JP2005296608A - 遊技媒体自動投入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイドノズルを有する遊技媒体の自動投入装置において、遊技機の扉開放の際にガイドノズルが邪魔にならないような構造を実現する。
【解決手段】 遊技機に隣接して設置されるとともにその遊技機の遊技媒体投入口へ遊技媒体を自動的に投入する遊技媒体自動投入装置であって、前記遊技媒体投入口より下方に位置し遊技媒体が一時的に貯留される貸出遊技媒体皿と、前記貸出遊技媒体皿内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技媒体を前記遊技媒体投入口へ誘導する連通路60とを有するとともに、前記連通路60は、前記上昇装置50から遊技機と遊技媒体自動投入装置との境界までに位置する上流連通路61と、前記遊技媒体投入口から前記境界までに位置する下流連通路62とに分割されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に使用する遊技メダルなどの遊技媒体を、自動投入することが可能な遊技媒体自動投入装置に関するものである。
従来より、遊技ホールにおいて、遊技媒体貸出機であるメダル貸出機へ紙幣あるいは硬貨を投入することにより、遊技媒体としての円板状の遊技メダルが払い出され、そして、その遊技メダルをスロットマシンの前面側のメダル投入口へ投入することを条件として、スロットマシンの遊技が実施可能となるように設定されていた。
その際、メダル貸出機から払い出される遊技メダルは、1枚、1枚、バラバラになった状態で、メダル貸出機の貸出メダル排出口へ排出されていた。そして、遊技者は、かかる遊技メダルを手で掴んで、1枚、1枚、スロットマシンのメダル投入口へ投入していた。
また、遊技中に遊技メダルが足りなくなった場合、遊技者がメダル貸出機まで足を運ぶ煩を避けるため、このようなメダル貸出機をスロットマシンの台間に設置することが行われている。
通常、このような台間に設置されたメダル貸出機から貸し出された遊技メダルは、その下部に設けられている受け皿、又は、遊技機下部にあるメダル受け皿へ払い出され、遊技者はそのいずれかから遊技に必要なメダルを取りだし、スロットマシンのメダル投入口へメダルを1枚ずつ手で投入する必要があった。
一方、下記特許文献1記載の従来技術には、台間のメダル貸出機に、メダルガイドノズルにより直接遊技メダルをメダル投入口までガイドする構造を付与したメダル自動投入装置が開示されており、これにより手で遊技メダルを1枚ずつ投入する煩雑さは解消されている。
特開2003−210820号公報
しかし、上記のような従来技術においては、扉開放の際に、メダルガイドノズルが邪魔になるという問題点があった。これは、遊技媒体としてパチンコ球などの遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせる、いわゆるパロット遊技機においてもあてはまる。
そこで、本発明のうち、請求項1記載の発明は、遊技媒体を移送するためのガイドノズルを有する遊技媒体の自動投入装置において、扉開放の際にガイドノズルが邪魔にならないような構造を実現することを目的とする。
そして、請求項2乃至4記載の発明は、メダルガイドノズルを有するメダル自動投入装置において、扉開放の際にメダルガイドノズルが邪魔にならないような構造を実現することを目的とする。
また、本発明のうち、請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、スロットマシンから払い出された遊技メダルもこのメダル自動投入装置によって容易に投入可能とすることで、遊技者の便を図ることを目的とする。
さらに、本発明のうち、請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、遊技メダルの自動投入とともに通常の手による投入をも容易に実行可能とすることで、遊技者の多様なニーズに応えることを目的とする。
(請求項1)
上記の課題に鑑み、本発明の請求項1に係る発明は、遊技機に隣接して設置されるとともにその遊技機の遊技媒体投入口へ遊技媒体を自動的に投入する遊技媒体自動投入装置であって、前記遊技媒体投入口より下方に位置し遊技媒体が一時的に貯留される貸出遊技媒体皿と、前記貸出遊技媒体皿内部の遊技媒体を上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技媒体を前記遊技媒体投入口へ誘導する連通路60とを有するとともに、前記連通路60は、前記上昇装置50から遊技機と遊技媒体自動投入装置との境界までに位置する上流連通路61と、前記遊技媒体投入口から前記境界までに位置する下流連通路62とに分割されていることを特徴とする。
ここで、「遊技媒体」とは、スロットマシンに用いるメダルやコイン、パロットに用いるパチンコ球などの遊技球を含む。
「遊技媒体自動投入装置」とは、従来技術の、スロットマシン10の台間に設置される遊技機用台間機のうち、スロットマシン10のメダル投入口21に一枚ずつ手投入で遊技メダルを投入しなくても、一括投入可能な投入開口に遊技メダルを放り込むだけで自動的にメダル投入口21まで遊技メダルを移送することが可能な装置を含む。この他にも、パロット遊技機の台間に設置される遊技機用台間機のうち、パロット遊技機の球投入口に1個ずつ手投入で遊技球を投入しなくても、一括投入可能な投入開口に遊技球を放り込むだけで自動的に球投入口まで遊技球を移送することが可能な装置を含む。
「貸出遊技媒体皿」は、球貸機やメダル貸出機から貸し出された遊技球やメダルなどの遊技媒体、あるいは遊技機から払い出された遊技媒体を、一時的に貯留可能な皿状の構造物を含み、この貸出遊技媒体皿には、たとえば送出円板41などの遊技媒体送出機構を設けて、下記の上昇装置50へと遊技メダルを送り出すことが可能であることが望ましい。
「上昇装置50」とは、上記貸出遊技媒体皿に貯留された遊技媒体を、下記の連通路60まで上昇させる装置をいう。この上昇装置50における遊技媒体上昇の機構としては、様々なものを使用可能である。たとえば、上昇装置50を筒状に形成し、その中心に位置して回転可能な回転軸と、その回転軸の外周に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋状構造とを備えることで、その回転軸の回転によりその螺旋状構造に沿って遊技メダルや遊技球を上昇させることが可能となる。
「連通路60」とは、従来技術のいわゆるガイドノズルに相当する部分をいう。本発明においては、この連通路60は、上昇装置50側に位置する「上流連通路61」と、遊技媒体投入口側に位置する「下流連通路62」とが、遊技機と遊技媒体自動投入装置との境界で遊技機側と上昇装置50側とに分離するよう形成されている。上流連通路61と下流連通路62の分離部分は、遊技媒体の移送時においては当接して接合可能に形成されていてもよいし、遊技メダルの移送時にも所定の間隙をあけて配置されかつ遊技メダルが上流連通路61から下流連通路62へと移動可能に形成されていてもよい。
下流連通路62には、遊技媒体投入口と一致する開口が設けられ、連通路60を誘導されてきた遊技媒体は最終的に、この開口と遊技媒体投入口とを通じて遊技機へ投入されることとなる。
このように形成されることで、遊技機の前扉を開放する際、連通路60が2つに分かれ、そのうちの下流連通路62は遊技機の前扉と挙動を共にすることが可能となるため、連通路60が前扉の開閉の障害となることはなくなる。
ところで、本発明は、前記上流連通路61と前記下流連通路62とは、前記上流連通路61の遊技媒体排出部61aと前記下流連通路62の遊技媒体受入部62aとの間に間隙80をあけて配置され、前記下流連通路62の遊技媒体受入部62aは、前記上流連通路61の遊技媒体排出部61aよりも下方に設けられるように形成することができる。このように形成することにより、遊技機の筐体の歪みや遊技媒体自動投入装置との位置ずれが生じたとしても、前扉を開放する際上流連通路61と下流連通路62とが干渉し合うこともなく、上流連通路61と下流連通路62との位置あわせを厳密に行う必要がない。
また、前記連通路60は、前記上昇装置50から遊技機と遊技媒体自動投入装置との境界までに位置する上流連通路61と、前記メダル投入口21から前記境界までに位置する下流連通路62とが当接して形成されている構成とすることができる。
そして、前記貸出遊技媒体皿の辺縁のうち、当該遊技媒体自動投入装置に隣接する遊技機側の辺縁は、該遊技機の払出遊技媒体皿と連続するように形成することができる。このように形成することにより、払出遊技媒体皿に払い出された遊技媒体を、遊技者が、手で掴んで隔壁等を越えて移動させることなく、容易に貸出遊技媒体皿へ手でずらすようにして移動させることが可能となる。
(請求項2)
本発明のうち、請求項2記載の発明は、スロットマシン10に隣接して設置されるとともにそのスロットマシン10のメダル投入口21へ遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置30であって、前記メダル投入口21より下方に位置し遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿40と、前記貸出メダル皿40内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口21へ誘導する連通路60とを有するとともに、前記連通路60は、前記上昇装置50からスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界までに位置する上流連通路61と、前記メダル投入口21から前記境界までに位置する下流連通路62とに分割されていることを特徴とする。
「メダル自動投入装置30」とは、従来技術の、スロットマシン10の台間に設置される遊技機用台間機のうち、スロットマシン10のメダル投入口21に一枚ずつ手投入で遊技メダルを投入しなくても、一括投入可能な投入開口に遊技メダルを放り込むだけで自動的にメダル投入口21まで遊技メダルを移送することが可能な装置を含む。
「貸出メダル皿40」は、メダル貸し出し機から貸し出された遊技メダルやスロットマシン10から払い出された遊技メダルを一時的に貯留可能な皿状の構造物を含み、この貸出メダル皿40には、たとえば送出円板41などのメダル送出機構を設けて、下記の上昇装置50へと遊技メダルを送り出すことが可能であることが望ましい。
「上昇装置50」とは、上記貸出メダル皿40に貯留された遊技メダルを、下記の連通路60まで上昇させる装置をいう。この上昇装置50における遊技メダル上昇の機構としては、様々なものを使用可能である。たとえば、上昇装置50を筒状に形成し、その中心に位置して回転可能な回転軸と、その回転軸の外周に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋状構造とを備えることで、その回転軸の回転によりその螺旋状構造に沿って遊技メダルを上昇させることが可能となる。
「連通路60」とは、従来技術のいわゆるメダルガイドノズルに相当する部分をいう。本発明においては、この連通路60は、上昇装置50側に位置する「上流連通路61」と、メダル投入口側に位置する「下流連通路62」とが、スロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界でスロットマシン10側と上昇装置50側とに分離するよう形成されている。上流連通路61と下流連通路62の分離部分は、遊技メダルの移送時においては当接して接合可能に形成されていてもよいし、遊技メダルの移送時にも所定の間隙をあけて配置されかつ遊技メダルが上流連通路61から下流連通路62へと移動可能に形成されていてもよい。
下流連通路62には、メダル投入口21と一致する開口が設けられ、連通路60を誘導されてきた遊技メダルは最終的に、この開口とメダル投入口21とを通じてスロットマシン10へ投入されることとなる。
このように形成されることで、スロットマシン10の扉12を開放する際、連通路60が2つに分かれ、そのうちの下流連通路62はスロットマシン10の扉12と挙動を共にすることが可能となるため、連通路60が扉12の開閉の障害となることはなくなる。
(請求項3)
本発明のうち、請求項3記載の発明は、前記上流連通路61と前記下流連通路62とは、前記上流連通路61のメダル排出部61aと前記下流連通路62のメダル受入部62aとの間に間隙80をあけて配置され、前記下流連通路62のメダル受入部62aは、前記上流連通路61のメダル排出部61aよりも下方に設けられることを特徴とする。
本発明は、上流連通路61と下流連通路62とを当接させずに、遊技メダルを移送可能としたものである。本発明では、上流連通路61のメダル排出部61aから排出された遊技メダルが、前記間隙80を飛び越して、下側にある下流連通路62のメダル受入部62aに到達する。従って、上流連通路61はメダル排出部61aに向かって下り傾斜とし、間隙80は、遊技メダルの直径よりも短くするのが望ましい。
本発明によれば、スロットマシン10の筐体の歪みやメダル自動投入装置30との位置ずれが生じたとしても、扉12を開放する際上流連通路61と下流連通路62とが干渉し合うこともなく、上流連通路61と下流連通路62との位置あわせを厳密に行う必要がない。
(請求項4)
本発明のうち、請求項4記載の発明は、スロットマシン10に隣接して設置されるとともにそのスロットマシン10のメダル投入口21へ遊技者に貸し出される遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置30であって、前記遊技メダルを供給する貸出メダル払出装置36と、前記メダル投入口21より下方に位置するとともに前記貸出メダル払出装置36により供給された遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿40と、前記貸出メダル皿40内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置50と、前記上昇装置50により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口21へ誘導する連通路60とを有するとともに、前記連通路60は、前記上昇装置50からスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界までに位置する上流連通路61と、前記メダル投入口21から前記境界までに位置する下流連通路62とが当接して形成されていることを特徴とする。
「メダル自動投入装置30」とは、従来技術の、スロットマシン10の台間に設置されるメダル貸出機のうち、遊技者の手によらずとも、紙幣の投入等により自動的にメダル投入口21まで遊技メダルを投入せしめることが可能な装置を含む。
「貸出メダル皿40」は、メダル自動投入装置30により遊技者に貸し出される遊技メダルを一時的に貯留する皿状の構造物をいう。この貸出メダル皿40には、たとえば送出円板41などのメダル送出機構を設けて、下記の上昇装置50へと遊技メダルを送り出すことが可能であることが望ましい。
「上昇装置50」とは、上記貸出メダル皿40に貯留された遊技メダルを、下記の連通路60まで上昇させる装置をいう。この上昇装置50における遊技メダル上昇の機構としては、様々なものを使用可能である。たとえば、上昇装置50を筒状に形成し、その中心に位置して回転可能な回転軸と、その回転軸の外周に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋状構造とを備えることで、その回転軸の回転によりその螺旋状構造に沿って遊技メダルを上昇させることが可能となる。
「連通路60」とは、従来技術のいわゆるメダルガイドノズルに相当する部分をいう。本発明においては、この連通路60は、上昇装置50側に位置する「上流連通路61」と、メダル投入口側に位置する「下流連通路62」とが、スロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界で接するように形成されている。この下流連通路62には、メダル投入口21と一致する開口が設けられ、連通路60を誘導されてきた遊技メダルは最終的に、この開口とメダル投入口21とを通じてスロットマシン10へ投入されることとなる。
このように形成されることで、スロットマシン10の扉12を開放する際、連通路60が2つに分かれ、そのうちの下流連通路62はスロットマシン10の扉12と挙動を共にすることが可能となるため、連通路60が扉12の開閉の障害となることはなくなる。
(請求項5)
また、本発明のうち、請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴に加え、前記貸出メダル皿40の辺縁のうち、当該メダル自動投入装置30に隣接するスロットマシン10側の辺縁は、該スロットマシン10の払出メダル皿22と連続するように形成されていることを特徴とする。
ここで、貸出メダル皿40と払出メダル皿22とが「連続する」とは、払出メダル皿22と貸出メダル皿40との間が、隔壁等で遮断されることなく連続していることをいう。
たとえば、スロットマシン10の払出メダル皿22の辺縁のうち、隣接するメダル自動投入装置30側の辺縁に切欠を設け、同時に、該メダル自動投入装置30の貸出メダル皿40の辺縁のうち、該スロットマシン10側の辺縁に同様の切欠を設け、双方の切欠を一致させるか、又は、双方の切欠を連絡する通路を設けることで、払出メダル皿22と貸出メダル皿40とが連続することとなる。
このように払出メダル皿22と貸出メダル皿40とを連続させることで、払出メダル皿22に払い出された遊技メダルを、遊技者が、手で掴んで隔壁等を越えて移動させることなく、容易に貸出メダル皿40へ手でずらすようにして移動させることが可能となる。
(請求項6)
さらに、本発明のうち、請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の発明の特徴に加え、前記下流連通路62の前記メダル投入口21側の部分には、遊技メダルを複数枚まとめて載置可能な、該遊技メダルの円周に沿った凹面を有する案内凹部63が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この案内凹部63には、遊技メダルを複数枚まとめて円柱状にして載置することが可能となっており、このような状態で遊技メダルを直にメダル投入口43へ投入することが可能となっている。
本発明は、上記のとおり構成されているため、以下に記す効果を奏する。
(請求項1)
本発明のうち、請求項1記載の発明の説明によると、遊技媒体を移送するためのガイドノズルを有する遊技媒体自動投入装置において、扉開放の際にガイドノズルが邪魔にならないような構造を実現することが可能となる。
(請求項2乃至4)
本発明のうち、請求項2乃至4記載の発明の説明によると、メダルガイドノズルを有するメダル自動投入装置において、扉開放の際にメダルガイドノズルが邪魔にならないような構造を実現することが可能となる。
(請求項5)
また、本発明のうち、請求項5記載の発明の説明によると、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、スロットマシンから払い出された遊技メダルもこのメダル自動投入装置によって容易に投入可能とすることで、遊技者の便を図ることが可能となる。
(請求項6)
さらに、本発明のうち、請求項6記載の発明の説明によると、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、遊技メダルの自動投入とともに通常の手による投入をも容易に実行可能とすることで、遊技者の多様なニーズに応えることが可能となる。
(第一の実施の形態)
以下、図面を参照しつつ、本発明の第一の実施の形態について説明する。なお、図1及び図2は、第一の実施の形態に係るメダル自動投入装置30の外観斜視図である。また、図3は、本実施の形態に係るメダル自動投入装置30の、メダル投入口21付近における遊技メダル投入の流れを模式的に示したものである。さらに、図4は、本実施の形態に係るメダル自動投入装置30の、メダル投入口21への装着の状態を模式的に示したものである。
本実施の形態に係るメダル自動投入装置30は、遊技メダルを使用するスロットマシン10の向かって右側に隣接して設置され、遊技メダルを遊技者に貸し出すものである。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係るスロットマシン10は、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部を有する箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口部を開閉可能に塞ぐための扉12とから構成されている。そして、筐体11の内部及び扉12の裏面側には、遊技を行うための各種装置が配置されている。
(筐体11)
上記筐体11は、全体形状が略箱状態であって、上部を覆う天板、左右側面を覆う側板、下部を覆う底板、背面側を覆う裏板を有し、これらの手前側の正面開口部を開閉可能な扉12によって覆っている。そして、特に図示していないが、筐体11の略中央には中板が横方向に渡されている。そして、この中板の上の筐体11の上部には、周囲に複数の図柄が描かれた回転リール13と、この回転リール13を回転駆動させるための駆動モータ(図示せず)とからなるリールユニット(図示せず)を配置している。そして、筐体11の上部には、スロットマシン10の内部部品を制御するための制御装置(図示せず)が奥側に固定されている。そして、筐体11の中板の下部には、各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)と、遊技者が投入し、また、遊技者へ払い出すための遊技メダルを貯留し、また、所定の入賞の場合に遊技者へ遊技メダルを払い出すことが可能な払出装置(図示せず)とを備えている。
なお、本実施の形態において、「手前側」とは、遊技者が、スロットマシン10の扉12の前にスロットマシン10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者の手前側を意味する。したがって、手前側方向とは、スロットマシン10の奥から正面へ向かう方向を意味する。また、「奥側」とは、遊技者が、スロットマシン10の正面側にスロットマシン10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者から見たときの奥側を意味する。したがって、奥側方向とは、スロットマシン10の正面から奥へ向かう方向を意味する。
(扉12)
上記扉12は、筐体11の向かって左側に回転軸を有して回動自在に形成され、かつ筐体11の正面開口部にロック可能に形成されている板状の扉である。
前記扉12の上部の略中央部には、前記回転リールの図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓14を有し、その上方には飾り部16が設けられ、また、種々の表示を行うための表示装置15が設けられている。
前記飾り部16は、他のランプ等により形成してもよく、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するように形成してもよいものである。また、前記表示装置15は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶表示装置やCRTなどとしてもよいものである。
前記扉12の略中央には、スロットマシン10を作動させるための操作部20を形成している。
また、扉12の下部には前記払出装置により払い出された遊技メダルを溜めておくための箱状の払出メダル皿22が形成されている。この払出メダル皿22の中央奥側には、払出装置から払い出される下部払出排出口24が形成されている。そして、扉12の下部の払出メダル皿22の上には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネル27が嵌め込まれている。
前記操作部20として、扉12の略中央の右端には、遊技を行うために遊技者が遊技メダルを投入するためのメダル投入口21が形成されている。そして、扉12の略中央の向かって左側には、ベットスイッチ18が形成されている。このベットスイッチ18は、所定枚数(スロットマシン10内部にクレジットとして貯めておくことができる最大の遊技枚数、いわゆる最大クレジット枚数の50枚)までスロットマシン10内部に貯留した遊技メダル(いわゆるクレジットした遊技メダル)を、操作により遊技メダル1枚から3枚までの投入に代えることが可能なものである。また、操作部20の向かって左側の正面側には、操作により回転リールの回転を開始させるためのレバー式のスタートスイッチ17が形成されている。そして、操作部20の略中央の正面側には、操作により3個の回転リールのそれぞれを停止させることが可能なボタン式のストップスイッチ19が形成されている。そして、操作部20の向かって右側には、扉12の開閉のロックを解除可能な鍵穴23が形成されている。この鍵穴23に所定の鍵を差し込んで回すと、扉12の扉ロック機構のロックが解除されるものである。
また、メダル投入口21の右側には、スロットマシン10内部にクレジット可能か否かの情報を遊技者に向かって報知するためのクレジット報知部28が形成されている。
さらに、この扉12は、操作部20の上縁を境界として、上部12aと下部12bとに分離されており(図2参照)、各々が独立して開閉可能となっている。
(払出メダル皿22)
上記払出メダル皿22は、扉12の正面側の下部に位置して、払出装置から遊技者へ向かって払い出された遊技メダルを貯留するための箱状のものである。この払出メダル皿22の略中央には、払出装置から払い出された遊技メダルが、払出メダル皿22へ向かって排出される下部払出排出口24が形成されている。
前記払出メダル皿22は、上方に向かって開口し、その周囲を覆う立設壁25を備えている。そして、この立設壁25の向かって右側の端部には、右方向に向かって上昇するスロープ状の貸出移送連続路26を備えている。この貸出移送連続路26は、払出メダル皿22と、メダル自動投入装置30の貸出メダル皿40との間を隔壁等により遮断することなく連続するものである。具体的には、払出メダル皿22の右側の立設壁25が、貸出メダル皿40の左縁までスロープ状に連続した貸出移送連続路26となっており。そして、払出メダル皿22内部の遊技メダルを遊技者が手で右方へ掻き出せば、容易にスロープ状の貸出移送連続路26を上昇させつつ貸出メダル皿40の左縁まで移動させることができるように形成されているものである。
(メダル自動投入装置30)
上記メダル自動投入装置30は、その全体形状が薄型箱状であって、スロットマシン10に隣接して遊技メダルを遊技者に貸し出すためのものである。このメダル自動投入装置30は、遊技ホールでは、複数のスロットマシン10を横方向に並べた、いわゆる島と呼ばれるような配置において、各スロットマシン10の間に1台ずつ挟まれるように配置されるものである。そして、このメダル自動投入装置30は、図1に示すように、その向かって左側に配置されたスロットマシン10への遊技メダルの自動投入を可能にしているものである。
前記メダル自動投入装置30は、上部の紙幣カウンターユニット31と、下部のメダル貸出ユニット35とから構成される。
前記紙幣カウンターユニット31は、その上部前面に紙幣投入口33を有している。そして、その上部に紙幣投入口33から投入された紙幣を適正なものか否かを判断して、投入された適正な紙幣の枚数をカウントする紙幣カウンター32を備えている。
一方、前記メダル貸出ユニット35は、遊技者に貸し出すための遊技メダルを貯留するとともに、貸し出すことが可能な貸出メダル払出装置36を備えている。この貸出メダル払出装置36は、紙幣カウンター32によりカウントされた紙幣の枚数に応じて、所定枚数の遊技メダルを、斜め前方下方へ下り傾斜に延びる排出スロープ37を介して払い出し、払い出された遊技メダルは排出スロープ37下端の下方に位置する貸出メダル皿40の内部に投入されることとなる。
(貸出メダル皿40)
前記貸出メダル皿40は、スロットマシン10内部へ遊技メダルを自動投入するための遊技メダルを貯留可能に形成されている。
前記貸出メダル皿40は、メダル自動投入装置30の前面側の下部に位置して、遊技メダルを貯留するために上方に向かって開口する四角箱状のものである。この貸出メダル皿40の奥側には、遊技メダルを立設させながら送り出して上方へ移送する上昇装置50が形成されている。
上記貸出メダル皿40の周囲は、立設する縁が形成されているが、貸出メダル皿40の向かって左側の払出メダル皿22に隣接する縁は、払出メダル皿22との間で前記貸出移送連続路26を介して連続している。したがって、前述したように、払出メダル皿40に払い出された遊技メダルは遊技者の手により右方へ掻き出されるようにして貸出移送連続路26を通じて貸出メダル皿40の左縁に至り、ここで貸出メダル皿40の内部へ落下することとなる。これにより、払出メダル皿40内の遊技メダルを手で掴んで貸出メダル皿40まで移動させなくとも、遊技メダルを横へずらすような感覚で移動させることが可能となっている。
前記貸出メダル皿40の奥側下部には、送出円板41が設けられている。この送出円板41は、その上に乱雑に貯留された遊技メダルを1枚ずつ、整列した状態で前記上昇装置50へ送り出すことを可能とするものである。
(上昇装置50)
前記上昇装置50は、貸出メダル皿40内部の遊技メダルを、上方に向かって移送するためのものである。
具体的には、この上昇装置50は、メダル立設装置51と、螺旋上昇装置52とを備えている。
すなわち、送出円板41により送り出された遊技メダルは、上昇装置50の一部であるメダル立設装置51を経ることで、縦方向に立設する。そして、縦方向に立設した状態の遊技メダルは、螺旋上昇装置52へ供給されるものである。
前記メダル立設装置51は、下部送出円板41から1枚ずつ水平方向に押し出される遊技メダルを、立設させるための装置である。本実施の形態に係るメダル立設装置51は、遊技メダルを移送する薄型の四角筒状の移送経路を、遊技メダルが途中で詰まらない程度に移送方向の中央を回転の中心軸として少しずつ回転させて、移送角度を捻らせることにより、遊技メダルを立設させているものである。もちろん、メダル立設装置51の遊技メダルを立設させる機構は、これに限定されるものではない。例えば、メダル立設装置51を、外周表面の傾斜角度が、円周状で約90度程度変化させた、変形カムを回転させることにより、その傾斜表面に沿って、遊技メダルを立設させるようなものでもよいものである。
前記螺旋上昇装置52は、全体形状が略中空の四角筒状であって鉛直方向に立設する筒部と、この筒部の中心に位置して回転可能な円柱状の回転軸部(図示せず)と、この回転軸部の外周表面に螺旋状に連続して外側へ向かって突出する螺旋部(図示せず)と、前記回転軸部を回転させるための駆動モーター(図示せず)とを備えている。前記メダル立設装置51により立設した状態の遊技メダルは、螺旋上昇装置52の下部から筒部の内部に投入され、かかる立設した状態のままで、筒部と、回転軸部と、螺旋部との間の空間内に入り込む。そして、回転軸部が駆動モーターにより回転することにより、遊技メダルを、かかる筒部と、回転軸部と、螺旋部との間の空間を上方に向かって、螺旋部に沿って移送させることができるものである。
前記螺旋上昇装置52の上部のスロットマシン10側には、遊技メダルの縦断面より僅かに大きな形状からなる表裏に開口する四角形状の上昇メダル排出口53が形成されている。
(上昇メダル排出口53)
上記上昇メダル排出口53は、メダル自動投入装置30の上部外側に面して上昇装置50で上昇させた遊技メダルを外部に排出するための螺旋上昇装置52の表裏に開口する孔である。すなわち、螺旋上昇装置52内を螺旋部に沿って上昇してきた遊技メダルは、全て、螺旋上昇装置52上部の上昇メダル排出口53から、筒部の外部へ排出されるように形成されている。そして、上昇メダル排出口53から排出された遊技メダルは、全て、連通路60へ移送される。
(連通路60)
前記連通路60は、図1に示すように、上昇装置50の上昇メダル排出口53から排出された遊技メダルを、メダル投入口21まで連通して移送するためのものである。具体的には、連通路60は、上昇メダル排出口53からスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界までを構成する上流連通路61と、該境界からメダル投入口21までを構成する下流連通路62とが該境界で接するように形成されているものである。すなわち、上流連通路61と下流連通路62とは物理的に別体であり、位置合わせにより1つの連通路60を形成している。
上流連通路61の内部は、全体形状が薄型の四角筒状に形成されているものであって、その内部空間の厚みは、遊技メダルの厚みより、僅かに大きくなるように形成されている。そして、その断面は台形状に形成されてあり、その内側の底面はメダル投入口21へ向かい下り傾斜となるように形成されている。一方、下流連通路62は、上流連通路61内部空間の厚みと同厚の樋状に形成され、上流連通路61の下り傾斜と連続する下り傾斜となりメダル投入口21へ至ることとなっている(図3参照)。このため、上昇メダル排出口53から排出された立設した状態の遊技メダルは、連通路60を、そのまま立設した状態でスロットマシン10側に向かって転がり落ちる。そして、遊技メダルは、かかる連通路60を介して、メダル投入口21の内部へ投入される。
下流連通路62の下端部分は、図4に示すように、スロットマシン10のメダル投入口21を覆うように形成される。そして、スロットマシン10のメダル投入口21を覆った状態でも、遊技者の手による投入を可能とすべく、遊技メダルの円周に沿った凹面が前後方向にわたって形成されている。この前後方向に形成された凹面が案内凹部63であり、これに沿って遊技メダルを円柱状にまとめて並べることが可能となっている。
メダル自動投入装置30のうち、前記メダル貸出ユニット35は、図2に示すように、案内溝70に沿って奥側に後退可能に形成されている。すなわち、メダル貸出ユニット35が前方に位置している状態(図1参照)においては、紙幣カウンターユニット31との間の電気的接点が接触しているが、メダル貸出ユニット35が奥側へ後退した際には、両者の電気的接点は離れることとなっている。これにより、スロットマシン10の扉12の下部12bのみを開放する際に、メダル貸出ユニット35が邪魔にならないようになっている。また、この図1に示すスロットマシン10の右隣に位置するスロットマシン(図示せず)の扉の下部を開放する場合にも、この図1に示すメダル貸出ユニット35が邪魔になるが、このような場合にも図2に示すようにメダル貸出ユニット35が後退することで対処可能となっている。
ここで、前記連通路60は、上述したように、上流連通路61と下流連通路62とがスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界で接触する構造を有している。この接触は、特に固定手段等によるものではなく、適宜分離可能なものである。このため、図2に示すように、メダル貸出ユニット35が後退する際に、上流連通路61はメダル貸出ユニット35とともに後退するものの、下流連通路62はスロットマシン10側に残ることとなっている。この状態から、スロットマシン10の扉12の下部12bが開放される際、この下流連通路62は扉12の下部12bとその挙動を共にすることとなる。
そしてまた、扉12の下部12bを閉めてからメダル貸出ユニット35を手前側へ元通り移動させると、上流連通路61と下流連通路62とがスロットマシン10とメダル自動投入装置30との境界で接するようになり、再び遊技メダルの貸し出しが可能となる。
なお、図5に示す他の例のように、スロットマシン10の扉12が一体に形成されている場合には、紙幣カウンターユニット31とメダル貸出ユニット35とを一体に形成して、紙幣カウンターユニット31とメダル貸出ユニット35とがともに後退するように形成すれば、メダル自動投入装置30が扉12の開放の障害となることがなくなる。また、この図5に示すスロットマシン10の右隣に位置するスロットマシン(図示せず)の扉を開放する場合にも、この図1に示すメダル自動投入装置30が邪魔になるが、このような場合にも本図に示すようにメダル自動投入装置30が後退することで対処可能となっている。
(第二の実施の形態)
第二の実施の形態は、前記上流連通路61と下流連通路62とが、非接触で遊技メダルを移送可能に形成されているものである。なお、スロットマシン10、メダル自動投入装置30の構成は、第一の実施の形態と同様であるので、共通する部分は記載を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
本実施の形態においては、スロットマシン10の扉12には、手前に張り出した段部120が形成されており、この段部120の上面に、角穴状の開口部であるメダル投入口21が設けられている。ここで、特に図示しないが、既存のスロットマシンにおいては、この開口部に、案内凹部や投入スリットを有する投入口ブロック(図4参照)を取り付けてあるが、本実施の形態では、この投入口ブロックの代わりに、以下のような構成を有する下流連通路62を取り付けるようにしたものである。
すなわち、下流連通路62は、図6に示すように、板状の基板62Cに、遊技メダルを立設状態で転送可能な凹溝62Aと、この凹溝62Aの上流連通路61の反対側端部に設けられ遊技メダルを下方に落下させる投入スリット62Bとを形成し、この投入スリット62Bの手前側に案内凹部63を形成したものである。また、前記凹溝62Aは、前記基板62Cの側面に貫通しており、基板62Cを前記段部120に設置すると、凹溝62Aの端部がスロットマシン10の側面とほぼ一致するようになっているとともに(図7(A)参照)、前記投入スリット62Bがメダル投入口21と連通するようになっている。
そして、上流連通路61は、図7(B)に示すように、上流連通路61のメダル排出部61aと、下流連通路62のメダル受入部62aとの間に間隙80が形成され、メダル受入部62aがメダル排出部61aよりも下方に位置するよう配置される。詳しくは、平面から見ると上流連通路61及び下流連通路62がほぼ一直線となり(図7(A)参照)、メダル排出部61aの通路底面よりも、メダル受入部62a通路底面の方が下方になるよう、上流連通路61と下流連通路62の位置合わせをしてある。このように形成することにより、メダル排出部61aから排出された遊技メダルは間隙80を飛び越してメダル受入部62aに移動可能となるものである。
ここで、前記間隙80は、遊技メダルの直径よりも小さい距離とすれば、遊技メダルが落下することはないが、遊技メダルを確実に上流連通路61から下流連通路62に移送することを鑑み、間隙80の距離はなるべく小さい(例えば遊技メダルの半径よりも小さい距離)方がよい。また、前記下流連通路62の凹溝62Aは、図7(A)に示すように、メダル受入部62aの通路幅が、メダル投入口側の通路幅よりも徐々に大きくなるよう形成されており、メダル排出部61aからの遊技メダルを受け入れやすいようになっている。
このように形成すれば、例えば扉12の自重による下方への「へたり」が生じるなどして、上流連通路61と下流連通路62の接合位置が多少上下にずれても(この場合、メダル受入部62aの方が下方に下がる)、上昇装置50により上方に移送された遊技メダルをメダル投入口21に移送することができる。また、上流連通路61と下流連通路62の接合位置が多少左右又は前後にずれても、メダル排出部61aとメダル受入部62aとの間隙80又はメダル受入部62aの溝幅がそのずれを吸収できる範囲であれば、遊技メダルが凹溝62Aに引っかかることなく上流連通路61から下流連通路62に移動することができる。さらに、スロットマシン10とメダル自動投入装置30の横方向の位置決めを、上流連通路61と下流連通路62とを接触させる時ほど厳密に行わなくてもよい。
なお、第一の実施の形態においては、連通路60は、上昇メダル排出口53から排出される遊技メダルをスロットマシン10のメダル投入口21に移送するように形成されていたが、貸出メダル払出装置36から払い出される遊技メダルを、直接メダル投入口21に移送するための連通路を有していてもよい。
また、第一の実施の形態では、メダル自動投入装置30は、メダル貸し出し機として機能するように形成されていたが、本発明に係るメダル自動投入装置30は、必ずしもメダル貸し出し機能を有していなくともよい。すなわち、スロットマシン10に隣接して設けられた箱体に、貸出メダル皿40及び送出円板41と、上昇装置50を設けたものであってもよい。
(他の遊技機への応用)
以上、遊技機としてスロットマシンを例に本願発明の第一及び第二の実施の形態を説明してきたが、本願発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体としてパチンコ玉などの遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に用いることができる。
パロット遊技機は、特に図示しないが、筐体の正面に開閉自在に取り付けられた前扉に、回転リールの図柄を視認可能な図柄表示窓が形成されており、この図柄表示窓の下方でありパロットの略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられた操作部となっている。この操作部の上部には、遊技球が払い出される球排出口と、払い出された遊技球を一時貯留しておくための上皿が設けられている。上皿の底部には、遊技機内部に連通する球投入部が形成されていて、スタートスイッチや所定の投入スイッチを操作すると、上皿内の遊技球が球投入部から投入されるようになっている。つまり、上皿は、遊技媒体投入口を兼ねている。また、筐体の下部には、前記上皿に貯留された遊技球を落下移動させて貯留しておくための下皿が設けられている。すなわちこの下皿は、払い出し遊技媒体皿としても機能する。
そして、パロット遊技機に隣接して設置される球貸機には、上述したメダル自動投入装置と同様の、球自動投入装置が設けられている。すなわち、球貸機の正面下部には遊技球を一括投入可能な貸出遊技媒体皿が設けられており、この貸出遊技媒体皿に投入した遊技球は球送り装置により上昇装置50に送られる。そして、上昇装置50により揚送された遊技球は、連通路60を介して上皿に移送されるものである。このように形成することにより、球貸機から払い出される貸し球を上皿に手で移動させたり、下皿に貯まった遊技球を手で持って上皿に移動させるのに比べ、遊技球を零したりすることがなく、遊技を効率よく行うことができる。また、パロット遊技機の内部装置を設計変更する必要がない。そして、前扉を開ける際には、連通路60が分割されるので、連通路60が扉の開閉の邪魔にならない。
本発明の第一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の外観斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の外観斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の、メダル投入口付近における遊技メダル投入の流れを模式的に示したものである。 本発明の第一の実施の形態に係るメダル自動投入装置の、メダル投入口への装着の状態を模式的に示したものである。 本発明の第一実施の形態に係るメダル自動投入装置の他の例を示す外観斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る下流連通路及びメダル投入口の分解斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る連通路の平面図及び正面図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機) 11 筐体
12 扉 12a 上部
12b 下部
13 リール 14 図柄表示窓
15 表示装置 16 飾り部
17 スタートスイッチ 18 ベットスイッチ
19 ストップスイッチ
20 操作部 21 メダル投入口(遊技媒体投入口)
22 払出メダル皿(払出遊技媒体皿) 23 鍵穴
24 下部払出排出口 25 立設壁
26 貸出移送連続路 27 前パネル
28 クレジット報知部
30 メダル自動投入装置 31 紙幣カウンターユニット
32 紙幣カウンター 33 紙幣投入口
35 メダル貸出ユニット 36 貸出メダル払出装置
37 排出スロープ 40 貸出メダル皿(貸出遊技媒体皿)
41 送出円板 50 上昇装置
51 メダル立設装置 52 螺旋上昇装置
53 上昇メダル排出口 60 連通路
61 上流連通路 62 下流連通路
61a メダル排出部 62a メダル受入部
63 案内凹部 70 案内溝
80 間隙

Claims (6)

  1. 遊技機に隣接して設置されるとともにその遊技機の遊技媒体投入口へ遊技媒体を自動的に投入する遊技媒体自動投入装置であって、
    前記遊技媒体投入口より下方に位置し遊技媒体が一時的に貯留される貸出遊技媒体皿と、
    前記貸出遊技媒体皿内部の遊技媒体を上方へ移送するための上昇装置と、
    前記上昇装置により上方へ移送された遊技媒体を前記遊技媒体投入口へ誘導する連通路とを有するとともに、
    前記連通路は、前記上昇装置から遊技機と遊技媒体自動投入装置との境界までに位置する上流連通路と、前記遊技媒体投入口から前記境界までに位置する下流連通路とに分割されていることを特徴とする遊技媒体自動投入装置。
  2. スロットマシンに隣接して設置されるとともにそのスロットマシンのメダル投入口へ遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置であって、
    前記メダル投入口より下方に位置し遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿と、
    前記貸出メダル皿内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置と、
    前記上昇装置により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口へ誘導する連通路とを有するとともに、
    前記連通路は、前記上昇装置からスロットマシンとメダル自動投入装置との境界までに位置する上流連通路と、前記メダル投入口から前記境界までに位置する下流連通路とに分割されていることを特徴とするメダル自動投入装置。
  3. 前記上流連通路と前記下流連通路とは、前記上流連通路のメダル排出部と前記下流連通路のメダル受入部との間に間隙をあけて配置され、前記下流連通路のメダル受入部は、前記上流連通路のメダル排出部よりも下方に設けられることを特徴とする請求項2記載のメダル自動投入装置。
  4. スロットマシンに隣接して設置されるとともにそのスロットマシンのメダル投入口へ遊技者に貸し出される遊技メダルを自動的に投入するメダル自動投入装置であって、
    前記遊技メダルを供給する貸出メダル払出装置と、
    前記メダル投入口より下方に位置するとともに前記貸出メダル払出装置により供給された遊技メダルが一時的に貯留される貸出メダル皿と、
    前記貸出メダル皿内部の遊技メダルを上方へ移送するための上昇装置と、
    前記上昇装置により上方へ移送された遊技メダルを前記メダル投入口へ誘導する連通路とを有するとともに、
    前記連通路は、前記上昇装置からスロットマシンとメダル自動投入装置との境界までに位置する上流連通路と、前記メダル投入口から前記境界までに位置する下流連通路とが当接して形成されていることを特徴とするメダル自動投入装置。
  5. 前記貸出メダル皿の辺縁のうち、当該メダル自動投入装置に隣接するスロットマシン側の辺縁は、該スロットマシンの払出メダル皿と連続するように形成されていることを特徴とする請求項2乃至4記載のメダル自動投入装置。
  6. 前記下流連通路の前記メダル投入口側の部分には、遊技メダルを複数枚まとめて載置可能な、該遊技メダルの円周に沿った凹面を有する案内凹部が形成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のメダル自動投入装置。
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