JP3214845B2 - 包装函および包装方法 - Google Patents

包装函および包装方法

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JP3214845B2 JP2000209271A JP2000209271A JP3214845B2 JP 3214845 B2 JP3214845 B2 JP 3214845B2 JP 2000209271 A JP2000209271 A JP 2000209271A JP 2000209271 A JP2000209271 A JP 2000209271A JP 3214845 B2 JP3214845 B2 JP 3214845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品である組立て
済み自転車(以下 商品である自転車 または商品とし
ての自転車 と記すこともある)を包装するための包装
函および包装方法に関し、さらに詳細には、組立て済み
自転車を商品として移動・運搬するに好適な包装函およ
び包装方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】商品である自転車を運搬する従来の手段
としては、トラックなどの荷台に装着された固定装置お
よび各種のカートン類などが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
おいては、移動・運搬される自転車が露出せしめられて
おり、また、トラックなどに載せる迄の移動およびトラ
ックなどによる運搬の際に自転車を損傷する危険性が大
きく、しかも、固定装置の製作、装着に多大の費用を要
し、しかも、運搬手段はこの固定装置が装着されたトラ
ックなどに限定されており運搬手段を選択する余地がな
かった。
【0004】他方、後者は分解された自転車を収納する
ためのカートンであって、前者に比して作成が容易で、
かつ、移動・運搬される自転車を損傷する危険性が実質
的になく、しかも、自転車包装後のカートンの運搬手段
には特に制限はないとの利点を有するものの、カートン
自体は、通常は、重量が大きく、かつ、カートン内では
自転車の周囲の空隙に多量の各種の包装用緩衝材をパッ
キンとして充填して固定しなければならず、それでもな
お、カートン内での自転車の固定が不充分であり、ま
た、使用後のパッキンは、通常は、廃棄されているため
に廃棄物処理が必要となり環境汚染防止上問題があっ
た。
【0005】本発明者は、作成が容易で、かつ、軽便
で、商品である自転車包装後の包装函の運搬手段には特
に制限はなく、しかも、移動・運搬時に商品である自転
車を損傷する危険性が実質的になく、収納された自転車
を固定するための包装用緩衝材が不要であって廃棄物の
処理が不要な、商品としての自転車移動・運搬用の包装
函および包装方法について、鋭意、検討を重ねた結果、
本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本第一発明
は、直方体の緩衝性シート材製函体に、その両側面に
函体から切り離される少なくとも1対の折曲げ片および
その両側面または正面もしくは背面に少なくとも1対の
把持孔が設けられ、該折曲げ片は側面の後部もしくは前
部または中央部に、短くとも該側面の上部稜までの間に
設けられ、かつ、両折曲げ片は対向せしめられて成る
立て済み自転車を包装するための包装函である。
【0007】また、本第二発明は、前記本第一発明の包
装函内に組立て済み自転車を収納し、該包装函の折曲げ
片を内方に折曲げ、該折曲げ片の上部を該包装函内に収
納された組立て済み自転車の上部において固着せしめて
該自転車を該包装函内に固定せしめて包装する自転車の
包装方法である。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の包装函および包装方法に
よって包装される商品としての自転車には特に制限はな
いが、通常は、二輪車が好ましいが、三輪車または四輪
車であってもよい。また、二輪車は好適には大人用のL
サイズの自転車、中人用のMサイズの自転車または小人
用のSサイズの自転車などの単席自転車であるが、複数
のサドルを有する複席自転車(以下 タンデム自転車
と記す)であってもよい。また、商品としての自転車
は、通常は、組み立てられた新しい自転車であるが、中
古の自転車であってもよい。
【0009】函体の形状は直方体とされるが、その大き
さは、包装されるべき組立て済み自転車の大きさに応じ
て決定される。その縦横および高さはそれぞれ、包装さ
れるべき組立て済み自転車が、たとえば、Lサイズの自
転車の場合には、175〜185cm程度、50〜60cm
程度および100〜110cm程度、また、Sサイズの自
転車の場合には、120〜130cm程度、50〜60cm
程度および80〜90cm程度とされる。また、包装され
るべき自転車がMサイズの自転車の場合には、前記のL
サイズの自転車の場合とSサイズの自転車の場合との中
間の大きさとされる。また、包装されるべき組立て済み
自転車が2個のサドルを有するタンデム自転車(以下
二席タンデム自転車 と記す)の場合には、縦の長さ
は、前記Lサイズの自転車の場合の縦の長さの1.4〜
1.6倍程度とされる。
【0010】函体の材料とされる緩衝性シート材として
は、通常は、紙製または合成樹脂製の段ボールが使用さ
れるが、紙製の段ボールが好ましい。段ボールとして
は、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボールおよ
びトリウォール段ボールのいずれをも使用し得るが、就
中、両面段ボールが最も好ましい。また、緩衝性シート
材としてボール紙を使用することもできる。
【0011】函体の各側面には、該函体から切り離され
少なくとも1個、両側面について1対の折曲げ片が設
けられる。折曲げ片は函体の両側面のそれぞれの後部も
しくは前部または中央部に設けられるが、後部もしくは
前部が好ましい。さらに、後部、前部および中央部のい
ずれかの2箇所以上に設けることもできる。該折曲げ片
包装函内に収納された組立て済み自転車を該包装函内
に固定するためのものであって、折曲げ片は函体の内方
に折り曲げられその上部が包装函内に収納された組立て
済み自転車の上部の後部もしくは前部または中央部にお
いて固着せしめられる。折曲げ片が固着せしめられる
立て済み自転車の上部には、自転車が単席自転車である
場合には、単席自転車の後部にある上パイプ後部、サド
ル、荷台および後輪泥除けなど、単席自転車の前部にあ
る上パイプ前部、ハンドルおよび前輪泥除けなどならび
に単席自転車の中央部にある上パイプ中央部などがあ
る。
【0012】また、二席タンデム自転車における上部に
は、後部として後部サドル、荷台および後輪泥除け、前
部として前輪泥除けおよびハンドル、中央部として前部
サドルなどがある。折曲げ片の上部が固着される前記の
部分を総称して、以下 上部固着部 と記すことがあ
る。単席自転車においては自転車後部の上部固着部が好
ましく、就中、サドルが最も好ましい。
【0013】1対の折曲げ片は函体の各側面において、
固着せしめられるべき組立て済み自転車の上部固着部に
対応する位置に設けられる。本発明において、側面と
は、函体の上面の長辺(縦)から垂下する平面、また、
正面および背面とはそれぞれ函体の上面の短辺(横)か
ら垂下する平面と定義される。函体の両側面に設けられ
る折曲げ片同士は函体の長軸線を対称軸として互いに実
質的に線対称の位置とされて対向せしめられているが、
僅かに、偏奇していてもよい。包装されるべき組立て済
自転車がLサイズの自転車、Mサイズの自転車および
Sサイズの自転車などの単席自転車の場合には、折曲げ
片は、通常は、両側面について1対設けられる。また、
包装されるべき組立て済み自転車が二席タンデム自転車
の場合には、たとえば、上部固着部の前部、後部または
中央部のいずれかの少なくとも2箇所のそれぞれについ
て各1対を設けることができるし、また、前部または後
部について各1対を設けることもできる。両者のうち、
包装函内で収納された組立て済み二席タンデム自転車
が、一層、確実に固定せしめられることから前者が好ま
しく、後部および中央部の2箇所に、または、中央部お
よび前部の2箇所にそれぞれ各1対の折曲げ片を設ける
ことが特に好ましい。
【0014】折曲げ片は、函体の長軸線と実質的に直交
する実質的な長方形とされるが、僅かに斜めとされた実
質的な平行四辺形とすることもできる。折曲げ片の下部
の辺(以下 下辺 と記す)は実質的な長方形の短辺ま
たは実質的な平行四辺形の短辺とされ、その位置は、通
常は、固着されるべき自転車の上部固着部と実質的に同
一な平面上乃至下方とされる。
【0015】折曲げ片の長さは短くともその上部の辺
(以下 上辺 と記す)が側面の上部の稜とされるが、
折曲げ片を函体の内方に折り曲げた際に折曲げ片の上辺
が自転車の上部固着部に達しない場合には、折曲げ片は
函体の側面から上面にかけて設けられる。両折り曲げ片
の上辺同士の間に間隙を設けることが好ましい。この間
隙を設けることにより、自転車包装後の包装函の移動時
に、該包装函がその長軸線方向について弯曲することに
よる変形を防止できる。折曲げ片の幅は、自転車の上部
固着部を固着するに足る幅であればよく、特に制限はな
いが、通常は、20〜40cm程度とされる。また、折曲
げ片は縦方向に2〜4個に分割されていてもよい。
【0016】函体の両側面または正面もしくは背面に把
持孔が穿設される。函体の両側面に把持孔が穿設される
ことが好ましい。把持孔が函体の側面に穿設される場合
には、各側面につき前記の折曲げ片よりも前方および/
または後方に少なくとも1個の把持孔が穿設される。函
体の各側面における各1個、両側面で2個の把持孔が1
対とされる。把持孔が函体の正面また背面に穿設される
場合には、正面また背面の上部の左右のそれぞれに穿設
されることが好ましい。
【0017】しかして、この把持孔は、自転車包装後の
包装函を移動せしめる際に作業者の両手を嵌入して函体
を把持するための孔である。従って、両側面に穿設され
た1対の把持孔の間隔は1尋、すなわち、作業者の左右
に広げた両手間の間隔よりも小さくされる。自転車包装
後の包装函を手の長さの異なる複数の作業者がそれぞれ
移動せしめることを可能とするために1対の把持孔の少
なくとも一方を複数穿設し、把持孔同士の間隔の大きさ
を調節することができる。この場合には複数対の把持孔
が設けられていることになる。
【0018】包装されるべき組立て済み自転車の大きさ
によって、折曲げ片に対する把持孔の相対位置が選択さ
れる。すなわち、包装されるべき組立て済み自転車が、
たとえば、Lサイズの自転車および二席タンデム自転車
の場合には、通常は、1対の把持孔は共に折曲げ片の反
対側に、すなわち、折曲げ片が函体の後部に設けられて
いる場合には函体側面の前部に、反面、折曲げ片が函体
の前部に設けられている場合には函体側面の後部に、そ
れぞれ穿設されることが好ましい。また、包装されるべ
組立て済み自転車が、たとえば、Mサイズの自転車ま
たはSサイズの自転車などである場合には、通常は、一
方の側面の把持孔は折曲げ片よりも前方に、また、他方
の側面の把持孔は折曲げ片よりも後方に穿設されること
が好ましい。
【0019】また、包装されるべき組立て済み自転車
が、たとえば、二席タンデム自転車のような長尺の自転
車である場合において、函体側面の中央部および後部の
それぞれに1対の折曲げ片が設けられている場合には、
把持孔は函体側面において中央部の折曲げ片よりも前方
に穿設され、函体側面の中央部および前部のそれぞれに
1対の折曲げ片が設けられている場合には、把持孔は函
体側面において中央部の折曲げ片よりも後方に穿設され
る。また、包装されるべき組立て済み自転車が、たとえ
ば、二席タンデム自転車のような長尺の自転車の場合に
おいては、函体の中央部に折曲げ片を設け、函体側面に
おいて該把持孔よりも前方および後方のそれぞれに把持
孔を穿設することもできる。
【0020】折曲げ片は、包装時にはその縦方向の長辺
および上辺は切り離され、その下辺を残して切り離され
た折曲げ片は、この下辺において折り曲げ自在とされて
いる。把持孔は、包装時、移動時、運搬時にまたは前も
って横長の長方形乃至直径を上とした半円形に切り抜か
れて形成せしめられてもよく、横長の長方形の上辺であ
る長辺および半円形の直径を残して長方形および半円形
に切り離し、切り離された長方形および半円形(切り離
された長方形および半円形を以下 切り離し片と記す)
を前記の長辺および直径において折り曲げ自在とするこ
とができ、しかも、好ましい。なお、折曲げ片および把
持孔は、函体から切り離されていてもよいが、使用に際
してミシン目から切り離すべく予定個所に予めミシン目
を入れておくこともできる。また、自転車が包装された
包装函を移動せしめる際に把持孔から函体が裂ける危険
性を回避するために把持孔の周辺を補強することが好ま
しい。
【0021】商品である自転車は前記の本発明の包装函
を使用して包装される。すなわち、本発明の包装函の一
面を開いて組立て済み自転車を収納する。函体は、通常
は、緩衝性シート同士の衝合線から開かれる。しかし
て、緩衝性シート同士の衝合線は、通常は、包装函の上
面または側面に設けられるが、上面が好ましい。なお、
緩衝性シート同士の衝合線は函体の正面または裏面に設
けられていてもよい。収納の際に組立て済み自転車のハ
ンドルを自転車の長軸線方向に対して斜めとすれば函体
の全長を短くすることができるので好ましい。
【0022】組立て済み自転車が収納された包装函はそ
の開かれた面が閉められ、各側面の折曲げ片をその下辺
において函体内に折り曲げて、該折曲げ片の上部を組立
て済み自転車のサドルのような上部固着部において固着
して、組立て済み自転車は包装函内に固定せしめられ
る。折曲げ片の上部の固着には、たとえば、ガムテープ
および紙粘着テープなどの粘着テープが好適に使用され
る。また、両折曲げ片の上部同士を接着剤および粘着剤
などで固着することもできる。このようにして組立て済
自転車は本発明の包装函により包装される。このよう
にして組立て済み自転車を包装した包装函の移動は、両
側面の把持孔のそれぞれに手指を嵌入し、該包装函を持
ち上げおよび/または引き摺ることによりなされる。
【0023】
【実施例】本発明の包装函および包装方法を図面で示さ
れた実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明
は実施例に限定されるものではない。なお、図面におい
て、寸法および相対的な大きさなどは正確に示されてな
く、また、肉厚は表されていない。図面において矢印は
「前方」を示している。
【0024】図1はの組立て済みLサイズの自転車を包
装するための包装函を示す。aは該包装函の一方の側面
上方からの斜視図であり、bは該包装函の他方の側面上
方からの斜視図である。すなわち、この包装函は、紙製
の両面段ボール製の長方形の函体 1の両側面11,12の後
部に、側面11,12のそれぞれから上面13にかけて互いに
線対称の位置に折り曲げ片111,121が対向して設けられ
ており、折り曲げ片111,121の上辺同士の間には間隙13
1が設けられている。また、該折曲げ片111,121の前方
には把持孔112,122がそれぞれ設けられている。該函体
1は上面13には段ボール同士の衝合線134がある。該函
体 1は段ボール同士の衝合線134から開くことができ
る。
【0025】さらに詳細には、函体 1はその縦、横およ
び高さがそれぞれ180cm、56cmおよび103cmとさ
れている。折曲げ片111,121は縦長の長方形で、その縦
および横はそれぞれ57cmおよび30cmとされ、上部の
14cmは函体 1の上部の稜132,133を越えて上面13にか
けて設けられており、かつ、縦方向に3等分されてい
る。しかして、折曲げ片111,121はその下辺以外はミシ
ン目で画されている。折曲げ片111,121の後部の辺と函
体 1の後端との間隔は50cmとされている。また、折曲
げ片111,121のそれぞれの上辺同士の間隙131の大きさ
は28cmとされている。
【0026】把持孔112,122はいずれも横長の長方形
で、その縦および横はそれぞれ5cmおよび10cmとされ
ており、上辺を残して切り離されている。一方の把持孔
112は、その上辺が函体の上部の稜132から42cmの間隔
をあけ、かつ、前部の辺が函体 1の前端から74cmの間
隔をあけ、すなわち、後部の辺が折曲げ片111の前部の
辺から函体 1の前方へ16cmの間隔をあけて一方の側面
11に設けられている。他方の把持孔122は、その上辺が
函体 1の上部の稜133と一致せしめられ、かつ、前部の
辺が函体 1の前端から84cmの間隔をあけ、すなわち、
後部の辺が折曲げ辺121の前部の辺から函体 1の前方へ
6cmの間隔をあけて他方の側面12に設けられている。
【0027】図2は組立て済みLサイズの自転車を包装
した図1の包装函を示透視平面図である。すなわち、
図2において包装された組立て済みLサイズの自転車は
破線で示されている。函体 1の上面13の段ボール同士の
衝合線134から函体 1を開き、組立て済みLサイズの自
転車 2はそのハンドル21を自転車の長軸線に対して斜め
にして包装函内に収納され、函体 1の上面13は閉じられ
段ボール同士の衝合線134はガムテープ(図示されてい
ない)によって塞がれる。
【0028】次いで、折曲げ片111,121をその下辺にお
いて函体 1内に折り曲げ、折り曲げられた折曲げ片11
1,121の上部を該自転車 2のサドル22の上面において互
いに重複せしめてガムテープ 3(破線で示されている)
で固着して該自転車 2は固定されて包装函によって包装
されている。このようにしてLサイズの自転車 2を包装
した包装函の移動は、把持孔112,122の上辺において把
持孔112,122に対応する切り離し片を函体 1内に折り曲
げて開けられた把持孔112,122に手指を嵌入し、該包装
函を持ち上げおよび/または引き摺ることによりなされ
る。
【0029】図3は組立て済みSサイズの自転車を包装
するための包装函を示す。aは該包装函の一方の側面上
方からの斜視図であり、bは該包装函の他方の側面上方
からの斜視図である。すなわち、この包装函は、図1に
示された包装函において函体の縦の長さおよび高さがそ
れぞれ短縮され、一方の側面において折曲げ片の前方に
設けられた把持孔が2個とされ、他の側面において折曲
げ片の前方には把持孔が設けられていない代りに折曲げ
片の後方に1個の把持孔が設けられている以外には本質
的に異なる処はない。
【0030】さらに詳細には、函体 1はその縦、横およ
び高さがそれぞれ125cm、56cmおよび86cmとされ
ている。折曲げ片111,121は縦長の長方形で、その縦お
よび横はそれぞれ54cmおよび36cmとされ、上部の1
4cmは函体 1の上部の稜132,133を越えて上面13にわた
って設けられており、かつ、縦方向に2等分されてい
る。折曲げ片111,121はその後部の辺と函体 1の後端と
の間隔は32cmとされている。
【0031】一方の側面11には把持片112,113が、他方
の側面12には把持孔122が設けられている。把持孔112,
113,122はいずれも横長の長方形で、その縦および横は
それぞれ5cmおよび10cmとされており、上辺を残して
切り離されている。一方の側面11の把持孔112は、その
上辺が函体 1の上部の稜132から18cmの間隔をあけ、
かつ、前部の辺が函体 1の前端から28cmの間隔をあ
け、すなわち、後部の辺が折曲げ辺111の前部の辺から
函体 1の前方へ19cmの間隔をあけて設けられている。
把持孔113は把持孔112の直下に設けられており、把持孔
113の上辺は把持孔112の下辺からの間隔が5cmとされて
いる。
【0032】他方の把持孔122は、その上辺が函体 1の
上部の稜133と一致せしめられ、かつ、前部の辺が折曲
げ辺121の後部の辺から後方へ10cmの間隔をあけて、
すなわち、後部の辺が函体 1の後端から12cmの間隔を
あけて他方の側面12に設けられている。
【0033】図4は組立て済み二席タンデム自転車を包
装するための包装函を示す。aは該包装函の一方の側面
上方からの斜視図であり、bは該包装函の他方の側面上
方からの斜視図である。すなわち、この包装函は、図1
に示された包装函において函体の縦の長さが延長され、
各側面の折曲げ片の後方に折曲げ片1個づつが増設され
ている以外には本質的に異なる処はない。すなわち、函
体 1の縦の長さが80cm延長されて260cmとされてお
り、かつ、折曲げ片111,121は中央部の折曲げ片とさ
れ、これらの後方に折曲げ片111,121と同様な折曲げ片
114,123がそれぞれ増設され、該折曲げ片111,121の後
部の辺と該折曲げ片114,123の前部の辺との間隔は50
cmとされている。また、折曲げ片114,123のそれぞれの
上辺同士の間にも間隙135が設けられ、該間隙135の大き
さも28cmとされている。
【0034】
【発明の効果】本発明の包装函は、作成容易、かつ、軽
便で、商品である自転車包装後の包装函の運搬手段には
特に制限はなく、しかも、商品である自転車を損傷する
危険性がなく、かつ、公害源である包装用緩衝材を使用
する必要がなく、資源を節約することができ、また、本
発明の包装方法により商品である自転車は本発明の包装
函内に容易に、かつ、安定して固定され、移動・運搬に
おいて商品である自転車を損傷せしめることなしに、商
品である自転車の移動・運搬が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立て済みLサイズの自転車を包装するための
包装函を示す斜視図である。
【図2】組立て済みLサイズの自転車を包装した図1の
包装函を示す透視平面図である。
【図3】組立て済みSサイズの自転車を包装するための
包装函を示す斜視図である。
【図4】組立て済み二席タンデム自転車を包装するため
の包装函を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 函体 11 函体の側面 111 折曲げ片 112 把持孔 113 把持孔 114 折曲げ片 12 函体の側面 121 折曲げ片 122 把持孔 123 折曲げ片 13 函体の上面 131 間隙 132 函体の上部の稜 133 函体の上部の稜 134 段ボール同士の衝合線 135 間隙 2 自転車 21 自転車のハンドル 22 自転車のサドル 3 ガムテープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体の緩衝性シート材製函体に、その
    両側面に該函体から切り離される少なくとも1対の折曲
    げ片およびその両側面または正面もしくは背面に少なく
    とも1対の把持孔が設けられ、該折曲げ片は側面の後部
    もしくは前部または中央部に、短くとも該側面の上部稜
    までの間に設けられ、かつ、両折曲げ片は対向せしめら
    れて成る組立て済み自転車を包装するための包装函。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包装函内に組立て済み
    転車を収納し、該包装函の折曲げ片を内方に折曲げ、該
    折曲げ片の上部を該包装函内に収納された組立て済み
    転車の上部において固着せしめて該自転車を該包装函内
    に固定せしめて包装する自転車の包装方法。
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