JP2008137710A - 容器のキャップとこれに用いるパッキン - Google Patents

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Abstract

【課題】過度な昇圧の防止機能を保証しながら、高い密封性を確保できるようにする。
【解決手段】 容器2の口2aの外周に螺子嵌合するキャップ本体1、キャップ本体1の胴部4に開栓に伴い切り離しを図る部分接続部6で繋がるピルファープルーフバンド7を備え、キャップ本体1の天板5から下方に延び口2aの内周に密嵌合する内環状壁8、口2aの外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁9を有し、外環状壁9の口2aとの対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁9の外回りから内環状壁8側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面21を無数の微小凸部21aを持って周方向に配設することにより、上記目的を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は容器のキャップとこれに用いるパッキンに関し、詳しくは、ペットボトルで代表されるプラスチック製の容器に広く利用されているようなピルファープルーフ機能を有した合成樹脂製の容器のキャップとこれに用いるパッキンに関するものである。
この種のキャップおよびパッキンは図8〜図10に示すようなものが既に知られている(特許文献1参照。)。図8、図9に示すものは容器aの口の外周に螺子嵌合するキャップ本体bの天板cの内側に配置されるパッキンdがなす内天板eに容器aの口a1とのシール構造を持ち、図10に示すものはキャップ本体bの天板cに容器aの口a1とのシール構造を持っている。シール構造はいずれも一般の場合同様に、それら内天板eまたは天板cから下方に延びて容器aの口a1の内周に密嵌合する内環状壁fおよび容器aの口a1の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁gを有したものとなっている。しかし、外環状壁gの容器aの口a1の外周と対向する少なくとも内面に、外環状壁gの外回り、つまり外気に臨む部分から内環状壁fの側に向け径方向に延びる溝状の通気経路hを形成した点で一般と異なっている。
これにより、従来から得ている陰圧に対する所定の密封機能を発揮し、また、容器aの昇圧による内天板eまたは天板cのドーミング時の外環状壁g下端側の引き締まりを利用して昇圧に対する密封性を高めながらも、このような密封性が特に低下するようなことなしに過度な昇圧によるドーミング時には内圧を前記溝状の通気経路hを通じて即時に外部へ抜けさせて、容器a内が再閉栓時の二次醗酵などにより過度に昇圧するのを防止することができる。
特開2006−96396号公報
しかし、上記のような通気経路hを有したシール構造を持つキャップ本体bまたはパッキンdによると、例えばキャップに外的負荷が掛かった場合、シール構造部の通気経路hが原因になるなどした変形やこれにパッキンの移動が加わるなどして隙間が生じ通常使用時における密封性が損なわれる恐れがある。
本発明の目的は上記の点に鑑み、過度な昇圧の防止機能を保証しながら、高い密封性を確保できる容器のキャップとこれに用いるパッキンを提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の容器のキャップは、天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを1つの特徴としている。
このような構成では、キャップ本体の天板の内環状壁が容器の口の内周に密嵌合し、外環状壁が容器の口の外周に対し少なくとも対向して容器の口の天面に圧接することを基本原理として、従来から得ている陰圧に対する所定の密封機能を発揮することができ、この密封構造上、容器内の昇圧により天板が外部へ膨らむドーミングが外環状壁部にまで及ぶと内環状壁は容器の口から離れる側に移動しているのに対し、外環状壁は容器の口の外周に押し付けられるように移動して内面での周方向に配設された多数の微小凸部よりなる粗面ないしはシボ加工面にて圧接するか、圧接度を増して内、外環状壁による容器の口を内外から挟み付ける掴持力を生じるか、それが増して、あるいは低減するのを補償して、内環状壁を容器の口の内周に引き付ける働きをするので、そのままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れないということに対し、ドーミングが過度な昇圧に対応する程度となった時点で、外環状壁内面側の粗面ないしはシボ加工面は容器の口により強く圧接されるが、それらの間の外環状壁の内面を容器の口から僅かに浮かせて隙間を確保していて、キャップの天板の内環状壁の外周位置から外周側に進行する容器の口の天面からの浮き上がり部が、粗面ないしはシボ加工面に近接するか達することで内圧を前記確保されている隙間を通じて外部へ逃がし過度な昇圧を防止することができる。しかも、外環状壁内面に周方向に配設する粗面ないしはシボ加工面は多数の微小凸部の集まりであって外環状壁の変形剛性を低下させるような要素にはならないし、その高さとそれが作る前記隙間は微小であって、シール部はキャップに働く外部負荷によって変形されにくく、パッキンがキャップに働く外部負荷によって移動しても通常使用時に前記隙間が内側からの浮きと直ちに繋がることにはならないので、外部負荷に対する密封性能が向上する。
本発明の容器のキャップは、また、天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを別の特徴としている。
このような構成では、前記1つの特徴の容器のキャップの場合の過度な昇圧防止機能を、過度未満での昇圧時の外環状壁のより確実な、あるいはより強い容器の口への粗面ないしはシボ加工面での圧接を得て密封性をさらに高めた上で、粗面ないしはシボ加工面が確保している前記隙間を通じより確実に発揮することができる。
外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板に一体に設けられている、さらなる構成では、
キャップ本体の天板のドーミングが外環状壁を越えた後、内環状壁を越えて外環状壁間にまで及ぶのを防止する薄肉部を設けていないことにより、前記各特徴の発明が奏する作用を逃げなどなく確実に発揮することができる。
外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンが形成している内天板に設けられている、さらなる構成では、
キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンが形成している内天板に内、外環状壁が設けられていても、内天板または、内天板および天板のドーミングによって内環状壁が容器の口の内周から離れる側に移動する現象に併せ、外環状壁内面の粗面ないしはシボ加工面が容器の口の外周に押し付けられる現象を得て、前記各特徴の発明が奏する作用を発揮することができる。
パッキンが、その内天板の内、外環状壁間に上面側からの肉抜き部を形成した、さらなる構成では、
キャップ本体と別体のパッキンが、キャップ本体の開栓時の所定のタイミングでパッキンの外周に容器の天面からの引き離し力を及ぼしていくのに、万一にもピルファープルーフバンドの切り離しが重なってそのときの衝撃がキャップに伝わっても、前記内、外環状壁間にある肉抜き部を基点として、外環状壁がその内面に径方向の溝状の通気経路などのない剛性の高いものであっても、パッキンの外周側が持ち上がる変形により、キャップの内環状壁がピルファープルーフバンドの切り離しに対してパッキンが早期に持ち上がってしまうようなことを防止することができる。
本発明の容器のキャップは、また、天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドと、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンとを備え、パッキンは、それが形成している内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、パッキンの容器の口との対向環状域の外面側に、前記外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを他の特徴としている。
このような構成では、キャップ本体の天板の内側にあるパッキンにおける内天板の内環状壁が容器の口の内周に密嵌合し、外環状壁が外面側の径方向の肉抜き部に関係のない平坦な内面と、肉抜き部による柔軟性とを持って容器の口の外周に対し少なくとも対向して容器の口の天面に圧接することを基本原理として、従来から得ている陰圧に対する密封機能をより有利に発揮することができ、この密封構造上、容器内の昇圧により天板が外部へ膨らむドーミングが外環状壁にまで及ぶと内環状壁は容器の口から離れる側に移動しているのに対し、外環状壁は容器の口の外周に押し付けられるように移動して圧接するか、圧接度を増して内、外環状壁による容器の口を内外から挟み付ける掴持力を生じるか、それが増して、あるいは低減するのを補償して、内環状壁を容器の口の内周に引き付ける働きをするので、そのままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れないということに対し、ドーミングが過度な昇圧に対応する程度となった時点で、パッキンの外面側の前記肉抜き部のある柔軟部に近づき、または達して、その時の内圧も手伝ってパッキンの外環状壁を含む容器の口との対向域が容器の口から浮かされて内圧を即時に外部へ逃がし過度な昇圧を防止することができる。しかも、肉抜き部はパッキンの外面にあってキャップに働く外部負荷によってパッキンが変形され、また移動されるにしても、内面側で内圧を逃がす程度の容器の口との隙間は生じにくく、通常使用時での外部負荷に対する密封性能が向上する。
外環状壁が、パッキンの内天板の外周縁に沿った下方への折曲形状部である、さらなる構成では、
外環状壁の内天板の外周からの折曲形状と、周方向の湾曲形状とによって、パッキンの内天板の外周部でのドーミングに対し追随する剛性が、前記半径方向の肉抜き部の存在にかかわらず高く、前記内天板の外周部でのドーミングに応動した粗面ないしはシボ加工面の容器の口の外周への押圧力、内環状壁と協働した容器の口に対する掴持力、外環状壁の粗面ないしはシボ加工面間での容器の口との間の浮きによる隙間の維持特性を十分に確保できる。
外環状壁が、キャップ本体の胴部内面に近接または接触している、さらなる構成では、キャップ本体の天板のドーミングがその外周まで及べば、それに続く胴部の上部ないしは天板との境界部が縮径されることで、キャップの内天板のドーミングが前記肉抜き部の影響で外周部にまで及びにくい場合でも、それに関係なく折曲形状部を外側から容器の口の外周に押し付けるので、キャップ本体の天板のドーミングに応動して容器の口の外周への押圧力、内環状壁と協働した容器の口に対する掴持力を十分に確保し、かつ外環状壁と容器の口との間の隙間が粗面ないしはシボ加工面で規定する大きさを上まわって過度昇圧未満でない圧が抜けるようなことを防止できる。また、外環状壁を含むシール構造部がキャップに働く外部負荷によって変形したり位置ずれしたりするのを防止しやすく、通常使用時の密封性能を高められる。
キャップ本体の天板とパッキンの内天板との間にはエアギャップが設けられている、さらなる構成では、
キャップ本体の開栓、閉栓に際して、パッキンが供回りするのを防止することができ、パッキンの外環状壁が容器の口の外周に粗面ないしはシボ加工面が圧接し、また平坦な内面が密着するタイプのものであっても、パッキンと容器の口との間の摩擦を軽減して双方間の密封性能に悪影響するようなことを防止することができ、特に開栓時に容器の口に吸着させられているパッキンに供回り力が及んで開栓抵抗や早期開封の原因になるようことを防止することができる。
また、上記各場合の容器のキャップは、それぞれにおいて用いている特異なパッキン単体をも提供するものである。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限りにおいて種々な組合せで複合して採用することができる。
本発明の1つの特徴の容器のキャップによれば、従来から得ている陰圧に対する所定の密封機能を発揮し、容器内の昇圧による天板のドーミングを利用して昇圧に対する密封性を高めながらも、この密封性が特に低下するようなことなしに過度な昇圧によるそれ以上のドーミング時に内圧を外環状壁の内面においてその周方向に配設している粗面ないしはシボ加工面間に容器の口との間に作っている微小隙間を通じて即時に外部へ抜けさせて、容器内が過度に昇圧するのを防止し、しかも、シール構造部およびパッキンの強度低下を見ないのでキャップに働く外部負荷によって変形されにくく、移動するにしても過度な昇圧未満での通常使用時に内圧が抜けてしまうような心配を回避することができる。
本発明の別の特徴の容器のキャップによれば、前記1つの特徴の容器のキャップの場合過度未満での昇圧時の外環状壁のより確実な、あるいはより強い容器の口への粗面ないしはシボ加工面での圧接を得て密封性をさらに高めた上で、粗面ないしはシボ加工面が確保している前記隙間を通じより確実に発揮することができる。
本発明の他の特徴の容器のキャップによれば、パッキンの外面に周方向に配した肉抜き部による柔軟性と内面の平坦性とによって陰圧に対する密閉性向上に有利として、しかも容器内の昇圧による天板のドーミングを利用して昇圧に対する密封性を高めながら、そのままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れないということに対し、ドーミングが過度な昇圧に対応する程度となった時点で前記肉抜き部による柔軟性を利用して外環状壁を含む容器の口との対向域が容器の口から浮かせて内圧を即時に外部へ逃がし過度な昇圧を防止することができる。しかも、キャップ外面の肉抜き部はキャップに働く外部負荷によるパッキンの変形を抑えられ、移動が加わるにしても、内圧を逃がす程度の隙間は生じにくく、通常使用時での外部負荷に対する密封性能が向上する。
以下、本発明に係る容器のキャップの実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明および図示は、本発明の具体例であって、特許請求の範囲における記載の内容を限定するものではない。
本実施の形態の容器のキャップは、いわゆるペットボトルと称される樹脂製の容器の口に設けられる樹脂製のキャップを対象としている。図1に示す例、図6に示す例のようにキャップCは、平面視で円形な天板5とこの天板5の外周に筒状に連続し平面視で円形な容器2の口2aの外周の雄ねじ2bとの間で螺子嵌合する雌ねじ3を持つ胴部4とを有したキャップ本体1と、図1で代表して示すように、このキャップ本体1の胴部4にキャップ本体1の開栓に伴い容器2の口2aとの間で切り離しを図るいわゆるブリッジと称される周方向に配設された部分接続部6で繋がるピルファープルーフバンド7とを備え、キャップ本体1の天板5から下方に延びて容器2の口2aの内周に密嵌合する内環状壁8および容器2の口2aの外周における少なくとも肩部に対して図1の例で示すように少なくとも対向し、あるいは図6の例で示すように接触または圧接する外環状壁9を有している。
図1に示す例では、内、外環状壁8、9をキャップ本体1とは別体のパッキン11に一体成形するなどして設けており、前記天板5をキャップ本体1側の天板5aとパッキン11側の容器2の口2aの天面2cに載る平面視で円形な内天板5bとの組み合わせ構成としてある。キャップ本体1およびピルファープルーフバンド7はポリプロピレンを始めとして、高密度ポリエチレンなどの合成樹脂よりなり、部分接続部6は型成形によって、あるいは成形品に対する図1などに示すカッタなどを利用した切り込み13によって形成される。パッキン11はポリエチレンを始めポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、エチレン酢酸ビニル共重合体などのキャップ本体1に対しては比較的軟質の合成樹脂材料よりなる。図6に示す例では、キャップ本体1自体で天板5を単独で形成しており、この天板5に内、外環状壁8、9を一体成形して設けてあるが、キャップ本体1とこれの内側に溶着などで固着した副天板部を設けて、これに内、外環状壁8、9を一体成形して設けたものとしてもよい。一般にこのような副天板を設けるような場合、副天板は前記パッキン11に対してはさらに軟質の材料により形成されることが、本実施の形態では以下に説明するところから、パッキン11の軟質程度として好適である。
以上のようなキャップCは、図1、図6に示すように容器2の口2aに装着されて閉栓し、高温の内容物が充填されるか、常温の内容物が充填された後高温で熱処理された、殺菌済みの高温内容物が充填されている容器2を密封する。キャップCによる閉栓はキャップ本体1および容器2の雌雄ねじ3、2bどうしを螺合させてキャップ本体1を容器2の口2aに対し螺子締めすることによって行われ、少なくとも内環状壁8はその内周途中膨らみ部がなす密嵌部8aなどにて図1、図6に示す密嵌代aを有して容器2の口2aの内周に対し少なくとも所定嵌合深さbの位置で密嵌合し、外環状壁9は図2に示すように容器2の口2aの外周の少なくとも肩部に対向するか、図6に示すように所定の圧接代cを持って圧接されるか、あるいは接触する状態となり、容器2の口2aの天面2cには図1に示すパッキン11の内天板5b、または図6に示すキャップ本体1単独による天板5が平面視で円形な環状のシール突起15などによる圧接代dを有して圧接し、容器2の口2aを密閉する。特に、閉栓後の常温への冷却や冷蔵保存などによる容器2内の減圧があると、前記パッキン11の内天板5bまたはキャップ本体1単独の天板5などを容器2の口2aの天面2cなどに引き付けて容器2の密封度を増すようになる。ここで、外環状壁9が容器2の口2aの外周に密着したり圧着したりしていると、この外環状壁9も容器2の口2aの外周の対応する面に吸着されて、容器2の密封度を増すことを助長する。
一方、キャップCを容器2の口2aへ打栓する際、キャップCによる上記のような閉栓終了段階でピルファープルーフバンド7に形成されている周方向に蛇腹状を有した係止部14が容器2の口2aの雄ねじ2bの下に一体形成されている環状の係止凸条2dに上方から突っ張ることによって下向き状態から上向き状態に反転させられながら、閉栓完了と同時に図1で代表して示しているように反転が完了しかつ係止凸条2dを下方に乗り越え終えてその下側に係合し、ピルファープルーフバンド7はキャップ本体1の開栓操作によってもその場に係止されたままで、キャップ本体1のみが雌雄ねじ3、2b間での螺子緩みに伴い上方へ開栓されていく。これを利用して、開栓の所定の時期にキャップ本体1とピルファープルーフバンド7との間の部分接続部6を引き伸ばして図5で代表して示すように破断させ、ピルファープルーフバンド7を容器2の口2aの初期位置に残してしか開栓できないようにすることで、ピルファープルーフ機能を発揮するようにしている。以上のような基本構造を有するキャップCであるかぎり、容器2がどのような材料よりなるものでも、また、どのような形態を有したものでも本発明は有効であり、本発明のキャップCが対象とする容器2であり得る。
ここで、容器2の内圧の上昇に伴って、図6に示すキャップ本体1自体の天板5、従って、図1に示す例では図3に示すように天板5a、内天板5bが仮想線で示すように上方へ膨らむドーミング現象を呈した際に、そのドーミングが外環状壁9にまで及ぶと、図1、図3で代表して説明すれば、内環状壁8は容器2の口2aから少し抜けまた離れる側に移動して密嵌の深さ位置が図1のbから図3のb1に少し浅くなった位置で、図1に示す密嵌代aが図3に示すa1と小さくなるのに対し、図1に示す例ではキャップ本体1の胴部4の周壁上端部での図1に示す状態から図3(a)(b)に実線で示す状態への収縮、つまり縮径−Dによって、その胴部4の周壁上端部が外環状壁9をFなる押圧力、またはおよび、外環状壁9の内側への傾きによる縮径も併せ、容器2の口2aの外周の少なくとも肩部に押圧させ、またはその初期押圧代c1を持った状態からさらに押圧力Fを増すことで、内、外環状壁8、9が協働しての容器2の口2aに対する掴持力を生じさせ、またはそれを増大させ、あるいはそれが低減するのを補償できることによって、容器2の気密性を高く保持することができる。図6の例の場合でも同様であり、説明は省略する。ここに、外環状壁9やキャップ本体1の胴部4にまで及ぶ容器2内の昇圧による天板5a、内天板5bのドーミング、または天板5のドーミングは、内環状壁8は容器2の口2aから離れる側に移動しているのに対し、外環状壁9や胴部4は縮径させることによって外環状壁9を容器2の口2aの外周に押し付けるように移動させて圧接させるか、圧接を増し、かつ、内、外環状壁8、9による容器2の口2aを内外から挟み付ける掴持力を生じるか、それが増して、あるいは低減するのを補償して、内環状壁8を容器2の口2aの内周に引き付ける働きをすると考えられるし、このことは、外環状壁9または胴部4の縮径が容器2の口2aによって妨げられる分だけ、天板5a、内天板5bのドーミングや天板5のドーミングが外周部で抑えられ、内環状壁8の口2aから離れ、また抜けるのを抑えていることと等価であると考えられる。
しかし、このままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れない。このようなことに対応するのに、特許文献1が開示しているような外環状壁9の内面に外回りから内環状壁8の側に延びる溝状の通気経路を形成するのでは、既述したように、通常使用時でもキャップCに外部負荷が働いたときにシール不安がある。
そこで、本実施の形態では、図1に示す例、図6に示す例のように外環状壁9の容器2の口2aと対向する対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁9の外回りから、つまり外気に臨む部分から内環状壁8側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面21を、図1に示す例の詳細模式図として図2(a)(b)に示してあるように無数の微小凸部21aを持って周方向に配設している。
これにより、キャップ本体1の天板5aの内環状壁8が容器2の口2aの内周に密嵌合し、外環状壁9が容器2の口2aの外周に対し少なくとも対向して容器2の口2aの天面2cに圧接することを基本原理として、従来から得ている陰圧に対する所定の密封機能を発揮することができる。また、この密封構造上、容器2内の昇圧により天板5aや内天板5bが外部へ膨らむドーミングが外環状壁9にまで及ぶと内環状壁8は容器2の口2aから離れる側に移動しているのに対し、外環状壁9は容器2の口2aの外周に押し付けられるように移動して内面での周方向に配設された多数の微小凸部よりなる粗面ないしはシボ加工面21にて圧接するか、圧接度を増して内、外環状壁8、9による容器2の口2aを内外から挟み付ける掴持力を生じるか、それが増して、あるいは低減するのを補償して、内環状壁8を容器2の口2aの内周に引き付ける働きをする。
したがって、高いシール機能は確保されるがそのままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れない。しかし、粗面ないしはシボ加工面21を設けた本実施の形態では、ドーミングが過度な昇圧に対応する程度となった時点で、図1、図2に示す例では、図3(b)に実線で示す状態から図3(b)に仮想線で示す状態に密嵌の深さ位置がb1からb2にさらに浅くなって、密嵌代a1がさらに低減するか無くなり、あるいは隙間が生じる状態を得ながら、外環状壁9内面側の粗面ないしはシボ加工面21は容器2の口2aにより強く圧接されるが、各シボ加工面21間の外環状壁9の内面を容器2の口2aから図2(c)に示すように僅かに浮かせて隙間Sを確保していて、キャップCの天板5、具体的には図1に示す例では天板5a、内天板5bの、図6に示す例では天板5の、内環状壁8の外周位置から外周側に進行する容器2の口2aの天面2cからの浮き上がり部が、粗面ないしはシボ加工面21に近接するか達することで内圧を前記確保されている隙間Sを通じて外部へ逃がし過度な昇圧を防止することができる。
しかも、外環状壁9内面に周方向に配設する粗面ないしはシボ加工面21は多数の微小凸部21aの集まりであって外環状壁の変形剛性を低下させるような要素にはならないし、その高さとそれが作る前記隙間Sは微小であって、シール部はキャップCに働く外部負荷によって変形されにくく、図6に示す例ではもとより、図1に示す例でのパッキン11がキャップCに働く外部負荷によって移動しても通常使用時に前記隙間Sが内側からの浮きと直ちに繋がることにはならないので、外部負荷に対する密封性能が向上する。
ここで、粗面ないしはシボ加工面21は、キャップCやパッキン11を成形する金型の対応姿面域に、梨地加工、放電加工、ブラスト加工のいずれかで微細な凹部を無数に形成するいわゆるシボ加工を施しておき、キャップCやパッキン11を型成形したときにその微細な凹部が逆転写した外環状壁9内面から突出する無数の微小凸部21aによる粗面ないしはシボ加工面21を外環状壁9の外回りから内環状壁8側に延びる径方向の領域に得ている。従って、外環状壁9内面やこれに続くパッキン11の内面を平滑に仕上ている在来の金型にシボ加工などを施すだけで本実施の形態は実現する。
1つの実施例を示せば、シボ加工により形成する凹部の深さは18μmの設定であるが、その深さは一定せず深さの平均値Rzは15μmであった。上記したようにこの微小凸部21a群は外環状壁9と容器2の口2aの外面との間に、これを設ける外環状壁9などの柔軟性を特に損なわずに隙間Sを確保する機能を得るもので、容器2の口2aとの長期の圧着や過度の昇圧時の強圧着などによって押し潰されたりしないことが必要条件となるが、無数の微小凸部21aが圧着圧を分散して受けることでそれを満足している。しかし、微小凸部21aの数が多すぎると外的負荷を受けたときの密封性劣化の恐れがある。これは、シボ加工面21が多すぎると各微小凸部21aが潰れないため、各シボ加工面21における微小凸部21a間の隙間が残ってしまう可能性があることによる。
粗面ないしはシボ加工面21を形成する面域は、図2に示す例では、径方向範囲R1はパッキン11における外環状壁9の内天板5bからのアールを持って立下り始める立下り基点となる直径G1からアールを持って立下り終わる立下り終点となる直径G2までとしてあり、周方向範囲R2は5等配したθ1=72°ずつの各位置にて2mm程度としてある。これは、パッキン11の長さ(周方向)が110mmであって、その約10%を総シボ加工面域とするのを好適としたものである。従って、6等配した各位置に対しては周方向範囲R2は1.7mm程度に設定することになる。しかし、これに限られることはなく、キャップ本体1やパッキン11の材質、寸法、形状などの違いによって条件は種々に変化する。
径方向範囲R1は、外環状壁9の外回りに臨んでいることは特に必須とならないが、内環状壁8側への径方向の延び位置が容器2の口2aの天面2cに及ぶ寸法が増大するほど、過度の昇圧に対する内圧の逃がし時機を早めることができ、図2に示す例では天面2cの外周側にやや係る位置に設定され、口2aの天面外周コーナ部とのアールの大きさの違いを含めた圧接代c1に基づく圧接状態にて相互間に前記隙間Sを確保し、昇圧が過度に達したタイミングで内圧を逃がせるようにしている。また、周方向範囲R2は、微小凸部21aの数によって決定するのが好適である。
図6に示す例でも、外環状壁9と天板5とに対して、図2の外環状壁9と内天板5bとの関係のように粗面ないしはシボ加工面21を設ければよい。
図1に示す例について、さらに詳述する。キャップ本体1の天板5aとパッキン11の内天板5bとの間には粗面接触部や凹部による空隙などで形成するエアギャップ16を設けてある。これにより、キャップ本体1の開栓、閉栓に際して、パッキン11が供回りするのを防止することができ、図1に示す例のパッキン11の外環状壁9が容器2の口2aの外周に粗面ないしはシボ加工面21が圧接し、パッキン11と容器2の口2aとの間の摩擦を軽減して双方間の密封性能に悪影響するようなことを防止することができ、特に開栓時に容器2の口2aに吸着させられているパッキン11に供回り力が及んで開栓抵抗や早期開封の原因になるようことを防止することができる。
エアギャップ16は図1〜図3に示す態様に限られることはない、粗面もパッキン11の供回りを防止するためにパッキン11の内天板5bの上面およびキャップ本体1の天板5aの下面間の接触面の少なくとも一方に設ければよいし、溝などによる空気導入路を単独に、あるいは複合して設けたりしてもよい。外環状壁9は、その内天板5bの外周縁から下方へ折れ曲がった折曲形状部をなしている。外環状壁9の内周面は下方に向け若干外広がりに適当角度(例えば、33°)に傾斜した傾斜面に形成され、下端面は軸線に対して直角な平面に形成されている。外面は、キャップ本体1の天板5aと胴部4とが形成する内側コーナー部の曲面に合わせて面取りされている。また、内天板5bの上面には、内、外環状壁8、9の間の位置、具体的には内環状壁8の付け根部外周の近傍部に、上方からの肉抜き22により薄肉部となった肉抜き部23を形成している。この肉抜き部23は周方向に連続した平面視で円形な環状をなしているが、これに限られることはなく、溝状、ホール上の肉抜き22を周方向に所定間隔で行った不連続形態であってもよい。また、キャップ本体1の胴部4の内周面には、雌ねじ3の最上位部分によって構成されたパッキン案内部24が一体成形して設けられており、開栓時に、このパッキン案内部24でパッキン11における外環状壁9の下端面を持ち上げるように構成されている。
以上のように、パッキン11の外環状壁9が、内天板5bの外周縁から下方へ折れ曲がった折曲形状部をなし、その外面がキャップ本体1の天板5aおよび胴部4の周壁がなす内側コーナ部の曲面に合う面取り形状であることによって、前記天板5a、内天板5bのドーミングによる胴部4の上端部周壁が縮径するときの、キャップ本体1の胴部4の周壁上端部による外環状壁9を容器2の口2aの外周に押し付ける作用に遊びが無くなり、外環状壁9と容器2の口2aの外周との間に隙間があっても、外環状壁9に対する押圧量がそれを上まわって容器2の口2aに確実に押し付けて、前記昇圧に対する密封機能を保証することができ、閉栓時の外環状壁9の容器2の口2aの外周に対する接触を断っておけるのでその分だけ閉栓の抵抗を軽減することができる。特に、外環状壁9の内径や容器2の口2aの外径に製造上の寸法誤差があっても、外環状壁9が障害物になってパッキン11が容器2の口2aにきっちりと嵌まらなくなる虞がなくなる。この場合、内天板5bに形成された肉抜き部23のために、パッキン11の外環状壁9が容器2の口2aの中心方向に変形しやすくなっており、上記の押圧力によってパッキン11の外環状壁9が容器2の口2aの外周面にさらに押し付けられやすくなるし、閉栓抵抗を軽減することができる。
また、上記のパッキン11を用いたキャップCによれば、肉抜き部23の存在により、容器2が低温(例えば4〜5°C)で保管されていた場合でも、パッキン11の内天板5b外周縁の弾性を維持できる。従って、キャップCを開栓する際、部分接続部6が図4に示すように破断すると同時に、パッキン案内部24がパッキン11の内天板5bの外周部下面、つまり外環状壁9の下面に当接しても、その当接の際に、前記破断による衝撃が内天板5b外周縁の肉抜き部23を変形基点とした弾性によって吸収緩和されることになり、当接時の衝撃が直ちに内環状壁8を持ち上げる力として作用しない。このため、部分接続部6が破断すると同時に気密が解除されるようなタイミングの開栓状態の発生を防止できる。
パッキン11の外環状壁9の下面は、上記のように軸線に対して直角な平面に形成することが、開栓時のパッキン11のすっぽ抜けを防止する剛性を得る上で望ましい。しかし、これに限られることはなく、パッキン案内部24を構成する雌ねじ3のねじ山傾斜角度に合わせて、水平面に対し適当角度(例えば30°)傾斜させてもよい。また、肉抜き部23の幅は、0.1〜1.5mm(好ましくは、0.3〜1.0mm)に設定される。それ以下の幅では、曲げに対する抵抗が大き過ぎ、それ以上では柔らか過ぎて、開栓時に、パッキン案内部24でパッキン11の外環状壁9の下端面を持ち上げたとき、内天板5bの外周部が上方へ折れ曲がってパッキン案内部24との係合が外れる所謂すっぽ抜けが発生しやすくなる。肉抜き部23における内天板5bの肉厚は、0.1〜0.6mm(好ましくは、0.2〜0.4mm)に設定される。それ以下では、ここを基点にした外周部分の曲げに対する抵抗が大き過ぎ、それ以上では柔らか過ぎて、開栓時に、すっぽ抜けが発生しやすくなる。
また、外環状壁9の内周面を、外拡がりに適当角度(例えば、33°)θで傾斜した傾斜面に形成しており、かつ、その下端面を、軸線に対して直角な水平面に形成すると共に、内角の内面を、容器2の口2aの外周コーナー部の曲面に合わせるように、円弧面に形成している。これにより、キャップCは容器2の内圧の上昇に伴って、天板5aにドーミングが生じた際には、このドーミングに伴うキャップ本体1における胴部4の周壁上部での縮径つまり収縮によって、その周壁上端部が外環状壁9を、Fなる押圧力で容器2の口2aの外周肩部、つまりコーナー部に対し即時に押圧することができ、前記内周の傾斜による影響なく容器2の昇圧に対する気密性を高く保持することができる。この際、パッキン11の内天板5bに肉抜き部23を形成したことで、外環状壁9が天板5a、内天板5bのドーミングに伴い容器2の口2aの中心に向けて弾性変形し易くなり、この結果、容器2の口2aにおける外周コーナー部に対する外環状壁9による気密機能が高くなり、さらに、肉抜き部23の存在によって上記の押圧力Fが内環状壁8に及び難くなることから、容器2の口2aの内周面に対する内環状壁8の気密機能も高く保持でき、本実施の形態のキャップCを、例えば既述した内容物が高温となるいわゆるホットパック用に採用するにしても、その容器2の気密性をより高め得る。
さらに、開栓時に部分接続部6が破断するまでの間におけるキャップCの開栓角度をBとし、雌ねじ3のリードをPとし、かつ、閉栓時の外環状壁9の下面とパッキン案内部24との間の距離をAとし、開栓時のパッキン案内部24による内天板5bの外周端部の弾性変形量をLとした場合、開栓時にパッキン案内部24が外環状壁9の下面に当接するまでの開栓角度、即ち、A/P×360°が部分接続部6の破断の開栓角度Bよりも小さくなるように、更に、開栓に伴って外環状壁9が距離L1だけ持ち上げられて、容器2の気密が解除されるまでの間における開栓角度、即ち、(A+L1+L)/P×360°がブリッジ切断の開栓角度Bよりも大きくなるように、外環状壁9の下方への曲げ形状寸法Hを設定している。要約すれば、A/P×360°<B<(A+L1+L)/P×360°なる要件を満足するように、外環状壁9の下方への曲げ形状寸法Hを設定している。
これにより、開栓に際して、キャップ本体1を開栓方向に回転させると、図4に示すように、係止部14の上端が図2に示す状態から図4に示すように係止凸条2dに当接して係合し、それ以上のピルファープルーフバンド7の持ち上げが阻止されることから、キャップ本体1の開栓方向へのさらなる回転に伴って、部分接続部6が既述のように破断されるが、この部分接続部6が破断されるまでの間に、図5に仮想線で示すように、及び、図5に実線で示すように、パッキン案内部24がパッキン11の外環状壁9に当接し、さらなる開栓に伴って、パッキン案内部24がパッキン11を気密性を保持したまま持ち上げることになる。
この持ち上げに際して、図4に実線で示すように、パッキン11の内天板5bの外周端部は、変形量Lなる距離で上方に向けて弾性変形し、かつ、この弾性変形に伴って外環状壁9が上方に持ち上げられることもあるが、B<(A+L1+L)/P×360°に気密解除の開栓角度(リーク角度B1)を設定して、外環状壁9の持ち上げによる容器2の気密が解除される前に、部分接続部6を破断させるようにしているので、上記の弾性変形に伴っての外環状壁9の持ち上げによっては、容器2の気密が解除されることは一切ない。つまり、部分接続部6が破断するときの開栓角度Bよりも、リーク角度B1を大きくとることにより、部分接続部6の破断後に気密を解除する開栓機能を十分に満足させられる。
さらに開栓動作を続けると、図4に実線で示すように、容器2の気密が解除される前に、パッキン11の内天板5bの外周端部が弾性変形した状態で、外環状壁9の口2aからの抜け出しを伴いつつ、図4、図5に示すように部分接続部6が破断されるのであり、さらに、パッキン案内部24によってパッキン11が持ち上げられて、図5に示す下側仮想線の状態から実線で示す状態を経て、上側仮想線で示すように、内環状壁8の密嵌部8aが合計距離でL1の分だけ移動した時点で、即ち、B<(A+L1+L)/P×360°なる開栓角度で、容器2の気密が解除される。
要約すれば、A/P×360°<B<(A+L1+L)/P×360°なる要件を満足するように、開栓角度を設定したことで、先ずはパッキン案内部24が外環状壁9の下面に当接し、次いで部分接続部6が破断され、この後、外環状壁9による容器2の気密が解除されるのであって、上記の部分接続部6の破断に基づいて、キャップCの開栓の判断を下せる。
ここに、パッキン11はその内天板5bの外周部の肉抜き部23を基点にした弾性変形量Lは、素材の固有値であって、この実施の形態では、弾性変形量Lが0.4を示すポリエチレン系の樹脂によって成形している。これに対し、キャップ本体1はポリプロピレン製としてある。
最後に、このようなパッキン11における内天板5bの外環状壁9、および図6に示す天板5の外環状壁9は、その内天板5b、天板5からの垂直断面での屈曲形状、ないしは垂下形状と、外環状壁9の水平断面での円形な湾曲形状とによって、内天板5b、天板5のドーミングに対し一体的に追随する剛性が強く、粗面ないしはシボ加工面21の突出形成はそれを低減するものではない。
また、キャップ本体1の図1、図2に示す例の天板5aないしは図6に示す例のキャップ本体1の天板5は、胴部4よりも厚くかつ中心部から胴部4までをほぼ等厚としてあり、これによって、それらのドーミングがそれらに一体の胴部4および外環状壁9に及びやすくなり、ドーミングを利用した昇圧に対する密封性、過度な昇圧を開放する安全性という相容れない機能をバランス良く設定通りに達成することが容易である。
図7に示す例では、パッキン11は図1に示す例の場合同様に、それが形成している内天板5bから下方に延びて容器2の口2aの内周に密嵌合する内環状壁8および容器2の口2aの外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁9を有しているが、パッキン11の容器2の口2aとの対向環状域の外面側に、前記外環状壁9の外回りから前記内環状壁8側へ径方向に延びた肉抜き部31を周方向に配設している。
これにより、図1、図3〜図5に示したキャップ本体1とパッキン11との同様な関係を参照して、キャップ本体1の天板5aの内側にあるパッキン11における内天板5bの内環状壁8が容器2の口2aの内周に密嵌合し、外環状壁9が外面側の径方向の肉抜き部31に関係のない平坦な内面と、肉抜き部31による柔軟性とを持って容器2の口2aの外周に対し少なくとも対向して容器2の口2aの天面2cに圧接することを基本原理として、従来から得ている陰圧に対する密封機能をより有利に発揮することができる。この密封構造上、容器2内の昇圧により天板5a、内天板5bが外部へ膨らむドーミングが外環状壁9部にまで及ぶと内環状壁8は容器2の口2aから離れる側に移動しているのに対し、外環状壁9は容器2の口2aの外周に押し付けられるように移動して圧接するか、圧接度を増して内、外環状壁8、9による容器2の口2aを内外から挟み付ける掴持力を生じるか、それが増して、あるいは低減するのを補償して、内環状壁8を容器2の口2aの内周に引き付ける働きをする。しかし、そのままでは、昇圧に対する密封性が高く昇圧を防止し切れないことが万一にも生じるかも知れないということに対し、ドーミングが過度な昇圧に対応する程度となった時点で、パッキン11の外面側の前記肉抜き部31のある柔軟部に近づき、または達して、その時の内圧も手伝ってパッキン11の外環状壁9を含む容器2の口2aとの対向域が容器2の口2aから浮かされて内圧を即時に外部へ逃がし過度な昇圧を防止することができる。しかも、肉抜き部31はパッキン11の外面にあってキャップCに働く外部負荷によってパッキン11が変形され、また移動されるにしても、常に密封状態を保持しているため、通常使用時での外部負荷に対する密封性能が向上する。他の特徴は、図1、図2に示すパッキン11の場合と特にかわるところはない。
ここで、過度の昇圧時の圧力を外部に逃がすことを配慮すれば、パッキン11の肉抜き部31を設ける部分の肉厚t1は薄い方が好ましい。しかし、薄すぎると生産性の低下とパッキン11が脱落する可能性が発生する。生産性を考慮すると、肉厚t1が厚く、周方向域R3が小さいほど好適である。しかし、内圧上昇時に肉抜き部31を変形させて内圧を外部に逃がすにはR3/t1の関係は25<R3/t1<40の範囲にするのが、通常時の密封性を損なわず、過度の昇圧時に内圧を逃がせるので好適となる。
また、生産性とパッキン11の脱落防止を考慮すると、肉厚t1は元の肉厚t0の50%程度、各肉抜き部31での周方向域R3はθ2=120°ずつの3等配の条件にて全周の10%程度がよく、肉抜き部31の径方向域R4は外環状壁9および内天板5bの外面の内環状壁8の立下り位置にほぼ対応する直径G3の位置から、内環状壁8の外面の内天板5bの下面からアールを持って断ち下がる基点となる直径G4の位置まで斜めに肉抜き深さが増してt0の1/2となるt1となり、内天板5bから外環状壁9が増厚して既述のように下向きに屈曲して形成される全域において外環状壁9の内面と平行に肉抜き底面が走るように外環状壁9の下端近くまで形成され、外環状壁9の下端部にはその下面とほぼ平行で前記肉厚t1よりも大きな肉厚t3となる肉抜き部31の深さが増す形態をなしている。また、肉抜き部31の周方向両側面は肉抜き底面側に狭くなるθ3の僅かな傾斜を与えるとともに、肉抜き部31まわりの各コーナ部にはその場所によって異なるが内天板5bから外環状壁9の屈曲部の比較的大きな寸法Rとしたアール部を除き、微小な寸法Rとしたアール部を設け、応力の集中が生じないようにしている。また、図7(b)に示す内天板5bの斜線部分はシボ加工などによる粗面として、キャップ本体1の天板5aとの摩擦を軽減するようになっている。
しかし、以上のような条件に限られることはなく、キャップ本体1やパッキン11の材質、寸法、形状などの違いによって条件は種々に変化する。
なお、本発明者の実験によれば、図8、図9に示すタイプのものと、本実施の形態の図1、図2の例および図7の例のタイプとにつき、未開栓品での密封試験、リシール品、つまり再栓品でのガス漏れ試験および急開栓飛び試験とを図11に示す試験方法によって、図11に示す評価方法にて比較したところ、図8、図9に示すタイプでは密封性試験では良であるが、ガス漏れ試験、急開栓飛び試験ではいずれも不良であったのに対し、図1、図2の例および図7の例のタイプでは、密封性試験、ガス漏れ試験、急開栓飛び試験のいずれでも良であった。
本発明は、ペットボトルで代表されるプラスチック製の容器に広く普及利用されているようなピルファープルーフ機能を有したキャップに実用でき、特に、二次醗酵するような飲料に対して、外部負荷が働く場合を含めた密封性を確保しながら、過度な昇圧を防止する。
本発明の実施の形態に係る容器のキャップの1つの例の閉栓状態を示す断面図およびその一部の拡大図である。 図1のキャップのパッキンの粗面ないしはシボ加工面の詳細を示す一部断面図とその下面図、容器の口との関係を示す説明図である。 図1の閉栓状態のキャップにおける昇圧に対する密閉作用、および過度な昇圧の防止の作用についての説明図である。 図1の閉栓状態のキャップの開栓時のパッキンの持ち上げタイミングを示す説明図である。 図1の閉栓状態のキャップの開栓時の気密解除のタイミングを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る容器のキャップの別の例を示す要部の断面図である。 本発明の実施の形態に係る容器のキャップに用いるパッキンの平面図、断面図、および肉抜き部の側面図および詳細断面図である。 従来の容器のキャップの1つの例の閉栓状態を示す断面図およびその一部の拡大図である。 図8のキャップのパッキンの粗面ないしはシボ加工面の詳細を示す一部断面図とその下面図、容器の口との関係を示す説明図である。 従来の容器のキャップの別の例を示す要部の断面図である。 図1、図2の例および図7の例と、図8、図9の例との容器のキャップのシール性能比較図である。
符号の説明
1 キャップ本体
2 容器
2a 口
2b 雄ねじ
3 雌ねじ
4 胴部
5 天板
5a 天板
5b 内天板
6 部分接続部
7 ピルファープルーフバンド
8 内環状壁
9 外環状壁
11 パッキン
21 粗面ないしはシボ加工面
21a 微小凸部
23 肉抜き部
24 パッキン案内部
31 肉抜き部

Claims (15)

  1. 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、
    キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
    この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。
  2. 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、
    キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、
    この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。
  3. 外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板に一体に設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
  4. 外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンが形成している内天板に設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
  5. パッキンは、その内天板の内、外環状壁間に上面側からの肉抜き部を形成した請求項4に記載の容器のキャップ。
  6. 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドと、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンとを備え、
    パッキンは、それが形成している内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
    この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。
  7. 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドと、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンとを備え、
    パッキンは、それが形成している内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
    パッキンの容器の口との対向環状域の外面側に、前記外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。
  8. 外環状壁は、パッキンの内天板の外周縁に沿った下方への折曲形状部である請求項5〜7のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
  9. 外環状壁は、キャップ本体の胴部内面に近接または接触している請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
  10. キャップ本体の天板とパッキンの内天板との間にはエアギャップが設けられている請求項5〜9のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
  11. 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
  12. 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による内天板に組み合わさっているキャップ本体の天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
  13. 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
  14. 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による内天板に組み合わさっているキャップ本体の天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を設けたことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
  15. 外環状壁は、請求項6〜10のいずれか1項に記載のキャップ本体の胴部の内面に近接または接触している請求項12〜14のいずれか1項に記載の容器のキャップのパッキン。
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