JP2008137710A - 容器のキャップとこれに用いるパッキン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 容器2の口2aの外周に螺子嵌合するキャップ本体1、キャップ本体1の胴部4に開栓に伴い切り離しを図る部分接続部6で繋がるピルファープルーフバンド7を備え、キャップ本体1の天板5から下方に延び口2aの内周に密嵌合する内環状壁8、口2aの外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁9を有し、外環状壁9の口2aとの対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁9の外回りから内環状壁8側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面21を無数の微小凸部21aを持って周方向に配設することにより、上記目的を達成する。
【選択図】図1
Description
キャップ本体の天板のドーミングが外環状壁を越えた後、内環状壁を越えて外環状壁間にまで及ぶのを防止する薄肉部を設けていないことにより、前記各特徴の発明が奏する作用を逃げなどなく確実に発揮することができる。
キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンが形成している内天板に内、外環状壁が設けられていても、内天板または、内天板および天板のドーミングによって内環状壁が容器の口の内周から離れる側に移動する現象に併せ、外環状壁内面の粗面ないしはシボ加工面が容器の口の外周に押し付けられる現象を得て、前記各特徴の発明が奏する作用を発揮することができる。
キャップ本体と別体のパッキンが、キャップ本体の開栓時の所定のタイミングでパッキンの外周に容器の天面からの引き離し力を及ぼしていくのに、万一にもピルファープルーフバンドの切り離しが重なってそのときの衝撃がキャップに伝わっても、前記内、外環状壁間にある肉抜き部を基点として、外環状壁がその内面に径方向の溝状の通気経路などのない剛性の高いものであっても、パッキンの外周側が持ち上がる変形により、キャップの内環状壁がピルファープルーフバンドの切り離しに対してパッキンが早期に持ち上がってしまうようなことを防止することができる。
外環状壁の内天板の外周からの折曲形状と、周方向の湾曲形状とによって、パッキンの内天板の外周部でのドーミングに対し追随する剛性が、前記半径方向の肉抜き部の存在にかかわらず高く、前記内天板の外周部でのドーミングに応動した粗面ないしはシボ加工面の容器の口の外周への押圧力、内環状壁と協働した容器の口に対する掴持力、外環状壁の粗面ないしはシボ加工面間での容器の口との間の浮きによる隙間の維持特性を十分に確保できる。
キャップ本体の開栓、閉栓に際して、パッキンが供回りするのを防止することができ、パッキンの外環状壁が容器の口の外周に粗面ないしはシボ加工面が圧接し、また平坦な内面が密着するタイプのものであっても、パッキンと容器の口との間の摩擦を軽減して双方間の密封性能に悪影響するようなことを防止することができ、特に開栓時に容器の口に吸着させられているパッキンに供回り力が及んで開栓抵抗や早期開封の原因になるようことを防止することができる。
2 容器
2a 口
2b 雄ねじ
3 雌ねじ
4 胴部
5 天板
5a 天板
5b 内天板
6 部分接続部
7 ピルファープルーフバンド
8 内環状壁
9 外環状壁
11 パッキン
21 粗面ないしはシボ加工面
21a 微小凸部
23 肉抜き部
24 パッキン案内部
31 肉抜き部
Claims (15)
- 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、
キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。 - 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドとを備え、
キャップ本体の天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、
この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。 - 外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板に一体に設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
- 外環状壁および内環状壁は、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンが形成している内天板に設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
- パッキンは、その内天板の内、外環状壁間に上面側からの肉抜き部を形成した請求項4に記載の容器のキャップ。
- 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドと、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンとを備え、
パッキンは、それが形成している内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。 - 天板とこの天板の外周に筒状に連続し内周に容器の口の外周に螺子嵌合する雌ねじを持つ胴部とを有したキャップ本体と、このキャップ本体の胴部にキャップ本体の開栓に伴い切り離しを図る部分接続部で繋がるピルファープルーフバンドと、キャップ本体の天板の内側に配した別体のパッキンとを備え、
パッキンは、それが形成している内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、
パッキンの容器の口との対向環状域の外面側に、前記外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップ。 - 外環状壁は、パッキンの内天板の外周縁に沿った下方への折曲形状部である請求項5〜7のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
- 外環状壁は、キャップ本体の胴部内面に近接または接触している請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
- キャップ本体の天板とパッキンの内天板との間にはエアギャップが設けられている請求項5〜9のいずれか1項に記載の容器のキャップ。
- 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
- 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による内天板に組み合わさっているキャップ本体の天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の少なくとも内面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた粗面ないしはシボ加工面を無数の微小凸部を持って周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
- 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向する外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を周方向に配設したことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
- 容器の口の天面に載る内天板と、この内天板から下方に延びて容器の口の内周に密嵌合する内環状壁および容器の口の外周における少なくとも肩部に対して少なくとも対向し、容器内の昇圧による内天板に組み合わさっているキャップ本体の天板の外部へ膨らむドーミングに伴い容器の口への圧接力を生じるか増すように設けた外環状壁を有し、この外環状壁の容器の口との対向環状域の外面側に、外環状壁の外回りから前記内環状壁側へ径方向に延びた外面側からの肉抜き部を設けたことを特徴とする容器のキャップのパッキン。
- 外環状壁は、請求項6〜10のいずれか1項に記載のキャップ本体の胴部の内面に近接または接触している請求項12〜14のいずれか1項に記載の容器のキャップのパッキン。
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