JP2005291367A - ブーツリング - Google Patents

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健 大倉
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Abstract

【課題】雄部と雌部とを係合させたときに雄部と雌部との間に隙間が生じないようにしたブーツリングを提供すること。
【解決手段】所望長さに切断された金属帯材の一端に設けられ、幅方向に突出した凸形状の係合部2bを有する雄部2と、金属帯材の他端に設けられ、雄部に対応した凹形状の係合部3bを有する雌部3とを備え、雄部2と雌部3を係合させてリング状に成形されるブーツリング1。雄部2又は雌部3は、長手方向に向かい合って係合される少なくとも一部の縁部に折曲部2c,2d,2eが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両で使用する等速ジョイントのブーツリングに関するものである。
従来、自動車等の車両は、エンジンの駆動力を駆動軸から従動軸に伝達する継手として等速ジョイントを使用している。この等速ジョイントは、駆動軸と従動軸とを連結するベアリング構造の継手部がグリースを封入した蛇腹形状のブーツで覆われ、車両の旋回時には、駆動軸と従動軸との連結角度を変化させながら駆動力を駆動軸から従動軸に伝達している。このとき、前記ブーツは、等速ジョイントのケースや駆動軸に形成された嵌合部に両端のシール部を嵌合し、クランプと呼ばれる金属製のブーツリングを締め付け機等によってさせ、シール部の外側に締着することで等速ジョイントに固定される。
このようなブーツリングは、所定径の長尺パイプをブーツのシール部の幅に対応した一定幅に切断して製造すると、切断加工に時間がかかるうえ、予め種々の径のパイプを用意しておかなければならない等から、高価になってしまうという不具合があった。このため、嵌合リング,ブーツバンド,ブーツリング或いはプレスリング等、種々の名称で呼ばれるブーツリングが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特公平7−65604号公報 特表2002−502013号公報
しかしながら、一般に、ブーツリングは、雄部と雌部との係合性を考慮して雄部は凸形状の係合部が小さ目に、雌部は凹形状の係合部が大きめに加工されている。このため、雄部と雌部を係合せると、係合部に隙間が発生してしまい、製造後の搬送時や等速ジョイントに組み付け、縮径のために外周から締め付ける際などに、厚さ方向に外れることがあるという問題があった。このような係合隙間に対する対策として、例えば、雄部と雌部の係合部分をかしめて隙間を塞いだり、レーザによって係合部分を溶接したりしているが、隙間の大きさによっては隙間を埋める効果を十分に発揮することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、雄部と雌部とを係合させたときに雄部と雌部との間に隙間が生じないようにしたブーツリングを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のブーツリングは、所望長さに切断された金属帯材の一端に設けられ、幅方向に突出した凸形状の係合部を有する雄部と、前記金属帯材の他端に設けられ、前記雄部に対応した凹形状の係合部を有する雌部とを備え、前記雄部と雌部を係合させてリング状に成形されるブーツリングであって、前記雄部又は前記雌部は、長手方向に向かい合って係合される少なくとも一部の縁部に折曲部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、金属帯材は、前記雄部又は前記雌部に折曲部が存在することにより、雄部と雌部とを係合した後、折曲部を折り戻すことによって、雄部と雌部との間の隙間が塞がれ、係合強度が確保される。このように隙間が塞がれることにより、ブーツリングは、雄部と雌部との係合部分に前述のかしめやレーザ溶接を施すと、更に係合強度が増す。また、前記雄部又は前記雌部に折曲部が存在することにより、雄部と雌部とを係合する際に、長手方向に隙間が形成され、雄部と雌部の係合が容易になる。
また、請求項2に係るブーツリングは、上記の発明において、前記雄部は、前記係合部が先端に向かって狭くなるように形成され、前記雌部は、前記係合部が前記雄部の係合部に対応して係合方向奥部に向かって狭くなるように形成されていることを特徴とする。
請求項2のブーツリングによれば、長手方向に加えて、幅方向における隙間が確保される。
また、請求項3に係るブーツリングは、上記の発明において、前記金属帯材は、前記雄部又は前記雌部の長手方向に向かい合って係合される他の縁部に、前記雄部と前記雌部の厚さ方向への動きを規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
請求項3のブーツリングによれば、係合した前記雄部と前記雌部の厚さ方向への動きが規制部によって規制されると共に、雄部と雌部とを係合させたときに雄部と雌部との間に隙間が生じず、厚さ方向に外れ難くなる。また、ブーツリングをリング状に形成する際の作業が容易になる。
本発明にかかるブーツリングは、金属帯材の雄部又は雌部に折曲部を設けたので、係合後、折曲部を折り戻すことで、前記隙間が塞がれて雄部と雌部が外れ難くなり、係合強度を確保することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、この発明に係るブーツリングの好適な実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
まず、この発明のブーツリングに係る実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1であるブーツリング1を示す斜視図である。図2は、図1のA部拡大図である。図3は、図1に示すブーツリング1において、係合させた雄部と雌部を拡大して示す平面図である。図4は、図3のC−C線に沿った断面図である。ここで、実施の形態1,2においては、構成要素の形状を理解し易くするため、板厚を省略して図を描いている。
ブーツリング1は、図1に示すように、所定長さに切断したアルミニウム等の金属帯材の両端に凸形状の雄部2と凹形状の雌部3とが形成され、略リング状に成形されている。ブーツリング1は、雄部2と雌部3とを係合させてリングに成形することによって製品とされる。
雄部2は、図1及び図2に示すように、長手方向に延出するアーム部2aの先端に幅広の係合部2bが形成されている。また、雄部2は、雌部3と長手方向に向かい合って係合される縁部、即ち、係合部2bの先端、係合部2bのアーム部2a側両側及びアーム部2aの基部両側に、それぞれ斜め上方へ折り曲げた折曲部2c〜2eが設けられている。
雌部3は、雄部2に対応する形状に成形され、図1及び図2に示すように、アーム部2aが係合するスリット3aと、スリット3aの奥部に形成され、係合部2bが係合する拡大凹部3bとを有している。ここで、雄部2や雌部3は、通常、プレス加工によって加工され、雄部2と雌部3との係合性を考慮して係合部2bは小さ目に、拡大凹部3bは大きめに加工されている。この場合、本発明においては、折曲部2c〜2eを後述するように金属帯材の面と面一の状態に折り戻すことによって、雄部2と雌部3の係合部分に形成される隙間を塞いでいる。このため、折曲部2c〜2eは、折り戻したときに雄部2と雌部3の係合部分に殆ど隙間が残ることのないように高精度に加工する。
上述のように、ブーツリング1は、雄部2の5箇所に折曲部2c〜2eが設けられていることから、雄部2と雌部3とを係合させたときに、図3に示すように、雄部2と雌部3の係合部分に隙間CLが長手方向に確保される。このため、隙間が殆どない従来の場合に比べると、係合作業を非常に容易に行うことができる。ここで、図3においては、隙間CLを明示するため、折曲部2c〜2eを省略している。
そして、雄部2と雌部3とを係合させた後、雄部2と雌部3の係合部分を治具によって押圧し、折曲部2c〜2eを金属帯材の面と面一の状態に戻せば、隙間CLが折曲部2c〜2eによって塞がれる。例えば、図4は、治具5によって折曲部2cを押圧する状態を示している。これにより、折曲部2cは、図5に示すように、金属帯材、即ち、雌部3の面と面一の状態となり、隙間CLが折曲部2cによって塞がれる。これにより、雄部2と雌部3は、殆ど隙間がない状態に係合して安定した係合強度が確保され、簡単に外れ難くなる。このようにして隙間CLが折曲部2c〜2eによって塞がれた状態のブーツリング1を図6に示す。このようにして加工されたブーツリング1は、この状態で半製品として出荷したり、更に、締め付け機等によって外周から締め付けたりすることで、雄部2と雌部3の係合強度を更に強化した後、出荷される。
ここで、折曲部は、雄部又は雌部の長手方向に向かい合って係合される少なくとも一部の縁部に設けてあれば、雄部2側ではなく、雌部3側に設けてもよく、例えば、図7に示すように、拡大凹部3bの奥部と、拡大凹部3bのスリット3a側の両側に折曲部3c,3dを、雌部3端部のスリット3a両側に折曲部3eを、それぞれ設けてもよい。また、折曲部は、図8に示すように、雄部2側に折曲部2c〜2eを設けると共に、雌部3側に折曲部3c〜3eを設けると、雄部2と雌部3の長手方向に一層大きな隙間CLを形成することができる。
また、ブーツリング1は、図9に示すように、係合部2bの先端及びアーム部2aの基部両側の計3箇所に折曲部2c,2eを設けても、雄部2と雌部3の係合部分に長手方向に沿って隙間CL1〜CL3を5箇所確保することができる(図10参照)。この場合、ブーツリング1は、雄部2と雌部3とを係合させた後、図10に示すように、長手方向に沿って矢印で示す方向に引っ張る。すると、ブーツリング1は、図11に示すように、5箇所の隙間CL1〜CL3を3箇所の隙間CL1,CL3に集約させることができる。即ち、ブーツリング1は、折曲部2c,2eとすることによって、折曲部の数が低減され、雄部2の加工が容易になる。
更に、ブーツリング1は、図12に示すように、係合部2bのアーム部2a側両側の2箇所に折曲部2dを設けても、雄部2と雌部3の係合部分に長手方向に沿って隙間CL1〜CL3を5箇所確保することができる(図13参照)。この場合、ブーツリング1は、雄部2と雌部3とを係合させた後、長手方向に沿って押すことによって、図13に示すように、5箇所の隙間CL1〜CL3を2箇所の隙間CL2に集約させることができる。即ち、ブーツリング1は、折曲部2dとすることによって、折曲部の数が更に低減され、雄部2の加工が一層容易になる。ここで、図10,11,13,14においても、隙間CLを明示するため、折曲部2c〜2eを省略している。
ここで、折曲部は、金属帯材の両端に形成した雄部2と雌部3とを係合させてリングに成形する際に、長手方向に作用する弾性力によって雄部2と雌部3の長手方向における位置決めが難しいことを考慮し、長手方向における隙間を確保している。この場合、雄部2と雌部3は、幅方向における位置は略一定していることから、幅方向における隙間はあまり必要としない。但し、幅方向の隙間を確保する必要があるときには、雄部2又は雌部4は、幅方向に向かい合って係合される縁部に折曲部を設ければよい。
(実施の形態2)
次に、本発明にかかるブーツリングの実施の形態2について説明する。実施の形態2にかかるブーツリングは、実施の形態1のブーツリングが長手方向における隙間を確保するのに対し、長手方向に加えて幅方向の隙間も確保している。図15は、実施の形態2にかかるブーツリング10を示す斜視図である。図16は、図15に示すブーツリング10のB部を拡大し、係合させた雄部と雌部を示す平面図である。
雄部11は、図15に示すように、長手方向に延出するアーム部11aの先端に係合部11bが形成されている。このとき、アーム部11a及び係合部11bは、それぞれ雌部12側が幅狭になるように形成されている。また、雄部11は、雌部12と長手方向に向かい合って係合される一部の縁部、即ち、係合部11bのアーム部11a側両側に斜め上方へ折り曲げた折曲部11dが設けられている。
雌部12は、雄部11に対応する形状に成形され、図15に示すように、アーム部11aが係合するスリット12aと、スリット12aの奥部に形成され、係合部11bが係合する拡大凹部12bとを有している。スリット12a及び拡大凹部12bは、アーム部11a及び係合部11bの形状に対応して奥部側が幅狭になるように形成されている。このとき、拡大凹部12bは、係合部11bよりも僅かに大きく、奥部側の形状が雄部11の係合部11bの形状と一致するように成形されている。
以上のように、ブーツリング10は、雄部11の2箇所に折曲部11dが設けられ、拡大凹部12bは、係合部11bよりも僅かに大きく、奥部側の形状が雄部11の係合部11bの形状と一致するように成形されている。このため、ブーツリング10は、図16に示すように、雄部11と雌部12との間の、アーム部11a及び係合部11bの外側に隙間CLを長手方向及び幅方向に確保することができる。このため、ブーツリング10は、雄部11と雌部12とを容易に係合させることができる。
しかも、ブーツリング10は、拡大凹部12bが、係合部11bよりも僅かに大きく、奥部側の形状が雄部11の係合部11bの形状と一致するように成形されている。このため、ブーツリング10は、雄部11と雌部12とが係合する方向へ押し付けると(図16の矢印参照)、アーム部11a及び係合部11bの外側に形成されていた隙間CLが、図17に示すように、折曲部11dに隣接した2箇所に集約される。この状態で、ブーツリング10は、2箇所の折曲部11dを、治具等によって板面と面一の元の状態に戻せば、図18に示すように、隙間CLが塞がれる。これにより、雄部11と雌部12は、殆ど隙間がない状態に係合して安定した係合強度が確保され、簡単に外れ難くなる。このようにして加工されたブーツリング10は、この状態で半製品として出荷したり、更に、締め付け機等によって外周から締め付けたりすることで、雄部11と雌部12との係合強度を更に強化した後、出荷される。
(実施の形態3)
次に、本発明にかかるブーツリングの実施の形態3について説明する。実施の形態3にかかるブーツリングは、雄部と雌部の厚さ方向への動きを規制する規制部が設けられている。図19は、実施の形態3にかかるブーツリング20の要部を示す斜視図である。図20は、図19に示すブーツリングの雄部と雌部に設けられる規制部の一例を示す斜視図である。
ブーツリング20は、図19に示すように、互いに係合させる雄部21と雌部22に、規制部として段部21f,22fが設けられている。段部21f,22fは、長手方向に向かい合って係合される折曲部以外の他の縁部に設ける。即ち、雄部21は、折曲部21dが設けられていない係合部21bの先端及びアーム部21aの基部両側に段部21fが設けられている。また、雌部22は、拡大凹部22bの奥部及び雌部22端部のスリット22a両側に段部22fが設けられている。
ここで、段部21f,22fは、雄部21と雌部22の厚さ方向への動きを規制するものであることから、図20に示すように、互いに凹部Pdと凸部Ppとが対向する、いわゆる腰掛け継ぎの形状とする。あるいは、雄部21及び雌部22は、図21に示す規制部21g,22gのように、隣接するテーパ面F1,F2の傾斜が異なり、対向するテーパ面F1,F2が面一に当接する、いわゆるそぎ継ぎの形状とする。
ブーツリング20は、以上のような段部21f,22f或いは規制部21g,22gを設けるので、雄部21と雌部22とを係合させたときに、段部21f,22fや規制部21g,22gによって係合状態が保持されると共に、雄部と雌部との間に隙間が生じず、厚さ方向に外れ難くなる。また、雄部21と雌部22とを係合させた後、折曲部21dを元の状態に戻せば、雄部21と雌部22は、隙間が塞がれて、安定した係合強度が確保され、簡単に外れ難くなる。
ここで、ブーツリング20は、雄部21と雌部22の折曲部21dに対応する位置に、折曲部21dに代えて規制部を設けてもよい。また、実施の形態2のブーツリング10は、図16において、折曲部を設けていないアーム部11aの基部両側の部分P1及び係合部11bの先端の部分P2に、規制部を設けてもよい。
尚、本発明のブーツリングは、雄部の幅方向両側に、引張り力に対して幅方向への広がりを規制する突起を設けてもよい。例えば、図22に示すブーツリング25は、雌部27と係合する雄部26の幅方向両側に規制突起26hが設けられると共に、係合部26bのアーム部26a側両側に折曲部26dが設けられ、アーム部26aの基部両側とスリット27aの両側が当接する部分P1及び係合部26bの先端と拡大凹部27bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。また、図23に示すブーツリング30は、雌部32と係合する雄部31の幅方向一方に規制突起31hが設けられると共に、係合部31bのアーム部31a側の一方に折曲部31dが設けられ、アーム部31aの基部両側とスリット32aの両側が当接する部分P1及び係合部31bの先端と拡大凹部32bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。更に、図24に示すブーツリング35は、雌部37と係合する雄部36の幅方向両側に規制突起36hが設けられると共に、係合部36bが幅方向の2個所に形成されている。そして、ブーツリング35は、係合部36bのアーム部36a側両側に折曲部36dが設けられ、アーム部36aの基部両側とスリット37aの両側が当接する部分P1及び係合部26bの先端と拡大凹部37bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。
一方、本発明のブーツリングは、雄部に形成される係合部に、引張り力に対して幅方向への広がりを規制する突起を設けてもよい。例えば、図25に示すブーツリング40は、雌部42と係合する雄部41の係合部41bに、引張り力に対して幅方向への広がりを規制する突起を兼ねた折曲部41dが設けられている。そして、ブーツリング40は、アーム部41aの基部両側とスリット42aの両側が当接する部分P1及び係合部41bの先端と拡大凹部42bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。また、図26に示すように、ブーツリング45は、雌部47と係合する雄部46に係合部46bが幅方向の2個所に形成され、係合部46bのアーム部46a側両側に引張り力に対して幅方向への広がりを規制する突起を兼ねた折曲部46dが設けられている。そして、ブーツリング45は、各アーム部46aの基部両側とスリット47aの両側が当接する部分P1及び各係合部46bの先端と拡大凹部47bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。更に、図27に示すブーツリング50は、雌部52と係合する雄部51に係合部51bが長手方向に沿った2個所に形成され、各係合部51bの後部両側に引張り力に対して幅方向への広がりを規制する突起を兼ねた折曲部51dが設けられている。そして、ブーツリング50は、アーム部51aの基部両側とスリット52aの両側が当接する部分P1及び前部側の係合部51bの先端と拡大凹部52bとが当接する部分P2に、規制部が設けられている。
以上のように、本発明にかかるブーツリングは、自動車等の車両で使用する等速ジョイントに有用であり、特に、雄部と雌部とを隙間なく係合させるブーツリングに適している。
この発明の実施の形態1であるブーツリング1を示す斜視図である。 図1のA部拡大図である。 図1に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部を拡大して示す平面図である。 図3のC−C線に沿った断面図である。 図4の折曲部を雌部の面と面一の状態となる元の状態に戻した断面図である。 図1に示すブーツリングにおいて、雄部と雌部とを係合し、折曲部を金属帯材の面と面一の状態に戻した状態の斜視図である。 折曲部を雌部側に設けた実施の形態1の変形例を示す要部拡大図である。 折曲部を雄部側及び雌部側に設けた実施の形態1の他の変形例を示す要部拡大図である。 折曲部の数を減らした実施の形態1の他の変形例を示す斜視図である。 図9に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部を拡大して示す平面図である。 図9に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部における隙間が集約された状態を示す平面図である。 折曲部の数を更に減らした実施の形態1の他の変形例を示す斜視図である。 図12に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部を拡大して示す平面図である。 図12に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部における隙間が集約された状態を示す平面図である。 実施の形態2にかかるブーツリングを示す斜視図である。 図15に示すブーツリングのB部を拡大し、係合させた雄部と雌部を示す平面図である。 図15に示すブーツリングにおいて、係合させた雄部と雌部における隙間が集約された状態を示す平面図である。 図15に示すブーツリングにおいて、雄部と雌部とを係合し、折曲部を金属帯材の面と面一の状態に戻した状態における斜視図である。 実施の形態3にかかるブーツリングの要部を示す斜視図である。 図19に示すブーツリングの雄部と雌部に設けられる規制部の一例を示す斜視図である。 図19に示すブーツリングの雄部と雌部に設けられる規制部の他の例を示す斜視図である。 本発明の第1の変形例を示す要部拡大図である。 本発明の第2の変形例を示す要部拡大図である。 本発明の第3の変形例を示す要部拡大図である。 本発明の第4の変形例を示す要部拡大図である。 本発明の第5の変形例を示す要部拡大図である。 本発明の第6の変形例を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 ブーツリング
2 雄部
2a アーム部
2b 係合部
2c〜2e 折曲部
3 雌部
3a スリット
3b 拡大凹部
10 ブーツリング
11 雄部
11a アーム部
11b 係合部
11d 折曲部
12 雌部
12a スリット
12b 拡大凹部
20,25 ブーツリング
21,26 雄部
21a,26a アーム部
21b,26b 係合部
21d,26d 折曲部
21f 段部
22,27 雌部
22a,27a スリット
22b,27b 拡大凹部
22f 段部
26h 規制突起
30,35 ブーツリング
31,36 雄部
31a,36a アーム部
31b,36b 係合部
31d,36d 折曲部
31h 規制突起
32,37 雌部
32a,37a スリット
32b,37b 拡大凹部
36h 規制突起
40,45 ブーツリング
41,46 雄部
41a,46a アーム部
41b,46b 係合部
41d,46d 折曲部
42,47 雌部
42a,47a スリット
42b,47b 拡大凹部
50 ブーツリング
51 雄部
51a アーム部
51b 係合部
51d 折曲部
52 雌部
52a スリット
52b 拡大凹部
CL 隙間

Claims (3)

  1. 所望長さに切断された金属帯材の一端に設けられ、幅方向に突出した凸形状の係合部を有する雄部と、前記金属帯材の他端に設けられ、前記雄部に対応した凹形状の係合部を有する雌部とを備え、前記雄部と雌部を係合させてリング状に成形されるブーツリングであって、
    前記雄部又は前記雌部は、長手方向に向かい合って係合される少なくとも一部の縁部に折曲部が設けられていることを特徴とするブーツリング。
  2. 前記雄部は、前記係合部が先端に向かって狭くなるように形成され、
    前記雌部は、前記係合部が前記雄部の係合部に対応して係合方向奥部に向かって狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブーツリング。
  3. 前記金属帯材は、前記雄部又は前記雌部の長手方向に向かい合って係合される他の縁部に、前記雄部と前記雌部の厚さ方向への動きを規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のブーツリング。
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