JP2005302365A - 複合触媒、燃料電池用電極、及び燃料電池 - Google Patents

複合触媒、燃料電池用電極、及び燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】電極における燃料の拡散を向上させ、生成するプロトンや電子が電極中をスムーズに移動できるようにし、低コストで高性能な、燃料電池用電極、及びこれを構成する複合触媒、及びこれらを具備した燃料電池を提供する。
【解決手段】プロトン解離基21を有する多孔質酸化物22と、この多孔質酸化物の表面に担持されてなる金属微粒子23よりなり、プロトン解離基21が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒20、この複合触媒を用いた燃料電池用電極、及び燃料電池を作製する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池用電極を構成するための複合触媒、これを用いた燃料電池用電極、及びこれを備えた燃料電池に関するものである。
燃料電池は、その高効率性や排気がクリーンであること等の理由から、次世代の環境配慮型電気エネルギー発生装置として注目され、各方面で盛んに開発が進められている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
図5に従来公知の燃料電池の概略構成図を示す。
この燃料電池100においては、電荷移動体がプロトンであるプロトン伝導体を電解質に用い、このプロトン伝導体膜101を挟んで、一対の電極(燃料極と酸化剤極)110、120が形成された構成を有している。
この燃料電池100においては、燃料極にメタノールと水との混合液を燃料として供給し、酸素ガス、あるいは空気を酸化剤ガスとして供給することで、以下に示す電気化学反応により発電する。
燃料極: CH3OH+H2O→CO2+6H++6e-
酸化剤極:3/2O2+6H++6e-→3H2
電池反応:CH3OH+3/2O2→CO2+3H2
図5に示す燃料電池100を構成する電極110、120は、それぞれ、触媒層102、103と、ガス拡散層104、105により構成されている。
触媒層102、103は、例えば、白金等よりなる貴金属が担持されたカーボン粉末(触媒)と、プロトン伝導性を付与するためのプロトン伝導体とが混合されて形成されてなるものである。このプロトン伝導体としては、従来、Nafion(デュポン社製、登録商標)を代表とするスルホン酸基含有フッ素樹脂膜が使用されていた。
また、電極110、120を構成するガス拡散層104、105は、上記触媒層102、103を物理的に保持し、燃料(水素などのガスやメタノール等の液体)や酸化ガス(酸素)を透過し、更に触媒層の電子伝導性を補助・向上させる機能を有しており、通常カーボンシートにより形成されている。
ところで、電極110、120を構成する触媒層102、103においては、触媒(貴金属を担持したカーボン粉末)と、プロトン伝導性を有するNafionとの混合比、及びその混合方法や分散状態を変えることによって、燃料電池の特性が大きく影響されることが知られている。
例えば触媒層102、103中に、Nafionを多く含有させると、プロトン伝導性機能は向上するが、カーボン粉末同士の接触が相対的に少なくなることにより、電子伝導性が低下し、発電特性が低下する。
また、Nafionを多く含有させると、触媒層102、103に存在すべき燃料の移動パスが切断される等のおそれがあり、やはり発電性能の低下を招来する。
一方において、触媒層102、103中のNafionが少ない場合、電極110、120において充分なプロトン伝導性が得られなくなり、燃料であるメタノール、あるいは水素が触媒と反応した後に生成するプロトンの移動が不充分となり、燃料電池の出力の低下を招来する。
このように、従来構成の燃料電池において高い出力を得るためには、電極を構成する触媒層102、103において、触媒とプロトン伝導体との混合比を厳密にコントロールする必要があり、上記のようにそれらは、互いにトレードオフの関係にあり、工程上精密な制御が困難であるので、燃料電池の出力向上を難しくする大きな要因になっている。
また、触媒層においては、カーボン粉末上に貴金属を担持した後、さらにプロトン伝導体と複合化するというプロセスで、混合の方法によって上述した電子伝導パス、プロトン伝導パス、更に燃料の移動パスの形成状態が大きく影響を受けるため、多くの経験やノウハウが必要となり、電極の作製に複雑な手法、及び時間を要するようになるという実用上の課題があった。
さらには、プロトン伝導体のNafionは、価格が非常に高いという欠点を有している。プロトン伝導性膜を燃料電池用途において実用化を図るためには、プロトン伝導性が高いことはもちろん、材料価格を低く抑え、全体のコストを低減化させることも不可欠である。
特開2003−208901号公報 特開2003−297392号公報 特開2003−257238号公報 特開2004−2114号公報
そこで本発明においては、燃料電池の電極を構成する材料についての検討を行い、従来適用していたNafionのようなプロトン伝導体を用いることなく、優れた燃料の拡散性を確保し、また燃料が触媒上で反応した後に生成するプロトンや電子が電極中をスムーズに移動できるようにし、低コストで高性能な、燃料電池用電極、及びこれを構成する複合触媒、及びこれらを具備した燃料電池を提供することとした。
本発明においては、プロトン解離基を有する多孔質酸化物と、金属微粒子からなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒を提供する。
また、本発明においては、プロトン伝導体膜が一対の電極によって挟持されてなる燃料電池を構成する燃料電池用電極であって、カーボンよりなるガス拡散層と、触媒層とが積層されてなる構成を有し、触媒層には、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒が含有されている燃料電池用電極を提供する。
また、本発明においては、プロトン伝導体膜が、一対の電極によって挟持されてなる燃料電池を構成する燃料電池用電極であって、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒と、電子伝導体とを含有し、複合触媒と電子伝導体とが、複合化されているものとした燃料電池用電極を提供する。
また、本発明においては、プロトン伝導体膜が、一対の電極によって挟持されてなる燃料電池であって、電極は、カーボンよりなるガス拡散層と、触媒層とが積層されてなる構成を有し、触媒層には、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒が含有されている燃料電池を提供する。
また、本発明においては、プロトン伝導体膜が、一対の電極によって挟持されてなる燃料電池であって、電極は、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒と、電子伝導体とを含有し、複合触媒と電子伝導体とが、複合化されているものである燃料電池を提供する。
本発明によれば、プロトン解離基を有する多孔質酸化物と金属微粉末よりなる複合触媒を用いたことにより、電極内における燃料の拡散を向上させることができ、また燃料が触媒上で反応した後に生成するプロトンや電子が電極中をスムーズに移動できるようになり、燃料電池触媒電極の高性能化が実現された。
また、多孔質酸化物中に燃料を充分に拡散させることができるため、従来の燃料電池電極に比べ拡散性に関しての向上が図られ、更には、拡散補助のための電極構成材料であるカーボンシートを設ける必要がなくなり、カーボンシートを省略して電極を形成することも可能となり、かつ集電のための金属網等を用いることが可能となり、膜−電極接合体(MEA)を薄層化させることができ、燃料電池の全体の体積を小さくすることができた。
また、本発明の燃料電池用電極は、簡易な工程で成膜することができ、製造コストの低減化が図られた。
さらには、従来電極構成材料として用いられていた高価なプロトン伝導体であるNafionに代えて、メソポーラスシリカのスルホン酸の誘導体を用いたことにより、燃料電池のコストを低減化させることができた。
本発明の複合触媒、この複合触媒を構成要素とする燃料電池用電極、及びこの電極を具備する燃料電池について、以下、図を参照して具体的に説明する。
先ず、本発明の複合触媒について説明する。
図1に示すように、本発明の複合触媒20は、プロトン解離基21を有する多孔質酸化物22と、金属微粒子23とから構成されているものとする。
多孔質酸化物22は、触媒の基材を構成し、特に限定されることなく、SiO2や、ZrO2、Al23等、種々の公知の材料を適用でき、これらを一種、または二種以上組み合わせて適用することができる。
なお、これは、通常20〜90%、望ましくは30〜85%程度の空孔率を有しているものとする。
複合触媒20は、燃料電池の電極構成材料として用いるので、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有する。
プロトン解離基21は、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基であるものとする。
金属微粒子23は、Pt、Ru、Au、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Cu、Ag、Zn、Cdから選定される一種類の金属、又は二種以上よりなる合金組成をもつものである。
本発明の複合触媒20の好適な例について、以下に説明する。下記の例においては、多孔質酸化物22がSiO2であり、プロトン解離基21がスルホン酸基−SO2OHであるものとし、金属微粒子23がPtであるものとする。
先ず、tri-block copolymer Pluronic 123(Aldrich社製商品名)と、tetra ethoxy silane(TEOS)と、3-mercapto propyl trimethoxy silane(MPTMS)と、塩酸溶液を、所定のモル組成比で混合し反応させる。
その結果、メソポーラスシリカの誘導体、―[O−Si]n−{O−Si−[(CH)2]3SH}mが生成される。なお、n、m、は1以上の整数を示す。
更に過酸化水素水(H22)を用いて酸化すると、メソポーラスシリカ上に、より高いプロトン解離性を有するスルホン酸基が形成され、―[O−Si]n−{O−Si−[(CH)2]3SO3H}mが生成される。
さらに、これをH2PtCl6溶液と混合し、乾燥処理を施すと、―[O−Si]n−{O−Si−[(CH)2]3SO3H}mとH2PtCl6複合体が得られる。
そして、還元雰囲気中、水素、あるいはアルコール溶液中、室温下で、Ptイオンを還元しこれを金属微粒子にする。このようにして本発明の複合触媒が作製される。
次に、複合触媒20を用いた燃料電池用電極、及びこれを具備する燃料電池について、図を参照して説明する。
図2に、本発明の燃料電池の一例の概略構成図を示す。
燃料電池10は、電荷移動体がプロトンであるプロトン伝導体を電解質に用い、このプロトン伝導体膜1を挟んで、一対の電極(燃料極と酸化剤極)11、12が形成された構成を有している。
そして燃料極にメタノールと水との混合液を燃料として供給し、酸素ガス、あるいは空気を酸化剤ガスとして供給することで、以下に示す電気化学反応により発電するようになされている。
燃料極: CH3OH+H2O→CO2+6H++6e-
酸化剤極:3/2O2+6H++6e-→3H2
電池反応:CH3OH+3/2O2→CO2+3H2
燃料電池10を構成する電極11、12は、それぞれ、触媒層2、3と、ガス拡散層4、5により構成されている。
触媒層2、3には、上述した本発明の複合触媒20が含有されている。
また、電極11、12を構成するガス拡散層4、5は、上記触媒層2、3を物理的に保持し、燃料(水素などのガスやメタノール等の液体)や酸化ガス(酸素)を透過し、更に触媒層の電子伝導性を補助・向上させる機能を有しており、通常カーボンシートにより形成されている。
次に、複合触媒20を用いた燃料電池用電極、及びこれを具備する燃料電池についての他の一例について、図を参照して説明する。
図3に、本発明の燃料電池の他の一例の概略構成図を示す。
燃料電池30は、電荷移動体がプロトンであるプロトン伝導体を電解質に用い、このプロトン伝導体膜1を挟んで、一対の電極(燃料極と酸化剤極)31、32が形成された構成を有している。燃料極と酸化剤極との化学反応については、上記図2に示した燃料電池10と同様とする。
燃料電池30を構成する電極31、32は、それぞれ、上述した本発明の複合触媒20と、例えばカーボン材料よりなる電子伝導体が含有されているものとする。すなわち、この例においては、図1に示すように複合触媒20と電子伝導体25とが層内で複合化されているものとする。
この燃料電池30においては、電極31、32は、触媒層、及びガス拡散層としての機能をも発揮するものであり、通常例えば250μm程度の膜厚に形成されるガス拡散層(カーボンシート)4、5を構成上省略することができるので、燃料電池の薄型化、小型化を実現することができる。
なお、図2中の触媒層2、3にも電子伝導体として、例えばカーボン・ナノチューブ等のカーボン材料を含有させることが望ましい。これにより電子の移動の促進が図られる。
また、この場合においても図1に示すように、触媒層2、3中で、複合触媒20と電子伝導体25とは複合化された構成を有している。
また、触媒層2、3、及び電極31、32の成膜化の便宜上、ポリマーバインダーを適用し、前記複合触媒20と複合化させることが望ましい。
ポリマーバインダーとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、6,6−ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ジメチルフェニレンオキサイド、ポリエーテルエーテルケトン等のポリエーテル樹脂、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン、ノルボルネン等の共役ジエン、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ノルボルネンゴム等のエラストマーや、それらの水添物等の脂肪族炭化水素樹脂が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いてもよく、あるいは二種以上併用してもよい。
また、触媒層2、3、及び電極31、32中には、前記複合触媒20とともに、従来プロトン伝導体として適用されていたNafion(デュポン社製、登録商標)を含有させてもよい。
上述したように、本発明の複合触媒20においては、担持されている金属微粒子23は、多孔質酸化物の空孔、又は表面に成形されることとなるため、この複合触媒20を、燃料電池を構成する触媒層2、3や電極31、32に用いると、燃料である水素やメタノールが酸化した後、生成したプロトンを速く多孔酸化物表面の酸性基から、プロトン伝導膜1に到達させることができ、次に続く反応の促進が図られる。
また、複合触媒20は、プロトン伝導体と、触媒である金属微粒子とが一体化している構成を有しているため、触媒層2、3や電極31、32内における燃料の拡散性能が向上する。
本発明の複合触媒、燃料電池用電極、及びこれらを具備する燃料電池について、具体的な例を挙げて説明する。
先ず、下記に示すメソポーラスシリカスルホン酸誘導体を合成する。
〔(―[O−Si]n−{O−Si−[(CH)2]3SO3H}m)の合成。〕
なお、合成方法は、D.Margoleseらの論文、『Direct syntheses of ordered SBA-15 mesoporous silica containing sulfonic acid groups,Chem. Mater, Vol.12, p.2448-2459, (2000)』を参考にした。
先ず、溶液(1)を作製する。
室温(25℃)条件下、4gのtri-block copolymer Pluronic 123(Aldrich社製商品名)を、125gの1.9NのHCl溶液に入れ、攪拌しながら溶解し、溶液(1)を得た。
次に、溶液(2)を作製する。
4gのtri-block copolymer Pluronic 123(Aldrich社製商品名)に対し、tetra ethoxy silane(TEOS)と、3-mercapto propyl trimethoxy silane(MPTMS)と、塩酸溶液を下記のモル組成比で混合した。
TEOS:MPTMS:HCl:H2
=0.0328:0.0082:0.24:6.67
この組成により合成した試料は、硫黄とシリカの比が20%となった。
上述のようにして作製した溶液(1)と溶液(2)とを混合し、溶液(3)を得た。
これを、40℃の条件下、20時間を放置し反応させた。更に、100℃まで昇温した後、これを24時間放置し反応させた。
その後、吸引濾過処理を行い、固体成分を室温条件下で終夜乾燥した。
乾燥した物質をエタノール溶媒中で24時間還流した(1.5gの試料を400mlのエタノールを用いた)。
その後、更に吸引濾過処理を行い、試料を乾燥した。その結果、下記に示すメソポーラスの前駆体(―[O−Si]n−{O-Si−[(CH)2]3SH}m)が得られた。これを試料Aとする。
次に、メソポーラスの前駆体にスルホン酸基を導入する。この酸化プロセスを下記に示す。
上述のようにして作製した試料Aを1g、30gの30%過酸化水素水(H22)に加え、アルゴンガス中で1時間攪拌し酸化した。
水とエタノールを用いて、それぞれ三回吸引洗浄処理を行った。
洗浄した後の試料を、更に100gの1Mの硫酸に入れ、2時間攪拌した。その後、水とエタノールを用いて、それぞれ三回吸引洗浄処理を行った。得られた試料を60℃で15時間真空乾燥した。
上記工程により、目的としたメソポーラスシリカスルホン酸誘導体〔(―[O−Si]n−{O−Si−[(CH)2]3SO3H}m)〕が合成された。これを試料Bとする。
次に、上述のようにして作製した試料Bと、白金との複合体を作製する。
フラスコに1gの試料Bと0.02モルH2PtCl6の水溶液50mlとを混合し、1時間攪拌した。
その後、水素を1時間バブリングし、白金イオンを還元させた。このようにすることにより、白金の金属微粒子が生成された。この溶液をロータリーエバポレーターを用いて乾燥処理を行った。
上述した工程により、試料Bと白金の複合体が得られた。これを試料Cとする。
試料Cの白金の担持量は、試料Bの重量の1gに対し、0.195gであった。
なお、試料Cの白金の担持量は、上記試料Bと、H2PtCl6溶液との比によって、制御することができる。
次に、上述のようにして作製した試料C(メソポーラスシリカスルホン酸誘導体に白金微粉末を担持させたもの)を用いて、本発明の実施例である燃料電池用電極を作製した。
先ず、カーボン微粉末とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)微粒子を40:60の質量比率で水中に混合分散させた混合液を作製し、これをカーボンシート上にバーコーターを用いて塗布し、乾燥させて、カーボンシート上に、燃料供給層、及び酸素供給層をそれぞれ形成した。
続いて、上記試料Cと、カーボン微粉末と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)微粒子の重量比を47:47:6として、これらを水とプロパノールの混合溶媒に加え、充分に撹拌混合し溶液を作製した。この溶液を、上述のようにして形成した燃料供給層及び酸素供給層の上にバーコート法により塗布し、溶媒を蒸発させ、図2中触媒層2、3に相当する燃料の酸化触媒層及び酸素還元触媒層を形成した。
なお、これらの層における触媒金属の塗布量は、1mg/cm2とした。
次に、比較例としての燃料電池用電極を作製した。
アノード電極とカソード電極の触媒層中の触媒として、TKK製燃料電池用触媒担持カーボン(Pt45.8wt%担持)を用い、触媒金属の塗布量を1mg/cm2とし、その他の条件は、上記本発明実施例に係る燃料電池用電極と同様とした。
上述のようにして作製した実施例の燃料電池用電極、及び比較例の燃料電池用電極の、アノード、及びカソードの電極に、それぞれ市販のNafion112(デュポン社登録商標)の膜を挟み込み、150℃、30kgf/cm2の条件で、5分間ホットプレスをして、実施例の膜−電極接合体(第1のMEA)と、比較例の膜−電極接合体(第2のMEA)を作製した。
〔燃料電池の発電試験〕
上述のようにして作製した実施例の膜−電極接合体(第1のMEA)と、比較例の膜−電極接合体(第2のMEA)を用いて、燃料電池の発電試験を行った。
MEA温度50℃の条件下で、アノード側に水素、カソード側に空気を、それぞれ導入するようにした。また、両側のガスを水に通して加湿した。
上記第1のMEAを用いた燃料電池と、第2のMEAを用いた燃料電池の、それぞれにおける、電位と電流密度との関係(I−V曲線)を図4に示す。
図4においては、実線が実施例における燃料電池のI−V曲線を示し、鎖線が比較例における燃料電池のI−V曲線を示す。
図4に示すように、本発明実施例に係る第1のMEAを用いた燃料電池においては、0.8V以下の電位領域における電流密度が、市販の電極を用いた比較例に係る燃料電池より大きくなった。
更に、電流密度が1A/cm2の、比較的大電流が流れた領域においては、本発明実施例に係る燃料電池は、ガスの気息による電流値が急低下する現象が観察されず、高い電位が維持された。
一方、比較例の燃料電池においては、電流密度が高い領域において、ガスの気息による電流値の低下が観察された。
すなわち、多孔質プロトン伝導体に金属微粉末よりなる触媒を担持した複合触媒を用いて触媒層を形成したことにより、ガス拡散の促進が図られ、また更に、水素が反応した後に形成したプロトンがより速くプロトン伝導性膜まで移動させることができ、更には、カソード側に移動してきたプロトンが、より速く触媒と反応でき、その結果、大電流を流すことができることが明らかになった。
本発明に係る複合触媒の模式的概略図を示す。 本発明の燃料電池の一例の概略断面図を示す。 本発明の燃料電池の他の一例の概略断面図を示す。 実施例と比較例の燃料電池の、I−V曲線を示す。 従来の燃料電池の概略断面図を示す。
符号の説明
101……プロトン伝導体、2,3,102,103……触媒層、4,5,104,105……ガス拡散層(カーボンシート)、10,100……燃料電池、11,12,110,120……電極、20……複合触媒、21……プロトン解離基、22……多孔質酸化物、23……金属微粒子

Claims (11)

  1. プロトン解離基を有する多孔質酸化物、及び当該多孔質酸化物の表面に担持されてなる金属微粒子よりなり、
    水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、
    前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基であることを特徴とする複合触媒。
  2. 前記金属微粒子は、Pt、Ru、Au、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Cu、Ag、Zn、Cdから選定される一種類の金属、又は二種以上よりなる合金組成をもつものであることを特徴とする請求項1記載の複合触媒。
  3. プロトン伝導体膜が一対の電極によって挟持されてなる燃料電池を構成する、燃料電池用電極であって、
    カーボンよりなるガス拡散層と、触媒層とが積層されてなる構成を有し、
    前記触媒層には、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒が含有されてなることを特徴とする燃料電池用電極。
  4. プロトン伝導体膜が一対の電極によって挟持されてなる燃料電池を構成する、燃料電池用電極であって、
    プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒と、電子伝導体とを含有し、
    前記複合触媒と電子伝導体とが、複合化されていることを特徴とする燃料電池用電極。
  5. 前記電子伝導体が、カーボン材料であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池用電極。
  6. 前記複合触媒とともに、プロトン伝導体が含有されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用電極。
  7. 前記複合触媒とともに、プロトン伝導体が含有されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池用電極。
  8. 前記複合触媒と、ポリマーバインダーとが混合状態になっていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用電極。
  9. 前記複合触媒と、ポリマーバインダーとが混合状態になっていることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池用電極。
  10. プロトン伝導体膜が一対の電極によって挟持されてなる燃料電池であって、
    前記電極は、カーボンよりなるガス拡散層と、触媒層とが積層されてなる構成を有し、
    前記触媒層には、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒が含有されてなることを特徴とする燃料電池。
  11. プロトン伝導体膜が一対の電極によって挟持されてなる燃料電池であって、
    前記電極は、プロトン解離基を有する多孔質酸化物に金属微粒子が担持されてなり、水素、アルコール、又は酸素の少なくともいずれかに触媒活性を有し、前記プロトン解離基が、ヒドロキシル基−OH、硫酸水素エステル基−OSO2OH、スルホン酸基−SO2OH、―SH、カルボキシル基−COOH、リン酸基−PO(OH)2及びリン酸二水素エステル基−OPO(OH)2からなる群から選定された基である複合触媒と、電子伝導体とを含有し、前記複合触媒と前記電子伝導体とが、複合化されていることを特徴とする燃料電池。

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