JP2005298118A - ロープ振動抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1対の吊り車3に掛け回されたロープ2によって吊り下げられて昇降するかご1と釣合おもりとを備えたエレベーター装置のロープ振動抑制装置であって、吊り車3間に設けられ、ロープ2に押付けられることにより、吊り車3間のロープ2のロープ長Lを変化させて、各吊り車3を支点として構成されるロープ弦のロープ弦振動の周波数を調整する回転体4を備え、回転体4によりロープ弦振動の周波数を調整することにより、ロープ2の撚りの凹凸により撚りピッチ毎に発生するロープ噛み込み振動の周波数とロープ弦振動の周波数とが一致して共振することを防止する。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係るロープ振動抑制装置を備えた機械室レスエレベーター装置の全体の構成について示したものである。図1に示すように、本実施の形態においては、かご1を、かご1の下に設けた回転車である1対の吊り車3を介してロープ2の一端側に吊る(2:1ローピング)ことにより、昇降路の省スペース化を図っている。また、ロープ2の他端側には、釣合おもり10がシーブ14を介して吊られている。かご1と釣合おもり10との間には、図1に示すように、複数のシーブ11〜13が設置されており、ロープ2は、各シーブ11〜13に掛け回されている。なお、シーブ11は昇降路の床部側に配置され、シーブ12および13は、昇降路上部に、シーブ11の位置を中心として離間して配置されている。
図3は、本発明の実施の形態2に係るロープ振動抑制装置を備えた機械室付エレベーター装置の全体の構成について示したものである。図3に示すように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、かご1を、かご1の下に設けた1対の吊り車3を介してロープ2の一端側に吊る(2:1ローピング)ことにより、昇降路の省スペース化を図っている。また、ロープ2の他端には、釣合おもり10がシーブ14を介して吊られている。かご1と釣合おもり10との間の昇降路上部には、図3に示すように、機械室21が設けられている。機械室21内には、回転車である巻上機20のシーブ5とソラセ車6とが設けられている。
図5は、本発明の実施の形態3に係るエレベーターの構成を示す。図5(a)が吊り車3部分の拡大図であり、図5(b)が全体構成図である。本実施の形態においては、実施の形態1の構成に加えて、吊り車3間に設けた新たな回転体4に対して、ロープ2への押付けおよび切り離しの切り換え制御を行うための駆動機7を持たせたことを特徴とする。また、かご内の重量を検知することによりロープ張力を検知するための秤装置8を設け、秤装置8の信号を、駆動機7ヘフィードバックするようにする。なお、秤装置8の信号は、駆動機7に対して、有線あるいは無線により送信する。なお、秤装置8は、例えば、図5(b)に示すように、かご1側のロープ2の一端に配置するようにすればよいが、この場合に限らず、かご1内の重量が検知できればいずれの場所に設置するようにしてもよい。また、駆動機7は、図5(a)に示すように、かご1の底面に支持部材17を介して固着された固定部材15、あるいは、固定部材15の中央部分に設けられた支持部材16に配置するようにすればよいが、この場合に限らず、回転体4のロープ2への押付けおよび切り離しの制御を行うことができればいずれの場所に設置するようにしてもよい。
図6は、本発明の実施の形態4に係るエレベーターの構成を示す。図6(a)が機械室21部分の拡大図であり、図6(b)が全体構成図である。本実施の形態においては、実施の形態2の構成に加えて、巻上機20のシーブ5及びソラセ車6間に設けた新たな回転体24に、ロープ2への押付けおよび切り離しの制御を行うための駆動機7を持たせたことを特徴とする。また、かご1内の重量を検知できる秤装置8の信号を、駆動機7ヘフィードバックできるようにした。なお、図6(b)においては、重量検知の秤装置8は、1:1ローピングの例を示しているが、2:1ローピングの場合には、秤装置8の位置は図5(b)と同じ位置になる。
図7は、本発明の実施の形態5に係るエレベーターの構成における吊り車3部分の拡大図を示したものである。本実施の形態の全体の構成は基本的に図1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態6に係るエレベーターの構成における機械室21部分の拡大図を示したものである。本実施の形態の全体の構成は基本的に図3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図9は実施の形態7に係るエレベーターの構成を示した図である。本実施の形態においては、実施の形態5の構成に加えて、吊り車3間に設けた摺動部材9に対して、ロープ2への押付け及び切り離しの制御を行うための駆動機7を持たせたことを特徴とする。また、かご1内の重量を検知できる秤装置8の信号を、駆動機7ヘフィードバックできるようにした。ロープ弦振動の周波数は、ロープ張力および支点間のロープ長さで決定される。パラメータの1つであるロープ張力を秤装置8により検知する。秤装置8からの信号により、ロープ弦振動の周波数がロープ噛み込み振動の周波数に近くなるような、ロープ張力(かご内重量)が発生した場合にのみ、ロープ2の支点間に設けた摺動部材9をロープ2に対し駆動機7で押付ける。ロープ弦振動の周波数とロープ噛み込み周波数の値が近接していない場合は、ロープ2の支点間に設けた摺動部材9は、駆動機7によりロープ2から切り離されている。すなわち、常時、摺動部材9をロープ2に押付けるのではなく、必要な時のみ押付ける事により、摺動部材9の摩耗を防ぐことができ、摺動部材9の交換期間を長くすることができる。
図10は実施の形態8に係るエレベーターの構成を示した図である。本実施の形態においては、実施の形態6の構成に加えて、巻上機20のシーブ5およびソラセ車6間に設けた摺動部材9に対して、ロープ2への押付け及び切り離しの制御を行うための駆動機7を持たせたことを特徴とする。また、かご1内の重量を検知できる秤装置8の信号を、駆動機7ヘフィードバックできるようにした。なお、図10(b)においては、重量検知の秤装置8は、1:1ローピングの例を示しているが、2:1ローピングの場合には、秤装置8の位置は図5(b)と同じ位置になる。
Claims (4)
- 2以上の回転車に掛け回された巻上げロープによって吊り下げられて昇降するエレベーターかごと釣合おもりとを備えたエレベーター装置のロープ振動抑制装置であって、
前記回転車間に設けられ、前記巻上げロープに押付けられることにより、前記回転車間の前記巻上げロープのロープ長を変化させて、各前記回転車を支点として構成されるロープ弦のロープ弦振動の周波数を調整するロープ弦振動周波数調整手段を備えたことを特徴とするロープ振動抑制装置。 - 前記ロープ弦振動周波数調整手段の前記巻上げロープに対する押付け/切り離しの切り換えを行うための駆動手段と、
前記巻上げロープのロープ張力を検出するためのロープ張力検出手段と、
前記ロープ張力の検出値が、前記ロープ弦振動の周波数の値が前記巻上げロープの撚りピッチごとに発生するロープ噛み込み振動の周波数の値に近接する所定の範囲内であるか否かを判定する判定手段と
をさらに備え、
前記判定手段によって前記ロープ張力の検出値が前記所定の範囲内であると判定された場合に、前記駆動手段は前記ロープ弦振動周波数調整手段を前記巻上げロープに押付けることを特徴とする請求項1に記載のロープ振動抑制装置。 - 前記ロープ弦振動周波数調整手段は、前記回転車間に設けられて前記巻上げロープが掛け回される回転体から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のロープ振動抑制装置。
- 前記ロープ弦振動周波数調整手段は、前記回転車間に設けられて前記巻上げロープと摺動する摺動部材から構成されており、
前記摺動部材は前記巻上げロープより高い柔軟性を有していることを特徴とする請求項
1または2に記載のロープ振動抑制装置。
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