JP2005320114A - 被処理物搬送装置および被処理物の装飾方法 - Google Patents

被処理物搬送装置および被処理物の装飾方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の被処理物を、スピンドルを介して長尺物に取り付けた状態で、当該長尺物を長尺台車とともに周回動作等させながら表面処理することができる被処理物搬送装置およびそれを用いた被処理物の装飾方法を提供する。
【解決手段】 被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被処理物搬送装置および被処理物の装飾方法に関し、特に、複数の被処理物を、スピンドルを介して長尺物に取り付けた状態で、当該長尺物を長尺台車とともに周回動作等させながら表面処理することができる被処理物搬送装置およびそれを用いた被処理物の装飾方法である。
従来、図10に示すように、移動手段106として、拡大図として円内に示す周回運動するコンベヤチェーン106を用いるとともに、そのコンベヤチェーン106に対して、所定間隔でスピンドル102を設けていた。そして、スピンドル102の上方に、置き皿104をさらに配置し、その置き皿104の上に、被処理物として、例えば、ガラス容器や樹脂成形品を取り付けて、プライマー処理や塗装処理等の表面処理を行っていた。
しかしながら、被処理物に対してプライマー処理を行う場合、その乾燥、硬化のためには、被処理物を、スピンドルから一旦取り外して、別途準備した加熱炉内に収容して、プライマー層を形成しなければならなった。次いで、被処理物に対して塗装処理を行う場合、プライマー層を形成した被処理物を、再びスピンドルに取り付けた後、当該スピンドルを回転させながら、塗装装置(図示せず)を用いて、装飾処理を行う必要があった。そして、硬化塗膜を得るためには、装飾処理した被処理物を、スピンドルから一旦取り外して、再び加熱炉内に収容しなければならなかった。
したがって、従来の被処理物搬送装置および被処理物の装飾方法を用いた場合には、被処理物を、スピンドルに対して、何度も装着したり、取り外したりしなければならず、被処理物の生産効率(処理効率)が極めて低いという問題が見られた。
また、自動車部品などの被塗装物(W)を搬送しながら塗装する被処理物搬送用コンベヤ装置として、塗装ラインに設けられた一対の上下レールと、該上レール上を、被処理物を載置して走行する搬送台車と、該搬送台車を走行させる側面駆動用のコンベヤチェーンとを備えた被処理物搬送用コンベヤ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、図11に示すように、被塗装物搬送用コンベヤ装置200は、一対の上下レール212a、212bと、搬送台車213と、この搬送台車213を走行させるための側面駆動用のコンベヤチェーン214とからなり、搬送台車213は上レール212a上を走行するように構成されている。また、コンベヤチェーン214は、上下レール212a、212bの側方に沿って、除塵室(P2)および塗装ブース(P3)を含む塗装ラインを矢印に沿って、周回走行する。そして、搬送台車213はコンベヤチェーン214に設けられた係合プレート(図示せず)が、横側方から係合することにより、押送されて進行する。すなわち、図示しないものの、二つの主車輪が前後に配置されており、下レール12bの両側面に接触するようにガイド部材であるガイドローラが前後に配置されている。
次いで、塗装ラインを終了した搬送台車213は、反転部P4から、別に設けられた乗り継ぎ用コンベヤチェーン215により、乾燥工程(D)の乾燥工程入り口(D1)まで移送されて、そのままの向きでオーブンコンベヤ216に移載される。その結果、オーブンコンベヤ216に移載された搬送台車213は、被塗装物(W)の長手方向がオーブンコンベヤ216の進行方向と直交する向きとなって、乾燥炉(D2)内を移送するように構成されている。
特開2003−146421 (特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1において提案された被処理物搬送用コンベヤ装置は、搬送台車を走行させるために一対の上下レールが必要であって、構成が複雑となるばかりか、搬送台車の長さや大きさによっては、構造上、一方向に直進することはできても、円滑かつ所定速度を保持したまま、方向転換することができないという問題が見られた。また、コンベヤチェーンと、搬送台車と、が取り外し可能に構成されていないために、被処理物に対して複数処理を実行するためには、別のコンベヤチェーンを用意する一方、搬送台車から被処理物を取り外したり、搬送台車に対して、被処理物を載置したりする作業が、繰り返し必要であるという問題が見られた。さらに、被処理物を搬送台車中に載置するだけであって、スピンドルが全くないため、被処理物を回転させながら、均一に塗装等の表面処理を行なうことが困難であるという問題が見られた。
そこで、本発明者らは、従来の問題を鋭意検討した結果、被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物を、長尺台車に対して、取り外し可能に構成するとともに、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所の間の距離を変更するための可変部材を設けることにより、コンベヤチェーンが周回運動等する場合であっても、複数の接合箇所の間の距離が適宜可変して、長尺物を載せたまま方向転換が円滑にできることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、スピンドルを介して、被処理物を長尺物に取り付けた状態で、長尺台車とともに、移動手段および可変部材によって、直進進行のみならず非直進進行(周回動作)についても円滑かつ定速に行なうことができ、その結果、当該被処理物に対して効率的に表面処理を施すことができる被処理物搬送装置、およびそれを用いた被処理物の装飾方法を提供することを目的とする。
本発明は、被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設けることを特徴とする被処理物搬送装置である。
また、本発明の被処理物搬送装置を構成するにあたり、接合箇所の間の距離を変更するための可変部材として、接合箇所の少なくとも一つに、距離アジャスタを設けることが好ましい。
また、本発明の被処理物搬送装置を構成するにあたり、可変部材の一部または全部の動作を停止させるか、あるいは可変部材を取り外して、当該複数の接合箇所間の距離を一定値に固定変更することが好ましい。
また、本発明の被処理物搬送装置を構成するにあたり、移動手段が、コンベヤチェーンであることが好ましい。
また、本発明の被処理物搬送装置を構成するにあたり、長尺物の長さを20〜2,000mmの範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の被処理物搬送装置を構成するにあたり、スピンドルを回転させるための回転手段が設けてあることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、被処理物搬送装置を用いて、被処理物に対して、装飾処理を行う製造方法において、下記工程(1)および(2)を含むことを特徴とする被処理物の装飾方法である。
(1)被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設けた被処理物搬送装置を用いて、被処理物に対して、表面処理を行う工程
(2)表面処理した被処理物をスピンドルに取り付けたまま、当該スピンドルを有する長尺物を長尺台車から取り外し、表面処理した被処理物を加熱または蒸着処理する工程
また、本発明の被処理物の装飾方法を実施するにあたり、工程(1)において、コンベヤチェーンを周回動作させながら、長尺物のスピンドルの取り付けた被処理物に対して、表面処理を行うことが好ましい。
本発明の被処理物搬送装置によれば、長尺台車と、移動手段との間に、所定の可変部材を設けることにより、コンベヤチェーンが直進進行する場合はもちろんのこと、非直進進行(周回運動等)する場合であっても、長尺物をそのまま載せた状態で、コンベヤチェーンの進行方向に沿って長尺台車の進行方向を転換させることができる。
また、被処理物を取り付けたスピンドルを有する長尺物が、長尺台車に対して取り外し可能に構成してあることから、被処理物に対して、次工程の処理を実施するたびに、長尺物と一緒に、被処理物を移動したり、処理したりすることができる。すなわち、被処理物を長尺物のスピンドルから取り外す工程が不要になるとともに、被処理物の取り扱いにおける損傷等のおそれも少なくなって、結果として、被処理物の生産効率を極めて高めることができる。
また、本発明の被処理物搬送装置によれば、接合箇所の少なくとも一つに、距離アジャスタを設けることにより、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離が変化した場合であっても、迅速かつスムーズに変更することができる。したがって、コンベヤチェーンが周回運動する場合であっても、長尺物をそのまま載せた状態で、コンベヤチェーンの進行方向に沿って長尺台車の進行方向を転換させることができる。
また、本発明の被処理物搬送装置によれば、可変部材の一部または全部の動作を停止させるか、あるいは可変部材を取り外して、当該複数の接合箇所間の距離を一定値に固定することにより、長尺台車を一定方向のみに進行させる場合に、被処理物に対して、さらに迅速かつ安定的に処理することができる。
また、本発明の被処理物搬送装置によれば、移動手段が、所定のコンベヤチェーンであることにより、長尺台車を結合した状態で、スムーズに直進進行も非直進進行(周回運動)もすることができる。また、所定のコンベヤチェーンであれば、被処理物に対する表面処理を実施した場合に、塗布液の影響等を比較的有効に防止することができる。
また、本発明の被処理物搬送装置によれば、長尺物の長さを所定範囲の値とすることにより、被処理物の搬送効率や表面処理速度と、長尺台車を結合した状態での非直進進行(周回運動)とのバランスをさらに良好なものとすることができる。
また、本発明の被処理物搬送装置によれば、スピンドルを回転させるための回転手段が設けてあることにより、外部に設けたベルト等をスピンドルの回転手段に接触させることができる。したがって、スピンドルおよびそれに取り付けた被処理物を回転させることができ、被処理物に対して、均一に表面処理等を施すことができる。
また、本発明の被処理物の装飾方法によれば、長尺台車と、移動手段との間に、所定の可変部材を設けることにより、コンベヤチェーンが非直進進行せず、周回運動等する場合であっても、長尺物を載せたまま方向転換させることができる。
また、被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物を長尺台車との間で取り外し可能に構成してあることから、次工程での処理を実施するたびに、被処理物を、スピンドルを取り外す必要がなくなり、被処理物の生産効率を極めて高めることができ、全体として製造時間を短縮することができる。
また、本発明の被処理物の装飾方法によれば、コンベヤチェーンを周回動作させながら、被処理物に対して表面処理を行うことにより、被処理物搬送装置の小型化を図ることができるとともに、被処理物に対して、均一に塗装処理等を施すことができる。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設けることを特徴とする被処理物搬送装置である。
以下、図1〜図7を適宜参照して、第1の実施形態の被処理物搬送装置1について、具体的に説明する。
なお、図1は、非直進箇所(記号Bで、移動手段14の外延の軌跡を示す)における被処理物搬送装置1の長尺台車10等の動作を説明するために供する図であり、図2は、長尺台車10と、この長尺台車10を移動させるための移動手段14と、接合箇所13a、13b間の距離を変更するための可変部材12と、を説明するために供する進行方向に沿った側面図であり、図3は、長尺台車10と、当該長尺台車10を移動させるための移動手段14と、接合箇所13a、13b間の距離を変更するための可変部材12と、を説明するために供する進行方向に垂直方向に切断した断面図である。
また。図4(a)〜(c)および図5(a)〜(c)は、それぞれ長尺台車10における複数の接合箇所13a、13b間の距離変化(l1〜l6)を説明するために供する図であり、図6(a)〜(c)は、スピンドル18を有する長尺物16と、当該長尺物16を取り外し可能に係合する長尺台車10と、可変部材12と、を説明するために供する図であり、図7(a)〜(b)は、被処理物30を取り付けるためのスピンドル18の拡大図および被処理物30のスピンドル18に対する装着図である。
1.長尺台車
まず、図1に示すように、被処理物搬送装置1は、接合箇所13a、13b間の距離を所定範囲で移動可能とする可変手段12と、長尺台車10および移動手段14を連結する複数の接合箇所13a、13bと、図2および図3に示すように、長尺物(図示せず)を取り外し可能に係合する係合部10a、10bと、を含む長尺台車10を備えることを特徴とする。
すなわち、このような長尺台車10を備えることにより、コンベヤチェーン等の移動手段14が、非直進進行する場合、例えば、周回運動や波動運動等する場合であっても、図2に矢印Cで示すように、可変手段12における接合箇所13aが、軸受け等を介して所定軸12bに係合されており、対処することができる。より具体的には、接合箇所13aが、所定軸12bに沿って、所定距離だけ平行移動することができ、その結果、複数の接合箇所13a、13b間の距離を可変とすることができる。したがって、長尺物16を載せたまま、長尺台車10が移動手段14の動きに沿って非直進進行したとしても、可変手段12の働きにより、複数の接合箇所13a、13b間の距離を円滑に調整することができる。よって、図1に示すように、長尺台車10が、移動手段14の動きに沿って、方向転換等を図ることができ、被処理物搬送装置1を含む工場ライン設計を容易にしたり、簡略化したりすることが可能となる。
また、このような長尺台車10を用いることにより、後述する長尺物16の端部を、係合部10a、10bの溝10cに圧入するだけで、長尺物16を、長尺台車10から取り外し可能に載置することができる。したがって、次工程の処理を実施するたびに、被処理物を、スピンドルから取り外す必要がなくなり、すなわち、被処理物を長尺物16とともに移動等して、処理することができるため、被処理物の取り扱いが容易になるとともに、被処理物の生産効率を極めて高めることができる。
ここで、図4および図5を参照して、長尺台車10における接合箇所13a、13b間の距離変化を、さらに具体的に説明する。
まず、図4(a)に示すように、移動手段14によって、一定方向に走行し、直進進行している長尺台車10の接合箇所13a、13b間の距離は、l1で表すことができる。
次いで、図4(b)に示すように、半径Rの外延に沿って移動手段14が設けてあり、矢印Aで表される方向に長尺台車10を走行させる場合、長尺台車10の後端部が、半径Rの外延の外側に一部はみ出すとともに、可変手段12が設けてある後方の接合箇所13aは、前方の接合箇所13bに近づくように平行移動して、その間の距離はl2で表されるようになり、上述した距離l1よりも短くなる。
次いで、図4(c)に示すように、半径Rの外延に沿ってさらに移動手段14が進行し、それに対応するように長尺台車10が進行した場合、長尺台車10の後端部が、半径Rの外延の外側にさらにはみ出すとともに、後方の接合箇所13aは、前方の接合箇所13bに近づくようにさらに平行移動して、その間の距離はl3で表されるようになり、上述した距離l2よりもさらに短くなって、ほぼ最小値を示すことになる。
次いで、図5(a)に示すように、半径Rの外延に沿ってさらに移動手段14が進行し、それに対応して長尺台車10が進行すると、長尺台車10の後端部は、半径Rの外延の外側にはみ出しながら、その位置を変えるとともに、後方の接合箇所13aは、前方の接合箇所13bと所定距離l4を保ちながら移動することになる。
次いで、図5(b)に示すように、半径Rの外延に沿ってさらに移動手段14が進行し、長尺台車10が当初の進行方向に対して、ほぼ垂直方向に進行するようになると、長尺台車10の後端部の、半径Rの外延からのはみ出しは小さくなる一方、長尺台車10の後方の接合箇所13aは、前方の接合箇所13bから離れる方向に移動して、その間の距離l5は、上述した所定距離l4よりも長くなる。
さらに、図5(c)に示すように、半径Rの外延に沿ってさらに移動手段14が進行し、長尺台車10が当初の進行方向に対して、垂直方向に進行するようになると、長尺台車10の後端部の半径Rの外延からのはみ出しは無くなる一方、長尺台車10の後方の接合箇所13aは、前方の接合箇所13bから離れる方向にさらに移動して、その間の距離l6は、図4(a)に示すように、移動手段14によって、一定方向に走行していた際の距離l1と等しくなる。
すなわち、このようにして、移動手段14がほぼ垂直方向に進行方向を変える場合であっても、移動手段14の動作に沿って、長尺台車10が方向転換等を図ることができるが、図4および図5に示す動作は一例であって、図6(a)に示すように、可変手段12を、前方の接合箇所13bに設けても良く、あるいは、図6(b)に示すように、かかる可変手段12を、複数の接合箇所13a、13bにそれぞれ設けても良い。
さらに言えば、図6(c)に示すように、可変手段12を供えた接合箇所13bを有する長尺台車10の間に、接合箇所13a、13b間の距離が問題とならないように、一つの接合箇所13cを有する長尺台車10を配置することも好ましい。その場合、接合箇所13cを中心として、長尺台車10の左右のバランスが問題となる場合があるため、当該長尺台車10の長さを比較的短くする、例えば、50cm以下とすることが好ましい。
2.長尺物
図6および図7に示すように、長尺物16は、被処理物30を取り付けるためのスピンドル18を有するものであれば良い。
この理由は、図7に示すように、被処理物30、例えば、ガラス容器、樹脂成形品、キャップ類、携帯電話部品、携帯電話筐体等をスピンドル18およびその先端に設けた圧入部20を介して、長尺物16に強固に取り付けることができ、かかる長尺物16と、係合部10a、10bにおいて係合する長尺台車10とともに、移動手段14によって、一定方向のみならず周回動作等させることができるためである。また、図7(a)および(b)に示すような、複数枚の羽型の圧入部20であれば、被処理物30の間で内径等の相違があっても、長尺物16に対して、わずかな力で挿入することができる。一方、挿入した後は、複数枚の羽型の圧入部20が外側に向かって開き、加熱炉等において温度変化が生じたとしても、被処理物30を、ほぼ一定の力で長尺物16に対して押圧し、抜け防止を図ることができる。
なお、かかる長尺物16の形態は、棒状であっても、平板状であっても良いが、被処理物30を加熱等する際にも劣化しないように、鉄や銅等の金属や軽量セラミック、あるいは耐熱性樹脂等から構成してあることが好ましい。
また、図6および図7に示す被処理物30を取り付けるスピンドル18を有する長尺物16の長さを20〜2,000mmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる長尺物の長さをこのような範囲内の値とすることにより、被処理物の搬送効率や表面処理速度と、長尺台車を結合した状態での非直進進行(周回運動等)とのバランスをさらに良好なものとすることができるためである。
すなわち、長尺物の長さが20mm未満の値になると、設けられるスピンドルの数が減少し、そのために、一回の処理に適用できる被処理物の数が低下し、生産効率が低下したり、可変部材の取り付け位置が過度に制約されたりする場合があるためである。
一方、長尺物の長さが2,000mm超になると、所定速度で、非直進進行を円滑に実施させることが困難になる場合があるためである。
したがって、かかる長尺物の長さを40〜1,000mmの範囲内の値とすることがより好ましく、60〜800mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、図6および図7に示すように、長尺物16において、スピンドル18を回転させるための回転手段22が設けてあることが好ましい。
すなわち、スピンドル18を回転させるための回転手段22を下方に設けるとともに、回転手段22の一部が、長尺物16の幅よりもはみ出すような寸法とし、回転手段22の側方に設けてある駆動体、例えば、一対のベルト24a、24bと接触させる構成とすることが好ましい。
このように構成することにより、一対のベルト24a、24bをスピンドル18の回転手段22に、所定圧力で接触させた状態で回転させ、それに対応させて被処理物30を回転させながら、表面処理等を均一に実施することができるためである。また、一対のベルト24a、24bを介して、スピンドル18を間接的に回転させることにより、駆動体の耐久性を飛躍的に伸ばすことができるためである。
3.移動手段
また、移動手段14の形態は特に制限されるものではないが、例えば、図2に示すように、コンベヤチェーンであることが好ましい。
この理由は、かかるコンベヤチェーンを周回動作させながら、長尺物のスピンドルの取り付けた被処理物に対して、表面処理を行うことにより、被処理物搬送装置の小型化を図ることができるとともに、均一に塗装処理等を実施することができるためである。
また、かかるコンベヤチェーンであれば、所定の耐久性も得ることができるためである。
4.可変手段
また、接合箇所の間の距離を変更するための可変部材の形態は特に制限されるものではないが、例えば、接合箇所の少なくとも一つに、図1等に示す距離アジャスタ12を設けることが好ましい。
この理由は、このような距離アジャスタ12を設けることにより、長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離が変化した場合であっても、迅速かつスムーズに変更することができるためである。したがって、コンベヤチェーンが周回運動する場合であっても、長尺物をそのまま載せた状態で、コンベヤチェーンの進行方向に沿って長尺台車の進行方向を転換させることができる。
また、かかる距離アジャスタ12の動作および接合箇所13a、13bとの関係は、既に上述した通りであるが、その構成に関しては、例えば、接合箇所13a、13bが支持棒等に軸受けを介して係合しているとともに、接合箇所13a、13bが、支持棒に沿った所定範囲において、平行移動可能なようにスライド機構を有しておれば良い。
ただし、場合によっては、可変部材の一部または全部の動作を停止させるか、あるいは可変部材を取り外して、当該複数の接合箇所間の距離を一定値に固定変更することも好ましい。
この理由は、長尺台車を一定方向のみに進行させる場合には、被処理物に対して、さらに迅速かつ安定的に処理することができるためである。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、被処理物搬送装置を用いて、被処理物に対して、装飾処理を行う製造方法において、下記工程(1)および(2)を含むことを特徴とする被処理物の装飾方法である。
(1)被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、長尺台車と、移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、当該複数の接合箇所間の距離を変更可能なように可変部材を設けた被処理物搬送装置を用いて、被処理物に対して、表面処理を行う工程
(2)表面処理した被処理物をスピンドルに取り付けたまま、当該スピンドルを有する長尺物を長尺台車から取り外し、表面処理した被処理物を加熱または蒸着処理する工程
なお、以下の説明では、図8(a)〜(b)に示すようにベルト24a、24bおよびそれによって回転するスピンドル18を用いて、被処理物30としてのガラス容器40に対して塗装処理等を実施し、図9(a)〜(b)に示すような塗装ガラス容器50、51´を作成する場合を例にとって説明する。
1.工程(1)
(1)被処理物
被処理物としては、図9(a)〜(b)に示すようなガラス容器40や、樹脂成形品が典型的であるが、例えば、化粧ビンや薬用ビン等のガラス容器における用途に対応させて、ボトルネック型のガラスビン、矩形状のガラスビン、円筒状のガラスビン、異形のガラスビン、矩形状のガラス箱、円筒状のガラス箱、異形のガラス箱、ありは携帯用筐体、蓋類、さらには各種成形品等が挙げられる。
また、ガラス容器や樹脂成形品の形状に関して、外周部に沿って肉厚部を設けたり、あるいは外周部の一部に面取り部を設けたりすることも好ましい。
この理由は、このようなガラス容器や樹脂成形品であれば、硬化塗膜を部分的に形成した後に、ガラス容器を正面から眺めた場合に、外周部の肉厚部や面取り部において光が集光し、より鮮明かつ複雑な色を観察することができるためである。
(2)表面処理工程
(2)−1 プライマー処理工程
また、図9(a)〜(b)に示すように、ガラス容器40の表面に下地層(プライマー層)51、51´を、全面的または部分的に備えて、ガラス容器40と、硬化性組成物からなる硬化塗膜53との間の密着性を高めることが好ましい。
より具体的には、下地層の構成材料として、ポリシロキサン系樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、グアナミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、およびこれらの誘導体を含む熱硬化性組成物や紫外線硬化性組成物を用いることが好ましい。
特に、ポリシロキサン系の下地層を備えることにより、硬化塗膜の硬さを所望範囲内の値に容易に調整することができ、ガラス容器と、硬化塗膜との間の剥離を有効に防止することができる。
また、下地層の構成材料として、メラミン樹脂等に、ポリオール化合物、例えば、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂、ヒドロキシル基含有エポキシ樹脂、ヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂、ヒドロキシル基含有ウレタン樹脂等を反応させて構成したポリオール変性ホルムアルデヒド系樹脂を使用することも好ましい。
この理由は、このようなポリオール変性ホルムアルデヒド系樹脂を使用することにより、ガラスに対する密着力を向上させるとともに、硬化塗膜の平滑性や薄膜性をより向上させることができるためである。
(2)−2 塗装処理工程
塗装処理工程においては、図8(a)〜(b)に示すようにベルト24を用いて、スピンドル18を回転させながら、それに装着された被処理物であるガラス容器40を回転移動させながら、塗装処理等を実施することが好ましい。
すなわち、塗装装置を用いて、熱硬化性組成物や紫外線硬化性組成物からなる塗布液を、複数個のガラス容器に対して吹きつけ、同時塗布することが好ましい。
ここで、熱硬化性組成物等の塗布方法は、特に限定されないものの、例えば、静電塗装法、電着塗装法、ロールコーター法、エアースプレー法、エアレススプレー法、カーテンフローコーター法等を挙げることができる。
そして、これらの塗布方法のうち、より薄膜化が可能で、ガラスの曲面にも均一に塗布することができる一方、塗布装置の構造も簡易であることから、静電塗装法やエアースプレー法を用いることがより好ましい。
また、塗布液としては、その性状として液体や固体であっても良く、さらには、蒸着材料やスパッタリング材料であっても良いが、より具体的には、熱硬化性組成物や紫外線硬化性組成物からなるとともに、主剤として、ポリシロキサン系樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、グアナミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、およびこれらの誘導体を含むことが好ましい。
特に、主剤として、ポリシロキサン系樹脂を含むことにより、硬化塗膜の硬さを所望範囲内の値に容易に調整することができるとともに、耐水性や耐熱性についても向上できることから好ましい樹脂である。
また、メラミン樹脂等に、ポリオール化合物、例えば、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂、ヒドロキシル基含有エポキシ樹脂、ヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂、ヒドロキシル基含有ウレタン樹脂等を反応させて構成したポリオール変性ホルムアルデヒド系樹脂を含むことにより、ガラス容器に対する密着力を向上させるとともに、硬化塗膜の平滑性や薄膜性をより向上させることができる。より具体的には、メラミン樹脂100重量部に対して、アクリルポリオール化合物を50〜300重量部、ラクトンポリオール化合物を5〜100重量部の範囲でそれぞれ配合することが好ましい。
(2)−3 蒸着処理工程
次いで、蒸着処理(スパタッリング処理を含む)を実施するにあたり、例えば、真空蒸着法やスパタッリング法を用いることが好ましい。
すなわち、真空蒸着法やスパタッリング法を採用するとともに、加熱方式として、少なくとも1つの電子銃(EB銃)や、抵抗加熱、高周波誘導加熱、レーザービーム加熱等を備えることが好ましい。
より具体的には、TiO2、SiO2、Ta25、Al23、ZrO2、MgF2等を用いて多層膜を形成しても良い。また、基板にバイアス等を加えたり、基板温度を上昇させたり、あるいは冷却したりするなど、蒸着条件を変化させることも好ましい。
また、同一の電子銃で複数の蒸着源を加熱する場合には、電子ビームを走査して各蒸着源を時分割で加熱することが好ましい。
さらに、蒸着膜の組成や厚さの制御方法としては、同一の電子銃で加熱する場合、各蒸着源を走査する時間を制御することが好ましいし、一方、複数の電子銃で加熱する場合には、各蒸着源に対応させて、入力電力を制御する方法を採ることも好ましい。
なお、蒸着処理(スパタッリング処理を含む)を実施するにあたり使用する真空蒸着装置の形態も特に制限されるものではないが、少なくとも真空容器と、真空ポンプと、加熱部(電子銃)と、ガラス容器保持部と、を備えることが好ましい。また、蒸着源からの蒸着物の蒸発状態を制御するための加熱部の駆動制御部およびシャッターが設けてあることが好ましい。したがって、当該駆動制御部を介して、加熱部から、複数の蒸着源に対して電子線を照射し、シャッター17を開閉しながら、ガラス容器保持部に保持されたガラス容器に対して、屈折率が異なる複数の蒸着膜からなる多層膜を形成することができる。
(3)被処理物搬送装置
被処理物搬送装置については、第1の実施形態と同様の内容とすることができるため、ここでの説明を省略する。
2.工程(2)
表面処理した被処理物をスピンドルに取り付けたまま、当該スピンドルを有する長尺物を長尺台車から取り外し、表面処理した被処理物を加熱または蒸着処理する工程である。
例えば、複数個のガラス容器を重ねたままの状態で、加熱または紫外線照射等により、塗布した熱硬化性組成物や紫外線硬化性組成物を硬化させて硬化塗膜を形成することが好ましい。
また、硬化工程における硬化条件(焼き付け条件)は、使用する熱硬化性組成物の反応性に応じて適宜変更可能であるが、通常、140℃〜250℃、1〜120分の条件で行うことが好ましく、150℃〜230℃、5分〜60分の条件で行うことがより好ましく、160℃〜220℃、10分〜30分の条件で行うことがさらに好ましい。
また、熱硬化性組成物が、常温乾燥塗料である場合には、室温で1日〜1週間乾燥させることが好ましく、2〜4日乾燥させることも好ましい。
さらに、紫外線硬化性組成物を使用した場合には、紫外線の露光量を例えば、50〜1,000mJ/cm2の範囲内の値にして、硬化塗膜を形成することが好ましい。
また、形成する硬化塗膜の厚さを1〜100μmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる硬化塗膜の厚さが1μm未満の値になると、強度が不足して、ガラス容器の表面から容易に剥離したり、均一に形成することが困難となったりする場合があるためである。一方、かかる硬化塗膜の厚さが100μmを超えると、その上の多層膜が剥離しやすくなる場合があるためである。
したがって、硬化塗膜の厚さを5〜50μmの範囲内の値とすることがより好ましく、10〜30μmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
本発明の被処理物搬送装置および被処理物の装飾方法によれば、複数の被処理物を、スピンドルを介して長尺物に取り付けた状態で、当該長尺物を長尺台車とともに、直進進行のみならず非直進進行(周回動作等)させる場合であっても、表面処理することができるようになった。
また、所定長さを有する長尺台車を用いた場合であっても、方向転換等を容易に図ることができるため、被処理物搬送装置を含む工場ライン設計を容易にしたり、簡略化したりすることも可能となった。
さらに、表面処理した被処理物を長尺物のスピンドルに取り付けたまま、長尺台車から取り外し、そのまま加熱したり、蒸着処理したりすることも可能になった。
したがって、化粧用ガラス容器、包装用ガラス容器、装飾用ガラス容器、携帯電話の筐体、パーソナルコンピュータの周辺機器、その他各種電気製品等の高い装飾性が要求される被処理物を極めて安価かつ迅速に装飾処理することができるようになった。
本発明の被処理物搬送装置の非直進進行箇所における動作を説明するために供する図である。 長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、接合箇所間の距離を変更するための可変部材と、を説明するために供する進行方向に沿った側面図である。 長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、接合箇所間の距離を変更するための可変部材と、を説明するために供する進行方向に垂直方向に切断した断面図である。 (a)〜(c)は、接合箇所間の距離変化を説明するために供する図である(その1)。 (a)〜(c)は、接合箇所間の距離変化を説明するために供する図である(その2)。 (a)〜(c)は、スピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、可変部材と、を説明するために供する図である。 (a)〜(b)は、スピンドルの拡大図および被処理物を取り付けた状態を説明するために供する図である。 (a)〜(b)は、スピンドルの回転動作を説明するために供する図である。 (a)〜(b)は、塗装ガラス容器の態様を説明するために供する図である。 従来のスピンドル装置を用いた塗布装置を説明するために供する図である。 従来の被処理物搬送用コンベヤ装置を説明するために供する図である。
符号の説明
1:被処理物搬送装置
10:長尺台車
12:可変部材
13、13a、13b:接合箇所
14:移動手段
16:長尺物
18:スピンドル
22:回転手段
24、24a、24b:ベルト
30:被処理物
40:ガラス容器
50、50´:塗装ガラス容器
51、51´:下地層(プライマー層)
53:硬化塗膜

Claims (8)

  1. 被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、
    前記長尺台車と、前記移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、前記長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設けることを特徴とする被処理物搬送装置。
  2. 前記接合箇所の間の距離を変更するための可変部材として、前記接合箇所の少なくとも一つに、距離アジャスタを設けることを特徴とする請求項1または2に記載の被処理物搬送装置。
  3. 前記可変部材の一部または全部の動作を停止させるか、あるいは前記可変部材を取り外して、当該複数の接合箇所間の距離を一定値に固定変更することを特徴とする請求項1または2に記載の被処理物搬送装置。
  4. 前記前記移動手段が、コンベヤチェーンであることを特徴とする請求項を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の被処理物搬送装置。
  5. 前記長尺物の長さを20〜2,000mmの範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の被処理物搬送装置。
  6. 前記スピンドルを回転させるための回転手段が設けてあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の被処理物搬送装置。
  7. 被処理物搬送装置を用いて、被処理物に対して、装飾処理を行う製造方法において、下記工程(1)および(2)を含むことを特徴とする被処理物の装飾方法。
    (1)前記被処理物を取り付けるためのスピンドルを有する長尺物と、当該長尺物を取り外し可能に係合する長尺台車と、当該長尺台車を移動させるための移動手段と、を備えた被処理物搬送装置であって、前記長尺台車と、前記移動手段との間に、複数の接合箇所を設けるとともに、前記長尺台車の非直進進行に伴って、当該複数の接合箇所間の距離を変更するための可変部材を設けた被処理物搬送装置を用いて、前記被処理物に対して、表面処理を行う工程
    (2)表面処理した被処理物をスピンドルに取り付けたまま、当該スピンドルを有する長尺物を長尺台車から取り外し、表面処理した被処理物を加熱または蒸着処理する工程
  8. 前記工程(1)において、前記コンベヤチェーンを周回動作させながら、前記長尺物のスピンドルの取り付けた被処理物に対して、表面処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の被処理物の装飾方法。
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