JP2005295607A - 保護キャップ - Google Patents

保護キャップ

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Abstract

【課題】 ケーブルを保護するための保護管の端部に簡易に取付けできるようにした保護カバーを提供する。
【解決手段】 配線・配管材Kを内部に収容して保護する保護管106の端部に取着され、前記保護管106から引き出された配線・配管材Kが屈曲して配設される屈曲部を被う保護キャップ1であって、前記端部に取着可能な筒状の取着部9と、前記屈曲部を被って内部に収容し、該屈曲部を保護するキャップ部3と、前記キャップ部3から外方に配線・配管材Kを引出し可能な引出口10とを備え、前記取着部9には、一端側が取着部9端部に開口して、取着部の軸方向に連続するスリット13が設けられており、前記スリット13は、前記引出口10と連通するように形成されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線等の配線・配管材を保護管を介して屋内から屋外へ引き出すための引出部を例えば、雨水等から保護するカバーに関するものである。
この種の保護カバーとして、特許文献1に記載の発明が知られている。この種の保護カバー100は、図10に示すように、電線等の配線・配管材Kを建物Tの屋内から屋外に引き出すための引出部Hに用いられるものである。当該保護カバー100は、図11に示すように、下面が開口したカバー本体101と、該カバー本体101の下面を閉鎖する蓋体102とから構成されている。該蓋体102にはケーブル引出孔103が形成されていると共に、筒状の嵌合筒部104が設けられている。該蓋体102は、ビス105,105によって前記カバー本体101にビス止めされるものである。
特開2002−238132号公報
次に、このように構成された保護カバー100の使用について説明する。保護カバー100の使用に先立ち、図12に示すように、建物Tの外壁Wに保護管106を取り付ける。次に、図12に示すように、保護管106の端部に、保護カバー100の蓋体102の嵌合筒部104を嵌合して取り付ける。その後、二点鎖線で示すように、建物Tの屋内から引き出された配線・配管材Kを保護管106内を挿通した後、該保護管106の端部から引き出す。次に、配線・配管材Kの端部を持ち、該端部を保護カバー100の蓋体102のケーブル引出孔103を挿通した後、電柱に設置されている変圧器(図示せず)等に接続する。
その後、図13に示すように、前記蓋体102の上方から前記蓋体102にカバー本体101を接近させ、図13に示すように、該カバー本体101を該蓋体102にビス止めして取付ける。これにより、保護管106内に雨水や埃等の侵入する事態が防止される。
しかし、前述の従来技術においては、建物Tの屋内から引き出された配線・配管材Kを保護管106内を挿通した後、該配線・配管材Kを保護カバー100のケーブル引出孔103に通さなければならず、その作業が煩雑で面倒であるという問題があった。
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたもので、その目的は、配線・配管材を保護するための保護管の端部に簡易に取付けできるようにした保護キャップを提供するにある。
請求項1に記載の発明は、配線・配管材を内部に収容して保護する保護管の端部に取着され、前記保護管から引き出された配線・配管材が屈曲して配設される屈曲部を被う保護キャップであって、
前記端部に取着可能な筒状の取着部と、
前記屈曲部を被って内部に収容し、該屈曲部を保護するキャップ部と、
前記キャップ部から外方に配線・配管材を引出し可能な引出口と、
を備え、
前記取着部には、一端側が取着部端部に開口して、取着部の軸方向に連続するスリットが設けられており、
前記スリットは、前記引出口と連通するように形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護キャップにおいて、前記保護管端部に前記保護キャップを取着した際に、前記保護管端部と前記キャップ部内面との間に前記保護管から引き出された前記配線・配管材が屈曲可能な屈曲空間を形成するよう保護管の侵入規制部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の保護キャップにおいて、前記侵入規制部は、前記保護管の端部が衝突可能な段部によって構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の保護キャップにおいて、前記取着部は、保護管の端部を取着部内に差込可能な差込口を有することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の保護キャップにおいて、前記取着部は、キャップ部内に設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の保護キャップにおいて、前記取着部と前記キャップ部とが別体に形成され、前記取着部にはキャップ取付部が延設されて前記キャップ部は該キャップ取付部に取付けられ、該キャップ取付部の外縁には外方へ向けて開口する引出口が形成され、該引出口と前記スリットとは該開口によって連通することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の保護キャップを配線・配管材の保護管の端部に被せて取付けるようにした保護キャップの取付方法であって、
配線・配管材を前記保護管の端部から外部へ引き出した後、該端部に保護キャップの取着部をあてがい、該保護キャップを前記保護管の端部に押し込みながら前記配線・配管材を該保護キャップのスリットを通過させることにより、該保護キャップを前記保護管の端部に取付けるようにしたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、配線・配管材が引き出される保護管の端部に取付けられる保護キャップであって、
一側が差込口になって前記保護管が差込まれ、他側が引出口になって前記配線・配管材が引き出される筒状の取着部と、該取着部の前記引出口の縁に形成されて前記配線・配管材が通過する凹部と、前記引出口に取付けられるキャップ部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、配線・配管材を保護管内から引き出した後に、保護キャップを該保護管の端部に取付けることができる。このため、配線・配管材を建物の屋内から引き出す作業を完了させた後に、該保護管の端部を被うように保護キャップを該端部に取付けるという作業手順になるため、配線・配管材の引出作業と、保護キャップの取付作業とを分離させることができて、保護キャップの取付作業を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記保護管の差込みを規制する侵入規制部が保護キャップに設けられているため、該侵入規制部と保護キャップのキャップ部内面との間に、前記保護管内から引き出される配線・配管材が屈曲可能な空間を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の侵入規制部は、保護管の端部が衝突可能な段部によって形成されることができる。
請求項4に記載の発明によれば、取着部内へ保護管の端部から差込むことができる。
請求項5に記載の発明によれば、取着部はキャップ部内に設けられて該キャップ部によって保護されるため、キャップ部によって取着部内へのホコリ等の侵入が防止される。
請求項6に記載の発明によれば、配線・配管材を保護管内から引き出した後に、保護キャップを該保護管の端部に取付けることができる。このため、配線・配管材を建物の屋内から引き出す作業を完了させた後に、該保護管の端部を被うように保護キャップを該端部に取付けるという作業手順になるため、配線・配管材の引出作業と、保護キャップの取付作業とを分離させることができて、保護キャップの取付作業を容易に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、配線・配管材を保護管内から引き出した後に、保護キャップを該保護管の端部に取付けることができる。このため、配線・配管材を建物の屋内から引き出して、例えば、電柱等の変圧器に接続した後に、該保護管の端部を被うように保護キャップを該端部に取付けるという作業手順になるため、配線・配管材の引込作業と、保護キャップの取付作業とを分離させることができて、保護キャップの取付作業を容易に行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、取着部を保護管に取付けた後、該取着部及び保護管内に配線・配管材を引込み、その後、該取着部にキャップ部を取付けるという作業手順になるため、配線・配管材の引込作業の途中で保護キャップを取付けることができる。
図1乃至図6は、第1実施形態を示す。図1は配線・配管材Kの引出部に被せられた保護キャップ1の断面図(図2の矢示A―A方向断面図)を示し、図2は保護キャップ1の斜視図を示し、図3は保護キャップ1の底面図を示し、図4は保護キャップ1を保護管106に取り付ける前の状態を示し、図5,図6は保護キャップ1の作用を説明する図1と同様の断面図を示す。
図1に示すように、保護キャップ1は、配線・配管材Kを内部に収容して保護する保護管106の端部に取着され、該保護管106から引き出された配線・配管材Kが屈曲して配設される屈曲部2を被うものである。
保護キャップ1は、キャップ部3を有する。図2に示すように、該キャップ部3は、一対の短壁4,5と一対の長壁6,7と底壁8とから構成され、該底壁8と対向する面は開口面として開口するキャップ状を成している。該保護キャップ1のキャップ部3は、このようにキャップ状に形成されることにより、図1に示すように、保護管106の端部に被せられることが可能になっているものである。
前記キャップ部3内には、前記保護管106の端部が取付け可能な取着部9と、図1に示すように、前記保護管106から引き出された配線・配管材Kを外部へ引き出し可能な引出口10が設けられている。前記保護管106の端部は、前記取着部9に圧入や接着等の手段によって取付け可能とすることができる。
図2に示すように、前記取着部9は、キャップ部3の長壁6,7の内面から内側へ突出した一対の押え片11,11と、該キャップ部3の一方の短壁4及び底壁8とによって有底の略筒状に形成されている。該取着部9は、前記キャップ部3の開口面において差込口12として開口し、該差込口12から前記保護管106の端部が差込まれて例えば、圧入可能になっていると共に、前記一対の押え片11,11の間は、スリット13になっている。該スリット13は、一端側が前記取着部9の差込口12に連通して、前記取着部9の軸方向に連続して形成されている。該スリット13によって、前記取着部9の内部と、前記引出口10とが連通するものである。このように、該スリット13によって、前記取着部9の内部と、前記引出口10とが連通することによって、取着部9から引出された配線・配管材Kはスリット13を経て引出口10から外部へ引出されることが可能になる。
前記取着部9の断面形状は、前記取着部9に圧入される保護管106の断面形状と同一形状である。従って、保護管106の断面形状が仮に円形の場合には、図示のように、前記取着部9の断面が円形になるように、前記取着部9を構成する短壁4の内面及び押え片11,11の内面は円筒面によって形成されるものである。前記取着部9が仮に弾性を有する部材で形成された場合には、前記取着部9に設けられたスリット13によって、前記取着部9の内径は拡径可能および縮径可能になって、前記取着部9に圧入される保護管106を挟持する、いわゆるバネ性が付与されることが可能になるものである。
前記保護管106が前記取着部9内へ差込まれる途中の取着部9内には、侵入規制部14が設けられている。該侵入規制部14は、前記取着部9の内径を縮径にすることにより段部状に形成することが可能である。このように、侵入規制部14が段部状に形成された場合には、前記取着部9内へ向けた所定深さ以上の前記保護管106の侵入は、保護管106の端部が前記侵入規制部14に衝突することにより規制されるものである。前記侵入規制部14を突起によって形成することにより、前記取着部9内へ向けた所定深さ以上の前記保護管106の侵入は、保護管106の端部が突起状の侵入規制部14に衝突することにより規制するようにしても良い。又、前記キャップ部3の長壁6,7に孔を形成し、該孔によって前記侵入規制部14を構成するようにしても良い。このように、前記侵入規制部14を孔によって構成した場合には、作業者は前記保護管106を取着部9内へ挿入する作業を適正の深さの位置で停止することができるものである。
図1に示すように、前記侵入規制部14と、前記キャップ部3の底壁8内面との間は屈曲用空間15になって、前記保護管106から引き出された配線・配管材Kが屈曲可能になっている。該配線・配管材Kは該屈曲用空間15において屈曲して、キャップ部3の引出口10から外部へ引き出されるものである。
次に、このように構成された保護キャップの取付けについて説明する。図4に示すように、予め、建物Tの外壁Wに保護管106が取付られているものとする。そして、図4に示すように、建物Tの屋内から引き出された配線・配管管材Kを保護管106内を挿通して該保護管106の端部から引き出し、電柱の変圧器等に接続する。これにより、配線・配管管材Kの引出し工事は完了する。
次に、図4に示すように、保護管106の上方から該保護管106に保護キャップ1を接近させ、図1に示すように、該保護キャップ1の取着部9の差込口12に、保護管106の上端部をあてがう。その後、保護キャップ1を図中、下方へ押し下げると、図1に示すように、配線・配管材Kが保護キャップ1のスリット13を横切った状態のまま該スリット13内を取着部9の軸方向に向けて移動しながら、該保護キャップ1は下方へ移動して保護管106の端部に例えば、圧入されて取付けられ、図5に示す状態になる。この状態においては、取着部9に設けられているスリット13は、該取着部9内へ差込まれている保護管19によって閉鎖するため、該スリット13から保護キャップ1内への雨水や埃等の侵入が防止される。
そして、図5に示すように、保護管106が保護キャップ1の侵入規制部14に衝突することにより、保護キャップ1の下方への移動が規制される。又、このように、保護管106が取着部9内へ所定の深さ差し込まれたことは、スリット13を通して作業者によって確認される。この状態において、保護キャップ1の底壁8と該侵入規制部14との間には、屈曲用空間15が確保されている。従って、配線・配管材Kは、保護キャップ1の取着部9に差込まれた保護管106の端部、屈曲用空間15、および引出口10を介して該保護キャップ1の外部へ至るようになっている。
この実施形態においては、前述のように、建物Tの屋内から引き出された配線・配管材Kを前記保護管106の内部を挿通させた後に、例えば、電柱の変圧器に接続する作業と、前記保護管106の端部に保護キャップ1を取付ける作業とを分離できるため、保護キャップ1を保護管106に取付ける作業が簡易になる。即ち、図10乃至図13に示す従来技術においては、配線・配管材Kを保護管106内から引き出す途中において、該配線・配管材Kを保護カバー100の引出孔103に挿通させなければならない。つまり、従来技術においては、配線・配管材Kを保護管106から引き出す作業と、前記保護管106の端部に保護カバー100を取付ける作業とを分離できない。しかし、本実施形態においては、前述のように、配線・配管材Kの引出作業と、前記保護管106の端部に保護キャップ1を取付ける作業とを分離できるため、保護キャップ1を保護管106に取付ける作業が簡易になる。
又、前述の従来技術による保護カバー100(図10乃至図13に示す)においては、仮に、保護カバー100が風化等によって経年的に損傷して、該保護カバー100を交換する必要が生じた場合、配線・配管材Kを改めて引き直して、該配線・配管材Kを保護カバー100の引出孔103に挿通させなければならない。しかし、本実施形態においては、保護キャップ1が風化等によって経年的に損傷したような場合に、損傷した保護キャップ1を単に取り外して、新たな保護キャップ1を保護管106の端部に被せるだけで足りるため、保護キャップ1の交換を容易に行うことができる。
又、この実施形態においては、前述のように、保護管106の上方から保護キャップ1を被せるだけの簡単な作業によって保護管106の端部に保護キャップ1を容易に取付けて、該保護管106内に雨水や埃等が侵入する事態を防止することができる。
尚、保護キャップ1の短壁5を、前記配線・配管材Kの引出方向(図1中、矢示B方向)に沿うように傾斜させることにより、前記配線・配管材Kを該短壁5に案内されるようにして外部へ無理なく引き出すことが可能になる。又、このように、前記短壁5を傾斜させて形成すると共に、図1に示すように、前記引出口10を前記短壁5に直交させて形成することにより、前記配線・配管材Kを前記保護キャップ1内から外部へ無理なく引き出すことが可能になる。又、前記引出口10と配線・配管材Kとの間の隙間を詰め物(図示せず)によって埋めることにより、該隙間からの雨水等の侵入を防止できるものである。
図6は、保護キャップ1の引出口10内に保護管106を挿入し、スリット13を広げるようにして、該スリット13から保護管106が差込まれるようにした場合を示す。このようにしても、保護キャップ1を保護管106の端部に取り付けることができる。
又、以上の説明においては、キャップ部3と取着部9とを一体に形成した場合について説明したが、キャップ部3と取着部9とを別体に形成しても良い。更に、侵入規制部14をキャップ部3に設けることにより、保護管106が保護キャップ1内へ所定深さ以上に差し込まれる事態を防止するようにしてもよい。
図7は、第2実施形態を示す。この第2実施形態の特徴は、取着部9をキャップ部3の外部へ延設した点にある。このように形成しても第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
図8は、第3実施形態を示す。この第3実施形態においては、保護キャップ21が取着部22と、キャップ部23との二つの部材を備えている。該取着部22は筒状に形成されている。該取着部22には、キャップ取付部24とスリットが22aが形成されている。該スリット22aは取着部22の端部に開口し、取着部22の軸方向に連続して形成されている。
前記キャップ取付部24の外縁24aから凹むようにして引出口25が形成されている。該引出口25は外側へ向けて開口している。引出口25が開口25aによって外側へ開口することにより、該引出口25と前記取着部22内とは該開口25aによって連通することになって、後述のように、取着部22内に差込まれた保護管106から引出された配線・配管材Kが該開口25aから引出口25内へ導かれることが可能になっている。該引出口25は複数個、例えば、互いに対向するように2個形成されている。キャップ取付部24には、螺子挿通孔26が形成されている。
前記キャップ部23は前記キャップ取付部24の外形と略同様の形状の開口27を有して、キャップ状を成している。該キャップ部23の内面には、ボス部28が設けられ、該ボス部28には螺子孔29が形成されている。キャップ部23は、開口27の縁がキャップ取付部24の外縁24aに当接するようにして、該キャップ取付部24に被せられる。このように、キャップ取付部24にキャップ部23が被せられた状態で、キャップ取付部24の螺子挿通孔26に螺子30を挿通し、該螺子30をキャップ部23の螺子孔29に螺着することにより、キャップ取付部24にキャップ部23が組付けられるものである。キャップ取付部24にキャップ部23が組付けられることにより、前記引出口25の開口25aは前記キャップ部23の内面によって塞がれた状態になるものである。
次に、このように構成された、保護キャップ21の用い方について説明する。先ず、図8中一点鎖線で示すように、保護管106から配線・配管材Kを引出す。次に、前記保護管106の上方に保護キャップ21を位置し、取着部22のスリット22aを通して配線・配管材Kを取着部22内に導き入れると共に、該配線・配管材Kを引出口25内へ開口25aから導き入れる。次に、取着部22を下方へ移動し、取着部22の下端を保護管106の上端にあてがう。その後、取着部22を下方へ押し下げることにより、取着部22を保護管106に例えば、圧入する。次に、キャップ部23をキャップ取付部24の上方から被せるようにして、該キャップ部23の開口27の縁を該キャップ取付部24の外縁24aにあてがう。そして、螺子30をキャップ取付部24の螺子挿通孔26に挿通した後、キャップ部23の螺子孔29に螺着することにより、キャップ取付部24にキャップ部23を組付ける。前記引出口25の開口25aはキャップ部23内面によって塞がれることになって、該引出口25を挿通する配線・配管材Kは該引出口25内から脱落しない。
このように、キャップ取付部24にキャップ部23が組付けらることにより、保護管106から引出された配線・配管材Kは取着部22内を挿通した後、引出口から保護キャップ21外へ引出されている状態になる。この状態においては、取着部22に設けられているスリット22aは、該取着部22内へ差込まれている保護管106によって閉鎖するため、該スリット22aから保護キャップ1内への雨水や埃等の侵入が防止される。
この実施形態においては、第1実施形態の作用効果と同様に、建物の屋内から引き出された配線・配管材Kを前記保護管106の内部を挿通させた後に、例えば、電柱の変圧器に接続する作業と、前記保護管106の端部に保護キャップ21を取付ける作業とを分離できるため、保護キャップ21を保護管106に取付ける作業が簡易になる。即ち、保護キャップ21が風化等によって経年的に損傷したような場合には、先ず、螺子30を緩めることにより、キャップ取付部24からキャップ部23を取外す。次に、取着部22を保護管106から引抜く。これにより、保護キャップ21を保護管106から取外すことができる。次に、新たな保護キャップ21を保護管106に取り付けるに際しては、配線・配管材Kを取着部22のスリット22aから該取着部22内へ導き、且つ、引出口25を通した後、取着部22を保護管106に取付け、キャップ部23を螺子30によってキャップ取付部24に取り付ける。このように、配線・配管材Kの再度の配線工事を全く必要とすることなく、風化等した保護キャップ21を新たな保護キャップ21に交換することができる。
図9は第4実施形態を示す。この第4実施形態においては、保護キャップ31は取着部32とキャップ部33との二つの部材によって構成されている。取着部32は、筒状に形成され、一側が差込口34になって図9中、一点鎖線で示す保護管106が例えば圧入され、他側が引出口35になって図9中、一点鎖線で示す配線・配管材Kが引き出されるようになっている。引出口35の縁には、前記取着部32の軸心方向Lに沿って凹んだ凹部36が形成されて図中、一点鎖線で示すように、配線・配管材Kが挿通するようになっている。
前記キャップ部33は、前記取着部32の引出口35に例えば圧入等の手段によって取り付けできるものである。キャップ部33が前記引出口35に取付けられることにより、引出口35からの配線・配管材Kの脱落が防止されると共に、引出口35から取着部32内への雨水や埃等の侵入が防止される。
次に、この第4実施形態の保護キャップ31の用い方について説明する。先ず、図9中、一点鎖線で示す保護管106の上端部に取着部32を例えば圧入する。次に、建物の屋内から引き出された配線・配管材Kを保護管106内を挿通した後、該取着部32の凹部36を通して取着部32外へ引き出す。その後、該配線・配管材Kを電柱等に設置された変圧器等に接続する。そして、該取着部32の引出口35にキャップ部33を圧入等して取り付けることにより、保護キャップ31の取付作業が完了する。
この第4実施形態においては、図9中、一点鎖線で示す保護管106に取着部32を例えば圧入した後に、配線・配管材Kを該取着部32の凹部36を通して該取着部32外へ引出し、その後、該取着部32にキャップ部33を例えば圧入するだけの簡単な作業によって、該凹部36からの配線・配管材Kの外れを防止することができるものである。又、必要に応じて、キャップ部33を取着部32から外す場合には、取着部32の凹部36に指を差込み、該指によって抉るようにしてキャップ部33を取着部32から容易に外すことができるものである。
図2の矢示A―A方向断面図である。(本発明の第1実施形態) 保護キャップの斜視図である。 (本発明の第1実施形態) 保護キャップの底面図である。(本発明の第1実施形態) 保護キャップの使用を説明する説明図である。(本発明の第1実施形態) 保護キャップの作用を説明する、図1と同様の断面図である。(本発明の第1実施形態) 保護キャップの断面図である。(本発明の第1実施形態の変形例) 保護キャップの断面図である。(本発明の第2実施形態) 保護キャップの分解斜視図である。(本発明の第3実施形態) 保護キャップの分解斜視図である。(本発明の第4実施形態) 保護カバーの使用を説明する図である。(従来技術) 保護カバーの分解斜視図である。(従来技術) 保護カバーの取付けを説明する図である。(従来技術) 保護カバーの取付けを説明する図である。(従来技術)
符号の説明
1 保護キャップ
3 キャップ部
9 取着部
10 引出口
12 差込口
13 スリット
14 侵入規制部
15 屈曲空間
21 保護キャップ
22 取着部
22a スリット
23 キャップ部
24 キャップ取付部
25 引出口
25a 開口
31 保護キャップ
32 取着部
33 キャップ部
36 凹部
106 保護管
K 配線・配管材

Claims (8)

  1. 配線・配管材を内部に収容して保護する保護管の端部に取着され、
    前記保護管から引き出された配線・配管材が屈曲して配設される屈曲部を被う保護キャップであって、
    前記端部に取着可能な筒状の取着部と、
    前記屈曲部を被って内部に収容し、該屈曲部を保護するキャップ部と、
    前記キャップ部から外方に配線・配管材を引出し可能な引出口と、
    を備え、
    前記取着部には、一端側が取着部端部に開口して、取着部の軸方向に連続するスリットが設けられており、
    前記スリットは、前記引出口と連通するように形成されていることを特徴とする保護キャップ。
  2. 前記保護管端部に前記保護キャップを取着した際に、前記保護管端部と前記キャップ部内面との間に前記保護管から引き出された前記配線・配管材が屈曲可能な屈曲空間を形成するよう保護管の侵入規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の保護キャップ。
  3. 前記侵入規制部は、前記保護管の端部が衝突可能な段部によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の保護キャップ。
  4. 前記取着部は、保護管の端部を取着部内に差込可能な差込口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の保護キャップ。
  5. 前記取着部は、キャップ部内に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の保護キャップ。
  6. 前記取着部と前記キャップ部とが別体に形成され、前記取着部にはキャップ取付部が延設されて前記キャップ部は該キャップ取付部に取付けられ、該キャップ取付部の外縁には外方へ向けて開口する引出口が形成され、該引出口と前記スリットとは該開口によって連通することを特徴とする請求項1に記載の保護キャップ。
  7. 請求項1に記載の保護キャップを配線・配管材の保護管の端部に被せて取付けるようにした保護キャップの取付方法であって、
    配線・配管材を前記保護管の端部から外部へ引き出した後、該端部に保護キャップの取着部をあてがい、該保護キャップを前記保護管の端部に押し込みながら前記配線・配管材を該保護キャップのスリットを通過させることにより、該保護キャップを前記保護管の端部に取付けるようにしたことを特徴とする配線・配管材の保護管に対する保護キャップの取付方法。
  8. 配線・配管材が引き出される保護管の端部に取付けられる保護キャップであって、
    一側が差込口になって前記保護管が差込まれ、他側が引出口になって前記配線・配管材が引き出される筒状の取着部と、該取着部の前記引出口の縁に形成されて前記配線・配管材が通過する凹部と、前記引出口に取付けられるキャップ部とを備えたことを特徴とする保護キャップ。
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