JP2005305809A - ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法 - Google Patents

ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005305809A
JP2005305809A JP2004125347A JP2004125347A JP2005305809A JP 2005305809 A JP2005305809 A JP 2005305809A JP 2004125347 A JP2004125347 A JP 2004125347A JP 2004125347 A JP2004125347 A JP 2004125347A JP 2005305809 A JP2005305809 A JP 2005305809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
coating
cylindrical core
precursor
fluororesin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004125347A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hara
祐二 原
Toshikazu Ono
利和 大野
Yuichi Yashiki
雄一 矢敷
Yoshitake Ogura
佳剛 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004125347A priority Critical patent/JP2005305809A/ja
Publication of JP2005305809A publication Critical patent/JP2005305809A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

【課題】 PI樹脂またはその前駆体の皮膜の表面に、フッ素樹脂分散液を浸漬塗布する際、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の不均一性をなくし、最終的に塗膜ムラのないポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 ポリイミド樹脂またはポリイミド前駆体からなる皮膜が表面に形成された円筒芯体をその軸方向がフッ素樹脂塗料面に対し垂直となるように保持しながら、前記円筒芯体を前記フッ素樹脂塗料中に浸漬し、引き上げることにより、前記皮膜の表面に前記フッ素樹脂塗料を塗布し、次いで、加熱焼成して表面にフッ素樹脂層を形成するポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法であって、
前記円筒芯体をフッ素樹脂塗料中に浸漬する前に、被膜を溶解しない溶剤により、前記皮膜表面を洗浄する洗浄処理を施すことを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法。
また、本発明は、上記製造方法により製造されるポリイミド樹脂無端ベルトである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、複写機やレーザープリンタ等の電子写真装置の定着ベルト等に使用され、表面にフッ素樹脂層を有するポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法に関する。
電子写真装置において、感光体、帯電体、転写体、及び定着体等には、金属やプラスチック、又はゴム製の回転体が使用されているが、機器の小型化或いは高性能化のために、これら回転体は変形可能なものが好ましい場合があり、それには肉厚が薄いプラスチック製フィルムからなるベルトが用いられる。この場合、ベルトに継ぎ目(シーム)があると、出力画像に継ぎ目の跡が生じるので、継ぎ目がない無端ベルトが好ましい。
特許文献1に記載があるような定着ベルトは、ポリイミド樹脂(以下、「ポリイミド」を「PI」ということがある)を代表とする耐熱樹脂ベルトの表面に、定着されるトナーの剥離性のため、非粘着性の層が設けられる。そして、該非粘着性の層としては、フッ素樹脂層が好ましく用いられる。
定着ベルトとして、PI樹脂層の好ましい厚さは25〜200μm程度、非粘着層の好ましい厚さは10〜50μm程度である。
PI樹脂層は、PI前駆体を円筒芯体表面に塗布し、加熱して得られる。一方、PI樹脂層の表面にフッ素樹脂層を形成するには、フッ素樹脂が溶剤に不溶性であるため、フッ素樹脂の粉体を、界面活性剤を用いて水等の溶媒に分散した塗料を、PI樹脂層表面に塗布した後、溶媒を乾燥し、焼成して加熱溶融する方法が採られる。また、PI樹脂層表面にフッ素樹脂分散液を塗布する代わりに、PI前駆体表面に塗布し、加熱時に、PI樹脂の生成とフッ素樹脂の焼成を同時に行っても良い。その方が、PI樹脂層とフッ素樹脂層の密着性が向上することもあって、好ましい方法といえる。
上記フッ素樹脂分散液の塗布方法として、スプレー塗布法は表面の平滑性が劣るほか、高価なフッ素樹脂分散液の塗着効率が悪いために好ましくないので、PI樹脂またはその前駆体の皮膜が形成された円筒芯体をフッ素樹脂分散液に浸漬し、次いで引き上げて塗布する浸漬塗布方法が採られる。この方法では、最終的にベルトを円筒芯体から剥離し、円筒芯体は再利用されるので、円筒芯体の内外面を汚すのは好ましくない。
また、円筒芯体上のPI樹脂またはその前駆体の皮膜の端部に隙間があると、隙間からフッ素樹脂分散液が浸入し、円筒芯体表面を汚染させる場合もある。
そこで、フッ素樹脂分散液の浸漬塗布時には、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の端部を被覆したり、円筒芯体の底部に蓋を取り付け、フッ素樹脂分散液を不要な部分に浸入させないことが好ましい。
ところが、フッ素樹脂分散液は、分散液であるがゆえに、塗膜にむらを生じやすいという問題がある。むらの原因としては、下地塗膜、すなわちPI樹脂またはその前駆体の皮膜の不均一性によるところが大きく、その原因には、PI樹脂またはその前駆体の皮膜端部の被覆作業時や、円筒芯体の底部に蓋を取り付ける作業時に、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の表面を作業者が手でさわる場面があることが挙げられる。
そこで、フッ素樹脂分散液の塗布前には、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の不均一性をなくすことが求められていた。
特開平8−262903号公報
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の表面に、フッ素樹脂分散液を浸漬塗布する際、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の不均一性をなくし、最終的に塗膜ムラのないポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明者は、下記本発明により前記課
題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、ポリイミド樹脂またはポリイミド前駆体からなる皮膜が表面に形成された円筒芯体をその軸方向がフッ素樹脂塗料面に対し垂直となるように保持しながら、前記円筒芯体を前記フッ素樹脂塗料中に浸漬し、引き上げることにより、前記皮膜の表面に前記フッ素樹脂塗料を塗布し、次いで、加熱焼成して表面にフッ素樹脂層を形成するポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法であって、
前記円筒芯体を前記フッ素樹脂塗料中に浸漬する前に、前記皮膜を溶解しない溶剤により、前記皮膜表面を洗浄する洗浄処理を施すことを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法である。
また、本発明は、上記本発明のポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法により製造されることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトである。
本発明によれば、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の表面に、フッ素樹脂分散液を浸漬塗布する際、PI樹脂またはその前駆体の皮膜の不均一性をなくし、最終的に塗膜ムラのないポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法を提供することができる。その結果、塗膜ムラに起因する欠陥がなく、高品質のポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法を提供することができる。
本発明のPI樹脂無端ベルトは、円筒芯体上にPI樹脂またはその前駆体からなる皮膜を形成する工程(PI樹脂塗膜形成工程)、フッ素樹脂粉体を含有する分散液(フッ素樹脂塗料)中に浸漬し、次いで、円筒芯体を引き上げて皮膜にフッ素樹脂塗膜を形成する工程(フッ素樹脂塗膜形成工程)、その後、焼成処理等を施してフッ素樹脂層を形成する工程(加熱焼成工程)を経て製造される。
また、本発明の製造方法においては、特に、フッ素樹脂粉体を含有する分散液中に浸漬する前に、皮膜を溶解しない溶剤により、前記皮膜表面を洗浄する洗浄処理が施される。
以下、各工程について説明する。
(PI樹脂塗膜形成工程)
本工程に使用する円筒芯体の材質は、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼等の金属が好ましい。円筒芯体の表面は、クロムやニッケルでメッキしたり、フッ素樹脂やシリコーン樹脂で被覆してもよい。
後述するPI樹脂皮膜等を形成してこれを乾燥する際に、残留している溶剤、あるいは加熱反応時に樹脂から生成する水が除去しきれないことがある。この場合、PI樹脂皮膜に膨れが生じることがあり、特にPI樹脂皮膜の膜厚が50μmを越えるような厚い場合に顕著である。
上記膨れを防止するために、本出願人が先に出願した特開2002−160239号公報に開示の如く、円筒芯体表面はRa0.2〜2μm程度に粗面化することが好ましい。粗面化の方法には、ブラスト、切削、サンドペーパーがけ等の方法がある。これにより、PI樹脂から生じる気体は、円筒芯体とPI樹脂皮膜の間に形成されるわずかな隙間を通って外部に出ることができ、膨れを生じない。
円筒芯体の表面には、PI樹脂が接着しないように、表面に離型剤を塗布することが有効である。
PI樹脂塗膜形成工程は、円筒芯体にPI前駆体溶液を塗布するPI前駆体塗布工程と、その後乾燥してPI前駆体皮膜を形成するPI前駆体乾燥工程とから成る。
−ポリイミド前駆体塗布工程−
PI前駆体塗布工程では、PI前駆体溶液を円筒芯体上に塗布する。PI前駆体溶液は、PI前駆体が非プロトン系極性溶剤に溶解した溶液である。
PI前駆体としては、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以下、適宜「BPDA」と略す)とp−フェニレンジアミン(以下、適宜「PDA」と略す)とからなるもの、BPDAと4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとからなるもの、ピロメリット酸二無水物(PMDA)と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとからなるもの等、種々公知のものを用いることができる。また、PI前駆体は、2種以上を混合して用いてもよいし、複数の酸又はアミンのモノマーを混合して共重合されてもよい。
PI前駆体の溶剤としては、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトアミド、等の非プロトン系極性溶剤が挙げられる。PI前駆体溶液の混合比、濃度、粘度等は、適宜選択される。
本発明において、「円筒芯体表面に塗布する」とは、円柱も含まれる円筒芯体の側面の表面、及び該表面に層を有する場合は、その層の表面に塗布することをいう。また、「円筒芯体を上昇」とは、塗布時の液面との相対関係であり、「円筒芯体を停止し、塗布液面を下降」させる場合を含む。
PI前駆体溶液の塗布方法としては、円筒芯体をPI前駆体溶液に浸漬して引き上げる浸漬塗布法、円筒芯体を回転させながらその表面にPI前駆体溶液を吐出する流し塗り法、その際にブレードで皮膜を平滑化するブレード塗布法などの方法が採用できる(回転塗布法)。回転塗布法では、塗布部を水平移動させるので、皮膜はらせん状に形成されるが、PI前駆体溶液は乾燥が遅いために、継ぎ目は自然に平滑になる。
回転塗布法について、塗布装置の主要部の概略図である図1により説明する(但し、周辺装置は省略)。図1において、円筒芯体1を矢印方向に回転させながら、PI前駆体溶液5を容器3から、ノズル4を通して、流下させる。ノズル4は容器3に取り付けてもよいが、両者を離して管で連結し、容器3を別置きに固定してもよい。
流下したPI前駆体溶液5は、へら2により平坦化される。へらを通過した直後は、筋が残ることがあるが、液の流動性により、筋は時間と共に消滅する。ノズル4とへら2とを連動させ、円筒芯体1の一端から他の一端へ水平方向に移動させることにより、円筒芯体1の表面全面にわたって塗膜6を形成することができる。その移動速度が塗布速度と言える。
塗布時の条件として、円筒芯体1の回転速度は20〜200rpmであり、塗布速度Vは、芯体の外径k、PI前駆体溶液の流下量f、塗膜の濡れ膜厚tと関係があり、V=f/(t・k・π)の式で表わされ、100≦V≦1000(mm/min)とすることが好ましい。なお、πは円周率を示す。
PI前駆体溶液を流下させる場合、粘度が高いPI前駆体溶液は、重力だけでは自然に流下しにくいので、加圧気体やポンプで押し出すことも有効である。ノズル4と芯体1との距離は任意でよいが、流下液が途切れることがないよう、10〜100mm程度が好ましい。液の途切れが生じると、泡を巻き込むことがある。
へら2は、PI前駆体溶液に侵されない材料、例えば、ポリエチレンやフッソ樹脂等のプラスチック、または、真鍮やステンレス等の金属の薄い板から成り、弾力性を有するもので形成される。これを幅10〜50mmに成形し、軽く円筒芯体1に押し当てる。PI前駆体溶液が通過すれば、へら2は円筒芯体1からある隙間をもって離れ、その際にPI前駆体溶液を押し広げるのである。本塗布方法に好ましいPI前駆体溶液の濃度は、10〜25重量%、粘度は10〜1000Pa・s程度である。へらがない場合、流下したPI前駆体溶液は筋状のまま芯体上に付着し、平坦になることはない。
なお、塗膜6は、円筒芯体1の全面にわたって形成されなく、両端に多少の不塗布部が残される。
他の塗布方法としては、円筒芯体をPI前駆体溶液に浸漬して上昇させる(引き上げる)浸漬塗布法がある。但し、PI前駆体溶液が高粘度のために、膜厚が厚くなりすぎる場合には、特開2002−91027号公報に記載の如く、円筒芯体の外径よりも大きな円孔を設けた環状体により、PI前駆体溶液の膜厚を制御する方法が適用できる。
−ポリイミド前駆体乾燥工程−
円筒芯体表面にPI前駆体溶液を塗布後、乾燥をすると、PI前駆体からなる皮膜が形成される。乾燥温度は50〜200℃の範囲、乾燥時間は30〜200分間の範囲とすることが好ましい。乾燥時の温度により、乾燥前の塗膜は粘度が低下し、重力の影響を受けて、垂れが生じやすいが、その場合には、円筒状芯体の軸方向を水平にして、10〜60rpmの範囲程度で回転させるのがよい。
PI前駆体の塗布時、円筒芯体の端部に皮膜がない不塗布部を設けた場合はもちろんであるが、円筒芯体の全面にわたって塗布した場合でも、乾燥によりPI前駆体皮膜が収縮するので、円筒芯体の端部に露出部が生じることとなる。
得られたPI前駆体からなる皮膜が形成された円筒芯体を、次のフッ素樹脂塗膜形成工程に付してもよいが、この段階でPI前駆体からなる皮膜を加熱反応させ、PI樹脂皮膜とし、その後フッ素樹脂塗膜形成工程に付してもよい。PI樹脂皮膜は、好ましくは300〜450℃の範囲、より好ましくは350℃前後で、20〜60分間、PI前駆体皮膜を加熱反応させることで形成することができる。以下、PI前駆体皮膜上にフッ素樹脂塗膜を形成することを説明する。
(フッ素樹脂塗膜形成工程)
この工程では、粘着層であるフッ素樹脂層を形成する工程である。本発明では、フッ素樹脂層を形成する前、すなわち、フッ素樹脂塗料中に円筒芯体を浸漬する前に、皮膜の洗浄処理を施す。
フッ素樹脂塗料中に円筒芯体を浸漬する際には、後述するように、円筒芯体に対し、被覆処理、及び/または蓋の取り付け等を行う。この際、下地となる皮膜には手(手袋を含む)で触れないのが好ましいが、作業の都合上、やはり触れることがある。その場合、下地皮膜の表面には、よごれが付着する等、何らかの影響が残る。そこで、本発明では、浸漬前に、ポリイミド樹脂またはPI前駆体からなる皮膜を洗浄処理で洗浄するのである。単純なことのようであるが、この効果は非常に大きい。洗浄処理を施さない場合は、フッ素樹脂分散液の塗膜には、手や指紋の跡がはっきりと残ることもあり、膜厚のムラが生じたり、不純物の付着による欠陥が生じ、不良を発生してしまう。
洗浄処理としては、形成した皮膜を溶解せずに表面の付着物を除去できる処理であれば特に限定されることはないが、実用性や処理効率の観点から、溶剤を使用した洗浄処理であることが好ましい。
当該処理としては、溶剤を含ませた布などにより皮膜表面を拭く拭き取り処理;溶剤をスプレーなどにより吹きかけて洗い流す吹きかけ処理;円筒芯体を溶剤中に浸漬するディップ処理;などが挙げられ、これらを適宜組み合わせることができる。
特に、上記拭き取り処理における拭く作業は、上記溶剤を無塵性の紙や布に染み込ませ、皮膜の表面を適宜の回数、拭くことが好ましい。また、円筒芯体の軸心を回転軸として回転させながら拭き取り処理を行うと、拭き取りムラがなくなり、効率よく洗浄することができる。その後、無塵性の紙などで空拭きすることで、さらに塗りムラがなくなり、皮膜表面に残っている溶剤も除去しやすいなどの利点がある。溶剤が揮発しにくいときには、時間短縮になる。
洗浄処理後は、不純物の付着を避けるため、素手で触れることを避ける。
洗浄処理に適用できる溶剤としては、PI前駆体皮膜を溶解することがない水;エタノール等のアルコール類;アセトン等のケトン類;ヘキサン等の炭化水素類;等である。水の場合、不純物を除去したイオン交換水(純水)が好ましいが、洗浄能力を高めるために、水を電気分解したアルカリイオン水も好ましい。さらに、pH12〜13のアルカリイオン水に、pH緩衝液を加えた超還元水がより好ましい。なお、超還元水は、芯体の表面の洗浄に使用してもよい。
既述のように、洗浄処理は、フッ素樹脂塗料に浸漬する前に行うが、洗浄処理後から浸漬までに不純物の混入を避けるため、浸漬する直前(例えば、浸漬前5分以内)に行うことが好ましい。また、洗浄処理から浸漬までにある程度の時間を要する場合には、浸漬までクリーンルームに保存しておくことが好ましい。
洗浄処理後は、図2に示すように、PI前駆体皮膜6’が形成された円筒芯体1を、その軸方向を垂直にした際に、下端側となる部分(底部)に蓋10を嵌め、及び/または図3に示すように、PI前駆体皮膜6’の端部と円筒芯体1表面の露出部に被覆処理7を施した後、円筒芯体をフッ素樹脂分散液に浸漬して塗布する。
蓋10は図2に示すように、円筒芯体1の底面に嵌合するような形状が好ましい。被覆処理は、図3に示すように、PI前駆体皮膜6’の端部と、円筒芯体表面露出部とを同時に覆うように、粘着テープ7を貼り付けるが、蓋を有する場合には、蓋の側面も覆うように貼り付けるのがよい。粘着テープを貼り付ける代わりに、幅広いゴムバンドを拡張して被せる方法も挙げられる。蓋10は、図2に示すように、気泡が残らないよう、下端面には平面がなく、凸状になった形状が好ましい。
被覆した方を下端にして、芯体はその中心軸を垂直にされるが、反対側の上端になる部分は、芯体表面が露出していても、フッ素樹脂分散液への浸漬時、その部分まで浸漬しなければ、芯体表面にフッ素樹脂分散液が付着しないので、被覆しなくてもかまわない。但し、その部分も被覆すれば、より確実である。本発明において、フッ素樹脂分散液を塗布する長さがPI前駆体皮膜の長さと同じであると、フッ素樹脂分散液がPI前駆体皮膜と円筒芯体の隙間に染み込む虞があるので、フッ素樹脂分散液を塗布する長さは、PI前駆体皮膜に対し、80〜98%程度であることが好ましい。
図4に、フッ素樹脂分散液の浸漬塗布状態の一例を概略断面で示す。図4において、円筒芯体1を塗布槽9内のフッ素樹脂分散液8に浸漬し、引き上げることにより、フッ素樹脂分散液の塗膜11が形成される。
フッ素樹脂分散液8は、塗布槽9に溜め置きするほか、図5に示すように、塗布槽9の外側に、円筒芯体1の体積以上の容量を有する外部槽14を設けた塗布装置を用い、ポンプ15により、塗布槽9の下部からフッ素樹脂分散液を供給し、上部から溢流させて、循環させてもよい。ポンプ15としては、フッ素樹脂分散液に機械的応力が加わりにくい方式のものが好ましく、具体的には、ローラーチューブポンプ、サインポンプ、モーノポンプ、ギヤポンプ等が挙げられる。
このようにして循環をさせると、フッ素樹脂分散液の沈降や凝集を防止でき、液の表面を常に新鮮な状態に確保することができるため好ましい。外部槽14を用いて循環させることは、外部に別の塗料タンクを設けて循環するよりも、高価なフッ素樹脂分散液の総量を少なくできるほか、塗布槽上部から溢流するフッ素樹脂分散液が、外部の塗料タンクに落流することによる泡立ちが起きにくいという利点もある。循環経路にはフィルター16や、粘度計、希釈液追加装置等を付加することも好ましい。
フッ素樹脂分散液には、粒径が0.1〜20μmの範囲のフッ素樹脂粉体が分散されている。その材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹脂が挙げられる。また、耐摩耗性や静電オフセットの向上、トナーの付着防止用オイルとの親和性等のために、カーボン粉体や、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機化合物粉体等、フッ素樹脂以外の材料を含んでもよい。
フッ素樹脂分散液の溶媒は、水のほか、エタノールやブタノール等のアルコールや、エチレングリコール等のグリコール、またそのエステル類を併用してもよい。
また、界面活性剤や粘度調整剤等も添加してもよい。前記カーボン粉体や、酸化チタン、硫酸バリウム等のフッ素樹脂以外の材料を含ませる場合には、上記フッ素樹脂分散液8の中にこれらを混ぜて分散すればよい。界面活性剤を添加したものは非常に泡立ちやすく、また一旦、泡が形成された場合は、泡が消えにくいので、注意する必要がある。
フッ素樹脂分散液の固形分濃度は、塗布する膜厚にもよるが、10〜70質量%の範囲であることが好ましく、粘度は0.1〜1Pa・s程度の範囲であることが好ましい。溶媒の蒸発により、フッ素樹脂分散液8の濃度が変化した場合には、アルコール等を加えて調整すればよい。
フッ素樹脂分散液を塗布槽に入れる前には、脱泡処理をして、液中から泡を除去しておくのが好ましい。脱泡の方法には、時間をかけて静置する方法のほか、減圧や遠心分離、ろ過、超音波印加、等による方法がある。
なお、水は20℃で窒素が約1.19体積%、酸素が約0.64体積%の溶解度を有しており、フッ素樹脂分散液中にはこれらの気体が溶存するが、溶存気体も減圧によって除いておくことが好ましい。
フッ素樹脂分散液を塗布する際、円筒芯体の引き上げ速度は、所望の膜厚にもよるが、50〜500mm/分程度の範囲であることが好ましい。
なお、フッ素樹脂分散液は、主溶媒が水であるために乾燥が比較的遅く、浸漬塗布方法で塗布すると、円筒芯体の引き上げ最中に、塗膜に不規則な垂れが発生したり、軸方向上下で膜厚のむらを生じることもある。これらの問題は、膜厚が25μm以上の場合に特に発生しやすい。
そこで、引き上げの際、フッ素樹脂分散液の塗膜11に垂れが生じる場合、図4および図5に示すように、塗布層9の図面における上部に、送風装置12を設けて、塗膜11に気流を当て、溶媒の乾燥を促進することが好ましい。塗膜11に当てる気流は、一方向からよりは、周方向で均一になるよう、周回または環状に当てるのが好ましい。
前記気流の風速は、1〜10m/分程度の範囲が好ましい。これが弱いと乾燥促進の効果が小さく、強すぎると塗膜に筋やむら等の欠陥を生じるおそれがある。フッ素樹脂分散液の塗膜に気流を当てることにより、水を主体とする溶媒の乾燥が促進されるので、塗膜は垂れを生じる間もなく、乾燥される。
なお、前記のように、PI前駆体皮膜を形成し、加熱してPI樹脂皮膜を形成した後に、当該フッ素樹脂層形成工程を設けてもよい。
(加熱焼成工程)
フッ素樹脂分散液の塗布後、室温から150℃の温度に5〜20分間置いて、溶媒を乾燥させる。乾燥を促進するために、熱風を吹き付けることも有効であるが、熱風が当たった部分と当たらなかった部分とで、筋目を生じたり、粗さ等がむらになることがある。これを防止するためには、塗膜に熱風が直に当たらないように、円筒芯体の軸方向を垂直に立てた状態で、その上方から熱風を下降させる方法を採ることが好ましい。
または、円筒芯体の軸方向を垂直に立てた状態で、円筒芯体を回転させて、その横方向から熱風を吹き付けて、塗膜に熱風が直に当たっても、一様になるようにすることが好ましい。
上記いずれかの方法を採ることにより、筋目やむらを生じることなく、溶媒の乾燥が促進される。
前記乾燥の前後において、先に形成した被覆処理及び/または蓋を取り外す。その後、350〜450℃の温度範囲で20〜60分間加熱すると、PI前駆体は縮合反応してPI樹脂皮膜となり、フッ素樹脂粉体は溶融焼成されてフッ素樹脂層となる。この時、PI前駆体皮膜中に溶剤が残留していると、皮膜に膨れを生じることがあるため、前記温度に達するまでに、完全に残留溶剤を除去することが好ましく、温度を段階的に上昇させたり、ゆっくりと上昇させることが好ましい。
その後、常温に冷やすと、PI樹脂皮膜が形成され、円筒芯体1から取り外すことでPI樹脂無端ベルトが製造される。更に必要に応じて、端部の長さを揃える切断加工、表面の粗さを調整する研磨加工、等が施され、本発明のポリイミド樹脂無端ベルトが得られる。
なお、研磨加工は、乾式法および湿式法のいずれで行ってもよい。乾式法としては、サンドペーパや研磨フィルムを使用して研磨する方法がある。湿式法としては、上記と同じことを、水等の液体を介して行う方法がある。
また、本発明においては、転写ベルトや定着ベルトを作製する場合で、ポリイミド樹脂またはポリイミド前駆体からなる皮膜に不良が発生したものを再利用することもできる。
転写ベルトや定着ベルトの不良としては、(1)表面抵抗率が108〜1014Ω/□の範囲にない場合、体積抵抗率が108〜1014Ωcmの範囲にない場合、が挙げられる。また、(2)表面欠陥の大きさが0.2mmを超える場合が挙げられる。
以上のようにして製造された本発明のポリイミド樹脂無端ベルトは、従来の製造方法により作製された無端ベルトに比べ、膜厚ムラが少なく、異物などの混入も抑えられている。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし、各実施例は、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
PI前駆体溶液として、BPDAとPDAとが、N−メチルピロリドン中で合成された固形分濃度18%(重量%、以下同じ)、粘度約20Pa・sの溶液を用意した。
外径70mm、長さ400mmのアルミニウム製素管を350℃で10分間加熱し、自然冷却させた後、表面を切削して外径を68mmにした。次いで、球形アルミナ粒子によるブラスト処理により、Ra0.8μmに粗面化した後、表面にシリコーン系離型剤(商品名:KS700、信越化学(株)製)を塗布して、300℃で1時間、焼き付け処理し、円筒芯体とした。
PI前駆体溶液を回転塗布方法で塗布するため、図1に示すように、芯体1の軸方向を水平にして、120rpmで回転させた。へら2は幅20mm、厚さ1mmのポリプロピレンからなり、弾力性を有しており、これを芯体1に押し付けた。PI前駆体溶液は、容器3から口径4mmのノズル4を通して、エア圧0.4MPaにて、23ml/minの流量で押し出した。PI前駆体溶液がへらを通過する際、へらが押し広げられ、へらと芯体の間には隙間ができた。次いで、ノズル4とへら2を180mm/分の速度で、芯体1の一端から他端へ移動させて塗布した。この条件で、芯体1回転あたり、ノズルとへらは1.5mmずつ移動する。なお、塗布の際には、芯体1の両端に10mmずつの不塗布部分を設けたので、塗布した長さは380mmである。
乾燥工程においては、芯体を20rpmで回転させながら、100℃の乾燥炉に入れた。60分後に取り出すと、約150μm厚のPI前駆体皮膜が形成され、残留溶剤は約40%(重量比)であった。この状態ではまだ、皮膜を芯体から取り外すことはできなかった。
次いで、図3に示すように、芯体1の下端に蓋10を取り付け、幅20mmの粘着テープ(商品名:スコッチテープ、スリーエム社製)7を一周にわたって貼り付け、芯体の露出部分とPI前駆体皮膜、及び蓋10の側面に被覆をした。蓋10は、POM樹脂を加工して、円筒体との嵌合部の外径が61.9mm)のものを作製した。なお、蓋の嵌合代は6mm、円柱部分外径は68mm、円柱部分長さは8mm、円錐部高さは10mmである。
なお、被覆の時、皮膜6’表面はポリエステル繊維の手袋をした左手で接触し、右手でテープを貼り付けた。作業の後、皮膜表面は全周にわたってエタノールを染み込ませた無塵紙で拭いた(洗浄処理)。
一方、フッ素樹脂分散液として、水のほかに、エタノール、t−ブタノールを含むPFA水性塗料(商品名:710CL、三井デュポンフロロケミカル社製、固形分濃度:60質量%、粘度:500mPa・s)を用意した。この中には固形分として、平均粒径約17μmのPFA粉体(大粒子)が60質量%、平均粒径約1μmのPFA粉体(小粒子)が40質量%分散されている。この液を20hPaの減圧下で12時間放置して脱泡処理を行った。
また、図5に示すように、内径が90mm、高さが480mmの塗布槽9の外側に、内径が150mm、高さが160mmの外部槽14を取り付けた。フッ素樹脂分散液8を塗布槽9に満たし、更に外部槽14の底面から30mmまで入れ、ポンプ15(商品名:サインポンプ、特殊機化工業社製)にて、2リットル/分の流量で循環した。このポンプは、液体にかかるせん断応力が小さい特徴を有する。循環経路には、200メッシュのフィルター16を介し、凝集粉を除くようにした。塗布槽9の上部には、環状に風速5m/分の気流が上方45°に向けて吹き出される環状送風装置12を取り付けた。
次いで、洗浄処理直後の円筒芯体1を0.5m/分の速度で前記PFA水性塗料に浸漬し、上端から20mmの位置まで漬けた。次いで環状送風装置12により気流を当てながら、0.2m/分の速度で引き上げ、PFAの塗膜11を形成した。引き上げ終了後、粘着テープを除去し、蓋を取り外した後、80℃の無風乾燥炉で10分間乾燥した。PFA塗膜の長さは365mmであり、PI前駆体皮膜の長さ380mmに対して、96%であった。
その後、加熱焼成工程として、150℃で20分間、220℃で20分間、及
び380℃で30分間、加熱して、PI樹脂皮膜を形成すると共に、PFA塗膜を焼成した。室温に冷えた後、芯体から皮膜を取り外し、75μm厚のPI樹脂上に、30μm厚のPFA層を有するポリイミド樹脂無端ベルトが作製できた。
無端ベルト表面を観察したところ、PI樹脂層もPFA層も、むらのない良好な仕上がりであった。長さを340mmとなるように両端を切断して、定着ベルトとし、実機試験を行っても、何ら問題が発生することはなかった。
(実施例2)
実施例1において、溶剤としてエタノールに代えて、超還元水(日本電子アクティブ製)を用いて拭く作業を行った。また、当該拭く作業をする際に、円筒芯体を60rpmで回転させながら行った。この場合、水の乾燥に10秒程度の時間が多くかかったが、実施例1と同じ効果を得ることができた。水を使用することは、有機溶剤の使用よりは、安全性を向上させることができた。
(実施例3)
拭く作業の代わりに、スプレーにより超還元水(日本電子アクティブ製)をPI前駆体皮膜に吹き付ける洗浄処理を施した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド樹脂無端ベルトを作製した。当該無端ベルトも、膜厚ムラや欠陥はなく、定着ベルトとして良好に使用することができた。
(実施例4)
拭く作業の代わりに、超還元水(日本電子アクティブ製)中にPI前駆体皮膜が形成された円筒芯体を浸漬し、25℃で10分間、クリーンルーム中で乾燥した以外は、実施例1と同様にして、ポリイミド樹脂無端ベルトを作製した。当該無端ベルトも、膜厚ムラや欠陥はなく、定着ベルトとして良好に使用することができた。
(比較例1)
実施例1において、被覆処理の後、PI前駆体皮膜をエタノールで拭かなかった以外は実施例1と同様にして、無端ベルトを作製したところ、形成されたPFA層には、手の指のような痕跡のむらが見られ、欠陥の発生が確認できた。
ポリイミド前駆体溶液の塗布方法の一例を示す概略図である。 蓋の一例を示す説明図である。 端部の被覆処理の説明図である。 フッ素樹脂分散液の浸漬塗布方法の一例を示す概略図である。 フッ素樹脂分散液の浸漬塗布の他の例を示す概略図である。
符号の説明
1…芯体
2…へら
3…ポリイミド前駆体溶液の容器
4…ノズル
5…ポリイミド前駆体溶液の流れ
6…ポリイミド前駆体塗膜
6’…ポリイミド前駆体皮膜
7…被覆処理
8…フッ素樹脂分散液
9…浸漬塗布槽
10…蓋
11…フッ素樹脂塗膜
12…送風装置
14…外部槽
15…ポンプ
16…フィルター

Claims (2)

  1. ポリイミド樹脂またはポリイミド前駆体からなる皮膜が表面に形成された円筒芯体をその軸方向がフッ素樹脂塗料面に対し垂直となるように保持しながら、前記円筒芯体を前記フッ素樹脂塗料中に浸漬し、引き上げることにより、前記皮膜の表面に前記フッ素樹脂塗料を塗布し、次いで、加熱焼成して表面にフッ素樹脂層を形成するポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法であって、
    前記円筒芯体を前記フッ素樹脂塗料中に浸漬する前に、前記皮膜を溶解しない溶剤により、前記皮膜表面を洗浄する洗浄処理を施すことを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法。
  2. 請求項1に記載のポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法により製造されることを特徴とするポリイミド樹脂無端ベルト。
JP2004125347A 2004-04-21 2004-04-21 ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法 Withdrawn JP2005305809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004125347A JP2005305809A (ja) 2004-04-21 2004-04-21 ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004125347A JP2005305809A (ja) 2004-04-21 2004-04-21 ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005305809A true JP2005305809A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35435112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004125347A Withdrawn JP2005305809A (ja) 2004-04-21 2004-04-21 ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005305809A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264542A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Synztec Co Ltd 定着用回転体及びその製造方法
EP2136265A3 (en) * 2008-06-18 2010-12-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Manufacturing method of heat equalizing member for fixing device and heat equalizing member for fixing device
US8204419B2 (en) 2008-09-01 2012-06-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing device containing extended soaking member and image forming apparatus containing fixing apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264542A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Synztec Co Ltd 定着用回転体及びその製造方法
EP2136265A3 (en) * 2008-06-18 2010-12-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Manufacturing method of heat equalizing member for fixing device and heat equalizing member for fixing device
US8240050B2 (en) 2008-06-18 2012-08-14 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Manufacturing method of heat equalizing member for fixing device and heat equalizing member for fixing device
US8204419B2 (en) 2008-09-01 2012-06-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing device containing extended soaking member and image forming apparatus containing fixing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007152205A (ja) 塗布装置、管状物の製造方法
JP5526455B2 (ja) 芯体
JP5076284B2 (ja) 無端ベルトの製造方法
JP2005305809A (ja) ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法
JP5002901B2 (ja) 浸漬塗布方法、及び定着ベルトの製造方法
JP4244638B2 (ja) ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法
JP2006167516A (ja) ポリイミド樹脂前駆体溶液の塗布方法、ポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法
JP6355507B2 (ja) 弾性ローラの製造方法と塗工装置
JP5772945B2 (ja) 芯体、芯体の再生方法及び樹脂無端ベルトの製造方法
JP2004109665A (ja) ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法
JP2004094042A (ja) ポリイミド樹脂無端ベルトおよびその製造方法
JP2008112097A (ja) 無端ベルト、無端ベルトの製造方法、定着装置、及び画像形成装置
JP2006055778A (ja) 樹脂溶液の塗布方法、熱硬化性樹脂無端ベルト及び熱硬化性樹脂定着ベルトの製造方法
JP2005172885A (ja) 塗布装置及び塗布方法、並びに、定着ベルトの製造方法
JP4396096B2 (ja) ポリイミド樹脂製無端ベルトの製造方法、及びポリイミド樹脂製無端ベルト
JP4419583B2 (ja) 無端ベルトおよび定着ベルトの製造方法
JP2004255708A (ja) ポリイミド樹脂製無端ベルトの製造方法、及びポリイミド樹脂製無端ベルト
JP4492172B2 (ja) 円筒状芯体の保持体、ポリイミド無端ベルトの製造方法及び定着ベルトの製造方法
JP4269722B2 (ja) 円筒体の浸漬塗布方法、及び定着ベルトの製造方法
JP4682514B2 (ja) 樹脂分散液の塗布装置及び塗布方法、並びに、ポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法及び定着ベルトの製造方法
JP2008020627A (ja) 無端ベルトの製造方法
JP2002160239A (ja) 被膜形成方法、並びに、継ぎ目なしベルト及び継ぎ目なしベルトの製造方法
JP4599863B2 (ja) 環状塗布装置、環状塗布方法
JP4045818B2 (ja) ポリイミド樹脂無端ベルト、及びその製造方法
JP2006240099A (ja) 熱硬化性樹脂製無端ベルト、及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070322

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080619