JP2005323729A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スピーカ筐体11の前蓋部材61の下側面を構成する下面延出部68の前側端縁部に、前側平板部64の左右方向全幅に渡って対応するように下方向に所定高さ(約0.2mm〜3mmの高さ寸法である。)のリブ部12を突設する。このリブ部12は、スピーカ筐体11を外枠2に装着した場合に、この外枠2の下端面に対向する位置又は該下端面よりわずかに下側に突出する(例えば、外枠2の下端面に対して約0.0mm〜2.0mm下方向に突出する。)ように構成されている。
【選択図】 図4
Description
例えば、矩形に形成される外枠は、上辺を構成する木製の上枠部材と、下辺を構成する合成樹脂製の下枠部材と、左辺を構成する木製の左枠部材および右辺を構成する合成樹脂製の右枠部材とから基本的に構成されている。そして、コーン形スピーカ等により構成される左右一対の出力装置は、この合成樹脂製の側断面L字形の下枠部材の裏側に取付けられている。更に、下枠部材の裏側には、左右の出力装置の後側を被覆し得る収容ケースが配設され、所謂エンクロージャー構造の収容部が画成された構造のパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、この下枠部材を左枠部材及び右枠部材と同じ幅寸法の木製にして、外枠の内枠より下側部分の前面部に合成樹脂製のスピーカユニットを設けた場合には、この下枠部材の任意の位置に木ネジや釘等を打ち付けて遊技場の既存の設置設備に容易に取り付けることができるが、下枠部材の幅寸法が内枠の厚さ寸法だけ短くなるため、内枠に取り付けられている各種部品の重量によって該遊技機が輸送途中に内枠側(前面側)に転倒して破損する虞があるという問題がある。そこで、合成樹脂製のスピーカユニットの下面部を下枠部材の底面部と同じ位置になるように成形することが考えられるが、樹脂成形品の肉厚寸法を大きくして寸法精度を高くした場合には、製造コストアップになるという問題がある。また、合成樹脂製のスピーカユニットの剛性を高めるために肉厚寸法を大きくした場合には、該スピーカユニットの内部の容量が少なくなるという問題がある。
また、このスピーカ筐体は、下側の横枠板及び各縦枠板の前面部から内枠の前面部まで前側方向に膨出される正面視横長四角形の合成樹脂製の前蓋部材と、この前蓋部材の背面部を覆うと共に前記横枠板の前面上端縁部より上側部分が裏側方向に膨出される合成樹脂製のスピーカ収容部材と、から構成されている。また、この前蓋部材の裏面には、スピーカが配設されている。また、この前蓋部材の下側面には、支持部がに突設されている。この支持部は、該スピーカ筐体を外枠に取り付けた場合に、該支持部の下端面が前記横枠板の底面部と同じ位置又は該底面部よりわずかに突出するように下方向に突設されている。
図1及び図2に示すように、実施例1に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すパチンコ機で、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1乃至図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して不図示の遊技盤上の遊技領域を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース22を介して払い出される賞球を受ける上皿7が合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10A(図3参照)へ送られるよう構成されている。
また、図4に示すように、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、後述のように左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置又は該下端面よりわずかに下側に突出するように下方向に突設されるリブ部12が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク20は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球ケース22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球ケース22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、機構セット盤20には、賞球ケース22の下流側に、賞球を上皿7に案内する賞球案内通路部(不図示)や、賞球タンク21やタンクレール23内のパチンコ球を抜くための球抜き通路の排出口37が下向きに開口され、パチンコ球が下方に排出されるように構成されている。また、該賞球ケース22の下流側には、上皿7から溢れて賞球案内通路部を流れた賞球を下部受皿ボックス35まで案内する下皿排出路が形成されている(不図示)。また、この下皿排出路の横側(図3中、左側)には、入賞球を排出する入賞球排出通路の排出口38が下向きに開口され、入賞球が下方に排出されるように構成されている。
図5に示すように、外枠2は上下に対向する一対の横枠板41、42と、左右に対向する一対の縦枠板43、44とにより矩形に形成されている。各横枠板41、42及び縦枠板43、44は強度の高い合板で形成されており、それぞれ合板を切断加工することで個々に図示のような所定の寸法形状に予め形成されている。
また、各横枠板41、42及び縦枠板43、44は、ほぼ同じ幅寸法及び同じ厚さ寸法(実施例1では、例えば、厚さ寸法は約18〜20mmである。)に形成されている。そして、各縦枠板43、44の長手方向両端縁部の幅方向中央部には、高さ寸法及び厚さ寸法が板厚寸法にほぼ等しくなるように外側に突き出すように形成される断面四角形の各凸部46が形成されている。また、各横枠板41、42の長手方向両端縁部の幅方向中央部の各凸部46に対向する位置には、幅寸法及び深さ寸法が各凸部46の断面形状にほぼ等しくなるように形成された各凹部47が形成されている。そして、各縦枠板43、44の各凸部46は、各横枠板41、42の各凹部47に嵌入されて、各横枠板41、42及び各縦枠板43、44は、それぞれ互いに直角に交差した状態で組み付けられ、4つの各コーナにおいて、それぞれ3本の釘や木ネジ等の固定部材48によって互いに結合されている。これにより、図5に示した結合状態では、各横枠板41、42及び縦枠板43、44の各前面部(図5中、手前側の面)は、同一平面上に位置するように形成されている。
また、図4及び図5に示すように、下側の横枠板42には、各縦枠板43、44より内側の左右方向ほぼ全幅に渡って、前端縁部から幅方向略中央位置まで、位置決め凹部として機能する所定深さ(実施例1では、例えば、深さ寸法は約5〜9mmで、板厚の約1/3の深さ寸法である。)のスピーカ取付凹部55が予め形成されている。
図4、図6乃至図8に示すように、スピーカ筐体11は、下側の横枠板42及び各縦枠板43、44の前面部から内枠3の前面部まで前側方向に膨出される正面視横長四角形の合成樹脂製の前蓋部材61と、該前蓋部材61の背面部の周縁部を覆う平板部62Aと、該平板部62Aの下側の横枠板42の前面上端縁部より上側の部分から裏側方向に膨出される膨出部62Bとを有する合成樹脂製のスピーカ収容部材62と、から構成されている。また、前蓋部材61の左右には、一対の各スピーカ11Aが配設されている。
また、前蓋部材61の左上角部の上面部には、下ヒンジ3Bに取付けるための段差部69が形成されている。また、前蓋部材61の各側面延出部65、66の上下端部(図10(C)中、上下端縁部)には、後述のように木ネジが挿通される各取付孔70が穿設されている(図14参照)。この各側面延出部65、66の上端部に穿設される各取付孔70は、各縦枠板43、44に対向し、該各側面延出部65、66の下端部に穿設される各取付孔70は、下側の横枠板42に対向する位置に設けられている。
また、図4、図10(A)、(C)、(D)に示すように、前蓋部材61の下側面を構成する下面延出部68の前側端縁部には、前側平板部64の左右方向全幅に渡って対応するように下方向(図10(C)中、下側方向)に所定高さ(実施例1では、約0.2mm〜3mmの高さ寸法である。)突設されるリブ部12が設けられている。このリブ部12は、スピーカ筐体11を外枠2に装着した場合に、この外枠2の下端面に対向する位置又は該下端面よりわずかに下側に突出する(実施例1では、外枠2の下端面に対して約0.0mm〜2.0mm下方向に突出する。)ように構成されている。
また、図9(A)及び図10(A)に示すように、前側平板部64及び各側面部65、66の裏面側には、左右方向及び上下方向に所定高さの補強リブが立設されている。また、前側平板部64の裏面の各スピーカ11Aに対応する部分には略横長楕円形の各取付リブ73が立設されている。また、この各取付リブ部73の内側部分(スピーカ孔領域)に配設される各凹部71は、図12に示すように、底面部が裏側に連通される貫通孔75に接続されて貫通され、各スピーカ11Aの前面方向への音放出口を構成している。
また、このバスレフ用リブ76の内側部分(バスレフ孔領域)に配設される各凹部71は、図12に示すように、底面部が裏側に連通される貫通孔75に接続されて貫通され、各スピーカ11Aの裏側方向に放出される音の音放出口を構成している(図8参照)。
また、各取付リブ部73とバスレフ用リブ76との間の左右方向ほぼ中央位置のそれぞれの上下端部には、各取付用ボス79が所定高さ(実施例1では、前蓋部材61の裏側端縁部とほぼ等しい高さになる高さ寸法である。(図8参照))立設されている。
また、膨出部62Bの上面部及び底面部の前蓋部材61の各取付用ボス79に対応する部分には、前後方向全幅に渡って断面略半円形状の各溝部81が形成され、該各溝部81の前端縁部の平板部62Aには、各取付用ボス79に対向する位置に取付用ネジが挿通される各貫通孔82が穿設されている。
また、この膨出部62B内の左右方向中央の前蓋部材61の分割リブ77に対応する位置には、この膨出部62B内を左右に二分割するように内側面に立設される二分割リブ88が設けられている。そして、この二分割リブ88の前端縁部は、前蓋部材61にスピーカ収容部材62を取り付けることにより、該前蓋部材61の分割リブ77の後端縁部に当接され、このスピーカ筐体11内の空間を左右にほぼ等分割するように構成されている(図8参照)。
また、膨出部62Bの上面部の下ヒンジ3Bに対向する位置には、スピーカ筐体11を下ヒンジ3Bの下面にネジ止めするためのネジ孔95が設けられている。
ここで、スピーカ筐体11の組み立ては、先ず、前蓋部材61の裏側面に立設される各取付リブ73に各スピーカ11Aを押し当ててネジ止めし、各スピーカ11Aを前蓋部材61の裏側面に取り付ける。また、スピーカ収容部材62のコネクタ取付孔90に接続コネクタ89をネジ止めする。そして、各スピーカ11Aの配線用コネクタをこの接続コネクタ89に接続後、前蓋部材61のリブ部12が下側方向になると共に、スピーカ収容部材62の各取付部93が下側方向になるように、この前蓋部材61の裏側周縁部内にスピーカ収容部材62の前蓋取付用リブ84を嵌入させつつ、該スピーカ収容部材62の平板部62Aを前蓋部材61の裏側端面部に当接させる。続いて、スピーカ収容部材62の各貫通孔82に裏側方向からビスを挿通し、前蓋部材61の各取付用ボス79にネジ止めして取り付け、スピーカ筐体11を構成する(図7、図8参照)。
2 外枠
3 内枠
3A 上ヒンジ
3B 下ヒンジ
11 スピーカ筐体
12 リブ部
37、38 排出口
41、42 横枠板
43、44 縦枠板
51、52、75、82、86、91、94 貫通孔
55 スピーカ取付凹部
61 前蓋部材
62 スピーカ収容部材
62A 平板部
62B 膨出部
64 前側平板部
70 取付孔
71 凹部
93 取付部
98、99 木ネジ
102 ネジ
Claims (3)
- 少なくとも下側の横枠板の前面部と左右に対向する一対の縦枠板の各前面部とが略同一平面上に配置されるように矩形に形成される木製の外枠と、前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられると共に、複数の部材が取り付けられる所定厚さの内枠と、を備えた遊技機において、
前記外枠の前記内枠より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うように設けられるスピーカ筐体を備え、
前記スピーカ筐体は、前記横枠板及び各縦枠板の前面部から前記内枠の前面部まで前側方向に膨出される正面視横長四角形の合成樹脂製の前蓋部材と、
前記前蓋部材の裏面に配設されるスピーカと、
前記前蓋部材の背面部を覆うと共に前記横枠板の前面上端縁部より上側部分が裏側方向に膨出される合成樹脂製のスピーカ収容部材と、
前記前蓋部材の下側面に突設される支持部と、
を有し、
前記支持部は、該スピーカ筐体を外枠に取り付けた場合に、該支持部の下端面が前記横枠板の底面部と同じ位置又は該底面部よりわずかに突出するように下方向に突設されていることを特徴とする遊技機。 - 前記支持部は、前記前蓋部材の下側面の前側端縁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記支持部は、前記前側端縁部の左右方向略全幅に渡って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004143542A JP2005323729A (ja) | 2004-05-13 | 2004-05-13 | 遊技機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131532A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Sammy Corp | 縦型遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07178229A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-18 | Newgin Kk | 縦型弾球遊技機 |
JP2003325896A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-18 | Newgin Corp | 出力装置の取付構造 |
JP2004024713A (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Moriso:Kk | パチンコ機の外枠 |
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2004
- 2004-05-13 JP JP2004143542A patent/JP2005323729A/ja active Pending
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