JP2005317843A - GaN系半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 GaN系半導体装置において、オン電圧が低く、逆方向の電圧時のリーク電流の少ないものを提供する。
【解決手段】所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3と、前記III−V族窒化物半導体層上に前記所定の幅よりも狭い幅でショットキー接合する第1アノード電極8と、前記第1アノード電極8に接触する部分以外の前記III−V族窒化物半導体層上にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極8に電気的に接続する第2アノード電極9とを備え、前記第1アノード電極8と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極9と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いGaN系半導体装置において、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層には、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層からなるヘテロ構造6を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、耐圧が高くオン電圧が低く、かつ、逆方向の電圧時のリーク電流の少ないGaN系半導体装置に関する。
窒化物系化合物半導体を用いた電子デバイスは、材料が本質的に持つ特性から、高温動作化、高耐圧、高速のデバイスとして有望である。特に、高耐圧・大電流動作化が可能なことから、電源デバイスとしての応用が期待されている。
そして特に、耐圧が高くオン抵抗が低いGaN系半導体装置として特許文献1に記載されたような、GaN系半導体装置がある。
すなわち、図5(a)に示したように、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3と、前記III−V族窒化物半導体層3上に前記所定の幅よりも狭い幅dでショットキー接合する第1アノード電極8と、前記第1アノード電極8に接触する部分以外の前記III−V族窒化物半導体層3上にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極8に電気的に接続する第2アノード電極9とを備え、前記第1アノード電極8と前記III−V族窒化物半導体層3との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極9と前記III−V族窒化物半導体層3との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いGaN系半導体装置である。 ここで、符号12は、カソード電極であり、第1アノード電極8と第2アノード電極9は、複合アノード電極10となっている。
そして、図5(b)に示したように、表面の一部が凸部15形状をなすIII−V族窒化物半導体層と、前記 III−V族窒化物半導体層の前記凸部15の上面にショットキー接合する第1アノード電極8と、前記III−V族窒化物半導体層の前記凸部15の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極8に電気的に接続する第2アノード電極9とを備え、前記第1アノード電極8と前記III−V窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極9と前記III−V窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いことを特徴とするGaN系半導体装置もある。
この半導体装置は、さらに前記III−V族窒化物半導体層の前記凸部15の前記側面と前記第2アノード電極9との間に形成され且つ前記III−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有するIII−V族窒化物半導体層16を備えている。
図5(a)(b)に示したGaN系半導体装置は、ダイオードを構成する。すなわち、順バイアスを加えると、ショットキーバリアの低い第1アノード電極8がまず通電し、ついで、第2アノード電極9が通電する。そのため、順方向電流の立ち上がりが早くなるのでオン抵抗が低く、かつオン電圧を0Vに近づけることができる。そして、逆方向の電圧を加えると、第2アノード電極9直下のIII−V族窒化物半導体層3に空乏層が広がり、電流経路がピンチオフされる。
特開2004−31896号公報
しかしながら、図5(a)に示した半導体装置では、第2アノード電極9が平面状に配置されているので、逆方向の電圧を加えたときに所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3に空乏層が広がりにくい問題がある。そのため、逆方向の電圧時のリーク電流が増加する。また、図5(b)に示した半導体装置では、III−V族窒化物半導体層の表面の一部が凸部15形状をなす部分が含まれるので、製造工程が増加する。また、凸部15形状の側面を精度良く作成するのが困難なので、逆方向の電圧を加えたときに空乏層の広がりが均一になりにくく、リーク電流が増加する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、アノード電極とカソード電極を有するGaN系半導体装置において、オン電圧が低く、かつ、逆方向の電圧時のリーク電流の少ないものを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層と、前記III−V族窒化物半導体層上に前記所定の幅よりも狭い幅でショットキー接合する第1アノード電極と、前記第1アノード電極に接触する部分以外の前記III−V族窒化物半導体層上にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、前記第1アノード電極と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いGaN系半導体装置において、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層には、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層からなるヘテロ構造を含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のGaN系半導体装置において、少なくとも前記アノード電極直下の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層の厚さが、前記アノード電極直下以外の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層よりも薄いことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載のGaN系半導体装置において、少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層が前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層に含まれていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3いずれか1項に記載のGaN系半導体装置において、前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層とバンドギャップエネルギーの小さい層の間に、前記バンドギャップエネルギーの大きい層よりもバンドギャップエネルギーが大きいIII−V族窒化物半導体層からなる中間層が挿入されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4いずれか1項に記載のGaN系半導体装置において、前記GaN系半導体装置のカソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層は、少なくとも前記へテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの小さい層に接していることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5いずれか1項に記載のGaN系半導体装置において、前記III−V族窒化物半導体層の半導体材料は、AlxInyGa1-x-y1-l-kAslk(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦l≦1、0≦k≦1、0≦l+k<1)であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のGaN系半導体装置において、前記カソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層、前記少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層はn型不純物を高濃度にドーピングしたInyGa1-yNであることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7記載のGaN系半導体装置において、前記カソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層、前記少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のn型不純物の濃度は、5×1017cm-3以上であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6〜8いずれか1項に記載のGaN系半導体装置において、少なくとも前記アノード電極直下の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層の厚さが10nm以下、前記中間層の厚さが5nm以下であることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6〜9いずれか1項に記載のGaN系半導体装置においいて、前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの小さい層に、Mg、Zn、Cのうち少なくとも一種類のp型不純物を添加したことを特徴とする。
本発明に係るGaN系半導体装置によれば、オン電圧が低く、かつ、逆方向の電圧時のリーク電流の少ないとともに、大電流動作が可能となる。そしてもちろん、本発明に係る半導体装置は、既に説明した従来技術に係る半導体装置のように、半導体装置の半導体層の表面の一部が凸部形状をなす部分を含まないので、製造も容易である。
(第1の実施の形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係るGaN系半導体装置の第1の実施形態の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るGaN系半導体装置は、例えば絶縁性又は半絶縁性の基板1と、基板1上に形成されたバッファ層2と、バッファ層2上に形成され所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3が形成されている。なお後で説明するように、符号11はコンタクト層、符号12はカソード電極である。
更に、GaN系半導体装置は、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3よりも狭い幅d(好ましくは0.3〜2ミクロンたとえば2ミクロン)で当該半導体層の上面にショットキー接合し且つ第1アノード電極8として機能する電極と、第一アノード電極8で覆われた部分以外の所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3の表面にショットキー接合して形成された電極とを備えている。そしてその電極は、第1アノード電極8にも電気的に接続され、第2アノード電極9として機能する。また、第1アノード電極8と第2アノード電極9は共同して複合アノード電極10を構成している。
上記構成のGaN系半導体装置において、第1アノード電極8と所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3との間で形成されるショットキーバリアの高さは、第2アノード電極9と当該半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低い。
この構成により、アノード電極10に順方向の電圧を加えると、直ちに、ショットキーバリアの高さが低い第1アノード電極8が先に機能する。そして、順方向の電圧が上昇していくと第2アノード電極9が機能する。こうして、順方向電流の立ち上がりが早くなるのでオン抵抗が低く、かつオン電圧を0Vに近づけることができる。そして、逆方向の電圧を加えると、第2アノード電極9直下のIII−V族窒化物半導体層に空乏層が広がり、電流経路がピンチオフされ、電流が遮断される。こうして、ダイオードの特性を有するGaN系半導体装置が構成される。
本実施形態に係るGaN系半導体装置は、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3には、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なり、バンドギャップエネルギーの大きい層5とバンドギャップエネルギーの小さい層4の一組の層からなるヘテロ構造6を含んでいる。
III−V族窒化物半導体からなり、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層からなるヘテロ構造6の界面においてはピエゾ効果が発生する。これにより、バンドギャップエネルギーの小さい層4の側のヘテロ接合の界面に二次元電子ガス7が発生する。
ここで、アノード電極10に順方向の電圧を加えた場合に流れる電流経路は、アノード電極10/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの大きい層5(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)に発生した二次元電子ガス7となる。
二次元電子ガス7は高い電子移動度をもつ層なので、ここを流れようとする電流の抵抗は非常に小さい。そこで、GaN系半導体装置のカソード電極12から取り出す電流の経路に二次元電子ガス7を含ませると、オン抵抗を一層小さくすることができる。
GaN系半導体装置のカソード電極12は、コンタクト層11をなすIII−V族窒化物半導体層を介してオーミック接触する。そのコンタクト層11を上記ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4と接するようにすれば良い。このようにすることで、バンドギャップエネルギーの小さい層4の側のヘテロ接合の界面に発生した二次元電子ガス7がカソード電極12にオーミック接触するコンタクト層11と直接電気的に接続する。
こうして、GaN系半導体装置のアノード電極−カソード電極間の電流経路は、アノード電極10/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの大きい層5(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)に発生した二次元電子ガス7/カソード電極12にオーミック接触するコンタクト層11/カソード電極12とすることができる。
ここで、二次元電子ガス7とコンタクト層11との電気的接続を良好にするため、特開2002−184972号公報の図1に示されたように、アンダーカット部を形成した箇所にコンタクト層11を埋め込んでも良い。すなわち、ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4上とバンドギャップエネルギーの大きい層5との間にアンダーカット部が形成された状態で、バンドギャップエネルギーの大きい層5と、そのバンドギャップエネルギーの大きい層5の側部とアンダーカット部が埋設されるようにコンタクト層11を形成するようにする。
(第2の実施の形態)
以下、図2は、本発明に係るGaN系半導体装置の第2の実施形態の断面図である。
本実施形態の特徴は図2に示したように、少なくともアノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが、アノード電極10直下以外の前記ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さよりも薄いことである。なお他の部分は、図1に示した本発明に係るGaN系半導体装置の第1の実施形態と共通する。
アノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さを薄くすることにより、わずかな逆方向の電圧によってもヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4の半導体層中に空乏層が広がる。
そのため、バンドギャップエネルギーの小さい層4に達した空乏層が、その層に発生している二次元電子ガス7を消滅させる。そのため、電流経路の一部に2次元電子ガスが含まれていても、電流経路を確実に遮断させることができる。よって、逆方向の電圧時のリーク電流を抑えることができる。
すなわち、GaN系半導体装置のアノード電極−カソード電極間の電流経路が、アノード電極10/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの大きい層5(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)/ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4(所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3)に発生した二次元電子ガス7/コンタクト層11/カソード電極12となっている場合に、二次元電子ガス7の電流経路が空乏層によって遮断されるためである。
なお、少なくともアノード電極10直下の箇所のバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さのみを薄くするだけでなく、バンドギャップエネルギーの大きい層5を全層に渡って薄くしても同様の効果を得ることができる。
(第三の実施の形態)
以下、図3(a)、(b)は、本発明に係るGaN系半導体装置の第三の実施形態の断面図である。
本実施形態の特徴は、図1、図2に示した第1又は第2の実施形態に係るGaN系半導体装置において、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層13が所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3中に含まれている。そして、その層13は少なくとも第1アノード電極8と接触している。
なお他の部分は、図1、図2に示した本発明に係るGaN系半導体装置の第1又は第2の実施形態と共通する。
第1又は第2の実施形態に係るGaN系半導体装置は、第2アノード電極9と所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3中に含まれている層13との間で形成されるショットキーバリアの高さは、第1アノード電極8と所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低い。
ここで、第1アノード電極8に接するIII−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーを小さくすることにより、ショットキーバリア高さを一層低くすることができる。これにより、アノード電極10に順方向の電圧を加えることにより迅速に、ショットキーバリアの高さが低い第1アノード電極8が機能する。これにより、オン電圧を一層小さくすることができるようになる。
(第四の実施の形態)
以下、図4(a)は、本発明に係るGaN系半導体装置の第四の実施形態の断面図である。本実施形態は、図1に示した第1の実施形態に係るGaN系半導体装置を変形したものであり、次段落で説明する特徴点以外はすべて第1の実施形態と共通する。
すなわち、第四の実施形態に係るGaN系半導体装置の特徴は、図4(a)に示したように、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5とバンドギャップエネルギーの小さい層4の間に、バンドギャップエネルギーの大きい層5よりもバンドギャップエネルギーが大きいIII−V族窒化物半導体層が中間層14として挿入されていることである。
このようにすることで、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4と挿入された中間層14とのバンドギャップエネルギーの差を大きくすることができる。
これにより、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4の側のヘテロ接合の界面に発生する二次元電子ガス7の濃度を高くすることができる。したがって、オン抵抗を一層小さくすることが可能となる。
図4に示した第四の実施形態は、図1に示した第1の実施形態を変形したものである。しかし、同様の手段でもって図2に示した第2の実施形態を変形したもの(図4(b)参照)、若しくは、図3に示した第三の実施形態を変形したものももちろん可能である。
(第一〜第四の実施の形態のさらなる具体的な形態)
上記実施の形態に使用されるIII−V族窒化物半導体層の半導体材料の具体的なものとして、AlxInyGa1-x-y1-l-kAslk(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦l≦1、0≦k≦1、0≦l+k<1)を用いることが可能である。この材料は、窒化物系化合物半導体が本質的に持つ特性を有しており、高温動作化、高耐圧、高速のGaN系半導体装置の半導体層の材料として適しているためである(なお、以下の説明は、III−V族窒化物半導体層の半導体材料として、AlxInyGa1-x-y1-l-kAslk(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦l≦1、0≦k≦1、0≦l+k<1)を用いていることを前提とする。)。
特に、カソード電極12に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層(コンタクト層11)や、第1アノード電極8と接触するIII−V族窒化物半導体層13の半導体材料としては、n型不純物を高濃度にドーピングしたInyGa1-yNであることが好適である。
コンタクト層11にn型不純物を高濃度にドーピングしたInyGa1-yNを用いた場合は、InyGa1-yNのバンドギャップエネルギーが小さいので、カソード電極12とのオーミック接触において、抵抗を下げることができる。さらに、n型不純物が高濃度にドーピングされていれば、一層抵抗を下げることができる。
また、第1アノード電極8と接触するIII−V族窒化物半導体層の半導体材料n型不純物を高濃度にドーピングしたInyGa1-yNを用いた場合は、第1アノード電極8とのショットキーバリアの高さを一層小さくすることができるので、オン電圧が下がる。さらに、n型不純物が高濃度にドーピングされていれば、第1アノード電極8が作動したときに、電流が流れやすくなる。ここで、InyGa1-yNにドーピングされる不純物の濃度は、上記作用を実現するため、5×1017cm-3以上であることが望ましい。
所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3に含まれる互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層のうち、バンドギャップエネルギーの小さい層4には、Mg、Zn、Cのうち少なくとも一種類のp型不純物を添加することが望ましい。これにより、層の真性度が高くなり、アノード電極10に逆方向の電圧を加えた場合に、当該バンドギャップエネルギーの小さい層4に空乏層が広がりやすくなる。そのため、バンドギャップエネルギーの小さい層4に存在する二次元電子ガス7を広がってきた空乏層により消滅させやすい。これにより、アノード電極10に逆方向の電圧を加えた場合のリーク電流を抑えることが可能となる。
また、図2に示した第2の実施形態に係るGaN系半導体装置のように、少なくともアノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが、アノード電極10直下以外の前記ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さよりも薄い場合を考える。
このとき、アノード電極直下の前記ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが10nm以下であることが望ましい。この層の厚さをこのような範囲に設定することにより、アノード電極10に逆方向の電圧を加えた場合に、空乏層がヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4にも達しやすくなる。
そして、図4に示した第四の実施形態に係るGaN系半導体装置のように、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5とバンドギャップエネルギーの小さい層4の間に、中間層14を挿入する場合は、その中間層14の厚さは5nm以下であることが望ましい。中間層14はバンドギャップエネルギーが大きいので、電子に対する障壁となるので、層が厚すぎると抵抗が上昇してしまうためである。
なお、中間層14の具体的な材料として、第一にAlNを挙げることができる。この材料が、AlxInyGa1-x-y1-l-kAslkのうち最もバンドギャップエネルギーを大きくすることができるためである。この場合は、AlN層とバンドギャップエネルギーの大きい層5との界面の結晶性を良好とするため、バンドギャップエネルギーの大きさがそれらの層と中間的な、AlxGa1-xNからなる層を配置してもよい。また、バンドギャップエネルギーの大きい層5よりもバンドギャップエネルギーが大きいという条件を満たす限り、AlxGa1-xNを用いることができる。
(実施例1)
本発明に係るGaN系半導体装置の第1の実施例を図1に示した。
図1に示すように、本実施形態のGaN系半導体装置は、例えば絶縁性又は半絶縁性のサファイア基板1と、基板1上に形成された厚さ50nmのGaNバッファ層2と、バッファ層2上に形成され、濃度1×1018cm-3のC(カーボン)がドーピングされた2000nm厚のアンドープGaN層(バンドギャップエネルギーの小さい層4)を備えている。そして、GaN層上には、GaN層のバンドギャップエネルギーよりも大きく、所定の幅D(好ましくは6ミクロン以下)を有する厚さ30nmのi型Al0.2Ga0.8N層(バンドギャップエネルギーの大きい層5)が形成されている。これにより、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層のヘテロ構造6が構成される。このヘテロ構造6は、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3の一部分となる。
なお、i型Al0.2Ga0.8N層の不純物濃度は、好ましくは2×1017cm-3以下と低いものになっている。さらに、ヘテロ構造6を構成するバンドギャップエネルギーの小さい層4をなすGaN層の側のヘテロ界面において、2次元電子ガスが発生する。
本実施形態のGaN系半導体装置は、i型Al0.2Ga0.8N層の幅Dよりも狭い幅d(好ましくは0.3〜2ミクロンたとえば2ミクロン)でi型Al0.2Ga0.8N層の上面にショットキー接合し且つ第1アノード電極8として機能するTi/Al電極と、Ti/Al電極で覆われた部分以外のi型Al0.2Ga0.8N層の表面にショットキー接合して形成された、Pt/Au電極とを備えている。Pt/Au電極は、Ti/Al電極にも電気的に接続されており、第2アノード電極9として機能する。こうして、第1アノード電極8と第2アノード電極9は複合アノード電極10を構成する。
上記構成のショットキー接合において、第1アノード電極8の材料であるTiとi型Al0.2Ga0.8N層との間で形成されるショットキーバリアの高さは、第2アノード電極9の材料であるPt電極とi型Al0.2Ga0.8N層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低い。
ヘテロ構造6の一部は、エッチングされ、エッチング溝にn+型GaN層(コンタクト層11)が埋め込まれている。これにより、二次元電子ガス7とコンタクト層11とが電気的に接続される。そして、コンタクト層11の表面にオーミック接合するシリサイド合金からなるカソード電極12を設ける。以上の構成により、アノード−カソード間における電流経路が、アノード電極10/バンドギャップエネルギーの大きい層5(Al0.2Ga0.8N層)/バンドギャップエネルギーの小さい層4(GaN層)/2次元電子ガス7/コンタクト層11/カソード電極12、となるダイオードが構成される。
図1に示した本実施例のGaN系半導体装置は以下の工程により製造することができる。
成長装置はMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置を用い、基板1はサファイア基板を用いた。
1)まず、サファイア基板1をMOCVD装置内に導入し、ターボポンプでMOCVD装置内の真空度を1×10-6hPa以下になるまで真空引きした後、真空度を100hPaとし基板1を1100℃に昇温した。温度が安定したところで、基板1を900rpmで回転させ、原料となるトリメチルガリウム(TMG)を100cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で基板1の表面に導入しGaNから成るバッファ層2の成長を行った。成長時間は4minでバッファ層2の膜厚は50nm程度である。
2)その後、トリメチルガリウム(TMG)を100cm3/min、アンモニアを12リットル/min、そして、層の真性度を高くするためのドーパントのCの材料としてCCl4を10cm3/minの流量でバッファ層2の上に導入してGaNから成るバンドギャップエネルギーの小さい層4の成長を行った。成長時間は1000secで、膜厚は2000nmであった。
3)次に、トリメチルアルミニウム(TMAl)を50cm3/min、トリメチルガリウム(TMG)を100cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で導入し、Al0.2Ga0.8Nから成るバンドギャップエネルギーの大きい層5の成長を行った。成長時間は60secで、膜厚は30nmである。このようにして、バンドギャップエネルギーの小さい層4とバンドギャップエネルギーの大きい層5からなるヘテロ構造6が構成される。
4)次にAl0.2Ga0.8N層の全面にSiO2膜を形成し、カソード電極12が形成される領域に相当する部分のSiO2膜を除去して開口を設ける。そして、Cl2ガスを主体とするエッチング装置を用いて、底が二次元電子ガス7の領域より下になる程度の深さの溝を形成する。形成した溝に、MOCVD法により、TMIn(50cm3/min)、TMGa(100cm3/min)、アンモニア(12リットル/min)、n型不純物としてのSiH4(10cm3/min)を用い、成長温度1050℃でSiが高濃度でドーピングされて成るn−In0.2Ga0.8Nのコンタクト層11(キャリア濃度は1×1019 /cm3)を埋め込んだ。
5)最後に通常のEB蒸着法とリフトオフ法により、第1アノード電極8と第2アノード電極9からなる複合アノード電極10、カソード電極12を形成する。
すなわち、第1アノード電極8として機能するTi/Al電極を幅dでもってAl0.2Ga0.8N層の表面に形成した後、Ti/Al電極で覆われた部分以外のi型Al0.2Ga0.8N層の表面とにショットキー接合し、Ti/Al電極に直接接続するPt/Au電極形成する。
最後に、コンタクト層11にオーミック接合するシリサイド合金からなるカソード電極12を形成して本実施例に係るGaN系半導体装置が完成する。
(実施例2)
本発明に係るGaN系半導体装置の第2の実施例を図2に示した。
本実施例は、少なくともアノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが、前記アノード電極10直下以外のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さよりも薄いという点以外は、図1に示した実施例1に係るGaN系半導体装置と共通する。
すなわち、本実施例では、少なくともアノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが10nmであるのに対し、それ以外の箇所のバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが30nmとなっている。
アノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが薄いことにより、アノード電極10に逆方向の電圧を加えたとき、空乏層がより深く広がる。すなわち、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4に空乏層が広がる割合を図1に示したGaN系半導体装置のものと比較して大きくすることができる。このとき、バンドギャップエネルギーの小さい層4に発生している二次元電子ガス7を空乏層によって消滅させやすい。そのため、アノード電極10に逆方向の電圧を加えたときのリーク電流を一層抑えることができる。
図2に示したGaN系半導体装置を製造するための工程は、図1に示したGaN系半導体装置を製造する工程1)〜5)と全く共通する。ただし、3)の工程が終了後、アノード電極10直下のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さを薄くするため、層のエッチングを行なう。まず、薄くしようとする層の箇所に開口を設けたSiO2膜を形成する。そして、塩素系、塩化物系又はメタン系のエッチングガスを用いたドライエッチング装置を用い、開口を設けた30nm厚のバンドギャップエネルギーの大きい層5を20nm程度エッチングする。これにより、少なくともアノード電極10直下に相当する部分のヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5の厚さが10nmとなる。その後、4)以降の工程に進めて、本実施例に係るGaN系半導体装置が完成する。
(実施例3)
本発明に係るGaN系半導体装置の第三の実施例を図3(a)に示した。
本実施例は、第1アノード電極8と接触し、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層13が所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3に含まれているという点以外は、図1に示した実施例1に係るGaN系半導体装置と共通する。
本実施例では、所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層3の一部が、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5となるAl0.2Ga0.8N層に相当する。そして、第1アノード電極8と接触し、Al0.2Ga0.8Nよりもバンドギャップエネルギーの小さいAl0.1Ga0.9Nからなる層13がAl0.2Ga0.8N層(バンドギャップエネルギーの大きい層5)に含まれている。
第1アノード電極8がTi/Alなので、TiとAl0.1Ga0.9Nからなる層13のショットキーバリアの高さが、Al0.2Ga0.8Nからなる層を用いた場合と比較して小さくなる。これにより、第1アノード電極8にわずかな順方向の電圧を加えただけで、アノード電極が作動し、オン電圧を小さくすることができる。
図3(a)に示したGaN系半導体装置を製造するための工程は、図1に示したGaN系半導体装置を製造する工程1)〜5)と全く共通する。ただし、3)の工程が終了後、第1アノード電極8直下にAl0.2Ga0.8N層13を埋め込むための溝をエッチングにより形成する。まず、溝を形成しようとする箇所に開口を設けたSiO2膜を形成する。そして、塩素系、塩化物系又はメタン系のエッチングガスを用いたドライエッチング装置を用い、深さ20nmの溝を形成する。
その後、MOCVD装置により、トリメチルアルミニウム(TMA)を25cm3/min、トリメチルガリウム(TMG)を50cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で導入し、Al0.1Ga0.9Nからなる層13を溝に埋め込む。埋め込みが終了後SiO2膜を除去し、4)以降の工程を進めて、本実施例に係るGaN系半導体装置が完成する。
図3(a)に示したGaN系半導体装置は、図1に示した実施例1に係るGaN系半導体装置の構造を利用したものである。ここで、図3(b)に示したGaN系半導体装置のように、図2に示した実施例2に係るGaN系半導体装置の構造を利用したものであってもよい。
(実施例4)
本発明に係るGaN系半導体装置の第四の実施例を図4(a)に示した。
本実施例は、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5とバンドギャップエネルギーの小さい層4の間に、バンドギャップエネルギーの大きい層5よりもバンドギャップエネルギーが大きく、かつ、バンドギャップエネルギーの大きい層5よりも薄いIII−V族窒化物半導体層からなる中間層14が挿入されているという点以外は、図1に示した実施例1に係るGaN系半導体装置と共通する。
本実施例では、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの大きい層5となるAl0.2Ga0.8N層とバンドギャップエネルギーの小さい層4となるGaN層の間に、Al0.2Ga0.8Nよりもバンドギャップエネルギーの大きいAlN中間層14が挿入されている。なお、中間層14の厚さは、バンドギャップエネルギーの大きい層5よりも薄い2nmとなっている。
これにより、ピエゾ効果が高まるので、ヘテロ構造6をなすバンドギャップエネルギーの小さい層4の方の側のヘテロ接合の界面に発生する二次元電子ガス7の濃度がより高くなる。これにより、オン抵抗を一層下げることができる。
図4(a)に示したGaN系半導体装置を製造するための工程は、図1に示したGaN系半導体装置を製造する工程1)〜5)と全く共通する。ただし、2)の工程が終了後、同一のMOCVD装置内で、GaNから成るバンドギャップエネルギーの小さい層4上に、トリメチルアルミニウム(TMA)を50cm3/min、アンモニアを12リットル/minの流量で導入し、アンドープのAlNから成る中間層14を成長する。そして、3)以降の工程を進めて、本実施例に係るGaN系半導体装置が完成する。
図4(a)に示したGaN系半導体装置は、図1に示した実施例1に係るGaN系半導体装置の構造を利用したものである。ここで、 図4(b)に示したGaN系半導体装置のように、図2に示した実施例2に係るGaN系半導体装置の構造を利用したものであってもよい。
上記実施例のすべては、逆方向電圧印加時のリーク電流を従来よりも3桁低い値である、1μA/mm以下に抑制しつつ、オン電圧が低く、かつ100A程度までの大電流動作が可能であった。
本発明の第一の実施の形態に係るGaN系半導体装置の断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るGaN系半導体装置の断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係るGaN系半導体装置の断面図であり、(a)は第一の形態に係るGaN系半導体装置を利用したもので、(b)は第二の形態に係るGaN系半導体装置を利用したものである。 本発明の第四の実施の形態に係るGaN系半導体装置の断面図であり、(a)は第一の形態に係るGaN系半導体装置を利用したもので、(b)は第二の形態に係るGaN系半導体装置を利用したものである。 従来技術に係るGaN系半導体装置の断面図である。
符号の説明
1 基板
2 バッファ層
3 所定の幅Dを有するIII−V族窒化物半導体層
4 バンドギャップエネルギーの小さい層
5 バンドギャップエネルギーの大きい層
6 ヘテロ構造
7 二次元電子ガス
8 第1アノード電極
9 第2アノード電極
10 アノード電極
11 コンタクト層
12 カソード電極
13 III−V族窒化物半導体層
14 中間層
15 凸部
16 III−V族窒化物半導体層

Claims (10)

  1. 所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層と、前記III−V族窒化物半導体層上に前記所定の幅よりも狭い幅でショットキー接合する第1アノード電極と、前記第1アノード電極に接触する部分以外の前記III−V族窒化物半導体層上にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、前記第1アノード電極と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記III−V族窒化物半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いGaN系半導体装置において、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層には、互いにバンドギャップエネルギーの大きさが異なる一組の層からなるヘテロ構造を含むことを特徴とするGaN系半導体装置。
  2. 少なくとも前記アノード電極直下の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層の厚さが、前記アノード電極直下以外の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層よりも薄いことを特徴とする請求項1記載のGaN系半導体装置。
  3. 少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層が前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層に含まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のGaN系半導体装置。
  4. 前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層とバンドギャップエネルギーの小さい層の間に、前記バンドギャップエネルギーの大きい層よりもバンドギャップエネルギーが大きいIII−V族窒化物半導体層からなる中間層が挿入されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のGaN系半導体装置。
  5. 前記GaN系半導体装置のカソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層は、少なくとも前記へテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの小さい層に接していることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のGaN系半導体装置。
  6. 前記III−V族窒化物半導体層の半導体材料は、AlxInyGa1-x-y1-l-kAslk(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦l≦1、0≦k≦1、0≦l+k<1)であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のGaN系半導体装置。
  7. 前記カソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層、前記少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のバンドギャップエネルギーよりもバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族窒化物半導体層はn型不純物を高濃度にドーピングしたInyGa1-yNであることを特徴とする請求項6に記載のGaN系半導体装置。
  8. 前記カソード電極に接してなる部分のIII−V族窒化物半導体層、前記少なくとも前記第1アノード電極と接触し、前記所定の幅を有するIII−V族窒化物半導体層のn型不純物の濃度は、5×1017cm-3以上であることを特徴とする請求項7記載のGaN系半導体装置。
  9. 少なくとも前記アノード電極直下の前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの大きい層の厚さが10nm以下、前記中間層の厚さが5nm以下であることを特徴とする請求項6〜8いずれか1項に記載のGaN系半導体装置。
  10. 前記ヘテロ構造をなすバンドギャップエネルギーの小さい層に、Mg、Zn、Cのうち少なくとも一種類のp型不純物を添加したことを特徴とする請求項6〜9いずれか1項に記載のGaN系半導体装置。

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