JP2005318898A - ウイルスの精製方法 - Google Patents

ウイルスの精製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005318898A
JP2005318898A JP2005174406A JP2005174406A JP2005318898A JP 2005318898 A JP2005318898 A JP 2005318898A JP 2005174406 A JP2005174406 A JP 2005174406A JP 2005174406 A JP2005174406 A JP 2005174406A JP 2005318898 A JP2005318898 A JP 2005318898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virus
size exclusion
buffer
column
anion exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005174406A
Other languages
English (en)
Inventor
John Chu-Tay Tang
チュ―タイ タン ジョン
Gary J Vellekamp
ジェイ. ベレカンプ ガリー
Laureano L Bondoc Jr
エル. ボンドック ジュニア ローレアノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Sharp and Dohme Corp
Schering Plough Corp
Original Assignee
Schering Corp
Schering Plough Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schering Corp, Schering Plough Corp filed Critical Schering Corp
Publication of JP2005318898A publication Critical patent/JP2005318898A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N7/00Viruses; Bacteriophages; Compositions thereof; Preparation or purification thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/10011Adenoviridae
    • C12N2710/10051Methods of production or purification of viral material

Abstract

【課題】 精製ウイルスに対する必要性(例えば、遺伝子治療のためのウイルス性ベクターとしての使用が増え続けていること)に関して、改良された精製方法を提供すること。
【解決手段】 ウイルス調製物の精製方法であって、以下:a)該ウイルス調製物をアニオン交換クロマトグラフィーに供する工程であって、ここで該ウイルスがアニオン交換クロマトグラフィー媒体から溶離される工程;およびb)工程Aのウイルス生成物をサイズ排除クロマトグラフィーに供する工程であって、ここで該ウイルスがサイズ排除クロマトグラフィー媒体から溶離される工程を包含する、方法。
【選択図】 なし

Description

(発明の背景)
ウイルスの培養および精製は、遺伝子治療およびワクチン開発のためにますます重要になってきている。Huygheら(Human Gene Therapy 6: 1403−1416 (1995))は、組換えアデノウイルスの精製のためのいくつかの方法(これにはアニオン交換クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、固定化亜鉛アフィニティークロマトグラフィー、超遠心が包含される)の比較を開示し、組換えアデノウイルスの精製のための好ましいプロセスは、細胞溶解物をヌクレアーゼで処理し、次いでメンブレンフィルターを通して濾過し、次いでDEAEクロマトグラフィーにかけ、次いで亜鉛アフィニティークロマトグラフィーにかけることであると結論している。
精製ウイルスに対する必要性、例えば遺伝子治療のためのウイルス性ベクターとしての使用が増え続けていることを考えると、改良された精製方法が非常に所望される。
(項目1)ウイルス調製物の精製方法であって:
a)このウイルス調製物をアニオン交換クロマトグラフィーに供する工程であって、ここでこのウイルスがアニオン交換クロマトグラフィー媒体から溶離される工程;および
b)工程Aのウイルス生成物をサイズ排除クロマトグラフィーに供する工程であって、ここでこのウイルスがサイズ排除クロマトグラフィー媒体から溶離される工程
を包含する、方法。
(項目2)上記ウイルス調製物が細胞溶解物である、項目1に記載の方法。
(項目3)上記細胞溶解物が工程aの前に濾過される、項目2に記載の方法。
(項目4)上記ウイルスが組換えアデノウイルスである、項目1に記載の方法。
(項目5)上記サイズ排除媒体が、イオン強度がカラムの頂部から底部に向かって減少する塩勾配となるように調製されたカラムの中に提供され、このカラムの頂部が工程aの生成物のイオン強度と実質的に等しいイオン強度を有する緩衝液を有する、項目1に記載の方法。
(項目6)上記ウイルスがACN53である、項目1に記載の方法。
(項目7)上記アニオン交換クロマトグラフィー媒体が、ウイルス調製物を適用する前に徹底的に洗浄される、項目1に記載の方法。
(項目8)項目1の方法で精製されるウイルス。
(発明の要旨)
本発明の1つの局面は、ウイルス調製物の精製方法であって:
a)ウイルス調製物をアニオン交換クロマトグラフィーに供する工程であって、ここでウイルスがアニオン交換クロマトグラフィー媒体から溶離される工程;および
b)工程aのウイルス生成物をサイズ排除クロマトグラフィーに供する工程であって、ここでウイルスがサイズ排除クロマトグラフィー媒体から溶離される工程を包含する、方法である。ウイルス調製物は細胞溶解物であり得、これは工程Aの前に濾過され得る。ウイルスは組換えアデノウイルス、例えばACN53(WO 95/11984に開示されている)であり得る。
アニオン交換媒体はジエチルアミノエチル基を架橋アガロース、セルロース、ポリアクリルアミドまたはポリスチレン骨格上に含み得、例えばFRACTOGELTM−DEAEである。サイズ排除媒体は架橋多糖を含み得、そして架橋アガロースとデキストランとの複合体であり得る。サイズ排除媒体の例はSuperdex−200である。アニオン交換クロマトグラフィー媒体は、ウイルス調製物を付与する前に、徹底的に洗浄され得る。
サイズ排除媒体は、イオン強度がカラムの頂部から底部に向かって減少する塩勾配となるように調製されたカラムの中に提供され、このカラムの頂部は工程aの生成物のイオン強度と実質的に等しいイオン強度を有する緩衝液を有する。
本発明のさらなる局面は、請求項1の方法で精製されるウイルスである。
(好適な実施態様の説明)
本発明は、ウイルスの精製に関し、このウイルスは例えば、細胞宿主中で培養され、そして次に細胞の溶解および細胞細片(debris)からの分離によって遊離されることによって生成されたものであり得る。用語「ウイルス」は、野生型、変異体、および組換えウイルスを包含し、特に異種核酸配列の発現のためのアデノウイルスベクターである。
本発明の実施態様は、ウイルス調製物の吸着クロマトグラフィーと、それに続いてのサイズ排除クロマトグラフィーという概略的なストラテジーに分けられる。典型的には、アニオン交換クロマトグラフィーは、高分子骨格に結合した側鎖の塩基性基からなるアニオン交換樹脂上で行われる。塩基性基は好ましくは置換アミノ基であり、特にジ低級アルキルアミノアルキル基であり、ここで各低級アルキル基は1個から4個、好ましくは2個の炭素原子を有し、そして各アルキル基は2個から4個、好ましくは2個の炭素原子を有する。骨格はシリカまたは有機マトリックス、例えば架橋アガロース、セルロース、ポリアクリルアミドまたはポリスチレンから構成され得る。架橋アガロース骨格上のジメチルアミノエチル基(DMAE基)または特にジエチルアミノエチル基(DEAE基)からなるアニオン交換樹脂の使用が特に好ましく、特に好ましいDEAEタイプの樹脂は商品名「DEAE−Fractogel」として販売されている樹脂であり、例えば「FRACTOGELTM EMD DEAE−650M」および「FRACTOGELTM AE」である。本発明のいくつかの実施態様において、「骨格」はビーズのような固体支持体であり得る。
アニオン交換樹脂は、好ましくは、アジ化ナトリウムおよびエタノールのような保存剤ならびに他の外来性物質を除去するために、ウイルス調製物をロードする前に、約5〜10カラム容量の塩基性溶液(例えば50mM NaOH/1M NaCl)、次に約5〜10カラム容量の中和溶液(例えば50mM HCl/1M NaCl)、次に約5〜30容量のローディングおよび/または溶離緩衝液でカラムを洗浄することによって、徹底的に洗浄される。任意に、ローディングおよび/または溶離緩衝液で洗浄する前に、ローディングおよび/または溶離緩衝液より塩濃度の低い緩衝液でカラムを洗浄する。
典型的には、細胞溶解物のようなウイルス調製物は、pHが約7.0〜8.5で塩濃度が約100〜360mMの緩衝溶液中のクロマトグラフィー媒体にロードされる。この塩は典型的にはNaClである。いくつかの実施態様では、リン酸塩またはTrisのような他の緩衝液も使用され得る。混入物(contamination)は、カラムを塩濃度が約250〜380mMの緩衝液で洗浄することによって優先的に溶離し得る。次にウイルスを約360〜600mMの塩濃度での溶液で溶離し得る。この塩は典型的にはNaClである。典型的には、約5〜50,より好ましくは約30容量の緩衝液を用いてウイルスを溶離する。画分を採取し、そしてA260またはA280を測定し、そしてピーク画分をプールすることによってウイルスの存在についてアッセイする。あるいは、A260またはA280ピークを含む溶離物を単一画分として採取しても良い。この、ウイルスを含む溶離物中の単一のA260またはA280の画分またはプールした画分を、本明細書中で「アニオン交換プール」と名付ける。
サイズ排除クロマトグラフィー工程において、分子は、不活性多孔質媒体、特に不活性ゲル媒体を充填したベッド(bed)中でサイズに従って分離される。この不活性ゲル媒体は、好ましくは、球形ビーズ状の架橋多糖類の複合体、例えば、架橋アガロースおよびデキストランである。膨潤したゲルビーズ中の最も大きな孔よりも大きい分子はゲルビーズ中に進入せず、従って、クロマトグラフィーベッドを通って最も速く移動する。より小さな分子は、そのサイズおよび形に応じて異なる度合いでゲルビーズ中に進入し、ベッドの通過が遅延する。このようにして分子は一般に分子サイズが小さくなる順に溶出する。ウイルスはそのサイズが大きいので、通常、空隙容量で溶出する。例えば、アデノウイルスは直径が約80nmである。アデノウイルスのサイズ排除クロマトグラフィーに適した媒体としては、G6000PWXL(TosoHaas);SB−806(Alltech);Sephacryl S−400 HR、Sephacryl S−500 HR、Sephacryl S−1000 SF、Sephadex G−200、Sepharose CL−2B;Superdex 200 分取グレード(prep grade)、Superose 6 分取グレード(Pharmacia);TSK 6000PWXL(Bodman)、およびUltrahydrogel 2000(Waters)が挙げられるが、これらに限定されない。
「サイズ排除」クロマトグラフィーは本明細書で使用される限りにおいて、ゲル濾過クロマトグラフィーを包含することを意図する。特に好ましいサイズ排除媒体は商品名「Superdex 200」として販売されているものである(Pharmacia カタログ、1996、第338−339頁、コード番号17−1043−01(バルク)、あるいは17−1069−01または17−1071−01(予備充填カラム)参照のこと)。低分子量の不純物からのウイルスのグループ分離が達成されるので、アニオン交換樹脂プールからの出発物質のローディング容量は比較的大量(例えば、ベッド容量の20%まで、より好ましくは15%まで)であり得る。
本発明のアニオン交換およびサイズ排除クロマトグラフィー工程の実施のための物質の例を表Iに示す。変数および制御の例を表IIおよび表IIIに示す。
(表I: アニオン交換およびサイズ排除クロマトグラフィーで使用する物質の例)
(表II: アニオン交換クロマトグラフィーのインプロセス制御および操作変数)
(表III: サイズ排除クロマトグラフィーのインプロセス制御および操作変数)
本発明の実施態様において、ウイルスをアニオン交換プールからサイズ排除カラムへとロードする。いくつかの実施態様においては、カラムは、イオン強度がカラムの頂部から底部へ向かって減少する塩勾配で調製される。ローディングの後、ウイルスはこの塩勾配を通って下に移動し(なぜならウイルスは優先的に樹脂に吸着しないので)、そしてイオン強度の穏やかな変化によりウイルスに対する損傷が避けられる。塩勾配に追いついた後、ウイルスは低塩(例えば、0〜200mM NaCl)緩衝液で溶離する。このような低塩緩衝液は、長期貯蔵または患者への投与のための処方物を包含するが、これらに限定されない。
いくつかの実施態様において、溶離緩衝液のようなクロマトグラフィー緩衝液、またはウイルスを含むプールされた画分に、グリセロールを添加する。典型的にはグリセロールは最終濃度5〜20%、より典型的には10%で存在する。従って、いくつかの実施態様ではグリセロールはプロセス全体にわたって全ての溶液中に存在する。さらなる実施態様において、他の賦形剤、例えば約2〜16%のショ糖をグリセロールの代わりに使用し得る。
好ましい実施態様において、サイズ排除クロマトグラフィーカラムは低い塩濃度の緩衝液(例えば、約100〜150mM、特に約130mMのNaCl)で平衡化される。フィードをローディングする直前に、塩勾配を与える。これはベッド容量の中間の画分、例えば10〜20%、好ましくは約15%に等しく、低塩濃度(約130mM NaCl)から、より高い塩濃度のフィード(例えば、400〜450mMのNaCl、特に約420mMのNaCl)までである。
単純な試験を行ってDEAE−Fractogelプールの品質を決定し、そして次に塩勾配を使用すべきかどうかを決定する。この試験は、適切なpH7.5の緩衝液で数分間(例えば5分間)にわたって希釈したDEAE−FractogelプールのA320/A260比の定常性に依存する。適切な緩衝液は50mMのリン酸ナトリウム(pH7.5)、2mMのMgCl、2%ショ糖からなり、NaClを含まない。A320/A260比が5分間にわたって実質的に一定であるなら(例えば、0.04を越えて増加しないならば)、試料はアイソクラチック(isocratic)または塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーのいずれかに適する。A320/A260比がこの時間の間に約0.04を越えて増加するならば、DEAE−Fractogelプールは、収率を上げるために、好ましくは塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーで行われる。表IVは、塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーの使用のための物質およびプロトコルの例を示す。
(表IV: 塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーの使用のための物質およびプロトコルの例)
本発明の精製方法はスケールアップ(またはスケールダウン)および大規模な混入物に適する。当該分野で周知の適切な手順およびガイドラインを使用し、それに従って、ウイルスを制御し、そしてバイオハザード的状況を回避することができる:例えば「Biosafety in Microbiological and Biomedical Laboratories」第3版、Richman および McKinney編、米国厚生省(Department of Health and Human Services)、米国疾病管理センター(the Center for Disease Control)および国立衛生研究所(the National Institute of Health)、Washington DC、米国政府印刷局(Printing Office)、1993年5月発行を参照のこと。
本発明の方法は広範囲のウイルスに適用しやすく、これらのウイルスにはアデノウイルス、ポックスウイルス、イリドウイルス、ヘルペスウイルス、パポーバウイルス、パラミクソウイルス、オルトミクソウイルス、レトロウイルス、およびロタウイルスが挙げられるが、これらに限定されない。ウイルスは好ましくは組換えウイルスであるが、臨床的な単離物、弱毒化ワクチン株などを包含し得る。
それゆえ、例えば、本発明の方法で精製され得る組換えアデノウイルスの例はACN53であり、これはPCT出願番号WO 95/11984に開示される。
第1の工程において、ACN53アデノウイルスベクターをアニオン交換クロマトグラフィーでDEAEカラムを用いて精製する。このためには、ウイルスは典型的には293腎細胞中で増殖され、採取され、そして濃縮および限外濾過に供される。濃縮物を凍結し、そして約−20℃で使用時まで貯蔵する。凍結濃縮物を解凍し、0.45μmのフィルターで浄化し、調製物の伝導度を約250〜360mM NaClに調節し、そしてDEAEクロマトグラフィーに供する。このクロマトグラフィーで使用する溶液は表1に示される。
第2工程において、ACN53アデノウイルスベクターをサイズ排除クロマトグラフィーでSuperdex−200カラムを用いて精製する。ウイルスを含む選択された画分をA260またはA280で同定し、そしてプールする。プールした画分は精製されたバルクのACN53アデノウイルスベクターから構成され、これを次に0.2μmフィルターを通して滅菌濾過し、そして約−20℃で貯蔵する。
DEAE−Fractogelプール中のウイルスは高濃度の塩(約420mM NaCl)の存在のため、不安定であり得る。これは、好ましくは、すぐに処理されるか、あるいは4〜12℃で約24時間を越えない間、保存される。
溶離プロフィールがA260またはA280で決定されるACN53アデノウイルスベクターピークを示す画分を、さらなる処理のためにプールする。このサイズ排除プールを0.2μmフィルターで濾過する。この濾液は最終的な精製されたバルクのACN53アデノウイルスベクターであり、これを次に滅菌プラスチックボトル(例えばTeflon)に移し、そして約−20℃で貯蔵する。この工程のインプロセス制御を表IIIに示す。
この精製方法の各工程でのACN53アデノウイルスベクターの純度の上昇はResource Q HPLCによって追跡され得る(Huygheら、Human Gene Therapy, 第6巻(1995年11月)、第1405頁の第1403−1416頁参照)。第1および第2のクロマトグラフィープール中のウイルスの品質はまた、分光学的方法によってもモニターされる。A260/A280の特徴的な比は最終的な精製ウイルスについて1.23〜1.31:1である。ウイルスの高分子量の結果である光散乱はA320/A260 nmの比から導出され、そしてこれもまたクロマトグラフィープールのモニターに使用される。精製された遊離のウイルス粒子は約0.22〜0.30:1の光散乱比を示す。
以下の実施例は本発明の例示として役立つ。選択されたベクターおよび宿主ならびに他の物質、試薬の濃度、温度、および他の変数の値は、本発明をどのように実行し得るかの単に例示であり、その限定と考えられるべきではない。
(実験的実施例)
(A.アデノウイルスの小規模精製)
(1) アニオン交換クロマトグラフィー(DEAE−Fractogel)
DEAE−EMD Fractogel 650Mカラム(E.Merck)(5×18cm)を5ベッド容量(B.V.)の0.5M NaOH/1M NaCl、次いで6B.V.の0.1M HCl/1M NaCl、そして次に20B.V.の緩衝液A(265mM NaCl、2mM MgCl、2%(w/v)ショ糖、50mMリン酸ナトリウム、pH7.5)で、線形流速2cm/分で予備平衡化した。このカラムのフィードは2リットルの凍結粗ウイルス溶液から誘導され、これを解凍し、0.45μメンブレンを通して微量濾過し、そして小容量の4M NaClで調節して伝導度が緩衝液Aのものと等しくなるようにした。このフィードを線形流速1cm/分でカラムにロードした。カラムを4B.V.の緩衝液Aで洗浄した。次にカラムを8B.V.の94%緩衝液A/6%緩衝液B(NaClを600mMとしたこと以外は緩衝液Aと同じ)で洗浄した。カラムを30B.V.の、94%緩衝液A/6%緩衝液Bから100%緩衝液Bまでの線形勾配で溶離した。実質的なウイルスを含む画分をプールし、次のカラムのためのフィード(「DEAEプール」)を形成した。
(2) アイソクラチックサイズ排除クロマトグラフィー(Superdex−200)
サイズ排除クロマトグラフィーを、0.5B.V.の0.5M NaOH、1B.V.のHO、および2B.V.の緩衝液C(130mMのNaCl、2mMのMgCl、2%(w/v)ショ糖、50mMリン酸ナトリウム、pH7.5)で線形流速0.6cm/分で予備平衡化されたSuperdex−200カラム(Pharmacia)、5×73 cmで行った。フィードは220mlのDEAEプールから構成され、これをカラムにロードした。ACN53を緩衝液Cで線形流速0.6cm/分で溶離した。実質的なウイルスを含む画分をプールし、0.2μのミクロフィルターを通し、そして貯蔵した。ウイルス濃縮物は低温(例えば0〜10℃、好ましくは約4℃)で貯蔵され得、あるいは容量が小さい(例えば、約50ml未満)場合、−80℃で凍結され得る。
(3) 塩勾配サイズ排除クロマトグラフィー
(a). 塩希釈試験
DEAE−Fractogelプール(0.4ml)を50mMリン酸ナトリウム(pH7.5)、2mM MgCl、2%ショ糖から構成され、NaClを含まない緩衝液(0.8ml)と混合し、そしてすぐに石英キュベット中に入れ、そして260nmおよび320nmの吸光度を光ダイオードアレイを備えたUV分光器で測定した。試料をキュベットから取り出さずに、読みとりを1〜2分間隔で5分間にわたって繰り返した。A320/A260の比がこの期間の間実質的に一定であれば、このDEAE−Fractogelプールはアイソクラチックまたは塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーのいずれかに適する。A320/A260の比がこの期間の間に約4%を越えて増加する場合、DEAE−Fractogelプールは、収率を上げるために、塩勾配サイズ排除クロマトグラフィーを必要とする。
(b) 塩勾配サイズ排除クロマトグラフィー
塩勾配クロマトグラフィーを、0.5B.V.の0.5M NaOH、1B.V.のHO、および2B.V.の緩衝液C(20mMリン酸ナトリウム、pH8.0、130mM NaCl、2mM、MgCl、2%ショ糖)で予備平衡化したSuperdex−200カラム(2.6 cm×60 cm)を用いて行った。DEAEプールをロードする直前に、100%緩衝液Cから100%緩衝液D(20mMリン酸ナトリウム、pH8.0、420mM NaCl、2mM、MgCl、2%ショ糖)の0.15B.V.(48ml)の線形勾配をSuperdex−200カラムに付与した。上記試験に不合格の20mlのDEAEプールからなるフィードを次にカラムにロードし、そして緩衝液Dで線形流速0.6cm/分で溶離した。空隙容積内またはその近傍で溶離した、実質的なウイルスを含む画分をプールし、滅菌フィルターを通し、そして−80℃で貯蔵した。この工程の収率は60%であり、そしてA320/A260比は0.24:1であった。
(B. アデノウイルスの大規模精製)
(1) アニオン交換クロマトグラフィー
発酵および回収工程からの凍結ウイルス濃縮物を解凍し、そしてMillipore 10” Opticapカプセル中の0.45μm親水性Duraporeメンブレンを通して濾過した。濾液を閉鎖タンク中に採取した。損失を最小限とするために、フィルターカートリッジを、約1.5Lの緩衝液J−1(50mMリン酸ナトリウム(pH7.5)、265mM塩化ナトリウム、2mM塩化マグネシウム、2%(w/v)ショ糖)に5.4%(w/w)の溶液J−3(4M塩化ナトリウム)を補充したもので洗浄した。濾液の塩濃度を5.4%(w/v)の溶液J−3(4M塩化ナトリウム)の添加により調節した。次にこのフィード溶液を、緩衝液J−1(50mMリン酸ナトリウム(pH7.5)、265mM塩化ナトリウム、2mM塩化マグネシウム、2%(w/v)ショ糖)で予備平衡化したFractogel EMD DEAE−650M カラム(直径7cm、ベッド高さ14.8cm、ベッド容量570ml)に付した。アデノウイルスはアニオン交換樹脂に結合し、他方、培地および宿主細胞の不純物の大部分はこの費やされたチャージの間にカラムを通過する。カラムを最初に4ベッド容量の緩衝液J−1で洗浄し、次に第2のアイソクラチック洗浄を8ベッド容量の94%緩衝液J−1および6%緩衝液J−2(50mMリン酸ナトリウム(pH7.5)、600mM塩化ナトリウム、2mM塩化マグネシウム、2%(w/v)ショ糖)で行い、さらなる不純物を除去した。ウイルスはカラムから30ベッド容量の6%〜100%緩衝液J−2の線形勾配で溶離した。A280で決定される溶離プロフィールのアデノウイルスピークを採取し、そしてさらなるプロセシングのためにプールした。アニオン交換クロマトグラフィー工程のインプロセス制御および操作パラメータを表Vにまとめる。
(表V: アニオン交換クロマトグラフィーのインプロセス制御および操作パラメータ)
(2) サイズ排除クロマトグラフィー
DEAEプールをすぐに、緩衝液K−1(20mMリン酸ナトリウム(pH8.0)、100mM塩化ナトリウム、2mM塩化マグネシウム、2%(w/v)ショ糖)で予備平衡化したSuperdex−200サイズ排除カラム(直径14 cm、ベッド高さ77 cm、ベッド容量11.9 L)に付した。カラムを緩衝液K−1で溶離した。A280で決定される溶離プロフィールのアデノウイルスピークを採取し、そしてプールした。このクロマトグラフィー工程により緩衝液の交換およびアデノウイルス生成物からの低分子量不純物の分離が達成される。サイズ排除クロマトグラフィー工程のためのインプロセス制御および操作パラメータを表VIにまとめる。
(表VI: サイズ排除クロマトグラフィーのインプロセス制御および操作パラメータ)
(3) 最終の0.2μm濾過
Superdex 200プールを、2〜15℃で0.2μm親水性Duraporeメンブレン(Stericup、Milliopore)を通して濾過した。この工程は、生物安全キャビネット(biosafety cabinet)中で滅菌条件下で行った。いくつかのの濾過装置を使用したので、個別の濾液をプールし、そして次にオートクレーブにかけた容器中にアリコートを採った。バルクの薬物物質の溶液の容器をドライアイス/エタノール浴中で凍結し、そして約−20℃で貯蔵した。
本明細書中で引用された全ての刊行物ならびに特許出願は、個々の刊行物または特許出願が詳細かつ独立して参考として援用されているのと同じ程度に本明細書中に参考として援用される。
本発明の改変および変形は当業者に明らかである。本明細書中に記載される特定の実施態様は例示のみのために提供され、本発明はここで限定されるように解釈されるべきではない。

Claims (1)

  1. ウイルス調製物の精製方法であって:
    a)該ウイルス調製物をアニオン交換クロマトグラフィーに供する工程であって、ここで該ウイルスがアニオン交換クロマトグラフィー媒体から溶離される工程;および
    b)工程Aのウイルス生成物をサイズ排除クロマトグラフィーに供する工程であって、ここで該ウイルスがサイズ排除クロマトグラフィー媒体から溶離される工程
    を包含する、方法。
JP2005174406A 1996-12-13 2005-06-14 ウイルスの精製方法 Withdrawn JP2005318898A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US76683596A 1996-12-13 1996-12-13

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52680098A Division JP2001506126A (ja) 1996-12-13 1997-12-11 ウイルスの精製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005318898A true JP2005318898A (ja) 2005-11-17

Family

ID=25077670

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52680098A Ceased JP2001506126A (ja) 1996-12-13 1997-12-11 ウイルスの精製方法
JP2005174406A Withdrawn JP2005318898A (ja) 1996-12-13 2005-06-14 ウイルスの精製方法
JP2008225297A Pending JP2009022292A (ja) 1996-12-13 2008-09-02 ウイルスの精製方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52680098A Ceased JP2001506126A (ja) 1996-12-13 1997-12-11 ウイルスの精製方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008225297A Pending JP2009022292A (ja) 1996-12-13 2008-09-02 ウイルスの精製方法

Country Status (9)

Country Link
EP (2) EP0948601B1 (ja)
JP (3) JP2001506126A (ja)
AT (2) ATE477320T1 (ja)
AU (1) AU5370598A (ja)
CA (1) CA2274876A1 (ja)
DE (2) DE69739961D1 (ja)
ES (2) ES2283032T3 (ja)
IL (1) IL130198A (ja)
WO (1) WO1998026048A1 (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7732129B1 (en) * 1998-12-01 2010-06-08 Crucell Holland B.V. Method for the production and purification of adenoviral vectors
ES2278399T3 (es) 1996-11-20 2007-08-01 Introgen Therapeutics, Inc. Metodo mejorado para la produccion y purificacion de vectores adenovirales.
US6689600B1 (en) 1998-11-16 2004-02-10 Introgen Therapeutics, Inc. Formulation of adenovirus for gene therapy
FR2787465A1 (fr) * 1998-12-21 2000-06-23 Transgene Sa Procede d'inactivation des virus enveloppes dans une preparation virale de virus non enveloppes
US7264958B1 (en) 1999-02-22 2007-09-04 Transgene, S.A. Method for obtaining a purified viral preparation
SE9904272D0 (sv) * 1999-11-25 1999-11-25 Amersham Pharm Biotech Ab A method for selective removal of a substance from samples containing compounds having nucleic acid structure
EP1501921B2 (en) 2002-04-30 2012-07-25 Oncolytics Biotech Inc. Improved viral purification methods
CA2531773A1 (en) 2003-07-21 2005-02-17 Transgene S.A. Novel multifunctional cytokines
US7901921B2 (en) 2004-10-22 2011-03-08 Oncolytics Biotech Inc. Viral purification methods
CN101080488A (zh) 2004-11-03 2007-11-28 因特罗根治疗公司 生产和纯化腺病毒载体的新方法
WO2008039136A1 (en) 2006-09-29 2008-04-03 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Separation matrix for viral purification
PL2118292T3 (pl) 2007-01-30 2011-12-30 Transgene Sa Polipeptyd E2 wirusa brodawczaka stosowany do szczepienia
JP2010193720A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Asahi Kasei Chemicals Corp アニオン交換基が固定された多孔膜を用いたウイルスの分離方法
MX2012001592A (es) 2009-08-07 2012-05-22 Transgene Sa Composicion para el tratamiento de la infección del virus de la hepatitis b.
GB201011502D0 (en) * 2010-07-08 2010-08-25 Glaxosmithkline Biolog Sa Novel process
CN103476928B (zh) 2010-12-09 2017-03-29 巴斯德研究所 用于获得高产量重组蛋白表达的基于mgmt的方法
TWI575070B (zh) 2011-07-12 2017-03-21 傳斯堅公司 Hbv聚合酶突變體
TW201321016A (zh) 2011-09-29 2013-06-01 Transgene Sa 免疫療法組成物及用於治療c型肝炎病毒感染之療程(二)
WO2013045658A1 (en) 2011-09-29 2013-04-04 Transgene Sa Immunotherapy composition and regimen for treating hepatitis c virus infection
RU2015114330A (ru) 2012-09-17 2016-11-10 У.Р. Грейс Энд Ко.-Конн. Хроматографические среды и устройства
JP6430949B2 (ja) 2012-10-23 2018-11-28 エモリー ユニバーシティ Gm−csfとil−4のコンジュゲート、組成物、ならびにそれに関連する方法
WO2016131945A1 (en) 2015-02-20 2016-08-25 Transgene Sa Combination product with autophagy modulator
US20190134190A1 (en) 2016-05-04 2019-05-09 Transgene Sa Combination therapy with cpg tlr9 ligand
US20190328869A1 (en) 2016-10-10 2019-10-31 Transgene Sa Immunotherapeutic product and mdsc modulator combination therapy
CA3044074A1 (en) 2016-11-16 2018-05-24 Immunomic Therapeutics, Inc. Nucleic acids for treatment of allergies
JP2020517271A (ja) 2017-04-22 2020-06-18 イミュノミック セラピューティックス, インコーポレイテッドImmunomic Therapeutics, Inc. 改良lamp構築物
JP7222915B2 (ja) 2017-05-02 2023-02-15 イミュノミック セラピューティックス, インコーポレイテッド 癌抗原を含む改善されたlamp構築物
US11603527B2 (en) 2017-12-27 2023-03-14 Global Life Sciences Solutions Usa Llc Method and kit for viral vector isolation
US20210261647A1 (en) 2018-05-15 2021-08-26 Immunomic Therapeutics, Inc Lamp constructs comprising allergens
GB201820806D0 (en) 2018-12-20 2019-02-06 Ge Healthcare Bioprocess R&D Ab Large pore agarose
TW202043256A (zh) 2019-01-10 2020-12-01 美商健生生物科技公司 前列腺新抗原及其用途
CN114641306A (zh) 2019-10-18 2022-06-17 免疫治疗有限公司 包含癌抗原的改良lamp构建物
JOP20220116A1 (ar) 2019-11-18 2023-01-30 Janssen Biotech Inc اللقاحات المستندة إلى الطافر calr وjak2 واستخداماتها
TW202144389A (zh) 2020-02-14 2021-12-01 美商健生生物科技公司 在多發性骨髓瘤中表現之新抗原及其用途
TW202144388A (zh) 2020-02-14 2021-12-01 美商健生生物科技公司 在卵巢癌中表現之新抗原及其用途
EP4135757A1 (en) 2020-04-13 2023-02-22 Janssen Biotech, Inc. Psma and steap1 vaccines and their uses
WO2022009052A2 (en) 2020-07-06 2022-01-13 Janssen Biotech, Inc. Prostate neoantigens and their uses
EP4175721A1 (en) 2020-07-06 2023-05-10 Janssen Biotech, Inc. Prostate neoantigens and their uses
WO2022009051A1 (en) 2020-07-06 2022-01-13 Janssen Biotech, Inc. A method for determining responsiveness to prostate cancer treatment
WO2023201201A1 (en) 2022-04-10 2023-10-19 Immunomic Therapeutics, Inc. Bicistronic lamp constructs comprising immune response enhancing genes and methods of use thereof

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1248075B (it) * 1991-06-18 1995-01-05 Sclavo Spa Processo per la purificazione del virus dell'epatite a (hav), virus cosi` purificato e composizioni vaccinali che lo contengono.
FR2696748B1 (fr) * 1992-10-14 1994-12-30 Pasteur Merieux Serums Vacc Procédé de préparation d'antigènes et de vaccins de l'hépatite A (HAV).
SK283703B6 (sk) 1993-10-25 2003-12-02 Canji, Inc. Rekombinantný adenovírusový vektor a jeho použitie
WO1997008298A1 (en) 1995-08-30 1997-03-06 Genzyme Corporation Chromatographic purification of adenovirus and aav
BR9710030A (pt) 1996-07-01 1999-08-10 Rhone Poulenc Rorer Sa Processo de produção de adenovírus recombinantes processo de purificação de adenovírus recombinantes a partir de um meio biológico preparação viral purificada composição farmacêutica e utilização de iodixanol-5,5'-[(2-Hidroxipropil-1,3-Propanottl)-Bis[N,N'-Bis(2,3-Didroxipropil-2,4,6-Triodo-1,3-Benzenocarboxamida]

Also Published As

Publication number Publication date
EP0948601A1 (en) 1999-10-13
ES2283032T3 (es) 2007-10-16
DE69737364D1 (de) 2007-03-29
IL130198A (en) 2005-09-25
JP2001506126A (ja) 2001-05-15
JP2009022292A (ja) 2009-02-05
EP1679368B1 (en) 2010-08-11
ES2349046T3 (es) 2010-12-22
EP0948601B1 (en) 2007-02-14
DE69737364T2 (de) 2007-11-29
ATE477320T1 (de) 2010-08-15
IL130198A0 (en) 2000-06-01
CA2274876A1 (en) 1998-06-18
ATE353956T1 (de) 2007-03-15
AU5370598A (en) 1998-07-03
EP1679368A1 (en) 2006-07-12
WO1998026048A1 (en) 1998-06-18
DE69739961D1 (de) 2010-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005318898A (ja) ウイルスの精製方法
US6261823B1 (en) Methods for purifying viruses
JP4802366B2 (ja) 精製ウイルス調製物の取得方法
JP4612034B2 (ja) アデノウィルスおよびaavの精製
AU2004249199B2 (en) Method for purifying virus
US6194191B1 (en) Method for the production and purification of adenoviral vectors
US20210292788A1 (en) Method for Adenovirus Purification
RU2745307C1 (ru) Способ очистки рекомбинантного аденовируса 26 серотипа (Ad26)
MXPA99005484A (en) Methods for purifying viruses

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070521

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070820

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080310

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080624

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080902