JP2005317653A - 分散制御型枚葉搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造ライン全体での集中管理を不要とする、枚葉搬送システムを分散制御システムで構築する。
【解決手段】 本発明は、1枚の半導体ウエハ1ごとにそれを搭載するウエハキャリア2を設け、ウエハキャリア2に読み書き可能なメモリ付IDタグ4を付与しておき、ウエハキャリア2と共にコンベヤー3上を枚葉搬送し、各製造装置5には半導体ウエハ1の出入を制御するフロントエンドモジュール6(EFEM)を設けて、コンベヤー3上を流れる半導体ウエハ1のメモリ付IDタグ4から当該半導体ウエハ1に関する処理情報を読み出して、自製造装置5による処理の必要性を判断し、必要であれば自製造装置5に当該半導体ウエハを1取りこんで処理すると共に、処理実行後に当該半導体ウエハ1を搭載するウエハキャリア2のメモリ付IDタグ4に自製造装置5での処理情報を前情報に付加して書込み、再びコンベヤー3上に戻して枚葉搬送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散制御型枚葉搬送システムに関する。詳しくは、半導体製造工場等での枚葉生産システムに適用される分散制御型枚葉搬送システムに関する。
図3に従来のシャトル搬送システムの例を示す。半導体製造工場の半導体ウエハ搬送システムは、一般にFOUP(密閉ボックス:Front Opening Unified Pod)と呼ばれる例えば25枚単位ポッド31を、天井シャトル式搬送装置(OHS)32、天井吊下搬送装置(OHT、図示しない)などで各製造装置33間にバッチ搬送する方式がとられている。図3では、縦型及び横型のOHS32でFOUP31が矢印の方向に移送される。FOUP31は、縦型OHS32から、立体交差点34、横型OHS32、FOUPエレベータ35を介して各製造装置33の前のFOUPストッカー36に搬送され、そこでFOUP31から半導体ウエハを取り出して各製造装置33に供給され、また、各製造装置33で処理後の半導体ウエハがFOUP31に収納される。X1は処理後の半導体ウエハを収納したFOUP31がFOUPエレベータ35でOHS32に移送されるところ、X2は処理前の半導体ウエハを収納したFOUP31がFOUPエレベータ35からFOUPストッカー36に移送されるところを示す。(例えば非特許文献1〜2参照)
一方、半導体製造分野においては、プロセスの超微細化(サブミクロン)、半導体ウエハの大型化(300mm)により、ロット単位の処理が困難になり、ウエハ1枚ごとの枚葉処理に移行しつつある。このように、最近半導体製造工場において、生産システムは、枚葉生産システムにパラダイムシフトしつつある。また、液晶ディスプレイ(LCD)製造工場でも同様の傾向にある。
図4は、バッチ処理と枚葉処理のプロセスと所要時間を比較した図である。バッチ処理(図4(a)参照)、枚葉処理(図4(b)参照)で、酸化→化学気相成長→→エッチング→化学気相成長→リソグラフィーの工程について、待ち時間と処理時間を含む所要時間を比較している。なお、リソグラフィーとエッチングは両者共枚葉処理である。従って、酸化と化学気相成長がバッチ処理である。バッチ処理では25枚/ロットで1サイクルタイムに対して、枚葉処理では、25枚/ロットで約0.5サイクルタイム、13枚/ロットで約0.35サイクルタイムと短くなっている。(例えば、非特許文献1参照)
枚葉生産システムは、各製造装置の枚葉処理システムと枚葉搬送システムで構成される。枚葉処理への流れに伴い、半導体ウエハ搬送システムにも、少しずつ枚葉搬送化の要望が高まりつつあり、ミニラインファブ、スケーラブルファブなどと呼ばれる工場の形態で、超QTAT(短納期サービス:Quick Turn Around Time)枚葉生産、フローショップ方式(工程フローにできるだけ沿った製造装置レイアウトをする方式)の搬送技術の導入検討が進んでいる。
図5に枚葉搬送システムの構成例を示す。枚葉搬送システムは、その推進者である林氏によって提案されている。図5の枚葉搬送システム200において、半導体ウエハ21は1枚ずつ、クリーントンネル24内を流れるコンベヤー23に載せられ、各製造装置25のウエハ出入口の近傍を図中の矢印の方向に流れる。各製造装置25のウエハ出入口の近傍にはEFEM(フロントエンドモジュール:Equipment Front End Module)26が設けられ、各EFEM26はウエハIDを読み取るリーダ(図示しない)と移送ロボット29を有し、移送ロボット29により、自製造装置25で処理する半導体ウエハ21をコンベヤー23からバッファエリア28に移送し、自製造装置25で処理後の半導体ウエハ21をバッファエリア28からコンベヤー23に移送する。枚葉搬送システム200の左側には、枚葉搬送システム200間の搬送を担う天井シャトル式搬送装置(OHS)32’があり、FOUP31’を図中の矢印の方向に搬送し、FOUPエレベータ35’とFOUPストッカー36’を介して、枚葉搬送システム200と半導体ウエハ21の受け渡しをしている。なお、このバッチ搬送の部分を枚葉搬送に変更することも可能である。(例えば、特許文献1参照)
国際公開WO03−000472(頁5〜8、第1図〜第13図) Electronic Journal 2002年2月号、95−99 Semiconductor FPD World 2003年9月号、96−101
しかしながら、半導体ウエハ単体には、洗浄、レジスト塗布、ベーキング、露光、現像等の処理が行われ、半導体ウエハにはウエハID(識別符号:Identification)を刻印できる程度で、半導体ウエハが、どの工程にあり、どの製造装置に進み、どの製造装置で異状が発生したかなどの工程管理情報(ウエハ処理情報)を記録したメモリ付IDタグを付与することができないため、従来の枚葉搬送システムでは、製造ライン全体で集中管理する方式がとられている。
また、従来の枚葉搬送システムでは、センター装置による集中制御を行うため、各製造装置の処理能力が変わったとき(例えば製造時間が変わる)や生産ラインで各製造装置の数量が変わったとき、センター装置の制御パラメータをその都度変更する必要があり、製造装置数が増えるとセンター装置の負荷が過大になる問題があった。また、センター装置が故障すると各製造装置の処理が止まり、生産ラインが全く機能しなくなる問題があった。
本来、枚葉生産システムや枚葉搬送システムにはウエハ単位の工程管理が適合しており、さらにウエハ単位の工程管理ができれば、枚葉搬送システムを分散制御システムで構築し、生産処理全体の効率化を図ることも可能である。
本発明は、製造ライン全体での集中管理を不要とし、枚葉搬送システムを分散制御システムで実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、半導体ウエハ1枚ごとにそれを搭載するウエハキャリアを設け、そのウエハキャリアに読み書き可能なメモリ付IDタグを付与しておき、半導体ウエハをウエハキャリアと共にコンベヤー上を枚葉搬送し、各製造装置には半導体ウエハの出入を制御するフロントエンドモジュール(EFEM)を設けて、コンベヤー上を流れる半導体ウエハに関するメモリ付IDタグから当該半導体ウエハに関する処理情報を読み出して、自製造装置による処理の必要性を判断し、必要であれば自製造装置に当該半導体ウエハを取得して処理すると共に、処理実行後に当該半導体ウエハを搭載するウエハキャリアのメモリ付IDタグに自製造装置での処理情報を前情報に付加して書込み、再びコンベヤー上に戻して枚葉搬送するものである。
請求項1に記載の分散制御型枚葉搬送システム100は、例えば図1に示すように、1枚の半導体ウエハ1を搭載でき、半導体ウエハ1に関する処理状況を記録したメモリ付IDタグ4が付加されたウエハキャリア2と、半導体ウエハ1の処理を行う複数の製造装置5の近傍を通るように布設され、半導体ウエハ1を搭載したウエハキャリア2を搬送するコンベヤー3と、各製造装置5への半導体ウエハ1の出入を制御するフロントエンドモジュール(EFEM)6とを備える。
このように構成すると、製造ライン全体での集中管理が不要になり、メモリ付IDタグ4とフロントエンドモジュール6を用いて、枚葉搬送システムを分散制御システムで構築することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、例えば図1に示すように、フロントエンドモジュール6は、コンベヤー3上を搬送されるウエハキャリア2のメモリ付IDタ4グに記録された半導体ウエハ1に関する処理情報を無線で読み取り、また、製造装置5における処理実行後にメモリ付IDタグ4に実行した処理情報を無線で書込むリーダ・ライター7と、製造装置5での処理前又は処理後の半導体ウエハ1を収納するバッファエリア8と、リーダ・ライター7が読み取った半導体ウエハ1に関する処理情報から、次の処理が当該フロントエンドモジュール6が出入を制御する製造装置5に係る処理であると認識した場合に、半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとコンベヤー3からバッファエリア8に移送し、当該製造装置5における処理実行後に、半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとバッファエリア8からコンベヤー3に移送する移送手段9とを有する。このように構成すると、各フロントエンドモジュール6で自製造装置5での処理が必要な半導体ウエハ1を判別して処理を実行でき、フロントエンドモジュール6毎に独立した分散制御が可能になる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、例えば図1に示すように、当該システムで処理を行う各半導体ウエハ1に関する処理状況を把握し、処理が終了した半導体ウエハ1をコンベヤー3から除去するウエハ管理装置10を備える。このように構成すると、個別のフロントエンドモジュール6にアクセスしなくても、1つのウエハ管理装置10で各半導体ウエハ1に関する処理状況を把握できる。なお、処理を開始する半導体ウエハ1をコンベヤー3に搭載するよう構成しても良い。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、例えば図1に示すように、メモリ付IDタグ4はウエハキャリア2の定位置に付加され、ウエハキャリア2がコンベヤー3上に搭載されたときに、コンベヤー3に対して定位置にくるように搭載される。このように構成すると、各EFEM6のリーダ・ライター7は定位置で前記メモリ付IDタグ4にアクセスでき、迅速に半導体ウエハ1の処理情報を読み出し、書き込みできる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、次の処理に係る製造装置の情報は、メモリ付IDタグ4の定位置に記録される。このように構成すると、各フロントエンドモジュール6のリーダ・ライター7は定位置でメモリ付IDタグ4内の次に行われる処理に係る製造装置5の情報に素早くアクセスでき、迅速に各半導体ウエハ1を取り込むべきか否かの判断ができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、リーダ・ライター7は、電波方式認識(RFID:Radio Frequency Identification:)を用いて、メモリ付IDタグ4に給電すると共に、メモリ付IDタグ4に記録された情報を読み取り、また、メモリ付IDタグ4に情報を書込む。このように構成すると、非接触でメモリ付IDタグ4への各半導体ウエハ1の処理情報の読み書きと保存が可能となる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システムにおいて、コンベヤー3はウエハキャリア2を介して、メモリ付IDタグ4に給電する。このように構成すると、メモリ付IDタグ4への安定した給電により、各半導体ウエハ1の処理情報の読み書きと保存が可能となる。
また、請求項8に記載のフロントエンドモジュールは、製造装置5への半導体ウエハ1の出入を制御するフロントエンドモジュール6であって、コンベヤー3上を搬送されるウエハキャリア2のメモリ付IDタグ4に記録された半導体ウエハ1に関する処理情報を無線で読み取り、また、製造装置5における処理実行後にメモリ付IDタグ4に実行した処理情報を無線で書込むリーダ・ライター7と、製造装置5での処理前又は処理後の半導体ウエハ1を収納するバッファエリア8と、リーダ・ライター7が読み取った半導体ウエハ1に関する処理情報から、次の処理が当該フロントエンドモジュール6が出入を制御する製造装置5に係る処理であると認識した場合に、半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとコンベヤー3からバッファエリア8に移送し、当該製造装置5における処理実行後に、半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとバッファエリア8からコンベヤー3に移送する移送手段9とを有する。このように構成すると、自製造装置5での処理が必要な半導体ウエハ1を判別して処理を実行でき、それぞれ独立した分散制御を可能とするフロントエンドモジュール6を提供できる。
また、請求項9に記載のウエハ管理装置は、当該システムで処理を行う各半導体ウエハ1に関する処理状況を把握し、処理が終了した半導体ウエハ1をコンベヤー3から除去するウエハ管理装置10であって、コンベヤー3上を搬送されるウエハキャリア2のメモリ付IDタグ4に記録された半導体ウエハ1に関する処理情報を読み取るリーダ11と、リーダ11が読み取った半導体ウエハ1に関する処理情報から、当該半導体ウエハ1の処理が終了したと認識した場合に、当該半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとコンベヤー3から除去する除去手段12とを有する。このように構成すると、個別のフロントエンドモジュールにアクセスしなくても、各半導体ウエハに関する処理状況を把握できるウエハ管理装置を提供できる。なお、リーダ11として、リーダ・ライターを使用しても良く、除去手段12として移送手段を使用し、処理を開始する半導体ウエハ1をコンベヤー3に搭載できるようにしても良い。
また、請求項10に記載のウエハキャリアは、1枚の半導体ウエハ1を搭載でき、無線で情報の読み書きができ、半導体ウエハ1に関する処理状況を記録したメモリ付IDタグ4が付加されている。このように構成すると、半導体ウエハ1ごとに、処理情報を記録、管理が可能になり、各製造装置5はメモリ付IDタグ4に記録された当該半導体ウエハ1に関する処理情報を読み出して、次に必要な処理を判断し、実行できるので、製造装置5ごとの分散処理が可能になる。
本発明によれば、製造ライン全体での集中管理が不要になり、メモリ付IDタグとフロントエンドモジュール(EFEM)を用いて、枚葉搬送システムを分散制御システムで構築することができる。
以下に図面に基き、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態における枚葉搬送システムの構成を示す図である。図1において、半導体ウエハ1につき1枚ごとにそれを搭載する専用のウエハキャリア2を設ける。すなわち半導体ウエハ1とウエハキャリア2とは1対1に対応する。対応する半導体ウエハ1を搭載した各ウエハキャリア2はコンベヤー3に例えば適当な間隔で搭載され、半導体ウエハ1と共にコンベヤー3の流れに載って搬送される。コンベヤー3には、適当な間隔でウエハキャリア2を搭載する場所が設けられていることが、整然とした搬送ができるので好ましい。
半導体ウエハ1は、例えば12インチ径のシリコンウエハなどが使用されるが、最終製品に応じて多種多様のウエハが使用され得るので、寸法、種類等これに限定されず、混在しても良い。これに対してウエハキャリア2は寸法、種類が統一されることが好ましいが、必ずしも統一されなくても良い。
コンベヤー3としてベルトコンベヤーを使用できるが、これに限られず、例えば、レール上に台車を置いて、無線を用いて移動させても良く、磁気浮上を用いて移動させても良い。
各ウエハキャリア2には、RFID(Radio Frequency Identification:電波方式認識)などにより、例えば10cm程度の距離から無線で情報の読み書きができるメモリ付IDタグ4が付加される。このメモリ付IDタグ4は例えば、リーダ・ライター7からの読み書きに使用する電波(ラジオ波)により給電されて動作する。
リーダ・ライター7として、RFIDを使用できるが、これに限られず、ブルートゥース方式、赤外線通信などを使用しても良い。
半導体ウエハ1の製造ラインには多数の製造装置5(例えばスパッタリング装置5−1、高速エッチング装置5−N等)が用いられ、半導体ウエハ1はコンベヤー3に載って、これら製造装置5の近傍を流れる。例えば数台から数百台の製造装置が配置される。各製造装置5のウエハ出入口の近傍にはEFEM(フロントエンドモジュール)6が設置され、各EFEM6は、メモリ付IDタグ4に情報の読み書きができるリーダ・ライター7を有する。各EFEM6のリーダ・ライター7は、例えば10cm程度の距離から無線で、コンベヤー3に載って流れてくる各ウエハキャリア2のメモリ付IDタグ4にアクセスする。
メモリ付IDタグ4には、搭載している半導体ウエハ1に関して、予め定められた各工程と今まで実行された各工程の処理情報が記録されており、各EFEM6は、リーダ・ライター7を用いて、メモリ付IDタグ4を読み出し、次の処理が当該EFEM6が出入を制御する製造装置5(以下、自製造装置という)の処理であると認識した場合は、当該半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとコンベヤー3から自製造装置5のバッファエリア8に移送手段9を用いて移送する。
バッファエリア8には、自製造装置5の処理を待つ半導体ウエハ1が移送の順番(すなわち処理の順番)に収納される。自製造装置5は半導体ウエハ1を対応するメモリ付IDタグ4の情報に従って1枚ずつ処理し、予定された処理実行後に、当該半導体ウエハ1をバッファエリア8に待機していた当該半導体ウエハ1専用のウエハキャリア2に搭載する。各EFEM6はリーダ・ライター7を用いて、当該半導体ウエハ1を搭載したウエハキャリア2に付されたメモリ付IDタグ4に自製造装置5での処理情報を前情報に付加して書込む。その後、当該半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとバッファエリア8からコンベヤー3の空きスペースに移送手段9を用いて移送する。半導体ウエハ1はコンベヤー3に載って、再び多数の製造装置5の近傍を流れる。
メモリ付IDタグ4はウエハキャリア2の定位置に付加され、ウエハキャリア2がコンベヤー3上に搭載されたときに、コンベヤー3に対して定位置にくるように搭載されるのが望ましい。例えば、寸法の等しいウエハキャリア2の半径方向に延長した部分を設けて形状に変化をもたせ、この部分に統一してメモリ付きIDタグ4を付すものとし、さらにコンベヤー3にこの形状に合致する窪みを等間隔に設けて、その窪みに合わせてウエハキャリア2を置くなどにより(窪みの代わりに複数のガイドピンでウエハキャリア2を置く位置を定めても良い)、ウエハキャリア2の上下左右の位置や回転方向を揃えて、コンベヤーに搭載されるようにすると、メモリ付きIDタグ4はウエハキャリア2の定位置に付加され、コンベヤー3の片側に、かつコンベヤー3の中心線から等距離の定位置にくるように搭載される。このようにすると、各EFEM6のリーダ・ライター7は定位置でメモリ付IDタグ4にアクセスできるので、迅速に半導体ウエハ2の処理情報を読み出し、書き込みできる。
また、次の処理に係る製造装置5の情報は、メモリ付IDタグ4の定位置に記録されるのが望ましい。次の処理に係る製造装置5の情報は工程の流れに応じて変化していくのであるが、例えば、処理が終了するたびに、次の処理に係る製造装置5の情報をメモリ付IDタグ4の定位置にコピーしておけば良い。このようにすると、各EFEM6のリーダ・ライター7は定位置でメモリ付IDタグ4内の次に行われる処理に係る製造装置5の情報に素早くアクセスでき、迅速に各半導体ウエハ1を取り込むべきか否かの判断ができる。
また、メモリ付IDタグ4に記録する半導体ウエハ1に関する処理状況は、搭載している半導体ウエハ1について、少なくとも、予め定められた各工程と今まで実行された各工程の処理情報を含む。両者を含むことにより、どこまで処理がされたか、次の処理は何か、異常がなかったかなどを把握できる。例えば、CVD装置(化学気相成長装置)による成膜工程であれば、予め定められた各工程に関する情報は、膜の成分と厚さなどである。ガス流量や成膜温度は、膜の成分と厚さなどのデータを取得して製膜装置の制御装置が定める。他方、実行された各工程の処理情報としては、ガス流量、成膜温度などが記録される。また例えば、露光工程であれば、予め定められた各工程に関する情報は、フォトマスクの識別番号などである。最適露光条件は露光装置の制御装置が定める。他方、実行された各工程の処理情報としては、フォトマスクの識別番号、露光条件などが記録される。また例えば、エッチング工程であれば、予め定められた各工程に関する情報は、膜の成分と厚さ及びエッチング液の成分などである。エッチング液の温度、時間などは、膜の成分と厚さのデータを取得してエッチング装置の制御装置が定める。他方、実行された各工程の処理情報としては、エッチング液の成分、温度、時間などが記録される。
バッファエリア8は、ウエハキャリア2に半導体ウエハ1を搭載した状態でコンベヤー3との間で移送しやすいように、また、半導体ウエハ1をウエハキャリア2と製造装置のウエハ出入口との間で移送しやすいように、ウエハキャリア2を平面的に収納できることが好ましいが、上記の移送が可能であれば良い。なお、枚葉搬送システムは処理を待つ時間が少ないというメリットがあるので、システムの規模により異なるが、バッファエリア8内に収納するウエハキャリア2の枚数を少なくでき、例えば数枚で良い。
移送手段9として、移送ロボットを使用できる。本実施の形態では、移送ロボット9は、半導体ウエハ1を搭載したウエハキャリア2をコンベヤー3とバッファエリア8間で移送する作業がプログラム化され、コンピュータ(ここではEFEM6)の指令により、プログラムに従って実行される。しかし、移送手段9は移送ロボットに限られず、例えば、オペレータがマニュピュレータを操作して移送しても良い。また、移送ロボット9によるウエハキャリア2の移送は、例えば、ウエハキャリア2の底に窪みを設けておき、コンベヤー3に搭載したときに、ウエハキャリア2とコンベヤー3の間に隙間ができるようにし、移送ロボット9のハンドを、適当なタイミングでその隙間に差込み、掬い上げて移送できるように構成しても良い。なお、移送手段9は半導体ウエハ1を搭載したウエハキャリア2をコンベヤー3とバッファエリア8間で移送できれば良い。バッファエリア8と製造装置5のウエハ出入口間での半導体ウエハ1の移送も行った方が便宜であるが、これを行わずに、製造装置5側の移送手段に委ねても良い。
また、搬送ラインの1箇所にウエハ管理装置10を配置する。ウエハ管理装置10は、コンベヤー3上を流れるウエハキャリア2のメモリ付IDタグ情報を順次読み取るリーダ11を用いて、各半導体ウエハ1の処理状況の情報収集を行う。これにより、各EFEM6に個別にアクセスしなくても各半導体ウエハ1の処理状況、各製造装置5の処理情報や異常情報などを知ることができる。また、ウエハ管理装置10は、把握した処理情報を参照し、除去手段12を用いて、処理が終了したと認識した半導体ウエハ1をコンベヤー3から除去する。
除去手段12に代えて移送手段を用い、上記除去手段12の機能を兼ねると共に、処理を開始する半導体ウエハ1をコンベヤー3に搭載しても良い。なお、移送手段として、EFEM6の移送ロボット9と同じものを使用できる。また、リーダ11に代えてリーダ・ライターを用い、上記リーダ11の機能を兼ねると共に、例えば、処理を開始する半導体ウエハ1に関する処理開始時間をメモリ付IDタグ4に書込むなど、書込み可能に構成しても良い。なお、リーダ・ライターとしてEFEM6のリーダ・ライター7と同じものを使用できる。
このように、半導体ウエハ1の生産を、リソグラフィー工程、メタル配線工程も含め、各製造装置5のEFEM6により分散制御で進行できるため、センターによる集中管理が不要になる。
図2に本発明の実施の形態における枚葉搬送システムの処理フロー例を示す。
通常は、半導体ウエハ1は1枚ずつウエハキャリア2に搭載され、コンベヤー3に載って、多数の製造装置5のウエハ出入口の近傍を流れている(ステップS001)。
各製造装置5のEFEM6は、メモリ付IDタグ4に情報の読み書きができるリーダ・ライター7を有する。各EFEM6のリーダ・ライター7は、例えば10cm程度の距離から無線で、コンベヤー3に載って流れてくる各ウエハキャリア2のメモリ付IDタグ4にアクセスする(ステップS002)。
次に、各EFEM6は、リーダ・ライター7を用いて、メモリ付IDタグ4に記録された半導体ウエハの処理状況を読み出し、次の処理が自製造装置5に係る処理であるか否かを判断する(ステップS003)。自製造装置5に係る処理であると認識した場合は、当該半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとコンベヤー3から自製造装置5のバッファエリア8に移送ロボットなどの移送手段9を用いて移送する(ステップS004)。認識しなかった場合はステップS001に戻る。
次に、当該製造装置5は、バッファエリア8のウエハキャリア2から半導体ウエハ1を取得し、半導体ウエハ1を対応するメモリ付IDタグ4の情報に従って1枚ずつ処理する(ステップS005)。予定された処理実行後に、当該製造装置5は、バッファエリア8の対応する(専用の)ウエハキャリア2に半導体ウエハ1を搭載し、各EFEM6はリーダ・ライター7を用いて、当該半導体ウエハ1を搭載するウエハキャリア2に付されたメモリ付IDタグ4に自製造装置5での処理情報を前情報に付加して書込む(ステップS006)。
次に、当該半導体ウエハ1をウエハキャリア2ごとバッファエリアからコンベヤー3の空きスペースに移送ロボットなどの移送手段9を用いて移送する(ステップS007)。ここで、1つの製造装置5に係る処理は終了するが、ステップS001に戻り、半導体ウエハ1はコンベヤー3に載って、再び多数の製造装置5のウエハ出入口の近傍を流れる。次の製造工程があれば、次の処理に係る製造装置5で同様の処理フローで処理され、全ての製造工程が終了すれば、ウエハ管理装置10によりコンベヤー3から除去される。
以上説明したように、本発明によれば、製造ライン全体での集中管理を不要とし、枚葉搬送システムを分散制御システムで実現できる。
本発明では、各製造装置が、半導体ウエハを搭載するウエハキャリアに付されたIDタグ情報に基いて処理を実行し、各製造装置のEFEMが分散して工程管理を実行するため、各EFEMの負荷が軽く、仮にある製造装置やEFEMが故障しても、同じ処理を行う装置が複数あれば、生産能力の低下はあるものの、全体の生産は進行する。また、半導体ウエハの異常情報などが、IDタグに書込まれて次の工程に進むため、以降の工程で当該半導体ウエハの製造処理を実行しなければ、生産性も向上し、コストダウンにも大きく貢献する。
さらに、ウエハ管理装置で、流れている半導体ウエハのIDタグ情報を読み取って各製造装置の稼働率、半導体ウエハの各工程の待ち時間などをカウントして、データを集積し、これらのデータを生産ラインの製造装置の稼働台数や設置台数などにフィードバックをかければ、生産効率の高いシステムを容易に実現できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態に種々変更を加えられることは明白である。
例えば、本実施の形態では、生産システムも全て枚葉処理であるかのように説明したが、例えば、フィールド酸化、レジスト灰化、洗浄など一部にバッチ処理が入っても、製造装置内での半導体ウエハの取り扱い及びバッファエリアと製造装置間での半導体ウエハの移送の仕方に変更が生じるだけであり、搬送システムはそのまま使用できるので、本発明を適用できる。また、バッファエリアと製造装置間での半導体ウエハの移送が完全に自動化されておらず、一部に人手が介在する場合でも、搬送システムはそのまま使用できるので、本発明を適用できる。
また、ウエハ管理装置は、処理を開始する半導体ウエハをコンベヤーに搭載する機能と、処理が終了した半導体ウエハをコンベヤーから除去する機能を兼用しても良く、ウエハ管理装置が処理が終了した半導体ウエハをコンベヤーから除去し、別の装置が処理を開始する半導体ウエハをコンベヤーに搭載しても良い。
また、同じ製造装置が複数台ずつあっても良い。フォト処理、層間絶縁膜形成、配線形成、イオンインプランテーションなど使用頻度の高い装置は、複数台設置しておけば、いずれかの装置が処理すれば良いので、生産システム全体の効率化が図れる。また、コンベヤーが複数ラインあっても良い。生産システムが大きくなると、1つのコンベヤーラインで全製造装置に搬送するより、複数のコンベヤーラインで分担させた方が効率的な場合もあり得る。この場合には、複数のコンベヤー間で半導体ウエハを搭載したウエハキャリアの移送ができるように、コンベヤー間の移送手段を設ければ良い。
また、本実施の形態では、メモリ付IDタグは、リーダ・ライターからの読み書きに使用する電波(ラジオ波)により給電されて動作する場合を説明したが、コンベヤーからウエハキャリアを介して給電されても良い。この場合、例えば、コンベヤーに給電線が配置され、ウエハキャリアには、裏面に上記給電線と接触するように電極を配置し、この電極からメモリ付IDタグに至る配線を形成しておけば良い。
また、本発明は半導体ウエハの枚葉搬送技術に関するものであるが、LCDの搬送技術に関しても本発明と類似の枚葉搬送技術を適用可能である。
本発明は、半導体製造工場での枚葉搬送システムなどに利用される。
本発明の実施の形態における枚葉搬送システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における枚葉搬送システムの処理フロー例を示す図である。 従来のシャトル搬送システムの例を示す図である。 バッチ処理と枚葉処理のプロセスと所要時間を比較した図である。 従来の枚葉搬送システムの構成例を示す図である。
符号の説明
1、21 半導体ウエハ
2、22 ウエハキャリア
3、23 コンベヤー
4 メモリ付IDタグ
5、25 製造装置
6、26 EFEM(フロントエンドモジュール)
7 リーダ・ライター
8、28 バッファエリア
9、29 移送ロボット(移送手段)
10 ウエハ管理装置
11 リーダ
12 除去ロボット(除去手段)
24 クリーントンネル
31、31’ FOUP(ポッド)
32、32’ 天井シャトル式搬送装置
33 製造装置
34 立体交差点
35、35’ FOUPエレベータ
36、36’ FOUPストッカー
100 分散制御型枚葉搬送システム
200 枚葉搬送システム

Claims (10)

  1. 1枚の半導体ウエハを搭載でき、前記半導体ウエハに関する処理状況を記録したメモリ付IDタグが付加されたウエハキャリアと;
    前記半導体ウエハの処理を行う複数の製造装置の近傍を通るように布設され、前記半導体ウエハを搭載した前記ウエハキャリアを搬送するコンベヤーと;
    各製造装置への前記半導体ウエハの出入を制御するフロントエンドモジュールとを備える;
    分散制御型枚葉搬送システム。
  2. 前記フロントエンドモジュールは、
    前記コンベヤー上を搬送される前記ウエハキャリアの前記メモリ付IDタグに記録された前記半導体ウエハに関する処理情報を無線で読み取り、また、前記製造装置における処理実行後に前記メモリ付IDタグに実行した処理情報を無線で書込むリーダ・ライターと、
    前記製造装置での処理前又は処理後の半導体ウエハを収納するバッファエリアと、
    前記リーダ・ライターが読み取った前記半導体ウエハに関する処理情報から、次の処理が当該フロントエンドモジュールが出入を制御する製造装置に係る処理であると認識した場合に、前記半導体ウエハを前記ウエハキャリアごと前記コンベヤーから前記バッファエリアに移送し、当該製造装置における処理実行後に、前記半導体ウエハを前記ウエハキャリアごと前記バッファエリアから前記コンベヤーに移送する移送手段とを有する;
    請求項1に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  3. 当該システムで処理を行う各半導体ウエハに関する処理状況を把握し、処理が終了した半導体ウエハを前記コンベヤーから除去するウエハ管理装置を備える;
    請求項1又は請求項2に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  4. 前記メモリ付IDタグは前記ウエハキャリアの定位置に付加され、前記ウエハキャリアが前記コンベヤー上に搭載されたときに、前記コンベヤーに対して定位置にくるように搭載される;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  5. 次の処理に係る製造装置の情報は、前記メモリ付IDタグの定位置に記録される;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  6. 前記リーダ・ライターは、電波方式認識を用いて、前記メモリ付IDタグに給電すると共に、前記メモリ付IDタグに記録された情報を読み取り、また、前記メモリ付IDタグに情報を書込む;
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  7. 前記コンベヤーは前記ウエハキャリアを介して、前記メモリ付IDタグに給電する;
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の分散制御型枚葉搬送システム。
  8. 製造装置への半導体ウエハの出入を制御するフロントエンドモジュールであって、
    コンベヤー上を搬送されるウエハキャリアのメモリ付IDタグに記録された前記半導体ウエハに関する処理情報を無線で読み取り、また、前記製造装置における処理実行後に前記メモリ付IDタグに実行した処理情報を無線で書込むリーダ・ライターと、
    前記製造装置での処理前又は処理後の半導体ウエハを収納するバッファエリアと、
    前記リーダ・ライターが読み取った前記半導体ウエハに関する処理情報から、次の処理が当該フロントエンドモジュールが出入を制御する製造装置に係る処理であると認識した場合に、前記半導体ウエハを前記ウエハキャリアごと前記コンベヤーから前記バッファエリアに移送し、当該製造装置における処理実行後に、前記半導体ウエハを前記ウエハキャリアごと前記バッファエリアから前記コンベヤーに移送する移送手段とを有する;
    フロントエンドモジュール。
  9. 当該システムで処理を行う各半導体ウエハに関する処理状況を把握し、処理が終了した半導体ウエハをコンベヤーから除去するウエハ管理装置であって、
    前記コンベヤー上を搬送されるウエハキャリアのメモリ付IDタグに記録された前記半導体ウエハに関する処理情報を読み取るリーダと、
    前記リーダが読み取った前記半導体ウエハに関する処理情報から、当該半導体ウエハの処理が終了したと認識した場合に、当該半導体ウエハを前記ウエハキャリアごと前記コンベヤーから除去する除去手段とを有する;
    ウエハ管理装置。
  10. 1枚の半導体ウエハを搭載でき、無線で情報の読み書きができ、前記半導体ウエハに関する処理状況を記録したメモリ付IDタグが付加された;
    ウエハキャリア。
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