JP6327325B1 - 配管カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプを接続済みの管継手を、少ない手間で収容できる配管カバーを提供すること。【解決手段】配管カバーは、施工面に配置され、パイプを接続可能な管継手を収容する。配管カバーは、前記施工面に取り付けられる基台と、前記基台に被せられる蓋体と、前記基台に形成された、前記施工面側と前記蓋体の内部とを連通する開口部と、を備える。前記基台は、複数の分割片を嵌合して構成され、少なくとも2つの前記分割片が、それぞれ、前記開口部における内縁から、前記基台の外縁まで延びる。【選択図】図5

Description

本開示は配管カバーに関する。
従来、以下のような配管カバーが知られている。配管カバーは施工面に設置される。施工面から管継手が突出しており、配管カバーは管継手を収容する。配管カバーは、施工面に取り付けられる基台と、基台に被せられる蓋体とを備える。基台は、施工面側と蓋体の内部とを連通する開口部を備えており、管継手は、その開口部を通り、蓋体の内部に収容される。蓋体は、管継手に接続されたパイプを引き出す引出口を備える。
管継手にパイプを接続してから、配管カバーを取り付けたい場合がある。特許文献1には、基台に切り欠きを設けておき、パイプを接続済みの管継手を、その切り欠きを通して、開口部に挿入する技術が開示されている。
特開2001−200983号公報
特許文献1記載の技術では、基台に切り欠きを設けるための手間を要する。本開示の一局面は、パイプを接続済みの管継手を、少ない手間で収容できる配管カバーを提供することを目的とする。
本開示の一態様は、施工面に配置され、パイプを接続可能な管継手を収容する配管カバーであって、前記施工面に取り付けられる基台と、前記基台に被せられる蓋体と、前記基台に形成された、前記施工面側と前記蓋体の内部とを連通する開口部と、を備え、前記基台は、複数の分割片で構成され、少なくとも2つの前記分割片が、それぞれ、前記開口部における内縁から、前記基台の外縁まで延びる配管カバーである。
本開示の配管カバーを用いる場合、例えば、複数の分割片を予め分割しておき、次に、パイプを接続済みの管継手が開口部内を通っている状態となるように、複数の分割片を組み合わせて基台を構成することができる。その後、蓋体を基台に被せることができる。よって、本開示の配管カバーを用いれば、パイプを接続済みの管継手を、少ない手間で収容することができる。
配管カバー1、パイプ11、及び単水栓13の構成を表す斜視図である。 図1におけるII-II断面での断面図である。 図1におけるIII-III断面での断面図である。 配管カバー1の構成を表す斜視図である。 配管カバー1の構成を表す分解斜視図である。 基台19の構成を表す平面図である。 基台19の構成を表す分解平面図である。 蓋体21の構成を表す下面図である。 配管カバー101、パイプ11、12、及び単水栓13の構成を表す斜視図である。 図9におけるX-X断面での断面図である。 図9におけるXI-XI断面での断面図である。 配管カバー101の構成を表す斜視図である。 配管カバー101の構成を表す分解斜視図である。 基台119の構成を表す平面図である。 基台119の構成を表す分解平面図である。 蓋体121の構成を表す下面図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.配管カバー1の構成
配管カバー1の構成を図1〜図8に基づき説明する。図1〜図3に示すように、配管カバー1は、施工面3に設置される。配管カバー1は樹脂から成る。図2、図3に示すように、施工面3には、引出孔5が形成され、そこからパイプ7が引き出されている。パイプ7は施工面3に直交する方向に延びている。パイプ7に管継手9が取り付けられている。管継手9にパイプ11が接続している。パイプ11は施工面3と平行に延びている。管継手9に単水栓13が取り付けられている。単水栓13は、管継手9よりも、施工面3から離れた位置にある。
図2に示すように、配管カバー1は、管継手9と、パイプ11における管継手9側の一部と、を収容する。配管カバー1は、引出口15、17を備える。引出口15、17は、それぞれ、配管カバー1の内部と外部とを連通する。引出口15から単水栓13が引き出される。引出口17からパイプ11が引き出される。
図1〜図5に示すように、配管カバー1は、基台19と、基台19に被せられる蓋体21と、を備える。図1〜図3に示すように、基台19は施工面3に取り付けられる。図6に示すように、施工面3に直交する方向(以下では単に直交方向とする)から見て、基台19は、中央に開口部23を備えた枠形状を有する。開口部23は、基台19を直交方向に貫通する。よって、開口部23は、施工面3の側と、蓋体21の内部とを連通する。管継手9は、開口部23内を通る。
図5〜図7に示すように、基台19は、第1分割片25と、第2分割片27とを嵌合して構成される。図7に示すように、第1分割片25は、略U字形状を有する。以下では、第1分割片25のうち、U字形状における円弧を構成する部分を円弧部25Aとし、円弧部25Aに接続する1対の直線部分を直線部25Bとする。1対の直線部25Bにおける、円弧部25Aとは反対側の端部を端部31とする。1対の端部31の間に、開口部30が存在する。第1分割片25における内周面29は、開口部23における内縁の一部である。第1分割片25の外周面32は、基台19の外縁に対応する。第1分割片25は、内周面29から、外周面32まで延びる。
図5〜図7に示すように、内周面29のうち、端部31寄りの部分に嵌合凹部33が形成されている。嵌合凹部33は、内周面29が、第1分割片25の外周方向に向けて陥没した部分である。
図5〜図7に示すように、第1分割片25のうち、施工面3とは反対側の面に、突起35、37、39が形成されている。直交方向から見て、突起35の形状は矩形であり、突起37の形状は三角形であり、突起39の形状はL字型である。第1分割片25には、1対のビス孔41が形成されている。
図5〜図7に示すように、第2分割片27は、矩形の本体部43と、1対の差込片45と、を備える。1対の差込片45は、本体部43における一方の辺47に設けられている。1対の差込片45は、それらの間に所定の間隔を有し、辺47に直交する方向に突出している。1対の差込片45は、それぞれ、外側の辺45Aに嵌合凸部49を備える。嵌合凸部49は、第2分割片27の外側に向けて突出している。
図5、図6に示すように、第1分割片25と第2分割片27とを嵌合させる。1対の差込片45は、開口部30に差し込まれる。1対の差込片45における外側の辺45Aは、1対の直線部25Bの内周面29に当接する。辺47のうち、1対の差込片45よりも外側の部分47Aは、端部31に当接する。嵌合凸部49は嵌合凹部33に嵌入する。なお、開口部30は凹部に対応し、1対の差込片45は凸部に対応する。また、嵌合凹部33は凹部に対応し、嵌合凸部49は凸部に対応する。
図5、図6に示すように、1対の差込片45における先端側の辺45B及び内側の辺45Cと、辺47のうち、1対の差込片45よりも内側の部分47Bとは、開口部23における内縁の一部である。第2分割片27の外周面50は、基台19の外縁に対応する。第2分割片27は、開口部23における内縁から、外周面50まで延びる。第2分割片27には、1対のビス孔51が形成されている。
図1、図4、図5に示すように、蓋体21は、円筒部53と、半筒部55と、フランジ部57と、を備える。円筒部53は、軸方向が直交方向である円筒状の基本形態を有する。円筒部53における、施工面3とは反対側の端面53Aに引出口15が形成されている。直交方向から見て、引出口15の形状は円形であり、蓋体21の内部と外部とを連通している。図2、図8に示すように、円筒部53は、施工面3の側において、開口部58を備える。開口部58は、円筒部53の内部と外部とを連通している。
半筒部55は、軸方向が施工面3に平行な半筒状の基本形態を有する。半筒を構成する円周面55Aは、施工面3とは反対側に位置する。半筒部55は、円筒部53の側面に接続している。半筒部55の内部と円筒部53の内部とは連通している。
半筒部55における、円筒部53とは反対側の端面59に、引出口17が形成されている。引出口17の形状は、施工面3の側が開口したU字形状である。引出口17は、半筒部55の内部と外部とを連通している。図2、図4に示すように、引出口17は、蓋体21を基台19に被せたとき、基台19まで達している。
図2、図8に示すように、半筒部55は、施工面3の側において、開口部60を備える。開口部60は、半筒部55の内部と外部とを連通している。図8に示すように、半筒部55の内部にはリブ62、70が形成されている。図2、図3に示すように、リブ62は、パイプ11の外周面に当接する。半筒部55における施工面3側の端部と、円筒部53における施工面3側の端部とは、面一である。
図1、図3、図4、図5に示すように、フランジ部57は、円筒部53及び半筒部55における施工面3側の端面から、外側に張り出している。フランジ部57には、2つの凹部61と、2つの凹部63とが形成されている。蓋体21を基台19に被せたとき、凹部61は、ビス孔41と同軸上に位置し、凹部63は、ビス孔51と同軸上に位置する。凹部61、及びビス孔41を通したビスを施工面3にねじ込み、凹部63、及びビス孔51を通したビスを施工面3にねじ込むことで、配管カバー1を施工面3に設置することができる。凹部61、63は、ビスを打つ位置の目安となる。
図8に示すように、フランジ部57における施工面3側の面65には、周囲よりも一段陥没した陥没部67、69、71が複数形成されている。
図1〜図5に示すように、蓋体21は、基台19に被せられる。このとき、フランジ部57のうち、円筒部53の周囲の部分57Aが、円弧部25Aに当接する。また、フランジ部57のうち、半筒部55の周囲の部分57Bが、直線部25B及び本体部43に当接する。突起35、37は円筒部53の内側に差し込まれ、円筒部53の内周面と当接する。突起39は、陥没部69に差し込まれ、陥没部69の土手部分に当接する。よって、突起35、37、39により、基台19に対する蓋体21の位置決めを行うことができる。
2.配管カバー1が奏する効果
(1A)パイプ7、管継手9、及びパイプ11を接続した後に、以下のようにして、配管カバー1を設置することができる。まず、基台19を第1分割片25と、第2分割片27とに予め分割しておき、次に、管継手9が開口部23内を通っている状態となるように、第1分割片25と第2分割片27とを嵌合させて基台19を構成する。その後、蓋体21を基台19に被せ、管継手9を配管カバー1内に収容するとともに、蓋体21と基台19とを、ビス等で施工面3に対し固定する。よって、配管カバー1を用いれば、パイプ7、11を接続済みの管継手9を、少ない手間で収容することができる。
(1B)第1分割片25は開口部30を有し、第2分割片27は、開口部30に収容される1対の差込片45を有する。また、第1分割片25は嵌合凹部33を有し、第2分割片27は、嵌合凹部33に収容される嵌合凸部49を有する。よって、第1分割片25と第2分割片27とが結合した状態を安定的に維持することができる。
また、嵌合凹部33と嵌合凸部49とを備えることにより、第1分割片25と第2分割片27との隙間の形状が複雑になる。その結果、ラビリンス効果により、第1分割片25と第2分割片27との隙間から光や液体が配管カバー1の内部に侵入することを抑制できる。
(1C)蓋体21は引出口17を備える。引出口17は、施工面3に沿って延びるパイプ11を引き出す。引出口17は、基台19まで達している。そのため、パイプ11を管継手9に接続した後でも、蓋体21を基台19に被せ、パイプ11を引出口17内に収めることが容易である。
(1D)基台19は、フランジ部57を、ほぼ全周にわたって支持する。そのため、蓋体21の取り付けを安定して行うことができる。また、基台19は、引出口17と、施工面3との間にも存在する。そのため、引出口17から引き出されるパイプ11と施工面3との隙間を低減できる。その結果、管継手9、及びパイプ11の耐候性が一層向上する。
<第2実施形態>
1.配管カバー101の構成
配管カバー101の構成を図9〜図16に基づき説明する。図9〜図11に示すように、配管カバー101は、施工面3に設置される。配管カバー101は樹脂から成る。図10、図11に示すように、施工面3には、引出孔5が形成され、そこからパイプ7が引き出されている。パイプ7は施工面3に直交する方向に延びている。パイプ7に管継手9が取り付けられている。管継手9にパイプ11、12が接続している。パイプ11、12は施工面3と平行に延びている。パイプ12は、管継手9から見て、パイプ11とは反対方向に延びている。管継手9に単水栓13が取り付けられている。単水栓13は、管継手9よりも、施工面3から離れた位置にある。
図10に示すように、配管カバー101は、管継手9と、パイプ11、12における管継手9側の一部と、を収容する。配管カバー101は、引出口115、117、118を備える。引出口115、117、118は、それぞれ、配管カバー101の内部と外部とを連通する。引出口115から単水栓13が引き出される。引出口117からパイプ11が引き出される。引出口118からパイプ12が引き出される。
図10〜図13に示すように、配管カバー101は、基台119と、基台119に被せられる蓋体121と、を備える。図9〜図11に示すように、基台119は施工面3に取り付けられる。図14に示すように、直交方向から見て、基台119は、中央に開口部123を備えた矩形の枠形状を有する。開口部123は、基台119を直交方向に貫通する。よって、開口部123は、施工面3の側と、蓋体121の内部とを連通する。管継手9は、開口部123内を通る。
図13〜図15に示すように、基台119は、第1分割片125と、第2分割片127とを嵌合して構成される。図15に示すように、第1分割片125は、長辺部125Aと、1対の短辺部125Bと、を備える。直交方向から見たとき、1対の短辺部125Bは、長辺部125Aにおける一方の辺73の両端から、辺73と直交する方向に突出している。短辺部125Bにおける、長辺部125Aとは反対側の端部は、外側端部75と、内側端部77と、それらの間を接続する接続部79と、で構成される。外側端部75は、内側端部77よりも、さらに突出している。外側端部75及び内側端部77は、それぞれ、長辺部125Aの長手方向と平行である。接続部79は、長辺部125Aの長手方向と直交する。1対の外側端部75の間に、開口部130が存在する。
接続部79には、嵌合凹部133が形成されている。嵌合凹部133は、第1分割片125の外周方向に向けて陥没した部分である。第1分割片125の内周面129のうち、内側端部77及び接続部79を除く部分は、開口部123における内縁の一部である。第1分割片125の外周面132は、基台119の外縁に対応する。第1分割片125は、内周面129から、外周面132まで延びる。
図13〜図15に示すように、第1分割片125のうち、施工面3とは反対側の面に、突起137、139が形成されている。直交方向から見て、突起137の形状は三角形であり、突起139の形状はL字型である。第1分割片125には、4個のビス孔141が形成されている。
図13〜図15に示すように、第2分割片127は、矩形の本体部143と、1対の差込片145と、を備える。1対の差込片145は、本体部143における一方の辺147に設けられている。1対の差込片145は、それらの間に所定の間隔を有し、辺147に直交する方向に突出している。1対の差込片145は、それぞれ、外側の辺145Aに嵌合凸部149を備える。嵌合凸部149は、第2分割片127の外側に向けて突出している。
図13、図14に示すように、第1分割片125と第2分割片127とを嵌合させる。1対の差込片145は、開口部130に差し込まれる。1対の差込片145における外側の辺145Aは、接続部79に当接する。辺147のうち、1対の差込片145よりも外側の部分147Aは、外側端部75に当接する。1対の差込片145における先端の辺145Bは、内側端部77に当接する。嵌合凸部149は嵌合凹部133に嵌入する。なお、開口部130は凹部に対応し、1対の差込片145は凸部に対応する。また、嵌合凹部133は凹部に対応し、嵌合凸部149は凸部に対応する。
図13、図14に示すように、1対の差込片145における内側の辺145Cと、辺147のうち、1対の差込片145よりも内側の部分147Bとは、開口部123における内縁の一部である。第2分割片127の外周面150は、基台119の外縁に対応する。第2分割片127は、開口部123における内縁から、外周面150まで延びる。第2分割片127には、4個のビス孔151が形成されている。
図9、図12、図13に示すように、蓋体121は、円筒部153と、第1半筒部155と、第2半筒部156と、フランジ部157と、を備える。円筒部153は、軸方向が直交方向である円筒状の基本形態を有する。円筒部153における、施工面3とは反対側の端面153Aに引出口115が形成されている。直交方向から見て、引出口115の形状は円形であり、蓋体121の内部と外部とを連通している。図10、図16に示すように、円筒部153は、施工面3の側において、開口部158を備える。開口部158は、円筒部153の内部と外部とを連通している。
第1半筒部155は、軸方向が施工面3に平行な半筒状の基本形態を有する。半筒を構成する円周面155Aは、施工面3とは反対側に位置する。第1半筒部155は、円筒部153の側面に接続している。第1半筒部155の内部と円筒部153の内部とは連通している。
第1半筒部155における、円筒部153とは反対側の端面159に、引出口117が形成されている。引出口117の形状は、施工面3の側が開口したU字形状である。引出口117は、第1半筒部155の内部と外部とを連通している。図10、図12に示すように、引出口117は、蓋体121を基台119に被せたとき、基台119まで達している。
図10、図16に示すように、第1半筒部155は、施工面3の側において、開口部160を備える。開口部160は、第1半筒部155の内部と外部とを連通している。図16に示すように、第1半筒部155の内部にはリブ162、170が形成されている。図10、図11に示すように、リブ162は、パイプ11の外周面に当接する。第1半筒部155における施工面3側の端部と、円筒部153における施工面3側の端部とは、面一である。
第2半筒部156は、第1半筒部155と同様の構成を有する。第2半筒部156において、半筒を構成する円周面156Aは、施工面3とは反対側に位置する。第2半筒部156は、第1半筒部155とは反対側から、円筒部153の側面に接続している。第2半筒部156の内部と円筒部153の内部とは連通している。第2半筒部156の軸は、第1半筒部155の軸と同一直線上にあり、円筒部153の中心を通る。
図10、図16に示すように、第2半筒部156における、円筒部153とは反対側の端面164に、引出口118が形成されている。引出口118の形状は、施工面3の側が開口したU字形状である。引出口118は、第2半筒部156の内部と外部とを連通している。図10に示すように、引出口118は、蓋体121を基台119に被せたとき、基台119まで達している。
図10、図16に示すように、第2半筒部156は、施工面3の側において、開口部166を備える。開口部166は、第2半筒部156の内部と外部とを連通している。図16に示すように、第2半筒部156の内部にはリブ168、172が形成されている。図10、図11に示すように、リブ168は、パイプ12の外周面に当接する。第2半筒部156における施工面3側の端部と、円筒部153における施工面3側の端部とは、面一である。
図9、図11、図12、図13に示すように、フランジ部157は、円筒部153、第1半筒部155、及び第2半筒部156における施工面3側の端面から、外側に張り出している。フランジ部157のうち、円筒部153、第1半筒部155、及び第2半筒部156から見て一方の側に4個の凹部161が形成されており、反対の側に4個の凹部163が形成されている。
蓋体121を基台119に被せたとき、凹部161は、ビス孔141と同軸上に位置し、凹部163は、ビス孔151と同軸上に位置する。凹部161、及びビス孔141を通したビスを施工面3にねじ込み、凹部163、及びビス孔151を通したビスを施工面3にねじ込むことで、配管カバー101を施工面3に設置することができる。凹部161、163は、ビスを打つ位置の目安となる。
図16に示すように、フランジ部157における施工面3側の面165には、周囲よりも一段陥没した陥没部167が複数形成されている。
図9〜図13に示すように、蓋体121は、基台119に被せられる。突起137は第1半筒部155、第2半筒部156の内側に差し込まれ、それらの内周面と当接する。突起139は、陥没部167に差し込まれ、その土手部分に当接する。よって、突起137、139により、基台119に対する蓋体121の位置決めを行うことができる。
2.配管カバー101が奏する効果
(2A)パイプ7、管継手9、及びパイプ11を接続した後に、以下のようにして、配管カバー101を設置することができる。まず、基台119を第1分割片125と、第2分割片127とに予め分割しておき、次に、管継手9が開口部123内を通っている状態となるように、第1分割片125と第2分割片127とを嵌合させて基台119を構成する。その後、蓋体121を基台119に被せ、管継手9を配管カバー101内に収容するとともに、蓋体121と基台119とを、ビス等で施工面3に対し固定する。よって、配管カバー101を用いれば、パイプ7、11を接続済みの管継手9を、少ない手間で収容することができる。
(2B)第1分割片125は開口部130を有し、第2分割片127は、開口部130に収容される1対の差込片145を有する。また、第1分割片125は嵌合凹部133を有し、第2分割片127は、嵌合凹部133に収容される嵌合凸部149を有する。よって、第1分割片125と第2分割片127とが結合した状態を安定的に維持することができる。
また、嵌合凹部133と嵌合凸部149とを備えることにより、第1分割片125と第2分割片127との隙間の形状が複雑になる。その結果、ラビリンス効果により、第1分割片125と第2分割片127との隙間から光や液体が配管カバー101の内部に侵入することを抑制できる。
(2C)蓋体121は引出口117、118を備える。引出口117は、施工面3に沿って延びるパイプ11を引き出す。引出口118は、施工面3に沿って延びるパイプ12を引き出す。引出口117、118は、基台119まで達している。そのため、パイプ11、12を管継手9に接続した後でも、蓋体121を基台119に被せ、パイプ11を引出口117内に収め、パイプ12を引出口118内に収めることが容易である。
(2D)基台119は、フランジ部157を、ほぼ全周にわたって支持する。そのため、蓋体121の取り付けを安定して行うことができる。また、基台119は、引出口117、118と、施工面3との間にも存在する。そのため、引出口117から引き出されるパイプ11、及び引出口118から引き出されるパイプ12と、施工面3との隙間を低減できる。その結果、管継手9、及びパイプ11、12の耐候性が一層向上する。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)第1実施形態における基台19、第2実施形態における基台119は、スペーサとしての機能を有していてもよい。例えば、基台19、119を使用することにより、単水栓13に対する配管カバー1、101の相対的な高さを調整することができる。
例えば、高さの異なる複数の基台19、119を用意しておき、その中から選択した基台19、119を使用することができる。また、例えば、一定の高さの基台19、119を、1又は複数積み重ねて使用することができる。この場合、積み重ねる基台19、119の数を変更することで、基台19、119全体の高さを調整することができる。
基台19、119は、例えば、以下のような状況でスペーサとして機能する。壁面に水栓用のねじが設けられている。その水栓用のねじに接続するパイプが壁内に存在する。また、水栓用のねじに水栓(以下では当初の水栓とする)が取り付けられている。
リフォーム等の場合、壁内に存在するパイプ、及び水栓用のねじはそのままにして、当初の水栓を取り外す。次に、水栓用のねじに、水栓プラグ付継手を取り付ける。
水栓プラグ付継手は、水栓に接続する水栓接続部を備える。また、水栓プラグ付継手は、水栓接続部の反対側に、プラグを備える。プラグは、流路の形成されていない雄ねじである。プラグは、水栓用のねじにねじ込まれる。水栓プラグ付継手は管継手に対応する。
そして、水栓プラグ付継手における水栓接続部に、新たに水栓(以下では新規の水栓とする)を取り付ける。新規の水栓は、壁面に直交する方向から見て、当初の水栓と同じ位置にある。また、水栓プラグ付継手に、壁表に位置する新規なパイプを接続する。
配管カバー1、101により、上記のように取り付けられた水栓プラグ付継手を覆うことができる。ところで、水栓プラグ付継手の壁面からの突出量(以下では継手突出量とする)は、水栓用のねじに対するプラグのねじ込み量の違いに応じて変化する。
仮に、壁面に対する配管カバー1、101の相対位置が一定であれば、継手突出量が大きい場合、新規の水栓と、配管カバー1、101との隙間が大きくなり、美観を損ねる。また、継手突出量が小さい場合、新規の水栓を、水栓プラグ付継手における水栓接続部に十分にねじ込む前に、新規の水栓が配管カバー1、101に当たってしまう。
基台19、119をスペーサとして用いて、壁面に対する配管カバー1、101の相対位置を調整すれば、上記の問題を抑制できる。
リブ62、162は、水栓プラグ付継手の外周面に当接する。そのことにより、新規の水栓を水栓プラグ付継手にねじ込むとき、水栓プラグ付継手が供回りすることを抑制する。
(2)基台19、119は、3以上の分割片を嵌合して成るものであってもよい。3以上の分割片の一部又は全部が、開口部23、123における内縁から、基台11、119の外縁まで延びていてもよい。
(3)直交方向から見た基台19、119の形状は適宜設定できる。例えば、円形、楕円形等であってもよい。
(4)第1実施形態において、第1分割片25が嵌合凸部49を備え、第2分割片27が嵌合凹部33を備えてもよい。また、第2実施形態において、第1分割片125が嵌合凸部149を備え、第2分割片127が嵌合凹部133を備えてもよい。
(5)第1実施形態において、基台19及び蓋体21は、スナップ係合等によって互いに組み付けられるものであってもよい。また、第2実施形態において、基台119及び蓋体121は、スナップ係合等によって互いに組み付けられるものであってもよい。上記の場合、先に基台19、119のみを施工面3に設置し、後の任意のタイミングにおいて蓋体21、121を取り付けることができる。
(6)管継手9は、既設管と流路がつながっているものであってもよいし、施工面3にビス等で直接固定するものであってもよい。
(7)第1実施形態において、第1分割片25と第2分割片27との嵌合の形態は、単なる嵌入であってもよい。第2実施形態における第1分割片125及び第2分割片127についても同様である。
(8)第1、第2実施形態において、分割片ごとに重ね合わせが可能であってもよい。この場合、例えば、重ね合わされた第2分割片を、蓋体と施工面との間に差し込むことができる。このとき、重ね合わされた第2分割片は分離しにくいため、施工性が向上する。
(9)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(10)上述した配管カバー1、101の他、当該配管カバー1、101を構成要素とするシステム、配管カバー1、101の配置方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1、101…配管カバー、3…施工面、5…引出孔、7、11、12…パイプ、9…管継手、13…単水栓、15、17、115、117、118…引出口、19、119…基台、21、121…蓋体、23、123…開口部、25、125…第1分割片、25A…円弧部、25B…直線部、27、127…第2分割片、29、129…内周面、30、130…開口部、31…端部、32、50、132、150…外周面、33、133…嵌合凹部、35、37、39、137、139…突起、41、51、141、151…ビス孔、43、143…本体部、45、145…差込片、49、149…嵌合凸部、53、153…円筒部、53A、153A…端面、55…半筒部、55A…円周面、57、157…フランジ部、58、60、158、160、166…開口部、59、159…端面、61、63、161、163…凹部、62、162、168…リブ、67、69、71、167…陥没部、75…外側端部、77…内側端部、79…接続部、125A…長辺部、125B…短辺部、155…第1半筒部、155A、156A…円周面、156…第2半筒部

Claims (2)

  1. 施工面に配置され、パイプを接続可能な管継手を収容する配管カバーであって、
    前記施工面に取り付けられる基台と、
    前記基台に被せられる蓋体と、
    前記基台に形成された、前記施工面側と前記蓋体の内部とを連通する、内縁の形状が長方形である開口部と、
    を備え、
    前記基台は、複数の分割片で構成され、少なくとも2つの前記分割片が、それぞれ、前記開口部における内縁から、前記基台の外縁まで延び、
    前記蓋体は、前記開口部における内縁から、前記基台の外縁まで延びる少なくとも2つの前記分割片のそれぞれに当接し、
    前記開口部における内縁から、前記基台の外縁まで延びる少なくとも2つの前記分割片同士の境目は、前記開口部から見て、前記長方形における一方の短辺の側と、前記長方形における前記一方の短辺とは反対の短辺の側にそれぞれ存在する配管カバー。
  2. 請求項1に記載の配管カバーであって、
    前記蓋体は一対の引出口を備え、
    前記一対の引出口は、それぞれ、前記管継手から前記施工面に沿って延びる前記パイプを引き出す引出口であって、前記基台まで達している配管カバー。
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