JP2005299741A - 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法 - Google Patents

電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法 Download PDF

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Takeshi Suganuma
威 菅沼
Takao Harada
貴雄 原田
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Abstract

【課題】弁体が弁シートとの間に閉状態においてリフト量を残してロータの閉弁方向の最大回転位置を設定するためのストッパの設定位置を各部品の寸法精度に関係なく正確に決める。
【解決手段】ソレノイド部10により弁体7を開閉駆動するロータ8にロータ側ストッパ部8bを設け、適宜個所に軸支される中間ストッパ体6を配置し、且つ、弁シート3と一体の部材にストッパ棒2aを設ける。中間ストッパ体6は、ロータ側ストッパ部8bに係合可能な腕部6bと、ストッパ棒2aに係合可能な当接部6cとを具備する。ストッパ棒2aを、上記一体の部材に摺動・固定可能に配置する。ストッパ棒2aを摺動可能状態においてロータ8を回転させて、弁体7がシート孔3aに当接するまで回転させ、その後、ロータ8を所定角度逆転させて、ストッパ棒2aを一体の部材に固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は空気調和装置、冷凍装置の冷凍サイクル等に用いられる電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法に関する。
従来、この種の空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される電動弁は、従来から公知の電動弁としては下記の特許文献1に開示されている。
特開2002−147900号公報
この公知の電動弁について説明すると下記の通りである。図15は、前記公知の電動弁10の縦断面図を示しており、ステッピングモータの回転をねじ機構によって直線運動に変換し、ニードル弁体33を軸線方向に移動させてニードル弁体33の弁リフト方向に移動量に応じて冷媒流量を定量的に制御するような電動弁10において、ロータ40の基点位置を再現性よく高精度に設定して基点相、反転相を確定できる電動式制御弁として、弁シート板18にロータ40側に起立した基点設定用ストッパ片部23を一体形成し、ロータ40にはロータ40の回転に伴う軸線方向移動によって基点設定用ストッパ片部23と当接してロータ40の閉弁方向の最大回転位置である基点位置を設定する基点設定用ストッパ面部52を設けるようにした発明が記載されている。
しかしながら、前記図15に示す公知の電動弁は、ロータの閉弁方向の最大回転位置である基点位置を設定することはできるが、弁体と弁シートとの距離(リフト量)を各部品の寸法精度に関係なく正確に設定したいという要望に対しては、空気流量を測定しながら設定するなどの方法で行っており、工程が複雑化するという問題がある。
本発明は、かかる問題を解消するために発明されたもので、その課題とするところは、電動弁において、弁体が弁シートとの間に閉状態においてリフト量を残してロータの閉弁方向の最大回転位置を設定するための固定ストッパの設定位置を、各部品の寸法精度に関係なく正確に決めることができる電動弁、或いは、その設定方法を提供するものである。そして、この設定方法により固定ストッパの位置設定工程を簡素化するものである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、下記の手段を採用した。
請求項1記載の電動弁は、ソレノイド部10により弁体7を開閉駆動するロータ8にロータ側ストッパ部8bを設け、適宜個所に軸支される中間ストッパ体6を配置し、且つ、弁シート3と一体の部材に固定ストッパ片2aを設け、上記中間ストッパ体6は、ロータ側ストッパ部8bに係合可能な腕部6bと、固定ストッパ片2aに係合可能な当接部6cとを具備し、更に、上記固定ストッパ片2aを、上記一体の部材に摺動・固定可能に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の電動弁は、請求項1の手段において、上記固定ストッパ片2aを摺動可能状態においてロータ8を回転させて、弁体7がシート孔3aに当接するまで回転させ、その後、ロータ8を所定角度逆転させて、固定ストッパ片2aを上記一体の部材に固定することを特徴とする。
請求項3記載の電動弁は、請求項1又は2記載の手段において、上記一体の部材は弁シート3を支持する平板状のベースプレート1とし、該ベースプレート1には、その円周方向にストッパ摺動溝1cを形成し、該ストッパ摺動溝1cに沿って固定ストッパ片2aを摺動・固定可能に配置し、且つ、上記中間ストッパ体6は、上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支したことを特徴とする。
請求項4記載の電動弁は、請求項1又は2記載の手段において、上記弁シート3にリング状のストッパリング12cを軸着させ、該ストッパリング12cからストッパ腕12bを延設させ、該ストッパ腕12bの端部に上記固定ストッパ片12aを構成するストッパ棒1を立設し、且つ、ストッパ棒12aは、前記弁シート3又は弁シート3を支持するベースプレート1に対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体6は上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支したことを特徴とする。
請求項5記載の電動弁は、請求項3又は4記載の手段において、上記保持体5は、ネジ機構を介して弁体7を支持していることを特徴とする。
請求項6記載の電動弁は、請求項5記載の手段において、ネジ機構を構成する弁体7に形成された雄ネジ部7aは、ロータ8と一体成形されていることを特徴とする。
請求項7記載の電動弁は、請求項4乃至6記載のいずれかの手段において、上記弁シート3又は上記一体の部材にパイプ状の支持体4を設け、該支持体4に上記保持体5を設けたことを特徴とする。
請求項8記載の電動弁は、請求項7記載の手段において、上記支持体4は、1以上の流体移動孔4aを具備することを特徴とする。
請求項9記載の電動弁は、請求項3記載の手段において、上記一体の部材を構成するキャン9の内面に板状のストッパ板22bを装着し、該ストッパ板22bの下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒22aを立設し、該ストッパ棒22aは、上記ベースプレート1に対してキャン9を介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体26は、弁体7に軸支されていることを特徴とする。
請求項10記載の電動弁は、請求項9記載の手段において、上記中間ストッパ体26は、樹脂材で構成されていることを特徴とする。
請求項11記載の電動弁は、請求項1又は請求項2記載の手段において、上記一体の部材を構成するキャン9の内面に板状のストッパ板32bを装着し、該ストッパ板32bの下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒32aを立設し、該ストッパ棒32aは、上記ベースプレート1に対してキャン9を介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体36は、弁体の弁棒段部37bに載置された状態で軸支されていることを特徴とする。
請求項12記載の電動弁は、請求項11記載の手段において、上記中間ストッパ体36は、プレス品で構成されていることを特徴とする。
請求項13記載の電動弁は、請求項9乃至請求項12記載のいずれかの手段において、上記ストッパ板22b,32b及びストッパ棒22a,32aはロータ8の上部に設けられていることを特徴とする。
請求項14記載の電動弁は、請求項1又は請求項2記載の手段において、上記一体の部材を構成するキャン9のスカート部の内面にストッパ板42bを装着し、該ストッパ板42bの下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒42aを立設し、該ストッパ棒42aは、上記ベースプレート1に対してキャン9を介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体16は、保持体5に軸支されていることを特徴とする。
請求項15記載の電動弁は、請求項3−7記載のいずれかの手段において、上記弁シート3を支持するベースプレート1の下面にソレノイド位置設定枠51を装着し、該ソレノイド位置設定枠51に形成した複数の係合部51aにより、ソレノイド部のベースプレート1に対する固定位置が選定可能であることを特徴とする。
請求項16記載の電動弁は、請求項3−7記載のいずれかの手段において、上記弁シート3を支持するベースプレート1の下面にソレノイド設定枠61を設け、該ソレノイド設定枠61に係合部61a設け、上記ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠60aにより、前記係合部61aを挟持させたことを特徴とする。
請求項17記載の電動弁は、請求項1−16記載のいずれかの手段において、中間ストッパ体6の数を2以上とすることを特徴とする。
請求項18記載の電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法は、弁シート側に設ける固定ストッパ片により弁シートに対する弁体の最少開位置を設定する方法であって、固定ストッパ片は弁シート側に移動可能に配置し、弁体の開閉量と比例して移動するロータ側ストッパ部により、固定ストッパ片を移動させながら弁体を一旦全閉位置とした後、固定ストッパ片をロータ側ストッパ部と共に所定量逆移動させ、その位置で固定ストッパ片を弁シート側に固定することを特徴とする。
なお、上記手段の記載において、図面の記載との関係を理解し易いように、図面符号を付したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、上記構成により下記の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、弁体が弁シートとの距離(リフト量)を決めることによりロータの閉弁方向の最大回転位置を設定でき、且つ、ストッパの設定位置を各部品の寸法精度に関係なく正確に決めることができる。
請求項2又は請求項18記載の発明の特徴によれば、固定ストッパ片を摺動可能状態においてロータを回転させて、弁体がシート孔に当接するまで回転させ、その後、ロータを所定角度逆転させて、固定ストッパ片を固定することで、固定ストッパ片の位置設定がきわめて簡単な操作で可能となる。また、これにより、ストッパ位置設定工程の簡素化を図ることができる。
請求項3記載の発明の特徴によれば、平板状のベースプレートの円周方向にストッパ摺動溝を形成し、固定ストッパ片を摺動・固定可能に配置し、中間ストッパ体は弁体の保持体に軸支させたことで、その構成及び位置設定手段を簡略化した。
請求項4記載の発明の特徴によれば、ストッパリングからストッパ腕を延設させ、該ストッパ腕の端部にストッパ棒を立設し、ストッパ棒は弁シート又は弁シートを支持するベースプレートに対して遊転・固定可能にし、更に、中間ストッパ体は弁体の保持体に軸支したことで、その構成及び位置設定を簡略化した。
請求項5記載の発明の特徴によれば、保持体は、ネジ機構を介して弁体を支持していることで、リフト量の設定が一層正確になる。
請求項6記載の発明の特徴によれば、ネジ機構を構成する弁体に形成された雄ネジ部はロータと一体成形されていることで、ネジ機構の構成が一層簡略化する。
請求項7記載の発明の特徴によれば、弁シート又は一体の部材にパイプ状の支持体を設け、該支持体に上記保持体を設けたことで、弁シート又は一体の部材への保持体の装着手段が簡略化する。
請求項8記載の発明の特徴によれば、支持体には1以上の流体移動孔を形成したことで、冷媒の流動が円滑となる。
請求項9記載の発明の特徴によれば、キャンの内面に板状のストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、且つ、中間ストッパ体は弁体に軸支させることで、中間ストッパ体の構成が簡略化する。
請求項10記載の発明の特徴によれば、上記中間ストッパ体は、樹脂材で構成されていることで、中間ストッパ体の加工が容易となり、製造コストを抑制することができる。
請求項11記載の発明の特徴によれば、上記一体の部材を構成するキャンの内面に板状のストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、該ストッパ棒は、上記ベースプレートに対してキャンを介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体は、弁体の弁棒段部に載置された状態で軸支されていることで、ストッパ棒及び中間ストッパ体の構成及び位置設定が簡略化する。
請求項12記載の発明の特徴によれば、上記中間ストッパ体は、プレス品で構成されていることで、その製造が簡略化する。
請求項13記載の発明の特徴によれば、上記ストッパ板及びストッパ棒はロータの上部に設けられていることで、ロータの上部空間を有効に活用できる。
請求項14記載の発明の特徴によれば、上記一体の部材を構成するキャンのスカート部の内面にストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、該ストッパ棒は、上記ベースプレートに対してキャンを介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体は、保持体に軸支されていることで、固定ストッパ片及び中間ストッパ体の取付手段が簡略化する。
請求項15記載の発明の特徴によれば、ベースプレートの下面にソレノイド位置設定枠を装着し、複数の係合部により、ソレノイド部のベースプレートに対する固定位置が選定可能であることで、ベースプレートに対するソレノイド部の姿勢を簡単に種々選択・変更できる。
請求項16記載の発明の特徴によれば、ソレノイド設定枠の係合部に、ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠により、係合部を挟持させたことで、簡単にソレノイド部の位置を設定できる。
請求項17記載の発明の特徴によれば、中間ストッパ体の数を2以上とすることで、分解能がより細かくなることより、一層正確にリフト量を設定できる。
以下、図面により本発明に係る膨張弁の実施形態について説明する。図1は、本発明の電動弁の縦断面図である。
以下、本発明の実施例1について図面を用いて説明する。図1は実施例1の電動弁の縦断面図、図2は同電動弁のソレノイド部の下面図、図3Aは同電動弁の作用(第1状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び要部拡大図(c)、図3Bは同電動弁の作用(第2状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び要部拡大図(c)、図3Cは電動弁の作用(第3状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)である。
実施例1の電動弁は、リフト量(微少隙間)Lの正確な設定を可能とするために、弁体を二回転させて、その閉位置(微少開位置)を設定できるものであり、更に詳しくは、該電動弁において、回転するロータを停止させる固定ストッパ片の位置を正確且つ容易に設定する手段に関するものである。
該電動弁は、平面視が円盤状のベースプレート1の軸芯部に形成された開口1aには弁シート3が嵌合固定され、また、同開口1aの近傍には、円形のパイプ孔1bが穿設されると共に、その上面周部にはストッパ摺動溝1cが所定の幅及び深さで円形に形成されている。
弁シート3にはシート孔3aが形成されると共に流体出入管1dが嵌合・連結され、また、パイプ孔1bにも流体出入管1eが嵌合・連結される。
ベースプレート1の外周部の上面には、下面がスカート状に形成されたキャン9が溶着されており、また、下面にはソレノイド位置設定枠11が弁シート3及び流体出入管1eを貫通させて一体に装着されている。また、キャン9内にはロータ室9aが形成される。
更に、上記ストッパ摺動溝1c内には、棒状の固定ストッパ片2aが摺動・固定自在に配置されている。なお、固定ストッパ片2aは、電動弁が使用状態においては、ストッパ摺動溝1cに固定される。本発明は、特にこの固定位置の設定手段に特徴を有するものである。
上記弁シート3の上部には、円筒状で上部に径大面を有する支持体4が載置・固定され、該支持体4の上部には肉厚で円筒形状の弁棒保持体5が一体に配置される。上記支持体4の下部外周には、支持体4の内外を連通させる複数の流体移動孔4aが穿設される。
また、弁棒保持体5の下部径大部の所定位置には、所定幅で所定厚みの中間ストッパ体6がその上方リング部6aにおいて遊転可能に嵌合され、且つ、その所定幅の腕部6bの中間部が折り曲げられてロータ側ストッパ部8b(後述)の当接部6cとして形成され、更に、斜め下方に折り曲げられて上記固定ストッパ片2aに当接可能な当接部6cが形成されている。
また、弁棒保持体5の上下に形成された軸芯開口部の内周面には雌ねじ部5aが形成され、軸芯開口部内には、棒状の弁体7が回転可能に嵌装され、弁体7の外周部に形成された雄ねじ部7aが、上記雌ねじ部5aと螺合している。
また、弁体7上部は弁棒支持部8aを介してロータ8が一体に設けられている。そして、該ロータ8はロータ室9a内で弁体7を回転軸として回転自在に配置され、この回転により、上下して、弁体7の下端部の錐形の弁部7bがシート孔3aの上部に離接して、弁部7bを開閉するように配置されている。
本実施例では、弁体7の閉時において、シート孔3aが冷媒の最少流量を確保するために、弁部7bが最下位置(シート孔3aに最接近位置)において、「僅かに開(以下、「リフト量L」という。)」となるように弁体7の回転停止位置、したがって、固定ストッパの位置が正確に設定されている。
また、キャン9の外部にはソレノイド部10が配置されていると共に、ソレノイド部10下部の溶着部10cにはソレノイド固定杆10aが設けられ、該ソレノイド固定杆10aの下端突部10bがソレノイド位置設定枠11の係合孔11aに係合されている。
上記構成により、ソレノイド部10への電流のパルス量に応じて、ロータ8と共に弁体7は上下し、弁部7bを開閉する。そのために、ロータ8が正確な位置に停止し、弁部7bが最下位置になってもリフト量Lが保持され、最低流量が確保される。
リフト量Lの設定は、弁体7の最下位置の設定に依拠し、それは弁体7の回転角の設定に依拠し、そして、回転角の設定は固定ストッパ片2aの位置に依拠する。本実施例1では、その固定ストッパ片2aの位置の正確な設定のために、図3A−図3Cに示すように、先ず、ストッパ摺動溝1c内において、固定ストッパ片2aを遊動状態(スライド可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部8bにより中間ストッパ体6を押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる(図3Aの状態)。
次に、ロータ8を所定角度だけ逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体6及び固定ストッパ片2aも一体的に逆方向に移動させる(図3Bの状態)。上記所定角は、リフト量Lに対応している。
次に、この位置において、固定ストッパ片2aをストッパ摺動溝1cに固定する。上記設定によって、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、固定ストッパ片2aによってロータ8が設定位置に停止され、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例1は、上記のように構成されていることから、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lと固定ストッパ片2aの位置のばらつきをなくすことができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。図4は実施例2の電動弁の縦断面図、図5は同電動弁の要部平面図である。なお、実施例2において、実施例1と同一構成部分については、図4,5に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例2における固定ストッパ片12aは、弁シート3に、特に図5に示すようなリング状(一部切欠き部あり)のストッパリング12cを軸着させ、該ストッパリング12cからストッパ腕12bを一方向に延設させ、該ストッパ腕12bの端部に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒12aを立設し、且つ、ストッパ棒12aは、前記弁シート3又は弁シート3を支持するベースプレート1に対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体6は上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支されている。
また、中間ストッパ体16は、図4に示すように、弁棒保持体5の外周に遊嵌されている上方リング部16aと、上方リング部16aの所定個所に形成される所定幅で水平状の腕部16bと、腕部16bから斜めに垂下状に形成される当接部16cとからなる。そして、腕部16bは、ロータ8に形成されているロータ側ストッパ部8bの回転軌跡内に配置されることになる。また、当接部16cはストッパ棒12aに当接可能に形成される。
リフト量Lの設定は、実施例1と同様に、先ず、ストッパ摺動溝1c内において、固定ストッパ片12aをベースプレート1上で遊転状態(スライド可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部8bにより中間ストッパ体16を押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる。次に、ロータ8を所定角度だけ逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体16及び固定ストッパ片12aも一体的に逆方向に移動させる。上記所定角は、リフト量Lに対応している。
次に、この位置において、ストッパ棒12aのストッパリング12cを弁シート3に固定する。この固定に伴なうストッパ棒12aの位置設定によって、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例2は、上記のように構成されていることから、実施例1と同様に、各部品の寸法精度に関係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lとストッパ棒12aの位置のばらつきを低滅させることができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。
図6は実施例3の電動弁の縦断面図、図7は同電動弁の要部(中間ストッパ体26)平面図である。なお、実施例3において、実施例1と同一構成部分については、図6,7に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例3は、図6に示すように、キャン9の頂部に固定された平板状のストッパ板22bの下面に、固定ストッパ片を構成するストッパ棒22aが配置されている。本発明は、キャン9のベースプレート1への溶接時にストッパ棒22aの位置を決めることにより、ストッパ棒22aの固定位置の設定を行うことに特徴を有するものである。
また、図6に示すように、弁棒7の上部の所定位置には、所定の上下幅の中間ストッパ体26が嵌合されている。中間ストッパ体26は、特に図7に示すように、円筒柱状のリング部26aと、該リング部26aの外部に突出する当り部26bと、リング部26aの内面上部に突出する当接部26cと、からなる。なお、ロータ8の内周面に配置のロータ側ストッパ部28bは、その上部で弁棒7の上端部近傍に設けられている。
当り部26bは、ロータ8に形成されているロータ側ストッパ部28bの回転軌跡内に配置されることになる。また、当接部26cはその回転軌跡においてストッパ棒22aが配置されている。なお、中間ストッパ体26は、加工性が良い構成樹脂等を素材とすることが望ましい。
リフト量Lの設定は、先ず、ストッパ棒22aがストッパ板22bを介して固定されたキャン9をベースプレート1に被せた状態において、キャン9を遊動状態(スライド可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部28bにより中間ストッパ体26及びストッパ棒22aを押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる。次に、ロータ8を所定角度逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体26及びストッパ棒22aも一体的に逆方向に移動させる。上記所定角はリフト量Lに対応している。
次に、この位置において、キャン9を溶接してベースプレート1に固定する。上記設定によって、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、リフト量Lを残して微少開が維持される。実施例3は、上記のように構成されていることから、実施例1,2と同様に、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lとストッパ棒22aの位置のばらつきを低滅させることができる。
次に、本発明の実施例4について説明する。図8は実施例4の電動弁の縦断面図、図9は同電動弁の要部平面図である。なお、実施例4において、実施例1と同一構成部分については、図8,9に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例4は、実施例3と同様、図8に示すように、キャン9の頂部に固定された平板状のストッパ板32bの下面に、固定ストッパ片を構成するストッパ棒32aが配置されている。本実施例4は、キャン9のベースプレート1への溶接時にストッパ棒32aの位置を決めることにより、ストッパ棒32aの固定位置の設定を行うことを特徴とするものである。
また、図8に示すように、弁棒7の上部の所定位置には、弁棒小径部37aが設けられ、それに伴って弁棒段部37bが形成されている。また、ロータ8の内周面に配置のロータ側ストッパ部38bは、その上部で弁棒7の上端部近傍に設けられている。上記弁棒小径部37aには、図9に示すような、板状の中間ストッパ体36のリング部36aが遊転可能に嵌合され、リング部36aの外周部には当り部36bが設けられている。
中間ストッパ体36は、特に図9に示すように、円板状のリング部36aと、該リング部36aの外部に突出する当り部36bとからなる。また、当り部36bはその回転軌跡においてストッパ棒32aが配置されている。当り部36bは、ロータ8に形成されているロータ側ストッパ部38bの回転軌跡内に配置されることになる。なお、実施例4においては、中間ストッパ体36はその強度・加工性等の観点からプレス加工品を用いることが好ましい。
リフト量Lの設定は、先ず、ストッパ棒32aがストッパ板32bを介して固定されたキャン9を、ベースプレート1に被せた状態において遊動状態(回転可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部38bにより中間ストッパ体36及びストッパ棒32aを押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる。次に、ロータ8を所定角度逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体36及びストッパ棒32aも一体的に逆方向に移動させる。上記所定角はリフト量Lに対応している。
次に、この位置において、キャン9をベースプレート1に溶接して固定する。上記固定によりストッパ棒32aの位置が設定され、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例4は、上記のように構成されていることから、実施例1,2と同様に、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確にできる。そして、リフト量Lとストッパ棒32aの位置のばらつきを低滅させることができる。
次に、本発明の実施例5について説明する。図10は実施例5の電動弁の縦断面図である。なお、実施例5において、実施例1と同一構成部分については、図10に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例5の特徴は、図10に示すように、キャン9のスカート部9aの傾斜した内面に固定された平板状のストッパ板42bの下面に、固定ストッパ片を構成するストッパ棒42aが配置されている点にある。本発明は、キャン9のベースプレート1への溶接時にストッパ棒42aの位置を決めることにより、ストッパ棒42aの固定位置の設定を行うことに特徴を有するものである。なお、中間ストッパ体16は、基本的には実施例1と同様であり、ストッパ棒42aは、中間ストッパ体16の当接部16cの回転軌跡内に配置されている。
リフト量Lの設定は、先ず、ストッパ棒42aがストッパ板42bを介して固定されたキャン9をベースプレート1に被せた状態において遊動状態(回転可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部28bにより中間ストッパ体46及びストッパ棒42aを押圧してロータ8と共にキャン9を円周方向に回転させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる。次に、ロータ8を所定角度逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体16、ストッパ棒42a及びキャン9も一体的に逆方向に移動させる。上記所定角はリフト量Lに対応している。
次に、この位置において、キャン9を溶接してベースプレート1に固定する。上記固定によりストッパ棒42aの位置か設定され、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例5は、上記のように構成されていることから、実施例1,2と同様に、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lとストッパ棒42aの位置のばらつきを低滅させることができる。
実施例5は、上記のように構成されていることから、実施例1~3と同様に、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lとストッパ棒(固定ストッパ片)42aの位置のばらつきを低滅させることができる。
次に、本発明の実施例6について説明する。図11はその電動弁の縦断面図、図12はその要部(ソレノイド位置設定枠51)の底面図である。なお、実施例6において、実施例1と同一構成部分については、図10に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。実施例6の特徴は、ソレノイド部10に設けられたソレノイド固定杆50aの位置を特定するソレノイド位置設定枠51にある。
即ち、円盤状のベースプレート1の下面に接合状態で設けられたソレノイド位置設定枠51は、円形の薄板状で、その外周部の8ヶ所において下方に折り曲げ状態で所定幅の係合部51aが設けられている。また、その係合部51aには、係合孔が形成されている。そして、この係合孔に、ソレノイド固定杆50aの下端突部50bが係合してソレノイド部10の位置が特定される(マワリドメ機能)。また、実施例6においては、係合部51aが8個所設けられていることから、ベースプレート1に対して、ソレノイド部10を種々の角度で装着できるという効果がある。
次に、本発明の実施例7について説明する。図13はその電動弁の縦断面図、図14はその電動弁の要部(ソレノイド位置設定枠61)底面図である。なお、実施例7において、実施例1と同一構成部分については、図10に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例7の特徴は、図13に示すように、ソレノイド部10に設けられたソレノイド固定杆60aの位置を特定するソレノイド位置設定枠61にある。実施例7のソレノイド固定杆60aは平行な2枚の弾性薄板から構成され、このソレノイド固定杆60aにより、後述の係合部61aを両側から挟むことになる。また、円盤状のベースプレート1の下面に接合状態で設けられたソレノイド位置設定枠61は、図14に示すように、薄板からなる略方形状部分と、その1ヶ所の突出部分の両側が下方に円形に折り曲げられた所定幅の係合部61aが設けられている。この係合部61aに対するソレノイド固定杆60aの係合により、ソレノイド部10は取付角度においてベースプレート1に支持されている(マワリドメ機能)ことになる。
なお、上記各実施例において、中間ストッパ体の数を1としたが、2以上とすることで、より正確にリフト量が設定できる。
本発明に係る実施例1の電動弁の縦断面図。 同実施例1の電動弁のソレノイド部の下面図。 同実施例1の電動弁の作用(第1状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。 同実施例1の電動弁の作用(第2状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。 同実施例1の電動弁の作用(第3状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。
本発明に係る実施例2の電動弁の縦断面図。 同実施例2の電動弁の要部平面図。 本発明に係る実施例3の電動弁の縦断面図。 同実施例3の電動弁の要部平面図。
本発明に係る実施例4の電動弁の縦断面図。 同実施例4の電動弁の要部平面図。 本発明に係る実施例5の電動弁の縦断面図。 本発明に係る実施例6の電動弁の縦断面図。
同実施例6の電動弁の要部底面図。 本発明に係る実施例7の電動弁の縦断面図。 同実施例7の電動弁の要部底面図。
従来技術に係る電動弁の縦断面図。
符号の説明
1・・円盤状のベースプレート(一体の部材) 1a・・開口
1b・・パイプ孔 1c・・ストッパ摺動溝 1d・・流体出入管
1e・・流体出入管 2a・・ストッパ棒(固定ストッパ片)
3・・弁シート(実施例2の「一体の部材」) 3a・・シート孔
4・・支持体 4a・・流体移動孔 5・・弁棒保持体 5a・・雌ねじ部
6・・中間ストッパ体 6a・・上方リング部 6b・・腕部 6c・・当接部
7・・弁体 7a・・雄ねじ部 7b・・弁部
8・・ロータ 8a・・弁棒支持部 8b・・ロータ側ストッパ部
9・・キャン(実施例3−5の「一体の部材」) 9a・・ロータ室
10・・ソレノイド部 10・・ソレノイド固定杆 10b・・下端突部
10c・・溶着部 11・・ソレノイド位置設定枠 11a・・係合孔
12a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 12b・・ストッパ腕
12c・・ストッパリング
16・・中間ストッパ体 16a・・上方リング部 16b・・腕部
16c・・当接部
22a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 22b・・ストッパ板
26・・中間ストッパ体 26a・・リング部 26b・・当り部
26c・・当接部 28b・・ロータ側ストッパ部
32a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 32b・・ストッパ板
36・・中間ストッパ体 36a・・リング部 36b・・当り部
36c・・当接部 37a・・弁棒小径部 37b・・弁棒段部
38b・・ロータ側ストッパ部
42a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 42b・・ストッパ板
50a・・ソレノイド固定杆 50b・・下端突部
51・・ソレノイド位置設定枠 51a・・係合部
60a・・ソレノイド固定杆 60b・・下端突部
61・・ソレノイド位置設定枠 61a・・係合部

Claims (18)

  1. ソレノイド部により弁体を開閉駆動するロータにロータ側ストッパ部を設け、適宜個所に軸支される中間ストッパ体を配置し、且つ、弁シートと一体の部材に固定ストッパ片を設け、
    上記中間ストッパ体は、ロータ側ストッパ部に係合可能な腕部と、固定ストッパ片に係合可能な当接部とを具備し、更に、上記固定ストッパ片を、上記一体の部材に摺動・固定可能に配置したことを特徴とする電動弁。
  2. 上記固定ストッパ片を摺動可能状態においてロータを回転させて、弁体がシート孔に当接するまで回転させ、その後、ロータを所定角度逆転させて、固定ストッパ片を上記一体の部材に固定することを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 上記一体の部材は弁シートを支持する平板状のベースプレートとし、該ベースプレートには、その円周方向にストッパ摺動溝を形成し、該ストッパ摺動溝に沿って固定ストッパ片を摺動・固定可能に配置し、且つ、上記中間ストッパ体は、上記一体の部材に固定された弁体の保持体に軸支したことを特徴とする請求項1又は2記載の電動弁。
  4. 上記弁シートにリング状のストッパリングを軸着させ、該ストッパリングからストッパ腕を延設させ、該ストッパ腕の端部に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、且つ、ストッパ棒は、前記弁シート又は弁シートを支持するベースプレートに対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体は上記一体の部材に固定された弁体の保持体に軸支したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動弁。
  5. 上記保持体は、ネジ機構を介して弁体を支持していることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電動弁。
  6. ネジ機構を構成する弁体に形成された雄ネジ部は、ロータと一体成形されていることを特徴とする請求項5記載の電動弁。
  7. 上記弁シート又は上記一体の部材にパイプ状の支持体を設け、該支持体に上記保持体を設けたことを特徴とする請求項4乃至6記載のいずれかの電動弁。
  8. 支持体は、1以上の流体移動孔を具備することを特徴とする請求項7記載の電動弁。
  9. 上記一体の部材を構成するキャンの内面に板状のストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、該ストッパ棒は、上記ベースプレートに対してキャンを介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体は、弁体に軸支されていることを特徴とする請求項3記載の電動弁。
  10. 上記中間ストッパ体は、樹脂材で構成されていることを特徴とする請求項9記載の電動弁。
  11. 上記一体の部材を構成するキャンの内面に板状のストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、該ストッパ棒は、上記ベースプレートに対してキャンを介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体は、弁体の弁棒段部に載置された状態で軸支されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動弁。
  12. 上記中間ストッパ体は、プレス品で構成されていることを特徴とする請求項11記載の電動弁。
  13. 上記ストッパ板及び固定ストッパ片はロータの上部に設けられていることを特徴とする請求項9乃至12記載のいずれかの電動弁。
  14. 上記一体の部材を構成するキャンのスカート部の内面にストッパ板を装着し、該ストッパ板の下面に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、該ストッパ棒は、上記ベースプレートに対してキャンを介して遊動・固定可能であり、且つ、上記中間ストッパ体は、保持体に軸支されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動弁。
  15. 上記ベースプレートの下面にソレノイド位置設定枠を装着し、該ソレノイド位置設定枠に形成した複数の係合部により、ソレノイド部のベースプレートに対する固定位置が選定可能であることを特徴とする請求項3−7記載のいずれかの電動弁。
  16. 上記ベースプレートの下面にソレノイド設定枠を設け、該ソレノイド設定枠に係合部を設け、上記ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠により、前記係合部を挟持させたことを特徴とする請求項3−7記載のいずれかの電動弁。
  17. 中間ストッパ体6の数を2以上とすることを特徴とする請求項1−16記載のいずれかの電動弁。
  18. 弁シート側に設ける固定ストッパ片により弁シートに対する弁体の最少開位置を設定する方法であって、固定ストッパ片は弁シート側に移動可能に配置し、弁体の開閉量と比例して移動するロータ側ストッパ部により、固定ストッパ片を移動させながら弁体を一旦全閉位置とした後、固定ストッパ片をロータ側ストッパ部と共に所定量逆移動させ、その位置で固定ストッパ片を弁シート側に固定することを特徴とする電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法。
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