JP2005297670A - 可動ステップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置の異常の有無を確実に検知するとともに、可動ステップの張出や格納の動作状態をより確実に検知して、乗客の安全をより確実に確保する。
【解決手段】可動ステップ制御装置7に有するCPU15,16で、総合制御装置6から入力する制御情報及び可動ステップ駆動機構部8と可動ステップ駆動部9から入力するセンサ情報を並列に処理して制御信号を生成するとともに、入力するセンサ情報を照査して正常異常の判定を行い、異常状態等を確実に検知して誤制御を防止する。また、CPU15,16から出力する制御信号を比較部17で照合し、CPU15,16から出力する制御信号のデータが一致しているとき制御信号を出力し、CPU15,16から出力する制御信号のデータが不一致のときやCPU15,16から出力するセンサ情報に異常があるとき、安全側に固定した制御信号を出力するとともに異常情報を出力する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、プラットホームに設けた可動式ホーム柵の動作と連動して列車とプラットホームとの隙間を覆う可動ステップ装置、特に安全性の向上に関するものである。
近年、乗客がプラットホームから転落したり車両に接触することを防止するため、プラットホームに可動式ホーム柵が設けられ、列車が停止したときだけ、車両ドアと連動して可動式ホーム柵のドアを開にして乗客が乗降できるようにしている。この可動式ホーム柵をプラットホームの曲線部分に設けた場合、曲線部分では車両とプラットホームとの隙間が大きくなっているため、プラットホームに待機中の乗客は、この隙間を視認することが難しく、乗降時にプラットホームから踏み外したり転落する危険性がある。この危険性を防止して乗客を安全に乗降させるため、特許文献1や特許文献2に示すように、可動式ホーム柵の動作と連動して可動ステップをプラットホームから張り出して、車両とプラットホームとの隙間をふさぐ可動ステップ装置が開示されている。
この可動ステップ装置は、列車が定位置に停止し、列車からドア開指令が出力されると可動ステップをプラットホームから張り出し、全ての可動ステップの張り出しが完了すると可動ホーム柵のドアと車両ドアを開にする。この状態で乗客の乗降が終了し、列車からドア閉指令が出力され、車両ドアと可動ホーム柵のドアが閉じられると、可動ステップをプラットホーム内に格納する。
特開2002−53035号公報 特開2003−81083号公報
この各可動ステップ装置の制御装置に異常が生じて、列車が定位置に停止していない状態で可動ステップを張り出したり、車両限界を超えて張り出すと、張り出した可動ステップが車両と衝突する可能性がある。また、乗客が可動ステップ上にいるとき、可動ステップを格納すると、乗客が転落する可能性がある。
この発明は、このような短所を改善し、制御装置の異常の有無を確実に検知するとともに、可動ステップの張出や格納の動作状態をより確実に検知して、乗客の安全をより確実に確保することができる可動ステップ装置を提供することを目的とするものである。
この発明の可動ステップ装置は、駆動機構部と駆動部及び制御装置を有し、駆動機構部は、可動ステップをプラットホームから張り出し、張り出した可動ステップをプラットホームに格納するものであり、可動ステップが所定の位置に張り出されたことを検出する前進端検知センサと、可動ステップが所定の位置に格納されたことを検出する後退端検知センサを有し、記駆動部は、駆動機構部の伝動機構を駆動する駆動モータと、伝動機構の駆動を抑制する電磁ブレーキ及び駆動モータの駆動軸に連結され、可動ステップの移動位置を検出する位置センサを有し、制御装置は、2組のCPU及び比較部を有し、2組のCPUは、総合制御装置から入力する制御情報及び駆動機構部と駆動部から入力するセンサ情報を処理して制御信号を生成して比較部に出力するとともに、入力するセンサ情報を照査して正常異常の判定を行い、判定結果を比較部に出力し、比較部は、2組のCPUから出力する制御信号を照合し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが一致しているとき、制御信号を駆動部に出力し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが不一致のとき及び2組のCPUから出力するセンサ情報の判定結果の双方又はいずれか一方に異常があるとき、安全側に固定した制御信号を駆動部に出力し、異常情報を総合制御装置に出力することを特徴とする。
前記2組のCPUは、駆動部に設けた位置センサからの信号及び駆動機構部に設けた前進端検知センサと後退端検知センサの信号の両信号を照査して可動ステップの張出位置と格納位置を判定し、両信号が不一致のとき異常と判定する。
また、前記駆動機構部に、所定の位置に格納された可動ステップを機械的にロックするロック機構を有し、該ロック機構には可動ステップが機械的にロックされたことを検出するロック検知センサと、可動ステップのロックが解除されたことを検出するアンロック検知センサを有し、2組のCPUは、前記ロック検知センサからの信号とアンロック検知センサからの信号の両信号を照査して可動ステップのロックの有無を判定し、両信号が不一致のとき異常と判定する。
さらに、前記2組のCPUは、位置センサからの信号及び後退端検知センサの信号の両信号が一致し、ロック検知センサからの信号とアンロック検知センサからの信号の両信号により可動ステップのロックを検出したとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定する。
また、駆動機構部に、可動ステップの張り出し及び格納に異常が生じたとき、可動ステップを手動で格納する手動操作機構を有し、該手動操作機構には手動操作を検出する手動操作検知センサ及び可動ステップの格納完了位置で挿入するロックピンを検出するロックピン検知センサを有し、2組のCPUは、手動操作検知センサからの信号により手動操作を行ったことを検知したとき、ロックピン検知センサからロックピン検知信号が出力されたとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定する。
また、前記2組のCPUは、可動ステップが所定の張出位置及び格納位置に達したとき、前記駆動部の電磁ブレーキをオンにして保持する。
この発明は、制御装置に有する2組のCPUで、総合制御装置から入力する制御情報及び駆動機構部と駆動部から入力するセンサ情報を並列に処理して制御信号を生成するとともに、入力するセンサ情報を照査して正常異常の判定を行うから、可動ステップ装置の信頼性を高めて異常状態等を確実に検知して誤制御を防止することができる。
また、2組のCPUから出力する制御信号を照合し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが一致しているとき、制御信号を出力し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが不一致のとき及び2組のCPUから出力するセンサ情報の判定結果の双方又はいずれか一方に異常があるとき、安全側に固定した制御信号を出力するとともに異常情報を出力するから、CPUやメモリ及び入出力部の異常を確実に検知することができる。
さらに、駆動部に設けた位置センサからの信号及び駆動機構部に設けた前進端検知センサと後退端検知センサの信号の両信号を照査して可動ステップの張出位置と格納位置を判定したり、所定の位置に格納された可動ステップを機械的にロックするロック機構に設けたロック検知センサとアンロック検知センサからの信号の両信号を照査して可動ステップのロックの有無を判定するから、可動ステップの張出位置や格納位置及び格納完了を確実に検知することができる。また、両信号が不一致のとき異常と判定するから、装置の異常を確実に検知することができ、安全性を高めることができる。
また、位置センサからの信号及び後退端検知センサの信号の両信号が一致し、ロック検知センサからの信号とアンロック検知センサからの信号の両信号により可動ステップのロックを検出したとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定するから、可動ステップの格納や格納異常を確実に検知することができる。
また、手動操作検知センサからの信号により手動操作を行ったことを検知したとき、ロックピン検知センサからロックピン検知信号が出力されたとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定するから、手動操作したときの信頼性を高めることができる。
さらに、可動ステップが所定の張出位置及び格納位置に達したとき、電磁ブレーキをオンにして保持して、可動ステップが移動することを防ぐから、安全性を向上することができる。
図1はこの発明の可動ステップ装置の配置を示す斜視図である。図に示すように、可動ステップ装置1は、列車が定位置停止範囲で停止したときの車両ドア位置に対応したプラットホーム100の縁端部に設けられ、可動式ホーム柵2と相互に補完し合って乗客の安全を確保するものであり、可動式ホーム柵2に設けたホームドア3の開口幅と同等以上の幅の可動ステップ4を有する。
この可動ステップ装置1の可動ステップ4と可動式ホーム柵2のホームドア3の動作を制御する地上装置は、図2のブロック図に示すように、地上情報伝送装置5と総合制御装置6と、各可動ステップ装置1と可動式ホーム柵2毎に設けられた可動ステップ制御装置7と可動ステップ駆動機構部8と可動ステップ駆動部9と可動式ホーム柵制御装置10及びホーム柵駆動機構部11を有する。地上情報伝送装置5は列車12と各種情報を授受する。総合制御装置6は、列車12から地上情報伝送装置5を介して入力したドア開指令やドア閉指令により、各可動ステップ制御装置7の動作を制御するものであり、2組のCPUと比較部を有し、2組のCPUの処理結果を比較部で比較し、CPUやメモリ及び入出力部の故障を検知し、故障時に安全側に遷移させるフェールセーフCPUを使用している。
可動ステップ制御装置7は、制御情報入出力部13と駆動情報入出力部14と2組のCPU15,16及び比較部17を有する。制御情報入出力部13は、総合制御装置6からの制御情報を授受し、可動式ホーム柵制御装置10に対する制御情報を中継する。駆動情報入出力部14は、可動ステップ駆動部9に制御信号を出力し、可動ステップ駆動部9と可動ステップ駆動機構部8からセンサ情報を入力する。2組のCPU15,16は、制御制御入出力部13から入力する制御情報と駆動情報入出力部14から入力するセンサ情報を処理して制御信号を生成して比較部17に出力するとともに、駆動情報入出力部14から入力するセンサ情報を照査して正常異常の判定を行い、判定結果を比較部17に出力する。比較部17は、2組のCPU15,16から出力する制御信号を照合し、2組のCPU15,16から出力する制御信号のデータが一致しているとき、制御信号を駆動情報入出力部14を介して可動ステップ駆動部9に出力し、2組のCPU15,16から出力する制御信号のデータが不一致のとき及び2組のCPU15,16から出力するセンサ情報の判定結果の双方又はいずれか一方に異常があるとき、安全側に固定した制御信号を駆動情報入出力部14を介して可動ステップ駆動部9に出力し、異常情報を総合制御装置6に出力する。
可動ステップ駆動機構部8は、図3の構成図に示すように、駆動機構30と2組のガイド機構31を有する。駆動機構30はボールねじ伝動機構32とロック機構33及び手動操作機構34を有する。ボールねじ伝動機構32は収納部のベース35に回転自在に取付けられた駆動ねじ36と、駆動ねじ36に沿って移動するナット37と、ナット37と可動ステップ4とを連結し、一方の面にカム溝38が形成された従動カム39を有する。ロック機構33は、従動カム39により回動し、従動カム39のカム溝38に係合するロックするロックカム40と、ロックカム40を回動して従動カム39のロックを解除するソレノイド41と、従動カム39のロックとアンロックを検出するロック検知センサ42とアンロック検知センサ43を有し、可動ステップ4を格納しているとき、ロックカム40が従動カム39のカム溝38に係合して機械的にロックし、可動ステップ4が誤張り出しすることを防止している。手動操作機構34は、可動ステップ4に取付けられ、他方の端部にロックピン用孔44を有するラック45と、ラック45に係合して手動ハンドルで回転するピニオン46と、ベース35に設けられたロックピン固定孔47と、ピニオン46に手動ハンドルを連結したことを検知する手動操作検知センサ48と、ラック45のロックピン用孔44とベース35に設けたロックピン固定孔47にロックピンを挿入したことを検知するロックピン検知センサ49を有する。2組のガイド機構31はベース35に固定されたガイドレール50と、可動ステップ4に連結され、ガイドレール50に沿って移動するスライダ51と前進端検知センサ52及び後退端検知センサ53を有する。この可動ステップ駆動機構部8に設けられた各センサはリミットスイッチや近接スイッチ等で構成している。
可動ステップ駆動部9は、モータ駆動部18と駆動モータ19と電磁ブレーキ20及び位置センサ21を有する。モータ駆動部18は可動ステップ制御装置7から出力される制御信号により、可動ステップ駆動機構部8の駆動ねじ36を回転する駆動モータ19を駆動制御する。電磁ブレーキ20は、電流を通電することにより駆動ねじ36の回転を抑制する。位置センサ21は例えばレゾルバやエンコーダなどからなり、駆動モータ19の駆動軸に連結され、可動ステップ4の移動位置を検出する。
列車12は運転台22にドア開スイッチとドア閉スイッチ及び表示部を有し、車両情報伝送装置23で地上情報伝送装置5と各種情報を授受する。
可動ステップ制御装置7の2組のCPU15,16は、可動ステップ4が格納されているとき、常時、可動ステップ駆動機構部8に設けたロック検知センサ42とアンロック検知センサ43からの信号を入力してロック機構33による可動ステップ4のロック状態を監視している。この状態でロック検知センサ42とアンロック検知センサ43のいずれか一方が不正動作をした場合、例えばロック検知センサ42で可動ステップ4のロック信号を出力しているときにアンロック検知センサ43から可動ステップ4のアンロック信号が出力したりした場合、CPU15,16は可動ステップ4のロック検知異常と判断し、安全側制御を行う。
この可動ステップ4のロックが正常状態で、列車12がプラットホーム10の定位置停止範囲で停止して可動ステップ装置1の可動ステップ4を張り出して可動式ホーム柵2のホームドア3を開にするときの処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
列車12の運転台22でドア開操作を行い、車両情報伝送装置23から地上情報伝送装置5を介して総合制御装置6にドア開指令を入力すると、総合制御装置6は可動ステップ制御装置7にドア開指令を送る(ステップS1)。可動ステップ制御装置7の2組のCPU15,16は、ドア開指令を入力すると、可動ステップ駆動機構部8のロック機構33のソレノイド41を駆動してロックカム40を回動して従動カム30の機械的ロックを解除する(ステップS2)。CPU15,16は、この機械的ロックの解除をロック検知センサ42とアンロック検知センサ43からの信号で確認すると(ステップS3)、比較部17を介してモータ駆動部18にステップ張出制御信号を送り、駆動モータ19を駆動してボールねじ伝動機構32により可動ステップ4を前進させて張り出させる(ステップS4)。この可動ステップ4が前進しているとき、CPU15,16は位置センサ21から出力される位置信号により可動ステップ4の張出位置を確認している(ステップS5)。この状態で可動ステップ4が前進し、2組のガイド機構部31にそれぞれ設けた前進端検知センサ52が動作して、可動ステップ4が前進端に達したことを示す前進端検知信号をCPU15,16で確認し(ステップS6)、この前進端検知信号を確認したとき、位置センサ21から出力される位置信号により可動ステップ4が所定の張出位置に達したことを確認し、位置センサ21から出力される位置信号と、2組のガイド機構部31にそれぞれ設けた前進端検知センサ52から出力する前進端検知信号の両方が一致しているとき(ステップS7)、可動ステップ4が所定の張出位置に達したと判断し、駆動モータ19の駆動を停止させ、電磁ブレーキ20をオンにしてボールねじ伝動機構32の回転を停止させ(ステップS8)、比較器17を介して総合制御装置6と可動式ホーム柵制御装置10に可動ステップ4の張出完了信号を送る(ステップS9)。この可動ステップ4を張り出しているとき、電磁ブレーキ20はオンにしたままで保持し、可動ステップ4が誤まって格納されることを防ぐ。
総合制御装置6は、可動ステップ制御装置7から可動ステップ4の張出完了信号を入力すると、地上情報伝送装置5を介して列車12に可動ステップ4の張出完了信号を送り、車両ドアを開にさせる。一方、可動式ホーム柵制御装置10は、可動ステップ制御装置7から可動ステップ4の張出完了信号を入力すると、ホーム柵駆動機構部11にホームドア3の開制御信号を送り、ホームドア3を開にさせ、可動ステップ制御装置7を介して総合制御装置6にホームドア開完了信号を送る(ステップS10)。
このように可動ステップ4の張出制御をしているとき、CPU15,16は、位置センサ21から出力される位置信号と、2組のガイド機構部31にそれぞれ設けた前進端検知センサ52から出力する前進端検知信号の両方を入力をし、両方が一致しているとき、可動ステップ4が所定の張出位置に達したと判断するから、可動ステップ4を所定の位置に、確実に張り出すことができる。
また、CPU15,16は、位置センサ21から可動ステップ4が所定の張出位置に達したことを示す位置信号と2組のガイド機構部31にそれぞれ設けた前進端検知センサ52から出力する前進端検知信号が不一致の場合(ステップS7)、可動ステップ4の張出位置検知は異常と判断し(ステップS11)、駆動モータ19を逆回転させて可動ステップ4を格納させる安全側制御を行うとともに比較部17を介して総合制御装置6に異常情報を送る(ステップS12)。総合制御装置6は異常情報が送られると直ちに異常警報を報知する(ステップS13)。
次に、張り出した可動ステップ4を格納しホームドア3を閉にするときの処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
前記のように可動ステップ4が張り出して、ホームドア3と車両ドアが開になり、旅客の乗降が終了した後、列車12の運転台22でドア閉操作を行い、車両情報伝送装置23から地上情報伝送装置5を介して総合制御装置6にドア閉指令を入力すると、総合制御装置6は可動ステップ制御装置7にドア閉指令を送る(ステップ21)。可動ステップ制御装置7のCPU15,16は、送られたドア閉指令を比較器17を介して可動式ホーム柵制御装置10に送る。可動式ホーム柵制御装置10は、ドア閉指令を入力すると、ホーム柵駆動機構部11を駆動してホームドア3を閉にする(ステップS22)。可動式ホーム柵制御装置10はホームドア3の閉を確認すると、ホームドア閉完了信号を可動ステップ制御装置7に送る(ステップS23)。可動ステップ制御装置7のCPU15,16は、ホームドア閉完了信号を入力すると、電磁ブレーキ20をオフにし(ステップS24)、モータ駆動部18にステップ格納制御信号を送り、駆動モータ19を駆動してボールねじ伝動機構32により可動ステップ4の後退を開始させる(ステップS25)。この可動ステップ4を後退して格納するとき、CPU15,16は位置センサ21から出力される位置信号により可動ステップ4の移動位置を確認している(ステップS26)。この確認の結果、可動ステップ4が正常に後退し(ステップ27)、2組のガイド機構部31にそれぞれ設けた後退端検知センサ53が動作して、可動ステップ4が後退端に達したことを示す後退端検知信号をCPU15,16で確認したとき(ステップS28)、CPU15,16は位置センサ21から出力される位置信号により可動ステップ4が所定の格納位置に達したことを確認して、位置センサ21から出力される位置信号と、後退端検知センサ53から出力する後退端検知信号の両方が一致しているとき(ステップS29)、可動ステップ4が所定の位置に達したと判断し、駆動モータ19の駆動を停止させ、電磁ブレーキ20をオンにしてボールねじ伝動機構32の回転を停止させる(ステップS30)。そしてCPU15,16は、可動ステップ駆動機構部8のロック機構33に設けたロック検知センサ42とアンロック検知センサ43からの信号により、可動ステップ4が機械的にロックされたことを確認すると(ステップS31)、比較器17を介して総合制御装置6にホームドア閉完了信号とともに可動ステップ4の格納完了信号を送る(ステップS32)。総合制御装置6は全てのホームドア3のホームドア閉完了信号と可動ステップ4の格納完了信号を入力すると(ステップS33)、地上情報伝送装置5を介して列車12に出発許可信号を送る(ステップS34)。列車12は出発許可信号が送られると車両ドアを閉にする。
また、CPU15,16は、電磁ブレーキ20をオフにし、モータ駆動部18にステップ格納制御信号を送り、駆動モータ19を駆動したとき、可動ステップ4が正常に動作せず、位置センサ21から出力される位置信号に変化がなく、前進端検知センサ52から前進端検知信号が出力されていて可動ステップ4が正常に格納されないことを検知した場合(ステップS27)、あるいは可動ステップ4が正常に後退を開始したが途中で停止したことを位置センサ21から出力される位置信号により検知した場合(ステップS28)、可動ステップ4の格納異常と判断し、比較部17を介して総合制御装置6に格納異常情報を送る(ステップS35)。
さらに、CPU15,16は、位置センサ21から可動ステップ4が所定の格納位置に達したことを示す位置信号と2組の後退端検知センサ52から出力する後退端検知信号が不一致の場合(ステップS29)、可動ステップ4の格納異常と判断し、比較部17を介して総合制御装置6に格納異常情報を送る(ステップS35)。
総合制御装置6は格納異常情報が送られると直ちに格納異常警報を報知する(ステップS36)。この格納異常警報が報知されると、監視者は手動ハンドルを可動ステップ駆動機構部8の手動操作機構34に設けたピニオン46に連結し、手動ハンドルによりピニオン46を回転してラック45を後退させて可動ステップ4を格納する(ステップS37)。この手動ハンドルにより可動ステップ4を格納しているとき、CPU15,16は手動操作検知センサ48からの信号を入力して手動操作で可動ステップ4を格納していることを確認する。そして可動ステップ4が所定の位置に格納されて、ロック機構33に設けたロック検知センサ42とアンロック検知センサ43からの信号により、可動ステップ4が機械的にロックされたことを確認した後(ステップS38)、手動操作機構34のラック45のロックピン用孔44とベース35に設けたロックピン固定孔47にロックピンが挿入されたことをロックピン検知センサ49で検知すると(ステップS39)、総合制御装置6にホームドア閉完了信号とともに可動ステップ4の格納完了信号を送る(ステップS32)。総合制御装置6は全てのホームドア3と可動ステップ4のホームドア閉完了信号と格納完了信号を入力すると(ステップS33)、地上情報伝送装置5を介して列車12に出発許可信号を送る(ステップS34)。列車12は出発許可信号が送られると車両ドアを閉にする。
このように可動ステップ4の格納異常が生じたとき、可動ステップ4が所定の位置に格納されて機械的にロックされてから、ロックピンが挿入されたことを確認して、可動ステップ4の格納完了信号を出力するから、可動ステップ4を確実に格納したことを検知することができる。また、可動ステップ4をロック機構33で機械的にロックするとともに、手動操作機構34でロックピンを使用して強制的にロックするから、可動ステップ4が誤まって張り出すことを確実に防ぐことができる。さらに、ロックピンが誤まって抜かれたことをロックピン検知センサ49からの信号により検出することができ、誤操作による可動ステップ4の張出を防止することもできる。
この発明の可動ステップ装置の配置を示す斜視図である。 可動ステップ装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 可動ステップ駆動機構部の構成図である。 可動ステップの張出動作を示すフローチャートである。 可動ステップの格納動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1;可動ステップ装置、2;可動式ホーム柵、3;ホームドア、4;可動ステップ、
5;地上情報伝送装置、6;総合制御装置、7;可動ステップ制御装置、
8;可動ステップ駆動機構部、9;可動ステップ駆動部、
10;可動式ホーム柵制御装置、11;ホーム柵駆動機構部、12;列車、
13;制御情報入出力部、14;駆動情報入出力部、15;CPU、16;CPU、
17;比較部、18;モータ駆動部、19;駆動モータ、20;電磁ブレーキ、
21;位置センサ、30;駆動機構、31;ガイド機構、
32;ボールねじ伝動機構、33;ロック機構、34;手動操作機構、35;ベース、
36;駆動ねじ、37;ナット、38;カム溝、39;従動カム、40;ロックカム、
41;ソレノイド、42;ロック検知センサ、43;アンロック検知センサ、
44;ロックピン用孔、45;ラック、46;ピニオン、47;ロックピン固定孔、
48;手動操作検知センサ、49;ロックピン検知センサ、50;ガイドレール、
51;スライダ、52;前進端検知センサ、53;後退端検知センサ。

Claims (6)

  1. 駆動機構部と駆動部及び制御装置を有し、
    前記駆動機構部は、可動ステップをプラットホームから張り出し、張り出した可動ステップをプラットホームに格納するものであり、可動ステップが所定の位置に張り出されたことを検出する前進端検知センサと、可動ステップが所定の位置に格納されたことを検出する後退端検知センサを有し、
    前記駆動部は、前記駆動機構部の伝動機構を駆動する駆動モータと、伝動機構の駆動を抑制する電磁ブレーキ及び駆動モータの駆動軸に連結され、可動ステップの移動位置を検出する位置センサを有し、
    前記制御装置は、2組のCPU及び比較部を有し、2組のCPUは、総合制御装置から入力する制御情報及び前記駆動機構部と駆動部から入力するセンサ情報を処理して制御信号を生成して比較部に出力するとともに、入力するセンサ情報を照査して正常異常の判定を行い、判定結果を比較部に出力し、比較部は、2組のCPUから出力する制御信号を照合し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが一致しているとき、制御信号を駆動部に出力し、2組のCPUから出力する制御信号のデータが不一致のとき及び2組のCPUから出力するセンサ情報の判定結果の双方又はいずれか一方に異常があるとき、安全側に固定した制御信号を駆動部に出力し、異常情報を総合制御装置に出力することを特徴とする可動ステップ装置。
  2. 前記2組のCPUは、前記駆動部に設けた位置センサからの信号及び前記駆動機構部に設けた前進端検知センサと後退端検知センサの信号の両信号を照査して可動ステップの張出位置と格納位置を判定し、両信号が不一致のとき異常と判定する請求項1記載の可動ステップ装置。
  3. 前記駆動機構部に、所定の位置に格納された可動ステップを機械的にロックするロック機構を有し、該ロック機構には可動ステップが機械的にロックされたことを検出するロック検知センサと、可動ステップのロックが解除されたことを検出するアンロック検知センサを有し、
    前記2組のCPUは、ロック検知センサからの信号とアンロック検知センサからの信号の両信号を照査して可動ステップのロックの有無を判定し、両信号が不一致のとき異常と判定する請求項1又は2記載の可動ステップ装置。
  4. 前記2組のCPUは、前記位置センサからの信号及び前記後退端検知センサの信号の両信号が一致し、前記ロック検知センサからの信号とアンロック検知センサからの信号の両信号により可動ステップのロックを検出したとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定する請求項3記載の可動ステップ装置。
  5. 前記駆動機構部に、可動ステップの張り出し及び格納に異常が生じたとき、可動ステップを手動で格納する手動操作機構を有し、該手動操作機構には手動操作を検出する手動操作検知センサ及び可動ステップの格納完了位置で挿入するロックピンを検出するロックピン検知センサを有し、
    前記2組のCPUは、手動操作検知センサからの信号により手動操作を行ったことを検知したとき、ロックピン検知センサからロックピン検知信号が出力されたとき、可動ステップが所定の位置に格納されたと判定する請求項1乃至4のいずれかに記載の可動ステップ装置。
  6. 前記2組のCPUは、可動ステップが所定の張出位置及び格納位置に達したとき、前記駆動部の電磁ブレーキをオンにして保持する請求項1乃至5のいずれかに記載の可動ステップ装置。
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