JP2008024455A - エレベータ - Google Patents

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Noboru Hiruma
間 昇 晝
Atsuo Hase
谷 充 生 長
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Abstract

【課題】メインロープの寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープを回転させる作業を安全に行うことができるエレベータを提供する。
【解決手段】エレベータは、メインロープ11が巻き掛けられた巻上機シーブ10と、メインロープ11の一端側に設けられた乗りかご12とを備えている。メインロープ11の一端に設けられた乗りかご用シャックルロッド20が乗りかご12に対して回転自在に取り付けられている。乗りかご12に設けられた駆動部21がこの乗りかご用シャックルロッド20を予め設定された方向に回転させるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、メインロープの端部に連結されるとともに乗りかごまたは釣り合い錘に対して回転自在に取り付けられたシャックルロッドを備えたエレベータに関する。
従来より、巻上機シーブと、この巻上機シーブに巻き掛けられたメインロープによりつるべ式に吊り下げられた乗りかごおよび釣り合い錘と、乗りかごおよび釣り合い錘の底面に両端がそれぞれ接続されたコンペンロープとを備えたエレベータが知られている。コンペンロープには、鉛直方向に移動自在となっており自重によりこのコンペンロープに張力を与えるコンペンシーブが掛けられている。また、メインロープの一端にはシャックルロッドが連結されており、このシャックルロッドが乗りかごの上面に連結されている。
このようなエレベータを長期間使用した場合には、メインロープが巻上機シーブと絶えず接触することによりこのメインロープの表面のうち特定箇所が摩耗してしまうという問題が発生する。
この問題に対処するために、例えば特許文献1等に示すように、シャックルロッドを乗りかごに対して回転自在に取り付け、このシャックルロッドを回転させることにより当該シャックルロッドにおける巻上機シーブとの接触面を変える方法が知られている。この方法により、メインロープの表面のうち特定箇所が摩耗してしまうことが抑制される。
特開平7−237851号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなエレベータにおいては、乗客が乗りかごに乗る度にメインロープが回転するので、メインロープにおける巻上機シーブとの接触箇所が偏ってしまい、メインロープの特定箇所において他の箇所に比べて摩耗の度合いが比較的大きくなってしまうという問題がある。このため、メインロープの寿命がそれほど延びることがないという事態が発生しがちである。
また、シャックルロッドを作業員が手動で回転させる場合には、このような保守点検作業は作業員にとって危険を伴うものであり好ましくない。また、作業員が誤ってシャックルロッドを所望の方向と反対に回転させてしまった場合には、当該シャックルロッドにおける巻上機シーブとの接触箇所に重複が生じてしまい、この重複部分が過度に摩耗してしまうという問題が発生する。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、メインロープの寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープを回転させる作業を安全に行うことができるエレベータを提供することを目的とする。
本発明は、メインロープが巻き掛けられた巻上機シーブと、前記巻上機シーブに連結され、当該巻上機シーブを回転させる巻上機モータと、前記メインロープの一端側に設けられた乗りかごと、前記メインロープの他端側に設けられた釣り合い錘と、前記メインロープの一端に連結されるとともに前記乗りかごに対して回転自在に取り付けられた乗りかご用シャックルロッドと、前記乗りかごに設けられ、前記乗りかご用シャックルロッドを予め設定された方向に回転させる駆動部と、を備えたことを特徴とするエレベータである。
このようなエレベータによれば、自動的にメインロープを一定方向に回転させることができ、メインロープにおける巻上機シーブに対する接触部分を変更することができるとともに、メインロープの撚り(ひねり)が元に戻るということを抑止することができる。このことにより、メインロープの寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープを回転させる作業を安全に行うことができる。
本発明のエレベータにおいては、前記駆動部は、前記乗りかごに取り付けられたモータと、当該モータの軸部分に接続されるとともに前記乗りかご用シャックルロッドの外周面に当接する歯車とを有することが好ましい。
本発明のエレベータにおいては、前記乗りかご用シャックルロッドの外周面の一部は前記駆動部の歯車に適合する歯車面となっていることが好ましい。
本発明のエレベータにおいては、前記乗りかご用シャックルロッドの歯車面の長手方向長さは、前記駆動部の歯車の幅よりも大きくなっていることが好ましい。このことにより、乗りかごが昇降する最中に、この乗りかごに対して乗りかご用シャックルロッドが上下方向に振動した場合にも、乗りかご用シャックルロッドの歯車面から駆動部の歯車が外れるという事態が生じることを防止することができる。
本発明のエレベータにおいては、前記乗りかご用シャックルロッドの回転角度を検出する回転角度検出部を更に備え、当該回転角度検出部により検出された回転角度が予め設定された設定角度を超えないよう、前記駆動部が前記乗りかご用シャックルロッドを回転させるようになっていることが好ましい。このことにより、メインロープが駆動部によって過度に回転させられてしまいこのメインロープの撚り(ひねり)の度合いが大きくなり過ぎて当該メインロープが損傷することを防止することができる。
本発明のエレベータにおいては、前記巻上機モータの起動回数を計数する起動回数計数部と、前記メインロープの張力が予め設定された範囲を超えて変動するような変動回数を計数するメインロープ張力変動回数計数部と、前記起動回数計数部により計数された起動回数、または前記メインロープ張力変動回数計数部により計数された変動回数が、予め設定された設定メンテナンス回数に達したときに、前記駆動部を制御して前記乗りかご用シャックルロッドを回転させる制御部と、を更に備えたことが好ましい。このことにより、メインロープを所望のタイミングで間欠的に回転させることができ、このメインロープの寿命をより延ばすことができる。
本発明のエレベータにおいては、前記乗りかごには圧縮コイルばねおよびこの圧縮コイルばねを受けるばね受け板が取り付けられており、前記乗りかご用シャックルロッドおよび前記ばね受け板がスラスト玉軸受を介して接続されていることが好ましい。このことにより、乗りかご用シャックルロッドを乗りかごに対して自在に回転させることができるようになる。
本発明は、メインロープが巻き掛けられた巻上機シーブと、前記巻上機シーブに連結され、当該巻上機シーブを回転させる巻上機モータと、前記メインロープの一端側に設けられた乗りかごと、前記メインロープの他端側に設けられた釣り合い錘と、前記メインロープの他端に連結されるとともに前記釣り合い錘に対して回転自在に取り付けられた釣り合い錘用シャックルロッドと、前記釣り合い錘に設けられ、前記釣り合い錘用シャックルロッドを予め設定された方向に回転させる駆動部と、備えたことを特徴とするエレベータである。
このようなエレベータによれば、自動的にメインロープを一定方向に回転させることができ、メインロープにおける巻上機シーブに対する接触部分を変更することができるとともに、メインロープの撚り(ひねり)が元に戻るということを抑止することができる。このことにより、メインロープの寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープを回転させる作業を安全に行うことができる。
本発明のエレベータによれば、メインロープの寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープを回転させる作業を安全に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本発明によるエレベータの一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本実施の形態のエレベータの全体構成を示す概略構成図であり、図2は、図1のエレベータの乗りかご用シャックルロッドおよび駆動部の構成の詳細を示す概略正面図であり、図3は、図1のエレベータの乗りかごの上面図である。
図1に示すように、本実施の形態のエレベータは、巻上機シーブ10に巻き掛けられたメインロープ11によりつるべ式に吊り下げられた乗りかご12および釣り合い錘13と、乗りかご12および釣り合い錘13の底面に両端がそれぞれ接続されたコンペンロープ14とを備えている。コンペンロープ14には、鉛直方向に移動自在となっており自重によりこのコンペンロープ14に張力を与えるコンペンシーブ15が掛けられている。
また、メインロープ11の一端には乗りかご用シャックルロッド20が連結されており、この乗りかご用シャックルロッド20は乗りかご12に対して回転自在に取り付けられている。また、乗りかご用シャックルロッド20を予め設定された方向に回転させる駆動部21が乗りかご12に設置されている。さらに、本実施の形態のエレベータにおける各駆動機構を制御するための制御盤40が巻上機シーブ10の近傍に設けられている。
以下、このようなエレベータの各構成要素の詳細について説明する。
図1に示すように、建屋には鉛直方向に延びる昇降路1が設けられており、この昇降路1の上方には機械室2が設置されている。機械室2の内部には、メインロープ11が掛けられる巻上機シーブ10およびこの巻上機シーブ10を回転駆動する巻上機モータ23が設けられている。
乗りかご12および釣り合い錘13は昇降路1内に設けられ、巻上機シーブ10に掛けられたメインロープ11によりつるべ式に吊り下げられている。乗りかご12は複数の乗客を収容する直方体形状のものであり、この乗りかご12および釣り合い錘13は、昇降路1内を鉛直方向に自在に移動することができるようになっている。また、乗りかご12は、乗客を収容するスペースの外部に設けられたかご枠(上ばり)12aを有している。
コンペンロープ14はその両端が乗りかご12の下面および釣り合い錘13の下面にそれぞれ取り付けられており、昇降路1内においてメインロープ11に対して下方に配置されている。図1に示すように、メインロープ11およびコンペンロープ14により昇降路1内でループ形状のロープ組合せ体が形成されている。なお、これらのメインロープ11やコンペンロープ14は例えば鋼から形成されている。
コンペンシーブ15には上記コンペンロープ14が巻き掛けられており、自重によりコンペンロープ14に張力を与えるとともに案内レール(図示せず)により鉛直方向に案内されるようになっている。
乗りかご用シャックルロッド20は、図1および図2に示すように、メインロープ11の乗りかご12側の一端に取り付けられている。この乗りかご用シャックルロッド20の下端部分20aは、乗りかご12の上面側に設けられたかご枠12a(以下、乗りかご上面側かご枠ともいう)の上部に設けられたかごヒッチプレートを介して貫通孔を貫通して下方に延びており、この下端部分20aの先端はかご枠12aよりも下方に位置している。この下端部分20aの下端近傍はねじ山構造となっている。
また、図2に示すように、乗りかご用シャックルロッド20の中間部分における外周面には歯車面20bが設けられている。この歯車面20bは、乗りかご上面側かご枠12aよりもわずかに上方に位置するようになっている。
図3に示すように、1つの乗りかご12に対してメインロープ11は平行に例えば8本設けられており、これに対応して乗りかご用シャックルロッド20も例えば8つ設けられている。
駆動部21は、乗りかご上面側かご枠12aの上面に配設されたモータ21aと、このモータ21aの軸部分に接続され、当該モータ21aにより予め設定された方向に回転させられる歯車21bとを有している。図2に示すように、この歯車21bの軸心は鉛直方向に延びている。ここで、上記の乗りかご用シャックルロッド20の歯車面20bは、この歯車21bと噛み合うようになっている。また、図2に示すように、乗りかご用シャックルロッド20の歯車面20bの長手方向長さ(図2における上下方向の長さA)は、駆動部21の歯車21bの幅(図2の長さB)よりも大きくなっている。
図2に示すように、乗りかご上面側かご枠12aの下面には、下方に伸縮する圧縮コイルばね25が配設されており、この圧縮コイルばね25の下端にはばね受け板26が取り付けられている。このばね受け板26の下方にはスラスト玉軸受27を介してナット28が2つ重ねられた状態で設けられており、このナット28は乗りかご用シャックルロッド20の下端部分20aのねじ山部分に嵌設されている。
ばね受け板26とナット28との間にスラスト玉軸受27が介挿されていることにより、このナット28はばね受け板26に対して回転自在となり、このことにより乗りかご用シャックルロッド20は乗りかご上面側かご枠12aに対して回転自在となる。
図2に示すように、乗りかご上面側かご枠12aの上面に、乗りかご用シャックルロッド20の回転角度を検出するための回転角度検出センサ30が取り付けられている。このような回転角度検出センサ30としては、例えば磁気式や光学式のものが用いられる。この回転角度検出センサ30は、後述する制御盤40に対して当該回転角度検出センサ30により検出された回転角度に係る情報を送るようになっている。なお、後述する制御盤40にて乗りかご用シャックルロッド20の回転角度を計算することとすれば、当該回転角度検出センサ30は不要である。
図1に示すように、メインロープ11には、このメインロープ11の張力を検出する張力検出センサ31が介設されている。この張力検出センサ31は、後述する制御盤40に対して当該張力検出センサ31により検出されたメインロープ11の張力に係る情報を送るようになっている。
制御盤40は、巻上機モータ23や駆動部21の制御を行うよう構成されている。具体的には、この制御盤40は、前述のように回転角度検出センサ30や張力検出センサ31から情報を受信し、この情報に基づいて駆動部21の制御を行うようになっている。当該制御盤40は巻上機モータ23の制御も行うが、この制御については記載を省略する。
図1に示すように、制御盤40は、巻上機モータ23の起動回数を計数する(カウントする)起動回数計数部41と、張力検出センサ31により検出されたメインロープ11の張力が予め設定された範囲を超えて変動するような変動回数を計数するメインロープ張力変動回数計数部42とを有している。また、制御盤40は制御部43を有しており、この制御部43は、起動回数計数部41により計数された起動回数、またはメインロープ張力変動回数計数部42により計数された変動回数が、予め設定された設定メンテナンス回数に達したときに、駆動部21を制御して乗りかご用シャックルロッド20を回転させるようになっている。
さらに、制御部43は、回転角度検出センサ30により検出された乗りかご用シャックルロッド20の回転角度が予め設定された設定角度を超えないよう、駆動部21を制御するようになっている。
以下、このような実施の形態からなるエレベータの作用について説明する。
通常時の運転においては巻上機モータ23が巻上機シーブ10を回転させ、この巻上機シーブ10が乗りかご12側のメインロープ11を巻き上げまたは巻き下ろすことにより、乗りかご12が昇降路1内を昇降する。この乗りかご12の昇降に連動して、釣り合い錘13は当該乗りかご12とのバランスを取りながら昇降路1内を昇降する。このときに、メインロープ11において乗りかご12側と釣り合い錘13側との間に重量の不釣り合いが生じる場合があるが、コンペンロープ14がメインロープ11とともにループ形状のロープ組合せ体を形成しておりコンペンシーブ15がコンペンロープ14に張力を与えているので、このメインロープ11における重量の不釣り合いによりトラブルが発生することはない。
また、コンペンシーブ15が案内レール(図示せず)に沿って鉛直方向上方または下方に自在に移動することができるようになっているので、メインロープ11やコンペンロープ14の揺れ等は当該コンペンシーブ15の案内レールに沿った移動により吸収され、コンペンロープ14に大きな張力が作用することを防止することができる。
このようなエレベータを長期間使用した場合には、メインロープ11が巻上機シーブ10と絶えず接触することによりこのメインロープ11が摩耗することとなる。このことに対応するために、制御盤40の制御部43が駆動部21のモータ21aに駆動信号を送り、このモータ21aが歯車21bを回転させることにより、当該歯車21bに歯車面20bが嵌合している乗りかご側シャックルロッド20を例えば10度だけ回転させる。乗りかご用シャックルロッド20が回転することにより、この乗りかご用シャックルロッド20に一端が連結されたメインロープ11における巻上機シーブ10に対する接触部分が変わることとなる。
ここで、回転角度検出センサ30は乗りかご用シャックルロッド20の回転角度を検出しており、この回転角度検出センサ30により検出された回転角度が予め設定された設定角度(例えば360度)に達したときには、制御盤40の制御部43はモータ21aを停止させ、これ以上乗りかご用シャックルロッド20を回転させないようにする。
また、駆動部21が乗りかご用シャックルロッド20を回転させるタイミングについて以下に説明する。
制御盤40の起動回数計数部41は、巻上機モータ23の起動回数を計数しており、この起動回数が予め設定された設定メンテナンス起動回数に達する度に、制御部43はモータ21aを制御して乗りかご用シャックルロッド20を例えば10度回転させる。また、制御盤40のメインロープ張力変動回数計数部42は、張力検出センサ31により検出されたメインロープ11の張力が予め設定された範囲を超えて変動するような変動回数を計数しており、この変動回数が予め設定された設定メンテナンス変動回数に達する度に、制御部43はモータ21aを制御して乗りかご用シャックルロッド20を例えば10度回転させる。
このようにして、駆動部21は乗りかご用シャックルロッド20を所望のタイミングで間欠的に回転させるようになっている。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、メインロープ11の一端に設けられた乗りかご用シャックルロッド20が乗りかご12に対して回転自在に取り付けられており、乗りかご12に設けられた駆動部21がこの乗りかご用シャックルロッド20を予め設定された方向に回転させるようになっている。このため、自動的にメインロープ11を一定方向に回転させることができ、メインロープ11における巻上機シーブ10に対する接触部分を変更することができるとともに、メインロープ11の撚り(ひねり)が元に戻るということを抑止することができる。このことにより、メインロープ11の寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープ11を回転させる作業を安全に行うことができる。
また、乗りかご用シャックルロッド20の歯車面20bの長手方向長さが駆動部21の歯車21bの幅よりも大きくなっているので、乗りかご12が昇降する最中に、圧縮コイルばね25が伸縮したりすること等によって、乗りかご12に対して乗りかご用シャックルロッド20が上下方向に振動した場合にも、乗りかご用シャックルロッド20の歯車面20bから駆動部21の歯車21bが外れるという事態が生じることを防止することができる。
また、回転角度検出センサ30が乗りかご用シャックルロッド20の回転角度を検出し、回転角度検出センサ30により検出された回転角度が予め設定された設定角度(例えば360度)を超えないよう、駆動部21が乗りかご用シャックルロッド20を回転させるようになっているので、メインロープ11が駆動部21によって過度に回転させられることによりこのメインロープ11の撚りの度合いが大きくなり過ぎて当該メインロープ11が損傷することを防止することができる。
また、起動回数計数部41により計数された巻上機モータ23の起動回数、またはメインロープ張力変動回数計数部42により計数されたメインロープ11の張力に係る過度の変動回数が予め設定された設定メンテナンス回数に達したときに、制御部43は駆動部21を制御して乗りかご用シャックルロッド20を回転させるようになっているので、メインロープ11を所望のタイミングで間欠的に回転させることができ、このメインロープ11の寿命をより延ばすことができる。
また、乗りかご12には圧縮コイルばね25およびこの圧縮コイルばね25を受けるばね受け板26が取り付けられており、乗りかご用シャックルロッド20およびばね受け板26がスラスト玉軸受27を介して接続されているので、乗りかご用シャックルロッド20を乗りかご12に対して自在に回転させることができるようになる。
本発明によるエレベータは、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、制御盤40から赤外線等の無線信号を駆動部21のモータ21aに送ることも可能である。また、駆動部21のモータ21aの電源をバッテリ(乾電池等)で構成し、ポータブル性をもたせることも可能である。
次に本発明によるエレベータの変形例につき、図4により説明する。図4において、図1乃至図3に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例に係るエレベータは、乗りかご12に乗りかご用シャックルロッド20を設ける代わりに釣り合い錘13に釣り合い錘用シャックルロッド50を設けた点が異なるのみであり、他は実質的に図1乃至図3に示す実施の形態と同様のものとなっている。
図4に示すエレベータにおいて、メインロープ11の他端(釣り合い錘13側)に設けられた釣り合い錘用シャックルロッド50が釣り合い錘13に対して回転自在に取り付けられており、釣り合い錘13に設けられた駆動部51がこの釣り合い錘用シャックルロッド50を予め設定された方向に回転させるようになっている。このため、自動的にメインロープ11を一定方向に回転させることができ、メインロープ11における巻上機シーブ10に対する接触部分を変更することができるとともに、メインロープ11の撚り(ひねり)が元に戻るということを抑止することができる。このことにより、メインロープ11の寿命を十分に延ばすことができるとともにメインロープ11を回転させる作業を安全に行うことができる。
本発明の一の実施の形態のエレベータの全体構成を示す概略構成図である。 図1のエレベータの乗りかご用シャックルロッドおよび駆動部の構成の詳細を示す概略正面図である。 図1のエレベータの乗りかごの上面図である。 本発明の他の態様のエレベータの全体構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 昇降路
2 機械室
10 巻上機シーブ
11 メインロープ
12 乗りかご
12a かご枠
13 釣り合い錘
14 コンペンロープ
15 コンペンシーブ
20 乗りかご用シャックルロッド
20a 下端部分
20b 歯車面
21 駆動部
21a モータ
21b 歯車
23 巻上機モータ
25 圧縮コイルばね
26 ばね受け板
27 スラスト玉軸受
28 ナット
30 回転角度検出センサ
31 張力検出センサ
40 制御盤
41 起動回数計数部
42 メインロープ張力変動回数計数部
43 制御部
50 釣り合い錘用シャックルロッド
51 駆動部

Claims (8)

  1. メインロープが巻き掛けられた巻上機シーブと、
    前記巻上機シーブに連結され、当該巻上機シーブを回転させる巻上機モータと、
    前記メインロープの一端側に設けられた乗りかごと、
    前記メインロープの他端側に設けられた釣り合い錘と、
    前記メインロープの一端に連結されるとともに前記乗りかごに対して回転自在に取り付けられた乗りかご用シャックルロッドと、
    前記乗りかごに設けられ、前記乗りかご用シャックルロッドを予め設定された方向に回転させる駆動部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記駆動部は、前記乗りかごに取り付けられたモータと、当該モータの軸部分に接続されるとともに前記乗りかご用シャックルロッドの外周面に当接する歯車とを有することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記乗りかご用シャックルロッドの外周面の一部は前記駆動部の歯車に適合する歯車面となっていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ。
  4. 前記乗りかご用シャックルロッドの歯車面の長手方向長さは、前記駆動部の歯車の幅よりも大きくなっていることを特徴とする請求項3記載のエレベータ。
  5. 前記乗りかご用シャックルロッドの回転角度を検出する回転角度検出部を更に備え、
    当該回転角度検出部により検出された回転角度が予め設定された設定角度を超えないよう、前記駆動部が前記乗りかご用シャックルロッドを回転させるようになっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータ。
  6. 前記巻上機モータの起動回数を計数する起動回数計数部と、
    前記メインロープの張力が予め設定された範囲を超えて変動するような変動回数を計数するメインロープ張力変動回数計数部と、
    前記起動回数計数部により計数された起動回数、または前記メインロープ張力変動回数計数部により計数された変動回数が、予め設定された設定メンテナンス回数に達したときに、前記駆動部を制御して前記乗りかご用シャックルロッドを回転させる制御部と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエレベータ。
  7. 前記乗りかごには圧縮コイルばねおよびこの圧縮コイルばねを受けるばね受け板が取り付けられており、
    前記乗りかご用シャックルロッドおよび前記ばね受け板がスラスト玉軸受を介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエレベータ。
  8. メインロープが巻き掛けられた巻上機シーブと、
    前記巻上機シーブに連結され、当該巻上機シーブを回転させる巻上機モータと、
    前記メインロープの一端側に設けられた乗りかごと、
    前記メインロープの他端側に設けられた釣り合い錘と、
    前記メインロープの他端に連結されるとともに前記釣り合い錘に対して回転自在に取り付けられた釣り合い錘用シャックルロッドと、
    前記釣り合い錘に設けられ、前記釣り合い錘用シャックルロッドを予め設定された方向に回転させる駆動部と、
    備えたことを特徴とするエレベータ。
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Cited By (6)

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