉塞することにより、空気を流したり遮断したりする風路の開閉機構である。
本実施形態において風路開閉機構381は、部分空調系351の配管371のアライメント系221との接続部分に設けられているが、風路開閉機構381は、配管371の任意の位置に配置してよい。
風路開閉機構381の構成を図4に示す。
図4に示すように、風路開閉機構381は、シャッタ393及び可変絞り394を有する。シャッタ393及び可変絞り394は、ともに配管371の断面の全域について作用するように配管371の内側に形成されている。
シャッタ393は、図示せぬ制御信号に基づいて閉じることにより、瞬時に配管371の風路を閉塞し、アライメント系221への空気の供給を遮断する。また、シャッタ393は、図示せぬ制御信号に基づいて開くことにより、瞬時に配管371の風路を開通させ、アライメント系221への空気の供給を開始させる。
また、可変絞り394は、図示せぬ制御信号に基づいて配管371の空気が通過する断面積を変化させる。これにより、アライメント系221に供給される風量を調整したり、アライメント系221への空気の供給をなだらかに停止したり再開したりする。
これら、シャッタ393及び可変絞り394は、部分空調系351が所望の状態で作動され、また、アライメント系221に所望の状態で空気が供給されるように、必要に応じて適宜選択的に、あるいは、適宜協調して動作される。
配管371は、これら風路接続機構361と風路開閉機構381を接続し、アライメント系221に空気を供給する。
次に、空調システム300の制御部について説明する。
前述したような空調システム300の空調装置310、環境チャンバ空調系330及び部分空調系340は、いずれも図示しない空調システム300の制御部に制御されて動作する。
本実施形態においては、露光装置本体200を含む露光装置100の全体を制御する上位の制御装置が、空調システム300の制御をも同時に行うものとする。この制御装置は、別装置としての計算機装置でも良いし、露光装置100に内蔵されたコンピュータあるいはマイクロコンピュータ等であっても良い。露光装置本体200の最上位の制御部(CPU等)が、露光装置本体200の各部の制御に加えて、露光装置100の全体の制御や空調システム300の各部の制御を兼ねるような構成であっても良い。いずれの場合にも、空調システム300の制御に関しては、空調システム300の制御のために別途搭載された専用のソフトウエア(制御プログラム)に基づいて処理を行うのが好適である。
このような制御部により、空調システム300は、環境チャンバ110内及び露光装置本体200の各計測系の環境を所望の状態に保持するべく、各構成部が前述したような基本的な機能を発揮するように制御される。
その際、空調システム300は、露光装置本体200におけるウエハ209への露光処理に連係して制御される。具体的には、部分空調系351〜354による温度制御等がなされた空気の各計測系への供給は、各計測系の計測性能に影響を与えないように、各計測系の動作に合わせて適宜停止される。
部分空調系351〜354において、各計測系の動作に対応して送風を停止する処理について、図5を参照して説明する。
例えば、図5に時刻t0で示す状態であって、計測処理を行っていない(図5(C)に示すように計測光を照射していない)アライメント系221に対して通常の環境制御がなされている状態においては、図5(A)に示すように、部分空調系351が定常状態で動作し、これによる環境制御された空気が図5(B)に示すようにアライメント系221に対して供給される。
この状態において、例えばアライメント系221は継続的に所望の計測処理を行ってよい。アライメント系221の動作環境は適切に制御されているので、精度良く計測を行うことができる。
一方、このような状況において、特に高精度に計測を行いたいような場合がある。そのような場合、すなわち、例えばアライメント系221において、時刻t2においてウエハ上に形成されたマーク等を特に高精度に検出する場合、本発明に係るアライメント系221においては、アライメント系221に対する部分空調系351による送風を、時刻t2より所定時間T早い時刻t1において停止する。この時間Tは、部分空調系351を停止してからアライメント系221の計測雰囲気の風速が0になるまでの時間に基づいて、それ以上の時間が確保されるように予め決める。その結果、アライメント系221が計測を開始する時刻t2においては、アライメント系221の計測雰囲気は無風状態となり、アライメント系221は無風環境下で計測を行うことができる。その結果、気流による振動等により計測結果が影響を受けることがなく、精度良く計測を行うことができる。
また、この時の部分空調系351による送風の停止は、空調システム300の図示せぬ制御部からの制御信号に基づいて、風路接続機構361又は風路開閉機構381が制御されることにより行われる。すなわち、例えば、図3に示す風路接続機構361が作動される場合には、風路接続機構361〜364の可動フランジ392が移動することにより空調源342と配管371との接続状態が無効とされ、空調源342から供給される空気が部分空調系351の配管371に供給されなくなる。
また、図4に示す風路開閉機構381のシャッタ393が作動される場合には、シャッタ393が閉塞され、部分空調系351の配管371が閉塞されることにより、アライメント系221に空気が供給されなくなる。
また、図4に示す風路開閉機構381の可変絞り394が作動される場合には、可変絞り394が徐々に絞られてきて、最終的に部分空調系351の配管371が閉塞され、アライメント系221に空気が供給されなくなる。
風路接続機構361、風路開閉機構381のシャッタ393あるいは風路開閉機構381の可変絞り394のいずれの機構を用いてアライメント系221への空気の供給を停止するかは、アライメント系221の空気の流れに対する特性、必要とする応答性等に応じて任意に選択してよい。
一般的には、応答性良く瞬時に送風を停止したい場合には風路開閉機構381のシャッタ393を用いるのが好適であり、乱流の発生を抑制しながら送風を停止したい場合には可変絞り394を用いるのが好適である。
また、アライメント系221に近い位置での機械的な動きを極力避けたい場合には、空調源342の近傍に設けられた風路接続機構361を用いるのが好適である。
本実施形態の露光装置100の空調システム300においては、空調装置310と計測系との間に設けられた機構により、機械的に計測系への送風を制御しているので、空調装置310を逐次オン/オフした場合等に生じる温度的な乱れの発生や、装置の立ち上がり時や停止時の不規則かつ定常動作時よりも振幅の大きい振動の発生を防ぐことができる。その結果、これらの要因の計測系への影響を防止し、より高精度に計測を行うことができる。
次に、露光装置100の動作について、露光装置本体200における露光処理の流れに基づいて図6を参照して説明する。
図6は、露光装置本体200における露光処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、露光装置100においては、空調システム300が作動されて、環境チャンバ空調系330により環境チャンバ110内の温度、湿度、圧力、清浄度等が所望の状態に制御される。また、部分空調系340により、X軸方向レーザー干渉式測長器217、レーザー干渉式測長器219あるいはアライメント系221等の各計測系の設置環境あるいは計測雰囲気等が、同じく所望の温度、湿度、圧力、清浄度等に制御される。
このような状態で、露光装置100の露光装置本体200には、コータ・デベロッパから直接的に、あるいは、ウエハカセット等を介して、処理対象のウエハが例えばロット単位で投入される。
露光装置100においては、まず、投入されたロットの先頭のウエハを、ウエハローダによりウエハステージ213上にロードする(ステップS11)。この際、ウエハに対してはプリアライメントが行われる。
なお、ステップS12は、露光処理の終了したウエハを次のウエハと交換する処理であり、分岐処理等を明示はしていないが1枚目のウエハをロードした直後においてはこれはスキップする。
ウエハステージ213上に載置されたウエハ209は、ウエハステージ213上の図示せぬウエハホルダに真空吸着されて固定され、ウエハ209を保持したウエハステージ213は、ウエハ受け渡し位置からアライメント系221の下方等に移動される(ステップS13)。次工程においてベースラインチェックを行う場合には、例えば、ウエハステージ213上に設けられた図示せぬウエハフィデュションマーク(ウエハ基準マーク(WFM))が、アライメント系221の観察視野内に入るように、ウエハステージ213が移動される。また、ベースラインチェックを行わずに次工程において直接ウエハサーチ(ステップS15)を行う場合には、ウエハ209上に設けられたサーチアライメントマークがアライメント系221の観察視野内に入るように、ウエハステージ213が移動される。
各ロット先頭のウエハ等、予め設定した所定のタイミングのウエハ209については、ベースラインチェックを行う(ステップS14)。ベースラインチェックは、アライメント系221による計測中心と投影光学系207による露光中心との間隔であるベースライン量を計測し、これを補正する処理である。このベースラインチェックにおいては、アライメント系221によりウエハステージ213に設けられたウエハ基準マークを検出し、また、その時のウエハステージ213の位置をレーザー干渉式測長器217により計測する。そして、これらアライメント系221の検出基準と基準マークとの相対位置関係と、その検出時のレーザー干渉計の計測値とに基づいて、アライメント系とステージ座標系との関係を求め、ベースライン量を補正する。
なお、ベースラインチェックは、ロット先頭のウエハの他、適宜選択的に行う。
このベースラインチェックを行う際、露光装置100においては、計測を行うアライメント系221及びX軸方向レーザー干渉式測長器217に対する部分空調系351及び353による送風を停止させ、部分空調による振動が計測系に与えないようにする。
すなわち、図5を参照して前述したように、例えばアライメント系221において、時刻t2からウエハ基準マークに計測光を照射してマーク検出を行う場合、アライメント系221に対する部分空調系351は、時刻t2より所定時間T早い時刻t1において、風路接続機構361又は風路開閉機構381を操作し、アライメント系221に対する送風を停止する。その結果、図5(B)に示すように、時刻t2においてはアライメント系221への風速はほぼ0となり、無風状態でマーク検出を行うことができる。
ウエハステージ213にウエハ209が載置され(ステップS11及びS13)、必要に応じてベースラインチェックが終了したら(ステップS14)、次に、アライメント系221により、ウエハサーチを行う(ステップS15)。ウエハサーチは、後段のEGA処理時に高倍率のアライメント計測系がアライメントマークを計測可能なように、例えば1μm程度の精度で位置決めを行う比較的粗いアライメント工程である。
このウエハサーチも、レーザー干渉式測長器217によるウエハステージ213の位置を計測しながら、アライメント系221によりウエハ209上のマークを計測する処理であり、この時も、露光装置100においては、計測を行う際に、アライメント系221及びX軸方向レーザー干渉式測長器217に対する部分空調系351及び353による送風を停止し、部分空調による振動が計測系に与えないようにする。
サーチアライメントが終了したら、EGA(エンハンスト・グローバル・アライメント)により、ウエハ上の各ショット領域の位置を正確に求める(ステップS16)。EGAは、ウエハ内の複数のサンプルショットを選定しておき、サンプルショットに付設されたアライメントマーク(ウエハマーク)の位置を順次計測し、この計測結果とショット配列の設計値とに基づいて、最小自乗法等による統計演算を行って、ウエハ上の全ショット配列データを求めるものである(例えば、特開昭61−44429号公報参照)。
このEGAも、レーザー干渉式測長器217によるウエハステージ213の位置を計測しながら、アライメント系221によりウエハ209上のマークを計測する処理であり、この時も、露光装置100においては、計測を行う際に、アライメント系221及びX軸方向レーザー干渉式測長器217に対する部分空調系351及び353による送風を停止し、部分空調による振動が計測系に与えないようにする。
EGAにより各ショット領域の位置を求めたら、露光光の発光及び光量調節、あるいは、レチクルの位置調整等の前処理を行い(ステップS18)、露光を行う(ステップS19)。露光処理(ステップS19)は、ウエハ209の各ショット領域を投影光学系207の下方の露光位置に順次移動させながら、ウエハ209上の全ショット領域について順次行う(ステップS19)。
ウエハ209上の全ショット領域について露光を行ったら(ステップS19)、ウエハステージ213をウエハのアンロード位置に移動させてウエハホルダによるウエハ209の吸着を停止する(ステップS220)。
そして、処理対象の次のウエハがある場合には、(ステップS12)に戻って、ウエハ交換を行う。すなわち、ウエハステージ213に載置されている露光済みのウエハをアンロードし、新しいウエハをロードする。
以降、この新しくロードしたウエハに対してステップS13〜ステップS20の処理を繰り返す。
そして、ロット内に全てのウエハに対して露光処理を終了したら(ステップS21)、最後のウエハをアンロードし(ステップS22)、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態の露光装置100においては、露光装置本体200を環境チャンバ110内に収容し、環境チャンバ110に対して空調システム300から、温度や清浄度等が制御された空気を供給している。また、露光装置本体200の各計測系に対しては、空調システム300の部分空調系351〜354により、個別に環境制御された空気を供給しており、一般的に発熱源を有するために高温になり易い各計測系の動作温度及び計測雰囲気の温度を所望の適正な状態に保持している。
従って、長期的には露光装置本体200の動作環境及び各計測系の動作環境は安定的に所望の状態に保持され、計測系において精度の高い計測が可能となっている。
そして、このような露光装置本体200において、各計測系において短期的なより高精度な計測を行う場合には、部分空調系351〜354による空気の供給を停止し、動作環境、計測雰囲気が無風となった状態で計測を行うようにしている。従って、送風に伴って振動が生じ、計測系の動作環境に影響を与えることを防ぐことができる。そしてその結果、短期的な高精度な計測を行うことができる。
そして、特にその部分空調系351〜354による計測系への送風の停止は、空調装置310から計測系までの送風路の途中に設けられた機械的な駆動部により、機械的に送風路を制御することにより行っている。従って、空調装置310のオン/オフを逐次行う場合等にしばしば発生する立ち上がり時等の温度的な乱れ等を抑制し、温度的に安定した状態で送風の開始及び停止を行うことができる。従って、この点においても計測系の環境を適切に制御することができ、高精度な計測が可能となる。
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、露光装置本体200及び空調システム300の構成、及び、露光装置100の全体構成等は、本実施形態の構成に限られるものではない。
例えば、露光装置本体200においては、アライメント系として、オフアクシス方式のFIA系(結像式のアライメントセンサ)を用いる場合について説明したが、これに限らずいかなる方式のマーク検出系を用いても構わない。すなわち、TTR(Through The Reticle)方式、TTL(Through The Lens)方式、またオフアクシス方式のいずれの方式であっても、さらには検出方式がFIA系等で採用される結像方式(画像処理方式)以外、例えば回折光又は散乱光を検出する方式等であっても構わない。
例えば、ウエハ上のアライメントマークにコヒーレントビームをほぼ垂直に照射し、当該マークから発生する同次数の回折光(±1次、±2次、……、±n次回折光)を干渉させて検出するアライメント系でも良い。この場合、次数毎に回折光を独立に検出し、少なくとも1つの次数での検出結果を用いるようにしても良いし、波長が異なる複数のコヒーレントビームをアライメントマークに照射し、波長毎に各次数の回折光を干渉させて検出しても良い。
また、本発明は前記各実施形態の如き、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置に限らず、ステップ・アンド・リピート方式、又はプロキシミティ方式の露光装置(X線露光装置等)を始めとする各種方式の露光装置にも全く同様に適用が可能である。また、露光装置で用いる露光用照明光(エネルギビーム)は紫外光に限られるものではなく、X線(EUV光を含む)、電子線やイオンビーム等の荷電粒子線等でも良い。また、DNAチップ、マスク又はレチクル等の製造用に用いられる露光装置でも良い。
また、本発明の光学式計測装置は、露光装置にのみ適用可能なものではなく、装置に適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態の露光装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示した露光装置の空調システムの空調装置の構成を示す図である。 図3は、図1に示した露光装置の空調システムの部分空調系の風路接続機構の構成を示す図である。 図4は、図1に示した露光装置の空調システムの部分空調系の風路開閉機構の構成を示す図である。 図5は、図1に示した露光装置における計測系の計測処理と部分空調系の送風処理の動作を説明するための図である。 図6は、図1に示した露光装置の露光装置本体における露光処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100…露光装置
110…環境チャンバ
200…露光装置本体
201…照明光学系 203…レチクルステージ
205…レチクル 207…投影光学系
209…ウエハ 211…ベース
213…ウエハステージ 215…移動鏡
217…レーザー干渉式測長器
219…レーザー干渉式測長器
221…アライメント系
223…フォーカス・レベリングセンサ部
225…架台
300…空調システム
310…空調装置
311…配管 312…空気室
313…弁 314…空気循環室
315…送風機 316…羽根
317…調整装置 318…温度センサ
319…温度調節室 320…計測装置
321…エアーコンプレッサ 322…冷却部
323…加熱部 324…温度センサ
325…計測装置 326…第1拡散室
330…環境チャンバ空調系
331…配管 332…第2拡散室
333…HEPAフィルタ
340…部分空調系
341…配管 342…空調源
351〜354…各部分空調系
361〜364…風路接続機構
371〜374…配管
381〜384…風路開閉機構

Claims (7)

  1. 所望の計測対象物に対して光ビームを照射することにより当該計測対象物の所望の属性を計測する計測手段と、
    前記光ビームの光路を含む前記計測手段の作動雰囲気に所望の気体を供給し、当該作動雰囲気を所望の環境に維持する空調手段と、
    前記計測手段が所定の計測を行う時に、前記空調手段から前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給路の接続状態及び非接続状態を機械的に切り換え、前記空調手段による前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させる制御手段と
    を有することを特徴とする光学式計測装置。
  2. 前記制御手段は、前記計測手段において前記光ビームの照射を行う予め定めた所定時間前に、前記気体の供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の光学式計測装置。
  3. 前記空調手段は、前記気体を送風する送風手段と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路と、当該送風路中に設けられ当該送風路を閉塞あるいは開放するシャッタ機構とを有し、
    前記制御手段は、前記シャッタ機構を駆動し前記送風路を閉塞することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式計測装置。
  4. 前記空調手段は、前記気体を送風する送風手段と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路と、当該送風路中に設けられ当該送風路の口径を連続的に制御する絞り機構とを有し、
    前記制御手段は、前記絞り機構を駆動することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給量を連続的に変化させ、前記作動雰囲気への当該気体の供給を一時的に停止し、当該一時的に停止した気体の供給を再開させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式計測装置。
  5. 前記空調手段は、前記気体を送風する送風手段と、当該送風された気体を前記計測手段の前記作動雰囲気に誘導する送風路と、当該送風路中の任意の箇所に設けられ当該送風路を切断しての外気開放あるいは当該送風路を接続しての送風のいずれかを行う接続機構とを有し、
    前記制御手段は、前記接続機構を駆動して前記送風路を外気開放することにより前記計測手段の前記作動雰囲気への前記気体の供給を一時的に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式計測装置。
  6. 前記光学式計測装置は、基板に所望のパターンを露光転写する露光装置に設置され、前記基板が載置されるステージ、前記基板又は前記基板内の所定の露光領域に形成された所定のパターンの画像を検出し、当該検出した画像に基づいて前記ステージ、前記基板又は前記露光領域の位置を計測するアライメント系であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学式計測装置。
  7. 前記光学式計測装置が設置される前記露光装置は、電子ビームにより前記基板に前記所望のパターンを露光転写する電子ビーム(EB)露光装置であることを特徴とする請求項6に記載の光学式計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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