JP2005289974A - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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Abstract
粧持続性に優れ、しかも成形性の向上により耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料を提供する
こと。
【解決手段】 次の成分(a)及び(b);
(a)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(b)液体油
を配合することを特徴とする固形粉末化粧料。
また、前記成分(a)の配合量が0.05〜5質量%、前記成分(b)の配合量が1〜20質量%であり、且つ、「成分(a)の配合量」/「成分(b)の配合量」が0.01〜5の範囲内であることを特徴とする前記何れかの固形粉末化粧料。
【選択図】 なし
Description
末化粧料に関するものであり、より詳細には、使用時にスポンジやマット等の小道具への
とれが良好で、伸び広がりが軽く、化粧持続性に優れ、しかも成形性の向上により耐衝撃
性に優れる固形粉末化粧料に関するものである。
粧料であり、携帯性が良いため、ファンデーションやアイシャドウ等のメーキャップ化粧
料に汎用されている剤型である。このような固形粉末化粧料は、一般的に、着色顔料、体
質顔料、光輝性顔料等からなる粉体系に油剤を加えて分散した化粧料組成物をアルミニウ
ム等の金属製や樹脂製の皿状容器に充填成形するものである。
物の耐衝撃性が悪いと、成形物が割れたり、崩れたりするので、耐衝撃性が保証された水
準になければならない。また、固形粉末化粧料は、成形物表面を小道具で擦り取り、肌に
塗布して使用されるので、小道具への取れ具合、肌への塗布感等の使用感が商品の重要な
品質となっている。
体同士の結合剤としてフィッシャトロプシュワックス等の粉末状ワックスを用いる技術(
例えば、特許文献1参照。)、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸粉末を用いる技術
(例えば、特許文献2参照。)等が挙げられる。
末は、肌に対する付着性が高いので、化粧料塗布時に伸び広がりが重く(悪く)なる場合
があった。
、化粧持続性に優れ、しかも耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料の開発が望まれていた。
酸/エイコサン二酸)グリセリルを用いることにより、上記課題が解決された固形粉末化
粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。また、(ベヘン酸/エイコサン二酸
)グリセリルと液状油とのゲルを結合剤として用いることにより耐衝撃性に優れ、使用時
にスポンジやマット等の小道具へのとれが良好で、伸び広がりが軽い固形粉末化粧料が得
られることを見出し、本発明を完成させた。
(a)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(b)液体油
を配合することを特徴とする固形粉末化粧料を提供するものである。
20質量%であり、且つ、「成分(a)の配合量」/「成分(b)の配合量」が0.01
〜5の範囲内であることを特徴とする前記固形粉末化粧料を提供するものである。
記固形粉末化粧料を提供するものである。
伸び広がりが軽く、化粧持続性に優れ、しかも耐衝撃性に優れるものである。
b)の液体油と相溶し、粉体同士の結合力を高め、成形性を向上させる成分である。この
ような(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリルは、以下の一般式(1)で表される、ベ
ヘン酸及びエイコサン二酸とグリセリンのオリゴマーエステルであり、市販品としてノム
コートHK−G(日清オイリオ社製)等を用いることができる。
〜5質量%(以下、単に「%」と略す。)が好ましく、0.1〜3%がより好ましい。成
分(a)をこの範囲で配合すれば、耐衝撃性に優れ、伸び広がりがより軽い固形粉末化粧
料を得ることができる。
の結合力を高め、成形性を向上させる成分である。このような液状油は、25℃で液状を
呈する油剤であり、通常の化粧料に用いられる液状油であれば、動物油、植物油、合成油
等の起源を問わず、炭化水素類、油脂類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アル
コール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が挙げられる。具体的に
は、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン
、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マ
カデミアンナッツ油等の油脂類、リンゴ酸ジイソステアリル、セチルイソオクタネート、
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル
、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジオクタン
酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、トリ−2−エチルヘキサン
酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、ジカプリン酸プロピレングリ
コール、トリカプリン酸グリセリル、ホホバ油等のエステル類、イソテアリン酸、オレイ
ン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール
類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレンアル
キル共変性オルガノポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油類、パーフルオロポリエーテル等のフッ素油類、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等が挙げられ、これらより一種又は二種を以上用いることができる。
の炭化水素類を選択すると、成分(a)と良好なゲルを形成することで、粉体同士の結合
力をより高めることにより成形性がより向上する。
0%が好ましく、3〜15%がより好ましい。成分(b)をこの範囲で配合すれば、小道
具へのとれがより良好で、耐衝撃性により優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
(針入度の測定方法)
レオメーター(不動工業社製)
プランジャー径:10mmΦ 上昇速度:6cm/分
進入距離:1mm 感度:200
な粉体は、通常の化粧料に用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状
、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無
機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的
には、酸化チタン、黒色酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸
化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、シリカ、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成
マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメ
クタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆マイカ、酸化
鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被覆マイカチタン、アルミニウムパウ
ダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリ
ロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パ
ウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラス
トマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリウレタンパウダー、ウー
ルパウダー、シルクパウダー、結晶セルロースパウダー、N−アシルリジンパウダー等の
有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタ
ン被覆マイカチタン、微粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マイカチタン
、酸化チタン含有シリカ、酸化亜鉛含有シリカ等の複合粉体等が挙げられ、これらを一種
又は二種以上用いることができる。尚、本発明の固形粉末化粧料におけるこれら粉体の配
合量は、特に限定されないが、60〜98.95%が好ましい。
ば、固形油、半固形油、界面活性剤、成分(a)以外の油ゲル化剤、水性成分、紫外線吸
収剤、水溶性高分子、被膜形成剤、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等
の防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合す
ることができる。
系、硬化油系、高級脂肪酸系、高級アルコール系等が挙げられる。具体的には、パラフィ
ンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシ
ュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、キャンデリラワ
ックス、カルナウバワックス、ビーズワックス、モクロウ、ゲイロウ、ジロウ、モンタン
ワックス、ステアリル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン等
のシリコーンワックス、ワセリン、ジペンタエリトリット脂肪酸(12−ヒドロキシステ
アリン酸、ステアリン酸、ロジン酸)エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、
硬化油等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
り、グリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン
脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのア
ルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコ
ール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性シリ
コーン、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤類、
アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル
−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミ
ノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤類、アルキルア
ミン塩、ポリアミンおよびアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキルアンモニウム塩、
脂環式アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤類、レシチン、N,N−ジメチル−N−
アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ
、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
ものであれば何れでもよく、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル
、デンプン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、部分架
橋型オルガノポリシロキサンエラストマー等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用
いることができる。
れるものであれば何れでもよく、例えば、水や、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ハマメリス、キュウリ、レモン、
ラベンダー、ローズ等の植物抽出液を挙げることができ、これらの一種又は二種以上を用
いることができる。
れでもよく、例えば、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、2,4,6−トリアニリノ−パラ−(カルボ−2’−エチルヘ
キシル−1’−オキシ)−1,3,5−トリアジン等のベンゾフェノン系、サリチル酸−
2−エチルヘキシル等のサリチル酸系、パラジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等のP
ABA系、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
具体的には、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導
体類、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、クインスシードガム、寒天、ゼラチン、キサン
タンガム、ローカストビーンガム、ペクチン、ジェランガム等の天然高分子類、ポリビニ
ルアルコール、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポ
リメタクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸グリセリンエステル,ポリビニルピロリドン等の
合成高分子類等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
分(b)を65℃以上で加熱溶解し、これを粉体中に均一分散し、金皿や樹脂皿等の容器
に成形する方法等が挙げられる。尚、成形方法としては、圧縮成形する方法(プレス成形
法)、成分(a)〜(b)及び粉体を配合した化粧料組成物に軽質イソパラフィン等の溶
剤を添加し、容器に充填した後、該溶剤を乾燥除去する方法(湿式成形法)等の何れでも
良いが、本発明の効果が顕著なのは、前記プレス成形法により得られる固形粉末化粧料で
ある。
イブロウ、コンシーラー等のメーキャップ化粧料、ボディーパウダー等のスキンケア化粧
料等が挙げられる。
するものではない。
実施例1〜7及び比較例1〜4:ケーキ状ファンデーション
表1〜2に示す組成のファンデーションを下記製造方法により調製し、「マットへのと
れ」、「塗布時の伸び広がり」、「耐衝撃性」の各項目について、以下に示す評価方法及
び判定基準により評価判定し、結果を併せて表1〜2に示した。
A:成分12〜18を65℃に加熱し、混合する。
B:成分1〜11をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で均一分散する。
C:BにA及び成分19を添加し、混合する。
D:Cを粉砕する。
E:Dを金皿に充填し、圧縮成形して、ケーキ状ファンデーションを得た。
化粧品評価専門パネル20名に、前記実施例及び比較例のファンデーションを使用して
もらい、「マットへのとれ」、「塗布時の伸び広がり」の其々の項目について、各自が以
下の評価基準に従って5段階評価しファンデーション毎に評点を付し、更に全パネルの評
点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
評価基準:
[評価結果] :[評 点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判 定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
前記実施例及び比較例のファンデーションをそれぞれ5個用意し、金皿に充填した状態
のまま、50cmの高さからアクリル板上に正立方向で自由落下させ、落下後の表面状態
を観察し、各ファンデーション毎に以下の評価基準により評点を付し、そしてn=5の評
点の平均点を算出し、以下の4段階の判定基準により判定した。
評価基準
[内 容] :[評 点]
変化無し : 4
僅かにヒビ割れがあるが、
使用性に問題無し : 3
ヒビ割れ、スキマ有り : 2
大きなヒビ割れやスキマ有り : 1
判定基準
[n=5の評点の平均点] :[判 定]
3.5以上 : ◎
3.0以上〜3.5未満 : ○
2.0以上〜3.0未満 : △
2.0未満 : ×
ァンデーションは、「マットへのとれ」、「塗布時の伸び広がり」、「耐衝撃性」の全て
の項目に優れた固形粉末化粧料であった。一方、成分(a)の代わりに、背景技術として
挙げた特許文献1及び2に記載の結合剤である、フィッシャートロプシュワックス粉末を
配合した比較例1及び2では、「マットへのとれ」、「塗布時の伸び広がり」が良好では
なかった。また、同様に結合剤として、ステアリン酸マグネシウム粉末を配合した比較例
3では、「耐衝撃性」が良好ではなかった。更に、付着性の高いペースト油を配合し、油
剤の配合量を高めた比較例4では、「マットへのとれ」、「塗布時の伸び広がり」が良好
ではなかった。
(成分) (%)
1.マイカ 20
2.タルク 残量
3.球状ウレタンパウダー(平均粒径6μm) 5
4.マイカチタン 10
5.赤色226号 0.5
6.群青 0.2
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
8.(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(注1) 0.5
9.スクワラン 1
10.トリオクタン酸グリセリル 0.5
11.香料 適量
(製造方法)
A:成分8〜10を65℃に加熱し、混合する。
B:成分1〜7をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で均一分散する。
C:BにA及び成分11を添加し、混合する。
D:Cを粉砕する。
E:Dを金皿に充填し、圧縮成形して、ケーキ状白粉を得た。
」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
(成分) (%)
1.マイカ 残量
2.タルク 20
3.マイカチタン 5
4.窒化ホウ素 5
5.シリコーンパウダー(注4) 3
6.群青 2
7.黄色401号 0.5
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
9.(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(注1) 2
10.スクワラン 2
11.ワセリン 1
12.ジメチルポリシロキサン 3
13.香料 適量
※注4:KSP101(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分9〜12を65℃に加熱し、混合する。
B:成分1〜8をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で均一分散する。
C:BにA及び成分13を添加し、混合する。
D:Cを粉砕する。
E:Dを金皿に充填し、圧縮成形して、ケーキ状アイシャドウを得た。
「耐衝撃性」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
(成分) (%)
1.タルク 残量
2.マイカ 20
3.マイカチタン 5
4.酸化チタン 13
5.ベンガラ 0.8
6.黄酸化鉄 2.5
7.黒酸化鉄 0.3
8.球状ポリメタクリル酸メチル(注5) 5
9.球状多孔質シリカ(注6) 5
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
11.(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(注1) 4
12.パーフルオロポリエーテル(注7) 3
13.ジメチルポリシロキサン(注8) 2
14.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7
15.オキシベンゾン 0.5
16.ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノオレート 0.5
17.香料 適量
※注5:マツモトマイクロスフェアM101(松本油脂製薬社製)
※注6:シリカマイクロビードP−1505(触媒化成工業社製)
※注7:フォンブリンHC/04(アウシモント社製)
※注8:シリコンKF96(1000cs)(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分11〜16を65℃に加熱し、混合する。
B:成分1〜10をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で均一分散する。
C:BにA及び成分17を添加し、混合する。
D:Cを粉砕する。
E:Dを金皿に充填し、圧縮成形して、ケーキ状ファンデーションを得た。
り」、「耐衝撃性」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
(成分) (%)
1.タルク 10
2.セリサイト 残量
3.窒化ホウ素 3
4.ナイロンパウダー 2
5.合成金マイカ 5
6.マイカチタン(注9) 20
7.ベンガラ被覆マイカチタン 10
8.黄酸化鉄 0.5
9.群青 0.2
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
11.ワセリン 3
12.スクワラン 2
13.(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(注1) 1
14.メチルフェニルポリシロキサン(注10) 1
15.ポリブテン(注11) 0.5
16.流動パラフィン 2
17.香料 適量
※注9:FLAMENCO RED 420C(エンゲルハード社製)
※注10:シリコンKF56(信越化学工業社製)
※注11:ポリブテン35R(出光石油化学社製)
(製造方法)
A:成分11〜16を65℃に加熱し、混合する。
B:成分1〜10をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で均一分散する。
C:BにA及び成分17を添加し、混合する。
D:Cを粉砕する。
E:Dの100質量部に対して、沸点120〜150℃の軽質流動イソパ
ラフィン60質量部を添加して、均一分散しスラリーを得る。
F:Eのスラリーを金皿に充填し、70℃で24時間乾燥して、ケーキ状
白粉を得た。
撃性」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
以上
Claims (3)
- 次の成分(a)及び(b);
(a)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(b)液体油
を配合することを特徴とする固形粉末化粧料。 - 前記成分(a)の配合量が0.05〜5質量%、前記成分(b)の配合量が1〜20質
量%であり、且つ、「成分(a)の配合量」/「成分(b)の配合量」が0.01〜5の
範囲内であることを特徴とする請求項1記載の固形粉末化粧料。 - 前記成分(a)と前記成分(b)が、ゲルを形成していることを特徴とする請求項1又
は2記載の固形粉末化粧料。
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