JP2005287195A - 保護回路及びコンバータ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異常を検出した際にハーフブリッジコンバータが昇圧コンバータよりも先に停止してしまうことを防止することが可能な保護回路及びコンバータ回路を提供することを目的とする。
【解決手段】 保護回路10は、昇圧制御IC8にMOSFET12の動作を停止させる異常信号G1を出力した後にハーフブリッジ制御IC9にMOSFET15及び16のそれぞれの動作を停止させる異常信号G2を出力することにより、MOSFET12の動作を停止させた後にMOSFET15及び16のそれぞれの動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンバータ回路における保護回路に関し、特には、昇圧コンバータとハーフブリッジコンバータとを備えるコンバータ回路において異常を検出した際の昇圧コンバータ及びハーフブリッジコンバータのそれぞれの動作制御に関する。
従来より、DC−DCコンバータの構成の一例として、例えば、スイッチング素子をオン、オフすることにより直流入力を昇圧する昇圧コンバータと、2つのスイッチング素子をそれぞれ交互にオン、オフすることにより昇圧コンバータで昇圧された直流を交流に変換するハーフブリッジコンバータと、ハーフブリッジコンバータの出力を整流及び平滑して直流出力する変換部とを備えて構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のようなDC−DCコンバータにおいて、例えば、ハーフブリッジコンバータが昇圧コンバータよりも先に停止しハーフブリッジコンバータに対して過電圧などのストレスがかからないようにするため、ハーフブリッジコンバータが停止すると昇圧コンバータを停止させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、上記のようなDC−DCコンバータにおいて、例えば、出力が過電流や過電圧となったり、昇圧コンバータに備えられるコイルやハーフブリッジコンバータのスイッチング素子が過熱するなどの異常を検出して昇圧コンバータ及びハーフブリッジコンバータのそれぞれの動作を停止させる保護回路が備えられるものがある。
特開2001−211642号(第5〜9頁、第1〜14図) 特開平11−187668号 (第3〜5頁、第1〜10図)
しかしながら、このような保護回路を備えるDC−DCコンバータにおいて、保護回路が動作することによってハーフブリッジコンバータが昇圧コンバータよりも先に停止してしまうおそれがある。このような場合、昇圧コンバータとハーフブリッジコンバータとの間に設けられるコンデンサに電荷がたまったまま昇圧コンバータが直流入力を昇圧し続け、昇圧コンバータに過電圧がかかり昇圧コンバータのスイッチング素子などが破損するおそれがある。
そこで、本発明では、異常を検出した際にハーフブリッジコンバータが昇圧コンバータよりも先に停止してしまうことを防止することが可能な保護回路及びコンバータ回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の保護回路は、第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする。
このように、異常を検出したときに異常検出回路から出力される第1の異常信号が第1の制御回路における閾値を超えると、第1のスイッチング素子の動作を停止させ、その後、第2の異常信号を比較回路から第2の制御回路に出力させているので、第1のスイッチング素子を停止させてから第2の制御回路に第2の異常信号を入力させて第2のスイッチング素子が停止するまでにタイムラグをもうけることができる。
また、本発明の保護回路は、第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における第1の閾値よりも高い第2の閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記第2の閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする。
また、本発明の保護回路は、第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号が閾値を超えた後、第2の異常信号を生成する生成回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする。
また、上記保護回路において、前記コンバータ回路は、第3のスイッチング素子を備え、前記第3のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第2のコンバータ回路の出力を整流する整流回路を備え、前記第2のスイッチング素子の動作が停止されたか否かを判定し、前記第2のスイッチング素子の動作が停止されたと判定すると、前記第3のスイッチング素子の動作を停止させる判定回路を備えるように構成してもよい。
また、本発明のコンバータ回路は、第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路と、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路とを備えるコンバータ回路であって、前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、第1のスイッチング素子が停止してから第2のスイッチング素子が停止するまでにタイムラグをもうけることができるので、第1のコンバータ回路と第2のコンバータ回路との間に設けられるコンデンサに電荷がたまったまま第1のコンバータ回路が駆動し続けることがなくなる。これにより、異常を検出した際において第1のコンバータ回路の第1のスイッチング素子を破損させることを防止させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のコンバータ回路を示す図である。
図1に示すように、コンバータ回路1は、直流入力を昇圧する昇圧部2(第1のコンバータ回路)と、昇圧部2の後段に設けられるダイオード3と、昇圧部2で昇圧された直流を交流に変換するハーフブリッジ部4(第2のコンバータ回路)と、ハーフブリッジ部4で変換された交流を整流及び平滑して直流出力する変換部5と、昇圧部2に制御信号S1を出力するドライブ回路6と、ハーフブリッジ部4に制御信号S2及びS3を出力するドライブ回路7と、ドライブ回路6に制御信号S4を出力する昇圧制御IC8(第1の制御回路)と、ドライブ回路7に制御信号S5を出力するハーフブリッジ制御IC9(第2の制御回路)と、昇圧制御IC8に異常信号G1(第1の異常信号)を出力し、ハーフブリッジ制御IC9に異常信号G2(第2の異常信号)を出力する保護回路10とを備えて構成されている。
上記昇圧部2は、コイル11と、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)12(第1のスイッチング素子)とを備えて構成されている。また、昇圧部2において、コイル11の一方の端子は直流入力のプラス側の端子に接続され、コイルの他方の端子はMOSFET12のドレイン及びダイオード3のアノードに接続されている。また、MOSFET12のソースは直流入力のマイナス側の端子に接続されている。
なお、MOSFET12の代わりにIGBTなどその他のスイッチング素子を使用してもよい。
上記ハーフブリッジ部4は、コンデンサ13及び14と、MOSFET15及び16(第2のスイッチング素子)とを備えて構成されている。また、ハーフブリッジ部4において、コンデンサ13の一方の端子はダイオード3のカソード及びMOSFET15のドレインと接続され、コンデンサ13の他方の端子はコンデンサ14の一方の端子に接続されている。また、コンデンサ14の他方の端子はMOSFET12のソース及びMOSFET16のソースに接続されている。また、MOSFET16のドレインはMOSFET15のソースに接続されている。
なお、MOSFET15及び16の代わりにIGBTなどその他のスイッチング素子を使用してもよい。
上記変換部5は、トランス17と、MOSFET18及び19(第3のスイッチング素子)と、コイル20と、コンデンサ21とを備えて構成されている。また、変換部5において、トランス17の1次側コイルのプラス端子はコンデンサ13及び14の間に接続され、トランス17の1次側コイルのマイナス端子はMOSFET15及び16の間に接続されている。また、トランス17の2次側コイルのプラス端子はMOSFET19のドレインに接続され、トランス17の2次側コイルのマイナス端子はMOSFET18のドレインに接続されている。また、コイル20の一方の端子はトランス17の2次側コイルのセンタータップに接続され、コイル20の他方の端子はコンデンサ21の一方の端子及び出力のプラス側の端子に接続されている。また、コンデンサ21の他方の端子はMOSFET18のソース、MOSFET19のソース、及び出力のマイナス側の端子に接続されている。
なお、MOSFET18及び19の代わりにダイオードを使用して整流回路を構成してもよい。
上記ドライブ回路6は、例えば、第1のトランジスタを備えて構成され、第1のトランジスタのベースに制御信号S4が入力されて第1のトランジスタがオン、オフすることにより制御信号S1を生成しその制御信号S1をMOSFET12に出力する。
上記ドライブ回路7は、例えば、図示しない第2及び第3のトランジスタを備えて構成され、第2のトランジスタのベースに制御信号S5が入力されて第2のトランジスタがオン、オフすることにより制御信号S2を生成しその制御信号S2をMOSFET15に出力する。また、第3のトランジスタのベースに制御信号S5と180度位相が異なる制御信号が入力されて第3のトランジスタがオン、オフすることにより制御信号S2と180度位相が異なる制御信号S3を生成しその制御信号S3をMOSFET16に出力する。
上記コンバータ回路1において、上記MOSFET12がオンすることによりコイル11にエネルギーが蓄えられ、上記MOSFET12がオフすることによりコンデンサ13及び14が充電される。
また、上記MOSFET15及び16がそれぞれ交互にオン、オフすることによりコンデンサ13及び14が放電されトランス17の1次側コイルに交流が発生する。
また、上記MOSFET18及び19がそれぞれMOSFET15及び16と同期して交互にオン、オフすることによりトランス17の2次側コイルに発生する交流を整流する。
また、上記コイル20及びコンデンサ21は、MOSFET18及び19で整流された交流成分を平滑して直流出力する。
また、上記保護回路10は、昇圧制御IC8に異常信号G1を出力した後にハーフブリッジ制御IC9に異常信号G2を出力することにより、MOSFET12の動作を停止させた後にMOSFET15及び16のそれぞれの動作を停止させる。
図2は、保護回路10を示す図である。
図2に示すように、保護回路10は、図1に示すコンバータ回路1の異常を検出する異常検出回路22と、トランジスタ23及び24と、コンパレータ25(比較回路)と、コンデンサ26と、抵抗27〜33とを備えて構成される。
上記保護回路10において、トランジスタ23のコレクタは抵抗27を介して電源34に接続され、トランジスタ23のエミッタは抵抗28を介してグランドに接続されている。また、抵抗29の一方の端子は電源34と抵抗27との間に接続され、抵抗29の他方の端子は昇圧制御IC8のDT(Dead Time)端子及びトランジスタ23のエミッタに接続されている。また、コンパレータ25のプラスの入力端子はトランジスタ23のエミッタに接続され、コンパレータ25のマイナスの入力端子は電源35とグランドとの間に直列に接続される抵抗30及び31の間に接続されている。抵抗30と抵抗31は、コンパレータ25のマイナス入力値が閾値Vthとなるように所望の抵抗値のものが使われている。また、コンパレータ25の出力端子は電源36とグランドとの間に直列に接続される抵抗32及び33の間及びトランジスタ24のベースに接続されている。また、コンデンサ26の一方の端子はトランジスタ24のコレクタ及びハーフブリッジ制御IC9のSS(Soft Start)端子に接続され、コンデンサ26の他方の端子はグランドに接続されている。また、トランジスタ24のエミッタはグランドに接続されている。
なお、異常検出回路22は、例えば、コンバータ回路1の入出力電圧、入出力電流、またはコイル11やMOSFET15及び16などの発熱部の温度などを検出するものであって、その検出値がある閾値を超えると所定の信号をトランジスタ23のベースに出力するものとする。
また、昇圧制御IC8は、例えば、DT端子に入力される電位(異常信号G1)が閾値Vthを超えると、制御信号S4を停止する(制御信号S4をハイレベルまたはローレベルのままにする)ものとする。
また、例えば、コンパレータ25のマイナス端子に入力される電位は昇圧制御IC8における閾値Vthに対応する電位と等しくなるように設定されているものとする。
また、ハーフブリッジ制御IC9は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御により制御信号S5を出力するものとし、コンデンサ26にたまる電荷量、すなわち、SS端子に入力される電位に応じて制御信号S5のデューティの最大値を決定しているものとする。そして、ハーフブリッジ制御IC9は、例えば、ローレベルの電位(異常信号G2)がSS端子に入力されると、制御信号S5を停止する(制御信号S5をハイレベルまたはローレベルのままにする)ものとする。
ここで、例えば、コンバータ回路1の出力電圧が異常検出回路22における閾値を超えた場合を想定する。
まず、異常検出回路22が異常を検出しトランジスタ23のベースに所定の信号を出力すると、トランジスタ23がオンしDT端子の電位が上昇する。
次に、DT端子の電位が昇圧制御IC8における閾値Vthを超えると、制御信号S4が停止する。
そして、制御信号S4が停止すると、図1に示すドライブ回路6が停止し、MOSFET12の動作が停止する。
また、コンパレータ25のプラスの入力端子に入力される電位がマイナスの入力端子に入力される電位を超えると、すなわち、DT端子の電位が昇圧制御IC8における閾値Vthを超えると、コンパレータ25の出力端子からハイレベルの信号が出力される。
そして、コンパレータ25の出力端子からハイレベルの信号が出力されてトランジスタ24がオンすると、コンデンサ26が放電される。
そして、コンデンサ26が放電されると、SS端子に入力される電位がローレベルになり制御信号S5が停止する。
そして、制御信号S5が停止すると、図1に示すドライブ回路7が停止し、MOSFET15及び16のそれぞれの動作が停止する。
このように、保護回路10は、昇圧制御IC8のDT端子に入力される電位が閾値Vthを超えた否かをコンパレータ25で判定し、DT端子に入力される電位が閾値Vthを超えたと判定すると、コンパレータ25の出力端子からハイレベルの信号を出力し、トランジスタ24をオンし、コンデンサ26を放電させ、SS端子に入力される電位をローレベルにさせて、MOSFET15及び16をそれぞれ停止させている。
これにより、保護回路10は、MOSFET12の動作を先に停止させてからMOSFET15及び16のそれぞれの動作を停止させることができる。
図3(a)は、図2に示す保護回路10により制御信号S4が停止してからSS端子に入力される電位Aがローレベルになるまでの様子を示す図である。また、図3(b)は、図2に示す保護回路10によりSS端子に入力される電位Aがローレベルになってから制御信号S5が停止するまでの様子を示す図である。なお、図3(a)及び(b)のそれぞれの縦軸は電圧を示し、図3(a)及び(b)のそれぞれの縦軸は時間を示している。また、図3(a)の横軸の1目盛は1msを示し、図3(b)の横軸の1目盛は4μsを示している。また、図3(a)において、上段に示される波形はSS端子に入力される電位Aを示し、下段に示される波形は制御信号S4を示している。また、図3(b)において、上段に示される波形はSS端子に入力される電位Aを示し、下段に示される波形は制御信号S5を示している。
図3(a)に示すように、制御信号S4が停止(図3(a)の例では、制御信号S4はハイレベル)してからSS端子に入力される電位Aがローレベルになるまでに1.2ms程度のタイムラグがある。
また、図3(b)に示すように、SS端子に入力される電位Aがローレベルになってから制御信号S5が停止する(図3(b)の例では、制御信号S5はローレベル)までにタイムラグはほとんどない。
すなわち、図3(a)及び(b)に示すように、保護回路10は、制御信号S4が停止してから制御信号S5が停止するまでに1.2ms程度のタイムラグをつくることができる。
このように、保護回路10は、制御信号S4が停止してから制御信号S5が停止するまでにタイムラグをもうけることができるので、MOSFET12の動作を先に停止させてからMOSFET15及び16のそれぞれの動作を停止させることができ、コンデンサ13及び14に電荷がたまったまま昇圧部2が駆動し続けることがなくなる。これにより、異常を検出した際において昇圧部2のMOSFET12を破損させることを防止させることができる。
なお、上記実施形態では、昇圧制御IC8における閾値Vthに対応する電位とコンパレータ25のマイナスの入力端子に入力される電位とを等しくする構成であるが、コンパレータ25のマイナスの入力端子に入力される電位を昇圧制御IC8における閾値Vthに対応する電位よりも高くなるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、コンパレータ25によりDT端子に入力される電位が閾値Vthを超えたか否かを判定しその結果に基づいてトランジスタ25をオンさせてSS端子にローレベルの電位を入力する構成であるが、異常信号G1が閾値Vthを超えると異常信号G2を生成する生成回路を備える構成としてもよい。すなわち、例えば、異常検出回路22から出力される所定の信号を抵抗、コンデンサなどで構成される遅延回路により遅延させてその遅延させた信号をトランジスタ25のベースに入力するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、昇圧部2を停止させてからハーフブリッジ部4を停止させる構成であるが、昇圧部2を停止させてからハーフブリッジ部4を停止させ、さらに、MOSFET15及び16のそれぞれの動作が停止されたか否かを判定する判定回路において、MOSFET15及び16のそれぞれの動作が停止されたと判定されると、MOSFET18及び19のそれぞれの動作を停止させるように構成してもよい。すなわち、例えば、ハーフブリッジ制御IC9のSS端子に入力される電位がローレベルになったか否かを判定するコンパレータをさらに備え、ハーフブリッジ制御IC9のSS端子に入力される電位がローレベルになったと判定されると、MOSFET18及び19のそれぞれの駆動を停止させるように構成してもよい。
また、上記実施形態において、上記昇圧部2の代わりに、例えば、MOSFETなどのスイッチング素子などで構成される降圧コンバータを採用してもよい。
また、上記実施形態において、ハーフブリッジ部4を、例えば、プッシュプル方式の二石式、フルブリッジ方式の四石式やフォワード型やフライバック型の一石式などその他の方式で構成してもよい。
本発明の実施形態のコンバータ回路を示す図である。 本発明の実施形態の保護回路を示す図である。 制御信号S4の停止から制御信号S5が停止するまでのタイムラグを示す図である。
符号の説明
1 コンバータ回路
2 昇圧部
3 ダイオード
4 ハーフブリッジ部
5 変換部
6、7 ドライブ回路
8 昇圧制御IC
9 ハーフブリッジ制御IC
10 保護回路
11 コイル
12 MOSFET
13、14 コンデンサ
15、16 MOSFET
17 トランス
18、19 MOSFET
20 コイル
21 コンデンサ
22 異常検出回路
23、24 トランジスタ
25 コンパレータ
26 コンデンサ
27〜33 抵抗
34〜36 電源

Claims (5)

  1. 第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、
    前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、
    前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路と、
    を備え、
    前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、
    前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする保護回路。
  2. 第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、
    前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、
    前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における第1の閾値よりも高い第2の閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記第2の閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路と、
    を備え、
    前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、
    前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする保護回路。
  3. 第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路とを備えるコンバータ回路において、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路であって、
    前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、
    前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号が閾値を超えた後、第2の異常信号を生成する生成回路と、
    を備え、
    前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、
    前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする保護回路。
  4. 請求項1に記載の保護回路であって、
    前記コンバータ回路は、第3のスイッチング素子を備え、前記第3のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第2のコンバータ回路の出力を整流する整流回路を備え、
    前記第2のスイッチング素子の動作が停止されたか否かを判定し、前記第2のスイッチング素子の動作が停止されたと判定すると、前記第3のスイッチング素子の動作を停止させる判定回路を備えることを特徴とする保護回路。
  5. 第1のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子がオン、オフすることにより直流入力を昇圧または降圧する第1のコンバータ回路と、第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に並列に接続されるコンデンサとを備え、前記第2のスイッチング素子がオン、オフすることにより前記第1のコンバータ回路の出力を交流に変換する第2のコンバータ回路と、前記第1のスイッチング素子の動作を制御する第1の制御回路と、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する第2の制御回路と、前記コンバータ回路の異常を検出したときに前記第1及び第2のスイッチング素子のそれぞれの動作を停止させる保護回路とを備えるコンバータ回路であって、
    前記コンバータ回路の異常を検出したときに第1の異常信号を前記第1の制御回路に出力する異常検出回路と、
    前記異常検出回路から出力される前記第1の異常信号と前記第1の制御回路における閾値とを比較し、前記第1の異常信号が前記閾値を超えた後、第2の異常信号を前記第2の制御回路に出力する比較回路と、
    を備え、
    前記第1の制御回路は、前記第1の異常信号が前記閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させ、
    前記第2の制御回路は、前記第2の異常信号が入力されると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とするコンバータ回路。


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