JP2005287333A5 - - Google Patents
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また、本発明者らは、L−システイン分解系が抑制され、かつ、L−システインによるフィードバック阻害が低減されたセリンアセチルトランスフェラーゼ(serine acetyltransferase(EC 2.3.1.30):以下、「SAT」ともいう)を保持するエシェリヒア属細菌を用いたL−システインの製造法を開示している(特許文献3又は4参照)。これらの文献では、L−システイン分解系を抑制する手段としては、細胞中のシステインデスルフヒドラーゼ活性を低下させることが開示されている。
emrAB、emrKY、yojIH、acrEF、bcr、cusA遺伝子は、過剰発現させた際に宿主微生物に種々の薬剤に対する耐性を付与する遺伝子として知られていた(非特許文献6参照)。しかしながら、これらの遺伝子がシステイン排出能を有するかどうかは不明であった。
特表2000−504926号公報
特開平11−56381号公報
特開平11−155571号公報
特開2003−169668号公報
特許第2992010号公報
FEMS Microbiol. Lett., vol.179 (1999) p453-459
J.Bacteriol., 185, (2003) p1161-1166
J.Biol.Chem., 277(2002) p49841-49849
J.Bacteriol., Vol.183, (2001) p5803-5812
すなわち本発明は、以下のとおりである。
(1)L−システイン生産能を有し、かつ、emrAB遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(2) emrAB遺伝子が以下の(A)又は(B)の遺伝子である(1)の微生物、(A)配列番号2に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号4に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(B)配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質、及び配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(3) emrAB遺伝子が以下の(a)又は(b)の遺伝子である(1)の微生物、(a)配列番号1に示す塩基配列及び配列番号3に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(b)配列番号1に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号3に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(4) L−システイン生産能を有し、かつ、emrKY遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(5) emrKY遺伝子が以下の(C)又は(D)の遺伝子である(4)の微生物、(C)配列番号6に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号8に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(D)配列番号6に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び
配列番号8に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(6) emrKY遺伝子が以下の(c)又は(d)の遺伝子である(4)の微生物、(c)配列番号5に示す塩基配列及び配列番号7に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(d)配列番号5に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号7に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(7) L−システイン生産能を有し、かつ、yojIH遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(8) yojIH遺伝子が以下の(E)又は(F)の遺伝子である(7)に記載の微
生物、
(E)配列番号10に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(F)配列番号10に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(9) yojIH遺伝子が以下の(e)又は(f)の遺伝子である(7)の微生物、(e)配列番号9に示す塩基配列及び配列番号11に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(f)配列番号9に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号11に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(10) L−システイン生産能を有し、かつ、acrEF遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(11) acrEF遺伝子が以下の(G)又は(H)の遺伝子である(10)の微生物、
(G)配列番号14に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(H)配列番号14に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(12) acrEF遺伝子が以下の(g)又は(h)の遺伝子である(10)の微生物、
(g)配列番号13に示す塩基配列及び配列番号15に示す塩基配列を含む遺伝子、又は(h)配列番号13に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号15に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(13) L−システイン生産能を有し、かつ、bcr遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(14) bcr遺伝子が以下の(I)又は(J)の遺伝子である(13)の微生物、(
I)配列番号18に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(J)配列番号18に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(15) bcr遺伝子が以下の(i)又は(j)の遺伝子である(13)の微生物、(i)配列番号17に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(j)配列番号17に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(16) L−システイン生産能を有し、かつ、cusA遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(17) cusA遺伝子が以下の(K)又は(L)の遺伝子である(16)の微生物、
(K)配列番号20に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(L)配列番号20に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(18) cusA遺伝子が以下の(k)又は(l)の遺伝子である(16)の微生物、
(k)配列番号19に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(l)配列番号19に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(19) エシェリヒア属細菌である(1)〜(18)のいずれかの微生物。
(20) エシェリヒア・コリである(19)の微生物。
(21) さらにセリンアセチルトランスフェラーゼ活性が増強するように改変された(1)〜(20)のいずれかの微生物。
(22) (1)〜(21)のいずれかの微生物を培地で培養し、L−システインを培地中に生成蓄積させ、該培地よりL−システインを採取する、L−システインの製造法。
(1)L−システイン生産能を有し、かつ、emrAB遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(2) emrAB遺伝子が以下の(A)又は(B)の遺伝子である(1)の微生物、(A)配列番号2に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号4に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(B)配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質、及び配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(3) emrAB遺伝子が以下の(a)又は(b)の遺伝子である(1)の微生物、(a)配列番号1に示す塩基配列及び配列番号3に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(b)配列番号1に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号3に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(4) L−システイン生産能を有し、かつ、emrKY遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(5) emrKY遺伝子が以下の(C)又は(D)の遺伝子である(4)の微生物、(C)配列番号6に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号8に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(D)配列番号6に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び
配列番号8に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(6) emrKY遺伝子が以下の(c)又は(d)の遺伝子である(4)の微生物、(c)配列番号5に示す塩基配列及び配列番号7に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(d)配列番号5に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号7に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(7) L−システイン生産能を有し、かつ、yojIH遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(8) yojIH遺伝子が以下の(E)又は(F)の遺伝子である(7)に記載の微
生物、
(E)配列番号10に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(F)配列番号10に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(9) yojIH遺伝子が以下の(e)又は(f)の遺伝子である(7)の微生物、(e)配列番号9に示す塩基配列及び配列番号11に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(f)配列番号9に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号11に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(10) L−システイン生産能を有し、かつ、acrEF遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(11) acrEF遺伝子が以下の(G)又は(H)の遺伝子である(10)の微生物、
(G)配列番号14に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(H)配列番号14に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(12) acrEF遺伝子が以下の(g)又は(h)の遺伝子である(10)の微生物、
(g)配列番号13に示す塩基配列及び配列番号15に示す塩基配列を含む遺伝子、又は(h)配列番号13に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号15に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
(13) L−システイン生産能を有し、かつ、bcr遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(14) bcr遺伝子が以下の(I)又は(J)の遺伝子である(13)の微生物、(
I)配列番号18に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(J)配列番号18に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(15) bcr遺伝子が以下の(i)又は(j)の遺伝子である(13)の微生物、(i)配列番号17に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(j)配列番号17に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(16) L−システイン生産能を有し、かつ、cusA遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
(17) cusA遺伝子が以下の(K)又は(L)の遺伝子である(16)の微生物、
(K)配列番号20に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(L)配列番号20に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(18) cusA遺伝子が以下の(k)又は(l)の遺伝子である(16)の微生物、
(k)配列番号19に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(l)配列番号19に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(19) エシェリヒア属細菌である(1)〜(18)のいずれかの微生物。
(20) エシェリヒア・コリである(19)の微生物。
(21) さらにセリンアセチルトランスフェラーゼ活性が増強するように改変された(1)〜(20)のいずれかの微生物。
(22) (1)〜(21)のいずれかの微生物を培地で培養し、L−システインを培地中に生成蓄積させ、該培地よりL−システインを採取する、L−システインの製造法。
本発明において、emrAB遺伝子としてはemrA遺伝子及びemrB遺伝子を含む遺伝子をいう。これらの遺伝子は同時に発現を強化してもよいし、別々に発現強化してもよい。emrA遺伝子としては、配列番号2に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子を挙げることができる。また、emrB遺伝子としては、配列番号4に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子を挙げることができる。これらの遺伝子は、L−システイン排出能を有するタンパク質をコードする限りにおいて、上記配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子であってもよい。また、L−システイン排出能を有するタンパク質をコードする限りにおいて、上記配列と80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上相同なアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子であってもよい。なお、上記数個とは、2〜20個が好ましく、2〜10個がより好ましく、2〜5個が特に好ましい。L−システイン排出能は、例えば、上記遺伝子を導入した微生物を培養したときに培地中に排出されるL−システインの量が野生株に比べて増加するか否かを調べることによって測定することができる。
(1)システイン排出遺伝子及びシステイン生合成系を増強した菌株の構築
親株としてはJM39株(F+ cysE51 tfr-8)(Denk,D. and Bock,A., J. Gen. Microbiol., 133, 515-525 (1987))を用いた。JM39株を、pUC118に各種システイン排出遺伝子を組み込んだプラスミド(pUCemrAB、pUCemrKY、pUCyojIH、pUCacrEF、pUCbcr、pUCcusA)で各々形質転換した。各プラスミドの構築は、J.Bacteriol., Vol.183, 2001, 5803-5812のMaterials and Methods及びTable 1に記載の方法で行った。なお、pUCemrABはエシェリヒア・コリのemrR , emrA , 及びemrB遺伝子を含む3.9-kbのSalI-BamHI fragmentを含むプラスミドである。pUCemrKYはエシェリヒア・コリのevgS/A, emrK 及びemrY遺伝子を含む7.5-kbのSphI-BamHI fragmentである。pUCyojIHはエシェリヒア・コリのyojI 及びyojH遺伝子を含む4.0-kbのSalI-SphI fragmentである。pUCacrEFはエシェリヒア・コリのenvR, acrE 及びacrF遺伝子を含む5.9-kbのSalI-SphI fragmentである。pUCbcrはエシェリヒア・コリのyeiD 及びbcr遺伝子を含む2.3-kbのAccI-KpnI fragmentである。pUCcusAはエシェリヒア・コリのcusS, cusR/C/F/B 及びcusA遺伝子を含む9.0-kbのSphI-EcoRI fragmentである。形質転換株は、アンピシリン耐性を指標として選択した。得られた形質転換体について、256番目のMetがIleに置換された変異型SAT遺伝子を含有するプラスミド(pACYC256I)にて形質転換した。形質転換株は、アンピシリン耐性+クロラムフェニコール耐性を指標として選択した。なお、pACYC256IはpCEM256I(特開平11−155571)に基き、以下のようにして構築した。すなわち、pCEM256I をBamHIとSalIで切断し、得られたMet256Ile変異型SATの遺伝子(プロモーター領域含む)を同制限酵素で切断したpACYC184(NIPPON GENE社)のラージフラグメントに連結してpACYC256Iを作製した。
親株としてはJM39株(F+ cysE51 tfr-8)(Denk,D. and Bock,A., J. Gen. Microbiol., 133, 515-525 (1987))を用いた。JM39株を、pUC118に各種システイン排出遺伝子を組み込んだプラスミド(pUCemrAB、pUCemrKY、pUCyojIH、pUCacrEF、pUCbcr、pUCcusA)で各々形質転換した。各プラスミドの構築は、J.Bacteriol., Vol.183, 2001, 5803-5812のMaterials and Methods及びTable 1に記載の方法で行った。なお、pUCemrABはエシェリヒア・コリのemrR , emrA , 及びemrB遺伝子を含む3.9-kbのSalI-BamHI fragmentを含むプラスミドである。pUCemrKYはエシェリヒア・コリのevgS/A, emrK 及びemrY遺伝子を含む7.5-kbのSphI-BamHI fragmentである。pUCyojIHはエシェリヒア・コリのyojI 及びyojH遺伝子を含む4.0-kbのSalI-SphI fragmentである。pUCacrEFはエシェリヒア・コリのenvR, acrE 及びacrF遺伝子を含む5.9-kbのSalI-SphI fragmentである。pUCbcrはエシェリヒア・コリのyeiD 及びbcr遺伝子を含む2.3-kbのAccI-KpnI fragmentである。pUCcusAはエシェリヒア・コリのcusS, cusR/C/F/B 及びcusA遺伝子を含む9.0-kbのSphI-EcoRI fragmentである。形質転換株は、アンピシリン耐性を指標として選択した。得られた形質転換体について、256番目のMetがIleに置換された変異型SAT遺伝子を含有するプラスミド(pACYC256I)にて形質転換した。形質転換株は、アンピシリン耐性+クロラムフェニコール耐性を指標として選択した。なお、pACYC256IはpCEM256I(特開平11−155571)に基き、以下のようにして構築した。すなわち、pCEM256I をBamHIとSalIで切断し、得られたMet256Ile変異型SATの遺伝子(プロモーター領域含む)を同制限酵素で切断したpACYC184(NIPPON GENE社)のラージフラグメントに連結してpACYC256Iを作製した。
Claims (22)
- L−システイン生産能を有し、かつ、emrAB遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
- emrAB遺伝子が以下の(A)又は(B)の遺伝子である請求項1に記載の微生物、
(A)配列番号2に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号4に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(B)配列番号2に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質、及び配列番号4に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - emrAB遺伝子が以下の(a)又は(b)の遺伝子である請求項1に記載の微生物、
(a)配列番号1に示す塩基配列及び配列番号3に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(b)配列番号1に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号3に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。 - L−システイン生産能を有し、かつ、emrKY遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
- emrKY遺伝子が以下の(C)又は(D)の遺伝子である請求項4に記載の微生物、
(C)配列番号6に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号8に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(D)配列番号6に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号8に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - emrKY遺伝子が以下の(c)又は(d)の遺伝子である請求項4に記載の微生物、
(c)配列番号5に示す塩基配列及び配列番号7に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(d)配列番号5に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号7に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。 - L−システイン生産能を有し、かつ、yojIH遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
- yojIH遺伝子が以下の(E)又は(F)の遺伝子である請求項7に記載の微生物、
(E)配列番号10に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(F)配列番号10に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号12に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - yojIH遺伝子が以下の(e)又は(f)の遺伝子である請求項7に記載の微生物、
(e)配列番号9に示す塩基配列及び配列番号11に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(f)配列番号9に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号11に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。 - L−システイン生産能を有し、かつ、acrEF遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
- acrEF遺伝子が以下の(G)又は(H)の遺伝子である請求項10に記載の微生物、(G)配列番号14に示すアミノ酸配列を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(H)配列番号14に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質及び配列番号16に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - acrEF遺伝子が以下の(g)又は(h)の遺伝子である請求項10に記載の微生物、(g)配列番号13に示す塩基配列及び配列番号15に示す塩基配列を含む遺伝子、又は(h)配列番号13に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子及び配列番号15に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子を含む遺伝子。
- L−システイン生産能を有し、かつ、bcr遺伝子の発現が上昇するように改変された微
生物。 - bcr遺伝子が以下の(I)又は(J)の遺伝子である請求項13に記載の微生物、
(I)配列番号18に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(J)配列番号18に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - bcr遺伝子が以下の(i)又は(j)の遺伝子である請求項13に記載の微生物、
(i)配列番号17に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(j)配列番号17に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - L−システイン生産能を有し、かつ、cusA遺伝子の発現が上昇するように改変された微生物。
- cusA遺伝子が以下の(K)又は(L)の遺伝子である請求項16に記載の微生物、
(K)配列番号20に示すアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子、又は
(L)配列番号20に示すアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入又は付加されたアミノ酸配列を有し、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - cusA遺伝子が以下の(k)又は(l)の遺伝子である請求項16に記載の微生物、
(k)配列番号19に示す塩基配列を含む遺伝子、又は
(l)配列番号19に示す塩基配列を有するポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつL−システイン排出能を有するタンパク質をコードする遺伝子。 - エシェリヒア属細菌である請求項1〜18のいずれか一項に記載の微生物。
- エシェリヒア・コリである請求項19に記載の微生物。
- さらにセリンアセチルトランスフェラーゼ活性が増強するように改変された請求項1〜20のいずれか一項に記載の微生物。
- 請求項1〜21のいずれか一項に記載の微生物を培地で培養し、L−システインを培地中に生成蓄積させ、該培地よりL−システインを採取する、L−システインの製造法。
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