JP2005325895A - ころ軸受およびその保持器の製造方法 - Google Patents

ころ軸受およびその保持器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 潤滑性能に優れ、しかも異物をかみ込ませないころ軸受およびその保持器の製造方法を提供することである。
【解決手段】 リング状にした保持器1の外周面2に、軸中心線に平行な多数のポケット3を形成し、このポケット3にころ5を回転自在に組み込むとともに、上記保持器1の側面には、上記外周面2に対して内径方向に折曲げた形状を有する環状片7,7を形成したころ軸受において、保持器1の上記外周面2内側、環状片7,7内側あるいはそれらが交わるコーナー部8,8内側のいずれか、またはそれら外周面2内側、環状片7,7内側あるいはそれらが交わるコーナー部8,8内側にまたがって、保持器1の円周方向に連続する凹部9,9を形成した点に特徴を有する。
【選択図】 図3(A)

Description

この発明は、針状ころを組み込んだころ軸受およびその保持器の製造方法に関する。
この種のころ軸受は、図9に示すプロセスを経て形成されていた。すなわち、バー材またはパイプ材を切断加工(S1)し、それを旋削加工(S2)で所期の形状に仕上げ、その後に窓抜き(S3)、幅研削(S4)、熱処理(S5)、外周研削(S6)および表面処理(S7)を施して目的のころ軸受を形成していた。しかし、上記旋削加工のコストが高いことから、最近ではロール成形が行われている。そして、このロール成形によるころ軸受として、図7、図8に示すものが従来から知られているが、この図7、図8における保持器51は、ロール成形によって製造される。そして、その製造方法は、特許文献1に記載されるとおりであるが、その製造方法を、図6(A)〜図6(C)に示している。
まず、図6(A)に示すように、軸方向中央部に台形溝61aを設けた内径ロール61と、軸方向中央部に上記台形溝61aに対応させた台形凸部62aを設けた外径ロール62との間に、図示のとおり保持器51となる円筒状部材60をセットする。そして、この円筒状部材60が軸方向にずれないよう、その両端60a,60bを一対のガイドロール63,63で押圧する。
上記状態から、内径ロール61と外径ロール62とを圧接させながら内径ロール61を回転駆動する。このように、内径ロール61と外径ロール62とを圧接させることによって、円筒状部材60の軸方向中央部には、上記内径ロール61の台形溝61aおよび外径ロール62の台形凸部62aに沿った台形溝部56が形成される。
上記のようにして台形溝部56が形成された円筒状部材60は、図6(B)に示すように、駆動チャック64内にチャッキングするとともに、円筒状部材60の内側に幅面用ロール65を挿入して、駆動チャック64内で筒状部材60が移動しないようにしっかりと保持する。この状態から、円筒状部材60の一方端60aに第1折り曲げロール66を図面斜め下方向から押し当てると、上記一方端60aは、所定の中間角度、例えば45°程度に折り曲げられる。
上記円筒状部材60の一方端60aが中間角度に折り曲げられたら、図6(C)に示すように、その折り曲げ部分に第2折り曲げロール67を図面下方向から押し当てて、ほぼ90°程度の角度まで折り曲げ角度を深める。
同様に、円筒状部材60の他方端60bを折り曲げることによって、上記環状片57,57が形成される。
上記のように、円筒状部材60に台形溝部56、環状片57,57を形成することによって、図7に示すころ軸受の保持器51が製造される。
上記のようにして製造した保持器51は、図8に示すように、その外周面52に、この保持器51に組み込む軸(図示していない)の軸線と平行な多数のポケット53が形成される。また、このポケット53間には、保持器51の外周面52を折曲してなる保持部54が形成される。そして、上記ポケット53にはころ55を回転自在に組み込むものである。
なお、上記した保持部54は、外周面52と同一レベルの水平部からなるころ脱落防止部54a,54aと、このころ脱落防止部54a,54aよりも内周側に設けた下段水平部54bと、この下段水平部54bと上記ころ脱落防止部54a,54aとをつなぐ一対の傾斜部からなる案内面54c,54cとを備えている。これら下段水平部54bと案内面54c,54cとで台形溝部56を形成している。
また、上記ころ脱落防止部54a,54aの外側には、保持器51の外周縁を折曲げた形状にしてなる環状片57,57を形成している。そして、上記ころ脱落防止部54a,54aと環状片57,57とが交わる部分をコーナー部58,58としている。
特開2000−205273号公報
上記のようにして製造したころ軸受の保持器51では、上記コーナー部58,58に、図7に示すように浅い円弧58a,58aが形成される。なぜなら、上記した各折り曲げ工程における曲げ応力が角の部分に集中するが、金属を曲げることになるので直角には曲がらずにその部分に浅い円弧58a,58aが形成される。
上記のようにコーナー部58,58が浅い円弧58a,58aになっているタイプのころ軸受を、例えば、2サイクルエンジンの連結部に用いた場合には、クランク室にガソリンと潤滑油の混合気が送られる。したがって、潤滑は混合気中の潤滑油で行われることになり、その分潤滑条件が厳しいものとなる。その上、遠心力と慣性力とを受ける厳しい負荷条件と、エンジン内の高温という雰囲気とが相乗的に作用して、保持器のすべり接触部分や転動面等で油膜切れが起こることがあった。
また、この種のころ軸受は、上記したように厳しい潤滑条件の下にあると、ピストンの摩耗粉等が軸受内部に侵入しやすくなる。もし、軸受内部に摩耗粉が侵入してしまうと、軸受としての機能が低下し、その寿命が低下するおそれがある。
この発明の目的は、潤滑性能に優れ、しかも異物をかみ込ませないころ軸受およびその保持器の製造方法を提供することである。
第1の発明は、リング状にした保持器の外周面に、軸中心線に平行な多数のポケットを形成し、このポケットにころを回転自在に組み込むとともに、上記保持器の側面には、上記外周面に対して内径方向に折曲げた形状を有する環状片を形成したころ軸受において、保持器の上記外周面内側、環状片内側あるいはそれらが交わるコーナー部内側のいずれか、またはそれら外周面内側、環状片内側あるいはそれらが交わるコーナー部内側にまたがって、保持器の円周方向に連続する凹部を形成した点に特徴を有する。
なお、この発明の軸受は、その用途が特に限定されるものではない。2サイクルエンジン、4サイクルエンジン、ミッション、その他産業機械等いずれの用途にも使えること当然である。
第2の発明は、ロール成形によってころ軸受における保持器を製造する方法であって、円筒状部材の内側に配置する芯金ロールと、円筒状部材の外側に配置する外径ロールとを備え、上記芯金ロールは、円筒状部材に形成する台形溝部に対応する台形溝を形成するとともに、その台形溝よりも外方両側に押圧角部を設け、上記外径ロールは、その中央部に上記芯金ロールの台形溝に対応する台形凸部を形成し、この台形凸部よりも外方両側に円筒状部材を保持する保持面を形成し、この保持面から当該外径ロールの底部に向かって円弧状にしたガイド面を設けてなり、一対の曲げダイスの保持面間に保持した円筒状部材を、外径ロールと芯金ロールとの間で挟み込んで円筒状部材を絞り込むことによって、台形溝および台形凸部に挟まれた円筒状部材が絞り込まれて、その部分の肉が外側に逃げるとともに、円筒状部材の外側が上記押圧角部を支点にしてガイド面に沿って折り曲げられる一方、台形溝および台形凸部に挟まれた部分の肉移動が押圧角部を支点にした折り曲げ部分からさらに外側に移動する過程で、完成した保持器の環状片の基端に凹部が形成されるプロセスを経る点に特徴を有する。
第1の発明によれば、保持器の外周面と環状片とが交わるコーナー部等であって、保持器の円周方向に連続させた凹部を形成したので、例えば、この種のころ軸受を、2サイクルエンジンのコンロッドの大径ボスとクランクピンの連結部に用いた場合に、ガソリンと潤滑油との混合気に満たされている雰囲気に置かれるが、このとき上記潤滑油がこの凹部に保持されることになる。このように凹部に潤滑油が保持されれば、ころ端面との潤滑効果の向上が図れ、ころ端面における発熱による焼き付きの防止効果も期待でき、その分、ころ軸受としての寿命をのばすことができる。
また、このころ軸受の使用条件によっては、保持器は、金属の摩耗粉等の異物が発生する雰囲気中に置かれること前記したとおりであるが、第1の発明によれば、この異物が潤滑油とともに凹部に溜められ、ころの転動面側に流出しにくくなるので、異物による障害を取り除くことができる。
第2の発明によれば、外径ロールと芯金ロールとで円筒状部材を絞り込むことによって、環状片の内側に凹部が形成される。したがって、凹部を形成するためのコストを大幅に減少させることができる。
この発明の実施形態におけるころ軸受の保持器1は、ロール成形によって製造されるが、旋削加工(S2)のステップをロール成形に変更した以外は、図9に示すプロセスと全く同様のプロセスを経て保持器1が形成されるものである。
そして、上記保持器1の製造装置10は、図1(A)に示すように、芯金ロール11と、外径ロール12とからなる。この外径ロール12は、成形ダイス13と、この成形ダイス13の両端に設けた曲げダイス14,14とで構成している。
上記芯金ロール11は、その軸方向両端に押圧突部11a,11aを形成するとともに、この押圧突部11a,11a間をへこませて台形溝11bとしている。このようにした押圧突部11a,11aの外側の押圧角部11c,11cはほぼ直角にしている。また、外径ロール12の成形ダイス13は、その外周における軸方向中央部を出っ張らせて台形凸部13bとするとともに、この台形凸部13bの両側には、台形凸部13bに対して段差を設けた押し付け面13a,13aを設けている。
さらに、外径ロール12の曲げダイス14,14には、成形ダイス13と接触している側の側面14a,14aよりも、成形ダイス13の外側に位置させた保持面14b,14bを形成している。そして、これら保持面14b,14b間で、円筒状部材16を保持するようにしている。このように保持面14b,14b間で円筒状部材16を保持したとき、円筒状部材16の外周面16aが、図1(A)に示すように、上記台形凸部13bの頂に接触する関係にしている。
また、上記保持面14b,14bと側面14a,14aとの間を円弧状にして、その円弧部分をガイド面14c,14cとしている。
そして、上記成形ダイス13の押し付け面13aと曲げダイス14,14の側面14a,14aとで、直角部15,15を形成している。
上記構成にした製造装置10を用いて、上記保持器1を製造する方法を、図1(A)〜図1(D)に基づいて説明する。
まず、図1(A)に示すように、保持器1となる円筒状部材16を、その両端16b,16bが曲げダイス14,14の保持面14b,14bに接触するように外径ロール12内に挿入すると、上記円筒状部材16は、曲げダイス14,14に形成した保持面14b,14bで保持される。このように保持面14b,14bで円筒状部材16を保持することによって、円筒状部材16の外周面16aが成形ダイス13の台形凸部13bに接触する。
上記のように外径ロール12に円筒状部材16を保持させたら、次にこの円筒状部材16内に芯金ロール11を挿入するとともに、その台形溝11bと、成形ダイス13の台形凸部13bとを対向させる。そして、この芯金ロール11を、外径ロール12側である円筒状部材16の内周面16cに押し付けながら、外径ロール12を回転させると、芯金ロール11および円筒状部材16もそれにともなって回転する。
上記のように外径ロール12を芯金ロール11に押しつけて円筒状部材16を絞ると、まず、押圧角部11cが円筒状部材16に接触して、円筒状部材16を、押圧角部11cを支点にして折り曲げる。このとき、図1(B)に示すように、押圧角部11cが円筒状部材16に食い込んでその部分に食い込み凹部9aが形成される。このとき、円筒状部材16の外側はガイド面14cに圧接してその部分に凹みbが形成されるが、この凹みbは、当該保持器が完成した後に、図9で示す幅研削(S4)によって削り取られる。
上記の状態で円筒状部材16をさらに絞り込むと、台形凸部13bと台形溝11bとの間にある円筒状部材16の絞り量が、円筒状部材16の端部の絞り量よりも大きいので、台形凸部13bと台形溝11bとの間の円筒状部材16の肉が、図1(C)に示す矢印R方向に移動する。このとき、上記円筒状部材16の端部の肉も矢印S方向に移動するが、このときの肉の移動量は、上記した絞り量の差によってR>Sとなる。このような肉の移動によって、先に説明した食い込み凹部9aが、図1(D)および図2に示すように、当該保持器1が完成したときに凹部9が残ることになる。
上記のようにして製造した第1実施形態の保持器1は、前記図9に示すステップ(S3)〜ステップ(S7)の処理工程を経る。そして、図3(A)に示すように、保持器1の外周面2には、この保持器1に組み込む軸(図示していない)の軸線と平行なポケット3を窓抜き加工によって複数形成する。また、このポケット3間には、保持器1の外周面2を折曲してなる保持部4が形成される。そして、上記ポケット3にころ5を回転自在に組み込むものである。
なお、上記した保持部4は、外周面2と同一レベルのころ脱落防止部4a,4aと、このころ脱落防止部4a,4aよりも内周側に設けた下段水平部4bと、この下段水平部4bと上記ころ脱落防止部4a,4aとをつなぐ一対の案内面4c,4cとを備えている。そして、これら下段水平部4bと案内面4c,4cとで台形溝部6が形成される。
また、上記ころ脱落防止部4a,4aの外側には、保持器1の外周縁を折り曲げた形状にしてなる環状片7,7が形成される。
さらに、図3(A)および図3(B)に示すように、環状片7,7の内側であって、ころ脱落防止部4a,4aと交わるコーナー部8,8付近には、凹部9,9が形成されるが、凹部9,9が形成される原理は前記したとおりである。
上記したことからも明らかなように、保持器1のコーナー部8に凹部9を形成するためには、肉の流れを規制することが必要であるが、そのためには、当該円筒状部材16を図1(A)〜図1(C)で示すロール成形を施す必要がある。
そして、凹部9を形成した保持器1を有するころ軸受を、例えば、2サイクルエンジンのコンロッドの大径ボスとクランクピンとの連結部に用いたときにも、特に問題は発生しなかったが、その理由は次のとおりである。
例えば、保持器1がガソリンと潤滑油との混合気に満たされた雰囲気におかれたとき、そのときの潤滑油が凹部9,9内に流入する。このように凹部9,9内に流入した潤滑油は、凹部9,9に溜められることになる。凹部9,9に潤滑油が溜められれば、ころ端面との潤滑効果の向上が図れるので、その分、ころ軸受としての寿命をのばすことができる。
また、このころ軸受の使用条件によっては、保持器は、金属の摩耗粉等の異物が発生する雰囲気中におかれること前記したとおりであるが、この異物は潤滑油とともに凹部9,9に溜められ、ころ5の動転面側に流出しにくくなり、さらに、軸受としての寿命をのばすことができる。
なお、上記製造方法に基づいて製造した第1実施形態の保持器1は、凹部9,9が環状片7,7の内側であって、コーナー部8,8付近に形成される。しかし、製造工程にこだわらなければ、図4に示す第2実施形態のように、凹部9,9を、保持器1の外周面2の内側であって、コーナー部8,8付近に設けてもよい。また、図5に示す第3実施形態のように、保持器1の外周面2の内側、環状片7,7の内側およびコーナー部8,8にわたって設けてもよい。要するに、凹部9,9は、ころ5の回転力が作用する箇所に設けておけば、上記保持器1の外周面2の内側、環状片7,7の内側およびコーナー部8,8のいずれに設けてもよい。
この発明の円筒状部材を芯金ロールと外径ロールとで挟み込んだ状態を示す製造過程説明図である。 円筒状部材を芯金ロールと外径ロールとで折り曲げる過程を示す製造過程説明図である。 円筒状部材を芯金ロールと外径ロールとで折り曲げる過程を示す製造過程説明図である。 台形溝部と環状片とが形成された状態を示す製造過程説明図である。 ロール成形によって保持器が形成された状態を示す断面図である。 第1実施形態におけるころ軸受の部分断面図である。 図3(A)のI部分の拡大図である。 第2実施形態における保持器の部分拡大図である。 第3実施形態における保持器の部分拡大図である。 従来の円筒状部材を内径ロールと外径ロールとで挟み込んだ状態を示す製造過程説明図である。 従来の円筒状部材を内径ロールと外径ロールとで折り曲げる過程を示す製造過程説明図である。 従来の保持器に台形溝部と環状片とが形成された状態を示す製造過程説明図である。 従来の保持器が形成された状態を示す断面図である。 従来のころ軸受の部分断面図である。 従来の旋削加工のプロセスを示す図である。
符号の説明
1 保持器
2 外周面
3 ポケット
5 ころ
6 台形溝部
7 環状片
8 コーナー部
9 凹部
11 芯金ロール
11b 台形溝
11c 押圧角部
12 外径ロール
13b 台形凸部
14 曲げダイス
14b 保持面
14c ガイド面
16 円筒状部材

Claims (2)

  1. 筒状にした保持器の外周面に、軸中心線に平行な多数のポケットを形成し、このポケットにころを回転自在に組み込むとともに、上記保持器の側面には、上記外周面に対して内径方向に折曲げた形状を有する環状片を形成したころ軸受において、保持器の上記外周面内側、環状片内側あるいはそれらが交わるコーナー部内側のいずれか、またはそれら外周面内側、環状片内側あるいはそれらが交わるコーナー部内側にまたがって、保持器の円周方向に連続する凹部を形成したことを特徴とするころ軸受。
  2. ロール成形によってころ軸受における保持器を製造する方法であって、円筒状部材の内側に配置する芯金ロールと、円筒状部材の外側に配置する外径ロールとを備え、上記芯金ロールは、円筒状部材に形成する台形溝部に対応する台形溝を形成するとともに、その台形溝よりも外方両側に押圧角部を設け、上記外径ロールは、その中央部に上記芯金ロールの台形溝に対応する台形凸部を形成し、この台形凸部よりも外方両側に円筒状部材を保持する保持面を形成し、この保持面から当該外径ロールの底部に向かって円弧状にしたガイド面を設けてなり、一対の曲げダイスの保持面間に保持した円筒状部材を、外径ロールと芯金ロールとの間で挟み込んで円筒状部材を絞り込むことによって、台形溝および台形凸部に挟まれた円筒状部材が絞り込まれて、その部分の肉が外側に逃げるとともに、円筒状部材の外側が上記押圧角部を支点にしてガイド面に沿って折り曲げられる一方、台形溝および台形凸部に挟まれた部分の肉移動が押圧角部を支点にした折り曲げ部分からさらに外側に移動する過程で、完成した保持器の環状片の基端に凹部が形成される保持器の製造方法。
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