JP2005319119A - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents
車両用シートのヘッドレスト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005319119A JP2005319119A JP2004140245A JP2004140245A JP2005319119A JP 2005319119 A JP2005319119 A JP 2005319119A JP 2004140245 A JP2004140245 A JP 2004140245A JP 2004140245 A JP2004140245 A JP 2004140245A JP 2005319119 A JP2005319119 A JP 2005319119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- pillar
- headrest frame
- inclined portion
- vehicle seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
【構成】 ヘッドレストフレーム4の外周にクッション材20を設け、前記ヘッドレストフレーム4に固定のピラー12により背凭シート2に装着するヘッドレスト3において、ヘッドレスト3のヘッドレストフレーム4は、前記ピラー12の上部に縦軸部5を連設し、該縦軸部5は、ピラー12の上部に連設した下側前傾部13と上側前傾部15と起立部18により、側面視少なくともヘッドレスト3内の下側前傾部13と上側前傾部15との間の第二屈曲部17および上側前傾部15と起立部18の間の第三屈曲部19の二か所屈曲させて形成した車両用シートのヘッドレスト。
【選択図】 図1
Description
即ち、ヘッドレストは、車両後方からの衝撃により着座者の頭部の後方移動を阻止してむち打ち症の発症を予防することが本来の目的であるが、単にM形状あるいはループ形状にヘッドレストフレームを形成しても確実な支持は望めないのである。
特に、ループ形状にヘッドレストフレームを形成した場合では、ヘッドレストフレームの前後の厚みが多くなり、その分クッション材の厚みが減少するので、クッション材による衝撃吸収効果は半減する。
しかして、所定の支持強度を有してヘッドレストフレームを構成し、所定の厚さを有してクッション材を設けても、頭部がヘッドレストに当たったときに、クッション材とヘッドレストフレームとが互いにずれると、頭部の支持が弱くなることが判明した。
本願は、ヘッドレストの構成を工夫することにより、荷重を支持しつつ、確実に衝撃を吸収するヘッドレストを提供するものである。
本発明は、前記ヘッドレストフレーム4は、前記一対のピラー12の上部に縦軸部5を夫々連設し、該縦軸部5の上部を横軸部6により連結して構成し、前記ピラー12は上方に至るに従い後側に位置するように傾斜し、前記下側前傾部13は前記ピラー12とは反対に上方に至るに従い前側に位置するように前傾状態に傾斜させ、前記上側前傾部15は下側前傾部13に対して更に上方に至るに従い前側に位置するように急な状態に傾斜させ、前記起立部18は上側前傾部15に対して直立させ、前記第二屈曲部17と前記第三屈曲部19の屈曲方向が互いに反対となるように構成した車両用シートのヘッドレストとしたものである。
本発明は、前記ヘッドレストフレーム4を構成する横軸部6は、その左右中間部に下方向に突き出す中間変形部7を形成した車両用シートのヘッドレストとしたものである。
本発明は、前記起立部18はヘッドレスト3の前後方向の中間位置に配置し、前記起立部18の前後両側には所定の厚さを有するクッション材20を設けた車両用シートのヘッドレストとしたものである。
本発明は、前記クッション材20はヘッドレスト3内のヘッドレストフレーム4に密着するように一体発泡させて形成した車両用シートのヘッドレストとしたものである。
請求項2の発明では、前後方向の衝撃に対するクッション材20の移動をヘッドレストフレーム4が確実に支持して、クッション材20は衝撃を有効に吸収できる。
請求項3の発明では、横軸部6も中間部分がクッション材20のずれを支持するので、クッション材20は衝撃を有効に吸収できる。
請求項4の発明では、起立部18の前後両側のクッション材20は所定の厚さを確保でき、シートの着座者のみならず、該シートの後方座席に着座者の頭部がヘッドレスト3の後面に当たったときでも、クッション材20は衝撃を確実に吸収する。
請求項5の発明では、ヘッドレストフレーム4に対するクッション材20のずれを有効に防止して、頭部の支持および衝撃吸収を確実にする。
4はヘッドレスト3のヘッドレストフレームであり、正面視左右一対の縦軸部5の上部を横軸部6により連結して形成する。
前記横軸部6の左右中央部は下側に屈曲(湾曲)させた中間変形部7を形成する。また、実施例では中間変形部7の左右両側部分も正面視上側に突き出る円弧形状の円弧状変形部8に形成している。
前記縦軸部5の下部にはヘッドレスト3を背凭シート2の支持部10に装着するピラー12を形成する。ピラー12は正面視において、縦軸部5と同一軸心上に配置しているが、軸心が互いに左右にずれた構成でもよい。
ピラー12の上部には前記縦軸部5の一部を形成する下側前傾部13を連設する。下側前傾部13はピラー12の上部を前側に屈曲させて、上方に至るに従い前側に位置するように前斜めに傾斜させ、下側前傾部13の上部はヘッドレスト3内に位置させる。14はピラー12と下側前傾部13の境の第一屈曲部である。
上側前傾部15の上部には、略垂直状に起立する起立部18を連設する。19は上側前傾部15と起立部18の境の第三屈曲部である。
ヘッドレスト3はヘッドレストフレーム4の外周にクッション材20を設け、クッション材20の外周に表皮部材21を被覆して構成し、ヘッドレスト3のピラー12を背凭シート2の支持部10に装着する。
しかして、ヘッドレスト3のヘッドレストフレーム4は、ピラー12の上部に縦軸部5を連設し、縦軸部5の上部を横軸部6により連結して構成し、前記縦軸部5は、ピラー12の上部に連設した下側前傾部13と上側前傾部15と起立部18により、側面視少なくとも第一屈曲部14と第二屈曲部17と第三屈曲部19の三か所屈曲させて形成しているから、ヘッドレスト3に着座者の頭部を支持する荷重が過剰に掛かったとき、特に、各屈曲部17、19がクッション材20のヘッドレストフレーム4に対する食い付きをよくし、「ずれる」のを防止して荷重(衝撃)を吸収する。
この場合、ピラー12は後側に傾斜し、下側前傾部13は第一屈曲部14に対して反対の前傾状態に屈曲させているので、ピラー12と下側前傾部13は荷重を強固に支持する。
したがって、クッション材20がヘッドレストフレーム4に対して移動して「ずれる」力(荷重)を分散させるから、一層、クッション材20は衝撃荷重を吸収して減少させる。
したがって、クッション材20の厚さを厚くできることで、クッション材20の「厚さ」によっても衝撃荷重を吸収できる合理的構成となる。
この点で、縦軸部5は側面視複数の第二屈曲部17および第三屈曲部19を有して構成し、クッション材20はヘッドレスト3内のヘッドレストフレーム4に密着するように一体発泡形成しているので、クッション材20とヘッドレストフレーム4との固定状態が強固にでき、ヘッドレストフレーム4からクッション材20が外れるのを防止でき、クッション材20により着座者の頭部を支持する。
同様に、ヘッドレストフレーム4を構成する横軸部6は、その左右中間部に中間変形部7を形成しているから、横軸部6も中間変形部7の部分で変形して、衝撃荷重を吸収して減少させる効果が期待できる。
Claims (5)
- ヘッドレストフレーム4の外周にクッション材20を設け、前記ヘッドレストフレーム4に固定のピラー12により背凭シート2に装着するヘッドレスト3において、ヘッドレスト3のヘッドレストフレーム4は、前記ピラー12の上部に縦軸部5を連設し、該縦軸部5は、ピラー12の上部に連設した下側前傾部13と上側前傾部15と起立部18により、側面視少なくともヘッドレスト3内の下側前傾部13と上側前傾部15との間の第二屈曲部17および上側前傾部15と起立部18の間の第三屈曲部19の二か所屈曲させて形成した車両用シートのヘッドレスト。
- 請求項1において、前記ヘッドレストフレーム4は、前記一対のピラー12の上部に縦軸部5を夫々連設し、該縦軸部5の上部を横軸部6により連結して構成し、前記ピラー12は上方に至るに従い後側に位置するように傾斜し、前記下側前傾部13は前記ピラー12とは反対に上方に至るに従い前側に位置するように前傾状態に傾斜させ、前記上側前傾部15は下側前傾部13に対して更に上方に至るに従い前側に位置するように急な状態に傾斜させ、前記起立部18は上側前傾部15に対して直立させ、前記第二屈曲部17と前記第三屈曲部19の屈曲方向が互いに反対となるように構成した車両用シートのヘッドレスト。
- 請求項1または請求項2において、前記ヘッドレストフレーム4を構成する横軸部6は、その左右中間部に下方向に突き出す中間変形部7を形成した車両用シートのヘッドレスト。
- 請求項1または請求項2または請求項3において、前記起立部18はヘッドレスト3の前後方向の中間位置に配置し、前記起立部18の前後両側には所定の厚さを有するクッション材20を設けた車両用シートのヘッドレスト。
- 請求項4において、前記クッション材20はヘッドレスト3内のヘッドレストフレーム4に密着するように一体発泡させて形成した車両用シートのヘッドレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004140245A JP2005319119A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用シートのヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004140245A JP2005319119A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用シートのヘッドレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005319119A true JP2005319119A (ja) | 2005-11-17 |
JP2005319119A5 JP2005319119A5 (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=35466836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004140245A Pending JP2005319119A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用シートのヘッドレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005319119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235827A (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-24 | Ts Tech Co Ltd | ヘッドレスト |
CN113194790A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-07-30 | 株式会社泰极爱思 | 头枕以及交通工具用座椅 |
-
2004
- 2004-05-10 JP JP2004140245A patent/JP2005319119A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235827A (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-24 | Ts Tech Co Ltd | ヘッドレスト |
CN113194790A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-07-30 | 株式会社泰极爱思 | 头枕以及交通工具用座椅 |
US11850986B2 (en) | 2018-12-19 | 2023-12-26 | Tachi-S Co., Ltd. | Headrest and vehicle seat |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10011201B2 (en) | Vehicle seat | |
AU2007312130B2 (en) | Floor underframe for vehicle | |
US9511698B2 (en) | Vehicle seat back having support members with integrated recliner heart | |
JP2007022173A (ja) | 車両用シートおよび車両用シート組立方法 | |
JP2009126283A (ja) | 車両用シート | |
US9499080B2 (en) | Vehicle seat back member | |
JP6660587B2 (ja) | 車両の下部構造 | |
US8408592B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5675293B2 (ja) | エアバッグ装置を備えた車両用シート | |
JP5906707B2 (ja) | 車両用シートのシートフレーム構造 | |
JPH10230767A (ja) | 車両用衝撃吸収シートの頭部保護方法および車両用衝撃吸収シート | |
JP2005319119A (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
US20060131939A1 (en) | Impact absorption structure of vehicle seat | |
WO2013105559A1 (ja) | 車両用シート | |
JP5154092B2 (ja) | シートバック | |
JP4380449B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
JP5535690B2 (ja) | シートバックのフレーム構造体 | |
JP5229524B2 (ja) | 車両のシート構造 | |
JP5227529B2 (ja) | ヘッドレスト支持構造 | |
JP2008230557A (ja) | シート座部及び車両用シート | |
JP6703290B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6900935B2 (ja) | 車両シート構造 | |
JP4005821B2 (ja) | 車両用リアシートのセンターヒンジ構造 | |
JP7100240B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6697213B2 (ja) | シート構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070508 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070508 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |