JP2005298062A - ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置 - Google Patents

ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005298062A
JP2005298062A JP2004345985A JP2004345985A JP2005298062A JP 2005298062 A JP2005298062 A JP 2005298062A JP 2004345985 A JP2004345985 A JP 2004345985A JP 2004345985 A JP2004345985 A JP 2004345985A JP 2005298062 A JP2005298062 A JP 2005298062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
plate
box
pedestal
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004345985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4775755B2 (ja
Inventor
Yuji Fuse
裕児 布施
Yukiyasu Mori
幸康 森
Tsunemoto Aoki
毎祖 青木
Katsuhiko Nose
雄彦 野瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2004345985A priority Critical patent/JP4775755B2/ja
Publication of JP2005298062A publication Critical patent/JP2005298062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775755B2 publication Critical patent/JP4775755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

【課題】 フラットパネルディスプレイ(液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル等)用の大型ガラス板の表面に傷や汚れが発生することなく高効率に搬送でき、またガラス板の梱包、開梱作業を効率よく行うことのできるガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置を提供する。
【解決手段】 ガラス板16を載置する台座2を有し、該台座2の搭載面3上に前記ガラス板16の端部を受ける実質平坦な底受け板4とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板5が備わり、前記底受け板4は前記台座2の搭載面3に対し傾斜して備わり、前記底受け板4上のガラス板16の前面を押えるためのガラス板押え部材17が備わるガラス板梱包箱であって、前記ガラス板押え部材17は前記台座後方の両隅部に立設された支柱7に対し上下方向に着脱可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイ、特に液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ(PDP)等用の大型ガラス板やその製造過程における中間製品の大型ガラス板を梱包し、搬送した後に開梱するガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びに開梱装置に関する。
近年、液晶ディスプレイ用ガラス等に用いられるガラス板の大型化のニーズが高まっているが、従来、一般的用途の大型ガラス板を搬送する手段として、ガラス板を立てて並べて載置した後固定する梱包ラックが用いられている(例えば特許文献1参照)。しかし、この梱包ラックはガラス板をむき出し又はビニール袋等で覆った状態で搬送するため、埃の侵入等でガラス表面が汚れたり、傷の原因にもなる。また、ビニール袋等の使用に伴い部材数が増加する。
一方、箱体状の梱包箱を用い、液晶ディスプレイ用のガラス板を収納して搬送するガラス板梱包箱が特許文献2に記載されている。しかし、この梱包箱は内壁にガラス板をスライドさせて収納するための溝が形成されているため、作業者はこれに沿ってガラス板を収納しなければならず、作業性が悪いものである。この作業性の悪さはガラス板開梱時も同様である。また、ガラス板の収納を自動化した場合にも、ガラス板の大型化に伴い上下方向に可動範囲の大きな設備が必要となり、設備の大型化、費用の増大となる。また、積載枚数が少なく、一度に収納して搬送できる枚数が限られているため搬送効率も悪い。また、この梱包箱は600×500〜1300×1100(mm)等のサイズのガラス板を梱包することを前提に作製されたものであり、それ以上の大型サイズのガラス板の梱包、開梱には作業性、強度面、搬送コスト面で困難がある。
特開2000−272684号公報 特開2001−354281号公報
本発明は、フラットパネルディスプレイ(液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル等)用の大型ガラス板の表面に傷や汚れが発生することなく高効率に搬送でき、またガラス板の梱包、開梱作業を効率よく行うことのできるガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びに装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、ガラス板を載置する台座を有し、該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、前記底受け板は前記台座の搭載面に対し傾斜して備わり、前記台座に取付けられ、前記ガラス板を覆う箱体が備わるガラス板梱包箱であって、前記箱体は下面が開放され、前記ガラス板の前後左右及び上面を覆う前板、後板、左右の側板及び上板からなり、該箱体は前板、上板、後板の略中央において左右に分割して左箱体及び右箱体の2分割体に分離可能であり、かつ、該左箱体及び右箱体は互いに結合可能であることを特徴とするガラス板梱包箱を提供する。
さらに、請求項2の発明では、ガラス板を載置する台座を有し、該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、前記底受け板は前記台座の搭載面に対し傾斜して備わり、前記底受け板上のガラス板の前面を押えるためのガラス板押え部材が備わるガラス板梱包箱であって、前記ガラス板押え部材は前記台座後方の両隅部に立設された支柱に対し上下方向に着脱可能であることを特徴とするガラス板梱包箱を提供する。
請求項3の発明では、前記底受け板上のガラス板の前面を押えるためのガラス板押え部材を備え、前記ガラス板押え部材は前記台座後方の両隅部に立設された支柱に対し上下方向に着脱可能であることを特徴としている。
請求項4の発明では、前記ガラス板押え部材とガラス板との間にガラス板を弾力的に押圧するための少なくとも前後方向に伸縮可能なガラス板押圧手段が備わることを特徴としている。
請求項5の発明では、前記底受け板は該底受け板のガラス板の端部を受ける載置面が水平面に対し5〜25°傾斜し、前記背受け板は該背受け板のガラス板を受ける背受け面が前記底受け板のガラス板端部を受ける載置面に対し約90°〜100°となる断面略L字形状であることを特徴としている。
さらに、請求項6の発明では、前記底受け板上に複数枚のガラス板をそれぞれ背受け板の背受け面に沿うように並べて載置し、前記ガラス押え部材を前記支柱に装着して前記ガラス板を前記台座上に固定保持し、前記左箱体と前記右箱体をそれぞれ左右側方から載置された複数枚のガラス板を覆うように前記台座上に取付けて前記左箱体と前記右箱体を相互に結合することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板梱包方法を提供する。
請求項7の発明では、前記ガラス押え部材に備わる前記ガラス板押圧手段により底受け板に載置された複数枚のガラス板を後方の背受け板に押圧して該ガラス板を前記台座上に固定保持することを特徴としている。
請求項8の発明では、前記ガラス板間に、樹脂分が0.1%以下(JIS P 8205(1976年))であり、平滑度が20秒以下(JIS P 8119(1976年))である合紙を挟んで前記ガラス板を台座に載置することを特徴としている。
請求項9の発明では、前記箱体の内面に前記ガラス板押え部材に係合して箱体を上方に持ち上げるための保持部材が突出して備わることを特徴としている。
また、請求項10の発明では、前記台座は該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、前記底受け板の幅は、前記ガラス板の幅よりも狭いことを特徴としている。
さらに、請求項11の発明では、前記箱体を左箱体と右箱体とが結合された状態で上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外すことを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法を提供する。
さらに、請求項12の発明では、前記底受け板に載置された複数枚のガラス板の左右側方から押圧保持する側方押えを開放し、前記ガラス板押圧手段を収縮させて前記ガラス板から開放した後、前記箱体を上方に持ち上げて取外すと同時に前記ガラス板押え部材を前記台座上に係止するためのクランプハンドルを解除して前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外すことを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法を提供する。
さらに、請求項13の発明では、前記箱体を上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこのガラス板押え部材を前記支柱から取外し、前記底受け板上のガラス板を積み降ろした後、前記箱体を下降させ、前記保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、前記箱体を前記台座上に戻して取付けることを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法を提供する。
請求項14の発明では、前記ガラス板梱包箱を前記箱体を着脱する位置に搬送し、該箱体着脱位置で前記箱体を上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外し、該台座を前記ガラス板を積み降ろす位置に搬送し、該ガラス板積み降ろし位置で前記底受け板上のガラス板をガラス板間に介装した合紙と分別して積み降ろした後、該台座を前記箱体着脱位置に搬送して前記箱体を下降させ、前記保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、前記箱体を前記台座上に取付けることを特徴としている。
さらに、請求項15の発明では、前記保持部材に係合する爪部材を有するフレームと、該フレームを上下に移動させる昇降機とを有することを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を開梱するためのガラス板開梱装置を提供する。
請求項16の発明では、請求項9に記載のガラス板梱包箱が搬送される搬入ステージと、前記箱体を前記フレームと前記昇降機を用いて前記台座から取外し、その後再び台座に取付ける箱体着脱ステージと、前記台座から前記ガラス板を積み降ろすガラス板取出し機及び前記合紙を回収する合紙回収機を備えたガラス板積み降ろしステージと、該ガラス板が積み降ろされた台座に前記箱体を取り付けた状態で搬出する搬出ステージと、前記各ステージ間で前記梱包箱を搬送する搬送手段とを備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、台座上に載置したガラス板の前後左右および上面を覆う箱体が左右に分割されているので、ガラス板を覆う際に右箱体と左箱体をそれぞれ台座の左右方向から取付け可能となって取扱い性が向上し、この後互いを結合することができるため、ガラス板の梱包作業を効率よく行うことができる。また、ガラス板は箱体を備えたガラス板梱包箱により覆われて搬送されるため、搬送中に埃等によりガラス板表面に傷が生じたり汚れが発生することなく、ガラス板を搬送することができる。搬送後、ガラス板を取出す際にもその開梱作業が容易となり、取り出し作業も効率よく行うことができる。すなわち、右箱体と左箱体をそれぞれ台座の左右方向に取外して開梱することができ、又は、左右の箱体を結合した状態で上方向へ移動させて取外して開梱することができる。なお、上方向への取外しはロボット等により自動化で行うこともできる。さらに、底受け板が傾斜し、ガラス板はこの傾斜する底受け板に載置されるので、作業者はガラス板の位置決め作業を容易に、効率よく安全に行うことができる。
請求項2の発明によれば、台座から立設した支柱に対しガラス板押え部材を装着し、傾斜した底受け板上に載置したガラス板の前面からガラス板を後方の背受け板に押圧するので、ガラス板を台座に対して固定保持する作業を効率よく行うことができ、搬送中にガラスがずれることを防止できる。なお、ガラス板押え部材の支柱に対する上下方向の位置はストッパ等で定位置に固定させることができる。搬送後、ガラス板を取出す際にもその開梱作業が容易であり、取り出し作業も効率よく行うことができる。
請求項3の発明によれば、左右に分割する箱体を備えたガラス板搬送箱にガラス板押圧部材を備えるため、ガラス板を覆う際に右箱体と左箱体をそれぞれ台座の左右方向から取付け可能となって取扱い性が向上するとともに、台座から立設した支柱に対しガラス板押え部材を装着し、傾斜した底受け板上に載置したガラス板の前面からガラス板を後方の背受け板に押圧するので、ガラス板を台座に対して固定保持する作業を効率よく行うことができ、搬送中にガラスがずれることを防止できる。搬送後、ガラス板を取出す際にもその開梱作業が容易であり、取り出し作業も効率よく行うことができる。
請求項4の発明によれば、ガラス板押え部材の前面内側に備わる例えばエアバッグ等のガラス板押圧手段がガラス板を後方の背受け板に弾力的に押圧するので、確実にガラス板を台座上に固定保持することができ、搬送中にガラス板がずれたりすることを防止できる。ガラス板の取り出し作業時はガラス板押圧手段を収縮させてガラス板押え部材を上方へ取出しやすくし、作業性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、ガラス板は水平面(台座の搭載面)に5〜25°傾斜する底受け板に対して90°〜100°の背受け板に沿って立て掛けられるので、作業者はガラス板を載置する時にガラス板の位置決め作業を容易に、効率よく安全に行うことができる。各ガラス板は自重により背受け板側のガラス板に接するので、各ガラス板間に無駄な隙間が生じることはない。また、載置するガラス板の安定化を図ることができ、ガラス板のずれや崩壊を防止し、併せて傷や割れの防止も図ることができる。
請求項6の発明によれば、ガラス板の梱包に際して台座上にガラス板を載置してガラス押え部材によりガラス板を台座に固定保持し、この後左右の箱体を取り付けて相互に結合するため、ガラス板の梱包作業を効率よく行うことができる。また、ガラス板は箱体状のガラス板梱包箱により覆われて搬送されるため、搬送中に埃等によりガラス板表面に傷が生じたり汚れが発生することなく、安定した品質でガラス板を搬送することができる。搬送後、ガラス板を取出す際にもその開梱作業が容易であり、取り出し作業も効率よく行うことができる。
請求項7の発明によれば、ガラス板押え部材の前面内側に備わる例えばエアバッグ等のガラス板押圧手段が伸長あるいは膨張して台座の底受け板上に載置したガラス板を後方の背受け板に押圧するので、確実にガラス板を台座上に固定保持することができ、搬送中にガラス板がずれたりすることを防止できる。ガラス板の取り出し作業時はガラス板押圧手段を収縮させてガラス板を取り出しやすくし、作業性を高めることができる。
請求項8の発明によれば、ガラス板同士が直接接触することを避けるためにガラス板間に挟むシート、特には合紙を使用することにより、ガラス板同士の接触を防止して傷付き防止を図るとともに、薄い合紙により嵩張ることなく多くの枚数を載置でき、ガラス板の品質の安定、搬送効率の向上を図ることができる。また、梱包箱からガラス板を取出す際に、ガラス板上辺から上に突出した合紙を押えてガラス板を合紙から引き剥がして取出すことができ、梱包中に押付けられて相互に密着したガラス板を合紙から分離して容易に取出すことができる。なお、合紙は上辺だけでなく、一方又は両方の側辺から突出させてもよい。このとき、合紙をガラス板の上辺よりも上方に突出させてガラス板間に挟むことにより、合紙を押えるための装置を上方に設けるだけでガラス板を合紙から引き剥がすことができる。この合紙は液晶ディスプレイ用の大型ガラスであるガラス板に合紙中の樹脂分がガラス板表面に転写されて紙肌模様や焼けや汚れが生じることを防ぐため、紙の平滑度を20秒以下(JIS P 8119(1976年))の粗面とすることにより、ガラス板の表面との接触面積を減少させ樹脂分の転写を防ぐことができる。また、紙の樹脂分を0.1%以下(JIS P 8205(1976年))とすることにより、粗面との複合作用によりガラス板の品質を保持することができる。これにより、合紙によるパーティクル等(パルプや微少樹脂分の屑等)の発生があったとしても、ガラス板を台座に対し立てて載置することと相まって、ガラス板表面へパーティクル等は固着することなく、その後のガラス板の洗浄等により容易に除去できる。
請求項9の発明によれば、開梱作業を自動等で行う際に箱体に備わる保持部材でガラス板押え部材を保持し、箱体とともにガラス板押え部材を上方へ取外すことができるので、容易にかつ効率よくガラス板の開梱作業を行うことができる。
請求項10の発明によれば、底受け板の幅がガラス板の幅よりも狭いため、底受け板に載置するガラス板の角部が底受け板に貼り付けたクッション材に食い込むことによってクッション材が磨耗したり、クッション材の反発によりガラス板の角部が欠けたりするおそれを防止できる。
請求項11の発明によれば、開梱作業を自動等で行う際に箱体に備わる保持部材でガラス板押え部材を保持し、箱体の取外し作業と同時にガラス板押え部材を支柱から上方へ取外すことができるので、作業者は容易にかつ効率よくガラス板の開梱作業を行うことができる。
請求項12の発明によれば、作業工程を簡略にすることができるので、簡単な手順で効率よくガラス板の開梱作業を行うことができ、開梱作業を自動等で行う際に箱体に備わる保持部材でガラス板押え部材を保持し、箱体の取外し作業と同時にガラス板押え部材を支柱から上方へ取外すことができるので、作業者はさらに容易にかつ効率よくガラス板の開梱作業を行うことができる。
請求項13の発明では、箱体を上方へ持ち上げて台座から取外すとともに、保持部材でガラス板押え部材を保持してこのガラス板押え部材を支柱から取外し、底受け板上のガラス板を積み降ろした後、再び箱体を下降させ、保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、箱体を台座上に戻して取付けるので、梱包箱を搬入されたときと同じ形状で搬出することができ、搬入の際も搬出の際も同じ搬送形態で搬送することができる。これにより、搬出後の箱体内部へのほこり等の浸入も防止できる。
請求項14の発明では、ガラス板梱包箱を、箱体着脱位置で箱体を上方へ持ち上げて台座から取外すとともに、保持部材でガラス板押え部材を保持してこのガラス板押え部材を支柱から取外し、ガラス板取外し位置で台座の底受け板上のガラス板をガラス板間に介装した合紙と分別して積み降ろし、再び箱体着脱位置で箱体を下降させ、保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、箱体を台座上に取付けることにより、連続した流れで梱包箱からガラス板を積み降ろすことができるので、効率よく、また省スペースでガラス板の開梱及び積み降ろし作業を行うことができる。
請求項15の発明では、開梱装置が、保持部材に係合する爪部材を有するフレームと、フレームを上下に移動させる昇降機とを有するので、爪部材を保持部材に係合させて昇降機によりフレームを上昇させることにより、箱体とともにガラス板押え部材を取外すことができ、またガラス板を台座から積み降ろした後再び昇降機を下降させて台座に箱体を取り付けることができるので、容易にかつ効率よくガラス板の開梱作業を行うことができる。
請求項16の発明では、開梱装置が、梱包箱を搬入する搬入ステージと、箱体を着脱する箱体着脱ステージと、台座からガラス板を積み降ろすとともに合紙を回収するガラス板積み降ろしステージと、梱包箱を搬出する搬出ステージとを有し、各ステージはコンベヤ等の搬送手段で連結されるので、梱包箱を搬入してからガラス板を積み降ろし、梱包箱を搬出する作業を効率よく迅速に、また省スペースで行うことができる。
図1は本発明に係るガラス板梱包箱のガラス板を載置する前の状態を示す概略図である。(A)は正面図、(B)は側面図である。
基台となる台座2の上面である搭載面3上にガラス板を載置する底受け板4が傾斜して備わる。縦片6(支柱状)は底受け板4に対し90°〜100°、特に好ましくは約95°となるように搭載面3上に複数本備わり、この縦片6にガラス板の面を受ける背受け板5が立て掛けられる。底受け板4及び背受け板5にはガラス板を載置した際のガラス板との接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられている。このとき、底受け板4の幅を載置するガラス板の幅よりも狭くすれば、ガラス板の角部との接触によるクッション材の磨耗や損傷を防止できる。台座2(搭載面3)の後部には複数本の支柱7が立設される。台座2の前後方向の面にはフォークリフトの爪(不図示)が抜差し可能な開口部10が複数個(図では4個)形成される。この開口部10の数はフォークリフトの爪が入る程度の大きさであればその数は自由である。台座2の側面は開口させてもよいし、塞いだ構造としてもよい(図では2個の開口部)。なお、上記基台を構成する台座2その他の材質は鋼材であり、クリーンルームに搬入される場合の塗装剥れ防止を考慮するとステンレス鋼が好ましい。左右両端の支柱7と縦片6には棒状の補強材14が架け渡され、この補強材14にクランプハンドル15が備わる。
底受け板4は実質平坦な板であり、前側下部の底片11を介して搭載面3上に載置される(図では2ヶ所に載置)。この底受け板4の表面はガラス板を差込むための溝等が形成されない実質上平坦なものであり、ガラス板を合紙30を挟んで載置できるものであれば、波状や粗面状であってもよい。なお、底受け板4を背受け板5と同じ幅長さの1枚として搭載面3上に設けてもよい。底受け板4は台座2の搭載面3に対し好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°傾斜する。これにより、作業者はガラス板を載置する時のガラス板の位置決め作業を容易に、効率よく安全に行うことができる。各ガラス板は自重により背受け板側のガラス板に接するので、各ガラス板間に無駄な隙間が生じることはない。また、載置するガラス板の安定化を図ることができ、ガラス板のずれや崩壊を防止し、併せて傷や割れの防止も図ることができる。なお、底片11に高さ調整機能をもたせ、底受け板4の搭載面3に対する角度調整を調整可能な構成としてもよい。
台座2の左右側縁上方には載置したガラス板の側方を押えるための側方押え8が備わる。側方押え8は押え板9、ネジ12及びナット13で構成される。ネジ12の先端と押え板9は固定され、ナット13は左右方向の位置が固定された状態で回転可能に設けられる。このナット13を回転させることにより、ナット13が移動することなくネジ12が左右に移動して押え板9が台座2の左右方向に移動可能となる。この側方押え8は図示しない保持機構により台座2に固定保持される。押え板9のガラス側の面にはゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられる。この側方押え8により、底受け板4上に載置されたガラス板は左右方向に確実に押えられて保持されるので、底受け板4からずれて落下することはない。
図2は本発明に係るガラス板梱包箱にガラス板を載置したときの状態を示す概略図である。(A)は正面図、(B)は側面図である。
底受け板4上に載置された複数枚のガラス板16は、前後方向をガラス板押え部材17、左右方向を側方押え8により押えられ底受け板4上に確実に固定保持される。左右両端の支柱7には断面コ字状のコ字状部材48が取付けられる。ガラス板押え部材17はローラー41(図3)を有し、このローラー41をコ字状部材48に嵌め込み、これをスライド又は回転させてガラス板押え部材17を支柱7のコ字状部材48に沿って鉛直方向上下に昇降させる。ローラー41を嵌め込みやすくするため、コ字状部材48の上端部を広げたガイド54を備えることが好ましい。また、コ字状部材48内でローラー41が回転しやすいようにコ字状部材48の溝幅はローラー41の外径よりがたつきが生じない程度にやや大きくなっていることが好ましい。コ字状部材48の下部にはストッパ49が備わり、ガラス板押え部材17を所定位置に保持する。ガラス板押え部材17が所定位置まで下降するとガラス板押え部材17の側枠18はクランプハンドル15により確実にその位置に固定され、ガラス板押圧手段(エアバッグ)19が膨らみ、押え用の板材26を介してガラス板16を後方の背受け板5に押圧する。
多数枚搭載されたガラス板の各ガラス板16間には搬送中にガラス板16同士が干渉して傷がつくことを防止するため、合紙30が挟まれる。この合紙30はガラス板同士が直接接触するのを避けるためのガラス板16間に挟むシートである。シートをガラス板間に挟む方法は、例えば、クリーンルーム内で平置きされたガラス板の上面にシート(合紙や、ガラスに密着する樹脂製シート等)を置き、シートの上面からガラス板をロボット等で吸着し、または、ガラス板の裏面からガラス板と該ガラス板から突き出したシート部分とをロボット等で吸着し、シート及びガラス板を台座に載置する。これによりガラス板とシートの間に埃等が混入することを防止できる。この合紙30はガラス板16に合紙中の樹脂分がガラス板16表面に転写されて紙肌模様や焼けや汚れが生じることを防ぐため、紙の平滑度を20秒以下、好ましくは18秒以下の粗面とすることにより、ガラス板16の表面との接触面積を減少させ樹脂分の転写を防ぎ、紙の樹脂分を0.1%以下、好ましくは0.05%以下とすることにより、粗面との複合作用によりガラス板16の品質を保持するものを用いる。これにより、合紙によるパーティクル等(パルプや微少樹脂分の屑等)の発生があったとしても、ガラス板を台座に対し立てて載置することと相まって、ガラス板表面へパーティクル等は固着することなく、その後のガラス板の洗浄等により容易に除去できる。
合紙30はガラス板16の表面積よりも大きく、ガラス板16を載置した際に左右及び上方に合紙30がはみ出た状態となることが好ましい。左右にはみ出た合紙30はそれらを同一方向(前方向か後方向)にならされて、この後、側方押え8でガラス板16を固定する。このとき、押え板9は合紙30を介してガラス板16を固定するため、直接押え板9がガラス板16に接触することはなく搬送中のガラス板16の損傷を低減できる。なお、ガラス板16を確実に側方押え8で固定することができるよう底受け板4及び背受け板5の左右の幅はガラス板16の幅よりも小さいことが好ましい。上方に突出した合紙30により、ガラス板16を取出す際に、合紙30を押えながらガラス板16を取出すことができ、搬送中に押付けられて密着したガラス板16と合紙30を容易に分離して取出すことができる。なお、合紙30をガラス板16の両側辺から突出するように挟んでもよい。合紙30はガラス板16の表面積よりも大きいことが好ましく、突出長さは30〜100(mm)が好ましく、合紙のたわみ等を考慮すると50(mm)程度がより好ましい。
図3はガラス板押え部材の構成図であり、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は(A)のC−C断面図である。
ガラス板押え部材17は前枠20、側枠18、後枠21で構成される。前枠20は上下の横材22、この横材22間に架渡される複数本(図では7本)の縦材23及び縦材23の後面に配される例えばプラスチック段ボールからなる板材24で構成される。側枠18は上下2本備わり、後端部の上下の側枠18間には縦枠材25が架渡される。この縦枠材25の内側にはローラー41が複数個(図では3個)回転可能に取付けられる。後枠21も上下に2本備わる。
前枠20の後部にはガラス板押圧手段19が備わる。このガラス板押圧手段19は前後の板材24,26及びこれらの間に設けられたエアバッグ28で構成される。エアバッグ28は図示しないチューブ等により空気量の調整が可能であり、膨らませることにより、板材26が後方に移動する。なお、エアバッグ28は必要に応じて何個備えてもよい。ガラス板押圧手段19を上方へ取外すときはガラス板16を取出すときはエアバッグ28の空気を抜いて収縮させる。この際、エアバッグ28の収縮に合わせて板材26がガラス板16から離れることにより上方へ取外す際の作業性が向上する。
図4は本発明に係るガラス板梱包箱の箱体の構成図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。図5は台座上に箱体を取付けた状態のD−D方向から見た内部構成図である。
箱体29は前板(図4(A))、後板、左右の側板(図4(B))及び上板からなる下側が開放された箱体形状であり、左右に分離されて左箱体40及び右箱体31となり、それぞれ中空部を備えた樹脂製板部材32(例えばポリプロピレンからなるプラスチック段ボール)がその周囲をアルミ等のフレーム材33で補強されて構成される。なお、後板と上板の概略図は省略する。左箱体40と右箱体31は相互にバックル52等の結合手段を介して結合可能である。この結合手段は、鍵や留め具等、互いに係合する部材を用いてもよい。
この箱体29を台座2上に取付けて本発明に係るガラス板梱包箱1が形成される。この箱体29の台座2への取付けは、例えば箱体29が台座2の所定位置に収まるようにガイド53(図5参照)を形成してこれに沿って箱体29を下降させ、台座にリング50を形成し、このリング50に左右箱体40,31に備えた棒材51を挿入し、結合することにより行われる。ガイド53は台座2から上に突出し、箱体29の底縁が、台座2上の所定位置にガイドされるように、上から下に向けて内側又は外側に傾斜する(図では上から下に向けて外側に傾斜している)。このガイド53は、四辺形の台座2の4辺それぞれに備わることが好ましい。また、箱体29側にガイド53に沿うような被ガイドリブを設けてもよい。なお、各フレーム材33間には必要に応じて棒状の補強材(不図示)を架渡してもよい。この箱体29の内側面に断熱材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等を用いたもの)を設ける構成とすれば温湿度が安定し、ガラス品質が安定する。同様の効果を得るために、樹脂製板部材32として断熱効果を有する材料を用いてもよい。
箱体29の左右両側面には箱体29の内側に突出する金属製の保持部材34が備わる(図では左右の側板にそれぞれ2個)。保持部材34は箱体29を台座2に取り付けた時にガラス板押え部材17の側枠18(図3(C))の下方に位置する。したがってこのまま箱体29を上方に移動させると、保持部材34の上縁にガラス板押え部材17の側枠18が引掛かって係合し、箱体29の持上げ動作とともにガラス板押え部材17を持上げて取外すことができる。これにより、開梱作業を容易にかつ効率よく行うことができる。保持部材34の上方には取っ手35を有する扉36が備わる。この扉36を開けて、作業者はクランプハンドル15の操作をし、ガラス板押え部材17の固定や開放を行うことができる。なお、箱体29側面の下方前側は側方押え8が調整可能なように開放している(図の開放部45)。なお、この開放部45は、図示しない側方押え8の支持台に密接するように形成され、ガラス板16の搬送中に箱体29内へ埃等が入ることを防止する。
図6は本発明に係るガラス板梱包箱の構造の一例を示す概略図である。
クランプハンドル15は縦片6と支柱7間に架渡される補強材14上に取り付けられる(図1(B)参照)。このクランプハンドル15はハンドル部37とストッパ部38で構成される。ハンドル部37を起こすと(鉛直方向にすると)ストッパ部38は固定され、ガラス板押え部材17がクランプされてストッパ部38の下方のガラス板押え部材17の側枠18は上方に移動することはない。したがって、台座2上に載置したガラス板16を確実に固定することができる。ハンドル部37を倒すと(斜めにすると)ストッパ部38は起き上がり、クランプが解除される。ハンドル部37は補強材14の下部に回動可能に取付けられるレバー46の端部とワイヤ39を介して連結される。ガラス板16の開梱作業を行うときは、箱体29の樹脂製板部材32に取付けられた保持部材34をロボット等の爪(爪部材(図11参照))により引掛けて引き上げる。この保持部材34を引き上げ時、まず保持部材34はレバー46の端部を押し上げ、この押し上げとともにワイヤ39が連結された端部が下がり、ワイヤ39を引張って、ハンドル部37を寝かす方向に移動させ、側枠18のクランプが解除される。この後保持部材34の上縁がガラス板押え部材17の側枠18に引掛かって係合し、箱体29とともに上方に移動し、取外される。このように、箱体29の取り外しとクランプハンドル15の固定解除操作を同時に行うことができるので、開梱作業性が向上する。このクランプ操作は、箱体29の側板(樹脂製板部材32)に設けた扉36(図4(B)参照)を開けて手で操作してもよい。
図7はガラス板梱包箱の製作時の支柱位置調整機構を示す概略図である。
図示したように、左右両端の支柱7の下端から反対側の支柱7の上端が棒状体42で連結される。この棒状体42はネジ溝が切ってあり、ターンバックル43により長さ調整可能である。これにより、台座2に対し左右方向にスライド可能に設けられた両端の支柱7間の距離を調整し、横枠47に固定することができるため、ガラス板押え部材17のローラー41間の幅と合わせることができる。
図8は本発明に係るガラス板梱包箱に底座を装着した状態の概略図である。
図示したように、ガラス板梱包箱1の台座2は、傾斜した上面を有する底座44上に置かれる。この底座44の傾斜角度(底面44aに対する上面44bの角度)はガラス板梱包箱1の底受け板4の水平面に対する傾斜角度が0〜10°になるよう設定されている。
このため、底受け板4上のガラス板16は鉛直方向から0〜10°傾いた状態で底受け板4上に並列される。これにより、搬送時にガラスの自重を下端部で受けてガラス板面に対する負担がかかることを防止でき、搬送中のガラス板の面内汚れや傷等を防止できる。なお、底座44に油圧ジャッキ等の角度調整手段を設けてもよい。この角度調整手段は、底座44に組み込んでもよいし、又は底座44の外部に設けてもよい。これにより、底座44の上面44bの角度を水平にして、ガラス板梱包箱1の台座2を水平にした状態で底座44に載せたり降ろしたりすることができる。
図9は本発明に係るガラス板梱包方法を示すフローチャートである。
まず、台座2の傾斜した底受け板4上に合紙30を介してガラス板16を載置する(ステップS1)。次に、ガラス板押え部材17を支柱7(コ字状部材48のストッパ49の位置)に装着し、クランプハンドル15により固定する(ステップS2)。その後、ガラス板押圧手段19のエアバッグ28を膨らませ、ガラス板16を後方の背受け板側に弾力的に押圧して固定する(ステップS3)。次に、側方押え8の押え板9の位置を調節し、ガラス板16の側方を押えて左右方向に固定する(ステップS4)。なお、ステップS2、S3の前にステップS4の工程を行ってもよい。次に、左右の箱体40,31をそれぞれ台座2上に取付ける(ステップS5)。このとき作業者は左右側方から左右の箱体40,31を取付けることができるので、容易にかつ効率よく作業を行うことができる。次に、左右の箱体40,31を結合し、台座2に取付け、箱体29を形成する(ステップS6)。これにより、ガラス板16は箱体29により覆われ、搬送中の塵埃等から保護される。この後、ハンドル部37とレバー46とをワイヤ39で連結する(ステップS7)。なお、この連結作業は左右の箱体40,31を結合した後に(ステップS5とステップS6の間)に行ってもよいし、また、予めワイヤ39がハンドル部37とレバー46とに連結されていてもよい。
図10は本発明に係るガラス板開梱方法を示すフローチャートである。
まず、ガラス板の左右方向を固定する側方押え8を開放し(ステップT1)、エアバッグ28を収縮させて板材26をガラス板16から離し、ガラス板押圧手段をガラス板から開放する(ステップT2)。このステップT1とT2の作業はどちらを先に行ってもよい。次に、箱体29の両側面の保持部材34にロボット等の爪を引掛けて引き上げる(ステップT3)。そのまま箱体29を引き上げていくと、ワイヤ39がクランプハンドル15のハンドル部37を倒す方向に移動させ、ストッパ部38のガラス板押え部材17の側枠18のクランプを解除する(ステップT4)。さらに引き上げると、保持部材34の上縁に側枠18が引掛かって係合し、箱体29とガラス板押え部材17が同時に上昇し、取り外される(ステップT5)。このように、箱体に備わる保持部材でガラス板押え部材を引掛けて保持し、箱体の取外し作業と同時にガラス板押え部材を支柱から取外すことができるので、作業者は容易にかつ効率よくガラス板の開梱作業を行うことができる。
なお、ワイヤ39を用いないで開梱作業を行う場合は、扉36を開けてクランプハンドル15を解除した後、箱体19を引き上げればよい。また、この扉36を開けてエアバッグの収縮や、ガラス板16の梱包の際のフック46の連結作業をすることができる。
なお、本発明は液晶ディスプレイ用の大型ガラス板の他にプラズマディスプレイ(PDP)等のフラットパネルディスプレイ用の大型ガラス板(例えば、1850×1500(mm)、2200×1870(mm)や2400×2200(mm)、厚さ0.5〜0.7(mm)等のガラス板)やその製造過程における中間製品の大型ガラス板にも適用可能である。
図11は本発明に係るガラス板開梱装置の箱体着脱用のフレームを箱体に装着した状態を示し、(A)は正面図、(B)は上面図である。図12はフレームにより箱体を上昇させるときの側面図である。
箱体着脱用のフレーム55は上面視が四辺形の枠体で形成され、前枠55aには昇降機56に連結するためのスライド部材57が備わり、このスライド部材57を支えるための押え枠58が連結される。フレーム55の左右の側枠55bには箱体29に備わる保持部材34に係合する爪部材59を有する爪ユニット60が備わる(図11(B)では左右2個ずつ)。
台座2から箱体29を取外す際、まずコンベヤ61上を梱包箱1が搬送され(図12矢印X)、位置決め装置62の上方位置で停止し、位置決め装置62により所定位置に位置決めされる。この位置決め装置62は例えば位置決め棒63を有し、下面が格子状の台座2の格子内に位置決め棒63を挿入して行われる。次に、箱体29を囲うようにフレーム55が昇降機56により所定位置まで下降する。この例では、フレーム55は台座2上の箱体29の四側面を囲むような矩形枠の形状である。フレーム55の下降時、フレーム55の爪部材59はフレーム55の内面から引込んで箱体29に引っ掛からない位置に収容される。フレーム55が所定位置まで下降すると爪ユニット60から爪部材59が内面側に突出し、その先端が保持部材34内に位置する。この爪部材59の突出は、例えば回転式でもよいしスライド式でもよい。この後、昇降機56によりフレーム55が上昇する(図12矢印Y)。この上昇に伴い、爪部材59が保持部材34の上縁に係合し、前述したように箱体29とともにガラス板押え部材17を台座2から取外す。この後、台座2からガラス板を積み降ろし、再び昇降機56により箱体29を保持したフレーム55を下降させて保持部材34を支柱7に戻して取付けるとともに、箱体29を台座2に取付ける。
図13は本発明に係るガラス板開梱装置の概略平面図である。
図示したようにガラス板開梱装置64は、梱包箱1を搬入する搬入ステージ65と、箱体29を着脱する箱体着脱ステージ66と、台座2からガラス板16を積み降ろすとともに合紙30(図2(B)参照)を回収するガラス板積み降ろしステージ67と、梱包箱を搬出する搬出ステージ68と、合紙を収集する合紙収集ステージ69と、合紙をまとめて搬出する合紙搬出ステージ70とをコンベヤ61で連結して構成される。ガラス板積み降ろしステージ67にはガラス板取出し機71が備わり、押え部材17が外れた台座2上のガラス板16をアーム72の先端の吸盤(不図示)で吸引あるいは保持等してガラス板払出しコンベヤ73に移載する。このとき、ガラス板16は合紙30を押えながら積み降ろされ、合紙30は合紙回収機74のアーム75の先端のつまみ(不図示)により掴まれて回収される。合紙収集ステージ69では回収された合紙30を搬出しやすいように収集する。収集は合紙30を重ねて収集してもよいし、合紙30を圧縮や裁断して収集してもよい。
図14は図13のガラス板開梱装置を用いたガラス板開梱方法のフローチャートである。
まず、ガラス板16が収容されたガラス板梱包箱1を搬入ステージ65に搬入する(ステップU1)。この梱包箱1をコンベヤ61により箱体着脱ステージに搬送し(図13矢印A)、フレーム55の爪部材59により箱体29とともにガラス板押え部材17を台座2から取り外す(ステップU2)。箱体29が取外されガラス板16がむき出しとなって載置された台座2をコンベヤ61によりガラス板積み降ろしステージ67に搬送する(図13矢印B)。このガラス板積み降ろしステージ67でガラス板取出し機71のアーム72によりガラス板をガラス板払出しコンベヤ73に移載し、これと同時に合紙回収機74のアーム75で合紙30を回収する(ステップU3)。ガラス板16を積み降ろした後、台座2をコンベヤ61により箱体着脱ステージに戻し(図13矢印C)、昇降機56を下降させて箱体29を下降させ、保持部材34を支柱7に戻して取付けるとともに、箱体29を再び台座2に取付ける(ステップU4)。その後、梱包箱1は搬出ステージに搬送され(図13矢印D)、搬出される(ステップU5)。
ステップU3で回収された合紙30は、合紙収集ステージ69で収集される(ステップU6)。次に、所定の容器等に収容されて合紙搬出ステージ70から搬出される(ステップU7)。
本発明に係るガラス板梱包箱のガラス板を載置する前の状態を示す概略図。 本発明に係るガラス板梱包箱にガラス板を載置したときの状態を示す概略図。 ガラス板押え部材の構成図であり、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は(A)のC−C断面図。 本発明に係るガラス板梱包箱の箱体の構成図であり、(A)は正面図、(B)は側面図。 台座上に箱体を取付けた状態のD−D方向から見た内部構成図。 本発明に係るガラス板梱包箱の構造の一例を示す概略図。 ガラス板梱包箱の製作時の支柱位置調整機構を示す概略図。 本発明に係るガラス板梱包箱に底座を装着した状態の概略図。 本発明に係るガラス板梱包方法を示すフローチャート。 本発明に係るガラス板開梱方法を示すフローチャート。 本発明に係るガラス板開梱装置の箱体着脱用のフレームを箱体に装着した状態を示し、(A)は正面図、(B)は上面図。 フレームにより箱体を上昇させるときの側面図。 本発明に係るガラス板開梱装置の概略図。 図13のガラス板開梱装置を用いたガラス板開梱方法のフローチャート。
符号の説明
1:ガラス板梱包箱、2:台座、3:搭載面、4:底受け板、5:背受け板、6:縦片、7:支柱、8:側方押え、9:押え板、10:開口部、11:底片、12:ネジ、13:ナット、14:補強材、15:クランプハンドル、16:ガラス板、17:ガラス板押え部材、18:側枠、19:ガラス板押圧手段、20:前枠、21:後枠、22:横材、23:縦材、24:板材、25:縦枠材、26:板材、28:エアバッグ、29:箱体、30:合紙、31:右箱体、32:樹脂製板部材、33:フレーム材、34:保持部材、35:取っ手、36:扉、37:ハンドル部、38:ストッパ部、39:ワイヤ、40:左箱体、41:ローラー、42:棒状体、43:ターンバックル、44:底座、45:開放部、46:レバー、47:横枠、48:コ字状部材、49:ストッパ、50:リング、51:棒材、52:バックル、53:ガイド、54:ガイド、55:フレーム、55a:前枠、55b:側枠、56:昇降機、57:スライド部材、58:押え枠、59:爪部材、60:爪ユニット、61:コンベヤ、62:位置決め装置、63:位置決め棒、64:ガラス板開梱装置、65:搬入ステージ、66:箱体着脱ステージ、67:ガラス板積み降ろしステージ、68:搬出ステージ、69:合紙収集ステージ、70:合紙搬出ステージ、71:ガラス板取出し機、72:アーム、73:ガラス板払出しコンベヤ、74:合紙回収機、75:アーム。

Claims (16)

  1. ガラス板を載置する台座を有し、
    該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、
    前記底受け板は前記台座の搭載面に対し傾斜して備わり、
    前記台座に取付けられ、前記ガラス板を覆う箱体が備わるガラス板梱包箱であって、
    前記箱体は下面が開放され、前記ガラス板の前後左右及び上面を覆う前板、後板、左右の側板及び上板からなり、
    該箱体は前板、上板、後板の略中央において左右に分割して左箱体及び右箱体の2分割体に分離可能であり、かつ、該左箱体及び右箱体は互いに結合可能であることを特徴とするガラス板梱包箱。
  2. ガラス板を載置する台座を有し、
    該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、
    前記底受け板は前記台座の搭載面に対し傾斜して備わり、
    前記底受け板上のガラス板の前面を押えるためのガラス板押え部材が備わるガラス板梱包箱であって、
    前記ガラス板押え部材は前記台座後方の両隅部に立設された支柱に対し上下方向に着脱可能であることを特徴とするガラス板梱包箱。
  3. 前記底受け板上のガラス板の前面を押えるためのガラス板押え部材を備え、
    前記ガラス板押え部材は前記台座後方の両隅部に立設された支柱に対し上下方向に着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包箱。
  4. 前記ガラス板押え部材とガラス板との間にガラス板を弾力的に押圧するための少なくとも前後方向に伸縮可能なガラス板押圧手段が備わることを特徴とする請求項2又は3に記載のガラス板梱包箱。
  5. 前記底受け板は該底受け板のガラス板の端部を受ける載置面が水平面に対し5〜25°傾斜し、前記背受け板は該背受け板のガラス板を受ける背受け面が前記底受け板のガラス板端部を受ける載置面に対し約90°〜100°となる断面略L字形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガラス板梱包箱。
  6. 前記底受け板上に複数枚のガラス板をそれぞれ背受け板の背受け面に沿うように並べて載置し、
    前記ガラス押え部材を前記支柱に装着して前記ガラス板を前記台座上に固定保持し、
    前記左箱体と前記右箱体をそれぞれ左右側方から載置された複数枚のガラス板を覆うように前記台座上に取付けて前記左箱体と前記右箱体を相互に結合することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板梱包方法。
  7. 前記ガラス押え部材に備わる前記ガラス板押圧手段により底受け板に載置された複数枚のガラス板を後方の背受け板に押圧して該ガラス板を前記台座上に固定保持することを特徴とする請求項4又は5に記載のガラス板梱包箱を用いた請求項6に記載のガラス板梱包方法。
  8. 前記ガラス板間に、樹脂分が0.1%以下(JIS P 8205(1976年))であり、平滑度が20秒以下(JIS P 8119(1976年))である合紙を挟んで前記ガラス板を台座に載置することを特徴とする請求項6又は7に記載のガラス板梱包方法。
  9. 前記箱体の内面に前記ガラス板押え部材に係合して箱体を上方に持ち上げるための保持部材が突出して備わることを特徴とする請求項3〜5に記載のガラス板梱包箱。
  10. 前記台座は該台座の搭載面上に前記ガラス板の端部を受ける実質平坦な底受け板とガラス板の面方向を受ける実質平坦な背受け板が備わり、前記底受け板の幅は、前記ガラス板の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1〜5のいずれかまたは請求項9に記載のガラス板梱包箱。
  11. 前記箱体を左箱体と右箱体とが結合された状態で上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外すことを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法。
  12. 前記底受け板に載置された複数枚のガラス板の左右側方から押圧保持する側方押えを開放し、前記ガラス板押圧手段を収縮させて前記ガラス板から開放した後、前記箱体を上方に持ち上げて取外すと同時に前記ガラス板押え部材を前記台座上に係止するためのクランプハンドルを解除して前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外すことを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法。
  13. 前記箱体を上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこのガラス板押え部材を前記支柱から取外し、前記底受け板上のガラス板を積み降ろした後、前記箱体を下降させ、前記保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、前記箱体を前記台座上に戻して取付けることを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を用いたガラス板開梱方法。
  14. 前記ガラス板梱包箱を前記箱体を着脱する位置に搬送し、該箱体着脱位置で前記箱体を上方へ持ち上げて前記台座から取外すことにより、前記保持部材で前記ガラス板押え部材を保持してこの前記ガラス板押え部材を前記支柱から取外し、該台座を前記ガラス板を積み降ろす位置に搬送し、該ガラス板積み降ろし位置で前記底受け板上のガラス板をガラス板間に介装した合紙と分別して積み降ろした後、該台座を前記箱体着脱位置に搬送して前記箱体を下降させ、前記保持部材を支柱に戻して取付けるとともに、前記箱体を前記台座上に取付けることを特徴とする請求項13に記載のガラス板開梱方法。
  15. 前記保持部材に係合する爪部材を有するフレームと、該フレームを上下に移動させる昇降機とを有することを特徴とする請求項9に記載のガラス板梱包箱を開梱するためのガラス板開梱装置。
  16. 請求項9に記載のガラス板梱包箱が搬送される搬入ステージと、
    前記箱体を前記フレームと前記昇降機を用いて前記台座から取外し、その後再び台座に取付ける箱体着脱ステージと、
    前記台座から前記ガラス板を積み降ろすガラス板取出し機及び前記合紙を回収する合紙回収機を備えたガラス板積み降ろしステージと、
    該ガラス板が積み降ろされた台座に前記箱体を取り付けた状態で搬出する搬出ステージと、
    前記各ステージ間で前記梱包箱を搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする請求項15に記載のガラス板開梱装置。
JP2004345985A 2003-12-05 2004-11-30 ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置 Active JP4775755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004345985A JP4775755B2 (ja) 2003-12-05 2004-11-30 ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003436338 2003-12-05
JP2003436338 2003-12-05
JP2004078100 2004-03-18
JP2004078100 2004-03-18
JP2004345985A JP4775755B2 (ja) 2003-12-05 2004-11-30 ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005298062A true JP2005298062A (ja) 2005-10-27
JP4775755B2 JP4775755B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=35330086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004345985A Active JP4775755B2 (ja) 2003-12-05 2004-11-30 ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4775755B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143542A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板梱包方法及びガラス板梱包体
KR100863083B1 (ko) 2006-07-10 2008-10-13 한화테크엠주식회사 유리판 적재용 파레트
JP2009012503A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Chuo Warehouse Co Ltd 板状物の車上積載装置
JP2010149885A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Asahi Glass Co Ltd パレット
JP2011143946A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Asahi Glass Co Ltd ガラス板積層体
KR20110127647A (ko) 2009-02-20 2011-11-25 아사히 가라스 가부시키가이샤 판 형상체의 적재 방법 및 합지 및 합지의 공급 장치
CN102653334A (zh) * 2011-03-03 2012-09-05 旭硝子株式会社 防止夹纸倾倒的夹具及玻璃基板包装体
CN103029986A (zh) * 2012-12-11 2013-04-10 南京熊猫电子股份有限公司 一种玻璃与间隙纸分离装置
KR101422628B1 (ko) 2007-04-03 2014-07-23 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 글래스판 곤포용 팰릿 및 글래스판 곤포체
JP2015034056A (ja) * 2013-07-10 2015-02-19 旭硝子株式会社 板状体梱包用パレット
CN106800138A (zh) * 2017-03-27 2017-06-06 盐城市港城特种玻璃制品有限公司 一种玻璃门的简易运输装置
CN111977195A (zh) * 2020-08-18 2020-11-24 正安齐鑫玻璃制品加工有限公司 一种玻璃搬运辅助移动推车
CN114728433A (zh) * 2019-12-20 2022-07-08 日本电气硝子株式会社 玻璃板的制造方法以及玻璃板捆包体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52128478A (en) * 1976-04-17 1977-10-27 Hoechst Ag Pigment printing or padding dyeing method and spontaneously fixing and condensing method of resin treated article
JPS61289199A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPH04311488A (ja) * 1991-04-04 1992-11-04 Shigenobu Furukawa 板ガラス輸送用コンテナ
JPH10167363A (ja) * 1996-12-09 1998-06-23 Central Glass Co Ltd 板状体輸送用架台
JPH11147591A (ja) * 1997-11-12 1999-06-02 Nec Corp キャノピー分割型コンテナ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52128478A (en) * 1976-04-17 1977-10-27 Hoechst Ag Pigment printing or padding dyeing method and spontaneously fixing and condensing method of resin treated article
JPS61289199A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 日本板硝子株式会社 ガラス用合紙
JPH04311488A (ja) * 1991-04-04 1992-11-04 Shigenobu Furukawa 板ガラス輸送用コンテナ
JPH10167363A (ja) * 1996-12-09 1998-06-23 Central Glass Co Ltd 板状体輸送用架台
JPH11147591A (ja) * 1997-11-12 1999-06-02 Nec Corp キャノピー分割型コンテナ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100863083B1 (ko) 2006-07-10 2008-10-13 한화테크엠주식회사 유리판 적재용 파레트
JP2008143542A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板梱包方法及びガラス板梱包体
KR101422628B1 (ko) 2007-04-03 2014-07-23 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 글래스판 곤포용 팰릿 및 글래스판 곤포체
JP2009012503A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Chuo Warehouse Co Ltd 板状物の車上積載装置
JP2010149885A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Asahi Glass Co Ltd パレット
KR20110127647A (ko) 2009-02-20 2011-11-25 아사히 가라스 가부시키가이샤 판 형상체의 적재 방법 및 합지 및 합지의 공급 장치
JP2011143946A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Asahi Glass Co Ltd ガラス板積層体
CN102653334A (zh) * 2011-03-03 2012-09-05 旭硝子株式会社 防止夹纸倾倒的夹具及玻璃基板包装体
JP2012184011A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Asahi Glass Co Ltd 合紙倒れ防止治具及びガラス基板梱包体
CN103029986A (zh) * 2012-12-11 2013-04-10 南京熊猫电子股份有限公司 一种玻璃与间隙纸分离装置
JP2015034056A (ja) * 2013-07-10 2015-02-19 旭硝子株式会社 板状体梱包用パレット
CN106800138A (zh) * 2017-03-27 2017-06-06 盐城市港城特种玻璃制品有限公司 一种玻璃门的简易运输装置
CN114728433A (zh) * 2019-12-20 2022-07-08 日本电气硝子株式会社 玻璃板的制造方法以及玻璃板捆包体
CN114728433B (zh) * 2019-12-20 2024-05-03 日本电气硝子株式会社 玻璃板的制造方法
CN111977195A (zh) * 2020-08-18 2020-11-24 正安齐鑫玻璃制品加工有限公司 一种玻璃搬运辅助移动推车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4775755B2 (ja) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4775755B2 (ja) ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置
TWI296602B (ja)
JP5382027B2 (ja) 板状体梱包箱及び板状体搬送方法
US7828355B2 (en) Carryable bag for large objects
TW200807070A (en) Restraining dense packaging system for LCD glass sheets
TWI330164B (ja)
JP5137210B2 (ja) 板ガラス用の梱包コンテナ及び出荷台
JP2007153353A (ja) 板状物品収容ケース及び板状物品移送用台車及びこれらを用いた光学表示装置の製造方法
JP2007153355A (ja) 板状物品移送用台車
JP5630599B2 (ja) 板状体積層体
WO2005054085A1 (ja) ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法とガラス板開梱装置
JP2020014987A (ja) コンテナ清掃システム、コンテナ清掃方法、および折り畳み式コンテナの清掃方法
JP2013100116A (ja) 板状体積層体
JP2006326813A (ja) 薄肉部品積層体の自動組立装置および薄肉部品を備えた荷姿構造
JP4362167B2 (ja) ガラス基板積込み方法及び装置
KR101931818B1 (ko) 곤포 용기, 곤포체 및 곤포 방법
TW200526488A (en) Trolley for delivering optical film
JP2004217094A (ja) リール収納・搬送台車
KR100773479B1 (ko) 텔레비전 단자커버 적재함
EP1561666B1 (en) Product conveying/Storing device
JP2010241465A (ja) 板状体の梱包装置及び梱包体
JP2002205789A (ja) ロール製品用コンテナ
JP5348471B2 (ja) ガラス板梱包箱
TW202233494A (zh) 玻璃板捆包體以及玻璃板捆包體的開捆方法
JP2002302151A (ja) 梱包構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110606

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4775755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250