JP2005301484A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客が現金自動預払機の取扱方法を容易に理解できる手段を提供する。
【解決手段】主制御部と、表示部とを備え、表示部に取引画面を表示して顧客との取引を行う自動取引装置において、主制御部は、顧客の視線方向を検出する視線方向検出手段と、視線方向手段が検出した視線方向の顧客の視野の3次元画像を生成する3次元視野画像生成手段とを備え、主制御部が顧客の行為を促す取引画面を表示するときに、3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像を表示部に表示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示部に取引画面を表示して顧客との取引を行う自動取引装置に関する。
従来の現金自動預払機は、表示部に現金、カード受取画面等の顧客の行為を促す取引画面に装置全体の2次元画像とその行為の2次元画像を表示して顧客の行為の手順を表示している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−101255号公報(第2頁段落0010−段落0013、第6図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、表示部に表示される画像が2次元画像であるため、装置全体の画像が取引画面に表示されていると謂えども、その画像は実体とは異なっており、例えば取引カードの挿入のような顧客の行為を促す画面を表示した場合に、初心者や高齢者にとっては取引カードの挿入部位や挿入方向が解り難く、現金自動預払機の取扱方法を顧客に理解させることができない場合があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、顧客が現金自動預払機の取扱方法を容易に理解できる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、主制御部と、表示部とを備え、該表示部に取引画面を表示して顧客との取引を行う自動取引装置において、前記主制御部は、顧客の視線方向を検出する視線方向検出手段と、該視線方向手段が検出した視線方向の顧客の視野の3次元画像を生成する3次元視野画像生成手段とを備え、前記主制御部が、顧客の行為を促す取引画面を表示するときに、前記3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
これにより、本発明は、顧客が自動取引装置を取扱うときに、表示部に表示された3次元画像の通りに手を動かせば容易にその行為をすることができ、顧客が自動取引装置の取扱方法を容易に理解することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の現金自動預払機を示す斜視図、図2は実施例1の現金自動預払機を示すブロック図である。
図1、図2において、1は自動取引装置としての現金自動預払機であり、銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等(金融機関等という。)の支店や営業店等の店舗に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う。
2は金融機関等のセンタに設置された上位装置としてのホストコンピュータであり、店舗に設置されている現金自動預払機1と専用回線や電話回線等の通信回線を介して接続しており、顧客の口座の口座番号やその暗証番号、口座残高等の顧客情報を保有して顧客の口座を管理する。
3は現金自動預払機1の主制御部であり、通信回線を介してホストコンピュータ2と接続しており、現金自動預払機1内の各部を制御して取引処理等を実行すると共にデータ通信等も制御する。
4は記憶部であり、主制御部3が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部3による処理結果等が格納される。
5は顧客操作部であり、現金自動預払機1の前面に設置され、LCD等の表示部6と透明なタッチパネル等の位置信号検出部7との組合せで構成されており、表示部6に取引選択画面や各種の入力画面、顧客の処置を促す画面等を表示する一方、位置信号検出部7により顧客からの入力を受付ける。
8は取引媒体取扱部としてのカード取扱部であり、カード挿入口9から挿入された顧客のキャッシュカード等の取引媒体としての取引カードの磁気ストライプに記録されている媒体情報としてのカード情報を読み書きする機能を有すると共に取引明細票等を印刷する機能を有している。
10は取引媒体取扱部としての通帳取扱部であり、通帳挿入口11から挿入された顧客の取引媒体としての通帳の磁気ストライプに記録されている媒体情報としての通帳情報を読み書きする機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
12は紙幣入出金部であり、紙幣入出金口13によって顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う紙幣を紙幣入出金口13から排出して顧客に引渡す機能を有している。
14は硬貨入出金部であり、硬貨入出金口15によって顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う硬貨を硬貨入出金口15から排出して顧客に引渡す機能を有している。
16はカメラ部であり、現金自動預払機1の前面に顧客と対向して設置され、CCD(Charge Coupled Device)等の複数の画素により顧客の顔等を画像として撮影するカメラ17を備えており、カメラ17は画角や焦点等の光学条件、設置高さおよび撮影方向(光軸)が固定された状態で顧客を撮影する。
上記の現金自動預払機1の記憶部4には、予め顧客との間で各種の取引を行うための通常の取引処理プログラムに、顧客の視点高さを認識する機能を有するアプリケーションプログラム、認識した視点高さから現金自動預払機1の装置本体を見たときの視線方向を演算する機能を有するアプリケーションプログラム、および顧客の視線方向の視野の3次元画像を生成するアプリケーションプログラムが追加された「業務実行プログラム」が格納されており、これらのアプリケーションプログラムと主制御部3とにより形成されるハードウェアとして視点高認識手段、視線方向演算手段、3次元視野画像生成手段が構成され、視点高認識手段と視線方向演算手段とにより視線方向検出手段が構成される。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部4には、「業務実行プログラム」が格納されている。
また、記憶部4には3次元視野画像生成手段が用いる図3に示す3次元画像、つまり現金自動預払機1の装置本体の外観をCAD(Computer Aided Design)等を用いて作成した3次元画像の画像データおよび取引カードや紙幣、硬貨、取引明細票等の顧客の行為を促す取引画面で用いる部品の3次元画像データが格納されている。
なお、図3に示す各部位の符号は上記図1に示した本実施例の現金自動預払機1の各部位の符号に添字cを付して示す。また各部位の名称はその前に「CG」を付して互いを区別する。
更に、記憶部4には視点高認識手段が顧客の視点高さを認識するために用いる図4に示すテンプレート20、および視線方向演算手段が顧客の視線方向を演算するときに用いる図4、図5、図6に示す各記号(記号の意味は後述する。)の内、予め設定された寸法データが格納されている。
なお、テンプレート20は、人間の顔がある面積において対称性をもち、その対称軸を中心に左右に目があるという特徴からその形状が形成された人間の顔と同様の形状を有する型板であって、これを左右に2分割する対称軸21とこの対称軸21を挟んで対称の位置にアイポート22が配置されている。
また、テンプレート20のサイズはカメラ部16による撮影のタイミング等の撮影条件と画角や焦点等の光学条件に応じて設定される。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の支払取引処理について説明する。
金融機関等の係員は、始業時等に現金自動預払機1へ電源を投入して現金自動預払機1の各部へ電力を供給する。これにより現金自動預払機1の記憶部4に格納されている「業務実行プログラム」が自動的に起動される。
S1、「業務実行プログラム」が起動すると、現金自動預払機1の主制御部3はその顧客操作部5の表示部6に初期画面としての取引選択画面を表示して待機する。
取引選択画面には、取引キーの押下を促す旨の文言と支払取引のための「お引き出し」キー、入金取引のための「お預け入れ」キー、振込取引のための「振込」キー、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」キーおよび通帳に未記入の取引データを記帳する通帳記帳取引のための「通帳記帳」キー等の取引を選択するための取引キーが表示されている。
本実施例では、取引を行う顧客は表示部6から支払取引を選択し、位置信号検出部7によって「お引き出し」キーを押下する。
S2、顧客の選択した取引の入力を位置信号検出部7からの位置信号等により受付けた主制御部3は、顧客が支払取引を選択したことを認識すると共に、カメラ部16により顧客の顔画像を撮影してその視点高さHを認識する。
すなわち、主制御部3は図4に示すカメラ部16のカメラ17が撮影した画像(カメラ画像という。)を記憶部4に格納しているテンプレート20を用いてカメラ画像の1つの隅から水平方向に移動させ、このテンプレート20と同様のパターンをもつ画像を探索することに顧客の顔画像を抽出する。
そして、テンプレート20のアイポート22の位置を顧客の目の位置として、縦方向の基準端(図4において下側の端)からの画素数Pbを計数する。
ここに、Paはカメラ画像の縦方向の総画素数を表す。
また、図5において、Sはカメラ17の現金自動預払機1の正面端1aまでの水平距離、ΔSは現金自動預払機1の正面端1aから顧客の目の位置までの水平距離、βはカメラ17の光軸23の水平方向から測った角度、2θはカメラ17のカメラ画角、Hcは床面からのカメラ17の垂直方向距離、つまり高さを表す。
更に、図6において、2γは顧客の視野角、Htはカード取扱部8のカード挿入口9の高さ、Stはその現金自動預払機1の正面端1aからの水平距離を表す。
これらの各寸法データとPaで示した総画素数、および図6に示したカード挿入口9以外の紙幣入出金口13等の他の部位の高さと水平方向距離が記憶部4に格納されている。
なお、本実施例のΔSおよびγは現金自動預払機1で取引を行う顧客が表示部6を見るときの立ち位置および視野角には個人差が少ないことを考慮してその平均値等により設定した固定値である。
縦方向および横方向の画素数を計数した主制御部3は、記憶部4に格納されている上記の各記号の寸法を読出して顧客の視点高さH(顧客の目の位置に相当する床面からの垂直方向距離)を以下のようにして算出する。
図5において、カメラの光軸23と水平方向にS+ΔSの距離にある垂直線との交点からカメラ17までの距離をLとし、その交点を中心として光軸23に直行する方向にカメラ画像の画像面24を想定し、そのカメラ画角2θの長さをカメラ画像の縦方向の長さAとし、光軸23から測った顧客の目の位置までの角度をαとし、その角度α方向のカメラ17と画像面24との距離をKとすると、視点高さHは、
で表される。ここで、上記で抽出したアイポート22の縦方向の長さBは、
であり、
であるので、式(1)に式(2)〜式(6)を代入すると、
が得られ、視点高さHは、テンプレート20により顧客の顔画像を抽出してそのアイポート22の縦方向の画素数Pbを知ることにより認識される。
S3、視点高さHを認識した主制御部3は、視点高さHを記憶部4に一時保存すると共に、次画面として表示部6に表示するカード挿入画面の表示角度を決定するために記憶部4に格納されているカード挿入口9の高さHtと水平方向距離Stを読出し、これらと式(7)により求められた視点高さHとその正面端1aからの水平距離ΔSとから顧客の首角度Qを次のようにして求める。
図6において、顧客の目の位置に座標は正面端1aおよび床面を基準とすると(ΔS,H)で表され、同様にカード挿入口9の座標は(−St,Ht)で表される。
従って首角度Qは、
で求められる。
このようにして求めた首角度Qは、顧客が取引カードをカード挿入口9へ挿入しようとするときの視線方向と一致する。これにより顧客の視線方向が演算され、顧客の視線方向が検出される。
S4、カード挿入画面の視線方向を検出した主制御部3は、式(8)で求められた首角度Qを表示角度とし、図1に示す現金自動預払機1の正面幅Wの中央に顧客が立っているとして図3に示すCG現金自動預払機1cの3次元画像を、図3におけるx座標をS+ΔS、y座標を現金自動預払機1の正面幅Wの中央、つまりW/2、z座標を認識した視点高さHとした座標点を中心とした座標変換により回転させて顧客の立ち位置からその視線方向に見たCG現金自動預払機1cの3次元画像を生成し、記憶部4のCG取引カードの3次元画像を同様にして生成してこれらを合成し、記憶部4に格納されている顧客の視野角2γを読出してこれに相当する部分を切出して顧客の視野の3次元画像を生成する。
顧客の視野の3次元画像を生成した主制御部3は、生成した3次元画像およびそのガイダンス表示領域25に取引カードの挿入を促す文言とその取引を取止めるための「取消」キーを表示した図8の表示部6に示すカード挿入画面を表示する。
顧客は表示された3次元画像のCGカード挿入口9cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9の位置を確認して取引カードをカード挿入口9に挿入する。
これを検知した主制御部3は、カード取扱部8によって取引カードの磁気ストライプに記録されている顧客の口座番号等のカード情報を読取る。
なお、顧客が「取消」キーを押下した場合は、主制御部3は位置情報検出部7によりこれを認識し、取引媒体が挿入されている場合はそれぞれの取引媒体取扱部から排出して顧客に返却し、支払取引処理を終了させてステップS1に戻り、表示部6に取引選択画面を表示して待機する。他のステップにおいて「取消」キーが押下された場合も同様である。
S5、カード情報を読取った主制御部3は、表示部6に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促す。
この場合の暗証番号入力画面は、通常の暗証番号入力画面と同様であり、ガイダンス表示領域25は表示部6の画面全体に拡大され、暗証番号の入力を促す旨の文言と暗証番号表示欄とその入力のためのテンキーおよび入力の間違いを訂正するための「訂正」キー、その取引を取止めるための「取消」キー等が表示される。顧客はテンキー等によって暗証番号を入力する。
S6、暗証番号の入力を認識した主制御部3は、表示部6に通常と同様の支払金額入力画面を表示して支払金額の入力を促す。
支払金額入力画面には、支払金額の入力を促す旨の文言と支払金額表示欄とその入力のためのテンキー、金額の単位を入力するための「万」キー、「千」キー、「円」キーおよび入力の間違いを訂正するための「訂正」キーや入力終了を指示するための「確認」キー、その取引を取止めるための「取消」キーが表示される。顧客はテンキー等によって支払金額を入力して「確認」キーを押下する。
S7、これを検知した主制御部3は、ホストコンピュータ2との間で支払取引のための交信処理を実行する。なお交信処理の作動は通常の場合と同様であるので、その説明を省略する。
S8、交信処理により顧客への現金の支払を許可された主制御部3は、払出処理を実行する。
すなわち、主制御部3は入力された支払金額に相当する現金を紙幣入出金部12および硬貨入出金部14からそれぞれ計数して繰出し、これを紙幣入出金口13や硬貨入出金口15に一時待機させると共に、取引内容等を基に印刷データを作成してカード取扱部8へ送り、カード取扱部8によって取引明細票に印刷データを印刷する。
S9、これと並行して、主制御部3はステップS3と同様の視線方向の演算を行う。
すなわち、主制御部3は、上記ステップS3で一時保存した視点高さHを読出し、次画面として表示部6に表示する現金、カード受取画面の表示角度を決定するために記憶部4に格納されているカード挿入口9と紙幣入出金口13および硬貨入出金口15の高さと水平方向距離を読出し、これらの高さと水平方向距離の平均値を求め、この平均値と読出した視点高さHとその水平距離ΔSとを用いてステップS3と同様にして顧客の首角度Qを求める。
このようにして求めた首角度Qは、顧客が取引カードや取引明細票および現金を受取ろうとするときの視線方向と一致する。これにより顧客の視線方向が演算されて検出されるる。
S10、現金、カード受取画面の視線方向を検出した主制御部3は、上記ステップS4と同様にしてその視線方向に見たCG現金自動預払機1cの3次元画像を生成し、記憶部4のCG取引カード、取引明細票、紙幣、硬貨の3次元画像と合成し、顧客の視野角2γに相当する部分を切出して顧客の視野の3次元画像を生成し、表示部6に生成した3次元画像およびそのガイダンス表示領域25に取引カードや現金等の受取を促す文言を表示した現金、カード受取画面を表示すると共に、一時待機させていた現金を紙幣入出金口13および硬貨入出金口15を開放すると共に、取引カードや取引明細票をカード挿入口9から排出する。
顧客は表示された3次元画像のCGカード挿入口9cやCG紙幣入出金口13c、CG硬貨入出金口15cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9や紙幣入出金口13、硬貨入出金口15の位置を確認して取引カードや取引明細票、現金を受取る。
主制御部3は、顧客がこれらを受取ったことを確認して支払取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って顧客操作部5の表示部6に取引選択画面を表示して待機する。
上記のように、本実施例では、ステップS4のカード挿入画面における顧客によるカードの挿入やステップS10の現金、カード受取画面における顧客による現金やカード等の受取のように顧客の行為を促す取引画面を表示するときに、その行為の理解を容易にするための3次元画像が表示部6に表示され、画面を直接操作するステップS5の暗証番号入力画面やステップS6の支払金額入力画面のときには3次元画像を表示せずに通常の画面が表示される。
この場合に、暗証番号や支払金額の入力が、現金自動預払機1の装置本体に直接設けたテンキー等により入力する場合には、その場合の3次元画像を上記と同様にして表示するようにするとよい。
なお、本実施例では支払取引を例に説明したが、入金取引等の他の取引の場合も同様である。
また、本実施例では顧客の視点高さを認識する視点高さ認識手段(ステップS2)とその視点高さから装置本体を見たときの視線方向を演算する視線方向演算手段(ステップS3)により顧客の視線方向を検出するとして説明したが、視線方向検出手段は前記に限らず、顧客の顔や頭の位置から視線方向を推定する機能を有する視線方向検出手段としてもよい。
以上説明したように、本実施例では、顧客の顔画像からその視線方向を検出して顧客から見える現金自動預払機とほぼ一致した3次元画像を表示部に表示するようにしたことによって、顧客が現金自動預払機を取扱うときに、表示部に表示された3次元画像の通りに手を動かせば容易にその行為をすることができ、顧客が現金自動預払機の取扱方法を容易に理解することができる。
また、顧客の取引カード、紙幣、硬貨等の多数の部位に対する行為が必要な場合に、顧客は何処を見ればよいか混乱してしまうが、実際の見え方とほぼ一致した3次元画像が表示部に表示されるため安心して行動できる。
なお、本実施例では顧客が現金自動預払機の正面中央に立っているものとして顧客の視線方向を検出するとして説明したが、図4においてテンプレートにより顧客の目の位置の画素数Pbを計数するときに、テンプレートの対称軸の位置を顧客の顔の中央として横方向の基準端(図4において右側の端)からの画素数Peも計数するようにし、カメラ画像の縦方向の総画素数Pdを記憶部に格納して顧客の左右方向の立ち位置を考慮して顧客の視線方向を検出するようにしてもよい。
この場合に、顧客の行為を促す取引画面を表示するときに顧客のカメラ画像上の横方向位置、つまり上記で説明した横方向の画素数Peを読出して顧客の現金自動預払機の左右方向への移動を考慮した3次元画像を表示するようにすれば、更に顧客の理解を容易にすることができる。
また、カメラ部を用いて顧客の行為、例えば「左手でカードを挿入した」「手のひらを上側にしてカードを掴んでいた」等を画像解析により把握し、これを基に顧客の癖や特徴に合わせた3次元画像を生成して表示するようにしてもよい。
更に、本実施例ではテンプレートにより顧客の目の位置を抽出するとして説明したが、カメラ部にアイリス(虹彩)認識用のカメラを設けてそのアイリスデータを採取する過程で顧客の目の位置を検出するようにしてもよい。
更に、本実施例では顧客の行為を促す取引画面を表示するときに顧客の視線方向を顧客の行為部位に合わせて演算するとして説明したが、ステップS3で演算した顧客の視線方向を表示方向としてその顧客の取引において常に用いるようにしてもよい。
この場合に、視線方向を演算するための装置本体の部位の座標を、カード挿入口等の顧客の行為部位の各部の平均値または統計的に求めた顧客の見る位置等を記憶部に格納しておくとよい。これにより3次元画像を表示する時の演算時間を短縮して取引時間の短縮化を図ることができる。
更に、本実施例では顧客の目の位置に応じて顧客の視点高さを認識するとして説明したが、以下のようにして視点位置を認識するようにしてもよい。
図9は実施例1の他の視点高さの認識方法を示す説明図である。
図9において、カメラ画像は領域27、28、29の3つの領域に分割して設定され、上記ステップS2と同様にしてテンプレート20を用いて顧客の顔画像を探索し、そのアイポート22の位置が3つの領域27、28、29のどの領域に属するかによってその領域の中心として設定した顧客の視点高さHを認識する。つまり予め領域毎にその視点高さHを設定しておき、Pbを計数した時にその領域を特定して直ちに視点高さHを認識する。これにより視点高さHの算出を省略して更に取引時間の短縮化を図ることができる。
この場合のカメラ画像の分割数は、上記の3つに限らず、2つまたは4つ以上であってもよい。要は顧客がその行為の理解に支障がない分割数であればいくつであってもよい。
更に本実施例のカメラ部により撮影した顧客の顔画像と、顧客の顔画像から認識した顧客の視点高さを関連づけて保存しておけば、後日取引に不正があったときにその不正な取引を行った顧客の顔画像や顧客の視点高さにより、顧客の顔や顧客の背の高さ等を確認することができ、不正な取引を行った顧客の特定を容易に行うことができるという効果がある。
図10は実施例2の現金自動預払機を示す斜視図、図11は実施例2の現金自動預払機を示すブロック図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10、図11において、31は顧客検知部であり、現金自動預払機1の正面端1aの上部中央付近に設置され、超音波式や光学式等の近接センサ32を備えており、現金自動預払機1への顧客の接近および退去を検知して主制御部3へその信号を転送する。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部4には、実施例1と同様の「業務実行プログラム」、図3に示す3次元画像および視点高認識手段が顧客の視点高さを認識するために用いる寸法データが格納されている。
本実施例では、金融機関等の係員が実施例1と同様にして現金自動預払機1へ電源を投入して「業務実行プログラム」が自動的に起動されると、主制御部3は現金自動預払機1の表示部6に省エネルギモードの画面を表示して顧客検知部31の近接センサ32が顧客を検知するのを待って待機し、近接センサ32が顧客を検知してその信号が転送された時に表示部6に初期画面としての取引選択画面を表示すると共に、上記ステップS2と同様にしてカメラ部16により顧客の顔画像を撮影してその視点高さHを認識する。
そして、顧客が取引選択画面から選択キーを押下し、その取引の入力を受付けて実施例1のステップS3へ移行する。
その後の作動は、実施例1のステップS3〜S10の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、顧客との取引が終了した時は初期画面としての取引選択画面を表示し、一定時間以上待機状態が続いたときに省エネルギモードに切替えて待機する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、近接センサにより顧客を検知した時にカメラ部により顧客の顔画像を撮影してその視点高さを認識し、これを用いて顧客の視線方向を検出するようにしたことによって、近接センサの検知範囲内に顧客が立ったときにその視線高さを認識することができ、適切な位置で立つ顧客の顔画像を撮影することができる。
なお、本実施例の近接センサに替えて、カメラを撮影可能な状態にして待機し、カメラが顧客の画像を捕らえた時に顧客の接近を検知して本実施例の視点高認識を行うようにしてもよい。
また、実施例1で説明した顧客の顔や頭の位置から視線方向を推定する視線方向検出手段を用いる場合には、近接センサが顧客を検知した時に顧客の視線方向を検出するようにする。
本実施例の現金自動預払機1は上記実施例1と同様である。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部4には、実施例1と同様の「業務実行プログラム」、図3に示す3次元画像および視点高認識手段が顧客の視点高さを認識するために用いる寸法データが格納されている。
また、記憶部4には、平均的な顧客の視点高さHまたは統計的に求めた顧客の視点高さHからカード挿入口9を見たときのCG現金自動預払機1cの表示角度およびその他の行為部位の表示角度(各部表示角度という。)が予め設定されて格納されている。
以下に、図12に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の支払取引処理について説明する。
SA1、上記実施例1のステップS1と同様にして「業務実行プログラム」が起動すると、現金自動預払機1の主制御部3は初期画面としての取引選択画面を表示して待機し、顧客は支払取引を選択して「お引き出し」キーを押下する。
SA2、顧客の選択した取引の入力を位置信号検出部7からの位置信号等により受付けた主制御部3は、顧客が支払取引を選択したことを認識し、表示部6の画面に図8と同様のカード挿入画面を表示する。
この場合のCG現金自動預払機1c等の3次元画像は、記憶部4に格納されているカード挿入口9の各部表示角度で生成した3次元画像である。
顧客は表示された3次元画像のCGカード挿入口9cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9の位置を確認して取引カードをカード挿入口9に挿入する。
SA3、これを検知した主制御部3は、カード取扱部8によって取引カードのカード情報を読取ると共に、実施例1のステップS2と同様にしてカメラ部16により顧客の顔画像を撮影してその視点高さHを認識する。
SA4、視点高さHを認識した主制御部3は、実施例1のステップS3と同様にして顧客の首角度Qを求めて顧客の視線方向、つまり表示角度を演算し、これをカード挿入口9の各部表示角度と比較してその差分を補正表示角度とし、この補正表示角度を記憶部4に一時保存する。
SA5、上記ステップSA3、SA4と平行して、カード情報を読取った後の主制御部3は、実施例1のステップS5と同様にして暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促し、顧客はテンキー等によって暗証番号を入力する。
その後のステップSA6〜SA10作動は、実施例1のステップS6〜S10の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、ステップSA9において視線方向を演算する時に、主制御部3は上記ステップSA4で一時保存した補正表示角度を読出し、次画面として表示する現金、カード受取画面の各部表示角度を補正表示角度に基づいて補正した表示角度により顧客の視線方向を演算して検出する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、顧客がカードを挿入した時の視線方向を検出するようにしたことによって、各部表示角度を補正して更に実際的な顧客の視線方向を検出することができ、顧客の現金自動預払機の取扱方法の理解を更に容易することができる。
なお、実施例1で説明した顧客の顔や頭の位置から視線方向を推定する視線方向検出手段を用いる場合には、これにより求めた視線方向と各部表示角度との差分を補正表示角度とすればよい。
また、本実施例では顧客が取引カードを挿入した時にカメラ部により顧客の顔画像を撮影して視点高さHを認識するとして説明したが、契約時等に顧客の取引媒体としての取引カードおよび/もしくは通帳に顧客の視点高さHまたは顧客の身長から統計的に求めた視点高さHを予め記録しておき、顧客の視線方向を演算する時にこの取引媒体に記録された視点高さHを用いるようにしてもよい。これによりカメラ部を持たない現金自動預払機においても実施例1と同様の効果を得ることができ、現金自動預払機の簡素化を図ることができる。
図13は実施例4の現金自動預払機を示す斜視図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13において、35は指示入力手段としてのタッチスイッチであり、顧客が顧客の視点高さHに合致した3次元画像を表示するか否かを指示するための画面上のスイッチであって、表示部6のガイダンス表示領域25に表示されており、その押下により表示される3次元画像を顧客の視点高さHに合致した3次元画像に切替えることができる。
上記の構成の作用について説明する。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部4には、実施例1と同様の「業務実行プログラム」、図3に示す3次元画像および視点高認識手段が顧客の視点高さを認識するために用いる寸法データが格納されている。
また、記憶部4には現金自動預払機1のカード挿入口9等の顧客の行為部位の各部の平均値または統計的に求めた顧客の見る位置等を表示角度とした標準表示角度が格納され、表示角度を保存するための表示角度保存エリアが確保されている。表示角度保存エリアには初期値として標準表示角度が保存されている。
以下に図14に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って本実施例の支払取引処理について説明する。
SB1、上記実施例1のステップS1と同様にして「業務実行プログラム」が起動すると、現金自動預払機1の主制御部3は初期画面としての取引選択画面を表示して待機し、顧客は支払取引を選択して「お引き出し」キーを押下する。
SB2、顧客の選択した取引の入力を位置信号検出部7からの位置信号等により受付けた主制御部3は、顧客が支払取引を選択したことを認識し、表示部6の画面に図13の表示部6に示すカード挿入画面を表示する。
この場合のCGカード挿入口9c等の3次元画像は、記憶部4の表示角度保存エリアに保存されている表示角度(本ステップでは標準表示角度)で生成した3次元画像であり、その表示部6のガイダンス表示領域25には取引カードの挿入を促す文言およびタッチスイッチ35とその操作方法、その取引を取止めるための「取消」キーが表示される。
この場合に、現金自動預払機1にスピーカを設けて音声によるタッチスイッチ35の操作方法を報知するようにしてもよい。
SB3、顧客は表示された3次元画像のCGカード挿入口9cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9の位置が確認できる場合には取引カードをカード挿入口9に挿入する。これを検知した主制御部3はカード情報を読取ってステップSB7へ移行する。
顧客が取引カードの挿入前に表示された3次元画像では現金自動預払機1の取扱の理解ができない等の理由によりタッチスイッチ35を押下した場合は、主制御部3はこれを認識してステップSB4へ分岐する。
なお、顧客がタッチスイッチ35を押下した後に「取消」キーを押下した場合は、主制御部3は位置情報検出部7によりこれを認識し、取引媒体が挿入されている場合はそれぞれの取引媒体取扱部から排出して顧客に返却すると共に、表示角度保存エリアの表示角度を記憶部4に格納されている標準表示角度に戻して支払取引処理を終了させ、ステップSB1に戻って顧客操作部5の表示部6に取引選択画面を表示して待機する。本実施例の他のステップにおいて「取消」キーが押下された場合も同様である。
SB4、タッチスイッチ35の押下を認識した主制御部3は、タッチスイッチ35を非表示とすると共に、実施例1のステップS2と同様にしてカメラ部16により顧客の顔画像を撮影してその視点高さHを認識する。
SB5、視点高さHを認識した主制御部3は、実施例1のステップS3と同様にして顧客の首角度Qを求めて顧客の視線方向、つまり表示角度を演算し、これを表示角度保存エリアに書込んで表示角度を変更する。
SB6、そして、主制御部3は変更した表示角度を用いて実施例1のステップS4と同様にして変更した表示角度の顧客の視野の3次元画像を生成し、ステップSB2で表示したCGカード挿入口9c等の3次元画像を変更した表示角度の3次元画像に切替える。
顧客は切替えられた3次元画像のCGカード挿入口9cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9の位置を確認して取引カードをカード挿入口9に挿入する。これを検知した主制御部3はカード情報を読取ってステップSB7へ移行する。
SB7、カード情報を読取った主制御部3は、実施例1のステップS5と同様にして暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促し、顧客はテンキー等によって暗証番号を入力する。
その後のステップSB8〜SB10作動は、実施例1のステップS6〜S8の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SB11、払出処理と平行して、主制御部3は表示角度保存エリアに保存されている表示角度を読出してその表示角度の現金、カード受取画面のCG現金自動預払機1等の3次元画像を生成し、表示部6に生成した3次元画像、並びにそのガイダンス表示領域25に取引カードや現金等の受取を促す文言およびタッチスイッチ35とその操作方法を表示した現金、カード受取画面を表示して一時待機させていた現金を紙幣入出金口13および硬貨入出金口15を開放すると共に、取引カードや取引明細票をカード挿入口9から排出する。
SB12、顧客は表示された3次元画像のCGカード挿入口9c等の位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9等の位置が確認できる場合は取引カードや取引明細票、現金を受取り、この受取りを確認した主制御部3は表示角度保存エリアの表示角度を記憶部4に格納されている標準表示角度に戻して支払取引処理を終了させ、ステップSB1に戻って表示部6に取引選択画面を表示して待機する。
顧客が取引カード等の受取前に表示された3次元画像では現金自動預払機1の取扱の理解ができない等の理由によりタッチスイッチ35を押下した場合は、主制御部3はこれを認識してステップSB13へ分岐する。
SB13、タッチスイッチ35の押下を認識した主制御部3は、上記ステップSB4と同様にして顧客の視点高さHを認識する。
SB14、視点高さHを認識した主制御部3は、上記ステップSB5と同様にして表示角度を演算し、これを表示角度保存エリアに書込んで表示角度を変更する。
SB15、そして主制御部3は変更した表示角度を用いて実施例1のステップS10と同様にして変更した表示角度の顧客の視野の3次元画像を生成し、ステップSB11で表示したCG現金自動預払機1c等の3次元画像を変更した表示角度の3次元画像に切替える。
顧客は切替えられた3次元画像のCGカード挿入口9cの位置により、現金自動預払機1のカード挿入口9等の位置を確認して取引カードや取引明細票、現金を受取り、この受取りを確認した主制御部3は表示角度保存エリアの表示角度を記憶部4に格納されている標準表示角度に戻して支払取引処理を終了させ、ステップSB1に戻って表示部6に取引選択画面を表示して待機する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、顧客の視点高さに合致した3次元画像を表示するか否かを指示するためのタッチスイッチを設けたことによって、顧客の意思により表示部に表示されている3次元画像の表示角度を切替えることができ、表示角度の切替えを必要としない現金自動預払機の取扱になれた顧客の場合の取引時間の短縮を図ることができる。
またタッチスイッチが押下されたときにタッチスイッチを非表示にすることによって、タッチスイッチの誤操作を防止することができる。
なお、本実施例ではタッチスイッチはガイダンス表示領域に表示するとして説明したが、タッチスイッチを表示する位置は前記に限らず、表示部の位置信号検出部が有効となる領域で、3次元画像の視認を妨げない位置であればどこに表示してもよい。
また、タッチスイッチ35に替えて図15示す指示入力手段としてのボタンスイッチ37を顧客操作部5の近傍に設けて顧客の視点高さHに合致した3次元画像を表示するか否かを指示するようにしてもよい。
この場合に、ボタンスイッチ37が押下されたときに表示部6の表示内容に関わらず、割込み処理または並行処理により上記と同様にして顧客の視点高さHを認識し、表示角度を演算して表示角度保存エリアの表示角度を変更するようにすれば、いつでもその切替え表示機能を有効に活用することができる。
更に、取引カード等の取引媒体の媒体情報に顧客の視点高さHに合致した表示角度の3次元画像の表示の要否を記録しておき、顧客の取引カードや通帳が挿入された時にその表示の要否により、カード挿入画面等の取引画面の表示角度を切替えるようにしてもよい。これにより実施例3と同様の効果を得ることができる。
上記各実施例においては、取引媒体は媒体情報を磁気ストライプに磁気データとして記録する取引カードや通帳として説明したが、取引媒体は前記に限らず、接触式または非接触式のICチップを実装した取引カードや通帳であってもよい。
この場合に媒体情報はICチップの記録部に記録するようにし、現金自動預払機1の媒体取扱部には接触または非接触の手段によって媒体情報を読み書きする機能を単独にまたは磁気データ読取書込機能に追加して備えるようにする。
また、上記各実施例においては自動取引装置は現金自動預払機として説明したが、自動取引装置は前記に限らず、切符やチケット等の自動券売機や自動販売機、情報案内装置等であってもよい。
更に、3次元画像はCAD等により作成した3次元画像の画像データを座標変換により回転させて用いるとして説明したが、予め顧客の視点高さを複数想定して撮影した静止画または動画のビデオ画像を記憶部に格納しておき、主制御部が認識した視点高さに近い視点高さのビデオ画像を表示するようにしても本発明と同様の効果を得ることができる。
更に、3次元画像の表示は自動取引装置を取扱う顧客に対して表示するとして説明したが、保守員が用いる現金自動預払機の係員操作部等の表示部に保守を要する部位や異常が生じた部位の3次元画像を上記と同様に保守員の視点高さを認識して表示するようにすれば、保守員に対しても本発明と同様の効果を得ることができ、保守員の作業性を向上させることができる。
実施例1の現金自動預払機を示す斜視図 実施例1の現金自動預払機を示すブロック図 実施例1の現金自動預払機の3次元画像を示す説明図 実施例1のカメラ画像を示す説明図 実施例1の視点高さの認識方法を示す説明図 実施例1の視線方向の検出方法を示す説明図 実施例1の支払取引処理を示すフローチャート 実施例1のカード挿入画面の表示例 実施例1の他の視点高さの認識方法を示す説明図 実施例2の現金自動預払機を示す斜視図 実施例2の現金自動預払機を示すブロック図 実施例3の支払取引処理を示すフローチャート 実施例4の現金自動預払機を示す斜視図 実施例4の支払取引処理を示すフローチャート 実施例4の他の形態の現金自動預払機を示す斜視図
符号の説明
1 現金自動預払機
2 ホストコンピュータ
3 主制御部
4 記憶部
5 顧客操作部
6 表示部
7 位置信号検出部
8 カード取扱部
9 カード挿入口
10 通帳取扱部
11 通帳挿入口
12 紙幣入出金部
13 紙幣入出金口
14 硬貨入出金部
15 硬貨入出金口
16 カメラ部
17 カメラ
20 テンプレート
21 対称軸
22 アイポート
23 光軸
24 画像面
25 ガイダンス表示部
27、28、29 領域
31 顧客検知部
32 近接センサ
35 タッチスイッチ
37 ボタンスイッチ

Claims (11)

  1. 主制御部と、表示部とを備え、該表示部に取引画面を表示して顧客との取引を行う自動取引装置において、
    前記主制御部は、顧客の視線方向を検出する視線方向検出手段と、該視線方向手段が検出した視線方向の顧客の視野の3次元画像を生成する3次元視野画像生成手段とを備え、
    前記主制御部が、顧客の行為を促す取引画面を表示するときに、前記3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像を前記表示部に表示することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1において、
    前記視線方向検出手段が、顧客の視点高さを認識する視点高認識手段と、該視点高認識手段が認識した視点高さから装置本体を見たときの視線方向を演算する視線方向演算手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2において、
    顧客の顔画像を撮影するカメラ部を設け、
    前記主制御部が前記視点高認識手段により顧客の視点高さを認識するときに、前記カメラ部で撮影した顧客の顔画像の目の位置を抽出し、該抽出した目の位置に基づいて前記視点高さを認識することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3において、
    前記顧客の顔画像と、前記認識した顧客の視点高さとを関連づけて保存することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記主制御部が、初期画面からの入力を受付けた時に、前記視線方向検出手段により顧客の視線方向を検出することを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    顧客を検知する顧客検知部を設け、
    該顧客検知部が顧客を検知した時に、前記主制御部が前記視線方向検出手段により顧客の視線方向を検出することを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1から請求項5または請求項6において、
    顧客の取引媒体に記録された媒体情報を読取る取引媒体取扱部を設け、
    前記取引媒体に、前記3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像の表示の要否を記録しておくことを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    顧客の取引媒体に記録された媒体情報を読取る取引媒体取扱部を設け、
    該取引媒体取扱部が取引媒体の挿入を検知した時に、前記主制御部が前記視線方向検出手段により顧客の視線方向を検出することを特徴とする自動取引装置。
  9. 請求項2において、
    顧客の取引媒体に記録された媒体情報を読取る取引媒体取扱部を設けると共に、前記取引媒体に顧客の視点高さを記録しておき、
    前記主制御部が前記視点高認識手段により顧客の視点高さを認識するときに、前記取引媒体取扱部により取引媒体に記録された顧客の視点高さを読取って認識することを特徴とする自動取引装置。
  10. 請求項8または請求項9において、
    前記取引媒体に、前記3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像の表示の要否を記録しておくことを特徴とする自動取引装置。
  11. 請求項1から請求項6または請求項8、請求項9において、
    前記3次元視野画像生成手段が生成した3次元画像の表示の要否を指示する指示入力手段を設けたことを特徴とする自動取引装置。
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