JP2005324696A - ダッシュサイレンサ - Google Patents

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Shiroyasu Ota
城裕 大田
Kimio Sakakibara
貴美雄 榊原
Wataru Ishikawa
渉 石川
Koichi Matsuzaki
幸一 松崎
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Sekiso Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Sekiso Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 ハンドリング性を向上させて、キャビン外でインストルメントパネルへの取り付けを可能と、更に、従来後付していた部材を一体形成を可能とする。
【解決手段】 形状を保持する硬質樹脂から成る二層構造の遮音材層11と軟質材から成る吸音材層12とを貼着して形成し、遮音材層11にインストルメントパネル2に組み付ける係止孔20を設け、キャビン9外でインストルメントパネル2に取り付け可能とした。遮音材層11をブロー成形により形成し、層間の隙間を利用してデフロスタダクト14、サイドレジスタダクト15等の部材を成形時に一体形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のダッシュパネルを覆うように配設してエンジン音等の雑音がキャビンへ侵入するのを遮断するダッシュサイレンサに関し、特にインストルメントパネルに組み付けた後、車体に取り付けられるダッシュサイレンサに関する。
自動車のエンジンルームと車室(キャビン)を隔てるダッシュパネルには、エンジンルームからキャビンへの雑音の侵入を防止するためにダッシュサイレンサがダッシュパネルを覆うように設けられている。このダッシュサイレンサの構成として従来は、例えば特許文献1、或いは特許文献2に記載された構成のものがある。
特許文献1に記載されたダッシュサイレンサは、表皮材とパッド材の2層で形成され、ダッシュサイレンサの形状、材料構成を大きく変えることなく穿孔部にスペーサを一体化して配置した構成が記載されている。
また、特許文献2は、パッド体表面を硬質樹脂材から成る表皮で被い、この表皮にヒータの被組付部に対応する形状の組み付け部を一体形成した構成が記載されている。
特開昭63−144016号公報 実公平7−4991号公報
上述するように、上記特許文献1,2に開示されたダッシュサイレンサは、スペーサやヒータの組み付け部を一体に設けているが、従来のダッシュサイレンサと同様に剛性がないため、キャビン内に持ち込んで直接車体等への組み付け作業をしなければならなかった。この作業は、ダッシュサイレンサが形状的に大きく、キャビン内へ持ち込む際に、丸めたり折ったりしてしなければ成らなかったし、組み付け作業自体も剛性のない大きな部品を狭いキャビン内で取り回すため、作業性が悪く、作業工数が多く掛かっていた。
また、このようにダッシュサイレンサをキャビン内に持ち込む際に、折り畳んだり丸めたりするため、ダッシュサイレンサに予めダクト等の部品を組み付けておくことができず、全ての作業はキャビン内で行われ、作業性が悪かった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ハンドリング性を向上させて、キャビン外でインストルメントパネルへの取り付けを可能とすることで、直接キャビン内に持ち込んで車体に取り付ける作業を無くし、作業性を改善することを目的とする。また更に、従来後付していた部材を一体形成可能とすると共に、予め部材の組み付けが可能なダッシュサイレンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、エンジン音等の雑音がキャビンへ侵入するのを防ぐためにダッシュパネルを覆うように設けるダッシュサイレンサであって、形状を保持する硬質樹脂により形成された遮音材層を有し、該遮音材層は二層構造に形成されると共に、インストルメントパネルに組み付けるためのインストルメントパネル係止部を備え、インストルメントパネルに取り付けた後に車体に取り付け可能なことを特徴とする。
この構成により、形状を保持する硬質樹脂で作製した遮音材層を有するので、ハンドリング性が向上し、作業し易いキャビン外でインストルメントパネルへ容易に取り付けできる。その結果、直接キャビン内での取り付け作業をなくすことができ、組み付け時間を大幅に短縮できる。また、予めダッシュサイレンサに部材を組み付けておくことも可能となるし、遮音材層を二層構造で形成するので、遮音性能を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、遮音材層は、ブロー成形により二層構造に形成されることを特徴とする。
このように、ブロー成形により作製することで、二層構造の遮音材層を容易に作製できる。更に、二層間の隙間を変化させることも容易に実施でき、ダクト等の空間を容易に作製できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、二層構造遮音材層の層間の一部にダクトとして使用可能な空間を成形してなることを特徴とする。
この構成により、例えばデフロスタダクトを遮音材層内に形成でき、別途部材を取り付けて形成する必要が無くなる。結果、部品点数を削減できるし組み付け工数も削減できる。また、ダクト等が振動音を発する様なこともなくなる。
更に、ダクトが単体では扱い難い形状、或いは大きさであっても、遮音材層に一体形成することで、そのような問題は発生せず、エアコンユニットの設置位置の自由度を増大させることができる。また、ダクトは、ダッシュサイレンサ設置面に平行な幅広な断面を有するよう形成できるので、インストルメントパネル内の前後方向スペースの節約にも効果的である。
尚、ダクトとは、上述する空調のためのデフロスタダクトの他、エアコンのサイドレジスタダクト、更には各種配線の為のダクトを言う。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、硬質樹脂は、タルク等の充填材が添加され、比重が0.9〜1.3であることを特徴とする。
この構成により、硬質樹脂層の軽量化を図ることができ、作業者に負担が掛かるようなこともなくなる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、遮音材層のエンジンルーム側が、フェルト、発泡ウレタン樹脂等の軟質材から成る吸音材層で覆われてなることを特徴とする。
この構成により、軟質材から成る吸音材層を有するので、エンジンルームからの音の遮断を効果的に実施できる。また、吸音材層が遮音材層とダッシュパネルの間の隙間を閉塞するので、遮音材層の振動音が発生するようなことがないし、ダクト形成部に結露が発生してもダッシュパネルの腐食の防止に役立つ。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、インストルメントパネル係止部のエンジンルーム側が、吸音材層で覆われてなることを特徴とする。
この構成により、インストルメントパネル係止部に隙間等が発生してもキャビンへの音漏れを防止できる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの発明において、遮音材層上端は、インストルメントパネル支持部であって、インストルメントパネル先端を支持して下方に垂下するのを防止することを特徴とする。
この構成により、インストルメントパネル先端が垂下してフロントガラスとの間に隙間が発生してエンジン音がキャビンに漏れるようなことがない。
請求項8の発明は、請求項5乃至7の何れかの発明において、吸音材層上端と遮音材層上端との間に、インストルメントパネル先端挿入部を有し、車体に組み付けた際に、前記吸音材層上端がウインドガラスとインストルメントパネル先端部とで挟持されることを特徴とする。
この構成により、ウインドガラスとインストルメントパネルとの間に吸音材層が配置されるので、ウインドガラスとインストルメントパネルとの間に隙間が発生するようなことがなく、音漏れを確実に防止することができる。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかの発明において、遮音材層は、一体に形成されたワイヤハーネス係止部を有することを特徴とする。
この構成により、ワイヤハーネス係止部を別途設けることなく、ワイヤハーネスをダッシュサイレンサに組み付けることができ、部材を削減できる。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの発明において、エンジンルームのワイヤハーネスと、ダッシュパネル内のワイヤハーネスと、を連結するための電気接続箱を有する、或いは前記電気接続箱を装着する装着穴を有することを特徴とする。
この構成により、エンジンルーム側ワイヤハーネスとキャビン側ワイヤハーネスをダッシュパネルを介して接続でき、ワイヤハーネスをダッシュサイレンサに貫通させる必要がなくなり、作業性が向上する。また、ワイヤハーネス挿通のための孔がないので、音が漏れる様なことがない。
このように本発明によれば、形状を保持する硬質樹脂で作製した遮音材層を有するので、ハンドリング性が向上し、キャビン外でインストルメントパネルへ容易に取り付けできる。その結果、直接キャビン内での取り付け作業をなくすことができ、組み付け時間を大幅に短縮できる。また、予めダッシュサイレンサに部材を組み付けておくことも可能となる。
また、遮音材層を、ブロー成形により二層構造に形成するので、二層構造を利用してダクトを遮音材層に一体形成でき、別途ダクトを作製して組み付ける必要が無くなり、部品点数を削減できるし組み付け工数も削減できる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るダッシュサイレンサの実施形態の一例を示し、自動車に組み付けた状態の断面説明図を示している。図1において、1はダッシュサイレンサ、2はインストルメントパネル(以下、単にインパネとする。)、3はウインドガラスである。また、4はオーディオ、5はエアコンユニット、6はワイヤハーネス、7は多目的表示部を示している。
ダッシュサイレンサ1は、形状を保持する硬質樹脂から成る遮音材層11と、軟質材から成る吸音材層12とで構成され、吸音材層12は遮音材層11のエンジンルーム8側を覆うように遮音材層11に貼着されている。
遮音材層11は二層で形成され、エンジンルーム8側の一方の層(第1層)11aは、エンジンルーム8とキャビン9を隔離するダッシュパネル(図示せず)の形状に合わせた形状で作製され、吸音材層12を介してダッシュパネルに密着可能に形成されている。一方、キャビン9側に配置される他方の層(第2層)11bは、必要に応じて多様な形状で形成されている。例えば、図1において、14はデフロスタダクト、15はエアコンのサイドレジスタダクトであり、これらは第2層11bを成形することで遮音材層11に一体に形成されている。
また、17はエンジンルーム8側のワイヤハーネスとインパネ内のワイヤハーネスを接続する電気接続箱、18はワイヤハーネスを係止して保持するワイヤハーネス係止部、19はエアコン配管のための貫通孔、20はインパネ係止部としての係止孔を示している。
デフロスタダクト14及びサイドレジスタダクト15は、遮音材層11の第2層11bをキャビン9側に膨出させて凸状部を設け、二層間の隙間を膨出して形成されている。また、双方のダクト14,15の断面はダッシュサイレンサ1設置面に平行な幅広な断面を有して断面略四角形で形成されている。ダクト周囲の遮音材層11の二層構造部との境には双方の層11a,11bからリブ21a,21bが突設され、リブ21a,21b同士を密着させることでダクト14,15を周囲の二層間の隙間と分離している。尚、ダクト14,15のエアコンユニット5との連結孔14a,15a、或いはキャビン9内への送風口22等は、成形後に穿設される。
電気接続箱17は、遮音材層11とは別体で形成されたものが、組み付けられている。遮音材層11には、電気接続箱17を挿入係止する組み付け孔23が形成され、挿入した電気接続箱17を係止して固定している。また、組み付け孔23に対応した吸音材層12には孔が穿設される。
このように、電気接続箱を設けることで、エンジンルーム側ワイヤハーネスとキャビン側ワイヤハーネスをダッシュパネルを介して接続でき、ワイヤハーネスをダッシュサイレンサに貫通させる必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。また、ワイヤハーネス挿通のための孔がないので、音が漏れる様なことがない。また、遮音材層が硬質樹脂で形成されることにより、電気接続箱は良好に組み付けでき、ダッシュサイレンサに予め組み付けておくことができる。
尚、この電気接続箱17は、そのハウジングを遮音材層11に一体形成しても良く、この場合、ワイヤハーネスの接続端子のみ後から組み込めば良い。
ワイヤハーネス係止部18は、デフロスタダクト14,サイドレジスタダクト15の間の凹部を利用して形成されている。図1に示すように、発生する凹部を利用することで、ワイヤハーネス係止部18は別途部材を取り付けることなく容易に形成できる。尚、凹部でなくても段差部がある場合は、段差部を利用することでも容易に形成できるし、別途係止用の突起を遮音材層11に一体形成しても良い。また、貫通孔19は、成形後に穿設形成される。
ここで、遮音材層11を構成する硬質樹脂について説明すると、例えば、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)、或いはPE樹脂(ポリエチレン樹脂)にタルク等の充填材を添加して、比重を1.1として形成したものが使用されている。尚、比重は0.9〜1.3であれば、強度とハンドリング性の双方を良好に維持できる。
そして、遮音材層11のダクト等を形成しない単純な二層構造の部位(図1において下方)は、樹脂の厚みは一層あたり略2mmで形成されている。また、ダクト14,15を形成した部位、或いは他の部材を形成した部位は、4.0mm以上の厚みで作製しても良く、厚く形成することでダクト部の強度維持やリブ21a,21bの係止作用を良好に発揮できる。
この二層構造は、ブロー成形により作製される。円筒状のパリソンを外形と内形から成る成形型により型締めし、パリソン内に空気を注入して成形型に押し当てる公知のブロー成形方法により成形され、この工程を利用して、デフロスタダクト14やサイドレジスタダクト15等を二層間の隙間を利用して容易に作製できる。また、ワイヤハーネス係止部18も同様に容易に作製できる。
尚、二層構造部の遮音材層の樹脂厚は、2mmでなくとも良いが、PP、或いはPE樹脂の場合、0.5mm未満であれば遮音機能が低下するし破断しやすい。また4.0mmを超えると、遮音機能は良好であるが、重量が増加してハンドリング性に難を生ずるため、0.5〜4.0mmが好ましい。また、遮音材層11に適用できる硬質樹脂は、PP或いはPEでなくとも良く、例えばアクリル、ポリエチレン、ナイロン等の合成樹脂を使用することもできる。また、充填材に関してもタルクに限定するものでなく、例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、プラスチックバルーン等を使用しても良い。
図2は、遮音材層11を単層で形成した場合と本発明の二層構造で形成した場合の遮音特性を示している。図2において、D1が単層に形成した遮音材層の特性、D2が二層に形成した遮音材層の特性であり、この特性図からわかるように、遮音材層11を二層構造にすることで、単層構造に比べて2〜4dB遮音性を向上させている。このように、遮音にも効果的である。
一方、吸音材層12は、例えばフェルトや発泡ウレタン樹脂が使用できるし、他の素材としてナイロン等の合成繊維にポリエチレン等の熱融着性繊維を合わせた不織布を使用することもできる。この吸音材層により、ダッシュサイレンサの遮音材層に硬質樹脂を採用しても、ダッシュパネルとの接触部で異音が発生するようなことが無くなるし、エンジン音等を吸音するため、遮音材層と合わせて更にエンジン音等を効果的に遮断できる。また、ダクト形成部の結露によるダッシュパネルの腐食の防止に役立つ。
また、係止孔20は、遮音材層11の上端に帯状に突設されたリップ部25に複数箇所設けられ、係止孔20に対応するインパネ2の上部先端部には、係止突起26が設けられ、係止孔20に係止突起26を挿入してダッシュサイレンサ1はインパネ2に取り付けられる。尚、リップ部25の背部は吸音材層12が被うよう配設され、係止孔20から音漏れが生じないように構成されている。
更に、遮音材層11の上端と吸音材層12との間には隙間が形成され、インパネ先端挿入部27が形成されている。このインパネ先端挿入部27にインパネ2の先端を挿入して、車体に取り付けることで、インパネ2とウインドガラス3の間に吸音材層12が配置され、インパネ2とウインドガラス3の間に隙間が発生するのを防いでいる。また、リップ部25上端は、挿入されたインパネ2先端部を支持するインパネ支持部であって、インパネ2先端が垂下するのを阻止している。この構成により、ダッシュサイレンサ1とウインドガラス3の間から音漏れが発生することがないし、インパネ2とウインドガラス3の間から音漏れが発生するようなこともない。
このように、本発明のダッシュサイレンサは、形状を保持する硬質樹脂で作製した遮音材層を有するので、ハンドリング性が向上し、作業がし易いキャビン外でインパネへ容易に取り付けできる。その結果、直接キャビン内での取り付け作業をなくすことができ、組み付け時間を大幅に短縮できる。また、予めダッシュサイレンサに部材を組み付けておくことも可能となる。
また、二層構造の遮音材層はブロー成形により容易に形成できるし、二層構造とすることで、層間の隙間を利用してデフロスタダクトやサイドレジスタダクト等のダクト類を容易に作製することができる。また、他の部材を遮音材層に一体形成することも可能であり、組み付け工数を削減できるし、部品点数も削減できる。但し、遮音材層はブロー成形以外の形成方法で作製することは可能であり、そうしても勿論差し支えない。
また、一体形成することでダクト等が振動音を発することもないし、二層構造とすることで遮音性能を上げることができる。
更に、ダクト類が単体では扱い難い形状、或いは大きさであっても、遮音材層に一体形成することで、そのような問題は発生せず、エアコンユニットの設置位置の自由度が増すし、硬質樹脂を使用しても軽量化を図っているので、作業者に負担が掛かるようなことがない。
また、ダクトは、ダッシュサイレンサ設置面に平行な幅広な断面を有するよう形成できるので、インパネ内の前後方向スペースの節約にも効果的であるし、ワイヤハーネス係止部を別途設けることなく、ワイヤハーネスをダッシュサイレンサに組み付けることができ、部材を削減できる。
本発明に係るダッシュサイレンサの実施形態の一例を示し、車体に取り付けた状態の断面説明図である。 単層の遮音材層と二層構造の遮音材層の遮音特性を比較した遮音特性図である。
符号の説明
1・・ダッシュサイレンサ、2・・インストルメントパネル、3・・ウインドガラス、6・・ワイヤハーネス、8・・エンジンルーム、9・・キャビン、11・・遮音材層、11a・・第1層、11b・・第2層、12・・吸音材層、14・・デフロスタダクト(ダクト)、15・・サイドレジスタダクト(ダクト)、17・・電気接続箱、18・・ワイヤハーネス係止部、19・・エアコン配管貫通孔、20・・係止孔(インストルメントパネル係止部)。

Claims (10)

  1. エンジン音等の雑音がキャビンへ侵入するのを防ぐためにダッシュパネルを覆うように設けるダッシュサイレンサであって、
    形状を保持する硬質樹脂により形成された遮音材層を有し、該遮音材層は二層構造に形成されると共に、インストルメントパネルに組み付けるためのインストルメントパネル係止部を備え、インストルメントパネルに取り付けた後に車体に取り付け可能なことを特徴とするダッシュサイレンサ。
  2. 遮音材層は、ブロー成形により二層構造に形成される請求項1記載のダッシュサイレンサ。
  3. 二層構造遮音材層の層間の一部にダクトとして使用可能な空間を成形してなる請求項1又は2記載のダッシュサイレンサ。
  4. 硬質樹脂は、タルク等の充填材が添加され、比重が0.9〜1.3である請求項1乃至3の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
  5. 遮音材層のエンジンルーム側が、フェルト、発泡ウレタン樹脂等の軟質材から成る吸音材層で覆われてなる請求項1乃至4の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
  6. インストルメントパネル係止部のエンジンルーム側が、吸音材層で覆われてなる請求項5記載のダッシュサイレンサ。
  7. 遮音材層上端は、インストルメントパネル支持部であって、インストルメントパネル先端を支持して下方に垂下するのを防止する請求項1乃至6の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
  8. 吸音材層上端と遮音材層上端との間に、インストルメントパネル先端挿入部を有し、車体に組み付けた際に、前記吸音材層上端がウインドガラスとインストルメントパネル先端部とで挟持される請求項5乃至7の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
  9. 遮音材層は、一体に形成されたワイヤハーネス係止部を有する請求項1乃至8の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
  10. エンジンルームのワイヤハーネスと、ダッシュパネル内のワイヤハーネスと、を連結するための電気接続箱を有する、或いは前記電気接続箱を装着する装着穴を有する請求項1乃至9の何れかに記載のダッシュサイレンサ。
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