JP4802586B2 - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

燃料電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4802586B2
JP4802586B2 JP2005213248A JP2005213248A JP4802586B2 JP 4802586 B2 JP4802586 B2 JP 4802586B2 JP 2005213248 A JP2005213248 A JP 2005213248A JP 2005213248 A JP2005213248 A JP 2005213248A JP 4802586 B2 JP4802586 B2 JP 4802586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
catalyst
cathode
oxygen
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005213248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007035325A (ja
Inventor
好史 関澤
宏之 西出
研一 小柳津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005213248A priority Critical patent/JP4802586B2/ja
Publication of JP2007035325A publication Critical patent/JP2007035325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4802586B2 publication Critical patent/JP4802586B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、燃料電池及び燃料電池の製造方法に関し、特に、酸素を効果的に触媒へと供給することで発電性能を向上させることが可能な燃料電池及び当該燃料電池の製造方法に関する。
固体高分子型燃料電池(以下において、「PEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)」と記述する。)に代表される燃料電池は、電解質膜と、当該電解質膜の両側に配設される電極(カソード及びアノード)とを備える膜電極接合体(以下において、「MEA(Membrane Electrode Assembly)」と記述する。)における電気化学反応により発生した電気エネルギーを、MEAの両側に配設されるセパレータを介して外部に取り出している。燃料電池の中でも、家庭用コージェネレーション・システムや自動車等に使用されるPEFCは、低温領域での運転が可能であり、80〜100℃程度の運転温度で使用されるのが一般的である。また、PEFCは、30〜40%の高いエネルギー変換効率を示し、起動時間が短く、かつシステムが小型軽量であることから、電気自動車や携帯用電源の最適な動力源として注目されている。
PEFCのユニットセルは、電解質膜、少なくとも触媒層を備えるカソード及びアノード、並びに、セパレータを含み、その理論起電力は1.23Vである。しかし、かかる低起電力では電気自動車等の動力源として不十分であるため、通常は、ユニットセルを直列に積層した積層体の積層方向両端にエンドプレート等を配置して構成されるスタック形態の燃料電池が使用されている。
燃料電池における電気発生の源となる電気化学反応は、以下の工程で進行する。まず、アノードへと供給された水素は、触媒(例えば、炭素に担持された白金等。以下において同じ。)上で、水素イオンと電子とに分解される。
アノード側:H→2H+2e
そして、アノードで発生した水素イオン(以下において、「プロトン」と記述する。)は、プロトン伝導体である電解質膜を通過してカソードへと達する。ここで、電解質膜はイオンのみを通過させる性質を有するため、アノードで発生した電子は電解質膜を通過できず、電解質膜を迂回してカソードへと移動する。燃料電池では、かかる電子の移動により、電気が発生する。一方、カソードへと供給された酸素は、カソードに備えられる触媒上で、上記プロトン及び電子と反応し、水となる。
カソード側:2H+2e+(1/2)O→H
このように、発電時の燃料電池におけるカソードでは、酸素とプロトン及び電子とが反応しており、かかる酸素は、通常、空気の形態でカソードへ供給されている。
従来の燃料電池では、カソード、特にカソード触媒層に含まれる触媒へ供給される酸素量が不足している、又は、カソードに含まれる触媒の性能が不十分である等の理由から、カソードにおける電気化学反応の効率(以下において、「カソードの反応効率」と記述する。)が不十分であり、十分な発電性能が得られていない。そのため、カソードの反応効率を向上させることで、発電性能を向上させることが可能な燃料電池とすることが望まれている。
これまでに、PEFCのカソード用触媒の性能を向上させることを目的とした技術はいくつか開示されてきている。例えば、特許文献1には、BET比表面積が500m/g以上である炭素材料に遷移金属の大環状化合物錯体と貴金属とを担持してなるPEFCカソード用触媒に関する技術が開示されており、かかる形態とすることで、高性能なPEFCカソード用触媒が得られるとしている。また、特許文献2には、カソードにおいて金属ポルフィリンをイミダゾールに付加した物質を混合した燃料電池が開示されている。
特開2003−109614号公報 特開2004−319292号公報
ここで、高性能なPEFCカソード用触媒を備える燃料電池とすれば、カソードの反応効率を向上させることが可能になり、発電性能を効果的に向上させることが可能になるとも考えられる。しかし、特許文献1に開示されている技術によりPEFCカソード用触媒の性能を向上させたとしても、カソードの反応効率を向上させ得る量の酸素が当該触媒へと供給されていなければ、カソードの反応効率を向上させることは困難であり、燃料電池の発電性能を向上させることは難しい。すなわち、特許文献1に開示されている触媒を備える燃料電池を製造しても、十分な発電性能向上効果が得られ難いという問題があった。なお、特許文献1では、700〜1100℃の温度で熱処理することにより、炭素材料に遷移金属の大環状化合物錯体を固定する技術についても開示されている。しかし、かかる温度では、当該大環状化合物錯体の一部が熱的に分解されるため、十分な発電性能向上効果が得られ難い。
そこで本発明は、酸素を効果的に触媒へと供給することで発電性能を向上させることが可能な燃料電池及び当該燃料電池の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段をとる。すなわち、
請求項1に記載の発明は、電解質膜と、当該電解質膜の両側に配設されるアノード及びカソードとを備えるとともに、アノード及びカソードは、少なくとも触媒層を備える燃料電池の製造方法であって、炭素表面にイミダゾール基を固定する固定工程と、当該固定工程後に、金属ポルフィリンをイミダゾール基に配位させて酸素吸着体を形成する、配位工程と、当該配位工程後に、酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備える触媒層を作製する、触媒層作製工程と、を備えることを特徴とする、燃料電池の製造方法により、上記課題を解決する。
ここに、本発明にかかるカソードの触媒層は、イミダゾール基を介して金属ポルフィリンが炭素表面に固定されていれば良く、当該金属ポルフィリンと炭素との間に介在するイミダゾール基の具体例としては、アルキルイミダゾール等を挙げることができ、より具体的には、N−ベンジルイミダゾール、N−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、N−ラウリルイミダゾール、ポリ(N−ビニルイミダゾール)、ポリ(N−ビニルイミダゾール−コ−オクチルメククリレート)、N−トリチルイミダゾール、3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミン等を挙げることができる。3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミンの構造は、下記式(1)で表わされる。
Figure 0004802586

また、本発明において、金属ポルフィリンとは、5,10,15,20−テトラアリールポルフィリン等の中心に、コバルト原子、銅原子、鉄原子、マンガン原子等の金属原子が配位したものを指し、5,10,15,20−テトラアリールポルフィリンにかかるアリール基の具体例としては、フェニル基、o−ピバルアミドフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、p−スルホナトフェニル基、p−メトキシフェニル基、p−トリル基、メシチル基、4−ピリジル基、1−メチル−4−ピリジル基等を挙げることができる。
さらに、本発明にかかるカソードの触媒層に備えられる炭素は、通常のPEFCにおいて触媒が担持される炭素等を好適に用いることが可能であり、当該炭素の具体例としては、カーボンブラック等を挙げることができる。加えて、本発明にかかるカソードの触媒層に備えられる触媒及びプロトン伝導体は、通常のPEFCにおいて使用されるもの等を好適に用いることが可能である。触媒の具体例としては、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び、これらを主成分とする合金等を、プロトン伝導体の具体例としては、含フッ素イオン交換樹脂を備えるフッ素系の電解質成分や、炭化水素系の電解質成分等を挙げることができる。
請求項に記載の発明によれば、炭素表面にイミダゾール基を固定した後で、当該イミダゾール基に金属ポルフィリンを配位させるので、加熱することなく、イミダゾール基を介して金属ポルフィリンが炭素表面に固定された酸素吸着体を形成することが可能になる。そして、かかる酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備える触媒層が作製されるため、かかる触媒層を電解質膜のカソード側に配設すれば、酸素を効果的に触媒へと供給することで発電性能を向上させ得る燃料電池とすることが可能になる。そして、かかる燃料電池によれば、高出力時における発電性能の低下を抑制することも可能になる。したがって、請求項に記載の発明によれば、酸素を効果的に触媒へと供給することで発電性能を向上させること、及び、高出力時における発電性能の低下を抑制することが可能な、燃料電池の製造方法を提供することが可能になる。
燃料電池の発電性能を向上させるためには、カソードの反応効率を向上させることが効果的であり、カソードにおける電気化学反応は、触媒上で、酸素、プロトン、及び電子が会合することにより生ずる。従来のように触媒自体の性能を向上させたとしても、当該触媒上に供給される酸素量が不十分であれば、上記電気化学反応の効率を向上させることは難しい。そのため、上記反応効率を向上させるためには、触媒へと供給される酸素及びプロトンの量を増加することが望ましい。
一方、従来の燃料電池を高出力で作動させると、プロトン及び酸素の消費量が増加する反面、外部からカソード触媒層の触媒表面へと至る酸素の拡散速度はほとんど変化しない。そのため、触媒上で消費される酸素量が、触媒上へと供給される酸素量を上回ると、触媒上における酸素が欠乏するため、カソードにおける電気化学反応が滞り、結果として、発電性能が低下する。
すなわち、触媒へ供給される酸素の供給効率を向上させれば、燃料電池の発電性能を向上させることが可能であり、かかる供給効率の向上は、特に、燃料電池の高出力時に顕著になると考えられる。
本発明は、かかる観点からなされたものであり、その要旨は、イミダゾール基を介して金属ポルフィリンが炭素表面に固定されることにより形成される酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備えるカソード触媒層、を備える燃料電池とすることで、酸素を効果的に触媒へと供給可能とすることで発電性能を向上させ得る燃料電池、及び、当該燃料電池の製造方法を提供することにある。
以下に図面を参照しつつ、本発明の燃料電池の実施形態及び当該燃料電池の製造方法についてさらに具体的に説明する。
1.燃料電池の構成
図1は、本発明にかかる燃料電池のカソード触媒層に備えられる酸素吸着体及び触媒の表面近傍を概略的に示す概念図であり、図中の矢印は、触媒へと向かう酸素の移動方向を示している。図2は、本発明にかかる燃料電池を概略的に示す断面図であり、図の左右方向が触媒層の積層方向である。
図1に示すように、本発明にかかるカソード触媒層には、イミダゾール基(例えば、N−ベンジルイミダゾール等)2を介して金属ポルフィリン(例えば、コバルト(II)−5,10,15,20−テトラフェニルポルフィリン等。以下において、「Coポルフィリン」と記述することがある。)3が炭素(例えば、カーボンブラック等)1の表面に固定されることにより形成される酸素吸着体4と、炭素1に担持された触媒(例えば、白金等)5とを備え、これらはプロトン伝導体(例えば、含フッ素イオン交換樹脂を含む電解質成分(Nafion等。Nafionは米国デュポン社の登録商標。))6に分散されている。
一方、図2に示すように、本発明にかかる燃料電池100は、電解質膜11並びに当該電解質膜11の両側に積層されるアノード触媒層12a及びカソード触媒層13aを備えるMEA15と、当該MEA15の両側に配設されるアノード拡散層12b及びカソード拡散層13bと、当該アノード拡散層12b及びカソード拡散層13bの外側に配設されるセパレータ16及び17とを備えている。アノード12は、アノード触媒層12a及びアノード拡散層12bを備える一方、カソード13は、カソード触媒層13a及びカソード拡散層13bを備えている。燃料電池100において、電解質膜11、アノード触媒層12a、及びカソード触媒層13aには、電解質成分(例えば、Nafion等に代表される含フッ素イオン交換樹脂。以下、単に「Nafion」と記述することがある。)が備えられている。そして、アノード触媒層12a及びカソード触媒層13aには、電気化学反応の触媒として機能する白金が担持された炭素粒子(以下において、「白金担持カーボン」と記述する。)が備えられる一方で、アノード拡散層12b及びカソード拡散層13bは、例えば、炭素繊維からなるカーボンペーパーにより構成されている。セパレータ16及び17には、アノード12及びカソード13側に反応ガス供給路18a、18a、…、及び18b、18b、…が形成されており、アノード12側の反応ガス供給路18a、18a、…には水素含有物質(以下において、「水素」と記述する。)が供給される一方、カソード13側の反応ガス供給路18b、18b、…には酸素含有物質(以下において、「空気」と記述する。)が供給され、これらの反対側の面には冷却媒体流路19、19、…が形成されている。
以下に、図1及び図2を適宜参照しつつ、本発明にかかる燃料電池について説明する。
燃料電池100の発電時には、反応ガス供給路18a、18a、…から供給される水素がアノード電極層12aの触媒5上で分解される(電気化学反応が生じる。)ことによりプロトン8A、8A、…と電子8B、8B、…とが生成され、当該プロトン8A、8A、…は電解質膜11を通過してカソード電極層13aへ達する一方、電子8B、8B、…は電解質膜11を迂回してカソード電極層13aへと達する。これに対し、反応ガス供給路18b、18b、…から供給される空気に含まれる酸素7、7、…はカソード電極層13aへと達し、当該カソード電極層13aの触媒5上で、酸素7、7、…と、アノード電極層12aから移動してきたプロトン8A、8A、…及び電子8B、8B、…とが反応(電気化学反応)することにより、水(水蒸気)9、9、…が生成される。
ここで、本発明にかかる燃料電池100では、カソード触媒層13aに、酸素吸着体4、炭素1に担持された触媒5、及びプロトン伝導体6が備えられており、当該酸素吸着体4は、優れた酸素吸着性能を有するCoポルフィリン3がイミダゾール基2を介して炭素1に固定されている。そのため、上述のようにしてカソード触媒層13aに空気が供給されると、当該空気に含まれる酸素7、7、…はCoポルフィリン3に引きつけられる。一方で、Coポルフィリン3が固定されている炭素1には、触媒5が担持されている。すなわち、かかる形態とすることで、カソード触媒層13aへと供給される空気に含まれる酸素7、7、…をCoポルフィリン3により引きつけて、触媒5近傍の酸素濃度を向上させることが可能になるため、空気中の酸素7、7、…を選択的に触媒5へ供給することが可能になる。
図3は、イミダゾール基を介して炭素に固定されたCoポルフィリンを示す概略図である。図3(A)は、3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミド基を介して炭素1に固定されたCoポルフィリン3の配位形態を、図3(B)は、3−(イミダゾール−1−イル)プロピルスルホンアミド基を介して炭素1に固定されたCoポルフィリン3の配位形態を、それぞれ示している。
図示のように、Coポルフィリン3は、イミダゾール基2、2に含まれる窒素原子(N)を介して配位することにより、炭素1に固定されている。このように、イミダゾール基2、2を介して固定することで、Coポルフィリン3を炭素1に固定する際の加熱処理が不要になる。ここで、従来のように、大環状化合物錯体を炭素に直接固定する場合には、例えば、700〜1100℃程度の温度に加熱する加熱処理を経る必要があった。しかし、例えば、金属ポルフィリンをかかる温度にまで加熱すると、当該金属ポルフィリンの少なくとも一部が分解されてしまい、金属ポルフィリンの酸素吸着性能を効果的に発現させることが困難となる。そこで、本発明では、イミダゾール基2、2を介してCoポルフィリン3を炭素1へと固定し、加熱処理を不要とすることで、Coポルフィリン3の酸素吸着性能を効果的に発現可能としている。
このように、本発明におけるカソード触媒層13aでは、酸素7、7、…が触媒5へ選択的に供給可能とされており、カソード触媒層13aにて生ずる電気化学反応の効率を向上させることが可能になるため、発電性能を向上させる。すなわち、本発明によれば、酸素7、7、…を効果的に触媒5へと供給することで発電性能を向上させ得る燃料電池100を提供することが可能になる。
また、本発明にかかる燃料電池100によれば、カソード13において高効率な電気化学反応が可能になるため、燃料電池100の高出力時における発電性能の低下を抑制することが可能になる。以下に、図を参照しつつ、高出力時における発電性能低下抑制効果について説明する。
図4は、カソード触媒層に備えられる白金担持カーボンの表面近傍を拡大して示す概略図である。図4(A)は低出力の状態を、図4(B)及び(C)は高出力の状態を、それぞれ示しており、図4(A)及び(B)は従来の燃料電池における白金担持カーボンの表面近傍を、図4(C)は本発明の燃料電池における白金担持カーボンの表面近傍を、それぞれ示している。図4(A)〜(C)において、図1と同様の性質を備える物質には図1にて使用した符号と同一符号を付し、その詳細説明を適宜省略する。なお、図中の直線矢印は触媒へと向かう酸素の移動方向を、曲線矢印はカソードにおける電気化学反応が生じていることを、それぞれ表している。
図4(A)は、従来の燃料電池に備えられる白金担持カーボンの表面近傍を拡大して示す概略図である。上述のように、従来の燃料電池においても、カソードへ酸素7、7、…が供給され、アノードから移動してきたプロトン8A、8A、…、及び電子8B、8B、…と触媒5、5、…上で反応することにより、水9、9、…が生成される。低出力時には、触媒5、5、…上で消費される酸素7、7、…、及びプロトン8A、8A、…の量がそれほど多くないため、触媒5、5、…の表面近傍に酸素欠乏領域が生じる確率は比較的低い。
これに対し、高出力時には、触媒5、5、…上で多量の酸素7、7、…及びプロトン8A、8A、…が消費される一方、触媒5、5、…の表面へと至る酸素7、7、…の拡散速度はほとんど変化しない。そのため、従来の燃料電池を高出力で作動させると、カソード触媒層等に酸素欠乏領域7xが形成される(図4(B)参照)。かかる酸素欠乏領域7xが形成されると、当該酸素欠乏領域7xと触媒5、5、…との間の領域に存在する酸素7a、7a、…が消費された後、上記酸素欠乏領域7xに対して触媒5、5、…と反対側に存在する酸素7b、7b、…が当該触媒5、5、…上へと到達するまでに時間を要する。そのため、当該時間中は触媒5、5、…上で電気化学反応を起こすことができず、結果として発電特性が低下する。
他方、上述のように、本発明にかかる燃料電池では、酸素吸着性能を有するCoポルフィリン等に代表される金属ポルフィリン3が、イミダゾール基2を介して炭素1に固定されており、外部から触媒5、5、…へと至る酸素7、7、…の拡散速度を、従来よりも上昇させることが可能になる。そのため、燃料電池100を高出力で作動させることにより触媒5、5、…上で消費される酸素7、7、…の量が増加した場合であっても、酸素7、7、…を触媒5へ効果的に供給可能とされているため、上記酸素欠乏領域7xが形成される確率を低減することが可能になり、酸素欠乏領域7xの形成を防止することも可能になる(図4(C)参照)。したがって、本発明にかかる燃料電池100によれば、高出力時の発電性能の低下を抑制することが可能になる。
2.燃料電池の製造方法
本発明の燃料電池は、酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備える触媒層が備えられている点に特徴を有している。以下に、実施形態にかかる本発明の燃料電池の製造方法について説明する。
本実施形態にかかる触媒層を作製するためには、当該触媒層に備えられる酸素吸着体を形成する必要がある。ここに、本実施形態にかかる酸素吸着体は、イミダゾール基(例えば、N−ベンジルイミダゾール等)を介して金属ポルフィリン(例えば、Coポルフィリン等)が炭素(例えば、カーボンブラック等)の表面に固定されることにより形成される。そのため、当該酸素吸着体を作製するためには、まず、クロロホルム等の有機溶媒にN−ベンジルイミダゾールを溶解した後、カーボンブラック等の炭素を分散させることによって炭素表面にイミダゾール類を吸着させる。または、炭素表面をあらかじめ過マンガン酸カリウム等の酸化剤を用いて酸化することにより表面の一部をカルボキシル基に酸化した後、DCC等の縮合剤の存在下で3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミンと反応させてアミド結合を形成させることにより、イミダゾール基を炭素表面に固定する。三酸化硫黄などのスルホン化剤を用いて炭素表面にスルホン酸基を構築した後、3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミンと反応させてスルホンアミドを形成させることによりイミダゾールを固定する方法もある(以上、「固定工程」という。)。
次に、当該固定工程後に、クロロホルム等の有機溶媒に金属ポルフィリンを溶解し、イミダゾールが固定された炭素を分散させ、一定時間攪拌することによって、イミダゾール基に金属ポルフィリンを配位させる(以上、「配位工程」という。)。
さらに、当該配位工程後に、上記酸素吸着体と、触媒(例えば、白金等)と、プロトン伝導体(例えば、Nafion等)とを溶媒(例えば、水、メタノール、及び2−プロパノールの混合液等)に分散させることによりペースト状の触媒層を作製する(以上、「触媒層作製工程」という。)。このようにして作製されたペースト状の触媒層は、その後、電解質膜(例えば、Nafion等)のカソード側表面に塗布し乾燥させることにより、酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備えるカソード触媒層、を作製することが可能になる。なお、アノード触媒層は、上記触媒及びプロトン伝導体を上記溶媒に分散させる等の方法により形成したペースト状の触媒層を、電解質膜のアノード側表面に塗布し乾燥させる等の方法により作製することが可能であり、かかる工程を経ることにより、MEAを作製することが可能になる。
本発明において、イミダゾール基は、上記有機溶媒に対して実質的に不溶にするとともに燃料電池の作動温度で安定であるという観点から、その重量平均分子量は100以上であることが好ましく、溶媒に溶解可能とする観点から、同重量平均分子量は1000以下であることが好ましい。さらに好ましくは、150以上500以下である。
また、金属ポルフィリンを炭素表面へ固定可能とする観点から、イミダゾール基の質量は、炭素100質量部に対して、1質量部以上とすることが好ましく、抵抗分極を軽減させるという観点から、同質量は、炭素100質量部に対して、50質量部以下とすることが好ましい。より好ましくは、5質量部以上20質量部以下である。
さらに、本発明において、金属ポルフィリンは、上記有機溶媒に対して実質的に不溶にするとともに燃料電池の作動温度で安定であるという観点から、その重量平均分子量は500以上であることが好ましく、溶媒に溶解可能とする観点から、同重量平均分子量は2000以下であることが好ましい。さらに好ましくは、600以上1200以下である。
加えて、有意な酸素吸着性能を発現させるという観点から、金属ポルフィリンの質量は、触媒100質量部に対して、5質量部以上とすることが好ましく、抵抗分極を軽減させるという観点から、同質量は、触媒100質量部に対して、20質量部以下とすることが好ましい。より好ましくは、10質量部以上20質量部以下である。
本発明にかかる酸素吸着体において、金属ポルフィリンやイミダゾールの吸着量は、これらを吸着すべき炭素のBET比表面積と、金属ポルフィリンの分子占有面積に基づいて、金属ポルフィリンが単分子層で炭素表面を覆うことが可能な量に設定することができる。
本発明において、酸素吸着体、触媒、及びプロトン伝導体を分散させる溶媒は、これらを略均一に分散可能なものであれば特に限定されず、その具体例としては、水と、メタノール、エタノール、若しくはイソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコール若しくはジエチレングリコール等の多価アルコール類、又は、ジメチルスルホキシド若しくはジエチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒の少なくとも1以上とを混合して調製される親水性の溶媒等を挙げることができる。
なお、水と混合させる上記溶媒の質量は、炭素の分散性と吸着物質の溶解度を高くするという観点から、水100質量部に対して10質量部以上90質量部以下とすることが好ましい。より好ましくは、20質量部以上80質量部以下である。
上記説明では、便宜上、イミダゾール基としてN−ベンジルイミダゾールが、金属ポルフィリンとしてコバルト(II)−5,10,15,20−テトラフェニルポルフィリンが、炭素としてカーボンブラックが、触媒として白金が、プロトン伝導体として含フッ素イオン交換樹脂を含む電解質成分が備えられる形態を例示して記述したが、本発明の燃料電池及び当該燃料電池の製造方法は、当該形態に限定されるものではない。
本発明にかかるイミダゾール基の具体例としては、アルキルイミダゾール等を挙げることができ、より具体的には、N−ベンジルイミダゾール、N−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、N−ラウリルイミダゾール、ポリ(N−ビニルイミダゾール)、ポリ(N−ビニルイミダゾール−コ−オクチルメククリレート)、N−トリチルイミダゾール、3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミン等を挙げることができる。
また、金属ポルフィリンの具体例としては、5,10,15,20−テトラアリールポルフィリン等を挙げることができ、5,10,15,20−テトラアリールポルフィリンにかかるアリール基の具体例としては、フェニル基、o−ピバルアミドフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、p−スルホナトフェニル基、p−メトキシフェニル基、p−トリル基、メシチル基、4−ピリジル基、1−メチル−4−ピリジル基等を挙げることができる。さらに、金属ポルフィリンの中心に配位すべき金属原子の具体例としては、コバルト原子、銅原子、鉄原子、マンガン原子等を挙げることができる。
加えて、本発明にかかる炭素の具体例としては、カーボンブラックや活性炭等を挙げることができ、触媒を効果的に担持可能とする等の観点から、その比表面積が200m/g以上であることが好ましい。
また、本発明にかかる触媒の具体例としては、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び、これらを主成分とする合金等を挙げることができ、良好な触媒性能を発現し得るという観点から、白金又は白金合金とすることが好ましい。
さらに、本発明にかかるプロトン伝導体の具体例としては、含フッ素イオン交換樹脂を備えるフッ素系の電解質成分や、炭化水素系の電解質成分等を挙げることができ、長期間安定でかつ速やかなプロトン伝導を可能にするという観点から、スルホン酸型パーフルオロカーボン重合体とすることが好ましい。
なお、便宜上、上記説明では、MEA側に反応ガス供給路が形成されている形態のセパレータを備える燃料電池について記述したが、本発明にかかる燃料電池が備え得るセパレータは当該形態に限定されるものではなく、例えば、MEA側に反応ガス供給路が形成されていないフラットタイプのセパレータであっても良い。かかる形態の燃料電池とする場合には、セパレータと当接すべき層(上記実施形態にかかる燃料電池ではアノード拡散層及びカソード拡散層)を、めっき法や発泡法等により製造されるステンレス鋼、チタン又はニッケル等の発泡金属、あるいは焼結金属等の多孔体により形成し、当該層に反応ガスが供給される形態の燃料電池とすれば良い。
さらに、上記説明では、アノード拡散層及びカソード拡散層が備えられている形態の燃料電池について記述したが、アノード拡散層及び/又はカソード拡散層が備えられていなくとも良好な発電性能が得られる場合には、本発明にかかる燃料電池は、アノード拡散層及び/又はカソード拡散層が備えられていない形態であっても良い。
炭素500mgとベンジルイミダゾール20mgとを容器に入れてクロロホルム等の有機溶媒(約200mL)を加えて一定温度で攪拌することにより炭素の表面にベンジルイミダゾールを固定し、さらに、当該容器にCoポルフィリン100mgを入れて一定温度で攪拌することにより、ベンジルイミダゾールを介してCoポルフィリンを炭素表面に固定して酸素吸着体を得た。次に、当該酸素吸着体と、Nafionと、白金担持カーボンとを、1:1:0.1の質量比にて混合し、当該混合物を、水とメタノールと2−プロパノールとを8:1:1の質量比にて混合した混合液中へ分散させることにより、ペースト状の触媒層P1を作製した。
その後、電解質膜(Nafion112(デュポン社製))の一方の面に上記ペースト状の触媒層P1を塗布し乾燥させることによりカソード触媒層を形成した。さらに、上記酸素吸着体を混合しない他は上記工程と同様にしてペースト状の触媒層P2を作製し、この触媒層P2を上記電解質膜の他方の面に塗布し乾燥させることにより、実施例にかかるMEAを作製した。なお、比較例にかかるMEAは、上記電解質膜の両面にペースト状の触媒層P2を塗布し乾燥させることにより作製した。
このようにして得られた実施例にかかるMEA及び比較例にかかるMEAの両側に、炭素繊維からなるカーボンペーパーにより構成される拡散層を配設し、さらに、当該拡散層の外側に、反応ガス流路が形成されたセパレータを配設することにより、実施例にかかる燃料電池セルと、比較例にかかる燃料電池セルとを、それぞれ作製した。
実施例にかかる燃料電池セル、及び、比較例にかかる燃料電池セルのそれぞれに、アノード側から水素ガス(80℃、相対湿度100%)を、カソード側から酸素(80℃、相対湿度100%)を供給し、セル温度を80℃に維持して、劣化加速試験を行った。劣化加速試験の結果を表1にあわせて示す。ここに、表1は、燃料電池セルのセル電圧(V)を特定の値(0.8V、0.7V、0.6V、及び0.5V)とした場合に、実施例にかかる燃料電池セル及び比較例にかかる燃料電池セルにおいて測定された電流値(A)を示している。なお、当該劣化加速試験において電流が流れていない時のセル電圧(OCV)は、9.5Vであった。
Figure 0004802586
表1より、実施例にかかる燃料電池セル及び比較例にかかる燃料電池セルのセル電圧(V)を同じにすると、実施例にかかる燃料電池セルの電流値(A)は、比較例にかかる燃料電池セルの電流値(A)よりも大きかった。すなわち、実施例にかかる燃料電池セルは比較例にかかる燃料電池セルよりも優れた発電性能を有することが確認された。これは、ベンジルイミダゾールを介してCoポルフィリンが炭素表面に固定されることで、触媒へと供給される酸素量が増加したためであると考えられる。したがって、上記劣化加速試験から、本発明によれば、酸素を効果的に触媒へと供給することで発電性能を向上させ得る燃料電池を提供可能であることが確認された。
本発明にかかる燃料電池のカソード触媒層に備えられる酸素吸着体及び触媒の表面近傍を概略的に示す概念図である。 本発明にかかる燃料電池を概略的に示す断面図である。 イミダゾール基を介して炭素に固定されたCoポルフィリンを示す概略図である。 カソード触媒層に備えられる白金担持カーボンの表面近傍を拡大して示す概略図である。
符号の説明
1 炭素
2 イミダゾール基
3 金属ポルフィリン(Coポルフィリン)
4 酸素吸着体
5 触媒(白金)
6 プロトン伝導体
7 酸素
8A プロトン
8B 電子
9 水
11 電解質膜
12 アノード
12a アノード触媒層
12b アノード拡散層
13 カソード
13a カソード触媒層
13b カソード拡散層
15 MEA
16、17 セパレータ
100 燃料電池(燃料電池セル)

Claims (1)

  1. 電解質膜と、該電解質膜の両側に配設されるアノード及びカソードとを備えるとともに、前記アノード及びカソードは少なくとも触媒層を備える、燃料電池の製造方法であって、
    炭素表面にイミダゾール基を固定する固定工程と、
    前記固定工程後に、金属ポルフィリンを前記イミダゾール基に配位させて酸素吸着体を形成する、配位工程と、
    前記配位工程後に、前記酸素吸着体と、触媒と、プロトン伝導体とを備える触媒層を作製する、触媒層作製工程と、を備えることを特徴とする、燃料電池の製造方法。
JP2005213248A 2005-07-22 2005-07-22 燃料電池の製造方法 Expired - Fee Related JP4802586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213248A JP4802586B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 燃料電池の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213248A JP4802586B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 燃料電池の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007035325A JP2007035325A (ja) 2007-02-08
JP4802586B2 true JP4802586B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37794344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005213248A Expired - Fee Related JP4802586B2 (ja) 2005-07-22 2005-07-22 燃料電池の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4802586B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5386977B2 (ja) * 2008-06-06 2014-01-15 東洋紡株式会社 金属錯体複合体を用いた燃料電池用触媒、並びに膜電極接合体、燃料電池、及び酸化還元触媒
US9786943B2 (en) 2010-10-14 2017-10-10 Ramot At Tel-Aviv University Ltd. Direct liquid fuel cell having ammonia borane, hydrazine, derivatives thereof or/and mixtures thereof as fuel
HUE061673T2 (hu) * 2010-11-12 2023-08-28 Celcibus Ab Porózus szénmaggal rendelkezõ üzemanyagcella elektróda, rajta makrociklusos fém-kelátokkal
TWI424882B (zh) 2010-12-29 2014-02-01 Ind Tech Res Inst 具含氮化合物修飾之金屬觸媒組成物
CN110808378B (zh) * 2019-10-14 2022-04-15 天津大学 一种掺杂金属卟啉的抗污染型阴极膜的制备方法
CN115084606B (zh) * 2022-08-03 2023-07-14 上海捷氢科技股份有限公司 一种燃料电池膜电极及其制备方法和应用

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4311070B2 (ja) * 2003-04-17 2009-08-12 トヨタ自動車株式会社 燃料電池用カソード及びこれを備えた固体高分子型燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007035325A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4978191B2 (ja) 直接アルコール型燃料電池及びその製造方法
US8512915B2 (en) Catalyst composite material fuel cell, method for preparing the same, membrane-electrode assembly comprising the same, and fuel cell system comprising the same
JP4786453B2 (ja) 燃料電池カソード用触媒、これを含む膜−電極接合体及び燃料電池システム
JP2006140152A (ja) 燃料電池用電極、これを含む燃料電池用膜/電極アセンブリ、及び燃料電池システム
JP2006054165A (ja) 固体高分子型燃料電池及び固体高分子型燃料電池の製造方法
US20040115516A1 (en) Electrode for fuel cell and fuel cell therewith
CN105142784A (zh) 催化剂以及使用该催化剂的电极催化剂层、膜电极接合体及燃料电池
CN105518917A (zh) 催化剂以及使用该催化剂的电极催化剂层、膜电极接合体及燃料电池
KR20060004780A (ko) 담지 촉매 및 이를 이용한 연료전지
JP4802586B2 (ja) 燃料電池の製造方法
CN105142778A (zh) 催化剂以及使用该催化剂的电极催化剂层、膜电极接合体及燃料电池
KR20110001004A (ko) 연료전지용 촉매 및 이를 포함하는 저가습 막전극 집합체
JP4823583B2 (ja) 燃料電池用高分子膜/電極接合体及びこれを含む燃料電池
JP4311070B2 (ja) 燃料電池用カソード及びこれを備えた固体高分子型燃料電池
JP2008210581A (ja) 燃料電池
JP2009217975A (ja) 燃料極触媒、膜電極接合体及び燃料電池
JP2006244721A (ja) 燃料電池及び燃料電池の製造方法
JP5092381B2 (ja) 燃料電池用触媒粉末、燃料電池用触媒粉末の製造方法および燃料電池
JP5017981B2 (ja) 燃料電池用触媒電極形成用ワニスおよびその製造方法ならびにそれを用いた触媒電極の製造方法
JP2005302365A (ja) 複合触媒、燃料電池用電極、及び燃料電池
JP3818312B2 (ja) 電気自動車
JP2007103175A (ja) 高分子形燃料電池用電極およびそれを用いた高分子形燃料電池
JP2006331845A (ja) 固体高分子形燃料電池用触媒粉末およびその製造方法ならびにその触媒粉末を含む固体高分子形燃料電池用電極。
JP2005141920A (ja) 触媒担持電極
JP2008041291A (ja) 燃料極触媒、膜電極接合体及び燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20101101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4802586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees