JP2005286250A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 静電容量の良好な耐固体電解コンデンサを提供する。
【解決手段】 誘電体酸化皮膜上に、シロキサン骨格を有する分岐構造からなり末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換したポリマーからなる第1のポリマー層を形成するとともに、この第1のポリマー層上に、重合性モノマーと酸化剤との重合反応により生成される導電性ポリマーからなる第2のポリマー層を形成した。第1のポリマー層は、シロキサン骨格を有する分岐構造からなり、そのため誘電体酸化皮膜表面の水酸基と効率よく共有結合するとともに、固体電解質層たる導電性ポリマーからなる第2のポリマー層との親和性が向上し、容量出現率を向上させることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、静電容量の良好な固体電解コンデンサに関するものである。
タンタルあるいはアルミニウム、ニオブ等のような弁作用を有する金属を利用した電解コンデンサは、陽極側対向電極としての弁作用金属を焼結体あるいはエッチング箔等の形状にして誘電体を拡面化することにより、小型で大きな容量を得ることができることから、広く一般に用いられている。特に、電解質に固体電解質を用いた固体電解コンデンサは、小型、大容量、低等価直列抵抗であることに加えて、チップ化しやすく、表面実装に適している等の特質を備えていることから、電子機器の小型化、高機能化、低コスト化に欠かせないものとなっている。
この種の固体電解コンデンサにおいて、小型、大容量用途としては、一般に、アルミニウム等の弁作用金属からなる陽極箔と陰極箔をセパレータを介在させて巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素子に駆動用電解液を含浸し、アルミニウム等の金属製ケースや合成樹脂製のケースにコンデンサ素子を収納し、密閉した構造を有している。なお、陽極材料としては、アルミニウムを初めとしてタンタル、ニオブ、チタン等が使用され、陰極材料には、陽極材料と同種の金属が用いられる。
また、固体電解コンデンサに用いられる固体電解質としては、二酸化マンガンや7、7、8、8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)錯体が知られているが、近年、反応速度が緩やかで、かつ陽極電極の酸化皮膜層との密着性に優れたポリエチレンジオキシチオフェン(以下、PEDTと記す)等の導電性ポリマーに着目した技術(特許文献1参照)が存在している。
このような巻回型のコンデンサ素子にPEDT等の導電性ポリマーからなる固体電解質層を形成するタイプの固体電解コンデンサは、以下のようにして作製される。まず、アルミニウム等の弁作用金属からなる陽極箔の表面を塩化物水溶液中での電気化学的なエッチング処理により粗面化して、多数のエッチングピットを形成した後、ホウ酸アンモニウム等の水溶液中で電圧を印加して誘電体となる酸化皮膜層を形成する(化成)。陽極箔と同様に、陰極箔もアルミニウム等の弁作用金属からなるが、その表面にはエッチング処理を施すのみである。
このようにして表面に酸化皮膜層が形成された陽極箔とエッチングピットのみが形成された陰極箔とを、セパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成する。続いて、修復化成を施したコンデンサ素子に、3,4−エチレンジオキシチオフェン(以下、EDTと記す)等の重合性モノマーと酸化剤溶液をそれぞれ吐出し、あるいは両者の混合液に浸漬して、コンデンサ素子内で重合反応を促進し、PEDT等の導電性ポリマーからなる固体電解質層を生成する。その後、このコンデンサ素子を有底筒状の外装ケースに収納し、ケースの開口部を封ロゴムで封止して固体電解コンデンサを作成する。
特開平2−15611号公報
ところで、近年、電子情報機器はデジタル化され、さらにこれらの電子情報機器の心臓部であるマイクロプロセッサ(MPU)の駆動周波数の高速化が進んでいる。これに伴って、消費電力の増大化が進み、発熱による信頼性の問題が顕在化してきたため、その対策として駆動電圧の低減化が図られてきた。
上記駆動電圧の低減化を図るため、マイクロプロセッサに高精度な電力を供給する回路として電圧制御モジュールと呼ばれるDC−DCコンバーターが広く使用されており、その出力側コンデンサには、電圧降下を防ぐためESRの低いコンデンサが多数用いられている。このような低ESR特性を有するコンデンサとして、上述したような固体電解コンデンサが実用化され、多用されている。
しかしながら、マイクロプロセッサの駆動周波数の高速化は著しく、それに伴って消費電力がさらに増大し、それに対応するために電圧降下を防ぐためのコンデンサからの供給電力のさらなる増大化が求められている。すなわち、大きな電力を短時間で供給することができなければならず、このために固体電解コンデンサには大容量化が要求されている。
なお、このような問題点は、重合性モノマーとしてEDTを用いた場合に限らず、他のチオフェン誘導体、ピロール、アニリン等を用いた場合にも同様に生じていた。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、静電容量の向上を可能とした固体電解コンデンサを提供することにある。
本発明は、静電容量のいわゆる出現率と誘電体酸化皮膜と固体電解質層の密着性の関連に着目したもので、固体電解コンデンサにおいて、誘電体酸化皮膜上に、シロキサン骨格を有する分岐構造からなり末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換したポリマー(以下分岐ポリマー誘導体)からなる第1のポリマー層を形成するとともに、この第1のポリマー層上に、重合性モノマーと酸化剤との重合反応により生成される導電性ポリマーからなる第2のポリマー層を形成したことを特徴としている。
また、前記の固体電解コンデンサにおいて、第1のポリマーの炭素数が1から30の範囲の直鎖および分岐鎖の末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換していることを特徴としている。
また、前記の固体電解コンデンサにおいて、第1のポリマーがデンドリティックポリマーであることを特徴としている。
また、前記の固体電解コンデンサにおいて、第1のポリマーが、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルアリルシロキシ)シランを単独もしくは二種以上を混合した重合体、あるいはビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)アリルシランを単独もしくは二種以上を混合した重合体から選択されるポリマーの末端に、アルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換していることを特徴としている。
また、前記の固体電解コンデンサにおいて、第1のポリマーの分子量が1000〜80000の範囲であることを特徴としている。
また、前記の固体電解コンデンサにおいて、誘電体酸化皮膜がアルミニウム、タンタル、ニオブから選択される弁金属の酸化物であり、さらに誘電体酸化皮膜が、箔状の弁金属、板状の弁金属、粉体の焼結体のいずれかの表層に形成されていることを特徴としている。
なお、前記の固体電解コンデンサにおいて、重合性モノマーが、チオフェン誘導体であり、更にチオフェン誘導体が、3,4−エチレンジオキシチオフェンであると好適である。
以上述べたように、本発明によれば、誘電体酸化皮膜上に、分岐ポリマー誘導体からなる第1のポリマー層を形成することにより、誘電体酸化皮膜と固体電解質である第2のポリマー層とを、第1のポリマー層を介して強固に密着させることができる。
すなわち、第1のポリマー層は、シロキサン骨格を有する分岐構造からなり、そのため誘電体酸化皮膜表面の水酸基と効率よく共有結合するとともに、固体電解質層たる導電性ポリマーからなる第2のポリマー層との親和性が向上し、結果として容量出現率を向上させることができるものである。
一般に、固体電解コンデンサの誘電体である陽極酸化処理により形成した誘電体酸化皮膜と導電性ポリマーとの密着性は必ずしも強固ではない。その原因としては、化学重合で導電性ポリマーを誘電体酸化皮膜上に形成させる際、使用する酸化剤が誘電体酸化皮膜を腐食させ、あるいは誘電酸化皮膜である各種の金属酸化物表面上の水酸基が導電性ポリマーとの親和性に乏しいためと考えられる。
通常、エッチング処理されたアルミニウム等の弁金属上に陽極酸化で生成させた誘電体酸化皮膜上に導電性ポリマーを形成した場合、容量の出現率(導電性ポリマーで出現した容量/液中で測定した容量)は50〜80%程度にすぎない。
これまで、誘電体酸化皮膜の保護若しくは改質のために、シランカップリング剤やポリビニルアルコール、その他の界面活性剤等のコーティング手法が用いられてきたが、ある程度の容量出現率効果は認められるものの、大幅な向上は見られていない。
通常のシランカップリング剤、ポリビニルアルコール、その他の界面活性剤の分子構造は直鎖状或いはそれに準ずる構造をしており、誘電体酸化皮膜表面に対しほぼ平行に分布し、表面を改質することが難しいことに起因するものと考えられる。
これらの知見に基づいて、特定の分岐ポリマー誘導体を用いることにより、誘電体酸化皮膜表面の水酸基との共有結合、ならびに導電性ポリマーとの親和性がともに改善され、容量出現率を向上させることができることが判明した。
固体電解コンデンサの製造方法
本発明に係る固体電解コンデンサの製造方法は以下の通りである。すなわち、表面に酸化皮膜層が形成された陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素子に修復化成を施す。
その後、このコンデンサ素子を分岐ポリマー誘導体、具体的に例示すると、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルアリルシロキシ)シランを単独もしくは二種以上を混合した重合体、あるいはビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)アリルシランを単独もしくは二種以上を混合した重合体から選択されるポリマーの末端に、アルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換している分岐ポリマー誘導体の5wt%以下、好ましくは0.01〜3wt%、さらに好ましくは0.1〜2wt%のヘキサン溶液に浸漬し、引き上げた後、40〜100℃で溶媒を蒸発させた。濃度がこの範囲未満では容量改善が十分ではなく、この範囲を超えると静電容量が低下する。
続いて、このコンデンサ素子を重合性モノマーと酸化剤の混合液に浸漬し、コンデンサ素子内で導電性ポリマーの重合反応を発生させ、固体電解質層を形成する。そして、このコンデンサ素子を外装ケースに収納し、開口端部を封ロゴムで封止し、固体電解コンデンサを形成する。
分岐ポリマー
分岐ポリマーは、例えば以下のようにして合成することができる。すなわち、還流管をつけた100mlの三口フラスコを窒素置換した後、このフラスコ中でビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン(1)2.49g(0.01mol)を50mlのTHFに溶解した。Karstedt触媒(platinum(0)−1,3−divinyl−1,1,3,3−tetramethyldisiloxane complex 0.1M in xylene)を数滴加え、IRスペクトルで完全にSi−H基が消失するまで加熱還流し、室温まで冷却した。エバポレーターで低沸点溶媒等を除去後、アセトニトリルに生成物を滴下して無色粘性液状のポリマーを得た。収率は92%であった。ポリスチレンを標準とし、THFを展開溶媒とするGPC分量測定の結果、重量平均分子量は4700であった。
分岐ポリマー誘導体
上記分岐ポリマーの誘導体は、末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換しており、これらが全てまたは選択的に置換していてもよい。
EDT及び酸化剤
重合性モノマーとしてEDTを用いた場合、コンデンサ素子に含浸するEDTとしては、EDTモノマーを用いることができるが、EDTと揮発性溶媒とを1:0〜1:3の体積比で混合したモノマー溶液を用いることもできる。
前記揮発性溶媒としては、ペンタン等の炭化水素類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ギ酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン類、メタノール等のアルコール類、アセトニトリル等の窒素化合物等を用いることができるが、なかでも、メタノール、エタノール、アセトン等が好ましい。
また、酸化剤としては、エタノールに溶解したパラトルエンスルホン酸第二鉄、過ヨウ素酸もしくはヨウ素酸の水溶液を用いることができ、酸化剤の溶媒に対する濃度は40〜65wt%が好ましく、45〜57wt%がより好ましい。酸化剤の溶媒に対する濃度が高い程、ESRは低減する。なお、酸化剤の溶媒としては、上記モノマー溶液に用いた揮発性溶媒を用いることができ、なかでもエタノールが好適である。酸化剤の溶媒としてエタノールが好適であるのは、蒸気圧が低いため蒸発しやすく、残存する量が少ないためであると考えられる。
修復化成の化成液
修復化成の化成液としては、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム等のリン酸系の化成液、ホウ酸アンモニウム等のホウ酸系の化成液、アジピン酸アンモニウム等のアジピン酸系の化成液を用いることができるが、なかでも、リン酸二水素アンモニウムを用いることが望ましい。また、浸漬時間は、5〜120分が望ましい。
他の重合性モノマー
本発明に用いられる重合性モノマーとしては、上記EDTの他に、EDT以外のチオフェン誘導体、アニリン、ピロール、フラン、アセチレンまたはそれらの誘導体であって、所定の酸化剤により酸化重合され、導電性ポリマーを形成するものであれば適用することができる。なお、チオフェン誘導体としては、下記の構造式のものを用いることができる。
続いて、以下のようにして製造した実施例及び従来例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。
表面に酸化皮膜層が形成された陽極箔と陰極箔に電極引き出し手段を接続し、両電極箔をセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成した。そして、このコンデンサ素子をリン酸二水素アンモニウム水溶液に40分間浸漬して、修復化成を行った。その後、このコンデンサ素子をビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシランの末端にアルキル基が置換した誘導体の0.01wt%ヘキサン溶液に浸漬して引き上げた後、熱処理で溶媒を除去した。
続いて、所定の容器に、EDTとp−トルエンスルホン酸第二鉄の40wt%ブタノール溶液を、その重量比が1:3となるように注入して混合液を調製し、コンデンサ素子を上記混合液に10秒間浸漬してコンデンサ素子にEDTと酸化剤を含浸した。そして、このコンデンサ素子を120℃の恒温槽内に1時間放置して、コンデンサ素子内でPEDTの重合反応を発生させ、固体電解質層を形成した。その後、このコンデンサ素子を有底筒状のアルミニウムケースに収納し、封ロゴムで封止し、固体電解コンデンサを形成した。
コンデンサ素子を上記のビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン誘導体の0.1wt%ヘキサン溶液に浸漬して引き上げた後、熱処理で溶媒を除去した。その他は、実施例1と同様の条件及び工程で固体電解コンデンサを作成した。
コンデンサ素子を上記のビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン誘導体の1.0wt%ヘキサン溶液に浸漬して引き上げた後、熱処理で溶媒を除去した。その他は、実施例1と同様の条件及び工程で固体電解コンデンサを作成した。
従来例
コンデンサ素子を上記ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン誘導体のヘキサン溶液に浸漬することなく、実施例1と同様の条件及び工程で固体電解コンデンサを作成した。
上記の方法により得られた各実施例及び従来例について、静電容量を調べたところ、表1に示すような結果が得られた。
表1から明らかなように、実施例においては、従来例と比較して、静電容量は約1.9倍〜3.8倍に上昇し、ESRも大幅に改善された。

Claims (7)

  1. 誘電体酸化皮膜上に、シロキサン骨格を有する分岐構造からなり末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換したポリマーからなる第1のポリマー層を形成するとともに、この第1のポリマー層上に、重合性モノマーと酸化剤との重合反応により生成される導電性ポリマーからなる第2のポリマー層を形成した固体電解コンデンサ。
  2. 前記第1のポリマーの炭素数が1から30の範囲の直鎖および分岐鎖の末端にアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換している請求項第1項記載のポリマー。
  3. 前記第1のポリマーがデンドリティックポリマーである請求項1または請求項2記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記第1のポリマーが、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルアリルシロキシ)シランを単独もしくは二種以上を混合した重合体、あるいはビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)アリルシランを単独もしくは二種以上を混合した重合体から選択されるポリマーの末端に、アルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基の少なくともいずれかが置換している請求項1ないし請求項3記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記第1のポリマーの分子量が1000〜80000の範囲である請求項1ないし請求項4記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記誘電体酸化皮膜がアルミニウム、タンタル、ニオブから選択される弁金属の酸化物からなる請求項1ないし請求項5記載の固体電解コンデンサ。
  7. 前記誘電体酸化皮膜が、箔状の弁金属、板状の弁金属、粉体の焼結体のいずれかの表層に形成されている請求項1ないし請求項6記載の固体電解コンデンサ。
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