JP2005299324A - 屋根瓦の防水構造 - Google Patents

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大成 山本
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信夫 伊藤
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Abstract

【課題】 屋根瓦の防水性を高めながら、成形性及び運搬性を向上させる。
【解決手段】 屋根瓦12の表側縁部に形成された水返し17に沿って窪み部19を形成して、水返し17周辺の屋根瓦12の表面を低くする。これにより、水返し17周辺の屋根瓦12の表面(つまり窪み部19の底面)に対して水返し17の先端部を高くすることができ、防水性を向上させることができる。また、屋根瓦12の裏面から水返し17先端部までの高さ寸法を高くする場合に比べて、水返し17を成形するキャビティの深さ寸法を浅くすることができるため、屋根瓦12(水返し17)の成形性を向上させることができると共に、出荷時に屋根瓦12を1列に重ね合わせたときの寸法を小さくすることができて、1枚の運搬用パレットに載せることができる屋根瓦12の枚数を多くすることができ、屋根瓦12の運搬コストを低減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋根瓦の表側縁部に水返しを形成した屋根瓦の防水構造に関するものである。
従来の一般的な屋根瓦の防水構造は、屋根瓦を施工したときに屋根瓦の重なり合う部分で下側になる屋根瓦の表側縁部に水返しを形成することで、屋根瓦の重なり合う部分の隙間に雨水が浸入しても、その雨水を水返しで塞き止めて雨水が屋根瓦の裏側(屋根の下地側)に浸入することを防止するようにしている。
しかし、台風等で雨や風が強いときには、屋根瓦の重なり合う部分の隙間に吹き込む雨水が水返しを越えて屋根瓦の裏側(屋根の下地側)まで浸入してしまうことがあり、十分な防水性を得ることができないという問題があった。
そこで、例えば、特許文献1(特開2000−54566号公報)に記載されているように、屋根瓦の裏面から水返しの先端部までの高さ寸法を高くすることで、水返しを高くして、防水性を高めるようにしたものがある。
特開2000−54566号公報(第2頁、第2図等)
しかし、上記特許文献1の防水構造では、屋根瓦の裏面から水返しの先端部までの高さ寸法を高くするため、次のような問題が発生する。
屋根瓦の裏面から水返しの先端部までの高さ寸法を高くすると、その分、屋根瓦を成形する成形型のうちの水返しを成形するキャビティの深さ寸法が深くなる。このため、屋根瓦を成形する際に、成形材料(粘土等)が水返しを成形するキャビティの先端部に到達しにくくなって、水返しを成形しにくくなる。
また、一般に、工場等から屋根瓦を出荷する際には、屋根瓦を1列に重ね合わせて結束した状態でパレットに載せて運搬するようにしている。しかし、屋根瓦の裏面から水返しの先端部までの高さ寸法を高くすると、屋根瓦を1列に重ね合わせたときの寸法が大きくなるため、1枚の運搬用パレットに載せることができる屋根瓦の枚数が少なくなってしまい、屋根瓦の運搬コストが高くなってしまう。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、水返しを高くして防水性を高めながら、成形性向上及び運搬コスト低減の要求を満たすことができる屋根瓦の防水構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の屋根瓦の防水構造は、屋根瓦の表側縁部に水返しを形成したものにおいて、水返しに沿って屋根瓦の他の表面よりも窪んだ窪み部を形成したものである。この構造では、水返しに沿って窪み部を形成することで、水返し周辺の屋根瓦の表面を低くすることができるため、屋根瓦の裏面から水返し先端部までの高さ寸法を高くしなくても、水返し周辺の屋根瓦の表面(つまり窪み部の底面)に対して水返しの先端部を高くすることができ、防水性を向上させることができる。
しかも、屋根瓦の裏面から水返し先端部までの高さ寸法を高くする場合に比べて、水返しを成形するキャビティの深さ寸法を浅くすることができるため、屋根瓦(水返し)の成形性を向上させることができる。また、屋根瓦の裏面から水返し先端部までの高さ寸法を高くせずに済むため、出荷時に屋根瓦を1列に重ね合わせたときの寸法を小さくすることができて、1枚の運搬用パレットに載せることができる屋根瓦の枚数を多くすることができ、屋根瓦の運搬コストを低減することができる。
この場合、請求項2のように、窪み部は、屋根瓦を施工したときに該窪み部の底面が該屋根瓦の中央方向に向かって下り傾斜となるように形成すると良い。このようにすれば、水返しで塞き止められた雨水が窪み部に流れ込んでも、その雨水を屋根瓦の中央方向に流すことができ、窪み部に雨水が溜まることを防止することができる。
また、請求項3のように、窪み部は、屋根瓦の右縁部又は左縁部に形成された水返しに沿って形成するようにすると良い。このようにすれば、屋根瓦を施工したときに屋根瓦の横方向で重なり合う部分の隙間に配置される水返しを高くすることができるため、屋根瓦の横方向で重なり合う部分の隙間の防水性を向上させることができる。
また、請求項4のように、窪み部は、屋根瓦の上縁部に形成された水返しに沿って形成するようにしても良い。このようにすれば、屋根瓦を施工したときに屋根瓦の縦方向で重なり合う部分の隙間に配置される水返しを高くすることができるため、屋根瓦の縦方向で重なり合う部分の隙間の防水性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、屋根の桁行方向(屋根の傾斜方向と直角方向)に延びる瓦桟11が釘、ビス等により所定の間隔で固定され、この瓦桟11の上に、例えばJ形の屋根瓦12が、屋根の下部から上部に向かって順に取り付けられていると共に、屋根の左部から右部に向かって順に取り付けられている。
各屋根瓦12は、屋根瓦12の下側部がその下方に配置された屋根瓦12の上側部に重なり合うように配置されると共に、屋根瓦12の左側部がその左方に配置された屋根瓦12の右側部に重なり合うように配置され、その状態で屋根瓦12の上部に形成された固定用孔13に、通常は、釘、ビス等の止め金具14を挿通して打ち込むことで固定されている。尚、釘、ビス等の止め金具14で固定されていない場合もある。
また、各屋根瓦12の右下側角部と左上側角部には、それぞれ切り欠き部15,16が形成され、各屋根瓦12の右下側角部の切り欠き部15が、その斜め下方に配置された屋根瓦12の左上側角部の切り欠き部16に係合支持されている。
次に、図1乃至図3を用いて、屋根瓦12の防水構造について説明する。
図1に示すように、各屋根瓦12の表側右縁部には、水返し17が上方に突出するように形成され、各屋根瓦12の表側上縁部には、水返し18が上方に突出するように形成されている。
図2に示すように、屋根瓦12を施工した際に、屋根瓦12の横方向で重なり合う部分では、下側になる屋根瓦12の表側右縁部に形成された水返し17が、上側になる屋根瓦12の左側部で覆われるようになっている。更に、屋根瓦12の表側右縁部に形成された水返し17に沿って窪み部19が屋根瓦12の他の表面よりも窪むように形成されている。これにより、水返し17周辺の屋根瓦12の表面を低くして、水返し17周辺の屋根瓦12の表面(つまり窪み部19の底面)に対して水返し17の先端部を高くするようにしている。また、この窪み部19は、屋根瓦12を施工したときに窪み部19の底面が屋根瓦12の中央方向に向かって下り傾斜となるように形成されている。
一方、図3に示すように、屋根瓦12を施工した際に、屋根瓦12の縦方向で重なり合う部分では、下側になる屋根瓦12の表側上縁部に形成された水返し18が、上側になる屋根瓦12の下側部で覆われるようになっている。更に、屋根瓦12の表側上縁部に形成された水返し18に沿って窪み部20が屋根瓦12の他の表面よりも窪むように形成されている。これにより、水返し18周辺の屋根瓦12の表面を低くして、水返し18周辺の屋根瓦12の表面(つまり窪み部20の底面)に対して水返し18の先端部を高くするようにしている。また、この窪み部20は、屋根瓦12を施工したときに窪み部20の底面が屋根瓦12の中央方向に向かって下り傾斜となるように形成されている。
以上説明した本実施例では、水返し17,18に沿って窪み部19,20を形成したので、水返し17,18周辺の屋根瓦12の表面を低くすることができて、水返し17,18周辺の屋根瓦12の表面(つまり窪み部19,20の底面)に対して水返し17,18の先端部を高くすることができ、防水性を向上させることができる。
しかも、屋根瓦の裏面から水返し先端部までの高さ寸法を高くする場合に比べて、水返し17,18を成形するキャビティの深さ寸法を浅くすることができるため、屋根瓦12(水返し17,18)の成形性を向上させることができる。また、屋根瓦の裏面から水返し先端部までの高さ寸法を高くせずに済むため、出荷時に屋根瓦12を1列に重ね合わせたときの寸法を小さくすることができて、1枚の運搬用パレットに載せることができる屋根瓦12の枚数を多くすることができ、屋根瓦12の運搬コストを低減することができる。
また、本実施例では、屋根瓦12を施工したときに窪み部19,20の底面が屋根瓦12の中央方向に向かって下り傾斜となるようにしたので、水返し17,18で塞き止められた雨水が窪み部19,20に流れ込んでも、その雨水を屋根瓦12の中央方向に流すことができ、窪み部19,20に雨水が溜まることを防止することができる。
しかしながら、屋根瓦12を施工したときに窪み部19,20の底面が屋根瓦12の中央方向に向かって下り傾斜にならない構成としても良い。
更に、本実施例では、屋根瓦12の右縁部にの水返し17に沿って窪み部19を形成すると共に、屋根瓦12の上縁部の水返し18に沿って窪み部20を形成するようにしたので、屋根瓦12を施工したときに屋根瓦12の横方向で重なり合う部分の隙間に配置される水返し17と屋根瓦12の縦方向で重なり合う部分の隙間に配置される水返し18の両方を高くすることができ、屋根瓦12の横方向で重なり合う部分の隙間と屋根瓦12の縦方向で重なり合う部分の隙間の両方の防水性を向上させることができる。
しかしながら、屋根瓦12の右縁部の水返し17と上縁部の水返し18のうちの一方だけに沿って窪み部を形成するようにしても良い。
また、屋根瓦12の左縁部に水返しを形成する場合には、屋根瓦12の左縁部の水返しに沿って窪み部を形成するようにしても良い。
その他、本発明は、水返しや窪み部の形状等を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
本発明の一実施例における屋根瓦の平面図である。 屋根瓦の横方向で重なり合う部分の防水構造を示す縦断面図である。 屋根瓦の縦方向で重なり合う部分の防水構造を示す縦断面図である。 屋根瓦の取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
12…屋根瓦、13…固定用孔、15,16…切り欠き部、17,18…水返し、19,20…窪み部

Claims (4)

  1. 屋根瓦の表側縁部に水返しを形成した屋根瓦の防水構造において、
    前記水返しに沿って前記屋根瓦の他の表面よりも窪んだ窪み部が形成されていることを特徴とする屋根瓦の防水構造。
  2. 前記窪み部は、前記屋根瓦を施工したときに該窪み部の底面が該屋根瓦の中央方向に向かって下り傾斜となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根瓦の防水構造。
  3. 前記窪み部は、前記屋根瓦の右縁部又は左縁部に形成された水返しに沿って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根瓦の防水構造。
  4. 前記窪み部は、前記屋根瓦の上縁部に形成された水返しに沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の屋根瓦の防水構造。
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