JP4971916B2 - 座金及び水槽 - Google Patents

座金及び水槽 Download PDF

Info

Publication number
JP4971916B2
JP4971916B2 JP2007233202A JP2007233202A JP4971916B2 JP 4971916 B2 JP4971916 B2 JP 4971916B2 JP 2007233202 A JP2007233202 A JP 2007233202A JP 2007233202 A JP2007233202 A JP 2007233202A JP 4971916 B2 JP4971916 B2 JP 4971916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
panel
fastening
contact
fastened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007233202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009063125A (ja
Inventor
秀司 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2007233202A priority Critical patent/JP4971916B2/ja
Publication of JP2009063125A publication Critical patent/JP2009063125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4971916B2 publication Critical patent/JP4971916B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

本発明は、座金及び水槽に関し、さらに詳しくは、複数の被締結部材を締結する締結部材に適用される座金と、この座金を用いた水槽に関する。
複数の被締結部材を締結するときに使用されるボルト及びナット等の締結部材には、座金が用いられることが多い。たとえば特許文献1には、互いに面接触する球面を備えた上下一対の座金から球面座金を構成することで、ボルトの疲労寿命を向上させる技術が記載されている。
ところで、被締結部材としては、ボルト挿通孔の周囲等が曲面形状となっているものがある。このような曲面形状の被締結部材に、たとえば特許文献1の座金を適用すると、締結部材自体に、あるいは被締結部材相互に大きな入力が作用した場合、締結部分に応力が集中する。
このような応力集中による被締結部材の損傷を防止するためには、たとえば、締結部分の近傍に補強部材を設けることも考えられるが、重量増やコスト増を招く。また、座金を大きくしても、重量増やコスト増を招く。特に、被締結部材として複数のパネルを締結した水槽を考えると、上記の応力集中を効果的に緩和することが望まれる。
実開平6―53816号公報
本発明は、上記事実を考慮し、重量増やコスト増を招くことなく、締結部分での被締結部材への応力集中を緩和できる座金と、この座金を用いて複数のパネルを締結した水槽を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明では、パネルの挿通孔に挿通されて締結用金具を締結する締結部材に適用され、挿通孔の周囲で前記パネルが曲面境界部を介してリブと接続されている構造物に用いられる座金であって、前記座金の、前記パネルとの対向面の一部が前記パネルと接触する接触部とされ、前記接触部の一部が、前記リブにも接触する形状とされていることを特徴とする。
すなわち、パネルは、挿通孔の周囲で曲面となっているが、本発明の座金もパネルとの対向面の少なくとも一部がパネルと面接触するような接触部とされている。したがって、たとえば締結部材の軸方向に荷重が作用した場合や、締結部分を支点としてパネルにモーメントが発生した場合などであっても、座金からパネルに作用する局部的な荷重を緩和でき、応力の集中も緩和できる。パネルを補強する部材が不要で、座金を大きくする必要もないので、重量増やコスト増を招かない。また座金の接触部をリブにも接触する形状とすることで、リブには接触しない形状の座金と比較して、より効果的に、座金からパネルに作用する局部的な荷重を緩和できる。また、リブによって、パネルの強度も高められる。
請求項2に記載の発明では、円形に形成された請求項1に記載の座金であって、前記接触部が全周にわたって形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、多角形に形成された請求項1に記載の座金であって、前記接触部が少なくとも2辺に形成されていることを特徴とする。
本発明において、座金の具体的な形状は特に限定されないが、たとえば請求項2に記載のように、円形に形成された座金であって、前記接触部が全周にわたって形成されている形状や、請求項3に記載のように、多角形に形成された請求項1に記載の座金であって、前記接触部が少なくとも2辺に形成されている形状を挙げることができる。いずれの形状においても、効果的に、座金から被締結部材に作用する局部的な荷重を緩和できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記締結部材がボルト及びナットであり、前記ボルト又はナットと前記被締結部材の間に配置されることを特徴とする。
締結部材としてボルト及びナットを用いることで、被締結部材を強固に締結できる。
また、ナットをボルトに締め込んでいくと、ボルトの軸方向では被締結部材に大きな締め付け荷重が作用する。このような場合でも、座金から被締結部材に作用する局部的な荷重を緩和できるので、応力の集中も緩和できる。
請求項5に記載の発明では、周囲にリブが形成された複数のパネルを接合して構成される水槽であって、前記リブ又はリブの近傍で前記パネルに形成された挿通孔と、挿通孔に挿通されて前記パネルどうし、あるいはパネルと他部材を締結する締結部材と、前記締結部材に用いられて前記パネルに面接触する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の座金と、を有することを特徴とする。
本発明では、複数のパネルを接合して水槽が構成されるが、パネルに形成された挿通孔に締結部材が挿通されることで、パネルどうしあるいはパネルと他部材が締結される。締結部材には、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の座金が用いられており、パネルに面接触している。したがって、たとえば締結部材の軸方向に荷重が作用した場合や、締結部分を支点としてパネルにモーメントが発生した場合などであっても、座金からパネルに作用する局部的な荷重を緩和でき、応力の集中も緩和できる。パネルを補強する部材が不要で、座金を大きくする必要もないので、重量増やコスト増を招かない。
本発明は上記構成としたので、重量増やコスト増を招くことなく、締結部分での被締結部材への応力集中を緩和できる。
図1には、本発明の第一実施形態に係る水槽12の全体構成が示されている。また、図2には、この水槽12において、第一実施形態の座金32が適用される支柱20(詳細は後述する)が部分的に拡大して示されている。さらに、図3には、座金32を適用した締結部分が拡大して示されている。
図1から分かるように、水槽12は、樹脂(たとえばFRP)製の複数のパネル14を接合することにより構成されている。パネル14のそれぞれは四角形状に形成されており、略平板状のパネル面14Pから直角に立ち上がるリブ16が、パネル面14Pの周囲を連続するように形成されることで、パネル14それぞれの強度が高められている。リブ16または、リブ16近傍のパネル面14Pには、一定間隔で接合用ボルト孔が形成されており、これら接合用ボルト孔を隣接するパネル14どうしで一致させた状態で、接合用ボルト17が挿通され、さらに接合用ナット19が締め込まれることで、パネル14どうしが接合されている。
図2に示すように、水槽12内には、支柱20が立設されて、水槽12の上面及び下面に固定されており、特にパネル14の角部が補強されることで、水槽12の全体としての強度が高められている。特に、支柱20の下端には複数(本実施形態では2つ)締結用金具22が配設されており、締結用金具22のパネル14との対向面には、図4に示すように、締結用ボルト孔24が形成されている。
一方、水槽12の下面を構成するパネル14のパネル面14Pにも、リブ16の近傍に締結用ボルト孔26が形成されている。締結用金具22の締結用ボルト孔24とパネル14の締結用ボルト孔26とを一致させた状態で、図3にも示すように、水槽12内から締結用ボルト28を挿通し、さらに締結用ナット30を締結用ボルト28に水槽12外から締め込むことで、支柱20がパネル14に固定される。なお、本実施形態では、締結用ボルト28と締結用ナット30とで、本発明の締結部材が構成されている。
締結用ナット30とパネル14の間には、座金32が配設されている。本実施形態の座金32は、1枚の板金で構成され、下方から(締結用ボルト28の軸方向に)見て略三角形状に形成されている。そして、パネル14のパネル面14Pに面接触する平面部32Aを有している。平面部32Aからは、直交する2つのリブ16のそれぞれに接触するように立設された立設部32Bが形成されており、平面部32Aと立設部32Bの境界部32Cが、パネル面14Pとリブ16の境界部34に沿った曲面形状(アールが付けられている)とされている。したがって、座金32は、平面部32Aから境界部32Cを経て立設部32Bに至るまでの各部分、すなわちパネル14に対向する面が全体として本発明の曲面状接触部となっており、パネル14のパネル面14P、境界部34及びリブ16に面接触している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の水槽12では、支柱20の下端(締結用金具22)が、図3に示すように、締結用ボルト28及び締結用ナット30によってパネル14に締結されている。
ここで、締結用ナット30とパネル14の間に配設された座金32は、平面部32A、境界部32C及び立設部32Bにより、パネル14のパネル面14P及びリブ16に面接触している。座金32とパネル14との接触面積が大きくなっているので、たとえば地震等により締結用ボルト28の軸方向に大きな荷重が作用した場合や、支柱20がパネル14に対して傾き締結部分に大きなモーメントが作用した場合であっても、座金32からパネル14に作用する局所的な荷重を緩和できる。また、図4に矢印F1で示すように、締結用ボルト28の軸方向に作用する荷重が、放射状に分散されることにもなる。これらにより、パネル14の局所的な応力集中も緩和できるので、パネル14の破壊を、より効果的に抑制できるようになる。
特に、本実施形態の締結用ボルト28と締結用ナット30のように、被締結部材としてボルトとナットとを用いた構成では、ナットをボルトに締め込んでいくと、ボルトの軸方向では被締結部材であるパネル14等に大きな締め付け荷重が作用する。このような場合でも、座金32からパネル14に作用する局部的な荷重を緩和できるので、応力の集中も緩和できる。
加えて、座金32のパネル14に対する対向部分には、たとえばエッジ等の鋭利な部分が存在していない。この点においても、パネル14への局所的な荷重を緩和することができ、パネル14の横せん断破壊強度が向上する。
しかも、本実施形態では、パネル14の局所的な応力集中を緩和するために補強部材を用いる必要がない。したがって、重量増やコスト増を招くことなく、パネル14の破壊を効果的に抑制できる。補強部材を取り付ける手間が省けるので、施工性も向上する。また、パネル14の破壊を防止するために、たとえばパネル14を厚くしたり補強層を内部に設けたりする必要がないので、この点においても、コストの増加を抑制することが可能になる。
なお、このように、パネル14への応力集中を緩和するためには、単に座金を大きくして、パネル14との接触面積を広く確保する構成も考えられる。しかし、座金を大きくしても、たとえば上記したように締結部分へのモーメントが作用した場合では、座金の周縁部分からパネル14に荷重が作用する(還元すれば、荷重が作用する位置が締結用ボルト28から離れた位置になるだけである)ため、パネル14の破壊抑制の効果は小さい。しかも、座金を大型化することで、重量層、コスト増を招くおそれもある。本実施形態では、このように座金を大型化した構成と比較しても、重量増、コスト増を招くことなく効果的に、パネル14への応力集中を抑制し、その破壊を防止できる。
また、本実施形態の座金32において、三角形状(あるいは多角形状)の平面部の1辺のみに境界部32C及び立設部32Bを設けても効果はあるが、2辺以上に対応して曲面状の部分(境界部32C及び立設部32B)を設けると、モーメント作用時に支点となって、いわゆる「片当たり」をしなくなるので好ましい。
なお、座金32の具体的形状は、被締結部材(上記実施形態ではパネル14)の形状に合わせて決定されるものであり、以下の各実施形態に示すような各種の形状が挙げられる。
図5には、第二実施形態の座金52が示されている。第二実施形態では、本発明に係る被締結部材として、第一実施形態のパネル(樹脂製)と比較して柔らかいもの(ここでは2枚の木材54A、54Bとする)を想定している。
木材54Aには、締結用ボルト孔24の周囲に、締結用ボルト28の軸方向に見て円形の凹部56が形成されている。凹部56には、中央(締結用ボルト孔の近傍)の平面部56Aと、この平面部56Aから外縁へと連続する湾曲部56Bが構成されている。
第二実施形態の座金52は、凹部56に対応して、締結用ボルト28の軸方向に見ると円形とされている。そして、凹部56の平面部56Aに面接触する平面部52Aと、この平面部52Aから連続し、凹部56の湾曲部56Bに接触する湾曲部52Bが全周にわたって形成されている。平面部52Aから湾曲部52Bに至る部分が全体として、本発明の曲面状接触部となっている。
このような構成とされた第二実施形態の座金52においても、締結用ボルト28の軸方向に大きな荷重が作用した場合や、締結用ボルト28が木材54Aに対して傾き締結部分に大きなモーメントが作用した場合であっても、座金52から木材54Aに作用する局所的な荷重を緩和できる。
なお、第一実施形態の座金32では、平板の縁部分を曲げることで平面部32Aから連続する境界部32C及び立設部32Bを形成した。これに対して、第二実施形態の座金52では、平板の厚みを縁部近傍で漸減させることで、平面部56Aから連続する湾曲部52Bを形成している。このように、本発明の座金としては、被締結部材の曲面部分との対向面の少なくとも一部が面接触するようになっていればよく、座金の具体的な加工方法や形状等は特に限定されない。
図6には、本発明の第三実施形態の座金62が示されている。第三実施形態では、たとえば家電製品の内部に配置される2つの樹脂部材64A、64Bを本発明に係る被締結部材として想定している。
一方の樹脂部材64Aには、締結用ボルト孔24の周囲にリブ66が形成され、その内側に、締結用ボルト28の軸方向に見て四角形状の凹部68が形成されている。凹部68には、第二実施形態と同様に、平面部68Aと、この平面部68Aから外縁へと連続する湾曲部68Bが構成されている。
第三実施形態の座金62は、凹部68に対応して、締結用ボルト28の軸方向に見ると四角形とされている。そして、凹部68の平面部68Aに面接触する平面部62Aと、この平面部62Aから連続し、凹部68の湾曲部68Bに接触する湾曲部62Bが形成されている。平面部62Aから湾曲部62Bに至る部分が全体として、本発明の曲面状接触部となっている。さらに、この座金62の締結用ボルト孔28には雌ネジ70が形成されており、ナットとしての機能(締結用ボルトに対するバックアップ機能)も有するようになっている。
このような構成とされた第三実施形態の座金62においても、締結用ボルト28の軸方向に大きな荷重が作用した場合や、締結用ボルト28が樹脂部材64Aに対して傾き締結部分に大きなモーメントが作用した場合であっても、座金62から樹脂部材64Aに作用する局所的な荷重を緩和できる。
図7には、本発明の第四実施形態の座金72が示されている。第四実施形態では、たとえば配線等をカバーするカバー部材74と、このカバー部材74が取り付けられる壁面(図示省略)を本発明に係る被締結部材として想定している。
すなわち、カバー部材74は、金属あるいは樹脂の薄板を所定位置で曲げて形成されており、締結用ボルト孔が形成された平面部74Aの両側から、境界部74Cを経て略垂直に立ち上がる垂直部74Bを有する略U字状の断面を有している。カバー部材74の内部には、配線や配管あるいはこれらを支持する支持部材が配設される、
第四実施形態の座金72は、締結用ボルト28の軸方向に見て四角形状とされており、カバー部材74の平面部74Aに面接触する平面部72Aと、この平面部72Aから連続し、境界部74C及び垂直部74Bにそれぞれ接触する湾曲部72B及び垂直部72Cが形成されている。平面部72Aから湾曲部72Bを経て垂直部72Cまでが全体として、本発明の曲面状接触部となっている。
このような構成とされた第四実施形態の座金72においても、締結用ボルト28の軸方向に大きな荷重が作用した場合や、締結用ボルト28がカバー部材74に対して傾き締結部分に大きなモーメントが作用した場合であっても、座金72からカバー部材74に作用する局所的な荷重を緩和できる。
以上説明したように、本発明に係る被締結部材は特に限定されず、また、座金としても、被締結部材の材質や形状との関係において、適切な材料や形状とすることができる。たとえば、被締結部材としてパネル14どうしを連結する構造に本発明の座金を用いてもよい。締結部材としても、ボルト及びナットに限定されず、釘やリベット等であってもよい。
また、本発明の座金は、被締結部材との対向面が全面にわたって被締結部材に面接触している必要はない。たとえば、図8に示す第五実施形態の座金82では、平面部82Aから境界部82Cを経て立設部82Bに至る構造は第一実施形態の座金32と同様であるが、境界部82Aの外側が斜めに面取りされており、パネル14(被締結部材)との間に隙間SPが生じている。しかし、座金82の対向面全体ではパネル14に面接触しているため、第一実施形態の座金32と略同様の効果を奏する。
もちろん、第一実施形態から第四実施形態のように、被締結部材に形成されたリブや凹部に対し、本発明の座金はその形状に沿って接触していることが好ましい。
本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されない。
[実施例1〜3]
実施例1〜3では、上記第一実施形態の水槽12に対し、同じく第一実施形態の座金32を適用した。座金32の構成は、以下の通りとした。
<座金32の構成>
材料:鉄(ステンレス等であってもよい)
平面部32Aのサイズ(長辺×短辺×厚み):60mm×60mm×4.5mm
立設部32Bの立設高さ:10mm
実質的に座金32は略二等辺三角形状になっている。
[比較例1〜3]
比較例1〜3では、実施例の座金32に代えて、図9に示すように、円形の座金102を使用した。この座金102は、水槽12に支柱20を固定する場合に一般的に使用が想定されるものよりも大径である。
<座金102の構成>
材料:鉄(ステンレス等であってもよい)
サイズ(径×厚み):30mm×3mm
[比較例4]
比較例4では、図10に示すように、座金102を用いると共に、締結用ボルト104として実施例よりも長いものを使用し、これにロングナット106をねじ込んだ。さらに、補強部材108を水槽12の外側に配置し、取付用ボルト110とロングナット106を用いてパネル14に取り付けた。補強部材108の形状及び各部の寸法は、図11にも示している。
<ロングナット106の構成>
材料:鉄(ステンレス等であってもよい)
サイズ(呼び×長さ):M12×40mm
<補強部材108の構成>
材料:鉄鋼
形状:H型鋼(図11参照)
サイズ:(高さ×幅×厚み):198mm×99mm×4.5mm又は7mm
取付用ボルトを挿通する挿通孔の位置:板厚7mmの部分
<試験方法及び評価>
各実施例及び各比較例の座金を用いた構成に対し、オートグラフ試験機を用いて引張速度1mm/minで引張試験を行い、パネル14の破壊荷重を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0004971916

なお、評価にあたっては、24.19kN(2468kgf)の荷重を判定の閾値とし、これ以上の荷重を作用させても、パネル14に本質的な破壊が生じない(たとえば表面のクラック程度であれば問題ない)ものを「◎」、パネル14に破壊が生じるものを「△」、さらに締結用ボルトにも破壊が及ぶものを「×」とした。
この表1から分かるように、大型の座金102を用いた比較例1〜3の構成では、パネル14の底面に破損が生じている。また、この座金102にロングナット106を併用し補強部材108を取り付けた比較例4の構成では、パネル14等に破損は生じていない。ただし、座金102及びロングナット106を使用し、さらに補強部材108を取り付けているため、施工性が悪く、また、重量増を招いた。
これに対し、実施例1〜3の構成では、パネル14の破損は生じていない。しかも、座金102やロングナット106を使用したり、補強部材108を取り付けたりする必要もないので、施工性が良好で、重量増を招くこともなかった。
本発明の第一実施形態の座金が適用された水槽の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る水槽の支柱の下端及びその近傍を拡大して示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る座金を用いた締結構造を水槽の下側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る座金を用いた締結構造を示す横断面図である。 本発明の第二実施形態に係る座金を用いた締結構造を示す横断面図である。 本発明の第三実施形態に係る座金を用いた締結構造を示す斜視図である。 本発明の第四実施形態に係る座金を用いた締結構造を示す斜視図である。 本発明の第五実施形態に係る座金を用いた締結構造を示す横断面図である。 比較例の座金を用いた締結構造を水槽の下側から見た状態で示す斜視図である。 図9に示したものとは異なる比較例の座金を用いた締結構造を水槽の下側から見た状態で示す斜視図である。 比較例4に係る補強部材の形状及び寸法を示す概略図である。
符号の説明
12 水槽
14 パネル(被締結部材)
14P パネル面
16 リブ
18 接合用ボルト孔
20 支柱
22 締結用金具(被締結部材)
24 締結用ボルト孔(挿通孔)
26 締結用ボルト孔(挿通孔)
28 締結用ボルト(締結部材)
30 締結用ナット(締結部材)
32 座金
32A 平面部(曲面状接触部)
32B 立設部(曲面状接触部)
32C 境界部(曲面状接触部)
52 座金
52A 平面部(曲面状接触部)
52B 湾曲部(曲面状接触部)
54A、54B 木材(被締結部材)
62 座金
62A 平面部(曲面状接触部)
62B 湾曲部(曲面状接触部)
64A、64B 樹脂部材(被締結部材)
72 座金
72A 平面部(曲面状接触部)
72B 湾曲部(曲面状接触部)
72C 垂直部(曲面状接触部)
82 座金

Claims (5)

  1. パネルの挿通孔に挿通されて締結用金具を締結する締結部材に適用され、挿通孔の周囲で前記パネルが曲面境界部を介してリブと接続されている構造物に用いられる座金であって、
    前記座金の、前記パネルとの対向面の一部が前記パネルと接触する接触部とされ、
    前記接触部の一部が、前記リブにも接触する形状とされていることを特徴とする座金。
  2. 円形に形成された請求項1に記載の座金であって、
    前記接触部が全周にわたって形成されていることを特徴とする座金。
  3. 多角形に形成された請求項1に記載の座金であって、
    前記接触部が少なくとも2辺に形成されていることを特徴とする座金。
  4. 前記締結部材がボルト及びナットであり、
    前記ボルト又はナットと前記パネルの間に配置されることを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれか1項に記載の座金。
  5. 周囲にリブが形成された複数のパネルを接合して構成される水槽であって、
    前記リブ又はリブの近傍で前記パネルに形成された挿通孔と、
    挿通孔に挿通され前記パネルと前記締結用金具とを締結する締結部材と、
    前記締結部材に用いられて前記パネルに面接触する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の座金と、
    を有することを特徴とする水槽。
JP2007233202A 2007-09-07 2007-09-07 座金及び水槽 Expired - Fee Related JP4971916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007233202A JP4971916B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 座金及び水槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007233202A JP4971916B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 座金及び水槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009063125A JP2009063125A (ja) 2009-03-26
JP4971916B2 true JP4971916B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=40557868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007233202A Expired - Fee Related JP4971916B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 座金及び水槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4971916B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200447693Y1 (ko) 2009-08-27 2010-02-11 영성산업 주식회사 조립식 물탱크용 수밀구조를 갖는 체결구
KR101097935B1 (ko) 2011-09-28 2011-12-23 (주) 동양인더스트리 부식 재보수설비 및 부식 재보수방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638273Y2 (ja) * 1977-03-09 1981-09-07
JPS574634Y2 (ja) * 1977-03-16 1982-01-28
JPH08247130A (ja) * 1995-03-09 1996-09-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 部品の曲面部位の締結構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009063125A (ja) 2009-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6025469B2 (ja) 耐震天井構造
JP5294739B2 (ja) 連結金具
JP2013108346A (ja) 鉄筋コンクリート部材の補強方法
JP4971916B2 (ja) 座金及び水槽
JP5039180B2 (ja) 建築物の外断熱工法における支持ボルトの補強工法及び補強金具
JP2010084515A (ja) 木造家屋の耐震補強構造および木造家屋の耐震補強工法
JP4908550B2 (ja) 足場板固定用金具
JP2012017577A (ja) 鉄骨部材の固定構造
JP2009204081A (ja) ボルト結合方法
JP5393329B2 (ja) Frp部材の接合構造
JP6441063B2 (ja) 補強金物および建物基礎構造
JP5900810B1 (ja) 取付部材
JP4167609B2 (ja) ホールダウン金物およびその金物と支持ボルトとの固定構造
JP6000868B2 (ja) 長尺ボルト交差連結金具
JP6000867B2 (ja) 吊りボルト連結金具
JP2009019849A (ja) 空気調和機の室外機の固定構造
JP2007085166A (ja) 高変形性能コンクリート部材
JP6748418B2 (ja) 耐力壁構造
JP2009121030A (ja) 木造部材の曲げ補強構造
JP6270020B2 (ja) 鉄塔のボルト接合部における補強方法
KR20140002967A (ko) 선체 구조물
JP6000042B2 (ja) 耐震天井構造
JP2009191967A (ja) 配管支持金物
JP4797871B2 (ja) 木質横架材の補強構造
JP2008019662A (ja) 建物の梁又は柱と補強部材とを繋ぐ継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees