JP2005299223A - 板ガラスの組み付け構造 - Google Patents

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隆司 久田
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Abstract

【課題】 長期に亘って板ガラスが破損しにくくなるようにする。
【解決手段】 板ガラス2に形成した貫通孔14に金属製軸部材16を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材18を設けて、板ガラスを、軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造であって、リング状緩衝材を、軸部材を挿通可能なリング状金属材20の外周側に、その軸部材及び金属材よりも軟質のリング状樹脂材21を密着状態で囲繞して構成してある。
【選択図】 図4

Description

本発明は、板ガラスに形成した貫通孔に金属製軸部材を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材を設けて、前記板ガラスを、前記軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造に関する。
上記板ガラスの組み付け構造は、ボルトなどの軸部材を使用して、板ガラス同士を連結したり、板ガラスを建築物などの躯体に固定するために設けてあり、従来、全体を樹脂や硬質ゴムなどで形成したリング状緩衝材を、軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間夫々に間隔を設けて遊嵌させている(慣用技術であり、先行技術文献情報を開示できない)。
このため、リング状緩衝材がクリープ変形し易く、その結果、時間が経過するとともに、板ガラスの貫通孔周りの特定部位に圧縮力が集中するようになって、板ガラスが破損し易い欠点がある。
つまり、図8(イ)に例示するように、全体を樹脂や硬質ゴムなどで形成したリング状緩衝材18を軸部材16の外周側と板ガラス2の貫通孔14の内周側との間夫々に間隔を設けて遊嵌してあるので、圧縮力Fが特定方向からリング状緩衝材18に常に作用していると、リング状緩衝材18の圧縮力作用部位23がクリープにより、図8(ロ)に例示するように、径方向の厚さが薄くなり、かつ、軸方向の端面が膨らむように変形し、その結果、図8(ハ)に例示するように、板ガラス2の貫通孔14周りとリング状緩衝材18とに亘って伝達される圧縮力Fが、リング状緩衝材18のうちの変形量が多い部位近くほど大きくなり、圧縮力Fが板ガラス2における貫通孔14周りの特定部位に集中するようになるからである。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、長期に亘って板ガラスが破損しにくくなるようにすることを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、板ガラスに形成した貫通孔に金属製軸部材を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材を設けて、前記板ガラスを、前記軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造であって、前記リング状緩衝材を、前記軸部材を挿通可能なリング状金属材の外周側に、前記軸部材及び前記金属材よりも軟質のリング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してある点にある。
〔作用及び効果〕
リング状緩衝材を、軸部材を挿通可能なリング状金属材の外周側に、軸部材及び金属材よりも軟質のリング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してあるので、リング状緩衝材がクリープ変形しにくくなり、その結果、時間が経過しても、板ガラスの貫通孔周りの特定部位に圧縮力が集中しにくくなって、長期に亘って板ガラスが破損しにくい。
つまり、圧縮による変形が少ないリング状金属材の外周側に、軸部材及び金属材よりも軟質のリング状樹脂材を密着状態で囲繞してあるリング状緩衝材を、軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間に設けてあるので、圧縮力が特定方向からリング状緩衝材に常に作用していても、リング状金属材とリング状樹脂材と亘って伝達される圧縮力を、リング状樹脂材の特定部位に集中しないように伝達させることができるとともに、リング状樹脂材がクリープにより変形しても、その変形量が少なくて、リング状緩衝材における径方向の厚さ変化が殆どなく、その結果、圧縮力が板ガラスにおける貫通孔周りの特定部位に集中しにくくなるからである。
本発明の第2特徴構成は、前記リング状緩衝材を前記軸部材に密着状態で嵌合してある点にある。
〔作用及び効果〕
リング状緩衝材を軸部材に密着状態で嵌合してあるので、リング状緩衝材と軸部材と亘って作用する圧縮力を、リング状金属材の特定部位にも集中しないように作用させることができる。
本発明の第3特徴構成は、板ガラスに形成した貫通孔に金属製軸部材を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材を設けて、前記板ガラスを、前記軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造であって、前記リング状緩衝材を、前記軸部材よりも軟質の樹脂で形成して、前記軸部材に密着状態で嵌合してある点にある。
〔作用及び効果〕
リング状緩衝材を、軸部材よりも軟質の樹脂で形成して、軸部材に密着状態で嵌合してあるので、リング状緩衝材がクリープ変形しにくくなり、その結果、時間が経過しても、板ガラスの貫通孔周りの特定部位に圧縮力が集中しにくくなって、長期に亘って板ガラスが破損しにくい。
つまり、板ガラスの貫通孔に挿通してある軸部材に、その軸部材よりも軟質の樹脂で形成してあるリング状緩衝材を密着状態で嵌合してあるので、圧縮力が特定方向からリング状緩衝材に常に作用していても、リング状緩衝材と軸部材とに亘って伝達される圧縮力を、リング状緩衝材の特定部位に集中しないように伝達させることができるとともに、リング状緩衝材がクリープにより変形しても、その変形量を少なくすることができ、その結果、圧縮力が板ガラスにおける貫通孔周りの特定部位に集中しにくくなるからである。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
〔第1実施形態〕
図1,図2は、建物外周部をフロア毎に設けたガラスパネル1で形成し、そのガラスパネル1を建物外面側に上下方向に沿って配設した複数の補強用ガラスリブ(板ガラスの一例)2で補強してあるガラスパネル構造を示し、ガラスリブ2の長手方向上下両端部3(3a,3b) の各々を、本発明による板ガラスの組み付け構造により組み付けて、各フロアの床スラブ(組み付け対象物の一例)4側に固定してある。
前記ガラスパネル1は、複数のパネル用板ガラス5を左右方向に隣り合うもの同士を突き合わせて、接着性のシール材6を介して接続すると共に、上下両端部を、接着性のシール材6を介して、上下の床スラブ4側に固定してあるアルミサッシュ7で支持してある。
前記ガラスリブ2の下端部3bを床スラブ4側に組み付ける構造を例示して、本発明による板ガラスの組み付け構造を説明する。
前記ガラスリブ2の各々はフロートガラスで構成してあり、図2に示したように、一方の側端面8がパネル用板ガラス5同士の突合せ部に沿って対向するように、ガラスパネル1に対して略直角の上下方向に配設して、左右のパネル用板ガラス5と共に、接着性のシール材6を介して、一体に接続してある。
また、床スラブ4に固定したブラケット9にステンレス鋼などの金属製の支持アーム10を溶接固定して、上下方向に隣り合うガラスリブ2の間に片持ち状に延出させ、ガラスリブ固定用のステンレス鋼などの金属製の連結板11を支持アーム10の先端部左右両側にボルト12で固定してある。
そして、図3,図4にも示すように、それらの連結板11間にガラスリブ2の下端部3bの両側面を、ゴム製や樹脂製不織布に未硬化接着用樹脂を含浸させてある緩衝板13或いはそのような未硬化接着用樹脂を含浸させていない緩衝板13と共に挟み込んで、ガラスリブ2に形成した貫通孔(以下、ガラス孔という)14と、連結板11に形成したボルト挿通孔15とに亘って、ステンレス鋼などの金属製連結ボルト(金属製軸部材の一例)16を遊びが有る状態で抜き差し自在に挿通し、その連結ボルト16のうちの雄ねじ部を設けていない円柱状軸部17の外周側とガラス孔14の内周側との間にリング状緩衝材(ブッシュ)18を設けて、各ガラスリブ2の下端部3bを両連結板11に挟み込み、連結ボルト16に螺着したナット19で締め付け固定してある。
前記リング状緩衝材18は、図5にも示すように、連結ボルト16を挿通自在なリング状金属材20の外周側に、連結ボルト16及び金属材20よりも軟質のリング状樹脂材21を無理に嵌合することにより密着状態で囲繞して構成してある。
前記リング状金属材20は、アルミ合金やステンレス鋼で、その内径が連結ボルト16の外径よりも1mm程度大きくなるように形成してあり、リング状樹脂材21は、ポリアセタール樹脂(POM)、或いは、ナイロン6,ナイロン66,ナイロン610などのナイロン樹脂で、その外径がガラス孔14の径よりも1mm程度小さくなるように形成してある。
〔第2実施形態〕
図示しないが、リング状金属材20を焼ばめや冷やしばめによって連結ボルト16に一体に固定してから、そのリング状金属材20の外周側にリング状樹脂材21を嵌合して、リング状緩衝材18を連結ボルト16に密着状態で嵌合してあっても良い。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図6,図7は、リング状緩衝材18を、連結ボルト16よりも軟質の樹脂で形成して、連結ボルト16に密着状態で嵌合してある実施形態を示し、両端部に雄ねじ部24を形成してある連結ボルト16のガラス孔14側に対向する部位を部分的に大径に形成して、その大径部位22にリング状緩衝材18を密着状態で嵌合してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による板ガラスの組み付け構造は、リング状緩衝材を、種類の異なる金属を積層してあるリング状金属材の外周側に、リング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してあっても良い。
2.本発明による板ガラスの組み付け構造は、リング状緩衝材を、リング状金属材の外周側に、種類の異なる樹脂を積層してあるリング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してあっても良い。
3.本発明による板ガラスの組み付け構造は、リング状緩衝材を、リング状金属材にリング状樹脂材を一体成形することにより、リング状金属材の外周側にリング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してあっても良い。
4.本発明による板ガラスの組み付け構造は、軸部材よりも軟質の樹脂で形成してあるリング状緩衝材を、全長に亘って略同径の軸部材に密着状態で嵌合してあっても良い。
5.本発明による板ガラスの組み付け構造は、板ガラスをその板面が水平方向に沿う姿勢や、水平に対して斜めの姿勢で組み付け対象物に組み付けるために設けてあっても良い。
6.本発明による板ガラスの組み付け構造は、建物外周や仕切壁などを形成する板ガラスを建物躯体に組み付けるために設けてあっても良い。
7.本発明による板ガラスの組み付け構造で組み付ける板ガラスは、実施形態で示したものに限定されず、フロートガラス,強化ガラス,合わせガラス,複層ガラスなどのいずれであっても良く、その品種や構成は限定されない。
ガラスパネル構造を示す一部断面側面図 要部の水平断面図 板ガラスの組み付け構造を示す一部断面側面図 板ガラスの組み付け構造を示す縦断面図 要部の斜視図 第3実施形態を示す縦断面図 第3実施形態を示す要部の斜視図 従来技術の説明図
符号の説明
1 ガラスパネル
2 ガラスリブ
4 組み付け対象物
5 板ガラス
14 貫通孔
16 軸部材
18 リング状緩衝材
20 リング状金属材
21 リング状樹脂材

Claims (3)

  1. 板ガラスに形成した貫通孔に金属製軸部材を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材を設けて、前記板ガラスを、前記軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造であって、
    前記リング状緩衝材を、前記軸部材を挿通可能なリング状金属材の外周側に、前記軸部材及び前記金属材よりも軟質のリング状樹脂材を密着状態で囲繞して構成してある板ガラスの組み付け構造。
  2. 前記リング状緩衝材を前記軸部材に密着状態で嵌合してある請求項1記載の板ガラスの組み付け構造。
  3. 板ガラスに形成した貫通孔に金属製軸部材を挿通するとともに、その軸部材の外周側と貫通孔の内周側との間にリング状緩衝材を設けて、前記板ガラスを、前記軸部材を介して、組み付け対象物に組み付けてある板ガラスの組み付け構造であって、
    前記リング状緩衝材を、前記軸部材よりも軟質の樹脂で形成して、前記軸部材に密着状態で嵌合してある板ガラスの組み付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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