JP2005297995A - キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 意図しないスコア部の裂けを防止することができ、かつ開栓時には容易にスコア部を引き裂くことができるキャップを得る。
【解決手段】 キャップ10は、天面壁12と、その面に直交して延びるように形成される筒状のスカート部14とを含む。スカート部14の端部において、スカート部14の外周方向に延びる摘み部16を形成する。スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって延びるように、薄肉状のスコア部18を形成する。さらに、スカート部14と摘み部16との境界部において、スカート部14に形成されたスコア部18に続くようにして、摘み部16が突き出した方向に向かって延びるようにスコア部18を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、キャップに関し、特にたとえば、牛乳瓶などのような瓶を密封するためのキャップに関する。
図23は、従来のキャップの一例を示す側面図である。キャップ1は、円板状の天面壁2を含み、天面壁2の外周部から天面壁2の面に直交するように延びる円筒状のスカート部3が形成されている。スカート部3の内周壁には、瓶7の口部を締め付ける突条部が形成される。この突条部が瓶7の口部を締め付けることにより、キャップ1が瓶に取り付けられる。
さらに、スカート部3の対向する2か所に、薄肉状のスコア部4が形成される。スコア部4は、スカート部3の端部から天面壁2に向かって延びるように形成される。これらのスコア部4の近傍を連結するようにして、引張り部材5が形成される。この引張り部材5を引っ張ることにより、スコア部4が引き裂かれ、キャップ1の瓶7への締め付け力が開放される。したがって、図24に示すように、引張り部材5を引っ張ってスコア部4を引き裂いたのち、引張り部5の反対側に形成された鍔状部6を引き上げることにより、瓶7からキャップ1を取り外すことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−191978号公報
しかしながら、このような従来のキャップでは、瓶にキャップを嵌めるときや、瓶の内圧が上昇してキャップを持ち上げるような力が働いたときに、スカート部の端部が広がって、スカート部の端部からスコア部が引き裂かれる場合がある。このような意図しないスコア部の裂けが発生すると、瓶内部の飲料などが漏れてしまうという問題がある。そこで、キャップの嵌め込み時などにスコア部が裂けないように、スコア部の厚みを厚くすることが考えられる。しかしながら、スコア部を厚くすると、スコア部の本来の目的であるキャップの開け易さが犠牲となってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、意図しないスコア部の裂けを防止することができ、かつ開栓時には容易にスコア部を引き裂くことができるキャップを提供することである。
この発明は、板状の天面壁と、天面壁の外周部において天面壁の面と交差する向きに延びるように形成される筒状のスカート部と、スカート部に形成される薄肉のスコア部と、天面壁の反対側においてスカート部の端部から延びるように形成されてスコア部を引き裂くために用いられる摘み部とを含み、スコア部は、スカート部と摘み部との境界部から天面壁に向かって延びるように形成されるとともに、天面壁の反対側においてスカート部と摘み部との境界部から摘み部に沿って延びるように形成される、キャップである。
このようなキャップにおいて、スコア部は、スカート部と摘み部との境界部から天面壁に向かって延びるように形成されたのち、さらにスカート部の周方向に向かって延びるように形成することができる。
また、スコア部は、スカート部と摘み部との境界部から天面壁に向かって、スカート部の周方向と直交するように、またはスカート部の周方向に対して斜めとなるように延びて形成することができる。
さらに、スコア部は、スカート部の複数箇所に形成してもよい。
また、摘み部は、スカート部の端部から筒状のスカート部の外周方向に突き出して形成され、スコア部は、スカート部に形成された部分に続いて摘み部の突き出した方向に向かって延びるように形成することができる。
さらに、摘み部は、スカート部の端部から筒状のスカート部の外周方向に突き出して形成され、スコア部は、スカート部に形成された部分に続いて摘み部とスカート部との間に形成することができる。
また、摘み部は、天面壁からスカート部の端部に向かう向きに突き出して形成され、スコア部は、スカート部に形成された部分に続いて摘み部とスカート部との間に形成することができる。
さらに、摘み部は、天面壁からスカート部の端部に向かう向きに突き出して形成され、スコア部は、スカート部に形成された部分に続いて摘み部の突き出した方向に向かって延びるように形成することができる。
キャップのスカート部が瓶口の外周部に押し付けられることにより、キャップが瓶に取り付けられる。そして、摘み部を引っ張ることにより、スコア部の端部から摘み部に沿って形成されたスコア部が引き裂かれ、さらにスカート部に形成されたスコア部が引き裂かれる。それにより、スカート部による瓶への締め付け力が開放され、キャップを瓶から取り外すことができる。キャップを瓶に取り付けるときなどにおいて、スカート部が広がっても、摘み部に沿って形成されるスコア部の端部には、スカート部の広がりによる力が加わらない。そのため、意図的にスコア部を引き裂く場合を除いて、スコア部の裂けを防止することができる。
このようなキャップにおいて、スカート部と摘み部との境界部から天面壁に向かって延びるスコア部をさらに延ばし、さらにスカート部の周方向に沿ってスコア部を形成することにより、スカート部を周方向に開くことができ、キャップを瓶から取り外しやすくなる。
また、スカート部におけるスコア部の向きは、スカート部の周方向に対して直交する向きであってもよいし、スカート部の周方向に対して斜めとなるように形成されてもよく、スカート部による瓶への締め付け力を解放できるものであればよい。
さらに、スコア部を複数箇所に形成すれば、これらのスコア部を引き裂くことにより、スカート部による瓶への締め付け力がより小さくなり、キャップの取り外しが容易となる。
なお、摘み部をスカート部の端部から突き出すように形成し、摘み部の突き出した方向に向かって延びるようにスコア部を形成することができる。摘み部の突き出す方向は、スカート部の外周側に向かって突き出してもよいし、天面壁からスカート部の端部に向かう方向に突き出してもよい。
また、摘み部をスカート部の端部から突き出すように形成し、摘み部とスカート部との間にスコア部を形成することができる。この場合においても、摘み部の突き出す方向は、スカート部の外周側に向かって突き出してもよいし、天面壁からスカート部の端部に向かう方向に突き出してもよい。
この発明によれば、スカート部の端部から延びるように摘み部が形成され、さらに摘み部に沿ってスコア部が形成されることにより、瓶へのキャップの取り付け時などにおいて、スカート部の広がりによってスコア部が引き裂かれない。そのため、瓶内の飲料などが漏れることを防止することができる。また、瓶からキャップを取り外すときには、摘み部を引っ張ることにより、スコア部の端部からスカート部に向かって引き裂くことにより、簡単にキャップを取り外すことができる。このように、瓶へのキャップの取り付け時に、スコア部が引き裂かれないため、スコア部を厚くする必要がなく、キャップを取り外すときに、容易にスコア部を引き裂くことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明のキャップの一例を示す斜視図であり、図2はこのキャップを一方面側からみた平面図である。キャップ10は、円板状の天面壁12を含む。天面壁12の外周部において、天面壁12に直交する向きに延びるように、円筒状のスカート部14が形成される。スカート部14の端部には、スカート部14の外周方向に向かって延びる摘み部16が形成される。さらに、スカート部14および摘み部16には、薄肉状のスコア部18が形成される。スコア部18は、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって、スカート部14の周方向に直交する向きに延びて形成される。さらに、スカート部14と摘み部16との境界部において、天面壁12に向かって延びるスコア部18に続くようにして、摘み部16が突き出した方向に向かって、スコア部18が形成される。
スカート部14の端部近傍において、図3および図4に示すように、スカート部14の内壁から内周方向に向かって突出する第1の突条部20が形成される。第1の突条部20は、摘み部16に対応する位置およびスカート部14の内周側の数箇所を除いて、ほぼ円環状に形成される。さらに、スカート部14の内周側において、天面壁12に直交するようにして、円筒状の内周壁22が形成される。内周壁22とスカート部14とは、天面壁12の中央部を中心として同心円状に配置される。内周壁22の端部には、スカート部14側に向かって突出する第2の突条部24が形成される。第2の突条部24は、内周壁22の外面側を1周するように円環状に形成される。
さらに、スカート部14および内周壁22の間において、天面壁12から突出する2つの突起部26が形成される。突起部26は、スカート部14および内周壁22と同心円状に形成される。また、突起部26は、天面壁12からスカート部14方向に向かって突出するように形成される。このキャップ10は、合成樹脂などを用いて射出成形などにより作製される。
このキャップ10は、図5に示すように、牛乳瓶などの瓶30の口部を密閉するために用いられる。キャップ10が瓶30に取り付けられると、スカート部14と内周壁22との間において、天面壁12に形成された突起部26が瓶30の口部の先端部に密着するように配置される。さらに、スカート部14は瓶30の外壁側に配置され、第1の突条部20が瓶30の外壁に圧接される。さらに、内周壁22が瓶30の内壁側に配置され、第2の突条部24が瓶30の内壁に圧接される。このように、第1の突条部20と第2の突条部24とが瓶30の外側と内側とに圧接されることにより、キャップ10が動かないように、瓶30の口部を締め付けている。さらに、天面壁12に形成された突起部26が瓶30の口部の先端部に密着することにより、瓶30はキャップ10によって密閉される。
キャップ10を瓶30から取り外すときには、図6に示すように、スコア部18の一方側において、摘み部16を引っ張ることにより、摘み部16の端部におけるスコア部18の端部が引き裂かれ、摘み部16およびスカート部14のスコア部18が順次引き裂かれていく。それにより、第1の突条部20による瓶30への締め付け力が弱くなり、容易にキャップ10を瓶30から取り外すことができる。
キャップ10を瓶30に取り付ける際に、瓶30の口部によって第1の突条部20が外側に向かって押されるため、スカート部14が広がり、スカート部14に形成されたスコア部18に応力がかかる。また、瓶30の内圧が大きくなると、キャップ10が上方に押し上げられるような力がかかり、第1の突条部20が瓶30の口部によって外側に広がり、スカート部14に形成されたスコア部18に応力がかかる。しかしながら、このキャップ10では、スコア部18が引き裂かれる起点となる端部が摘み部16の先端にあり、スカート部14においてはスコア部18の裂けが生じにくい構造となっている。そのため、キャップ10を瓶30に取り付けたり、瓶30の内圧が高くなったときに、スコア部18に意図しない裂けが発生することを防止することができる。
なお、図7に示すように、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって延びるように形成されたスコア部18に続いて、さらにスカート部14の周方向に沿って延びるようにスコア部18が形成されてもよい。このようなスコア部18を形成した場合、図8に示すように、スカート部14をその周方向に向かって開くことができ、キャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による瓶30への締め付け力をさらに弱めることができる。したがって、キャップ10を瓶30に取り付ける場合などにおいては破損しにくく、キャップ10を瓶30から取り外すときにおいては、容易にスコア部18を引き裂くことができるキャップ10を得ることができる。
また、図9に示すように、スカート部14の対向する部分に、それぞれ摘み部16およびスコア部18を形成してもよい。このように、2つのスコア部18を形成することにより、スカート部14を2か所で開くことができ、キャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による瓶30への締め付け力をさらに弱めることができる。このようなキャップ10においても、スカート部14から摘み部16に延びるようにスコア部18を形成することにより、キャップ10の取り付け時などにおいて、スコア部18に意図しない裂けが生じることを防止することができる。
図10は、この発明のキャップの他の例を示す斜視図である。このキャップ10では、摘み部16が、スカート部14の外周側に向かって突き出すように形成される。また、摘み部16形成部分において、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、さらにスカート部14に形成されたスコア部18に続いて、スカート部14と摘み部16との間にスコア部18が形成される。さらに、このキャップ10においては、摘み部16の近傍に鍔状部28が形成されている。鍔状部28は、天面壁12の反対側において、スカート部14の端部から外周方向に向かって延びるように形成される。さらに、鍔状部28とスカート部14との間には、複数のリブ28aが形成される。このリブ28aによって、鍔状部28とスカート部14との間の強度が高められている。
このキャップ10では、スカート部14の端部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、それに続いてスカート部14と摘み部16との間に延びるようにスコア部18が形成されているため、スコア部18の中の天面壁12に向かって延びる部分には、引き裂かれる起点となるスコア部18の端部がない。そのため、スカート部14が広がるような応力がかかっても、スコア部18に裂けが発生しにくい。
さらに、図11に示すように、キャップ10を瓶30から取り外す際には、摘み部16を引っ張ることにより、スカート部14と摘み部16との間のスコア部18が引き裂かれ、それに続いて、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって延びるスコア部18が引き裂かれる。スコア部18を引き裂いたのち、鍔状部28を持ち上げることにより、引き裂かれたスコア部18部分においてスカート部14が開き、容易にキャップ10を瓶30から取り外すことができる。このように、キャップ10を瓶30から取り外すときには容易にスコア部18を引き裂くことができ、スカート部14が広がるような応力がかかったときにはスコア部18に裂けが発生しにくいキャップ10を得ることができる。
また、図12に示すように、スカート部14と摘み部16との間にスコア部18が形成されたキャップ10においても、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって延びるスコア部18に続いて、スカート部14の周方向に延びるようにスコア部18を形成してもよい。このようなキャップ10では、スコア部18を引き裂くことにより、スカート部14を大きく開くことができるため、キャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による締め付け力をさらに弱めることができる。
さらに、このような摘み部16およびスコア部18が形成されたキャップにおいて、図13に示すように、スカート部14の対向する位置に、それぞれ摘み部16およびスコア部18を形成してもよい。このキャップ10の場合、鍔状部28は、スカート部14に形成された2つのスコア部18からほぼ等距離にあるスカート部14の端部に形成される。このキャップ10では、スカート部14の対向する2か所においてスコア部18を引き裂くことができ、キャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による締め付け力をさらに弱めることができる。図12や図13に示したキャップ10においても、キャップ10を瓶30に取り付けるときに、スカート部14の端部においてスコア部18に裂けが生じることを防止することができる。
図14は、この発明のキャップのさらに他の例を示す斜視図である。このキャップ10では、天面壁12から延びるスカート部14の方向に向かって、スカート部14の端部から延びるように、摘み部16が形成されている。また、摘み部16形成部分において、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、このスコア部18に続いて、スカート部14と摘み部16との間にスコア部18が形成される。さらに、このキャップ10においては、摘み部16の近傍に鍔状部28が形成されている。
このようなキャップ10においても、スカート部14の端部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、さらにスカート部14と摘み部16との間に延びるようにスコア部18が形成されているため、スコア部18の中の天面壁12に向かって延びる部分には、引き裂かれる起点となるスコア部18の端部がない。そのため、スカート部14が広がるような応力がかかっても、スコア部18に裂けが発生しにくい。
また、図15に示すように、摘み部16を引っ張ることにより、スカート部14と摘み部16との間のスコア部18が引き裂かれ、それに続いてスカート部14に形成されたスコア部18が引き裂かれる。したがって、キャップ10を瓶30から取り外す際には、容易にスコア部18を引き裂くことができる。このように、キャップ10を瓶30から取り外すときには容易にスコア部18を引き裂くことができ、スカート部14が広がるような応力がかかったときにはスコア部18に裂けが発生しにくいキャップ10を得ることができる。
さらに、図16に示すように、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かって形成されたスコア部18に続いて、スカート部14の周方向に向かって延びるようにスコア部18が形成されてもよい。このようなキャップ10では、スコア部18を引き裂くことにより、スカート部14を大きく開くことができるため、鍔状部28を持ち上げてキャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による瓶30への締め付け力をさらに弱くすることができる。
また、図17に示すように、スカート部14の対向する位置に、それぞれ摘み部16およびスコア部18を形成してもよい。この場合、鍔状部28は、スカート部14に形成された2つのスコア部18から等間隔の位置において、スカート部14の端部に形成される。このようなキャップ10では、2つのスコア部18を引き裂いて、鍔状部28を持ち上げることにより、スカート部14を大きく開くことができる。図16や図17に示したキャップ10においても、キャップ10を瓶30に取り付けるときに、スカート部14の端部においてスコア部18に裂けが生じることを防止することができる。
図18は、この発明のキャップの別の例を示す斜視図である。このキャップ10では、天面壁12から延びるスカート部14の方向に向かって、スカート部14の端部から延びるように、摘み部16が形成されている。また、摘み部16形成部分において、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、さらにスカート部14に形成されたスコア部18から直線状に連続して、摘み部16の先端部まで延びるようにスコア部18が形成される。このキャップ10においても、摘み部16の近傍において、スカート部14の端部に鍔状部28が形成される。
このようなキャップ10においても、スカート部14と摘み部16との境界部から天面壁12に向かってスコア部18が形成され、このスコア部18に続いて、摘み部16の先端部に向かって延びるようにスコア部18が形成されているため、スカート部14の端部にスコア部18の端部がない。そのため、スカート部14が広がるような応力がかかっても、スコア部18に裂けが発生しにくい。
また、図19に示すように、摘み部16を引っ張ることにより、摘み部16の先端部からスコア部18が引き裂かれ、摘み部16に続いてスカート部14に形成されたスコア部18が引き裂かれる。したがって、キャップ10を瓶30から取り外す際には、容易にスコア部18を引き裂くことができる。このように、キャップ10を瓶30から取り外すときには容易にスコア部18を引き裂くことができ、スカート部14が広がるような応力がかかったときにはスコア部18に裂けが発生しにくいキャップ10を得ることができる。
さらに、図20に示すように、摘み部16の端部から天面壁12に向かって形成されたスコア部18に続いて、スカート部14の周方向に向かって延びるようにスコア部18が形成されてもよい。このようなキャップ10では、スコア部18を引き裂くことにより、スカート部14を大きく開くことができるため、鍔状部28を持ち上げてキャップ10を瓶30から取り外すときに、スカート部14による瓶30への締め付け力をさらに弱くすることができる。
また、図21に示すように、スカート部14の対向する位置に、それぞれ摘み部16およびスコア部18を形成してもよい。この場合、鍔状部28は、2つのスコア部18から等間隔の位置において、スカート部14の端部に形成される。このようなキャップ10では、2つのスコア部18を引き裂いて、鍔状部28を持ち上げることにより、スカート部14を大きく開くことができる。図20や図21に示したキャップ10においても、キャップ10を瓶30に取り付けるときに、スカート部14の端部においてスコア部18に裂けが生じることを防止することができる。
なお、上述の各例においては、スカート部14に形成されるスコア部18は、スカート部14の周方向に対して直交するように形成されているが、図22に示すように、スコア部18は、スカート部14の周方向に対して斜めとなるように形成されてもよい。このようなスカート部14の周方向に対して斜めとなるスコア部18は、上述の各例に示すキャップ10の全てに適用することができる。
このように、引き裂くために用いられる薄肉状のスコア部を有するキャップにおいて、引き裂くための起点となるスコア部の端部が、スカート部と摘み部との境界部からさらに延びた部分に形成されることにより、キャップを瓶などに取り付けるとき、あるいは瓶の内圧が高まったときに、意図しないスコア部の裂けを防止することができる。さらに、このような構造を採用することにより、スコア部の厚みを厚くする必要がなく、キャップを瓶から取り外すときに、容易にスコア部を引き裂くことができる。なお、このキャップは、牛乳瓶に限らず、牛乳以外の内容物を有する瓶に用いられるキャップに用いることができる。
この発明のキャップの一例を示す斜視図である。 図1に示すキャップを一方面側からみた平面図である。 図1に示すキャップを他方面側からみた平面図である。 図1に示すキャップの側面図である。 図1に示すキャップを瓶に取り付けた状態を示す図解図である。 図1に示すキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す斜視図である。 図1に示すキャップの変形例を示す側面図である。 図7に示すキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す斜視図である。 図1に示すキャップの他の変形例を他方面側からみた平面図である。 この発明のキャップの他の例を示す斜視図である。 図10に示すキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す斜視図である。 図10に示すキャップの変形例を示す側面図である。 図10に示すキャップの他の変形例を他方面側からみた平面図である。 この発明のキャップのさらに他の例を示す斜視図である。 図14に示すキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す斜視図である。 図14に示すキャップの変形例を示す側面図である。 図14に示すキャップのさらに他の変形例を他方面側からみた平面図である。 この発明のキャップの別の例を示す斜視図である。 図18に示すキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す斜視図である。 図18に示すキャップの変形例を示す側面図である。 図18に示すキャップの他の変形例を他方面側からみた平面図である。 この発明のさらに別の例を示す斜視図である。 従来のキャップの一例を示す側面図である。 図23に示す従来のキャップを瓶から取り外すためにスコア部を引き裂いた状態を示す側面図である。
符号の説明
10 キャップ
12 天面壁
14 スカート部
16 摘み部
18 スコア部
20 第1の突条部
22 内周壁
24 第2の突条部
26 突起部
28 鍔状部
30 瓶

Claims (8)

  1. 板状の天面壁、
    前記天面壁の外周部において前記天面壁の面と交差する向きに延びるように形成される筒状のスカート部、
    前記スカート部に形成される薄肉のスコア部、および
    前記天面壁の反対側において前記スカート部の端部から延びるように形成されて前記スコア部を引き裂くために用いられる摘み部を含み、
    前記スコア部は、前記スカート部と前記摘み部との境界部から前記天面壁に向かって延びるように形成されるとともに、前記天面壁の反対側において前記スカート部と前記摘み部との境界部から前記摘み部に沿って延びるように形成される、キャップ。
  2. 前記スコア部は、前記スカート部と前記摘み部との境界部から前記天面壁に向かって延びるように形成されたのち、さらに前記スカート部の周方向に向かって延びるように形成される、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記スコア部は、前記スカート部と前記摘み部との境界部から前記天面壁に向かって、前記スカート部の周方向と直交するように、または前記スカート部の周方向に対して斜めとなるように延びて形成される、請求項1または請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記スコア部は、前記スカート部の複数箇所に形成される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のキャップ。
  5. 前記摘み部は、前記スカート部の端部から筒状の前記スカート部の外周方向に突き出して形成され、前記スコア部は、前記スカート部に形成された部分に続いて前記摘み部の突き出した方向に向かって延びるように形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のキャップ。
  6. 前記摘み部は、前記スカート部の端部から筒状の前記スカート部の外周方向に突き出して形成され、前記スコア部は、前記スカート部に形成された部分に続いて前記スカート部と前記摘み部との間に形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のキャップ。
  7. 前記摘み部は、前記天面壁から前記スカート部の端部に向かう向きに突き出して形成され、前記スコア部は、前記スカート部に形成された部分に続いて前記スカート部と前記摘み部との間に形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のキャップ。
  8. 前記摘み部は、前記天面壁から前記スカート部の端部に向かう向きに突き出して形成され、前記スコア部は、前記スカート部に形成された部分に続いて前記摘み部の突き出した方向に向かって延びるように形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のキャップ。
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KR20220166539A (ko) * 2021-06-10 2022-12-19 주식회사 피앤비 플라스틱 용기의 재활용이 용이한 핸들 결합구조

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