JP2002157544A - マネーカードとマネーカードシステム - Google Patents
マネーカードとマネーカードシステムInfo
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子マネーカードが第3者に渡った場合に
も、第3者がそれを使用できない安全性が高い電子マネ
ーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を確認
できる電子マネーカードを提供する。 【解決手段】 預金口座より引き落とした金額をメモリ
部に蓄積して、これを現金と同等のものとして、カード
形態で使用する電子マネーカードであって、カードの発
行の際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個
人情報、残高情報、引き出し高の上限情報等を蓄積すた
めのメモリ部と、残高情報を表示する表示部と、使用者
の指紋情報を取り込み、取り込まれた指紋情報と、メモ
リ部に蓄積された指紋情報とを比較して、使用者が所有
者と同じ人か否かを判断する指紋認証部と、口座の暗証
番号等を入力するためのキー入力部と、残高表示用ボタ
ンおよび引き落とし用ボタンとを備えている。
も、第3者がそれを使用できない安全性が高い電子マネ
ーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を確認
できる電子マネーカードを提供する。 【解決手段】 預金口座より引き落とした金額をメモリ
部に蓄積して、これを現金と同等のものとして、カード
形態で使用する電子マネーカードであって、カードの発
行の際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個
人情報、残高情報、引き出し高の上限情報等を蓄積すた
めのメモリ部と、残高情報を表示する表示部と、使用者
の指紋情報を取り込み、取り込まれた指紋情報と、メモ
リ部に蓄積された指紋情報とを比較して、使用者が所有
者と同じ人か否かを判断する指紋認証部と、口座の暗証
番号等を入力するためのキー入力部と、残高表示用ボタ
ンおよび引き落とし用ボタンとを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マネーカードとマ
ネーカードシステムに関し、特に、メモリ部に、預金口
座より引き落とした金額を蓄積し、カードを利用する場
合には、その指紋認証機能により安全性を確保でき、更
に残高を表示する機能を持つマネーカードに関する。
ネーカードシステムに関し、特に、メモリ部に、預金口
座より引き落とした金額を蓄積し、カードを利用する場
合には、その指紋認証機能により安全性を確保でき、更
に残高を表示する機能を持つマネーカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年経済活動の高度化、活発化が促さ
れ、一般の商取引においても現金決済を行なうことなく
電子的な金額データを変更することにより処理を行な
う、いわゆる電子マネーカードを使った決済方法が採用
されるようになってきている。即ち、現金を持参する代
りに現金に対応する電子マネーが記憶された電子マネー
カードを持参して、この電子マネーカードに記憶された
電子マネーで商品やサービスに対する各種の代金を支払
う電子マネーカードシステムが実施されつつある。
れ、一般の商取引においても現金決済を行なうことなく
電子的な金額データを変更することにより処理を行な
う、いわゆる電子マネーカードを使った決済方法が採用
されるようになってきている。即ち、現金を持参する代
りに現金に対応する電子マネーが記憶された電子マネー
カードを持参して、この電子マネーカードに記憶された
電子マネーで商品やサービスに対する各種の代金を支払
う電子マネーカードシステムが実施されつつある。
【0003】以下、電子マネーカードシステムを簡単に
説明しておく。電子マネーカードシステムにおいては、
銀行の本支店に配設された大型コンピュータからなるホ
スト装置に対して、例えば、公衆通信回線を介して、預
金者の自宅に配設された小型情報処理装置等からなる預
金者端末が接続されている。そして、各預金者に対して
例えばICカードからなる該当預金者専用の電子マネー
カードが貸与されている。各預金者が、自己の電子マネ
ーカードを自宅の預金者端末に挿入して、金額を指定し
てこの電子マネーカードに対して引き落とす引落し指令
をこの預金者端末へ入力すると、銀行のホスト装置の該
当預金者の口座の残高から預金者が指定した金額が引落
とされ、この電子マネーカードに該当金額が移動(入
金)される。電子マネーカードに金額が移動された時点
で、自己の口座の残高が減額される。
説明しておく。電子マネーカードシステムにおいては、
銀行の本支店に配設された大型コンピュータからなるホ
スト装置に対して、例えば、公衆通信回線を介して、預
金者の自宅に配設された小型情報処理装置等からなる預
金者端末が接続されている。そして、各預金者に対して
例えばICカードからなる該当預金者専用の電子マネー
カードが貸与されている。各預金者が、自己の電子マネ
ーカードを自宅の預金者端末に挿入して、金額を指定し
てこの電子マネーカードに対して引き落とす引落し指令
をこの預金者端末へ入力すると、銀行のホスト装置の該
当預金者の口座の残高から預金者が指定した金額が引落
とされ、この電子マネーカードに該当金額が移動(入
金)される。電子マネーカードに金額が移動された時点
で、自己の口座の残高が減額される。
【0004】預金者は、金額が書込まれた電子マネーカ
ードを持参して、該金額を現金と同等に使用することが
できる。例えば、商店へ買い物にいく場合、商店で各種
の商品の代金を支払う段階で、現金ではなく、この電子
マネーカードを店員に手渡す。店員は、この電子マネー
カードを、例えば販売処理装置としてのPOS端末装置
に挿入して、決済操作を実施するが、これにより、この
電子マネーカードに記憶された金額のうち商品の代金に
相当する金額が引き落されて、POS端末装置へ移動さ
れる。商店側は、例えば、1日の業務終了時に実施する
精算業務の過程で、POS端末装置に累積された複数の
電子マネーカードから移動された金額の合計額を、通信
回線を介して接続された取引先の銀行のホスト装置の自
己の口座へ入金する。勿論、自己以外の取引先業者の口
座へ振込むことも可能である。商店側としては、この電
子マネーカードの使用者に対する口座残高有無を含む信
用照会を一切行う必要がない。
ードを持参して、該金額を現金と同等に使用することが
できる。例えば、商店へ買い物にいく場合、商店で各種
の商品の代金を支払う段階で、現金ではなく、この電子
マネーカードを店員に手渡す。店員は、この電子マネー
カードを、例えば販売処理装置としてのPOS端末装置
に挿入して、決済操作を実施するが、これにより、この
電子マネーカードに記憶された金額のうち商品の代金に
相当する金額が引き落されて、POS端末装置へ移動さ
れる。商店側は、例えば、1日の業務終了時に実施する
精算業務の過程で、POS端末装置に累積された複数の
電子マネーカードから移動された金額の合計額を、通信
回線を介して接続された取引先の銀行のホスト装置の自
己の口座へ入金する。勿論、自己以外の取引先業者の口
座へ振込むことも可能である。商店側としては、この電
子マネーカードの使用者に対する口座残高有無を含む信
用照会を一切行う必要がない。
【0005】このように、電子マネーカードの金額を現
金と同等にして扱うシステムが電子マネーカードシステ
ムであり、電子マネーカードに書込まれた金額(電子マ
ネー)は現金と同一の価値を有する。一般にプリペイド
カードはカード残高がなくなると破棄されるが、この電
子マネーカードはカード残高が減少すれば、自己の預金
者端末を用いて銀行の自己の口座残高から必要金額を移
動させればよく、カードを継続して使用できる。また、
このような電子マネーカードは、上述した商店のみなら
ず、従来のプリペイドカードと同様に、各種の交通機関
における券販機、公衆電話機、自動販売機等に利用でき
る。
金と同等にして扱うシステムが電子マネーカードシステ
ムであり、電子マネーカードに書込まれた金額(電子マ
ネー)は現金と同一の価値を有する。一般にプリペイド
カードはカード残高がなくなると破棄されるが、この電
子マネーカードはカード残高が減少すれば、自己の預金
者端末を用いて銀行の自己の口座残高から必要金額を移
動させればよく、カードを継続して使用できる。また、
このような電子マネーカードは、上述した商店のみなら
ず、従来のプリペイドカードと同様に、各種の交通機関
における券販機、公衆電話機、自動販売機等に利用でき
る。
【0006】このような電子マネーカードシステムにお
いては、 電子マネーカードに記憶された金額は現金と
ほぼ同様の機能を有するので、例えば、電子マネーカー
ドが紛失や盗難等の事故で第3者に渡った場合、この第
3者が使用できないような対策を講じる必要があった。
いては、 電子マネーカードに記憶された金額は現金と
ほぼ同様の機能を有するので、例えば、電子マネーカー
ドが紛失や盗難等の事故で第3者に渡った場合、この第
3者が使用できないような対策を講じる必要があった。
【0007】また、このような電子マネーカードシステ
ムにおいては、従来、ユーザが保有する金額がデータ化
されているため、電子マネーカードの残高を知るために
は、電子マネーカードの残高表示装置としてのカードリ
ーダーによっているが、カードリーダーは、通常銀行な
どの金融機関に備え付けられており、ユーザには自己の
残高を知りたいときは金融機関へ出掛けてカードリーダ
ーで読み取り、残高を知るという作業が課せられ負担と
なってる。
ムにおいては、従来、ユーザが保有する金額がデータ化
されているため、電子マネーカードの残高を知るために
は、電子マネーカードの残高表示装置としてのカードリ
ーダーによっているが、カードリーダーは、通常銀行な
どの金融機関に備え付けられており、ユーザには自己の
残高を知りたいときは金融機関へ出掛けてカードリーダ
ーで読み取り、残高を知るという作業が課せられ負担と
なってる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子マ
ネーカードシステムにおいては、電子マネーカードが第
3者に渡った場合に、第3者がそれを使用できないよう
にする対策が求められており、残高表示装置としてのカ
ードリーダーを用いないで、どこでも簡単にその残高を
確認できることが求められていた。本発明は、これに対
応するもので、電子マネーカードが第3者に渡った場合
にも、第3者がそれを使用できない、安全性の高い電子
マネーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を
確認できる電子マネーカードを提供しようとするもので
ある。
ネーカードシステムにおいては、電子マネーカードが第
3者に渡った場合に、第3者がそれを使用できないよう
にする対策が求められており、残高表示装置としてのカ
ードリーダーを用いないで、どこでも簡単にその残高を
確認できることが求められていた。本発明は、これに対
応するもので、電子マネーカードが第3者に渡った場合
にも、第3者がそれを使用できない、安全性の高い電子
マネーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を
確認できる電子マネーカードを提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマネーカード
は、預金口座より引き落とした金額をメモリ部に蓄積し
て、これを現金と同等のものとして、カード形態で使用
する電子マネーカードであって、カードの発行の際に、
使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個人情報、残
高情報、引き出し高の上限情報等を蓄積すためのメモリ
部と、残高情報を表示する表示部と、使用者の指紋情報
を取り込み、取り込まれた指紋情報と、メモリ部に蓄積
された指紋情報とを比較して、使用者が所有者と同じ人
か否かを判断する指紋認証部と、口座の暗証番号等を入
力するためのキー入力部と、残高表示用ボタンおよび引
き落とし用ボタンとを備えていることを特徴とするもの
である。そして、上記において、メモリ部は、読み込み
専用のROMからなる第1のメモリ部と、読み込み、書
き込みができるEEPROM等からなる第2のメモリ部
を備えたもので、カードの発行の際に、使用者本人の名
前、顔写真、指紋といった個人情報を第1のメモリ部に
蓄積するものであることを特徴とするものである。
は、預金口座より引き落とした金額をメモリ部に蓄積し
て、これを現金と同等のものとして、カード形態で使用
する電子マネーカードであって、カードの発行の際に、
使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個人情報、残
高情報、引き出し高の上限情報等を蓄積すためのメモリ
部と、残高情報を表示する表示部と、使用者の指紋情報
を取り込み、取り込まれた指紋情報と、メモリ部に蓄積
された指紋情報とを比較して、使用者が所有者と同じ人
か否かを判断する指紋認証部と、口座の暗証番号等を入
力するためのキー入力部と、残高表示用ボタンおよび引
き落とし用ボタンとを備えていることを特徴とするもの
である。そして、上記において、メモリ部は、読み込み
専用のROMからなる第1のメモリ部と、読み込み、書
き込みができるEEPROM等からなる第2のメモリ部
を備えたもので、カードの発行の際に、使用者本人の名
前、顔写真、指紋といった個人情報を第1のメモリ部に
蓄積するものであることを特徴とするものである。
【0010】本発明のマネーカードシステムは、上記本
発明のマネーカードを用い、現金の引き落としの際、お
よび現金を使用する際に、使用者の指紋情報とマネーカ
ードのメモリ部に予め蓄積された所有者の指紋情報とを
認証するマネーカードシステムであって、現金の引き落
としは、現金の引き落とし情報ネットワーク端末(携帯
電話、PAD等)を利用して、読み込み書き込み(リー
ダライター)装置で行なうもので、現金の引き落としの
際、読み込み書き込み(リーダライター)装置のスロッ
トにカードを差し込み、引き出した金額を、マネーカー
ドのメモリ部に記憶し、これと同時に、前回の残高情報
に今回の引き出し分を加算し、これを新たに残高情報と
して蓄積するものであり、現金を使用する際には、決済
処理装置としてのPOS端末装置の読み込み書き込み
(リーダライター)装置のスロットにカードを差し込
み、マネーカードの指紋認証部により、使用者が本人か
否かを判断し、本人であれば、使用した分の金額が残高
情報より減算され、新たに残高情報としてマネーカード
に蓄積され、相当する金額分が決済処理装置側に加算さ
れるものであることを特徴とするものである。そして、
上記において、決済処理装置としてのPOS端末装置の
読み込み書き込み(リーダライター)装置には、マネー
カードの顔写真情報を表示するディスプレイを備えてお
り、現金を使用する際には、マネーカードの顔写真情報
をディスプレイに表示して、使用者と比較できることを
特徴とするものである。そしてまた、上記において、現
金の引き落としは、随時できるものであることを特徴と
するものである。尚、ここでは、POS端末は、販売時
点情報管理端末のことで、POSは[Point0f
Sale Terminal]の略である。
発明のマネーカードを用い、現金の引き落としの際、お
よび現金を使用する際に、使用者の指紋情報とマネーカ
ードのメモリ部に予め蓄積された所有者の指紋情報とを
認証するマネーカードシステムであって、現金の引き落
としは、現金の引き落とし情報ネットワーク端末(携帯
電話、PAD等)を利用して、読み込み書き込み(リー
ダライター)装置で行なうもので、現金の引き落としの
際、読み込み書き込み(リーダライター)装置のスロッ
トにカードを差し込み、引き出した金額を、マネーカー
ドのメモリ部に記憶し、これと同時に、前回の残高情報
に今回の引き出し分を加算し、これを新たに残高情報と
して蓄積するものであり、現金を使用する際には、決済
処理装置としてのPOS端末装置の読み込み書き込み
(リーダライター)装置のスロットにカードを差し込
み、マネーカードの指紋認証部により、使用者が本人か
否かを判断し、本人であれば、使用した分の金額が残高
情報より減算され、新たに残高情報としてマネーカード
に蓄積され、相当する金額分が決済処理装置側に加算さ
れるものであることを特徴とするものである。そして、
上記において、決済処理装置としてのPOS端末装置の
読み込み書き込み(リーダライター)装置には、マネー
カードの顔写真情報を表示するディスプレイを備えてお
り、現金を使用する際には、マネーカードの顔写真情報
をディスプレイに表示して、使用者と比較できることを
特徴とするものである。そしてまた、上記において、現
金の引き落としは、随時できるものであることを特徴と
するものである。尚、ここでは、POS端末は、販売時
点情報管理端末のことで、POSは[Point0f
Sale Terminal]の略である。
【0011】
【作用】本発明のマネーカードは、上記のような構成に
することにより、マネーカードが第3者に渡った場合に
も、第3者がそれを使用できない、安全性の高い電子マ
ネーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を確
認できる電子マネーカードの提供を可能としている。具
体的には、カードの発行の際に、使用者本人の名前、顔
写真、指紋といった個人情報、残高情報、引き出し高の
上限情報等を蓄積すためのメモリ部と、残高情報を表示
する表示部と、使用者の指紋情報を取り込み、取り込ま
れた指紋情報と、メモリ部に蓄積された指紋情報とを比
較して、使用者が所有者と同じ人か否かを判断する指紋
認証部と、口座の暗証番号等を入力するためのキー入力
部と、残高表示用ボタンおよび引き落とし用ボタンとを
備えていることにより、更には、メモリ部は、読み込み
専用のROMからなる第1のメモリ部と、読み込み、書
き込みができるEEPROM等からなる第2のメモリ部
を備えたもので、カードの発行の際に、使用者本人の名
前、顔写真、指紋といった個人情報を第1のメモリ部に
蓄積するものであることにより、これを達成している。
指紋認証部をもうけていることにより、マネーカードへ
の現金の引き落とし、マネーカードの使用の際に、カー
ド使用者の確認を、指紋にて確実に且つ容易に行なうこ
とができる。更に、顔写真情報を利用して、カード使用
者の確認を、顔にて容易に行なうこともでき、カード使
用者の確認を確実に行なうことを可能としている。ま
た、メモリ部として、読み込み専用のROMからなる第
1のメモリ部と、読み込み、書き込みができるEEPR
OM等からなる第2のメモリ部を備え、カードの発行の
際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個人情
報を第1のメモリ部に蓄積する場合には、個人情報の書
き換えをできないものとし、カード使用者の特定や、個
人情報の信頼性をより高いものとすることができる。本
発明のマネーカードの場合は、指紋情報、顔写真情報の
データベースへの登録を必要とせず、個人情報の流出を
最小限に防ぐことができる。
することにより、マネーカードが第3者に渡った場合に
も、第3者がそれを使用できない、安全性の高い電子マ
ネーカードで、いつでも、どこでも簡単にその残高を確
認できる電子マネーカードの提供を可能としている。具
体的には、カードの発行の際に、使用者本人の名前、顔
写真、指紋といった個人情報、残高情報、引き出し高の
上限情報等を蓄積すためのメモリ部と、残高情報を表示
する表示部と、使用者の指紋情報を取り込み、取り込ま
れた指紋情報と、メモリ部に蓄積された指紋情報とを比
較して、使用者が所有者と同じ人か否かを判断する指紋
認証部と、口座の暗証番号等を入力するためのキー入力
部と、残高表示用ボタンおよび引き落とし用ボタンとを
備えていることにより、更には、メモリ部は、読み込み
専用のROMからなる第1のメモリ部と、読み込み、書
き込みができるEEPROM等からなる第2のメモリ部
を備えたもので、カードの発行の際に、使用者本人の名
前、顔写真、指紋といった個人情報を第1のメモリ部に
蓄積するものであることにより、これを達成している。
指紋認証部をもうけていることにより、マネーカードへ
の現金の引き落とし、マネーカードの使用の際に、カー
ド使用者の確認を、指紋にて確実に且つ容易に行なうこ
とができる。更に、顔写真情報を利用して、カード使用
者の確認を、顔にて容易に行なうこともでき、カード使
用者の確認を確実に行なうことを可能としている。ま
た、メモリ部として、読み込み専用のROMからなる第
1のメモリ部と、読み込み、書き込みができるEEPR
OM等からなる第2のメモリ部を備え、カードの発行の
際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個人情
報を第1のメモリ部に蓄積する場合には、個人情報の書
き換えをできないものとし、カード使用者の特定や、個
人情報の信頼性をより高いものとすることができる。本
発明のマネーカードの場合は、指紋情報、顔写真情報の
データベースへの登録を必要とせず、個人情報の流出を
最小限に防ぐことができる。
【0012】本発明のマネーカードシステムは、上記の
ような構成にすることにより、マネーカードが第3者に
渡った場合にも、第3者がそれを使用できず、且つ、い
つでも、どこでも簡単にその残高を確認できる電子マネ
ーカードシステムの提供を可能としている。本発明のマ
ネーカードシステムにおける現金の引き落としは、現金
の引き落とし情報ネットワーク端末(携帯電話、PAD
等)を利用して、読み込み書き込み(リーダライター)
装置で行なうもので、随時、どこででも、簡単にこの端
末を用いて引き落としができ、利便性の面で優れたシス
テムと言える。ATMを使用せずに、現金をいつでも引
き落とすことができる。指紋情報のデータベースを必要
せず、システムを簡略化でき、簡単に、カード使用者を
指紋情報確認できるものとしている。また、決済処理装
置としてのPOS端末装置の読み込み書き込み(リーダ
ライター)装置に、マネーカードの顔写真情報をディス
プレイに表示する表示部を備えることにより、マネーカ
ードのメモリ部の顔写真情報をもとにした顔写真による
確認も可能で、これにより更に使用者を確実に特定でき
る。指紋情報、顔写真情報のデータベースへの登録を必
要としないため、これらの登録を嫌がる人の使用にも対
応できる。
ような構成にすることにより、マネーカードが第3者に
渡った場合にも、第3者がそれを使用できず、且つ、い
つでも、どこでも簡単にその残高を確認できる電子マネ
ーカードシステムの提供を可能としている。本発明のマ
ネーカードシステムにおける現金の引き落としは、現金
の引き落とし情報ネットワーク端末(携帯電話、PAD
等)を利用して、読み込み書き込み(リーダライター)
装置で行なうもので、随時、どこででも、簡単にこの端
末を用いて引き落としができ、利便性の面で優れたシス
テムと言える。ATMを使用せずに、現金をいつでも引
き落とすことができる。指紋情報のデータベースを必要
せず、システムを簡略化でき、簡単に、カード使用者を
指紋情報確認できるものとしている。また、決済処理装
置としてのPOS端末装置の読み込み書き込み(リーダ
ライター)装置に、マネーカードの顔写真情報をディス
プレイに表示する表示部を備えることにより、マネーカ
ードのメモリ部の顔写真情報をもとにした顔写真による
確認も可能で、これにより更に使用者を確実に特定でき
る。指紋情報、顔写真情報のデータベースへの登録を必
要としないため、これらの登録を嫌がる人の使用にも対
応できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を挙げ、図
に基づいて説明する。図1(a)は本発明のマネーカー
ドの実施の形態の1例の概略図で、図1(b)は、指紋
認証部を説明するための図で、図2は本発明のマネーカ
ードシステムの実施の形態例を示した概略図である。
尚、図2中、点線内A1は、マネーカードへの現金の引
き落とし処理を示した図で、点線内A2は、マネーカー
ドを現金として使用する場合の決済処理を示した図であ
る。図1〜図2中、100はマネーカード、110はメ
モリ部、120は指紋認証部、121は指紋情報読み込
み部、122は比較判定部、130は表示部、140は
キー入力部、151は残高表示ボタン、152は引き落
としボタン、160は指、161は爪、210、215
は読み込み書き込み部、220はパソコン、230は携
帯電話、240はパーム、250は金融機関、260は
決済処理装置、270はディスプレイである。
に基づいて説明する。図1(a)は本発明のマネーカー
ドの実施の形態の1例の概略図で、図1(b)は、指紋
認証部を説明するための図で、図2は本発明のマネーカ
ードシステムの実施の形態例を示した概略図である。
尚、図2中、点線内A1は、マネーカードへの現金の引
き落とし処理を示した図で、点線内A2は、マネーカー
ドを現金として使用する場合の決済処理を示した図であ
る。図1〜図2中、100はマネーカード、110はメ
モリ部、120は指紋認証部、121は指紋情報読み込
み部、122は比較判定部、130は表示部、140は
キー入力部、151は残高表示ボタン、152は引き落
としボタン、160は指、161は爪、210、215
は読み込み書き込み部、220はパソコン、230は携
帯電話、240はパーム、250は金融機関、260は
決済処理装置、270はディスプレイである。
【0014】本発明のマネーカードの実施の形態の1例
を、図1(a)に基づいて説明する。本例の、マネーカ
ードは、預金口座より引き落とした金額をメモリ部に蓄
積して、これを現金と同等のものとして、カード形態で
使用するマネーカードで、個人情報、残高情報等を蓄積
すためのメモリ部110と、残高情報を表示する表示部
130と、使用者の指紋情報を取り込み、取り込まれた
指紋情報と、メモリ部110に蓄積された指紋情報とを
比較して、使用者が所有者と同じ人か否かを判断する指
紋認証部120と、口座の暗証番号等を入力するための
キー入力部140と、残高表示用ボタン151および引
き落としボタン152とを備えている。
を、図1(a)に基づいて説明する。本例の、マネーカ
ードは、預金口座より引き落とした金額をメモリ部に蓄
積して、これを現金と同等のものとして、カード形態で
使用するマネーカードで、個人情報、残高情報等を蓄積
すためのメモリ部110と、残高情報を表示する表示部
130と、使用者の指紋情報を取り込み、取り込まれた
指紋情報と、メモリ部110に蓄積された指紋情報とを
比較して、使用者が所有者と同じ人か否かを判断する指
紋認証部120と、口座の暗証番号等を入力するための
キー入力部140と、残高表示用ボタン151および引
き落としボタン152とを備えている。
【0015】本例の場合、メモリ部110は、読み込み
専用のROMからなる第1のメモリ部(図示していな
い)と、読み込み、書き込みができるEEPROM等か
らなる第2のメモリ部(図示していない)とを備え、カ
ードの発行の際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋と
いった個人情報、引き出し高の上限情報を第1のメモリ
部110に蓄積するもので、個人情報の書き変えができ
ないようになっているが、必ずしも、このようにメモリ
部110を分けて使用せず、全体を読み込み、書き込み
可能なEEPROM等を用いて形成しても良い。
専用のROMからなる第1のメモリ部(図示していな
い)と、読み込み、書き込みができるEEPROM等か
らなる第2のメモリ部(図示していない)とを備え、カ
ードの発行の際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋と
いった個人情報、引き出し高の上限情報を第1のメモリ
部110に蓄積するもので、個人情報の書き変えができ
ないようになっているが、必ずしも、このようにメモリ
部110を分けて使用せず、全体を読み込み、書き込み
可能なEEPROM等を用いて形成しても良い。
【0016】図1(b)は、図1(a)に示す指紋認証
部120を拡大し、その構成を示したものであるが、指
紋認証部120の指紋情報読み込み部121に、指16
0の指紋部を当て、二次元センサ(図示していない)に
より指紋情報を読み込み、二次元センサ得られた指紋情
報と、予めメモリ部110に蓄積されている指紋情報と
を、比較判定部122で比較し、判定結果を、現金引き
落としの際の読み込み書き込み装置(リーダライタ
ー)、あるいは現金使用の際の読み込み書き込み装置
(リーダライター)に、送るものである。判定により、
使用者が所有者と同一人と判定されれば、書き込み装置
(リーダライター)は、現金引き落としの処理、現金使
用の処理を実行する。判定により、使用者が所有者と別
人と判定されれば、書き込み装置(リーダライター)
は、現金引き落としの処理、現金使用の処理の実行を中
止する。二次元センサとしては、公知のものが適用でき
る。例えば、CCD素子を二次元的に配列して用い、映
像信号を得るものや、セキュリティ研究、1999年5
月号、頁93〜頁95に記載のような、センサに押し当
てた場合に、指の表面とセンサ内の電極との間に発生す
る静電容量を測定して指紋情報を採取する方式、即ち、
指の凹凸を静電容量として検出できる指紋センサを用い
ることができる。センサ部を設けた指紋情報読み取り部
121と比較判定部122とは、一体とした1チップと
しても、あるいは別体としても良い。尚、比較判定部に
おける判定のアルゴリズムも公知のものが種々知られて
いる。
部120を拡大し、その構成を示したものであるが、指
紋認証部120の指紋情報読み込み部121に、指16
0の指紋部を当て、二次元センサ(図示していない)に
より指紋情報を読み込み、二次元センサ得られた指紋情
報と、予めメモリ部110に蓄積されている指紋情報と
を、比較判定部122で比較し、判定結果を、現金引き
落としの際の読み込み書き込み装置(リーダライタ
ー)、あるいは現金使用の際の読み込み書き込み装置
(リーダライター)に、送るものである。判定により、
使用者が所有者と同一人と判定されれば、書き込み装置
(リーダライター)は、現金引き落としの処理、現金使
用の処理を実行する。判定により、使用者が所有者と別
人と判定されれば、書き込み装置(リーダライター)
は、現金引き落としの処理、現金使用の処理の実行を中
止する。二次元センサとしては、公知のものが適用でき
る。例えば、CCD素子を二次元的に配列して用い、映
像信号を得るものや、セキュリティ研究、1999年5
月号、頁93〜頁95に記載のような、センサに押し当
てた場合に、指の表面とセンサ内の電極との間に発生す
る静電容量を測定して指紋情報を採取する方式、即ち、
指の凹凸を静電容量として検出できる指紋センサを用い
ることができる。センサ部を設けた指紋情報読み取り部
121と比較判定部122とは、一体とした1チップと
しても、あるいは別体としても良い。尚、比較判定部に
おける判定のアルゴリズムも公知のものが種々知られて
いる。
【0017】次に、本例のマネーカードによる、現金の
引き落とし処理、現金の使用処理の例を、図2に基づい
て説明する。尚、これを以って、本発明のマネーカード
システムの実施の形態例の説明に代える。はじめに、本
例のマネーカード100による、現金の引き落とし処理
(図2のA1部)を説明する。先ず、マネーカード10
0を、引き落としのための読み込み書き込み装置(リダ
ーライター)210のスロット部に挿入する。読み込み
書き込み装置(リーダライター)210には、パソコン
220、形態電話230、パーム240等が接続されて
おり、これらを介して、読み込み書き込み装置(リーダ
ライター)210は、預金している金融機関250との
交信を、オンラインあるいはオフラインで行なうが、は
じめに指紋認証を行なう。使用者は、所定の指紋部を、
図1(b)のように指紋情報読み取り部121に押しつ
けることが要求され、マネーカード100の指紋情報読
み取り部121より、使用者の指紋情報を得られると、
マネーカード100の比較判定部は122は、指紋情報
読み取り部121より得られた使用者の指紋情報と、メ
モリ部110内の所有者の指紋情報とを、比較し、使用
者が所有者であるか否か判定する。判定により、使用者
が所有者と同一人と判定されれば、読み込み書き込み装
置(リーダライター)210は、パソコン220、形態
電話230、パーム240等を介して、現金引き落とし
の処理を実行する。引き落としボタン152により確定
し、引き落とすことができる。引き落とした分だけ金融
機関の残高を減らし、引き落とした分だけマネーカード
100の残高に加算して、これを新たに、マネーカード
100の残高とする。残高は残高表示ボタン151を押
して、カードの表示部130を使って知ることができ
る。判定により、使用者が所有者と別人と判定されれ
ば、読み込み書き込み装置(リーダライター)210
は、現金引き落としの処理の実行を中止する。このよう
にして、現金の引き落とし処理が行われる。
引き落とし処理、現金の使用処理の例を、図2に基づい
て説明する。尚、これを以って、本発明のマネーカード
システムの実施の形態例の説明に代える。はじめに、本
例のマネーカード100による、現金の引き落とし処理
(図2のA1部)を説明する。先ず、マネーカード10
0を、引き落としのための読み込み書き込み装置(リダ
ーライター)210のスロット部に挿入する。読み込み
書き込み装置(リーダライター)210には、パソコン
220、形態電話230、パーム240等が接続されて
おり、これらを介して、読み込み書き込み装置(リーダ
ライター)210は、預金している金融機関250との
交信を、オンラインあるいはオフラインで行なうが、は
じめに指紋認証を行なう。使用者は、所定の指紋部を、
図1(b)のように指紋情報読み取り部121に押しつ
けることが要求され、マネーカード100の指紋情報読
み取り部121より、使用者の指紋情報を得られると、
マネーカード100の比較判定部は122は、指紋情報
読み取り部121より得られた使用者の指紋情報と、メ
モリ部110内の所有者の指紋情報とを、比較し、使用
者が所有者であるか否か判定する。判定により、使用者
が所有者と同一人と判定されれば、読み込み書き込み装
置(リーダライター)210は、パソコン220、形態
電話230、パーム240等を介して、現金引き落とし
の処理を実行する。引き落としボタン152により確定
し、引き落とすことができる。引き落とした分だけ金融
機関の残高を減らし、引き落とした分だけマネーカード
100の残高に加算して、これを新たに、マネーカード
100の残高とする。残高は残高表示ボタン151を押
して、カードの表示部130を使って知ることができ
る。判定により、使用者が所有者と別人と判定されれ
ば、読み込み書き込み装置(リーダライター)210
は、現金引き落としの処理の実行を中止する。このよう
にして、現金の引き落とし処理が行われる。
【0018】次に、本例のマネーカード100による、
現金の使用処理(図2のA2部)を説明する。先ず、決
済処理装置260のPOS端末装置の読み込み書き込み
(リーダライター)装置215のスロット部に、マネー
カード100を挿入する。決済処理装置260は、預金
している金融機関250との交信を、オンラインあるい
はオフラインで行なうが、はじめに指紋認証を行なう。
指紋認証は、現金の引き落とし処理(図2のA1部)と
同様に行い、判定により、使用者が所有者と同一人と判
定されれば、通常は、読み込み書き込み装置(リーダラ
イター)215は、現金の使用処理を実行するが、図2
に示すように、決済処理装置260の読み込み書き込み
(リーダライター)装置215に、マネーカードの顔写
真情報を表示するディスプレイ270を備えている場合
には、更に、使用者を顔写真により確実に特定した後、
現金の使用処理の実行を行なうようにしても良い。引き
落としボタン152により確定し、現金の使用処理を行
なうことができる。現金を使用した分だけマネーカード
100の残高を減らし、これを新たに、マネーカード1
00の残高とする。残高は残高表示ボタン151を押し
て、カードの表示部130を使って知ることができる。
判定により、使用者が所有者と別人と判定されれば、読
み込み書き込み装置(リーダライター)215は、現金
の使用処理の実行を中止する。このようにして、現金の
使用処理が行われる。
現金の使用処理(図2のA2部)を説明する。先ず、決
済処理装置260のPOS端末装置の読み込み書き込み
(リーダライター)装置215のスロット部に、マネー
カード100を挿入する。決済処理装置260は、預金
している金融機関250との交信を、オンラインあるい
はオフラインで行なうが、はじめに指紋認証を行なう。
指紋認証は、現金の引き落とし処理(図2のA1部)と
同様に行い、判定により、使用者が所有者と同一人と判
定されれば、通常は、読み込み書き込み装置(リーダラ
イター)215は、現金の使用処理を実行するが、図2
に示すように、決済処理装置260の読み込み書き込み
(リーダライター)装置215に、マネーカードの顔写
真情報を表示するディスプレイ270を備えている場合
には、更に、使用者を顔写真により確実に特定した後、
現金の使用処理の実行を行なうようにしても良い。引き
落としボタン152により確定し、現金の使用処理を行
なうことができる。現金を使用した分だけマネーカード
100の残高を減らし、これを新たに、マネーカード1
00の残高とする。残高は残高表示ボタン151を押し
て、カードの表示部130を使って知ることができる。
判定により、使用者が所有者と別人と判定されれば、読
み込み書き込み装置(リーダライター)215は、現金
の使用処理の実行を中止する。このようにして、現金の
使用処理が行われる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように、電子マネーカ
ードが第3者に渡った場合にも、第3者がそれを使用で
きない、安全性の高い電子マネーカードで、ATMを使
用せず、いつでも、どこでも簡単にその残高を確認でき
る電子マネーカードの提供を可能とした。同時に、これ
を用いた電子マネーカードシステムの提供を可能とし
た。特に、本発明の場合、マネーカードに備えられた認
証部により、指紋認証をマネーカード内のメモリーに蓄
積された所有者の指紋情報と、使用の際の使用者の指紋
情報とで、指紋認証を行なうため、安全性が高く、且
つ、指紋情報のデータベースを必要としない、電子マネ
ーカードシステムを可能とした。
ードが第3者に渡った場合にも、第3者がそれを使用で
きない、安全性の高い電子マネーカードで、ATMを使
用せず、いつでも、どこでも簡単にその残高を確認でき
る電子マネーカードの提供を可能とした。同時に、これ
を用いた電子マネーカードシステムの提供を可能とし
た。特に、本発明の場合、マネーカードに備えられた認
証部により、指紋認証をマネーカード内のメモリーに蓄
積された所有者の指紋情報と、使用の際の使用者の指紋
情報とで、指紋認証を行なうため、安全性が高く、且
つ、指紋情報のデータベースを必要としない、電子マネ
ーカードシステムを可能とした。
【図1】図1(a)は本発明のマネーカードの実施の形
態の1例の概略図で、図1(b)は、指紋認証部を説明
するための図である。
態の1例の概略図で、図1(b)は、指紋認証部を説明
するための図である。
【図2】本発明のマネーカードシステムの実施の形態例
を示した概略図
を示した概略図
100 マネーカード 110 メモリ部 120 指紋認証部 121 指紋情報読み込み部 122 比較判定部 130 表示部 140 キー入力部 151 残高表示ボタン 152 引き落としボタン 160 指 161 爪 210、215 読み込み書き込み部 220 パソコン 230 携帯電話 240 パーム 250 金融機関 260 決済処理装置 270 ディスプレイ
Claims (5)
- 【請求項1】 預金口座より引き落とした金額をメモリ
部に蓄積して、これを現金と同等のものとして、カード
形態で使用する電子マネーカードであって、カードの発
行の際に、使用者本人の名前、顔写真、指紋といった個
人情報、残高情報、引き出し高の上限情報等を蓄積すた
めのメモリ部と、残高情報を表示する表示部と、使用者
の指紋情報を取り込み、取り込まれた指紋情報と、メモ
リ部に蓄積された指紋情報とを比較して、使用者が所有
者と同じ人か否かを判断する指紋認証部と、口座の暗証
番号等を入力するためのキー入力部と、残高表示用ボタ
ンおよび引き落とし用ボタンとを備えていることを特徴
とするマネーカード。 - 【請求項2】 請求項1において、メモリ部は、読み込
み専用のROMからなる第1のメモリ部と、読み込み、
書き込みができるEEPROM等からなる第2のメモリ
部を備えたもので、カードの発行の際に、使用者本人の
名前、顔写真、指紋といった個人情報を第1のメモリ部
に蓄積するものであることを特徴とするマネーカード。 - 【請求項3】 請求項1ないし2に記載のマネーカード
を用い、現金の引き落としの際、および現金を使用する
際に、使用者の指紋情報とマネーカードのメモリ部に予
め蓄積された所有者の指紋情報とを認証するマネーカー
ドシステムであって、現金の引き落としは、現金の引き
落とし情報ネットワーク端末(携帯電話、PAD等)を
利用して、読み込み書き込み(リーダライター)装置で
行なうもので、現金の引き落としの際、読み込み書き込
み(リーダライター)装置のスロットにカードを差し込
み、引き出した金額を、マネーカードのメモリ部に記憶
し、これと同時に、前回の残高情報に今回の引き出し分
を加算し、これを新たに残高情報として蓄積するもので
あり、現金を使用する際には、決済処理装置としてのP
OS端末装置の読み込み書き込み(リーダライター)装
置のスロットにカードを差し込み、マネーカードの指紋
認証部により、使用者が本人か否かを判断し、本人であ
れば、使用した分の金額が残高情報より減算され、新た
に残高情報としてマネーカードに蓄積され、相当する金
額分が決済処理装置側に加算されるものであることを特
徴とするマネーカードシステム。 - 【請求項4】 請求項3において、決済処理装置として
のPOS端末装置の読み込み書き込み(リーダライタ
ー)装置には、マネーカードの顔写真情報を表示するデ
ィスプレイを備えており、現金を使用する際には、マネ
ーカードの顔写真情報をディスプレイに表示して、使用
者と比較できることを特徴とするマネーカードシステ
ム。 - 【請求項5】 請求項3ないし4において、現金の引き
落としは、随時できるものであることを特徴とするマネ
ーカードシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000350439A JP2002157544A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | マネーカードとマネーカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000350439A JP2002157544A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | マネーカードとマネーカードシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002157544A true JP2002157544A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18823665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000350439A Withdrawn JP2002157544A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | マネーカードとマネーカードシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002157544A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072890A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Seiko Epson Corp | Icカード |
EP1662442A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-05-31 | Topseed Technology Corp. | Activation mechanism of personal financial account |
JP2013205926A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Ntt Docomo Inc | 端末不正使用特定システム、端末不正使用特定方法、プログラム |
CN107862525A (zh) * | 2016-09-22 | 2018-03-30 | 中国电信股份有限公司 | 动态调整移动支付额度的方法、装置和系统 |
CN112468506A (zh) * | 2016-03-23 | 2021-03-09 | 创新先进技术有限公司 | 获取、下发电子证件的实现方法和装置 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000350439A patent/JP2002157544A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072890A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Seiko Epson Corp | Icカード |
EP1662442A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-05-31 | Topseed Technology Corp. | Activation mechanism of personal financial account |
JP2013205926A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Ntt Docomo Inc | 端末不正使用特定システム、端末不正使用特定方法、プログラム |
CN112468506A (zh) * | 2016-03-23 | 2021-03-09 | 创新先进技术有限公司 | 获取、下发电子证件的实现方法和装置 |
CN107862525A (zh) * | 2016-09-22 | 2018-03-30 | 中国电信股份有限公司 | 动态调整移动支付额度的方法、装置和系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |