JP2002190438A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002190438A
JP2002190438A JP2000389006A JP2000389006A JP2002190438A JP 2002190438 A JP2002190438 A JP 2002190438A JP 2000389006 A JP2000389006 A JP 2000389006A JP 2000389006 A JP2000389006 A JP 2000389006A JP 2002190438 A JP2002190438 A JP 2002190438A
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wafer
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reticle
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Masahiko Yasuda
雅彦 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光に関する処理に伴って発生される輻射熱
の影響を排除して所定の露光精度を維持する。 【解決手段】 露光に関する処理を行う処理部11を用
いて、マスクのパターンを基板Wに露光する。露光に関
する処理に伴って処理部11から発生する輻射熱を遮断
する遮断部24、26を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子や液晶
表示素子等の製造工程において、マスクのパターン像を
ウエハ等の感光基板上に投影露光する露光装置に関し、
特にモータ等、熱源となる処理部を有する露光装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや液晶表示デバイスの製
造にあたっては、露光装置を用いてフォトマスクやレチ
クル(以下、レチクルという)に形成された微細なパタ
ーンの像をフォトレジスト等の感光剤を塗布した半導体
ウエハやガラスプレート等の感光基板(以下、ウエハと
いう)上に投影露光することが行われている。レチクル
のパターンは、例えば、ステップ・アンド・リピート方
式の露光装置を用い、レチクルとウエハとを高精度に位
置合わせ(アライメント)して、ウエハ上に既に形成さ
れているパターンに重ね合わせて投影露光される。
【0003】この種の露光装置、特に投影光学系に支持
部材を介して支持されたオフ・アクシス方式のアライメ
ントセンサを備える露光装置では、フォトレジスト等の
感光剤を塗布したウエハを保持して二次元移動するウエ
ハステージ上に、基準となるマークを有する基準部材を
固設している。そして、この基準部材を用いることによ
り、オフアクシスアライメントセンサと投影光学系との
間の距離、いわゆるベースライン量を管理している。
【0004】このベースライン量は、ウエハ上のアライ
メントマークをオフアクシスアライメントセンサでアラ
イメントして投影光学系の直下に送り込むときの基準量
となるものである。すなわち、上記ベースライン量を
L、ウエハ上の1ショット(被露光領域)の中心とウエ
ハ上のアライメントマークとの間隔をXP、ウエハ上の
アライメントマークがオフアクシスアライメントセンサ
の指標マークと合致したときのウエハステージの位置を
Xとすると、ショット中心とレチクル中心とを合致させ
るためにはウエハステージを次式の位置に移動させれば
よい。 (X−L−XP)または(X−L+XP)
【0005】上記のように、オフ・アクシス方式のアラ
イメントセンサを用いてウエハ上のアライメントマーク
位置を計測した後、ベースライン量に関する一定量だけ
ウエハステージWSを送り込むだけで、直ちにレチクル
のパターンをウエハ上のショット領域に正確に重ね合わ
せて露光することができる。このように、ベースライン
量は、フォトリソグラフィ工程において極めて重要な操
作量であるため、厳密に正確な計測値が要求されてい
る。
【0006】ところが、露光装置内には、レチクルステ
ージやウエハステージ等を駆動するためのモータや、ア
ライメント光源、さらにはCCD等のセンサ等、露光に
関する処理に伴って熱源となる機器が各種設置されてお
り、これらの機器が発する熱に起因する熱膨張や熱変形
で投影光学系とアライメントセンサとの相対位置関係が
変動する、いわゆるベースライン変動が発生する可能性
がある。また、アライメントセンサに熱膨張や熱変形が
発生した場合、例えばアライメントセンサを構成するミ
ラーの位置や角度が変化することでハロゲンランプやL
EDから照射されたビームの光軸がずれてマークの結像
位置が変動してしまい、精確なマーク位置計測に支障を
来す虞があった。
【0007】特に、上記投影光学系やアライメントセン
サの構成部品には、インバー等、線膨張係数が小さい材
料が使用されているが、近年、半導体ウエハやガラスプ
レート等の感光基板の大型化に伴ってベースライン量が
大きくなっているため、僅かな熱変動に対してもベース
ライン量の変化が大きくなっている。そこで、ベースラ
イン量の変動を所定値以下に抑える方策として、線膨張
係数がより小さい材料を使用するか、あるいは温度変動
自体を極力抑える等、種々の提案がなされているが、線
膨張係数の小さい材料に関しては、現在1〜0.5pp
m/Kの熱膨張率を有するものが使用されており、これ
以下の熱膨張率に抑えることは現状では困難である。
【0008】そのため、従来の露光装置においては、チ
ャンバ内に光化学反応的に不活性なガスを温度制御した
状態で流通させる機構や、熱源となる機器に温度制御し
た冷媒を流通させる機構を設けることで温度変動自体を
抑制し、熱に起因するベースライン変動やアライメント
センサの計測精度低下を防止していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の露光装置には、以下のような問題が存在
する。ガスや冷媒を流通させることで熱伝導による温度
変動はある程度抑制できるが、熱源からの輻射熱により
投影光学系やアライメントセンサに温度変動が発生する
という問題があった。特に、上述したようにベースライ
ン量が大きくなるとともに、感光基板上に露光形成すべ
きパターンが微細になるに従って、輻射熱がベースライ
ン量やマーク位置計測等の露光精度に与える影響が無視
できないレベルになっていた。
【0010】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、露光に関する処理に伴って発生される輻射
熱の影響を排除して所定の露光精度を維持できる露光装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図3に対応
付けした以下の構成を採用している。本発明の露光装置
は、露光に関する処理を行う処理部(11)を用いて、
マスク(R)のパターンを基板(W)に露光する露光装
置(1)において、露光に関する処理に伴って処理部
(11)から発生する輻射熱を遮断する遮断部(24、
26、9a、17a)を備えることを特徴とするもので
ある。
【0012】従って、本発明の露光装置では、露光に関
する処理に伴って処理部(11)から輻射熱が発生して
も、投影光学系(9)や検出装置としてのアライメント
センサ(17)等に達する輻射熱を遮断部(24、2
6、9a、17a)が遮断するため、これら投影光学系
(9)やアライメントセンサ(17)に熱変動が生じ
ず、ベースライン量やマーク位置計測に悪影響が及ぶこ
とを防止できる。この遮断部としては、処理部(11)
を覆うカバー部材や、第2の処理部を被覆する被覆材に
適用可能である。また、遮断部は輻射熱を反射または吸
収することが好ましい。さらに、遮断部としてステージ
(10)にメッキを施す構成も採用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の露光装置の第1の
実施の形態を、図1および図2を参照して説明する。こ
こでは、例えば、ステップ・アンド・リピート型の露光
装置を用い、半導体デバイス製造用のウエハ上にレチク
ル上の回路パターンを露光する場合の例を用いて説明す
る。
【0014】図1は、露光装置1の概略構成図である。
超高圧水銀ランプやエキシマレーザ等の光源2から射出
された照明光は、反射鏡3で反射されて露光に必要な波
長の光のみを透過させる波長選択フィルタ4に入射す
る。波長選択フィルタ4を透過した照明光は、オプティ
カルインテグレータ(フライアイレンズ、又はロッド)
5によって均一な強度分布の光束に調整されて、レチク
ルブラインド(視野絞り)6に到達する。レチクルブラ
インド6は、駆動系6aによって開口Sを規定する複数
のブレードがそれぞれ駆動し、開口Sの大きさを変化さ
せて照明光によるレチクル(マスク)R上の照明領域を
設定するものである。
【0015】レチクルブラインド6の開口Sを通過した
照明光は、反射鏡7で反射されてレンズ系8に入射す
る。このレンズ系8によってレチクルブラインド6の開
口Sの像がレチクルステージ20上に保持されたレチク
ルR上に結像され、レチクルRの所望領域が照明され
る。なお、図1では、これら波長選択フィルタ4、オプ
ティカルインテグレータ5、レチクルブラインド6、レ
ンズ系8により照明光学系が構成される。また、レチク
ルステージ20は、投影光学系9の光軸と垂直な面内で
2次元移動可能であるとともに、レチクルステージ20
(レチクルR)の位置及び回転量は不図示のレーザ干渉
計によって検出され、このレーザ干渉計の計測値(位置
情報)は、後述するステージ制御系14、主制御系1
5、及びアライメント制御系19にそれぞれ出力され
る。
【0016】レチクルRの照明領域に存在する回路パタ
ーン及び/又はアライメントマークの像は、レジストが
塗布されたウエハ(基板)W上に投影光学系9によって
結像される。これにより、ウエハステージ(ステージ)
10上に載置されるウエハW上の特定領域(ショット領
域)にレチクルRのパターン像及び/又はアライメント
マーク像が露光される。
【0017】ウエハステージ10は、ウエハWを真空吸
着するウエハホルダ(不図示)を有するとともに、リニ
アモータ等の駆動装置11によって、投影光学系9の光
軸と垂直で互いに直交するX方向及びY方向に移動され
る。これにより、投影光学系9に対してその像面側でウ
エハWが2次元移動され、例えばステップ・アンド・リ
ピート方式(又はステップ・アンド・スキャン方式)
で、ウエハW上の各ショット領域にレチクルRのパター
ン像が転写されることになる。
【0018】また、ステージ移動座標系(直交座標系)
XY上でのウエハステージ10(ウエハW)のX、Y方
向の位置、及び回転量(ヨーイング量、ピッチング量、
ローリング量)は、ウエハステージ10の端部に設けら
れた移動鏡(反射鏡)12にレーザ光を照射するレーザ
干渉計13によって検出される。レーザ干渉計13の測
定値(位置情報)は、ステージ制御系14、主制御系1
5、及びアライメント制御系19にそれぞれ出力され
る。そして、移動鏡12の反射面以外の面およびウエハ
ステージ10(またはウエハホルダ)の上面は、反射率
の高い素材、例えばニッケル(リン);NiPやクロ
ム;Crによりメッキ12a、10aがそれぞれ施され
て被覆されている。なお、常温においては赤外線による
輻射が問題となるので、赤外波長域の反射率が高い素材
を用いることが有効である。
【0019】ステージ制御系14は、主制御系15及び
レーザ干渉計13などからの位置情報に基づいて、レチ
クルステージ20、ウエハステージ10を駆動(駆動処
理)する駆動装置(処理部、駆動手段)11などを介し
てレチクルステージ20及びウエハステージ10の移動
をそれぞれ制御する。主制御系15は、駆動系6aを介
してレチクルブラインド6の開口Sの大きさや形状を制
御するとともに、アライメント制御系19から出力され
るウエハW上のアライメントマークの位置情報に基づい
てEGA計算を行う他、装置全体を統括制御する。
【0020】この露光装置1には、レチクルRとウエハ
Wとの位置合わせ処理を行うために、例えばTTR(ス
ルー・ザ・レチクル)方式のレチクル・アライメントセ
ンサ16およびオフアクシス方式のウエハ・アライメン
トセンサ(検出装置)17が備えられている。
【0021】レチクル・アライメントセンサ16は、例
えば露光用照明光を用いてレチクルRに形成された不図
示のアライメントマーク(マスクマーク)と投影光学系
9とを介して基準マーク部材18上の基準マークを検出
する。露光光アライメント方式では、撮像素子(CC
D)を用いてレチクルRのアライメントマークと基準マ
ークとをモニタに表示することで、その位置関係を直接
的に観察できる。基準マーク部材18は、ウエハステー
ジ10上に固定され、ウエハWの表面と同じ高さに基準
マークが形成されている。
【0022】レチクル・アライメントセンサ16は、レ
チクルRのアライメントマーク及び基準マークの撮像信
号をアライメント制御系19に出力する。アライメント
制御系19は、その撮像信号に基づいて両マークの位置
ずれ量を検出するとともに、レチクルステージ20及び
ウエハステージ10の位置をそれぞれ検出するレーザ干
渉計13などの測定値も入力し、両マークの位置ずれ量
が所定値、例えば零となるときのレチクルステージ20
及びウエハステージ10の各位置を求める。これによ
り、ウエハステージ移動座標系XY上でのレチクルRの
位置が検出される、換言すればレチクルステージ移動座
標系とウエハステージ移動座標系XYとの対応付け(即
ち、相対位置関係の検出)が行われ、アライメント制御
系19はその結果(位置情報)を主制御系15に出力す
る。
【0023】なお、アライメントセンサ16には、アラ
イメント用照明光として単一波長のレーザビーム(He
−Neレーザなど)、多波長光、広帯域光、及び露光光
などのいずれを用いてもよいし(但し、露光光以外をア
ライメント照明光として用いる場合には、投影レンズで
発生する色収差を補正する公知の補正光学素子を、レチ
クルRと投影光学系9との間、または投影光学系9の瞳
面近傍に配置する必要がある)、受光素子として撮像素
子やSPDなどを用いてもよい。
【0024】オフアクシス方式のウエハ・アライメント
センサ17のアライメント方式としては、FIA方式、
LSA方式、LIA方式または露光光を使用する露光光
アライメント方式を適用できる。ウエハ・アライメント
センサ17には、LSA方式、LIA方式ではSPD等
の光電変換素子を使用し、FIA方式ではCCDカメラ
等の撮像素子を使用する。これらの方式のうち、本実施
の形態ではFIA方式を採用している。
【0025】即ち、インバー等の線膨張係数が小さい素
材で形成された支持部材21により投影光学系9に支持
されたウエハ・アライメントセンサ17は、投影光学系
9とは別設される対物光学系を介して、ウエハW上のレ
ジストを感光させない波長域の照明光、例えば波長が5
50〜750nm程度の広帯域光(ブロードバンド光)
をウエハW上のアライメントマークに照射するととも
に、その対物光学系を通して撮像素子(CCD)の受光
面上に指標マークの像とともにそのアライメントマーク
の像を形成し、両マーク像の撮像信号(画像信号)をア
ライメント制御系19に出力する。
【0026】なお、ウエハ・アライメントセンサ17に
おいては、各種光学素子や撮像素子、指標マーク等が、
インバー等の線膨張係数が小さい素材で形成された保持
部材(不図示)によって保持されている。同様に、投影
光学系9においても、投影レンズ等の各種光学素子がイ
ンバー等の線膨張係数が小さい素材で形成された鏡筒
(不図示)によって保持される。そして、一体的に形成
されたこれら投影光学系9、支持部材21およびアライ
メントセンサ17により投影系ユニット(第2の処理
部)25が構成される。
【0027】続いて、本露光装置1における温度制御機
構について説明する。露光装置1を構成する上記照明光
学系、レチクルステージ20、投影光学系9、ウエハス
テージ10、駆動装置11、レーザ干渉計13等は、不
図示のチャンバー内に設置されており、チャンバー内
は、光化学反応的に不活性なガスを温度制御した状態で
流通させる空調機22(図2参照)によって所定の温度
範囲に収まるように温度制御が施されている。
【0028】図2に示すように、輻射の熱源となる駆動
装置11には、フロリナート等の液体媒体を温度調整し
た状態で流通させる液体温調機23が接続されている。
また、駆動装置11は、当該駆動装置11と投影系ユニ
ット25との間に配置されたカバー部材(遮断部)24
によって、投影系ユニット25に対して遮蔽されてい
る。このカバー部材24は、ステンレスやアルミ等の反
射率が高い素材により断面コ字状に形成されることで、
ウエハステージ10の上部(ウエハ載置部)や空調機2
2に対しても駆動装置11を遮蔽している。
【0029】また、投影系ユニット25は、カバー部材
(遮断部)26によって、ウエハステージ10(すなわ
ちウエハW)および空調機22に対して遮蔽されてい
る。このカバー部材26は、カバー部材24と同様に、
ステンレスやアルミ等の反射率が高い素材(輻射の影響
を受けにくい素材)により断面コ字状に形成されてい
る。なお、本例では、投影系ユニット25全体をカバー
するようにしているが、アライメントセンサ17のみを
カバーするようにしてもアライメントセンサの温度変動
を抑制することができる。
【0030】上記の構成の露光装置の作用について以下
に説明する。露光処理に際しては、まずアライメントセ
ンサ17がウエハW上に形成されたアライメントマーク
を撮像し、アライメント制御系19が撮像されたアライ
メントマークの像と指標マークの像との位置ずれ量を計
測する。次いで、アライメント制御系19は、レーザ干
渉計13の測定値も入力してその位置ずれ量が所定値、
例えば零となるときのウエハステージ10の位置をウエ
ハステージ移動座標系XY上でのアライメントマークの
座標値(位置情報)として求め、その位置情報を主制御
系15に出力する。
【0031】そして、主制御系15は、アライメント制
御系19から出力されるアライメントマークの位置情報
に基づいてEGA計算等の演算処理を行い、ウエハW上
の各ショット領域(基準点、例えばショットセンタ)の
位置情報(座標値)を算出するとともに、予め求めたウ
エハ・アライメントセンサ17のベースライン量に基づ
いてその算出した座標値を補正し、この補正した座標値
をステージ制御系14に出力する。ステージ制御系14
は、主制御系15からの位置情報に基づいて、駆動装置
11を介してウエハステージ10の移動を制御する。こ
れにより、例えばステップ・アンド・リピート方式(又
はステップ・アンド・スキャン方式)で、ウエハW上の
各ショット領域にレチクルRのパターン像が投影光学系
9を介して精確に転写されることになる。
【0032】ここで、駆動装置11は、ウエハステージ
10を駆動することにより発熱し、液体温調機23によ
り温度上昇が抑制されるが、完全に抑えることができず
周囲の空気を暖めることになる。空気の温度上昇は空調
機22によって抑えられるが、駆動装置11の温度上昇
は空調機22では抑えきれず、輻射熱として放出され
る。この輻射熱の中、投影系ユニット25へ向かう輻射
熱は、カバー部材24で反射される。また、反射した輻
射熱が乱反射して投影系ユニット25へ向かった場合、
この輻射熱はカバー部材26で遮断されるため、投影光
学系9やアライメントセンサ17の温度上昇が阻止され
る。
【0033】一方、アライメントセンサ17によるマー
クの撮像時、マーク照明用光源やCCD等が発する熱が
輻射として放射されるが、カバー部材26により反射さ
れるため、この輻射熱がウエハステージ10に達するこ
とを阻止できる。また、駆動装置11やアライメントセ
ンサ17から発せられた輻射熱がウエハステージ10に
到達した場合でも、ウエハステージ10に被覆したメッ
キにより輻射熱が反射されるため、ウエハステージ10
の温度上昇を阻止できる。
【0034】以上説明したように、本実施の形態の露光
装置では、露光処理に伴って駆動装置11やアライメン
トセンサ17から発生する輻射熱をカバー部材24、2
6により反射・遮断するので、輻射熱に起因して投影光
学系9やアライメントセンサ17に温度変動が発生する
ことを防止できる。そのため、ベースライン量やマーク
位置計測精度に悪影響を及ぼすことを未然に防ぐことが
でき、所定の露光精度を維持することができる。
【0035】また、本実施の形態の露光装置では、ウエ
ハステージ10に反射率の高い素材でメッキ10aが施
されているので、反射した輻射熱がウエハステージ10
に達してもウエハステージ10に熱膨張や熱変形が生じ
ることを防止できる。結果として、ウエハWの位置決め
精度や平面度が悪化することを防止できるため、パター
ンの転写精度や重ね合わせ精度を向上させることが可能
になる。加えて、本実施の形態では、移動鏡12にも反
射率の高い素材でメッキ12aが施されているので、輻
射熱による温度変動に伴って移動鏡12に曲がり等が発
生することを防止でき、ウエハステージ10の位置決め
精度、すなわちウエハWの位置決め精度を維持すること
ができる。
【0036】なお、上記実施の形態では、駆動装置11
を覆うカバー部材24と、投影系ユニット25を覆うカ
バー部材26とを双方設ける構成としたが、これに限定
されるものではなく、いずれか一方のみ設ける構成とし
てもよい。この場合でも、駆動装置11から放出されて
投影系ユニット25へ至る輻射熱を遮断することができ
る。
【0037】図3は、本発明の露光装置の第2の実施の
形態を示す図である。この図において、図1および図2
に示す第1の実施の形態の構成要素と同一の要素につい
ては同一符号を付し、その説明を省略する。第2の実施
の形態と上記の第1の実施の形態とが異なる点は、輻射
熱を遮断する遮断部としてカバー部材の代わりに被覆材
を用いたことである。
【0038】すなわち、図3に示すように、本実施の形
態では投影光学系9の外表面が、被覆材として反射率の
高い素材、例えばニッケル(リン);NiPやクロム;
Crで形成された被覆材(遮断部)9aにより被覆され
ている。同様に、アライメントセンサ17の外表面も、
例えばニッケル(リン);NiPやクロム;Crで形成
された被覆材(遮断部)17aにより被覆されている。
さらに、支持部材21の外表面も同じ素材で形成された
被覆材21aで被覆されている。なお、上記被覆材に関
しても既述したメッキ材と同様に、赤外波長域の反射率
が高い素材を用いることが有効である。
【0039】本実施の形態の露光装置では、駆動装置1
1から放出された輻射熱が投影系ユニット25に到達す
るものの、被覆材9a、17a、21aで反射されるた
め、上記輻射熱に起因して投影光学系9やアライメント
センサ17に温度変動が生じることを防止でき、上記第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】なお、上記実施の形態において、カバー部
材24、26により輻射熱をいずれも反射する構成とし
たが、これに限られず、熱を吸収する素材でカバー部材
を形成するとともに、これらのカバー部材に冷却機構を
付設させるような構成としてもよい。この場合も上記実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0041】また、上記実施の形態における被覆材は、
ウエハステージ10の上面および移動鏡12の反射面以
外の面と同様にメッキ処理を施す構成としても、塗装処
理を施す構成でもよい。同様に、ウエハステージ10の
上面および移動鏡12の反射面以外の面にメッキ10
a、12aをそれぞれ施す構成としたが、これに限られ
ず、反射率の高い素材で塗装処理を施す構成としてもよ
い。
【0042】また、上記実施の形態では、投影系ユニッ
ト25に対する輻射熱を遮断するためにカバー部材2
4、26を配設したり、被覆材9a、17a、21aを
設けるとともに、ウエハステージ10に対してメッキ1
0a、12aを設ける構成としたが、これに限定され
ず、レチクル・アライメントセンサ16に対する輻射熱
を遮断するカバー部材や被覆材を設けたり、レチクルス
テージ20に対してメッキを設ける構成も採用可能であ
り、熱的な変動を回避したい装置に対して広く適用でき
る。
【0043】なお、本実施の形態の基板としては、半導
体デバイス用の半導体ウエハWのみならず、液晶ディス
プレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用の
セラミックウェハ、あるいは露光装置で用いられるマス
クまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウェハ)
等が適用される。
【0044】露光装置1としては、レチクルRとウエハ
Wとを静止した状態でレチクルRのパターンを露光し、
ウエハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・
リピート方式の投影露光装置(ステッパー)の他に、レ
チクルRとウェハWとを同期移動してレチクルRのパタ
ーンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の
走査型露光装置(スキャニング・ステッパー;USP5,47
3,410)にも適用することができる。
【0045】露光装置1の種類としては、ウエハWに半
導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装
置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製
造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CC
D)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための
露光装置などにも広く適用できる。
【0046】また、光源2として、超高圧水銀ランプか
ら発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.
nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ
(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)、Ar2レーザ(126
nm)のみならず、電子線やイオンビームなどの荷電粒
子線を用いることができる。例えば、電子線を用いる場
合には電子銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボ
ライト(LaB6)、タンタル(Ta)を用いることが
できる。また、YAGレーザや半導体レーザ等の高調波
などを用いてもよい。例えば、DFB半導体レーザ又は
ファイバーレーザから発振される赤外域又は可視域の単
一波長レーザを、例えばエルビウム(又はエルビウムと
イットリビウムの両方)がドープされたファイバーアン
プで増幅し、かつ非線形光学結晶を用いて紫外光に波長
変換した高調波を露光光として用いてもよい。なお、単
一波長レーザの発振波長を1.544〜1.553μm
の範囲内とすると、193〜194nmの範囲内の8倍
高調波、即ちArFエキシマレーザとほぼ同一波長とな
る紫外光が得られ、発振波長を1.57〜1.58μm
の範囲内とすると、157〜158nmの範囲内の10
倍高調波、即ちF2レーザとほぼ同一波長となる紫外光
が得られる。
【0047】また、レーザプラズマ光源、又はSORか
ら発生する波長5〜50nm程度の軟X線領域、例えば
波長13.4nm、又は11.5nmのEUV(Extreme
Ultra Violet)光を露光光として用いてもよく、EUV
露光装置では反射型レチクルが用いられ、かつ投影光学
系が複数枚(例えば3〜6枚程度)の反射光学素子(ミ
ラー)のみからなる縮小系となっている。さらに、硬X
線(例えば波長が1nm程度以下)を露光光として用い
てもよく、この露光装置ではプロキシミティ方式が採用
される。
【0048】投影光学系9は、縮小系のみならず等倍系
および拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系9は
屈折系、反射系、及び反射屈折系のいずれであってもよ
い。なお、露光光の波長が200nm程度以下であると
きは、露光光が通過する光路を、露光光の吸収が少ない
気体(窒素、ヘリウムなどの不活性ガス)でパージする
ことが望ましい。また電子線を用いる場合には光学系と
して電子レンズおよび偏向器からなる電子光学系を用い
ればよい。なお、電子線が通過する光路は、真空状態に
することはいうまでもない。また、投影光学系9を用い
ることなく、レチクルRとウエハWとを近接させてレチ
クルRのパターンを露光するプロキシミティ露光装置に
も適用可能である。
【0049】ウエハステージ10やレチクルステージ2
0にリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参
照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上
型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁
気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージ1
0、20は、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、
ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0050】各ステージ10、20の駆動機構として
は、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元に
コイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力に
より各ステージ10、20を駆動する平面モータを用い
てもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットと
のいずれか一方をステージ10、20に接続し、磁石ユ
ニットと電機子ユニットとの他方をステージ10、20
の移動面側に設ければよい。
【0051】ウエハステージ10の移動により発生する
反力は、投影光学系9に伝わらないように、特開平8−
166475号公報(USP5,528,118)に記載されている
ように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃
がしてもよい。レチクルステージ20の移動により発生
する反力は、投影光学系9に伝わらないように、特開平
8−330224号公報(USP 6,020,710)に記載され
ているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大
地)に逃がしてもよい。
【0052】以上のように、本願実施形態の露光装置1
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0053】半導体デバイスは、図4に示すように、デ
バイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設
計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するス
テップ202、シリコン材料からウエハを製造するステ
ップ203、前述した実施形態の露光装置1によりレチ
クルのパターンをウエハに露光するウエハ処理ステップ
204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、
ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検
査ステップ206等を経て製造される。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る露
光装置は、遮断部が露光に関する処理に伴って前記処理
部から発生する輻射熱を遮断する構成となっている。こ
れにより、この露光装置では、ベースライン量やマーク
位置計測精度に悪影響を及ぼすことを未然に防ぐことが
できるため、所定の露光精度を維持することができ、パ
ターンの転写精度や重ね合わせ精度が向上するという効
果が得られる。
【0055】請求項2に係る露光装置は、遮断部が処理
部を覆うカバー部材である構成となっている。これによ
り、この露光装置では、処理部から放射される輻射熱を
カバー部材が遮断してベースライン量やマーク位置計測
精度に悪影響を及ぼすことを未然に防ぐことができるた
め、所定の露光精度を維持することができ、パターンの
転写精度や重ね合わせ精度が向上するという効果が得ら
れる。
【0056】請求項3に係る露光装置は、遮断部が処理
部と、該処理部とは異なる第2の処理部との間に配置さ
れる構成となっている。これにより、この露光装置で
は、処理部から放射される輻射熱に起因する第2の処理
部の温度変動を未然に回避できるという効果が得られ
る。
【0057】請求項4に係る露光装置は、遮断部が処理
部とは異なる第2の処理部を被覆する被覆材である構成
となっている。これにより、この露光装置では、処理部
から放射される輻射熱に起因する第2の処理部の温度変
動を未然に回避できるという効果が得られる。
【0058】請求項5に係る露光装置は、第2の処理部
がパターンの像を基板上に投影する投影光学系を有する
構成となっている。これにより、この露光装置では、温
度変動によりパターンの投影精度が悪化することを防止
でき、パターンの転写精度や重ね合わせ精度が向上する
という効果が得られる。
【0059】請求項6に係る露光装置は、第2の処理部
がマスクまたは基板の位置情報を検出する検出装置を有
する構成となっている。これにより、この露光装置で
は、温度変動によりマスクまたは基板の位置情報に対す
る検出精度が悪化することを防止でき、パターンの転写
精度や重ね合わせ精度が向上するという効果が得られ
る。
【0060】請求項7に係る露光装置は、遮断部が輻射
熱を反射または吸収する構成となっている。これによ
り、この露光装置では、輻射熱を反射または吸収するこ
とで、ベースライン量やマーク位置計測精度に悪影響を
及ぼすことを未然に防ぐことができるという効果が得ら
れる。
【0061】請求項8に係る露光装置は、処理部が基板
を保持するステージを駆動する駆動手段である構成とな
っている。これにより、この露光装置では、ステージ駆
動に伴う輻射熱を遮断することで、ベースライン量やマ
ーク位置計測精度に悪影響を及ぼすことを未然に防ぐこ
とができるという効果が得られる。
【0062】請求項9に係る露光装置は、ステージに輻
射熱を反射するメッキが施される構成となっている。こ
れにより、この露光装置では、ステージに熱膨張や熱変
形が生じて基板の位置決め精度や平面度が悪化すること
を防止できるため、パターンの転写精度や重ね合わせ精
度が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す露光装置
の概略構成図である。
【図2】 同露光装置の要部の概略構成図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す露光装置
の要部の概略構成図である。
【図4】 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
R レチクル(マスク) W ウエハ(基板) 1 露光装置 9 投影光学系 9a、17a 被覆材(遮断部) 10 ウエハステージ(ステージ) 10a、12a メッキ 11 駆動装置(処理部、駆動手段) 17 ウエハ・アライメントセンサ(検出装置) 21 支持部材 24、26 カバー部材(遮断部) 25 投影系ユニット(第2の処理部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光に関する処理を行う処理部を用い
    て、マスクのパターンを基板に露光する露光装置におい
    て、 前記露光に関する処理に伴って前記処理部から発生する
    輻射熱を遮断する遮断部を備えることを特徴とする露光
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光装置において、 前記遮断部は、前記処理部を覆うカバー部材であること
    を特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の露光装置にお
    いて、 前記遮断部は、前記処理部と、該処理部とは異なる第2
    の処理部との間に配置されることを特徴とする露光装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の露光装置にお
    いて、 前記遮断部は、前記処理部とは異なる第2の処理部を被
    覆する被覆材であることを特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の露光装置にお
    いて、 前記第2の処理部は、前記パターンの像を前記基板上に
    投影する投影光学系を有することを特徴とする露光装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の露光装置にお
    いて、 前記第2の処理部は、前記マスクまたは前記基板の位置
    情報を検出する検出装置を有することを特徴とする露光
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の露
    光装置において、 前記遮断部は、前記輻射熱を反射または吸収することを
    特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の露
    光装置において、 前記処理部は、前記基板を保持するステージを駆動する
    駆動手段であることを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の露光装置において、 前記ステージには、前記輻射熱を反射するメッキが施さ
    れていることを特徴とする露光装置。
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