JP2002302151A - 梱包構造 - Google Patents

梱包構造

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JP2002302151A
JP2002302151A JP2001103230A JP2001103230A JP2002302151A JP 2002302151 A JP2002302151 A JP 2002302151A JP 2001103230 A JP2001103230 A JP 2001103230A JP 2001103230 A JP2001103230 A JP 2001103230A JP 2002302151 A JP2002302151 A JP 2002302151A
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frame
synthetic resin
storage container
storage
resin film
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JP2001103230A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Yamada
茂弘 山田
Kazuyuki Kondo
和幸 近藤
Takeshi Saito
武 齋藤
Toru Suganuma
透 菅沼
Yoshihisa Shimizu
義久 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OH IND CO Ltd
UNITEM KK
National House Industrial Co Ltd
OH Industrial Co Ltd
Nippon Kako Kizai Co Ltd
Original Assignee
OH IND CO Ltd
UNITEM KK
National House Industrial Co Ltd
OH Industrial Co Ltd
Nippon Kako Kizai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で収納容器に入れた収納物が動い
たり、荷崩れしたりしないように梱包する。収納物の形
状や大きさや収納個数が種々変化しても、自由に対応し
て確実に梱包でき、更に何度でも再利用できる。 【解決手段】 枠体1に可撓性を有する合成樹脂フィル
ム2を張設すると共に枠体1に取付け部3を設けて梱包
用カバー4を構成する。上方が開口する収納容器5の側
面に被取付け部6を設ける。収納物7を収納した収納容
器5内に上開口部8から梱包用カバー4を入れて枠体1
を収納物7に被嵌すると共に収納物7の上面部を合成樹
脂フィルム2により覆って押さえ且つ合成樹脂フィルム
2の外周部により収納物7の側面の少なくとも上端部を
覆う。枠体1に設けた取付け部3を収納容器5に設けた
被取付け部6に着脱自在に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から収納物を収納容器に入れて搬送
する場合、収納物が収納容器内で動いたり、がたついた
り、あるいは収納容器の上開口部から収納物が脱落する
といった問題がある。また、室外で搬送する際天候が悪
い場合には雨やほこり等により収納物が汚れたり、損傷
したりする。
【0003】そこで、従来にあっては、搬送中に収納容
器の上開口部から収納物が脱落しないように収納容器に
蓋を取付けることが考えられるが、蓋を取付けただけで
は依然として収納容器内で収納物が動いたり、がたつい
たりするという問題がある。特に、大小様々な大きさで
且つ様々な形状をした複数の収納物を収納容器内に入れ
て搬送する場合、収納容器内で複数の収納物が動いて荷
崩れしたり、互いにぶつかりあって損傷したりするおそ
れがある。このため、収納容器内で収納物が動かないよ
うにするために従来にあっては、クッション材などの緩
衝材を収納容器内に詰め込んで収納物が動かないように
し、更に、蓋をして収納物やクッション材が上開口部か
ら脱落しないようにしていた。しかしながら、上記のよ
うな梱包構造においては、梱包に当たって手間と時間が
かかり、また、多量のクッション材が必要であり、搬送
先においてクッション材の処分も必要で、資源の無駄使
いだけでなく、処分に当たって環境問題も発生してい
る。また、雨の日などに搬送する場合には蓋をして雨や
ほこりにより収納物が汚れたり、損傷しないようにする
必要があるため、別途蓋を設けることでコストがアップ
する。また、収納物を個々に梱包することも行われてい
るが、この場合、雨やほこりにより破れたり、水がはい
ったり、汚れたりするという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、簡単な構成で収納容器に入れ
た収納物が動いたり、荷崩れしたりしないように梱包で
き、また、収納物の形状や大きさや収納個数が種々変化
しても、自由に対応して確実に梱包でき、破れなく、数
回にわたり更に何度でも再利用でき、更に、雨やほこり
から収納物を保護できることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る梱包構造は、枠体1に可撓性を有する合
成樹脂フィルム2を張設すると共に枠体1に取付け部3
を設けて梱包用カバー4を構成し、上方が開口する収納
容器5の側面に被取付け部6を設け、収納物7を収納し
た収納容器5内に上開口部8から梱包用カバー4を入れ
て枠体1を収納物7に被嵌すると共に収納物7の上面部
を合成樹脂フィルム2により覆って押さえ且つ合成樹脂
フィルム2の外周部により収納物7の側面の少なくとも
上端部を覆い、枠体1に設けた取付け部3を収納容器5
に設けた被取付け部6に着脱自在に取付けて成ることを
特徴とするものである。このような構成とすることで、
梱包用カバー4を収納容器5の上開口部8から中に入れ
て合成樹脂フィルム2を収納容器5内に収納している収
納物7の上面に被せて枠体1を下方に少し引き下ろして
合成樹脂フィルム2の外周部により収納物7の側面上端
部を覆った状態で枠体1に設けた取付け部3を被取付け
部6に係止することで、収納容器5内に入れた収納物7
が動かないように保持した状態で梱包することができる
ものである。
【0006】また、収納容器5の側面部の少なくとも一
部が網体9により形成され、網体9の網目10により取
付け部3が着脱自在に係止される被取付け部6を構成し
ていることが好ましい。このような構成とすることで、
収納容器5内に入れた収納物7の高さが異なっても網体
9の任意の高さの網目10部分に取付け部3を係止する
ことで、簡単且つ確実に合成樹脂フィルム2で収納物が
動かないように覆った状態で取付け部3を係止できるも
のである。
【0007】また、枠体1が収納容器5の内周部に沿っ
て嵌め込むことができるように収納容器5の上開口部8
の大きさよりもやや小さいものであることが好ましい。
このような構成とすることで、枠体1は収納容器5の上
開口部8から収納容器5の内周面に沿って嵌め入れるこ
とで、収納容器5の内周面と収納容器5内に入れた収納
物7の側面との間の隙間に簡単に枠体1を入れることが
でき、これにより収納物7に邪魔されずに収納物7の上
面及び側面上端部を枠体1に張設した合成樹脂フィルム
2で簡単且つ確実に覆うことができるものである。
【0008】また、枠体1に可撓性を有する合成樹脂フ
ィルム2を張設すると共に枠体1に取付け部3を設けて
梱包用カバー4を構成し、載置台12に立設した複数の
柱体13に囲まれた部分に枠体1を配置して枠体1を載
置台12に載置した収納物7に被嵌すると共に収納物7
の上面部を合成樹脂フィルム2により覆って押さえ且つ
合成樹脂フィルム2の外周部により収納物7の側面の少
なくとも上端部を覆い、枠体1に設けた取付け部3を柱
体13の長手方向に対してスライド自在とすると共に取
付け部3を柱体13の長手方向の任意の位置で固定自在
として成ることを特徴とするものであってもよい。この
ような構成とすることで、載置台12に収納物7を載置
した状態で柱体13に対して枠体1に設けた取付け部3
をスライドさせ、枠体1に張設した合成樹脂フィルム2
の外周部により収納物7の側面上端部を覆った状態で枠
体1に設けた取付け部3を柱体13に対して固定するこ
とで、載置台12に載置した収納物7が動かないように
保持した状態で梱包することができるものである。
【0009】また、載置台12の四隅に柱体13を立設
し、一対の枠体1に可撓性を有する合成樹脂フィルム2
を張設すると共に枠体1の両端部に取付け部3を設けて
梱包用カバー4を構成し、一対の柱体13に一方の枠体
1の両端部の取付け部3を柱体13の長手方向に対して
スライド自在で且つ任意の位置で固定自在とすると共に
他の一対の柱体13に他方の枠体1の両端部の取付け部
3を柱体13の長手方向に対してスライド自在で且つ任
意の位置で固定自在とし、一対の枠体1に張設した合成
樹脂フィルム2により載置台12に載置した収納物7の
上面部を覆って押さえ且つ合成樹脂フィルム2により収
納物7の側面の少なくとも上端部を覆うことを特徴とす
るものであってもよい。このような構成とすることで、
載置台12に収納物7を載置した状態で柱体13に対し
て枠体1に設けた取付け部3をスライドさせ、一対の枠
体1間に張設した合成樹脂フィルム2により収納物7の
側面上端部を覆った状態で枠体1に設けた取付け部3を
柱体13に対して固定することで、載置台12に載置し
た収納物7が動かないように保持した状態で梱包するこ
とができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】梱包用カバー4は金属製又は合成樹脂製の
矩形状又は環状をした枠体1に囲まれた部分に可撓性を
有する合成樹脂フィルム2を配置すると共に該合成樹脂
フィルム2の外周を枠体1に取付けることで合成樹脂フ
ィルム2を枠体1に張設して構成してある。可撓性を有
する合成樹脂フィルム2としてはウレタンエラストマー
フィルムなどを挙げることができる。また、枠体1には
複数の取付け部3が設けてあり、添付図面に示す実施形
態においては矩形状をした枠体1の一対の対向する2辺
に取付け部3が設けてあるが、4辺いずれにも取付け部
3を設けるようにしてもよいものである。
【0012】収納容器5は上方が開口した箱形形状をし
ており、収納容器5の側面には被取付け部6が設けてあ
る。添付図面に示す実施形態においては収納容器5の側
面部は網体9により形成してあり、本実施形態では網体
9の網目10により前記取付け部3が係止される被取付
け部6が構成してある。網体9の網目10を被取付け部
6とすることで、収納容器5の側面に上下方向や横方向
に多数の被取付け部6を簡単に設けることができるもの
である。もちろん収納容器5の側面の一部のみを網体9
として網体9の網目10を被取付け部6としてもよく、
また、収納容器5の側面を網体9とせず板材により構成
し、板材に上下に複数の被取付け部6を設けるようにし
てもよい。
【0013】また、収納容器5の側面の一部を開閉自在
な側扉とし、収納容器5内に収納物7を収納したり、収
納容器5から収納物7を取り出したりする作業が容易に
行えるようにしてもよいものである。
【0014】梱包用カバー4の枠体1は収納容器5の内
周部に沿って嵌め込むことができるように収納容器5の
上開口部8の内周部とほぼ相似形状をし且つ収納容器5
の上開口部8の大きさよりもやや小さいものである。
【0015】収納容器5内には種々の収納物7が収納さ
れるものであり、例えば、大きさ及び形状がそれぞれ異
なる複数の収納物7が収納される。収納容器5に収納物
を収納すると、次に、収納物7を収納した収納容器5内
に上開口部8から梱包用カバー4を入れて収納物7の上
面部を合成樹脂フィルム2により覆い、この状態で、更
に枠体1を収納容器5の上開口部8から収納容器5の内
周面に沿って収納容器5の内周面と収納物7の側面との
間の隙間に嵌め入れることで、収納物7の上面に当接し
て覆っていた合成樹脂フィルム2の外周部が下方に向け
て引っ張られて変形しながら伸び、これにより収納物7
の上面の凹凸に沿って合成樹脂フィルム2が変形して収
納物7上面をぴったりと覆って上から押さえ付け、ま
た、合成樹脂フィルム2の外周部で収納物7の側面の少
なくとも上端部が覆われるので、この状態で、枠体1に
設けた取付け部3を収納容器5に設けた被取付け部6に
着脱自在に係止することで、上記のように合成樹脂フィ
ルム2により収納物7の上面及び側面上端部を覆い且つ
収納物7を保持した状態で梱包用カバー4が収納容器5
に取付けられるものである。
【0016】この場合、本発明に用いる梱包用カバー4
は収納する収納物7の大きさや形状がそれぞれ異なる複
数の収納物7を収納する場合や、収納の度に積み重ね状
態等が異なって一定でないような場合であっても、合成
樹脂フィルム2を積み重ねた収納物7の上面を覆った状
態で枠体1を下方に引いて合成樹脂フィルム2を変形さ
せて伸ばすようにすることで、上記のように収納物7上
面をぴったりと覆って上から押さえ付けることができる
ので、確実に収納物7が動かないように梱包できるもの
である。
【0017】ここで、被取付け部6を網体9の網目10
により構成するもののように上下方向に複数の被取付け
部6を設けることで、収納物7の高さが異なっても、任
意の高さ位置の被取付け部6に取付け部3を係止するこ
とで、確実に合成樹脂フィルム2により収納物7の上面
及び側面上端部を覆い且つ収納物7を保持した状態で梱
包用カバー4が収納容器5に取付けることができるもの
である。
【0018】上記のようにして収納物7が動かないよう
に梱包した状態で、収納容器5を搬送するものであり、
搬送に当たっては例えば図2のようにパレット11に収
納容器5を載置した状態でトラックなどに乗せて搬送す
ることができるが、パレット11を使用しない場合もあ
る。
【0019】目的地まで搬送すると、取付け部3を被取
付け部6から外し(枠体1を少し下方に引くことで係止
を外すことができる)、梱包用カバー4を収納容器5の
上開口部8から外に取り出すことで、梱包を解除し、収
納容器5から収納物7を取り出すことができるものであ
る。
【0020】上記の梱包用カバー4と収納容器5とは1
回の使用で放棄するのではなく、何度でも使用すること
ができるものであり、したがって、廃棄物としてのごみ
の発生を抑え、資源の有効利用を図ることができるもの
である。
【0021】なお、合成樹脂フィルム2を非導電性のも
のにより形成すると、静電気によりほこりが付着するの
が防止できるものである。
【0022】次に、図4に基づいて本発明の他の実施形
態を説明する。本実施形態においては載置台12の四隅
部分に上方に向けてそれぞれ角柱又は円柱等の柱体13
を立設してあり、また、梱包用カバー4は、可撓性を有
する合成樹脂フィルム2を張設した枠体1の四隅部分に
角筒や円筒のような筒状、又は断面コ字状、又は断面L
字状、又は断面略半円状をした取付け部3を設けたもの
であり、この取付け部3には固定用ねじ具3aが螺合し
てある。そして、4隅の柱体13に囲まれた部分に梱包
用カバー4を配置するとともに各取付け部3を各柱体1
3に長手方向(上下方向)にスライド自在に被嵌し、固
定用ねじ具3aを締め付けて固定用ねじ具3aの先端部
を柱体13に圧接することで、柱体13の長手方向の任
意の位置に取付け部3を固定できるようになっている。
【0023】しかして、梱包用カバー4を上方に引き上
げて取付け部3を柱体13の上端から外して取り外す
か、あるいは、梱包用カバー4を上方に引き上げて取付
け部3を柱体13の上端に位置させた状態で固定した状
態で、載置台12の上に種々の収納物7を載置するもの
であり、例えば、大きさ及び形状がそれぞれ異なる複数
の収納物7が収納される。載置台12に収納物7を載置
すると、次に、梱包用カバー4を四隅の柱体13に囲ま
れた部分に配置した状態で取付け部3を柱体13に沿っ
て下降させ、収納物7の上面部を枠体1に張設した合成
樹脂フィルム2により覆い、この状態で、更に枠体1の
4隅に設けた取付け部3を柱体13に沿って引き下ろす
ことで、収納物7の上面に当接して覆っていた合成樹脂
フィルム2の外周部が下方に向けて引っ張られて変形し
ながら伸び、これにより収納物7の上面の凹凸に沿って
合成樹脂フィルム2が変形して収納物7上面をぴったり
と覆って上から押さえ付け、また、合成樹脂フィルム2
で収納物7の側面の少なくとも上端部が覆われるので、
この状態で、固定用ねじ具3aを締め付けて固定用ねじ
具3aの先端部を柱体13に圧接して柱体13に取付け
部3を固定し、これにより上記のように合成樹脂フィル
ム2により収納物7の上面及び側面上端部を覆い且つ収
納物7を保持した状態で梱包用カバー4が柱体13に取
付けられるものである。
【0024】本実施形態においても、梱包用カバー4で
梱包する作用効果は前述の実施形態と同様の作用効果を
奏するものである。また、本実施形態においては図4に
示すように載置台12自体がフォークリフトのフォーク
を挿入することができるフォーク挿入部12aを有する
パレットとなっていて搬送が容易な構造となっている
が、本実施形態において載置台12がフォーク挿入部1
2aを有しないものであってもよいものである。
【0025】なお、図4に示す実施形態においては柱体
13の上端部間を連結部材15により着脱自在に連結す
るようにしてもよい。この場合、例えば、連結部材15
に差し込み脚15aを設けて筒状をした柱体13の上端
部に着脱自在に嵌め込むようにする。なお、梱包用カバ
ー4の取付け部3を柱体13から外す際にはこの連結部
材15を外してから取り外し、取付け部3を柱体13に
被嵌した後に連結部材15を取付けるものである。
【0026】次に、図5に基づいて本発明の他の実施形
態につき説明する。本実施形態においては載置台12の
四隅部分に上方に向けてそれぞれ角柱又は円柱等の柱体
13を立設してあり、また、梱包用カバー4は、一対の
枠体1に可撓性を有する合成樹脂フィルム2を張設する
と共に枠体1の両端部に取付け部3を設けて構成してあ
る。取付け部3は図4に示す実施形態と同様に角筒や円
筒のような筒状、又は断面コ字状、又は断面L字状、又
は断面略半円状をした取付け部3を設けたものであり、
この取付け部3には固定用ねじ具3aが螺合してある。
そして、一対の柱体13に一方の枠体1の両端部の取付
け部3を柱体13の長手方向(上下方向)に対してスラ
イド自在に被嵌し、固定用ねじ具3aを締め付けて固定
用ねじ具3aの先端部を柱体13に圧接することで、柱
体13の長手方向の任意の位置に取付け部3を固定でき
るようになっている。
【0027】しかして、梱包用カバー4を上方に引き上
げて取付け部3を柱体13の上端から外して取り外す
か、あるいは、梱包用カバー4を上方に引き上げて取付
け部3を柱体13の上端に位置させた状態で固定する
か、あるいは、梱包用カバー4を上方に引き上げて一対
の枠体1のうち一方の枠体1の両端部の取付け部3を柱
体13の上端から外すと共に他方の枠体1の両端部の取
付け部3を柱体13の上端に位置させた状態で固定する
かした状態で、載置台12の上に種々の収納物7を載置
するものであり、例えば、大きさ及び形状がそれぞれ異
なる複数の収納物7が収納される。載置台12に収納物
7を載置すると、次に、梱包用カバー4を四隅の柱体1
3に囲まれた部分に配置した状態で取付け部3を柱体1
3に沿って下降させ、収納物7の上面部を枠体1に張設
した合成樹脂フィルム2により覆い、この状態で、更に
一対の枠体1の両端部に設けた取付け部3を柱体13に
沿って引き下ろすことで、収納物7の上面に当接して覆
っていた合成樹脂フィルム2の外周部が下方に向けて引
っ張られて変形しながら伸び、これにより収納物7の上
面の凹凸に沿って合成樹脂フィルム2が変形して収納物
7上面をぴったりと覆って上から押さえ付け、また、合
成樹脂フィルム2で収納物7の側面の少なくとも上端部
が覆われるので、この状態で、固定用ねじ具3aを締め
付けて固定用ねじ具3aの先端部を柱体13に圧接して
柱体13に取付け部3を固定し、これにより上記のよう
に合成樹脂フィルム2により収納物7の上面及び側面上
端部を覆い且つ収納物7を保持した状態で梱包用カバー
4が柱体13に取付けられるものである。
【0028】なお、図5に示す実施形態においては梱包
用カバー4の一対の枠体1が載置台12の長辺側と平行
となった例を示しているが、梱包用カバー4の一対の枠
体1が載置台12の短辺側と平行であってもよいもので
ある。
【0029】また、図5に示す実施形態においても図4
に示す実施形態と同様に柱体13の上端部間を連結部材
15により着脱自在に連結するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、枠体に可撓性を有する合成樹脂フィルム
を張設すると共に枠体に取付け部を設けて梱包用カバー
を構成し、上方が開口する収納容器の側面に被取付け部
を設け、収納物を収納した収納容器内に上開口部から梱
包用カバーを入れて枠体を収納物に被嵌すると共に収納
物の上面部を合成樹脂フィルムにより覆って押さえ且つ
合成樹脂フィルムの外周部により収納物の側面の少なく
とも上端部を覆い、枠体に設けた取付け部を収納容器に
設けた被取付け部に着脱自在に取付けてあるので、梱包
用カバーを収納容器の上開口部から中に入れて合成樹脂
フィルムを収納容器内に収納している収納物の上面に被
せて枠体を下方に少し引き下ろして合成樹脂フィルムの
外周部により収納物の側面上端部を覆った状態で枠体に
設けた取付け部を被取付け部に係止するだけで、収納容
器内に入れた収納物が動かないように保持した状態で梱
包することができ、簡単な構成で確実に収納容器内に収
納した収納物が動いたり、荷崩れしたりしないようにで
き、特に、収納容器内に大きさや形状の異なる複数の収
納物を収納した場合であっても、確実に動いたり、荷崩
れしないように梱包保持できるものであり、しかも、こ
のように収納容器内に収納した収納物が動いたり、荷崩
れしたりしないようにするに当たり、従来のクッション
材よりなる詰め物を詰めるもののように1回の使用で廃
棄するものに比べて、収納容器と梱包用カバーとがセッ
トとなって何度でも使用できるので、資源の有効利用が
図れるものであり、また、合成樹脂フィルムで収納物を
覆うように梱包するので、収納物を雨降りにの日の水濡
れやほこり等により保護することができ、また、収納物
を単品づつ段ボール等で梱包しなくても、裸の状態で収
納物を収納容器に収めて合成樹脂フィルムにより覆って
梱包保持ができて、引っ越し、家具運搬等であっても梱
包、養生材なしで保護固定できるものである。
【0031】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、収納容器の側面
部の少なくとも一部が網体により形成され、網体の網目
により取付け部が着脱自在に係止される被取付け部を構
成しているので、収納容器内に入れた収納物の高さが異
なっても網体の任意の高さの網目部分に取付け部を係止
することにより、簡単且つ確実に合成樹脂フィルムで収
納物が動かないように覆った状態で取付け部を係止で
き、したがって、高さの異なる様々な収納物を共通の梱
包用カバーにより確実に動かないように梱包保持できる
ものである。
【0032】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、枠
体が収納容器の内周部に沿って嵌め込むことができるよ
うに収納容器の上開口部の大きさよりもやや小さいもの
であるので、枠体は収納容器の上開口部から収納容器の
内周面に沿って嵌め入れることで、収納容器の内周面と
収納容器内に入れた収納物の側面との間の隙間に簡単に
枠体を入れることができ、これにより収納物に邪魔され
ずに収納物の上面及び側面上端部を枠体に張設した合成
樹脂フィルムで簡単且つ確実に覆うことができるもので
ある。
【0033】また、請求項4記載の発明にあっては、枠
体に可撓性を有する合成樹脂フィルムを張設すると共に
枠体に取付け部を設けて梱包用カバーを構成し、載置台
に立設した複数の柱体に囲まれた部分に枠体を配置して
枠体を載置台に載置した収納物に被嵌すると共に収納物
の上面部を合成樹脂フィルムにより覆って押さえ且つ合
成樹脂フィルムの外周部により収納物の側面の少なくと
も上端部を覆い、枠体に設けた取付け部を柱体の長手方
向に対してスライド自在とすると共に取付け部を柱体の
長手方向の任意の位置で固定自在としてあるので、載置
台に収納物を載置した状態で柱体に対して枠体に設けた
取付け部をスライドさせ、枠体に張設した合成樹脂フィ
ルムの外周部により収納物の側面上端部を覆った状態で
枠体に設けた取付け部を柱体に対して固定するだけで、
載置台に載置した収納物が動かないように保持した状態
で梱包することができ、また、載置台上に収納物を載置
したり取り出したりする出し入れ作業が、柱体と柱体と
の隙間から行え、出し入れが容易となり、簡単な構成で
確実に載置台に載置した収納物が動いたり、荷崩れした
りしないようにでき、特に、載置台に大きさや形状の異
なる複数の収納物を載置した場合であっても、確実に動
いたり、荷崩れしないように梱包保持できるものであ
り、しかも、このように載置台に載置した収納物が動い
たり、荷崩れしたりしないようにするに当たり、従来の
クッション材よりなる詰め物を詰めるもののように1回
の使用で廃棄するものに比べて、載置台と梱包用カバー
とがセットとなって何度でも使用できるので、資源の有
効利用が図れるものであり、また、合成樹脂フィルムで
収納物を覆うように梱包するので、収納物を雨降りにの
日の水濡れやほこり等により保護することができ、ま
た、収納物を単品づつ段ボール等で梱包しなくても、裸
の状態で収納物を収納容器に収めて合成樹脂フィルムに
より覆って梱包保持ができて、引っ越し、家具運搬等で
あっても梱包、養生材なしで保護固定できるものであ
る。また、請求項5記載の発明にあっては、載置台の四
隅に柱体を立設し、一対の枠体に可撓性を有する合成樹
脂フィルムを張設すると共に枠体の両端部に取付け部を
設けて梱包用カバーを構成し、一対の柱体に一方の枠体
の両端部の取付け部を柱体の長手方向に対してスライド
自在で且つ任意の位置で固定自在とすると共に他の一対
の柱体に他方の枠体の両端部の取付け部を柱体の長手方
向に対してスライド自在で且つ任意の位置で固定自在と
し、一対の枠体に張設した合成樹脂フィルムにより載置
台に載置した収納物の上面部を覆って押さえ且つ合成樹
脂フィルムにより収納物の側面の少なくとも上端部を覆
うので、載置台に収納物を載置した状態で柱体に対して
枠体に設けた取付け部をスライドさせ、一対の枠体間に
張設した合成樹脂フィルムにより収納物7の側面上端部
を覆った状態で枠体に設けた取付け部を柱体に対して固
定するだけで、載置台に載置した収納物が動かないよう
に保持した状態で梱包することができ、また、載置台上
に収納物を載置したり取り出したりする出し入れ作業
が、柱体と柱体との隙間から行え、出し入れが容易とな
り、簡単な構成で確実に載置台に載置した収納物が動い
たり、荷崩れしたりしないようにでき、特に、載置台に
大きさや形状の異なる複数の収納物を載置した場合であ
っても、確実に動いたり、荷崩れしないように梱包保持
できるものであり、しかも、このように載置台に載置し
た収納物が動いたり、荷崩れしたりしないようにするに
当たり、従来のクッション材よりなる詰め物を詰めるも
ののように1回の使用で廃棄するものに比べて、載置台
と梱包用カバーとがセットとなって何度でも使用できる
ので、資源の有効利用が図れるものであり、また、合成
樹脂フィルムで収納物を覆うように梱包するので、収納
物を雨降りにの日の水濡れやほこり等により保護するこ
とができ、また、収納物を単品づつ段ボール等で梱包し
なくても、裸の状態で収納物を収納容器に収めて合成樹
脂フィルムにより覆って梱包保持ができて、引っ越し、
家具運搬等であっても梱包、養生材なしで保護固定でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の梱包前の斜視図である。
【図2】同上の梱包状態の斜視図である。
【図3】同上の梱包状態の断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 合成樹脂フィルム 3 取付け部 4 梱包用カバー 5 収納容器 6 被取付け部 7 収納物 8 上開口部 9 網体 10 網目 12 載置台 13 柱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390037534 オーエッチ工業株式会社 大阪府東大阪市水走4丁目9番3号 (72)発明者 山田 茂弘 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 近藤 和幸 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 齋藤 武 埼玉県浦和市上木崎6丁目36番9号プチボ ワ館1階 株式会社ユニテム内 (72)発明者 菅沼 透 神奈川県相模原市渕野辺1−20−8 日本 化工機材株式会社内 (72)発明者 清水 義久 大阪府東大阪市水走4丁目9番3号 オー エッチ工業株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AC03 BA09A BC04A CA02 FA01 FC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に可撓性を有する合成樹脂フィルム
    を張設すると共に枠体に取付け部を設けて梱包用カバー
    を構成し、上方が開口する収納容器の側面に被取付け部
    を設け、収納物を収納した収納容器内に上開口部から梱
    包用カバーを入れて枠体を収納物に被嵌すると共に収納
    物の上面部を合成樹脂フィルムにより覆って押さえ且つ
    合成樹脂フィルムの外周部により収納物の側面の少なく
    とも上端部を覆い、枠体に設けた取付け部を収納容器に
    設けた被取付け部に着脱自在に取付けて成ることを特徴
    とする梱包構造。
  2. 【請求項2】 収納容器の側面部の少なくとも一部が網
    体により形成され、網体の網目により取付け部が着脱自
    在に係止される被取付け部を構成していることを特徴と
    する請求項1記載の梱包構造。
  3. 【請求項3】 枠体が収納容器の内周部に沿って嵌め込
    むことができるように収納容器の上開口部の大きさより
    もやや小さいものであることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の梱包構造。
  4. 【請求項4】 枠体に可撓性を有する合成樹脂フィルム
    を張設すると共に枠体に取付け部を設けて梱包用カバー
    を構成し、載置台に立設した複数の柱体に囲まれた部分
    に枠体を配置して枠体を載置台に載置した収納物に被嵌
    すると共に収納物の上面部を合成樹脂フィルムにより覆
    って押さえ且つ合成樹脂フィルムの外周部により収納物
    の側面の少なくとも上端部を覆い、枠体に設けた取付け
    部を柱体の長手方向に対してスライド自在とすると共に
    取付け部を柱体の長手方向の任意の位置で固定自在とし
    て成ることを特徴とする梱包構造。
  5. 【請求項5】 載置台の四隅に柱体を立設し、一対の枠
    体に可撓性を有する合成樹脂フィルムを張設すると共に
    枠体の両端部に取付け部を設けて梱包用カバーを構成
    し、一対の柱体に一方の枠体の両端部の取付け部を柱体
    の長手方向に対してスライド自在で且つ任意の位置で固
    定自在とすると共に他の一対の柱体に他方の枠体の両端
    部の取付け部を柱体の長手方向に対してスライド自在で
    且つ任意の位置で固定自在とし、一対の枠体に張設した
    合成樹脂フィルムにより載置台に載置した収納物の上面
    部を覆って押さえ且つ合成樹脂フィルムにより収納物の
    側面の少なくとも上端部を覆うことを特徴とする梱包構
    造。
JP2001103230A 2001-04-02 2001-04-02 梱包構造 Withdrawn JP2002302151A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011791A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Sekisui Chem Co Ltd 帯状部材結束体の施工用治具および施工用治具に対する帯状部材結束体の収容方法

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JP2011011791A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Sekisui Chem Co Ltd 帯状部材結束体の施工用治具および施工用治具に対する帯状部材結束体の収容方法

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