JP2005286147A - 治具付プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 FPCを始めとする薄板のプリント配線板が、この表面に電子部品等が実装されるリフロー工程を経る場合において、高効率かつ低コスト生産を実現できる。
【解決手段】 表面に複数の導体パターン11が印刷された絶縁フィルム12と、絶縁フィルム12より剛性の高い支持体13、および支持体13の表面に形成された弱粘着性接着剤層14を備えた治具部15とを備え、絶縁フィルム12を、弱粘着性接着剤層14の表面に保持した状態で、導体パターンの印刷領域12aの外周縁に沿って切断することにより、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターン11を有する複数のプリント配線板16が、治具部15に着脱可能に保持されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板を始めとする薄板のプリント配線板が、この表面に電子部品等が実装されるリフロー工程を経る場合において好適な治具付プリント配線板およびその製造方法に関するものである。
周知のように、プリント配線板は、絶縁基板表面に導体パターンを備えた構成をなし、あらゆる電子機器に使用されている。近年、電子機器の小型化,軽量化に対応すべく、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを備えた、いわゆるフレキシブルプリント配線板(以下、「FPC」という)が提供されている。このFPCにおいては、前記導体パターン表面に電子部品等を実装する、いわゆる表面実装方式が広く採用されている。
この表面実装方式は、一般に次のようにして行われる。
まず、プレート状の治具表面に複数のFPCを位置決めしながら載置した後に、これらのFPCのそれぞれの外周縁部に、この外周縁近傍に位置する治具ごと、耐熱性粘着テープを貼着し、これらのFPCを治具表面に保持する。これにより、後述する、電子部品等をFPC表面に搭載する際にこのFPC表面に作用する押圧力や、リフロー工程を経ることによる加熱、冷却によってFPCに生ずる熱ひずみにより、剛性が非常に低いFPCに反りや曲げが発生することが抑制される。
次に、これらのFPCの導体パターン表面のうち、搭載する電子部品等の配設位置に対応した部分にクリームハンダを塗布した後に、この塗布部分に電子部品等を搭載し、その後、これら全体を加熱してクリームハンダを溶融、硬化させることにより、電子部品等をFPCの導体パターンに接合する(リフロー工程)。その後、前記粘着テープを治具から引き剥がし、複数のFPCを治具から各別に取外す。
ところで、前記治具では、この治具表面にFPCを保持する際に粘着テープを貼着したり、リフロー工程後に、この粘着テープを治具およびFPCから引き剥がす必要があり、製造工数の増大を招来するという問題があった。
これらの問題を解決する手段として、治具表面全体に、例えばシリコーン系樹脂からなる弱粘着性接着剤層を形成し、この層の表面にFPCを載置,保持する方法が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この場合、耐熱性およびFPCの治具表面からの剥離性が良好なため、低コストかつ高効率生産を実現できることが期待される。
特開平01−198094号公報
ところで、FPCがリフロー工程を経るに先立って、クリームハンダの配設位置に電子部品等を搭載させる手段として、現在、自動化された装置が使用されるのが一般的である。したがって、複数のFPCを治具表面に保持する際には、この治具の表面に沿った方向における所定の位置に、所定の配列となるように、すなわち整列状態となるように各別に位置決めする必要がある。
しかしながら、治具表面全体に弱粘着性接着剤層が形成された従来の構成では、リフロー工程に先立って、前述した位置決めを行う必要があることに変わりはなく、実装工程全体の工数を大幅に削減できるまでには至っていない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、FPCを始めとする薄板のプリント配線板が、この表面に電子部品等が実装されるリフロー工程を経る場合において、高効率かつ低コスト生産を実現できる治具付プリント配線板およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、表面に複数の導体パターンが印刷された絶縁フィルムと、該絶縁フィルムより剛性の高い支持体、および該支持体の表面に形成された弱粘着性接着剤層を備えた治具部とを備え、前記絶縁フィルムは、前記弱粘着性接着剤層の表面に保持された状態で、前記複数の導体パターンの各印刷領域の外周縁に沿って切断されることにより、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを有する複数のプリント配線板が、前記治具部に、着脱可能に保持されてなることを特徴とする。
この治具付プリント配線板では、表面に複数の導体パターンが印刷された絶縁フィルムに基づいて形成されるので、導体パターンの印刷領域を絶縁フィルムの表面に沿った方向における所定位置に高精度に配設することが可能になる。さらに、この絶縁フィルムを弱粘着性接着剤層の表面に保持した状態で、高精度に配設された導体パターンの印刷領域の外周縁に沿って切断することにより、複数のプリント配線板を形成するので、これらのプリント配線板を、治具部の弱粘着性接着剤層に、分割され、かつ位置決めされた状態(整列状態)で着脱可能に保持することが可能になる。
以上により、リフロー工程に先立って、複数のプリント配線板を治具に位置決めしながら保持する工程を削除することが可能になるとともに、この保持用の治具をリフロー工程を経るに当たって新たに製作、準備する必要がない。したがって、プリント配線板の導体パターン表面に電子部品等を実装する工数の大幅な削減を図ることができ、電子部品等が接合されたプリント配線板自体の製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の治具付プリント配線板において、前記複数の導体パターンの印刷領域のうち、互いに隣合う導体パターンの印刷領域同士の間に、これらの各領域の外周縁に接する枠体領域が設けられていることを特徴とする。
この治具付プリント配線板では、互いに隣合う導体パターンの印刷領域同士の間に、これらの外周縁に接する枠体領域が配設されているので、絶縁フィルムのうち、導体パターンの印刷領域の外周縁を切断して複数のプリント配線板を形成する際に、これらが位置ずれすることを抑制することが可能になる。したがって、複数のプリント配線板が治具に高精度に位置決めされた状態で保持された治具付プリント配線板を確実に実現することが可能になる。
請求項3に係る発明は、前記治具部には、保持している前記絶縁フィルムの前記導体パターンの印刷領域に対応する裏面側の領域のうち少なくとも一部に、貫通孔が穿設されていることを特徴とする。
この治具付プリント配線板では、治具部に前記貫通孔が穿設されているので、導体パターン表面に電子部品等を接合するリフロー工程を経た後に、この貫通孔にエジェクタピンを挿入し、このピンの先端面によりプリント配線板の裏面を押圧することにより、この配線板を治具部から離脱させることが可能になり、更なる高効率生産を実現することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の治具付プリント配線板において、前記弱粘着性接着剤層は、シリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂からなることを特徴とする。
この治具付プリント配線板では、弱粘着性接着剤層がシリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂により形成されているので、リフロー工程という高温下での使用においても、粘着力が増大し、弱粘着性接着剤層とプリント配線板とが密着することを抑制することが可能になるとともに、この層の組成成分の一部が溶融し、この溶融分が、プリント配線板の導体パターン表面に転写することを抑制することが可能になる。
したがって、リフロー工程後に治具部から容易にプリント配線板を離脱させることが可能になるとともに、導体パターンと電子部品等との接合不良の発生を回避することができる。
請求項5に係る発明は、絶縁フィルム表面に複数の導体パターンを印刷する印刷工程と、前記絶縁フィルムより剛性の高い支持体と、該支持体の表面に形成された弱粘着性接着剤層とを備える治具部の前記弱粘着性接着剤層の表面に、前記絶縁フィルムを保持する保持工程と、前記絶縁フィルム表面のうち、前記複数の導体パターンの各印刷領域の外周縁に沿って切断することにより、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを有する複数のプリント配線板が、前記治具部に、着脱可能に保持される切断工程とを有することを特徴とする。
この治具付プリント配線板の製造方法では、複数のプリント配線板が分割され、かつ位置決めされた状態で、治具部に着脱可能に保持された構成を確実に実現することができる。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の治具付プリント配線板の製造方法において、前記切断工程で、前記絶縁フィルムを切断することにより、互いに隣合う前記プリント配線板の外周縁に接する枠体が形成されることを特徴とする。
この治具付プリント配線板の製造方法では、互いに隣合うプリント配線板の外周縁に接する枠体が形成されるので、前記切断により得られたプリント配線板が治具部の表面に沿った方向に位置ずれすることを抑制することが可能になる。これにより、プリント配線板の導体パターン表面のうち所定位置にクリームハンダを塗布した後に、この塗布部分に電子部品等を搭載させる際に、この電子部品等の把持部がプリント配線板に接触することによって、この配線板に治具部の表面に沿った方向に位置ずれする力が作用したとしても、前記枠体によりこの位置ずれを拘束することが可能になる。したがって、例えばプリント配線板を搬送しながら、この配線板に複数の電子部品等を各別に、自動化された装置により搭載する場合において、全ての電子部品等を適切な位置に配置することができるので、高精度実装を実現することが可能になる。
この発明に係る治具付プリント配線板およびその製造方法によれば、FPCを始めとする薄板のプリント配線板が、この表面に電子部品等が実装されるリフロー工程を経る場合において、高効率かつ低コスト生産を実現することができる。
以下、本発明に係る治具付プリント配線板の一実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。
治具付プリント配線板10は、これらの図に示すように、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターン11を有する複数のプリント配線板16、および隣合うプリント配線板16,16同士の間に、これらの配線板16,16の外周縁に接するように配設された枠体17を有する絶縁フィルム12と、この絶縁フィルム12より剛性の高い支持体13、およびこの支持体13の表面に形成された弱粘着性接着剤層14を有する治具部15とを備え、弱粘着性接着剤層14の表面に絶縁フィルム12が保持された構成となっている。
複数のプリント配線板16はそれぞれ、絶縁フィルム12の表面に沿った方向のうち一定方向を向いて治具部15に保持されており、かつ隣合うプリント配線板16,16同士の間隔は全て略同一となっている。すなわち、複数のプリント配線板16は、分割され、かつ整列状態で治具部16に保持されている。
治具部15には、保持している絶縁フィルム12のプリント配線板16に対応する裏面側の領域15aの略中央部に貫通孔15bが穿設されている。
治具部15の弱粘着性接着剤層14は、加熱前後での粘着力の変動が小さく、かつ例えば300℃以上の加熱温度下において、この接着剤層14を組成する成分の溶出量を最小限に抑制できる材質として、例えばシリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂により形成されている。なお、この弱粘着性接着剤層14の粘着力は例えば10g/cm以上2000g/cm以下に設定されている。また、フッ素系樹脂の場合、未重合の低分子量成分が含有されていないため、プリント配線板16への前記低分子量成分の転写発生を抑制することができるとともに、加熱前後での粘着力の変動発生を抑制することができる。
治具部15の支持体13は、リフロー工程における熱負荷により溶融、変形することがない材質として、例えばガラス繊維が含有されたエポキシ樹脂等により形成され、この厚さは、プリント配線板16の導体パターン11に接合する電子部品等の種類、数量等に応じて適宜決定される。例えば、電子部品等をプリント配線板16に搭載する際に支持体13に負荷される押圧力や、リフロー工程における加熱温度、加熱時間により支持体13に発生する熱ひずみによって、支持体13に曲げや反りが生じないような厚さに設定される。
以上のように構成された治具付プリント配線板10の製造方法について説明する。
まず、絶縁フィルム12の表面のうち、整列状態で設定された複数の導体パターンの印刷領域12a内に各別に、この絶縁フィルム12の表面に沿った方向のうち一定方向に向けて導体パターン11を印刷する(印刷工程)。ここで、複数の導体パターンの印刷領域12aのうち、互いに隣合う導体パターンの印刷領域12a同士の間は、所定の距離を有した枠体領域17とされており、絶縁フィルム12全体の外周縁部も同様の枠体領域17とされている。すなわち、絶縁フィルム12の表面のうち、導体パターンの印刷領域12aの非形成部が、枠体領域17とされている。
また、支持体13の表面に弱粘着性接着剤層14を形成した後に、保持した絶縁フィルム12の導体パターンの印刷領域12aに対応する裏面側の領域15aの略中央部に、貫通孔15bを穿設して治具部15を形成する。
そして、治具部15の弱粘着性接着剤層14の表面に、絶縁フィルム12を載置、保持した後に(保持工程)、絶縁フィルム12の表面のうち、導体パターンの印刷領域12aの外周縁に沿って切断する(切断工程)。これにより、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターン11を有する複数のプリント配線板16と、隣合うプリント配線板16同士の間に、これらの配線板16,16の外周縁に接した状態で配設される枠体17とを備える絶縁フィルム12が形成されることによって、治具部15に、複数のプリント配線板16が、分割され、かつ整列状態で保持されてなる治具付プリント配線板10が形成される。ここで、前記切断の際に、絶縁フィルム12の厚さ方向の全域のみならず、弱粘着性接着剤層14の表面部分までを、少なくとも弱粘着性接着剤層14を平面視したときに視認できる程度まで切断する。
このように形成された治具付プリント配線板10は、プリント配線板16を治具部15の表面に沿った方向に位置決めして保持する工程を経ることなく、この状態で直接、図示しない搬送路に配置、搬送され、クリームハンダ塗布工程、電子部品等搭載工程、およびリフロー工程等を順次経る。その後、治具付プリント配線板10は同様にして搬送され、図示しないエジェクタ部の配設位置に到達したときに、一旦搬送を停止し、図1に示すエジェクタ部のピン20を前進移動させて貫通孔15b内に挿入させる。そして、このピン20の先端面によりプリント配線板16の裏面を押圧し、この配線板16を治具部15から離脱させ取り外す。
以上説明したように本実施形態による治具付プリント配線板10によれば、表面に複数の導体パターン11が印刷された絶縁フィルム12に基づいて形成されるので、導体パターンの印刷領域12aを絶縁フィルム12の表面に沿った方向における所定位置に高精度に配設することが可能になる。さらに、この絶縁フィルム12を弱粘着性接着剤層14の表面に保持した状態で、高精度に配設された導体パターンの印刷領域12aの外周縁に沿って切断することにより、複数のプリント配線板16を形成するので、これらのプリント配線板16を、治具部15の弱粘着性接着剤層14に、分割され、かつ位置決めされた状態(整列状態)で着脱可能に保持することが可能になる。
以上により、リフロー工程に先立って、複数のプリント配線板16を治具に位置決めしながら保持する工程を削除することが可能になるとともに、この保持用の治具をリフロー工程を経るに当たって新たに製作、準備する必要がない。したがって、プリント配線板16の導体パターン11の表面に電子部品等を実装する工数の大幅な削減を図ることができ、電子部品等が接合されたプリント配線板16自体の製造コストの低減を図ることができる。
また、互いに隣合う導体パターンの印刷領域12a同士の間、および絶縁フィルム12の外周縁部が、導体パターンの印刷領域12aの外周縁に接する枠体領域17とされているので、絶縁フィルム12のうち、導体パターンの印刷領域12aの外周縁を切断して複数のプリント配線板16を形成する際に、これらのプリント配線板16が絶縁フィルム12の表面に沿った方向に位置ずれすることを抑制することが可能になる。したがって、複数のプリント配線板16が治具部15に高精度に位置決めされた状態で、着脱可能に保持された治具付プリント配線板10を確実に形成することが可能になる。
さらに、前記切断により形成された枠体17により、プリント配線板16が治具部15の表面に沿った方向に位置ずれすることを抑制することが可能になる。これにより、プリント配線板16の導体パターン11表面のうち所定位置にクリームハンダを塗布した後に、この塗布部分に電子部品等を搭載させる際に、この電子部品等の把持部がプリント配線板16に接触することによって、この配線板16に治具部15の表面に沿った方向に位置ずれする力が作用したとしても、枠体17によりこの位置ずれを拘束することが可能になる。したがって、例えばプリント配線板16を搬送しながら、この配線板16に複数の電子部品等を各別に、自動化された装置により搭載する場合において、全ての電子部品等を適切な位置に配置することができ、高精度実装を実現することが可能になる。
また、治具部15に貫通孔15bが穿設されているので、導体パターン11の表面に電子部品等を接合するリフロー工程を経た後に、この貫通孔15bにエジェクタピン20を挿入し、このピン20の先端面によりプリント配線板16の裏面を押圧することにより、この配線板16を治具部15から離脱させることが可能になり、更なる高効率生産を実現することができる。
さらに、弱粘着性接着剤層14がシリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂により形成されているので、リフロー工程という高温下での使用においても、粘着力が増大し、弱粘着性接着剤層14とプリント配線板16とが密着することを抑制することが可能になるとともに、この層14の組成成分の一部が溶融し、この溶融分が、プリント配線板16の導体パターン11の表面に転写することを抑制することが可能になる。
したがって、リフロー工程後に治具部15から容易にプリント配線板16を離脱させることが可能になるとともに、導体パターン11と電子部品等との接合不良の発生を回避することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、絶縁フィルム12の一方の表面に導体パターン11を形成した構成を示したが、両面に導体パターン11を形成した構成であってもよい。なお、この場合、弱粘着性接着剤層14の表面のうち、導体パターン11の配設位置に対応する部分に溝を形成し、この溝に導体パターン11を収納することによって、プリント配線板16を治具部15に平坦な状態で安定して保持することができる。
また、隣合うプリント配線板16同士の間に、この外周縁に接する枠体17を配設した構成を示したが、枠体17を配設する必要は必ずしも必要ではない。
フレキシブルプリント配線板を始めとする薄板のプリント配線板が、この表面に電子部品等が実装されるリフロー工程を経る場合において、高効率かつ低コスト生産を実現できる。
本発明の一実施形態として示した治具付プリント配線板の側面断面図およびエジェクタピンの側面図である。 図1の治具付プリント配線板の一部を示す平面図である。
符号の説明
10 治具付プリント配線板
11 導体パターン
12 絶縁フィルム
12a 導体パターンの印刷領域
13 支持体
14 弱粘着性接着剤層
15 治具部
15b 貫通孔
16 プリント配線板
17 枠体,枠体領域

Claims (6)

  1. 表面に複数の導体パターンが印刷された絶縁フィルムと、
    該絶縁フィルムより剛性の高い支持体、および該支持体の表面に形成された弱粘着性接着剤層を備えた治具部とを備え、
    前記絶縁フィルムは、前記弱粘着性接着剤層の表面に保持された状態で、前記複数の導体パターンの各印刷領域の外周縁に沿って切断されることにより、
    フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを有する複数のプリント配線板が、前記治具部に、着脱可能に保持されてなることを特徴とする治具付プリント配線板。
  2. 請求項1記載の治具付プリント配線板において、
    前記複数の導体パターンの印刷領域のうち、互いに隣合う導体パターンの印刷領域同士の間に、これらの各領域の外周縁に接する枠体領域が設けられていることを特徴とする治具付プリント配線板。
  3. 請求項1または2に記載の治具付プリント配線板において、
    前記治具部には、保持している前記絶縁フィルムの前記導体パターンの印刷領域に対応する裏面側の領域のうち少なくとも一部に、貫通孔が穿設されていることを特徴とする治具付プリント配線板。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の治具付プリント配線板において、
    前記弱粘着性接着剤層は、シリコーン系樹脂またはフッ素系樹脂からなることを特徴とする治具付プリント配線板。
  5. 絶縁フィルム表面に複数の導体パターンを印刷する印刷工程と、
    前記絶縁フィルムより剛性の高い支持体と、該支持体の表面に形成された弱粘着性接着剤層とを備える治具部の前記弱粘着性接着剤層の表面に、前記絶縁フィルムを保持する保持工程と、
    前記絶縁フィルム表面のうち、前記複数の導体パターンの各印刷領域の外周縁に沿って切断することにより、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを有する複数のプリント配線板が、前記治具部に、着脱可能に保持される切断工程とを有することを特徴とする治具付プリント配線板の製造方法。
  6. 請求項5記載の治具付プリント配線板の製造方法において、
    前記切断工程で、前記絶縁フィルムを切断することにより、
    互いに隣合う前記プリント配線板の外周縁に接する枠体が形成されることを特徴とする治具付プリント配線板の製造方法。
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