JP2005289480A - 二輪車用梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】二輪車をそのままの状態で安定させて輸送でき、輸送コストを低減させることも可能な、汎用性が高く場所をとらない二輪車用梱包材を提供すること。
【解決手段】梱包箱100は、スクータの全長およびハンドル幅と略同じ縦横長を有する長方形の底面板101と、底面板101にかぶせて側面および上面を形成する被覆箱102と、4枚の補強板103と、を有し、底面板101には、その長手方向の前方部分および後方部分のそれぞれに、短手方向に倒伏可能な二つの車輪挟持柱106を、車輪を挟持できる様に隔てて接合し、補強板103は、車輪挟持柱101内面の対角に当接しつつ挿抜可能とし、被覆箱は、側面となるべき面(側面部)121と上面を形成する面(上面部)122とが折り目を以て連なった平面体であって、梱包に際して箱状に折り上げ可能に形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、二輪車用梱包材に関し、特に、スクータその他の小型のオートバイや自転車などの二輪車を梱包および輸送するのに適した二輪車用梱包材に関する。
従来、二輪車用梱包材として様々なものが開発されている。例えば、特開昭62―109778号公報「車両等の梱包用緩衝体」では、発泡ポリスチロールなどによりオートバイ全体を包む緩衝体に関する技術が開示されている。また、特開昭52−72694号公報「輸出用カートンの梱包方法」では、強度を必要とする部分のみに鋼骨組を利用して強度を保ちつつ軽量化を図り、例えば、オートバイを二台格納する技術が開示されている。また、実用新案登録第3055052号公報「オートバイ運送用包装箱」では、ハンドルをきった状態のオートバイを包装するために、後輪部分についてはせり上がる斜面で固定し、前輪部分については溝により固定する包装箱に関する技術が開示されている。また、実開昭48−7475号公報「オートバイの梱包方法」では、前輪と後輪とエンジン部分を孔により位置決めおよび固定する技術が開示されている。
特開昭62―109778号公報 特開昭52−72694号公報 実用新案登録第3055052号公報 実開昭48−7475号公報
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
オートバイが輸送されるのは、新車の出荷時における輸送と、譲渡や転居に伴う移送といった中古車輸送と、の二つが存在する。ここで、メーカーが初期出荷する場合は専用の陸送車両があり梱包が不要である。一方、中古車販売業者間の陸送や、転居等に伴うオートバイの移送に際しては、引っ越し業者や宅配業者等の輸送業務をおこなう業者(以降において「輸送業者」と適宜称することとする。)に依頼する場合が通常である。
しかし、輸送業者が取り扱う対象は、原則として梱包されているものに限られる。これは、上に他の荷物を乗せたり混載できない、といった輸送車の利用効率の観点からの理由と、梱包しない状態(すなわち裸)のものは、傷がつくため保険対象とならないといった責任問題の観点からの理由に基づく。従って、専用車を用意し、オートバイの移送案件がある程度たまった時点で複数輸送する輸送パターンに依存することになり、例えば、目的地に移送されるまで1週間から2週間かかってしまうといった時間的な問題が生じていた。また、専用車で移送するため、移送コストが高い、といった問題点もあった。
これらの問題は、梱包さえできれば通常の荷物と同様に運べるので解決できるが、従来の技術では次の様な問題点があった。まず、梱包材が木枠や鉄枠であって、ものによっては分解できず場所をとってしまうなど、梱包材それ自体の保管や処分に困るという問題点があった。前述の特開昭62―109778号公報、特開昭52−72694号公報、および、実開昭48−7475号公報に開示される技術も同様な問題点を有する。また、オートバイは、完成形で移送するのが好ましく、前輪を外すなど、再組立が必要な状態で輸送するのは現実的でないという問題点があった。
なお、オートバイのうち、最も生産量および販売量が多いのは、いわゆる50cc未満のスクータその他の原動機付自転車であって、50cc以上のオートバイの3倍〜4倍も流通している。従って、比較的軽量小型の50cc未満のオートバイを効率的かつ経済的、かつ、当然のことながら安定させて輸送したい、という要請がある。ここで、例えば、実用新案登録第3055052号公報に開示される技術では、ハンドルをきってしまうので重心位置がずれ、かえって安定的に輸送できないという問題点も生じる。また、ハンドルロックをする場合の角度は車種毎に異なり、また、車輪間隔も車種毎に異なるので、梱包材に汎用性を持たせ難くなる、という問題点もあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、二輪車をそのままの状態で安定させて輸送でき、輸送コストを低減させることも可能な、汎用性が高く場所をとらない二輪車用梱包材を提供することを目的とする。
また、容易に処分でき環境問題にも配慮した二輪車用梱包材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の二輪車用梱包材は、梱包すべき二輪車の全長およびハンドル幅と略同じ縦横長を有する長方形の底面体と、底面体にかぶせて側面および上面を形成する被覆体と、4つの筋交い板体と、を有する二輪車用梱包材であって、底面体には、その長手方向の前方部分および後方部分のそれぞれに、短手方向に倒伏可能な二つの四角柱状筒体を、車輪を挟持できる様に隔てて接合し、筋交い板体は、四角柱状筒体内面の対角に当接しつつ挿抜可能とし、被覆体は、側面となるべき面と上面を形成する面とが折り目を以て連なった平面体であり、梱包に際して箱状に折り上げ可能に形成したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、筋交い板体が四角柱状筒体を補強して十分な強度を確保しつつ左右から車輪を挟むことによって二輪車を立てたまま梱包可能となる。このとき、ハンドルをきらず前輪と後輪を一直線上に並べて底面体に固定可能であるため汎用性が高く、また、重心が偏ることなく負荷が左右の四角柱状筒体に均等に分散され、運搬時の安定性も高まる。また、前輪部分と後輪部分で四角柱状筒体を分けているので前輪と後輪のタイヤの幅が異なる場合であっても底面体への固定が可能となる。更に、梱包材すべてを平板基調とすることが可能となり梱包材自身が場所をとらない。
なお、筋交い板体とは、四角柱状筒体の長さ程度の長さと、四角柱状筒体の内面対角の幅を持つ細長い板を形成する部材をいう。筋交い板体は、四角柱状筒体を補強するが、その挿入向きは、車輪側へ斜め上となる向き、すなわち、ハの字になる様にする。また、四角柱状筒体の断面は必ずしも正方形である必要はないが、筋交い板体が奏功する様に縦横比は同程度であることが好ましい。また、四角柱状筒体は、車輪を挟持できる様に隔てるが、この間隔は車輪幅であることが好ましい。なお、二輪車は、自転車であってもオートバイであってもよい。本願では、オートバイは50cc未満の原動機付自転車を含み、排気量には特に制限無く、梱包材の強度さえ担保できれば、大型のものであってもよい。
また、請求項2に記載の二輪車用梱包材は、請求項1に記載の二輪車用梱包材において、平板体の一片を残して外形を前記四角柱状筒体に内接する四角柱に折り曲げ、当該一片については更に内側に折り込み対角辺に当接させることにより前記筋交い板体を形成したことを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、四角柱状筒体が入籠となり強度をより強くでき、安定性を更に高めることが可能となる。なお、構成部材は請求項2にかかる発明においてもすべて平板基調とすることができる。
また、請求項3に記載の二輪車用梱包材は、請求項1または2に記載の二輪車用梱包材において、前方または後方の前記四角柱状筒体上面に接合させる平板体であって、四角柱状筒体上面の高さにおける車輪の断面形状が切り取られた車輪固定体を有することを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、二輪車が前後に移動しないストッパーの役割を果たす。この車輪固定体は前輪または後輪の一方にあてがえば十分であるが、通常、前輪を持ち上げる方が楽であるので前方の四角柱状筒体に接合するのが好ましい。なお、構成部材は請求項3にかかる発明においてもすべて平板基調とすることができる。
また、請求項4に記載の二輪車用梱包材は、請求項1、2または3に記載の二輪車用梱包材において、前後それぞれ二つの前記四角柱状筒体のそれぞれの外側に接し床面体の長辺に至る幅を有する四角柱状筒体であって、短手方向に倒伏可能な四角柱状筒体を有することを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、車輪を支える中央部分の四角柱状筒体を被覆体の側面により間接的に補強することが可能となる。なお、ここでいう外側とは、二輪車が配される底面体中央部分から見た外側をいうものとする。外側の四角柱状筒体は、複数(例えば片側に2つ、内側と合わせて片側計3つ)あっても良く、また、横長の四角柱状筒体を仕切によって分け、内側と外側の四角柱状筒体を一体的に形成しても良い。なお、構成部材は請求項4にかかる発明においてもすべて平板基調とすることができる。
また、請求項5に記載の二輪車用梱包材は、請求項1〜4の何れか一つに記載の二輪車用梱包材において、四角柱状筒体の短手方向に上面から底面に向けて所定深さの切り込みを入れ、当該切り込み部分に挿し込む衝立体であって、当該切り込みに嵌合し合う位置に残りの高さ分の切り込みを設けた衝立体を有することを特徴とする。
すなわち、請求項5にかかる発明は、衝立体により四角柱状筒体の強度を高め、かつ、車輪の前後への移動を防止可能となる。なお、衝立体は、前方と後方の四角柱状筒体の何れにも設けることができる。このとき、前輪部分では衝立体を車輪固定体より前方に差し込み、車輪固定体とともに前輪の移動をいっそう強固に制限する。なお、梱包する二輪車の車輪間隔が車種毎に異なるので、後輪部分では、衝立体を適切な箇所に挿入できる様に、複数の位置に切り込みを入れておいても良い。これにより、汎用性を高めつつ、後輪の移動を防止可能となる。なお、構成部材は請求項5にかかる発明においてもすべて平板基調とすることができる。
また、請求項6に記載の二輪車用梱包材は、請求項1〜5の何れか一つに記載の二輪車用梱包材において、底面体の周囲に、被覆体の側面下部と接合させる接合片を設けたことを特徴とする。
すなわち、請求項6にかかる発明は、接合片により簡便に被覆体と床面体とを一体化できる。なお、接合片は、ガムテープ留めできる程度の幅、例えば、5cm幅程度の余白を設けて構成することができる。
また、請求項7に記載の二輪車用梱包材は、請求項1〜6の何れか一つに記載の二輪車用梱包材において、素材を段ボールとしたことを特徴とする。また、請求項8に記載の二輪車用梱包材は、請求項7に記載の二輪車用梱包材において、二輪車が、自転車、または、排気量50cc未満の原動機付自転車であることを特徴とする。
すなわち、請求項7にかかる発明は、容易に処分でき、リサイクル可能かつ安価な素材により二輪車梱包材を構成することができる。なお、段ボールの厚みと強度にもよるが、請求項8に示した様に、薄い段ボールでない限り、せいぜい重量が80kg程度までの50cc未満の原動機付自転車に関しては、十分安定的に梱包および運送可能である。なお、段ボールは表面が固くないので、車体に傷を付けずに信頼性高く二輪車を輸送できるという副次的な効果も生ずる。
また、請求項9に記載の二輪車用梱包材は、梱包すべき二輪車の全長およびハンドル幅と略同じ縦横長を有する長方形の底面体と、底面体にかぶせて側面および上面を形成する被覆体と、2つの筋交い板体と、を有する二輪車用梱包材であって、底面体には、その長手方向に、短手方向に倒伏可能な二つの四角柱状筒体を、車輪を挟持できる様に隔てて接合し、筋交い板体は、四角柱状筒体内面の対角に当接しつつ挿抜可能とし、被覆体は、側面となるべき面と上面を形成する面とが折り目を以て連なった平面体であり、梱包に際して箱状に折り上げ可能に形成したことを特徴とする。
すなわち、請求項9にかかる発明は、四角柱状筒体を二本として、前輪と後輪の幅が同程度である二輪車を梱包できる。なお、請求項9にかかる発明についても、請求項2〜8に示した構成を適宜採用可能であることは言うまでもない。
以上説明した様に、本発明の二輪車梱包材は、筋交い板体が四角柱状筒体を補強して十分な強度を確保しつつ左右から車輪を挟むことによって二輪車を立てたまま梱包可能となる。このとき、ハンドルをきらず前輪と後輪を一直線上に並べて底面体に固定可能であるため梱包材の汎用性が高まり、また、重心が偏ることなく負荷が左右の四角柱状筒体に均等に分散され、運搬時の安定性も高まる。また、前輪部分と後輪部分で四角柱状筒体を分けることにより前輪と後輪のタイヤの幅が異なる場合であっても底面体への固定が可能となる。更に、梱包材すべてを平板基調とすることが可能となり梱包材自身が場所をとらない。すなわち、本発明によれば、二輪車をそのままの状態で安定させて輸送でき、輸送コストを低減させることも可能な、汎用性が高く場所をとらない二輪車用梱包材を提供することが可能となる。
更に、四角柱状筒体を入籠構造として強度をより高め、安定性を更に高めることも可能となる。また、車輪固定体により二輪車が前後に移動するのを防止し、更に安定的な輸送が可能となる。同様に、衝立体により四角柱状筒体の強度を高めるとともに、車輪の前後への移動を防ぎ、車体をより安定させて輸送可能となる。また、素材を段ボールとすることにより、容易に処分でき環境問題にも配慮した二輪車用梱包材を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明をスクータの梱包箱に適用した例について説明する。
図1は、梱包箱の底面部分を組み立てたときの斜視図である。図2は、梱包箱のうち、底面部分に補強板を挿入したときの平面図(図2(a))と正面図(図2(b))である。図3は、補強板の展開図(図3(a))と、底面部分への嵌挿時の様子(図3(b))を示した説明図である。図4は、車輪固定板の展開図である。図5は、衝立板の平面図である。図6は、被覆箱の組立時の様子を示した説明図である。図7は、スクータを梱包した様子を部分的に透過して表した梱包概要図である。
梱包箱100は、底面板101と、被覆箱102と、4枚の補強板103と、車輪固定板104と、2枚の衝立板105と、により構成される。また、梱包箱100は、すべて段ボールにより作出している。
底面板101は、スクータの全長全幅程度、例えば本例では、縦175cm横65cmの縦長の大きさの段ボール素材により構成し、それぞれの辺に幅10cmの接合片111を設けている。梱包に際しては、先に底面板101にスクータを乗せてしまうので、接合片111がない場合には、床から底面板101の端部を起こして被覆箱102の端部に接合させる必要があり作業が繁雑となってしまう。そこで、梱包箱100では、接合片111を設けて、スクータを載置後、接合片111を折り目112で折り曲げて被覆箱102と接合させ易く構成している。なお、接合端部片113により接合片111同士を接合させ合うことも可能となる。
底面板101は、前方に二つの車輪挟持柱106fを、後方に二つの車輪挟持柱106rを備え、左右から車輪を挟持する。図2(b)に示した様に、車輪挟持柱106は、中空であって、間仕切161により二つの部屋に別れている。内側には後述する補強板103が挿入されている。車輪挟持柱106は中空のため、補強板103を外せば横方向に押しつぶすことができ、底面板101を場所をとらない平面的な構成とすることもできる。
また、車輪挟持柱106fには、前輪の移動を制限し車輪挟持柱106fを補強する衝立板105を差し込む差込穴163fが空けてあり、間仕切161と車輪挟持柱106fの内側壁162の対応する位置には、それぞれ所定深さの切り込みが設けられている。更に、車輪挟持柱106fには、車輪固定板104を接合するための差込穴164が設けられている。
一方、車輪挟持柱106rには、後輪の移動を制限し車輪挟持柱106rを補強する衝立板105を差し込む差込穴163rが複数列空けてある。また、対応する位置には、車輪挟持柱106fと同様に、所定深さの切り込みが設けられている。複数列設けることにより、スクータの長さに対応させて前後の衝立板105の間隔を調整できる。
補強板103は、長方形の段ボールを折り曲げ、車輪挟持柱106に内接する角柱としつつ更に剰余させた一片を折り込んで対角を支える筋交いを形成する。補強板103をこの様に構成することで、場所をとらない一枚物でかつ車輪挟持柱106がつぶれない様に内側から簡便に補強可能となる。図3に示した様に、補強板103は、角柱構成部131と筋交構成部132とから構成される。なお、補強板103を折り上げた後は、図3(b)に示した様に、車輪挟持柱106に挿入する。図では片方に挿入する例を示しているが、中空部分のすべてに挿入しても良い。なお、図2(b)に示した様に筋交構成部132がハの字になる様に挿入して車輪を堅強に挟持する様にする。
車輪固定板104は、図4に示した様に、車輪の断面形状に長円に切り欠いた前輪格納穴141と、車輪挟持柱106の差込穴164に差し込む舌片142と、から構成されている。長円の大きさは幅9.5cm長さ38cm程度とすることができる。また、本実施の形態の場合、強度を確保するために、二つ折りにして使用する。
衝立板105は、図5に示した様に、平らな段ボールであって、切欠151により間仕切161と内側壁162の切り込みと勘合し、差込穴163fおよび差込穴163rに差し込める様にしている。なお、衝立板105も車輪固定板104と同様に二つ折りにして使用する様にしてもよい。
被覆箱102は、側面部121と上面部122とが折り目を以て連なった段ボールである。梱包時には、図6に示した様に箱状に折り上げて広げ、梱包しないときには、2面分でつぶす様にして平面的にする。
このように、本実施の形態の梱包箱によれば、スクータを立ててそのままの状態で安定させて輸送できる。梱包箱が上面も有する箱であるので、通常の輸送車で輸送でき、混載も可能となる。従って、輸送コストを低減させることもできる。また、梱包箱は、50cc未満の、大きさも略同じであるスクータ用であって、ハンドルをきらずに梱包するので、汎用性を持たせることが可能となる。更に、すべて段ボールで構成しているので、梱包後(使用後)も資源ゴミとして古紙回収等のリサイクル過程に乗せることができる。また、梱包しないときには、例えば、被覆箱内に他の構成部材をすべて差し込んで場所をとらないセットとして、管理保管できる。なお、段ボールは、スクータの重さに対して、強度を確保できるのであれば種々採用できるが、例えば、大昌株式会社製の型番「ABF K6×S×K6」などを挙げることができる。
なお、以上の構成例では、車輪挟持柱を前輪用と後輪用に分けたが、分けずに両サイドに長尺物二本により構成しても良い。
本発明の活用例として、自転車を梱包することもできる。また、段ボールの強度に応じて、50cc以上のオートバイも梱包可能である。
梱包箱の底面部分を組み立てたときの斜視図である。 梱包箱のうち、底面部分に補強板を挿入したときの平面図と正面図である。 補強板の展開図と、底面部分への嵌挿時の様子を示した説明図である。 車輪固定板の展開図である。 衝立体の平面図である。 被覆箱の組立時の様子を示した説明図である。 スクータを梱包した様子を部分的に透過して表した梱包概要図である。
符号の説明
100 梱包箱
101 底面板
102 被覆箱
103 補強板
104 車輪固定板
105 衝立板
106 車輪挟持柱
111 接合片
112 折り目
113 接合端部片
121 側面部
122 上面部
131 角柱構成部
132 筋交構成部
141 前輪格納穴
142 舌片
151 切欠
161 間仕切
162 内側壁
163,164 差込穴

Claims (9)

  1. 梱包すべき二輪車の全長およびハンドル幅と略同じ縦横長を有する長方形の底面体と、底面体にかぶせて側面および上面を形成する被覆体と、4つの筋交い板体と、を有する二輪車用梱包材であって、
    底面体には、その長手方向の前方部分および後方部分のそれぞれに、短手方向に倒伏可能な二つの四角柱状筒体を、車輪を挟持できる様に隔てて接合し、
    筋交い板体は、四角柱状筒体内面の対角に当接しつつ挿抜可能とし、
    被覆体は、側面となるべき面と上面を形成する面とが折り目を以て連なった平面体であり、梱包に際して箱状に折り上げ可能に形成したことを特徴とする二輪車用梱包材。
  2. 平板体の一片を残して外形を前記四角柱状筒体に内接する四角柱に折り曲げ、当該一片については更に内側に折り込み対角辺に当接させることにより前記筋交い板体を形成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車用梱包材。
  3. 前方または後方の前記四角柱状筒体上面に接合させる平板体であって、四角柱状筒体上面の高さにおける車輪の断面形状が切り取られた車輪固定体を有することを特徴とする請求項1または2に記載の二輪車用梱包材。
  4. 前後それぞれ二つの前記四角柱状筒体のそれぞれの外側に接し床面体の長辺に至る幅を有する四角柱状筒体であって、短手方向に倒伏可能な四角柱状筒体を有することを特徴とする請求項1、2または3に記載の二輪車用梱包材。
  5. 四角柱状筒体の短手方向に上面から底面に向けて所定深さの切り込みを入れ、
    当該切り込み部分に挿し込む衝立体であって、当該切り込みに嵌合し合う位置に残りの高さ分の切り込みを設けた衝立体を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の二輪車用梱包材。
  6. 底面体の周囲に、被覆体の側面下部と接合させる接合片を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の二輪車用梱包材。
  7. 素材を段ボールとしたことを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の二輪車用梱包材。
  8. 二輪車が、自転車、または、排気量50cc未満の原動機付自転車であることを特徴とする請求項7に記載の二輪車用梱包材。
  9. 梱包すべき二輪車の全長およびハンドル幅と略同じ縦横長を有する長方形の底面体と、底面体にかぶせて側面および上面を形成する被覆体と、2つの筋交い板体と、を有する二輪車用梱包材であって、
    底面体には、その長手方向に、短手方向に倒伏可能な二つの四角柱状筒体を、車輪を挟持できる様に隔てて接合し、
    筋交い板体は、四角柱状筒体内面の対角に当接しつつ挿抜可能とし、
    被覆体は、側面となるべき面と上面を形成する面とが折り目を以て連なった平面体であり、梱包に際して箱状に折り上げ可能に形成したことを特徴とする二輪車用梱包材。
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