JPH10242046A - 露光装置、露光方法及びマスク収納ケース - Google Patents

露光装置、露光方法及びマスク収納ケース

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JPH10242046A
JPH10242046A JP9274876A JP27487697A JPH10242046A JP H10242046 A JPH10242046 A JP H10242046A JP 9274876 A JP9274876 A JP 9274876A JP 27487697 A JP27487697 A JP 27487697A JP H10242046 A JPH10242046 A JP H10242046A
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mask
reticle
exposure
exposure apparatus
opening
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Jiro Inoue
次郎 井上
Naomasa Shiraishi
直正 白石
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクの熱膨張に起因して、マスクパターン
像の総合重ね合わせ精度が悪化することを防止する。 【解決手段】 所定波長域の露光光によりマスクを照明
し、マスク上のパターンを感応基板上に露光する露光装
置において、マスクを保管する保管手段と、保管手段と
露光位置との間で、前記マスクを搬送する搬送手段と、
保管手段内のマスクを加熱する加熱手段とを有する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置及び露光
方法に関するものであり、さらに詳しくは、ICや液晶
基板、薄膜磁気ヘッド等を製造するリソグラフィ工程で
使用される露光装置及び露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICや液晶基板等の製造に使
用される露光装置では、大気圧変動や投影光学系が露光
光を吸収することによって生じる結像状態(例えば、倍
率、焦点位置)の変化を補正する機構が設けられてい
る。このような補正機構としては、例えば、投影光学系
を構成する各レンズエレメントを光軸方向に移動させた
り、光軸に直交する面に対して傾けたりする方式(特開
平4-134813)、あるいはレンズエレメント間の気密空間
の圧力を調整したりする方式(特開昭60-78454)が提案
されている。
【0003】しかし、露光光はマスクをも通過するた
め、マスクが露光光を吸収することによって熱膨張し、
これにより投影光学系の結像状態(マスクパターンの投
影像の倍率や結像位置)の変化が生じるという問題点が
生じていた。さらに、マスクの熱膨張により、マスクパ
ターンの投影像の位置と感応基板としてのウエハ上のマ
ークを検出する検出光学系の検出位置との間の距離(ベ
ースライン)が変動し、いわゆるグローバルアライメン
トにおいて、マスクとウエハとのアライメント誤差が生
じるという問題点があった。
【0004】かかる問題点を改善するべく、結像状態の
変化に関する問題については、例えば特開平4−192
317号公報に開示されている。つまり、照明光の吸収
によるマスクの熱変形量を所定の数値計算によって演算
し、この熱変形量に応じて生じる結像特性の変化を演算
した後、この演算結果に基づいて投影光学系のレンズエ
レメントを光軸方向、あるいは光軸に垂直な軸を回転軸
に傾斜方向に駆動することにより、所望の結像状態を得
る技術が知られている。
【0005】一方、ベースラインの変動に関する問題点
については、例えばマスクの熱膨張に起因して、光軸と
直交する2次元平面内におけるマスクの熱膨張量を演算
により求める。この演算結果に基づき、マスクの熱膨張
量が一定値以上に達した時、逐次ベースライン量の管理
を行うことにより、マスクの露光装置に対するウエハ位
置ずれを回避していた(特開平7-74075)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平4−192317号公報に記載された技術によ
り、マスクの熱変形による結像状態の変化分は補正でき
ても、マスクの露光装置に対する位置ずれは補正するこ
とはできず、マスクのパターン領域は被露光基板として
のウエハ上のショット領域に対して位置ずれ又は回転ず
れをもった状態で結像してしまうことになる。
【0007】また、特開平7−74075号公報に記載
されているように、演算で求めたマスクの熱膨張量が一
定値以上に達したときに、逐次ベースラインの管理(以
下、適宜ベースラインチェックという。)を行う従来技
術では、マスクが熱膨張をし続ける限り、数秒〜数分程
度かかるベースラインチェックを頻繁に行う必要があ
る。従って、露光装置のスループットが大幅に劣化して
いた。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、露光装置のスループットを低減させることな
く、マスクの熱膨張に起因するベースラインの変動若し
くは倍率の変動を生じさせない露光装置及び露光方法を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マスク
の熱膨張による変形を考慮することなく、マスクの温度
上昇が飽和した状態、言い換えれば、熱膨張が飽和した
状態のマスクを用いる。つまり、マスクの熱膨張が飽和
点に達しているので、マスクはそれ以上膨張することな
く、常に安定した形状を保っている。これにより、マス
クの熱膨張に起因する上記問題を解決することができ
る。本発明は、かかる解決原理のもと、以下の構成を有
する。
【0010】第1の発明(請求項1)による露光装置
は、所定波長域の露光光によりマスクを照明し、前記マ
スク上のパターンを感応基板上に露光する露光装置にお
いて、マスクを保管する保管手段と、保管手段と露光位
置との間で、マスクを搬送する搬送手段と、保管手段内
のマスクを加熱する加熱器とを有する構成とした。第2
の発明(請求項2)による露光装置では、保管手段は、
マスクを収納するケースを少なくとも一つ以上有する構
成とした。
【0011】第3の発明(請求項3)による露光装置で
は、ケースは、収納するマスクの上面若しくは下面の少
なくとも一方の側に加熱器を有する構成とした。第4の
発明(請求項4)による露光装置は、第2、3の発明の
露光装置においてさらに、加熱器によって加熱されたマ
スクの温度情報を検知するセンサを有する構成とした。
【0012】第5の発明(請求項5)では、ケースは、
収納しているマスクを搬送手段により搬出入するための
第1開閉口と、第1開閉口と対面する第2開閉口とを有
し、第2開閉口は、第1開閉口に同期して開閉動作する
構成とした。第6の発明(請求項6)では、第1発明の
露光装置について、さらに、露光装置を覆うチャンバ
と、保管手段をチャンバ内で隔離するための隔壁とを有
する構成とした。
【0013】第7の発明(請求項7)では、隔壁によっ
て隔てられた保管手段を含む空間は、チャンバ内におい
て相対的に気圧が低い空間である構成とした。第8の発
明(請求項8)では、第1の発明の露光装置について、
さらに、加熱器によって加熱されたマスクの変形を補正
する補正手段を有する構成とした。第9の発明(請求項
9)では、前記マスクは蛍石からなる構成とした。
【0014】第10の発明(請求項10)は、所定波長
域の露光光によりマスクを照明し、前記マスク上のパタ
ーンを感光基板上に露光する露光装置において、前記マ
スクを保管する保管手段と、前記保管手段内に設けられ
た前記マスクの温度情報を検知するセンサとを有する構
成とした。第11の発明(請求項11)は、前記マスク
の温度情報が前記マスクの熱膨張が飽和する温度である
こととした。
【0015】第12の発明(請求項12)は、所定波長
域の露光光によりマスクを照明し、前記マスク上のパタ
ーンを基板上に転写する露光方法において、前記マスク
の熱膨張が飽和状態に達する情報を算出し、前記露光光
により前記マスクを照明する前に、前記算出された前記
情報に基づいて前記基板を加熱することとした。第13
の発明(請求項13)では、前記露光光により前記マス
クを照明する前に、前記加熱されたマスクのパターンの
像の位置と前記基板上のマークを検出可能な検出光学系
の検出位置との位置関係を管理することとした。第14
の発明(請求項14)では、前記マスクへの照明は、マ
スク上に設けられた円弧状の照明領域に対して行うこと
とした。第15の発明(請求項15)では、前記マスク
は蛍石からなることとした。第16の発明(請求項1
6)では、パターンが形成されたマスクを収納するケー
スにおいて、前記マスクを搬出入するための開閉口と、
該開閉口から搬入された前記マスクを保持する保持手段
と、該保持手段に保持された前記マスクを加熱する加熱
器とを設けた構成とした。第17の発明(請求項17)
では、前記加熱器は、前記マスクの上面若しくは下面の
少なくとも一方の側に設けられている構成とした。第1
8の発明(請求項18)では、所定所定波長域の露光光
によりマスクを照明し、前記マスク上のパターンを感応
基板上に露光する露光装置において、前記マスクを保管
するマスク保管部と露光位置との間で、前記マスクを搬
送する搬送手段と、前記搬送手段により前記マスク保管
部から露光位置に前記マスクを搬送する途中で、前記マ
スクを加熱する加熱器とを有する構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る露光装置の概略的な構成を示す図である。この露
光装置は、チャンバ105内に本体部100とオートレ
チクルローダ101とを備えた構成となっている。以
下、この露光装置の構成の詳細を本体部100とオート
レチクルローダ101に分けて説明する。
【0017】まず本体部100は、図1における紙面直
交面内(XY平面内)を2次元的に移動するウエハステ
ージWSTと、マスクとしてのレチクルRのパターンの
像を感応基板としてのウエハW上に投影する投影光学系
としての投影レンズPLと、露光光ILを射出する露光
用の光源14と、露光光ILをレチクルR上に照射する
照明光学系と、これらを制御する主制御系22と、ウエ
ハアライメント及びベースラインチェックを行うウエハ
・アライメント系10と、レチクルアライメント及びベ
ースラインチェックを行うTTRアライメント系11等
を設けている。投影レンズPLは、その光軸AXがウエ
ハステージWSTの移動方向に直交するように配置され
ている。
【0018】ウエハステージWSTには図示しないモー
タを含んで構成されるステージ駆動部20が併設されて
いる。このウエハステージWSTの移動は、光波干渉計
27が移動鏡26の移動を計測することにより検出され
る。なお、図示しないが光波干渉系27は、ステージの
X,Y座標軸上の移動を計測するために、X,Y座標軸
上に2つ設けられている。主制御系22は、この光波干
渉計26の出力に基づいてステージ駆動部20を駆動制
御する。これにより、ウエハステージWSTはX,Y座
標軸上を2次元移動できる構成となっている。このウエ
ハステージWST上にはウエハホルダ24が設けられて
おり、ウエハホルダ24上にウエハWが真空吸着により
保持されている。また、ウエハステージ上に基準マーク
FMが設けられている。
【0019】投影レンズPLは、本実施の形態において
両側テレセントリックな投影レンズを使用する。この投
影レンズPLは、実際には光軸AX方向(Z軸方向)に
沿って配置された複数のレンズエレメント(いずれも図
示を省略する。)を含んで構成されている。レチクルR
は、投影レンズPLの光軸AXと直交する面内でX,
Y,θに微動するレチクルステージ28上に保持されて
いる。なお、このレチクルRのパターン面は、投影レン
ズPLに関しウエハWの表面と共役となっている。
【0020】光源14は、ウエハW上に塗布された感光
剤としてのレジストを感光するため、例えば、超高圧水
銀ランプ、エキシマレーザー(KrF,ArF,F2
等)、YAGレーザ等で構成され、g線、i線、エキシ
マ光(波長248nm:KrF,193nm:ArF,
180nm:F2)、YAGレーザの高調波(波長20
0nm以下)等の露光光ILを発生する。なお、光源1
4は、光源14の発光によって生じた熱が露光装置の本
体部100に流出しないように、ランプハウス103内
に設けられている。また、ランプハウス103の内部は
ファン等(不図示)により空冷されており、光源14の
自己発熱により破損を防止している。
【0021】露光光ILをレチクルR上に照明する照射
光学系は、光源14から出射された露光光ILを反射し
て水平に折り曲げるミラー30と、このミラー30によ
り反射された露光光ILの進行方向に向かって順次配置
されたオプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)
等を含むフライアイ光学系32、リレー光学系34と、
レチクルRの上方にほぼ45度で斜設されたダイクロイ
ックミラー36と、このダイクロイックミラー36とレ
チクルRとの間に配置されたメインコンデンサーレンズ
38とを含んで構成されている。光源14とミラー30
との間に、露光光ILの光路を開閉するシャッター40
が設けられており、このシャッター40は、シャッター
駆動部42を介してシャッター制御回路44によって駆
動されるようになっている。フライアイ光学系32の射
出面(レチクルRに対するフーリエ変換面)には、照明
系絞り46が配置されている。フライアイレンズ光学系
32の射出面は投影レンズPLの瞳面と共役に配置され
ている。
【0022】また、リレー光学系34の中には、レチク
ルR上の露光光ILの照射面積を可変にするため、ブラ
インド52が設けられている。このブラインド52は、
レチクルRのパターン面と共役に配置されている。な
お、ブラインド52はブラインド駆動部54により駆動
され、このブラインド駆動部54とブラインド52によ
って、レチクルR上の照射面積及び照射領域の形状(例
えば、スリット状の矩形領域。)が設定される。
【0023】倍率調整機構18は、撮影光学系の結像特
性、例えばレチクルRのパターンの投影像の結像の倍率
や最適結像面位置(焦点位置)を補正する。この倍率調
整機構18として、本実施形態では投影レンズPLを構
成する特定のレンズエレメント間の気密空間の圧力を増
減するものが使用されている。なお、この倍率変換機構
として例えば、投影レンズPLを構成する一部のレンズ
エレメントを圧電素子、磁歪素子等の駆動素子により光
軸AX方向に駆動させたり、傾けたり、ほぼ光軸を回転
中心として回転させたりするものを用いてもよい。な
お、倍率調整機構18は、倍率補正コントローラ64に
より制御される。
【0024】メモリ21には、露光光を吸収することに
起因するレチクルの膨張が飽和するまでの温度(以下、
飽和温度という。)を算出するために必要なデータ(レ
チクルのパターンの密度、レチクルR上での照射面積、
シャッターの開閉比等)が記憶されている。また、飽和
温度を算出するための数式も格納されている。主制御系
22は、前述したシャッター制御回路44、ウエハステ
ージWST、倍率補正コントローラ64等を制御してい
る。また、主制御系22内に含まれるCPU等の演算手
段によって飽和温度の算出も行っている。なお、飽和温
度を算出する演算手段は、主制御系22の外部に設けて
もよい。
【0025】ウエハ・アライメント系10は、投影レン
ズPLの周辺に設けられた、いわゆるオフ・アクシス系
を形成している。このウエハ・アライメント系10は、
基準マークFM及びアライメントマーク111を検出す
るための検出光学系である。なお、TTRアライメント
系11は、レチクルRと投影光学系PLを介してウエハ
W上に形成されたアライメントマーク111を、レチク
ルR上のレチクルマークRMとともに観察することがで
きる検出光学系である。このTTR方式ではウエハW上
のアライメントマーク111をレチクルR上のレチクル
マークRMとを投影光学系を介して投影露光すべき位置
で検出するので、高いアライメント精度が得られる。
【0026】なお、ウエハ・アライメント系10及びT
TRアライメント系11は、図1中で紙面と垂直な方向
にも設けられており、レチクルRとウエハWを2次元的
にアライメントすることできる。ところで、上記ウエハ
・アライメント系10及びTTRアライメント系11を
用いて、いわゆるグローバルアライメントを行うために
は、ベースラインチェックが必要となる。従って、レチ
クルRの上方に設けられたTTRアライメント系11
は、ベースラインチェックを行う際に、レチクルRの回
路パターン領域の周辺のレチクルマークRMとウエハス
テージWST上に設けられた基準マークFMとを同時に
検出することができる。
【0027】また、TTRアライメント系11は、ライ
トガイド120から供給される光束によってレチクルマ
ークRM及び基準マークFMを検出する。このライトガ
イド120は、露光光ILと同一波長の照明光を供給
し、レチクルマークRM及び基準マークFMに照射す
る。例えば、光源14から露光光ILをライトガイド1
20を介してレチクルR及び基準マークFMを照射す
る。また、ウエハ・アライメント系10は、ライトガイ
ド121によって供給される光束によって基準マークF
M及びアライメントマーク111を検出する。なお、ラ
イトガイド121は、露光光ILと同一の波長を供給す
る必要はなく、ハロゲンランプなどの光源から照明光を
供給する。
【0028】投影レンズPLの周辺(投影視野外)に設
けられたウエハ・アライメント系10は、内部にウエハ
W上のアライメントマーク111又は基準マークFMを
検出するために、基準となる指標マークTMがガラス板
に設けられ、投影レンズPLの投影像面(ウエハ表面、
又は基準マークFMの面)とほぼ共役に配置されてい
る。ウエハ・アライメント系10の光軸は、投影面像側
では投影レンズPLの光軸AXと平行である。
【0029】次に、オートレチクルローダ101の構成
を説明する。オートレチクルローダ101は、レチクル
を複数枚保管可能なレチクルライブラリ70と、レチク
ルライブラリ70から本体部100にレチクルを搬送す
るレチクル搬送系102とで構成されている。レチクル
ライブラリ70内に保管されるレチクルの各々は、図2
及び図3に示すようにレチクルケース78に収納されて
いる。これにより、レチクルに直接触れる必要がなくな
り、ケース単位で取り扱うことが可能となるので、レチ
クルライブラリ70内にレチクルを収納するまでに、ゴ
ミの付着や破損などが防止できる。従って、レチクルラ
イブラリ70には、複数のレチクルケース78が装着さ
れている。この装着は、レチクルライブラリ70に設け
られたレチクル保持部材81にレチクルケース78を保
持させることによるものである。
【0030】ところで、図2及び図3に示したレチクル
ケース78内には、上面と下面にレチクル加熱器HTを
有し、これらのレチクル加熱器HTの間に配置されてい
るレチクルRを加熱する。なお、図2においては図面作
成上の都合によりレチクルRは図示していない。レチク
ル加熱器HTは、主制御系22により制御されてレチク
ルが飽和温度に達するまで加熱する。また、このレチク
ル加熱器HTは主制御系22の制御により、上面と下面
を使い分けられるものとし、さらに、加熱量によっては
レチクル加熱器を下面若しくは上面のどちらか一方のみ
の構成としてもよい。これにより、必要最小限の熱量で
レチクルを加熱することができる。
【0031】レチクル加熱器HTには、電熱線を張り巡
らせた電熱線式加熱器やペルチェ素子等が用いられる。
電熱線式を用いた場合、加熱器の周囲の温度も上昇する
が、容易に構成することができ、しかも安価という利点
がある。一方、ペルチェ素子を用いた場合、電力消費量
が大きいものの他の加熱器に比べ高性能である。本例で
は、電熱線式加熱器を例に挙げて説明する(図2)。な
お、電熱線式加熱器やペルチェ素子等を用いたレチクル
加熱器HTは、レチクルを等方的に膨張させるように配
置することが望ましい。
【0032】また、レチクルケース78は、側面にレチ
クルを載置するレチクル台77が設けられ、本体部10
0側の面には後述するレチクル搬送系102によりレチ
クルRを搬出するための開閉口79が設けられている。
そして、レチクルケース78は、さらに開閉口79の対
面に開閉口82が設けられている。また、温度センサ8
8は、レチクルケース78の左右の側面から内側に張り
出したレチクル台77の上に載置、若しくは埋め込み式
で設けられており、レチクルRの温度を計測する。主制
御系22は、この温度センサ88の計測値に基づいてレ
チクル加熱器HTを制御し、レチクルRを所望の温度に
制御する。なお、温度センサとしては、主制御系22に
よってレチクル加熱器HTにフィードバックをかける都
合上、温度を電流又は電圧、抵抗値等の電気信号に変換
して出力するものが好ましく、例えば、サーミスタや白
金ロジウム抵抗等を使用する。
【0033】レチクル搬送系102は、レチクルケース
78からレチクルを搬出するレチクル搬送アーム83
と、レチクルステージRSTにレチクルを載置するロー
ドロードアーム84と、スライド駆動可能な横スライダ
ー85及び縦スライダー86を備えている。以下に、上
記構成を有する露光装置が、レチクルRの飽和温度を算
出し、この算出された飽和温度に達するまで、レチクル
ケース78内でレチクルRを加熱し、加熱させたレチク
ルRを用いてベースラインチェック及び倍率補正等を行
った後に、レチクルRのパターンをウエハWに露光を開
始する処理工程を説明する。
【0034】レチクルRのパターンをウエハWに露光す
る上記処理工程において、実際のウエハWの露光ショッ
トの露光に先立ち、主制御系22はレチクルRの飽和温
度を算出する。まず、その算出方法について説明する。
レチクルRの熱膨張が飽和する時の温度として定義した
飽和温度Tは、レチクルR上の有効遮光パターンの密度
をρ、単位時間当たりにレチクルRに照射された露光パ
ワーをP、比例係数をαとすると、以下の式により算出
することができる。
【0035】T=α・ρ・P ここで、比例係数αは、レチクルのサイズや材質或いは
透過率や反射率、露光そのものには寄与しないアライメ
ント時間やレチクルの搬送時間等により決定される。以
上のように算出された飽和温度に基づいて、主制御系2
2は、レチクルケース78に設けられたレチクル加熱器
HTを制御する。
【0036】レチクル加熱器HTは、主制御系22から
の制御により、収納しているレチクルRを加熱する。各
レチクルケース78内のレチクル台77に設けられたセ
ンサ88は、レチクルの温度を計測し、この計測結果を
主制御系22にフィードバックする(図3)。主制御系
22は、センサ88が計測したレチクルRの温度が、予
め算出した飽和温度に達した場合、レチクル加熱器HT
に対して加熱中止の指示を出す。なお、加熱中止後、主
制御系22は温度センサ88による計測温度が飽和温度
以下に低下した場合、再びレチクル加熱器HTに対して
加熱を開始する指示を出す。
【0037】次に、飽和温度に達したレチクルRは、レ
チクル搬送アーム85によって搬出される。この時、レ
チクルケース78に設けられた開閉口79が持ち上がる
ようにして開く。そして、開閉口79は、レチクルRが
搬出されると即座に閉じられる。つまり、開閉口79の
開閉動作は、レチクルRの搬入出時のみ行われる。これ
により、レチクルケース78内の熱が隔壁90を隔てて
本体部100側に拡散し、本体部100の空調に支障を
きたすことを極力防止している。
【0038】ところで、チャンバ105内の空間は、隔
壁90によりメインチャンバとサブチャンバに分割され
ている。メインチャンバは本体部100とレチクル搬送
系102を含む空間であり、サブチャンバはレチクルラ
イブラリ70を含む空間である。このメインチャンバと
サブチャンバは別個に空調され、サブチャンバはメイン
チャンバに比べて気圧が低くなるように制御される。こ
れは、光波干渉計27の計測誤差や投影光学系PLの結
像特性の変化等を防止するために高精度に空調されたメ
インチャンバと、レチクル加熱器HTを有するために高
温となるサブチャンバとを同時に空調することを避ける
ためである。以下に、メインチャンバとサブチャンバの
空調について図1を参照して説明する。
【0039】メインチャンバ空調機140は、冷却器、
再熱機、送風機等からなり、メインチャンバ内を設定温
度に空調制御する。また、メインチャンバ空調機140
は、メインチャンバ気圧センサ144からの出力値に基
づいて、送風ダクト141へ送風する送風量を制御す
る。メインチャンバ空調機140によって温度、流量を
制御された空気は、送風ダクト141からチャンバ10
5の天井部に設けられた空気洗浄フィルタ143a、1
43bへ送られ、洗浄化された後にメインチャンバ内に
送風される。
【0040】本実施の形態では、メインチャンバ内に送
風された空気は下方に向かって流れる、いわゆるダウン
フロー型の空調を例に挙げて説明している。なお、本発
明はチャンバの側面から洗浄化された空気を送風する空
調にも適用可能である。ダウンフロー型の空調は、メイ
ンチャンバ内部に残存する塵をチャンバ105の床方向
に移動させ、メインチャンバ内に飛散することを防止す
る。チャンバ105の底面には、リターンダクト142
が設けられており、メインチャンバ内の空気は再びメイ
ンチャンバ空調機140に送られる。
【0041】一方、サブチャンバ側も同様に、サブチャ
ンバ空調機150、サブチャンバ気圧センサ154、サ
ブチャンバ送風ダクト151、空気洗浄フィルタ15
3、及びリターンダクト152が設けられており、ダウ
ンフロー型で空調している。なお、サブチャンバ空調機
150は、サブチャンバ気圧センサ154の出力値だけ
ではなく、メインチャンバ気圧センサ144の出力値を
も参照する。そして、サブチャンバ空調機150は、常
にサブチャンバ気圧センサ154の出力値がメインチャ
ンバ気圧センサ144の出力値よりもコンマ数hPa〜
数hPa低くなるように送風量の制御を行う。
【0042】ところで、レチクルケース78において、
開閉口79の対面に設けられた開閉口82は、開閉口7
9の開閉動作に同期して開閉動作を行う。これにより、
開閉口82は通気口としての役割を担い、レチクルケー
ス78内の熱が気圧の高いメインチャンバへ流出若しく
は拡散せず、開閉口89を通じてサブチャンバへ流出若
しくは拡散させることができ、メインチャンバの空調精
度の悪化を防止することができる。
【0043】レチクル搬送アーム85は、開閉口79が
開いた時にレチクルRをレチクルケース78から搬出す
ると、横スライダ85及び縦スライダ86を介してロー
ドアーム84にレチクルを受け渡す。ロードアーム84
は、レチクル搬送アーム85から受け渡されたレチクル
RをレチクルステージRSTに載置する。次に、レチク
ルステージRSTに載置されたレチクルRをレチクルス
テージRST上で位置決めし、ベースラインチェックを
行う。
【0044】ところで、レチクルRは露光光ILの熱を
吸収することにより膨張するため、膨張する前後で倍率
の変化が生じる。そのため、ベースラインチェックを行
う前に、この倍率の変化分を補正する必要がある。以下
に、倍率補正の方法について説明する。主制御系22内
のCPUは、レチクルRが熱を吸収していない平常状態
から熱膨張の飽和状態に達するまで、倍率がどれだけ変
化したか(以下、倍率変化という。)を予め算出しメモ
リ21に記憶させる。主制御系22は、このメモリ21
に記憶された倍率変化を読み出し、読み出された値に基
づいて倍率補正コントローラ64を介して倍率調整機構
18を制御する。倍率調整機構18は、倍率補正コント
ローラ64に制御され、投影レンズPLを構成する特定
のレンズエレメント間の気密空間の圧力を増減し、レチ
クルRが膨張する前と同倍率になるように補正する。こ
のように、レチクルRが熱膨張の飽和点に達するために
膨張した分の倍率変化を補正する。これにより、レチク
ルRの熱膨張に起因する倍率変化を防ぐことができ、常
に一定の倍率で露光することができる。
【0045】なお、本実施の形態では、レンズエレメン
ト間の気密空間の圧力を増減することにより、レチクル
RとウエハWとの間の光学路長を変化させたが、投影光
学系を構成する複数のレンズエレメントの一部を光軸と
平行な方向に移動させることにより前記光学路長を変化
させることも可能である。このように、レンズエレメン
トを移動することにより、光学路長を変化させて倍率補
正を行うことは特開平4−192317に詳しく開示さ
れている。
【0046】次に、上記のようにして倍率補正が行われ
た後、熱膨張飽和点まで到達したレチクルRを用いて露
光を開始する前にベースラインチェックを行う。レチク
ル搬送アーム85から受け渡されたレチクルRは、レチ
クルステージRSTに保持される。このレチクルステー
ジRSTは、レチクルRの中心CCが投影レンズPLの
光軸と合致するように移動される。ウエハステージWS
T上には基準マークFMが設けられ、この基準マークF
Mが投影レンズPLの投影視野内の所定位置に来るよう
にウエハステージWSTを位置決めする。レチクルRの
上方に設けられたTTRアライメント系11は、レチク
ルR上に設けられたレチクルマークRMとウエハW上に
設けられた基準マークFMとを同時に検出し、アライメ
ントする。この時のウエハステージWSTの位置を光波
干渉計27で計測する。
【0047】次に、ウエハ・アライメント系10で基準
マークFMが検出されるように、ウエハステージWST
が移動される。そして、指標マークTMに対して基準マ
ークFMがアライメントされたとき(すなわち、ウエハ
・アライメント系10の検出中心に基準マークFMがア
ライメントされたとき)のウエハステージWSTの位置
を光波干渉系27で計測する。
【0048】ところで、ベースライン量BLは、図1に
示すようにレチクルマークRMと基準マークFMとがア
ライメントされたときのステージ12上の位置Pと、指
標マークTMと基準マークFMとがアライメントされた
ときのステージ12上の位置Qとを光波干渉計27等で
計測し、その差(P−Q)を計算することで求められ
る。このベースライン量BLは、後でウエハ上のマーク
をウエハ・アライメント系10でアライメントして投影
レンズPLの直下に送り込むときの基準量、すなわち、
ショットの中心とレチクルRの投影像の中心とを合致
(アライメント)させるための基準量となるものであ
る。従って、アライメントマーク111が指標マークT
Mと合致したときのウエハステージWSTの位置をX3
とすると、ショットの中心とレチクルRの中心CCとを
合致させるためには、座標X3をベースライン量BLで
補正した位置にウエハステージWSTを移動させればよ
い。
【0049】なお、ベースラインを使った位置合わせ方
法を1次元方向のみについて説明したが、実際には2次
元で考える必要がある。これにより、ウエハ・アライメ
ント系10を用いてウエハW上のマーク位置を検出した
後、一定量だけウエハステージWSTを送り込むだけ
で、直ちにレチクルRのパターンをウエハW上のショッ
ト領域に正確に重ね合わせて露光することができる。
【0050】以上のように、レチクルケース78内で加
熱され、熱膨張が飽和に達した状態のレチクルRを用い
て露光開始前にベースラインチェックを行う。これによ
り、レチクルRが露光光ILを吸収することにより膨張
し、ベースライン量に変動が生じることがなく、高精度
な露光を行うことができる。ベースラインチェックが終
了した後、ウエハアライメントを行う。本実施の形態で
は、ウエハW上のショット領域のうち、数ショット(例
えば、5〜10ショット)をサンプルショットとして選
択し、各々のサンプルショットについて、サンプルショ
ット領域の周辺部に形成されたアライメントマークの位
置を計測する。そして、計測されたマーク位置情報と、
マーク設計値とを使って、統計的演算手法により算出さ
れたショット配列座標に基づいて、ウエハステージWS
Tを投影レンズの下に移動させることによりアライメン
トを行うものとする。このような、アライメント方式
(以下、EGA方式という。)は、例えば特開昭61−
44429号に詳しく開示されている。本実施の形態に
おけるウエハマーク位置の計測は、投影レンズPLの周
辺に設けられたウエハ・アライメント系10を用いる。
このウエハ・アライメント系10には、図4(b)に示
すようなマルチラインパターンの指標マークTMとし
て、TMX1、TMX2及びTMY1、TMY2が設けられ
ている。また、図4(a)はサンプルショットSAを示
し、サンプルショットSA1の周辺部には、例えばマル
チラインパターンのアライメントマーク111,112
が形成されている。
【0051】具体的に例を挙げて説明すると、先ず、ウ
エハW上のサンプルショットSA1の周辺部に形成され
たアライメントマーク111が図4(b)に示すよう
に、ウエハ・アライメント系10の検出領域内で指標マ
ークにTMX1とTMX2との間に挟み込まれるようにウ
エハステージWSTを位置決めする。そして、主制御系
22は、位置決めされたウエハステージWSTの座標位
置を光波干渉系27から読み込む。ウエハ・アライメン
ト系10内には、CCDカメラが設けられており、CC
Dカメラはアライメントマーク111の像と指標マーク
TM(TMX1、TMX2)の像とを同時に撮像し、アラ
イメントマーク111と指標マークFMに対応する画像
信号を出力する。さらに、主制御系22は、CCDカメ
ラからの画像信号を処理して、指標板の中心とアライメ
ントマーク111の中心点とのずれ量を検出し、このず
れ量とこの時のウエハステージWSTの座標位置とに基
づいて、アライメントマーク111の座標を算出する。
同様にして、指標マークTMY1、TMY2を用いてY方
向のアライメントマーク112の座標位置を計測する。
そして、各サンプルショットについて、同様にしてアラ
イメントマークの座標位置を計測する。これらの計測値
に基づいて主制御系22はEGA方式で求められたウエ
ハW上のショット配列座標を求め、この配列座標とベー
スライン量BLとに基づいてウエハステージWSTを移
動させてアライメントを実行する。
【0052】以上説明したように、本発明の第1の実施
形態によれば、レチクルはレチクルライブラリに装着さ
れているレチクルケース内で飽和温度まで加熱される。
そして、飽和温度まで到達したレチクルを用いて倍率補
正及びベースラインチェックを行うので、レチクルの熱
膨張に起因するベースラインチェックの狂い等の悪影響
を除去することができる。
【0053】なお、上記第1の実施形態ではレチクルケ
ース内でレチクルを加熱しているが、本発明はこれに限
るものではない。例えば、予めレチクルケース外でレチ
クルを熱膨張飽和点まで加熱してもよい。以下にレチク
ルケース外でレチクルを加熱する実施形態について説明
する。レチクルRはチャンバ105の外に設けられた加
熱室(不図示)によって予め熱膨張飽和点まで加熱され
る。この加熱室は、複数枚のレチクルを収納することが
でき、複数枚のレチクルをまとめて或いは個別に加熱す
る。また、加熱室は収納されたレチクルの各々に対して
温度を測定するための温度センサを各レチクルの近傍に
配置する。オペレータ或いは露光装置側の主制御系22
が、この温度センサの出力に応じて熱膨張飽和点に到達
したレチクルか否かを判断する。そして、オペレータ或
いは主制御系22は熱膨張飽和点に達していると判断し
たレチクルを加熱室から搬出してレチクルケースに収納
し、チャンバ内のレチクルライブラリに収納する。これ
により、レチクルケース内に加熱器を設ける必要がなく
なりコストを削減することができる。加熱室で加熱され
レチクルケース内に収納されたレチクルは、そのままレ
チクルステージRSTに搬出すれば良い。
【0054】レチクルケース内に温度センサ88が設け
られていれば、加熱室で加熱されたレチクルがレチクル
ライブラリ70内においても熱膨張飽和点を維持してい
るか否かを再検知することもできる。そして、主制御系
22はこの温度センサ88が検知した温度により熱膨張
飽和点に達していることを再確認した後、熱膨張飽和点
に達しているレチクルのみをレチクルステージRST上
に載置する。これにより、確実に熱膨張飽和点に達して
いるレチクルをレチクルステージRST上に載置するこ
とができる。また、本実施形態では、レチクルライブラ
リ70内に搬入されたレチクルは既に加熱されているた
め、レチクルライブラリ70内でレチクルが熱膨張飽和
点に達するまで待つ必要がなくなり、スループットも向
上する。
【0055】レチクルケース外に設けられた加熱室を用
いる場合、必ずしもレチクルケース内に温度センサを設
けなくてもよい。つまり、レチクルケース外の加熱室に
よって熱膨張飽和点まで達するに十分な時間で加熱し、
その時間が経過したレチクルを加熱室から搬出するよう
にしてもよい。加熱室での加熱時間は、加熱室から取り
出されてからレチクルステージRST上に載置されるま
でにレチクルの温度が下がってしまうことを考慮し、熱
膨張飽和点に達する温度をさらに超えた温度となるよう
な時間であることが望ましい。これにより、加熱された
レチクルが加熱室より搬出されてレチクルステージRS
T上に載置されるまでの間に、レチクルが熱膨張飽和点
となる温度以下にまで冷めて収縮してしまうことを防止
することができる。また、レチクルを熱膨張飽和点に達
する温度以上に加熱しない場合でも、加熱室で加熱後所
定の時間以内のレチクルのみをレチクルステージへすば
やく搬送するようにすれば、レチクルの温度低下による
実質的な収縮を防止できる。以上のように本例によれ
ば、加熱されたレチクルの温度を個別に検出するのでは
なく加熱室の温度と各レチクルの個別の加熱時間とをモ
ニタすることよっても管理することが可能である。な
お、本発明はチャンバ105の外部に設けられた加熱室
を、レチクルライブラリ70としても構わない。この場
合も同様に、レチクルケース内に加熱器を備える必要が
なくなる。
【0056】次に、本発明の第2の実施形態に係る露光
装置を図5を用いて説明する。なお、第1の実施形態と
同様の構成については詳細の説明を省略する。第2の実
施形態では、レチクルをレチクルケース内で飽和温度ま
で加熱する第1の実施の形態とは異なり、レチクル搬送
系102において新たにレチクル加熱器HT2が設けら
れ、このレチクル加熱器HT2がレチクル搬送アーム8
3により搬出されたレチクルをレチクルステージRST
に搬送する途中(レチクル搬送系102)で加熱する。
【0057】レチクル加熱器HT2は、図5及び図6に
示されているように、箱状内部に加熱する熱源としての
ランプ133を少なくとも一つ以上有し、底面に設けら
れた開口部を介してランプ133でレチクルRを照射す
る。また、レチクル加熱器HT2は、底面にレチクルR
を保持するレチクルホルダ131a、bが設けられてい
る。このレチクルホルダ131a、bはそれぞれ支点3
1a、bを支点に回転(開閉)するようになっている
(図6中の矢印方向)。以下、このレチクル加熱器HT
2がレチクルRを加熱する動作を説明する。
【0058】レチクルRは、レチクル搬送アーム83に
よりレチクルケース78から搬出され、縦スライダー8
6を介してレチクルロードアーム84に載置される。そ
して、横スライダー85はレチクルRをレチクルステー
ジRSTに向けてスライドさせる。主制御系22は、横
スライダー85によりスライドしてきたレチクルRがレ
チクル加熱器HT2の下方に位置したとき、レチクルホ
ルダ101a,bを回転させ、図6に示すようにレチク
ルRを保持する。
【0059】また、レチクル加熱器HT2がレチクルR
を保持したことを確認した後、予め主制御系22によっ
て算出され飽和温度までランプ133によってレチクル
Rを照射して加熱する。レチクルRがランプ133によ
り照射されているときは、レチクルホルダ101a,b
は閉じた状態を維持する。主制御系22は、レチクル加
熱器HT2の内部に設けられたセンサ134がレチクル
Rが飽和温度に達したことを検知すると、レチクルホル
ダ101a,bを再び回転させ(開き)、横スライダー
85にレチクルRを載置する。
【0060】なお、レチクル加熱器HT2は、レチクル
ホルダ131a,bによりレチクルRを保持した際に、
レチクルRの位置を調整することができるプリアライメ
ント機構を併せ持つことが可能である。以上により、第
2の実施形態によれば、レチクルの熱膨張に起因する悪
影響を防止すると共に、レチクル搬送系がプリアライメ
ント機構等の他の機構を併設することで、装置の省スペ
ース化を実現することができる。なお、本実施の形態に
おいて、レチクル加熱器HT2はランプを用いてレチク
ルを加熱するとして説明したが、本発明はこれに限るも
のではなく、ペルチェ素子やマイクロ波等を用いた加熱
器も適用することが可能である。
【0061】ところで、上述したように本発明は予め露
光前に熱膨張を等方的に発生させ、さらにはその熱膨張
が飽和した状態のマスクを露光に用いる。従って、以下
に示す露光装置への適用には特に有効である。すなわ
ち、例えば特開平6−97047号公報に記載されてい
るような、光源から露光光をレチクルに照射する際に円
弧状の開口を有する遮光板を用いた露光装置である。な
ぜなら、かかる露光装置においては、円弧状の開口から
透過した露光光がレチクル上に形成された円弧状の照明
領域に照明されるために、レチクルが等方的に膨張せ
ず、総合重ねあわせ精度が悪化してしまう等の悪影響が
より顕著に現れてしまうからである。
【0062】また、光源14から発生される露光光IL
の露光波長がおよそ180nm以下となると、その波長
の光を透過させるレチクル(マスク)の材料が蛍石に限
られてくる。ところが、この蛍石は、従来のマスク材料
として使用されていた石英ガラスに比べ、熱膨張率が1
桁大きい(約20ppm/℃)。つまり、蛍石は露光光の照
射による熱膨張が、石英ガラスに比べて非常に大きくな
る。従って、露光波長が180nm以下となるF2レー
ザーを光源として使用する露光装置及び露光方法に対し
ても、本発明は特に適している。
【0063】ところで、上記実施形態において、熱膨張
飽和点まで加熱する対象はレチクルとして説明したが、
本発明はこれに限られるものでなく、基板としてのウエ
ハやガラス基板に対しても適用可能である。これは、レ
チクルと同様にウエハやガラス基板も露光光の照射によ
り熱膨張が生じ、様々な熱影響が発生するからである。
この場合、ウエハやガラス基板を少なくとも一枚収納す
るウエハライブラリからウエハステージWST上に搬送
する途中で加熱することが望ましい。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、レチクルの熱膨張に起
因して、ウエハ上に形成されたレチクルパターンに他の
レチクルパターンの像を複数重ねる際、総合重ね合わせ
精度が悪化してしまうという悪影響を防止することがで
きるとともに、スループットの低下を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る露光装置を示
す概略構成図である。
【図2】レチクルケースの概略を示斜視図である。
【図3】レチクルケースの概略を示す断面図である。
【図4】アライメントマーク及び指標マークTMを表す
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る露光装置を示
す概略構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるレチクル加
熱器を示す概略構成図である。
【主要部分の符号の説明】
10 ウエハ・アライメント系 11 TTRアライメント系 14 光源 18 倍率調整機構 20 ステージ駆動部 22 主制御系 24 ウエハホルダ 26 移動鏡 27 光波干渉計 30 ミラー 32 フライアイ光学系 34 リレー光学系 36 ダイクロイックミラー 38 メインコンデンサーレンズ 40 シャッター 42 シャッター駆動部 44 シャッター制御回路 46 照明系絞り 52 ブラインド 54 レチクルブラインド駆動部 64 倍率補正コントローラ 70 レチクルライブラリ 77 レチクル台 78 レチクルケース 79 開閉口 82 開閉口 81 レチクル保持部材 83 レチクル搬送アーム 84 ロードロードアーム 88 温度センサ 100 本体部 101 オートレチクルローダ 102 レチクル搬送系 105 チャンバ 111,112 アライメントマーク 120 ライトガイド 121 ライトガイド 131a,b レチクルホルダ 133 ランプ 140 メインチャンバ空調機 141,メインチャンバ送風ダクト 142,152 リターンダクト 143a,b,153 空気洗浄フィルタ 144 メインチャンバ気圧センサ 150 サブチャンバ空調機 151 サブチャンバ送風ダクト 154 サブチャンバ気圧センサ PL 投影レンズ R レチクル W ウエハ AX 光軸 FM 基準マーク RM レチクルマーク HT,HT2 レチクル加熱器 TM 基準マーク WST ウエハステージ RST レチクルステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 516E

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長域の露光光によりマスクを照明
    し、前記マスク上のパターンを感応基板上に露光する露
    光装置において、 前記マスクを保管する保管手段と、 該保管手段と露光位置との間で、前記マスクを搬送する
    搬送手段と、 前記保管手段内の前記マスクを加熱する加熱器とを有す
    ることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記保管手段は、前記マスクを収納する
    ケースを少なくとも一つ以上有することを特徴とする請
    求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースは、収納するマスクの上面若
    しくは下面の少なくとも一方の側に前記加熱器を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項2若しくは3記載の露光装置は、
    さらに、前記加熱器によって加熱された前記マスクの温
    度情報を検知するセンサを有することを特徴とする露光
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、収納しているマスクを前
    記搬送手段により搬出入するための第1開閉口と、 該第1開閉口と対面する第2開閉口とを有し、 前記第2開閉口は、前記第1開閉口に同期して開閉動作
    することを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の露光装置は、さらに当該
    露光装置を覆うチャンバと、 前記保管手段を前記チャンバ内で隔離するための隔壁と
    を有することを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 前記隔壁によって隔てられた前記保管手
    段を含む空間は、前記チャンバ内において相対的に気圧
    が低い空間であることを特徴とする請求項6記載の露光
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の露光装置は、さらに、前
    記加熱器によって加熱された前記マスクの変形を補正す
    る補正手段を有することを特徴とする請求項1記載の露
    光装置。
  9. 【請求項9】 前記マスクは蛍石からなることを特徴と
    する請求項1記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 所定波長域の露光光によりマスクを照
    明し、前記マスク上のパターンを感光基板上に露光する
    露光装置において、前記マスクを保管する保管手段と、
    前記保管手段内に設けられた前記マスクの温度情報を検
    知するセンサとを有することを特徴とする露光装置。
  11. 【請求項11】 前記マスクの温度情報は、前記マスク
    の熱膨張が飽和する温度であることを特徴とする請求項
    10記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 所定波長域の露光光によりマスクを照
    明し、前記マスク上のパターンを基板上に転写する露光
    方法において、前記マスクの熱膨張が飽和状態に達する
    情報を算出し、前記露光光により前記マスクを照明する
    前に、前記算出された前記情報に基づいて前記基板を加
    熱することを特徴とする露光方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の露光方法において、
    前記露光光により前記マスクを照明する前に、前記加熱
    されたマスクのパターンの像の位置と前記基板上のマー
    クを検出可能な検出光学系の検出位置との位置関係を管
    理することを特徴とする露光方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の露光方法において、
    前記マスクへの照明は、マスク上に設けられた円弧状の
    照明領域に対して行うことを特徴とする露光方法。
  15. 【請求項15】 前記マスクは蛍石からなることを特徴
    とする請求項12記載の露光方法。
  16. 【請求項16】 パターンが形成されたマスクを収納す
    るケースにおいて、 前記マスクを搬出入するための開閉口と、 該開閉口から搬入された前記マスクを保持する保持手段
    と、 該保持手段に保持された前記マスクを加熱する加熱器
    と、を設けたことを特徴とするマスク収納ケース。
  17. 【請求項17】 前記加熱器は、前記マスクの上面若し
    くは下面の少なくとも一方の側に設けられていることを
    特徴とする請求項16記載のマスク収納ケース。
  18. 【請求項18】 所定波長域の露光光によりマスクを照
    明し、前記マスク上のパターンを感応基板上に露光する
    露光装置において、 前記マスクを保管するマスク保管部と露光位置との間
    で、前記マスクを搬送する搬送手段と、前記搬送手段に
    より前記マスク保管部から露光位置に前記マスクを搬送
    する途中で、前記マスクを加熱する加熱器とを有するこ
    とを特徴とする露光装置。
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