JP2005299222A - 仮締切函体およびその設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な方法によって止水パッキンに所定の接面圧力を付与することができる仮締切函体およびその設置方法を提供することである。
【解決手段】 本発明の仮締切函体1は、水中構造物2を囲む函体3の垂直壁の下端部に、鉛直下向きの水圧を受ける受圧体7が外側に突出して形成され、該受圧体7の下面には止水パッキン8が設けられたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は仮締切函体およびその設置方法に関するものである。
河川内などの水中に構築された橋脚などの水中構造物20の保守、点検、補修および補強などの作業は、図6に示すように、水中構造物20を囲んだ仮締切函体21を基礎22上に着座させ、その内側を排水したドライな作業空間23で行われていた。この仮締切函体21と基礎22との止水は、仮締切函体21の底面に設置した止水パッキン24で行っているが、この止水性を十分に確保するには止水パッキン24に所定の接面圧力を付与する必要がある。そのため、図7に示すように、中空の函体25に注水したバラスト水26で仮締切函体21に重量を付加する方法、および仮締切函体21に錘や鉛直荷重27などで重量を付加する方法が取られていた。また、その他の仮締切函体としては、例えば特許第2829362号公報の発明がある。
特許第2829362号公報
しかし、上記のバラスト水を注入する仮締切函体は、函体内が満水になるまで注水作業をする必要があり、錘や鉛直荷重などで重量を付加する仮締切函体は、大がかりな設備を必要とするという問題があった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な方法によって止水パッキンに所定の接面圧力を付与することができる仮締切函体およびその設置方法を提供することである。
本発明の仮締切函体は、水中構造物を囲む函体の垂直壁の下端部に、鉛直下向きの水圧を受ける受圧体が外側に突出して形成され、該受圧体の下面には止水パッキンが設けられたことを特徴とする。また函体は、内壁と外壁とから中空に形成された二枚壁構造、内外面のいずれかに補強材を設けた一枚壁構造、またはこれら二枚壁構造と一枚壁構造とを組み合わせた組み合わせ構造のいずれかであることを含むものである。
また仮締切函体の設置方法は、請求項1または請求項2の仮締切函体を水中構造物が立設された基礎上に、この水中構造物を囲んで着座させ、受圧体に作用する鉛直下向きの水圧で止水パッキンに所定の接面圧力を付与することを特徴とする。
受圧体に作用する鉛直下向きの水圧により、止水パッキンに所定の接面圧力が付与されるので、止水パッキンを押し潰す鉛直荷重を得るための作業が不要となり、工程の短縮およびコストの削減が可能になる。また水深が深くなると、受圧体に作用する鉛直下向きの水圧が大きくなるため、高い止水効果が得られる。止水パッキンの設置位置を外縁側に設置する程、水圧が大きくなる。また受圧体の形状または長さを調整することにより、受圧体に作用する鉛直下向きの水圧を調整することができる。
以下、本発明の仮締切函体およびその設置方法について説明する。はじめに仮締切函体について説明し、この後に、その設置方法について説明するが、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成は異なった符号を付して説明する。
図1および図2は、第1の実施の形態の仮締切函体1である。この仮締切函体1は、河川内の水中に構築された橋脚などの水中構造物2の周囲に設置して、その保守、点検、補修および補強などの作業を行うドライな作業空間を形成するものである。
この仮締切函体1は、水中構造物2を囲めるように平面馬蹄形の函体3、すなわち二つの函体3を合体させて環状にしたものであり、各函体3が複数の函体ユニット4を積み重ねて構成されている。この函体ユニット4はバラスト水が注水できるように、内壁5と外壁6とからなる中空の二枚壁構造になっている。
また函体3の下端面には、鉛直下向きの水圧を受ける受圧体7が外側に突出形成され、該受圧体7の下面外側に止水パッキン8が設けられている。このように受圧体7を外壁6から外側に水平突出させると、この受圧体7に突出幅分の水圧が作用するため、この水圧を利用して止水パッキン8に所定の接面圧力を付与することができる。したがって、図2に示すように、仮締切函体1を沈設させるバラスト水9の注水だけが必要になる。
また図3は、第2の実施の形態の仮締切函体10である。この仮締切函体10は、函体3を鋼板11の外面に補強材12を設けた一枚壁構造で構成したものであり、函体3の下端面に一枚板の受圧体7が水平突出され、この受圧体7の下面外側に止水パッキン8が設けられている。この実施の形態の仮締切函体10も、上記と同様に、受圧体7に作用する水圧により止水パッキン8に所定の接面圧力が付与される。
また図4は、第3の実施の形態の仮締切函体13である。この仮締切函体13は、函体3を鋼板11の内面に補強材12を設けた一枚壁構造で構成したものであり、補強材12の内側に設けた鋼板11の下端面に受圧体7が水平突出され、この受圧体7の下面外側に止水パッキン8が設けられている。これは既存の一枚壁構造の函体3を利用したものであり、下側の鋼板11のみを補強材12の内側に設けることにより、函体3下部に水圧の作用する支圧空間14を形成し、この支圧空間14を利用して受圧体7に鉛直下向きの水圧を作用させたものである。
また図5は、第4の実施の形態の仮締切函体15である。この仮締切函体15は、函体3を二枚壁構造と一枚壁構造とを組み合わた組み合わせ構造にしたものであり、二枚壁構造の内壁5の下端面に受圧体7が水平突出され、この受圧体7の下面外側に止水パッキン8が設けられている。これは既存の二枚壁構造の函体3を利用したものであり、下側における外壁6を撤去して、内壁5のみを残すことにより、函体3下部に水圧の作用する支圧空間14を形成し、この支圧空間14を利用して、受圧体7に鉛直下向きの水圧を作用させる。
これらの第3および第4の実施の形態の仮締切函体13、15も、上記と同様に、受圧体7に作用する水圧により、止水パッキン8に所定の接面圧力が付与される。
次に、第1の実施の形態の仮締切函体1の設置方法について説明する。まず、内側にガイドスペーサー16を設置した一対の函体3、3を、水中構造物2を挟むようにして、向かい合わせる。そして、このガイドスペーサー16をガイドにして、これらの函体3を引き寄せて接合すると、図1に示すように、水中構造物2を囲んだ仮締切函体1が形成される。
次に、函体3、3内にバラスト水9を注入すると、仮締切函体1がガイドスペーサー16をガイドにして、水中構造物2に沿って沈降する。そして、仮締切函体1がフーチング18上に着座する。
次に、フーチング18上に着座した仮締切函体1の内側の水をポンプで汲み上げて、排水すると、陸上と同じドライな作業空間19が形成される。この際、ガイドスペーサー16に替えて支保工を設置すると、仮締切函体1の設置がより安定する。このように仮締切函体1内を排水すると、仮締切函体1内の水頭差により、受圧体7に鉛直下向きの水圧が作用して、止水パッキン8に所定の接面圧力が付与される。
第1の実施の形態の仮締切函体であり、(1)は水中構造物を囲むように設置した平面図、(2)は一部を省略した正面図である。 水中構造物に設置した第1の実施の形態の仮締切函体の一部省略断面図である。 水中構造物に設置した第2の実施の形態の仮締切函体の一部省略断面図である。 水中構造物に設置した第3の実施の形態の仮締切函体の一部省略断面図である。 水中構造物に設置した第4の実施の形態の仮締切函体の一部省略断面図である。 水中構造物に設置した従来の仮締切函体の断面図である。 (1)および(2)は、従来の二枚壁構造と一枚壁構造の函体である。
符号の説明
1、10、13、15、21 仮締切函体
2、20 水中構造物
3、25 函体
4 函体ユニット
5 内壁
6 外壁
7 受圧体
8 止水パッキン
9 バラスト水
11 鋼板
12 補強材
14 支圧空間
16 ガイドスペーサー
18 フーチング
19、23 作業空間
22 基礎
24 止水パッキン
26 バラスト水
27 鉛直荷重

Claims (3)

  1. 水中構造物を囲む函体の垂直壁の下端部に、鉛直下向きの水圧を受ける受圧体が外側に突出して形成され、該受圧体の下面には止水パッキンが設けられたことを特徴とする仮締切函体。
  2. 函体は、内壁と外壁とから中空に形成された二枚壁構造、内外面のいずれかに補強材を設けた一枚壁構造、またはこれら二枚壁構造と一枚壁構造とを組み合わせた組み合わせ構造のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の仮締切函体。
  3. 請求項1または請求項2の仮締切函体を水中構造物が立設された基礎上に、この水中構造物を囲んで着座させ、受圧体に作用する鉛直下向きの水圧で止水パッキンに所定の接面圧力を付与することを特徴とする仮締切函体の設置方法。
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