JP2006072890A - Icカード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 静電容量型指紋センサ10、表示素子11、記憶部16、及び演算処理部を具14、15備し、記憶部16には、認証指紋データ、特定情報、及び当該特定情報を利用するためのアプリケーションが記憶されており、演算処理部14、15は、静電容量型指紋センサ10から抽出された抽出指紋データと、認証指紋データとを比較し、抽出指紋データと、認証指紋データとが一致した場合のみに、演算処理部14、15はアプリケーションを起動し、表示素子11は特定情報を表示するICカードを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
また、近年では、個人認証機能だけでなく、複数のアプリケーション(マルチアプリケーション)が利用可能なICカードに関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、セキュリティ性と利便性とを共に実現されたICカードを提案することを目的とする。
そこで、本発明者は、上記に基づいて以下の手段を有するICカードを想到した。
また、本発明のICカードは、抽出指紋データと、認証指紋データとが一致した場合のみに、アプリケーションを起動させることができる。更に、本発明のICカードは、このような個人認証や、アプリケーションの起動だけでなく、当該アプリケーションにおける特定情報を表示することができる。従って、ICカードの利用者は、当該特定情報を確認することができる。一方、従来のICカードにおいては、表示素子が具備されていないために、個人認証後の情報を確認することができなかった。
従って、本発明は、従来のICカードと比較して、個人認証後の利便性がより高いものとなる。
また、本発明のICカードは、抽出指紋データと、認証指紋データとが一致した場合のみに、複数のアプリケーションを起動させることができる。更に、本発明のICカードは、このような個人認証や、複数のアプリケーションを起動させるだけでなく、当該複数のアプリケーションの各々における特定情報を表示することができる。従って、ICカードの利用者は、当該特定情報を確認することができる。一方、従来のICカードにおいては、表示素子が具備されていないために、個人認証後の情報を確認することができなかった。
従って、本発明は、従来のICカードと比較して、個人認証後の利便性がより高いものとなる。
ここで、通信部とは、ICカードと外部装置との通信を可能とするものであって、その形態は限定されるものではない。通信部として、例えば、外部装置に設けられた端子と、ICカードに設けられた端子とが直接的に接続されることで、通信を行うものが挙げられる。また、通信部として、外部装置に設けられたアンテナと、ICカードに設けられたアンテナとが、電磁的な作用によって通信を行うものが挙げられる。
このようにすれば、先に記載したICカードと同様の効果が得られると共に、通信部を介してICカードで利用可能なアプリケーションにおける特定情報を外部装置に出力することができる。
このようにすれば、先に記載したICカードと同様の効果が得られると共に、通信部を介して外部装置が出力する更新情報をICカードに入力することができる。
このようにすれば、先に記載したICカードと同様の効果が得られると共に、通信部を介して外部装置からICカードに入力された更新情報を表示することができる。
ここで、電気泳動表示デバイスは、TFT等の駆動素子が所定時間の間に所定電圧を付与することで、その後に電圧を付加することなく、画像を保持することが可能となっている。即ち、画像の表示記憶性や表示メモリ性を有する表示素子である。
このような電気泳動表示デバイスを備えることにより、画像を表示するための消費電力を低減できるので、低消費電力を実現することができると共に、表示メモリ性を有するICカードを実現できる。
上記のように、電気泳動素子は表示メモリ性を有している。そこで、本発明のように画像消去手段を備えることで、ICカードの使用後に電気泳動表示デバイスにおける残像を消去することができ、ICカードが表示する特定情報の悪用を防止できる。これにより、より高いセキュリティ性を有するICカードを実現できる。
以下、本発明の第1実施形態に係るICカードについて図を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るICカードKを示す平面図である。
図1に示すように、ICカードKは、指紋センサ(静電容量型指紋センサ)10と、電気泳動表示デバイス(表示素子、Electro Phoretic Display、以下、EPDと称する。)11と、接続用IC端子(通信部)12と、画像消去スイッチ(画像消去手段)13と、を備えている。
また、ICカードKの内部には、2枚のプラスチック基材によって挟持されたICチップ等の集積回路が設けられている。そして、ICチップは、後述するように演算処理部(後述)と記憶部(後述)として機能するようになっている。
図2は指紋センサの構成を示す模式図であり、図3は電気泳動表示デバイス(EPD)の断面を示す断面図であり、図4はICカードKの構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、指紋センサ10は、静電容量型、すなわち凹凸を有する指紋と検出面10aとの間の距離に応じて変化する静電容量を測定して、指紋データを検出するようになっている。このような静電容量型の指紋センサ10は、光源が不要であるために薄型化することが容易であり、かつ表面保護層(パッシベーション膜)を適切に選択することによって、耐傷性を向上させることが可能となっている。
指紋センサ10は、プラスチック基材115上に設けられており、このプラスチック基材115上には、所定の間隔を空けて互いに平行に形成された不図示の複数の走査線と、この走査線に対して直交するように所定の間隔を空けて互いに平行に形成された複数の信号線116とが設けられている。
これらの走査線、信号線116およびスイッチング素子112によって、アクティブマトリクスアレイ113が構成されており、このアクティブマトリクスアレイ113の上には、検出電極111が各スイッチング素子112に対応する位置にマトリックス状に設けられている。
各検出電極111は、アクティブマトリクスアレイ113の全面を覆うように絶縁膜(パッシベーション膜)114にて覆われており、絶縁膜114は、ICカードKの利用者の指Fと接触可能になっている。
なお、アクティブマトリクスアレイ113としては、半導体基板上に形成されたMOSトランジスタアレイ、絶縁基板上に形成された薄膜トランジスタ(TFT、Thin Film Transistor)等を用いることができる。
また、このような指紋センサ10において検出された信号は、信号線116を介して、後述する第2演算処理部15に伝達するようになっている。
図3は、EPD11の断面を示す断面図である。
EPD11は、可撓性を有するプラスチック基材115上に、電極フィルム211d、電気泳動表示層211c、電極フィルム211b及びこの表示部を保護する表面保護層211aが積層されて構成されている。なお、表面保護層211aは省略することも可能である。このようなEPD11は、指紋センサ10と同じプラスチック基材115上に形成されている。
電極フィルム211bは、全面に同一の電位がかかる共通電極となり、一方、電極フィルム211dにはアクティブマトリックス電極或いはセグメント電極等が形成されて駆動電極となる。
なお、マイクロカプセル211をアクティブマトリックス駆動法で駆動する場合は、電極フィルム211dは画素電極として画素毎に独立してパターニングされ、不図示の薄膜トランジスタ、信号電極、および走査電極を併設し、電極フィルム211bは光透過性基材上に一様に形成された透明な共通電極とする。この場合、電極フィルム211bを共通電極にすると全面同一電位になるので(例えば電位をゼロとする)、電極フィルム211d側の各アドレス電極の電界を制御(正または負の電位を与える)することで、上述した原理に基づき電極位置のマイクロカプセル211内の粒子を移動させ、所望の画像を表示させることができる。同様に、電極フィルム211dを共通電極とし、電極フィルム211b側の各アドレス電極の電界を制御することで、電極位置のマイクロカプセル211内の粒子を移動させることで所望の画像を表示させるようにしてもよい。
時分割駆動の場合は、電極フィルム211b、211dは互いに直交するライン状のITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等の透明導電体からなる透明電極により構成され、両電極の交わる領域にマイクロカプセル211を配置する。
駆動方式は上述したものに限定されず、用途に応じて最適なものを選択すればよい。また、マイクロカプセル211の径は、種々のものを採用することが可能である。
このようなEPD11は、表示画像を記憶するメモリ性を有している。具体的には、電極フィルム211b,211dの間に電圧を一度付与するだけで、EPD11の画像は保持され、電圧が付与されていない状態で表示画像が残るようになっている。従って、一度表示した画像を電源が切れても保持するという特性を有し、低消費電力が実現可能となっている。
また、接続用IC端子12は、ICカードKと外部装置20との間で情報の入出力や送受信(通信)を行うためのものである。そして、当該接続用IC端子12は、ICカードKを使用する際に、外部装置20に設けられた端子に接続されるものである。また、接続用IC端子12は、ICカードKの内部に設けられたICチップに接続されており、外部装置とICチップとの間で入出力信号を送受信するようになっている。
なお、本実施形態においては、外部装置20とICカードKとの通信手段として接続用IC端子12を採用し、接続用IC端子12と外部装置20の端子とを直接的に接触させて入出力信号を送受信するようになっているが、本実施形態は、これに限定するものではなく、通信部としてアンテナがICカードKに設けて、当該アンテナと、外部装置20に設けられたアンテナとの間において、電磁的に入出力信号を送受信してもよい。
また、画像消去スイッチ13は、例えば、メンブレンスイッチ等からなるものである。
ここで、上記のようにEPD11は、表示画像を記憶するメモリ性を有しているため、利用者が画像消去スイッチ13をONにすることで、EPD11が表示した画像を消去するようになっている。また、EPD11の表示画像が残っている場合には、第3者による悪用を招く恐れがあるが、このような画像スイッチ13がONになることで、このような悪用の危険性を回避することが可能となる。
次に、図4を参照して、ICカードKに内蔵された演算処理部と記憶部16について説明する。
図4に示すように、ICカードは、ICチップ内に第1演算処理部14と、第2演算処理部15と、記憶部16とを備えており、更に、当該ICチップに電力を供給する電源部17を備えている。
本実施形態においては、アプリケーションとして運転免許証の表示プログラムが記憶されている。そして、記憶部16の記憶される特定情報としては、例えば、本人の運転免許証の名前、住所、番号、生年月日等が記憶されている。更に、記憶部16には、ICカードKの利用者を特定するために、利用者の指紋情報が認証指紋データとして記憶されている。
図5は、ICカードKにおいて利用者の個人認証を行った後に、運転免許証を表示するアプリケーションを動作させるフローチャート図である。
例えば、本実施形態のICカードをクレジットカードやバンクカードとして利用することが可能である。
このような場合、指紋センサ10で認証が行われなければ、当該ICカードKは使用不可能となるために、本人以外の使用が不可能となる。また、指紋照合が行われた結果、記憶部16に格納されている認証指紋データと一致しなかった場合はEPD11に使用不可の表示をしてもよい。更に、指紋認証は、ICカードK内のみで行われるため、外部に使用者の指紋情報が漏洩することも無い。従って、更に高いセキュリティ性を有するICカードKを実現できる。
また、本実施形態のICカードKは、抽出指紋データと、認証指紋データとが一致した場合のみに、アプリケーションを起動させることができる。
更に、本実施形態のICカードKは、このような個人認証や、アプリケーションの起動だけでなく、当該アプリケーションにおける特定情報をEPD11に表示することができる。従って、ICカードKの利用者は、当該特定情報を確認することができる。一方、従来のICカードにおいては、EPD11等の表示素子が具備されていないために、個人認証後の情報を確認することができなかった。従って、本実施形態のICカードKは、従来のICカードと比較しても、個人認証後の利便性がより高いものとなる。
従って、ICカードKで利用可能なアプリケーションにおける特定情報を外部装置20に出力することができ、また、外部装置20の情報を更新情報として入力することで、記憶部16に更新情報を記憶することができる。また、当該更新情報をEPD11に表示することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るICカードについて図を参照して説明する。
本実施形態においては、先に記載した第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、同一構成には同一符号を付して説明を簡略化している。
図6は、本実施形態におけるICカードKの構成を説明するためのブロック図である。
また、EEPROM1に格納されている利用者の認証指紋データとは、上記の3つのアプリケーションを各々利用するものであり、各アプリケーションに対応した親指、人差指、中指の認証指紋データを意味している。そして、本実施形態においては、親指の認証指紋データによって運転免許証のアプリケーションを利用するようになっており、人差指の認証指紋データによってクレジットカードのアプリケーションを利用するようになっており、中指の認証指紋データによってバンクカードのアプリケーションを利用するようになっている。
更に、各々の指とそれに対応するEEPROMの領域に関する情報はマスクROMに格納されている。
最初に、運転免許証を表示するアプリケーションについて説明する。
まず、使用者が左手親指A(図8参照)をICカードKの指紋センサ10に押し当てると、指紋センサ10で得られた左手親指の抽出指紋データが第2演算処理部15のRAMに格納される(ステップS11)。
次に、EEPROM1に格納された各々の指の認証指紋データと比較され、左手親指の指紋データが一致する(ステップS12)。
次に、マスクROMに格納された左手親指の認証指紋データに対応するEEPROM2の領域へ指令が出る(ステップS13)。
次に、その指令を受けたEEPROM2から第1演算処理部14へ、運転免許証を表示するアプリケーションの起動の指令が出る(ステップS14)。そして、第2演算処理部15へ運転免許証の名前、住所、番号、生年月日の情報が行き、第2演算処理部15の制御部はEPD11へそれら情報を表示させる(ステップS15)。それら指令は暗号化されたものであり、またEEPROM内情報も暗号化されていることが好ましい。その後、利用者の判断に基づいて、画像消去スイッチ13がONとなり、EPD11が表示している画像が消去される(ステップS16)。
まず、使用者が左手人差指B(図8参照)をICカードKの指紋センサ10に押し当てると、指紋センサ10で得られた左手人差指の抽出指紋データが第2演算処理部15のRAMに格納される(ステップS11)。
次に、EEPROM1に格納された各々の指の認証指紋データと比較され、左手人差指の指紋データが一致する(ステップS12)。
次に、マスクROMに格納された左手人差指の認証指紋データに対応するEEPROM3の領域へ指令が出る(ステップS21)。
次に、その指令を受けたEEPROM3から第1演算処理部14へ、クレジットカードを利用するアプリケーションの起動の指令が出る(ステップS22)。
そして、第2演算処理部15へ、例えば当月はいくらクレジットカードを使用した等の使用状況等の情報が行き、第2演算処理部15の制御部はEPD11へそれら情報を表示させる(ステップS23)。それら指令は暗号化されたものであり、またEEPROM内情報も暗号化されていることが好ましい。クレジットカード使用後は接続用IC端子12から使用状況が第1演算処理部14のRAMに格納され、さらにEEPROM3の使用情報を書き換える。つまりEEPROMの各領域は常に最新の使用情報を保持する。その後、利用者の判断に基づいて、画像消去スイッチ13がONとなり、EPD11が表示している画像が消去される(ステップS24)。
まず、使用者が左手中指C(図8参照)をICカードKの指紋センサ10に押し当てると、指紋センサ10で得られた左手中指の抽出指紋データが第2演算処理部15のRAMに格納される(ステップS11)。
次に、EEPROM1に格納された各々の指の認証指紋データと比較され、左手中指の指紋データが一致する(ステップS12)。
次に、マスクROMに格納された左手中指の認証指紋データに対応するEEPROM4の領域へ指令が出る(ステップS31)。
次に、その指令を受けたEEPROM4から第1演算処理部14へ、バンクカードを利用するアプリケーションの起動の指令が出る(ステップS32)。
そして、第2演算処理部15へ、例えば当月はいくらバンクカードを使用した等の使用状況等の情報が行き、第2演算処理部15の制御部はEPD11へそれら情報を表示させる(ステップS33)。それら指令は暗号化されたものであり、またEEPROM内情報も暗号化されていることが好ましい。バンクカード使用後は接続用IC端子12から使用状況が第1演算処理部14のRAMに格納され、さらにEEPROM4の使用情報を書き換える。つまりEEPROMの各領域は常に最新の使用情報を保持する。その後、利用者の判断に基づいて、画像消去スイッチ13がONとなり、EPD11が表示している画像が消去される(ステップS34)。
また、例えば、アプリケーションとして、複数の異なる銀行のバンクカードを割り当てた場合は、指紋を押し当てれば残高を見ることが可能となるので、各々の口座の残高を確認してから使用できるという使い方もある。
また、本実施形態のICカードKは、抽出指紋データと、認証指紋データとが一致した場合のみに、複数のアプリケーションを起動させることができる。
更に、本実施形態のICカードKは、このような個人認証や、複数のアプリケーションを起動させるだけでなく、当該複数のアプリケーションの各々における特定情報を表示することができる。従って、ICカードKの利用者は、当該特定情報を確認することができる。一方、従来のICカードにおいては、EPD11等の表示素子が具備されていないために、個人認証後の情報を確認することができなかった。従って、本発明は、従来のICカードと比較して、個人認証後の利便性がより高いものとなる。
従って、利便性と高いセキュリティ性とを兼ね備えた、マルチアプリケーションICカードKを実現することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るICカードについて図を参照して説明する。
本実施形態においては、先に記載した第1及び第2の実施形態と異なる部分についてのみ説明し、同一構成には同一符号を付して説明を簡略化している。
図9は、本実施形態に係るICカードKを示す平面図である。
更に、本実施形態のICカードKは、第2実施形態に記載したように複数のアプリケーションを利用可能としている。そして、選択スイッチ17のうち、
選択スイッチ17Aが選択された場合には、運転免許証の表示アプリケーションが起動するようになっている。また、選択スイッチ17Bが選択された場合には、クレジットカードのアプリケーションが起動するようになっている。また、選択スイッチ17Cが選択された場合には、バンクカードのアプリケーションが起動するようになっている。
従って、本実施形態は、先に記載した実施形態と比較して、ICカードKの利用者を認証した後に選択スイッチ17によって複数のアプリケーションのうちいずれかを選択して利用する点が相違している。
まず、利用者が指紋センサ10に指を押し当てると、第2演算処理部15のRAMに一時的に抽出指紋データが格納される(ステップS41)。そして、当該抽出指紋データと、予め記憶部16に登録されていた利用者の認証指紋データとが第2演算処理部15の演算部において比較される。そして、演算部における比較の結果、抽出指紋データと認証指紋データとが一致していると判定された場合(ステップS42)に、複数のアプリケーションのうちいずれかを選択することが可能となる。
そして、第2演算処理部15へ、例えば当月はいくらバンクカードを使用した等の使用状況等の情報が行き、第2演算処理部15の制御部はEPD11へそれら情報を表示させる(ステップS62)。それら指令は暗号化されたものであり、またEEPROM内情報も暗号化されていることが好ましい。バンクカード使用後は接続用IC端子12から使用状況が第1演算処理部14のRAMに格納され、さらにEEPROM4の使用情報を書き換える。つまりEEPROMの各領域は常に最新の使用情報を保持する。その後、利用者の判断に基づいて、画像消去スイッチ13がONとなり、EPD11が表示している画像が消去される(ステップS63)。
Claims (9)
- 静電容量型指紋センサ、表示素子、記憶部、及び演算処理部を具備し、
前記記憶部には、認証指紋データ、特定情報、及び当該特定情報を利用するためのアプリケーションが記憶されており、
前記演算処理部は、前記静電容量型指紋センサから抽出された抽出指紋データと、前記認証指紋データとを比較し、
前記抽出指紋データと、前記認証指紋データとが一致した場合のみに、前記演算処理部は前記アプリケーションを起動し、前記表示素子は前記特定情報を表示することを特徴とするICカード。 - 静電容量型指紋センサ、表示素子、記憶部、及び演算処理部を具備し、
前記記憶部には、認証指紋データ、複数の特定情報、及び当該複数の特定情報を各々利用するための複数のアプリケーションが記憶されており、
前記演算処理部は、前記静電容量型指紋センサから抽出された抽出指紋データと、前記複数の認証指紋データとを比較し、
前記抽出指紋データと、前記複数の認証指紋データとが一致した場合のみに、前記演算処理は、前記複数のアプリケーションのいずれかを起動可能とし、前記表示素子は前記複数のアプリケーションに対応した複数の特定情報のいずれかを表示可能とすることを特徴とするICカード。 - 前記記憶部には、複数の前記認証指紋データが記憶されており、
当該複数の認証指紋データの各々は、前記複数のアプリケーションの各々に対応しており、
前記静電容量型指紋センサから抽出された抽出指紋データと、前記複数の認証指紋データのいずれか一の認証指紋データとが一致した場合のみに、前記演算処理部は前記一の認証指紋データに対応したアプリケーションを起動し、前記表示素子は当該アプリケーションにおける特定情報を表示することを特徴とする請求項2に記載のICカード。 - 前記複数のアプリケーションのうちいずれかを選択する選択手段を更に備え、
前記抽出指紋データと、前記複数の認証指紋データとが一致した場合のみに、前記選択手段は、前記複数のアプリケーションのいずれかを選択し、前記表示素子は当該選択されたアプリケーションの特定情報を表示することを特徴とする請求項2に記載のICカード。 - 外部装置との通信を可能とする通信部を更に備え、
前記演算処理部において前記抽出指紋データと前記認証指紋データとが一致した場合のみに、
前記演算処理部は前記通信部を介して前記外部装置に前記特定情報を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のICカード。 - 外部装置との通信を可能とする通信部を更に備え、
前記演算処理部において前記抽出指紋データと前記認証指紋データとが一致した場合のみに、
前記演算処理部は前記通信部を介して前記外部装置が出力する更新情報を入力し、
前記記憶部は、前記更新情報を記憶することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のICカード。 - 前記表示素子は、前記更新情報を表示することを特徴とする請求項6に記載のICカード。
- 前記表示素子は、電気泳動表示デバイスであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のICカード。
- 前記電気泳動表示デバイスが表示した画像を消去する画像消去手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載のICカード。
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