JP2003142822A - プリント配線基板の接続方法 - Google Patents

プリント配線基板の接続方法

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JP2003142822A
JP2003142822A JP2001335181A JP2001335181A JP2003142822A JP 2003142822 A JP2003142822 A JP 2003142822A JP 2001335181 A JP2001335181 A JP 2001335181A JP 2001335181 A JP2001335181 A JP 2001335181A JP 2003142822 A JP2003142822 A JP 2003142822A
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明也 東田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント配線基板をマザー基板
に接続した際の、ふれきりブルプリント配線基板の曲げ
耐性を向上すること。 【解決手段】 フレキシブルプリント配線基板(FP
C)1を熱圧着ツール9によって加熱・加圧して、FP
C1をリジッドプリント配線基板3に密着させて、両基
板1,3を接続する。FPC1を軟化変形させる際、熱
圧着ツール9のFPC1の延在方向側全体を放熱板11
によって冷却する。これにより、FPC1の厚さが過度
に薄くなったり、樹脂溜まりが発生する等のFPCの過
度の変形を抑制できる。この結果、FPC1の厚さが薄
い部分に曲げ応力が集中することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂からなるフレキシブ
ルプリント配線基板(FPC)とマザー基板との接続方
法として、例えば特開2001−111209号公報に
開示される方法が知られている。この接続方法によれ
ば、先ず図7に示すように、FPC50に形成した導体
パターン51とマザー基板55に形成した導体パターン
56とのそれぞれの接続端子部分をはんだペースト54
を介して重ねる。なお、このとき、それぞれの基板の導
体パターン51,56を覆うようにソルダーレジスト5
2,57が形成されていても、形成されていなくとも良
い。
【0003】そして、両基板の接続箇所に対し、熱圧着
ツール60によってFPC50を構成する熱可塑性樹脂
のガラス転移点以上に加熱するとともに圧力を加える。
これにより、はんだを介してそれぞれの導体パターン5
1,56同士が電気的に接続されるとともに、熱可塑性
樹脂が軟化してマザー基板と密着し、両基板50,55
が接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の接続方
法では、図8(a),(b),(c)に示すように、熱
圧着ツール60の押圧範囲及びその近傍のFPC50が
極端に変形する。なお、図8(a)は、図7におけるF
PC50を下方から見た平面図であり、図8(b)は、
両基板50,55を接続した際の図8(a)のb−b線
に沿った断面図、及び図8(c)は、両基板50,55
を接続した際の図8(a)のc−c線に沿った断面図で
ある。
【0005】熱圧着ツール60が押圧する両基板の接続
箇所では、FPC50の厚さが薄くなり、その周囲近傍
では、熱圧着ツール60により押し出された樹脂により
樹脂溜まり58が発生して、FPC50の厚さが厚くな
る。その結果、FPC50に繰り返し外力が加わった場
合、FPCの厚さが厚い部分は曲がり難いため、その厚
さが変化する付近の厚さの薄い部分に集中して曲げ応力
が加わり、配線の断線等が生じてしまう。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点を鑑みてな
されたもので、FPCの曲げ耐性を向上することが可能
なプリント配線基板の接続方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のプリン
ト配線基板の接続方法は、絶縁基板材料として熱可塑性
樹脂を用いた第1のプリント配線基板上に、接続端子と
してのランドを含む導体パターンを形成する工程と、第
1のプリント配線基板と接続される第2のプリント配線
基板上に、接続端子としてのランドを含む導体パターン
を形成する工程、第1のプリント配線基板の導体パター
ンのランドと前記第2のプリント配線基板とのランドと
の少なくとも一方にはんだを塗布する工程と、第1のプ
リント配線基板の導体パターンのランドと第2のプリン
ト配線基板の導体パターンのランドとが重なるように配
置して、第1及び第2のプリント基板の接続箇所に対し
て、熱圧着ツールによって第1のプリント配線基板を構
成する熱可塑性樹脂のガラス転移温度以上に加熱すると
ともに圧力を加えて、第1のプリント配線基板の導体パ
ターンのランドと第2のプリント配線基板の導体パター
ンのランドとをはんだを介して電気的に接続するととも
に、第1のプリント配線基板を構成する熱可塑性樹脂を
軟化変形させ、第2のプリント配線基板に密着させる工
程とを備え、熱圧着ツールによって熱可塑性樹脂を軟化
変形させる際、熱圧着ツールの第1のプリント配線基板
の延在方向側全体を冷却することによって、第1のプリ
ント配線基板の厚さを、熱圧着ツールの当接部位から第
1のプリント配線基板の延在方向に向かって徐変させる
ことを特徴とする。
【0008】このように、熱圧着ツールによって熱可塑
性樹脂を軟化変形させる際、熱圧着ツールの第1のプリ
ント配線基板の延在方向側全体を冷却しているため、熱
圧着ツールの第1のプリント配線基板の延在方向側にお
ける熱可塑性樹脂の過度の変形を抑制できる。この結
果、熱圧着ツールの当接部位においても第1のプリント
配線基板の厚さが過度に薄くなることがなく、また、熱
圧着ツールの当接部位の、第1のプリント配線基板の延
在方向側の境界付近に樹脂溜まりが発生することを抑制
できる。従って、第1のプリント基板の厚さは、熱圧着
ツールの当接部位から第1のプリント配線基板の延在方
向に向かって徐々に変化(増加)する。このため、第1
のプリント配線基板に外力が加わった場合でも、プリン
ト配線基板の厚さが薄い部分に曲げ応力が集中すること
を防止できるため、フレキシブルプリント配線基板であ
る第1のプリント配線基板の曲げ耐性を向上できる。
【0009】請求項2に記載したように、第1のプリン
ト配線基板のランドを除く導体パターン上に保護膜を形
成する工程をさらに備え、導体パターンは、複数本の導
体線を有し、各導体線は、第1のプリント配線基板の延
在方向に沿って並行に形成され、保護膜は、導体線を覆
うと共に、接続箇所における少なくとも1部の導体線間
の第1のプリント配線基板表面を露出させるように形成
されることが好ましい。両基板の接着後において、導体
パターン及び保護膜が形成されない分だけ、導体線間の
第1のプリント配線基板の膜厚は厚くなる。その膜厚の
厚い部分が第2のプリント基板の表面に密着して、両基
板が接続されると、曲げ応力の加わる部位が、第1のプ
リント基板の厚さが薄くなる傾向にあるランド付近か
ら、第1のプリント配線基板の延在方向へ移動する。そ
して、その第1のプリント配線基板に対し曲げ応力が加
わる部位に基板厚さの厚い部分を設けることができるの
で、さらに第1のプリント配線基板の曲げ耐性を向上す
ることができる。
【0010】請求項3記載のように、第2のプリント基
板上の導体パターンは、基板先端部から所定距離離れた
位置において導体パターンが終端するように形成されて
おり、当該導体パターンが形成されていない基板先端部
が、導体線間において露出される第1のプリント配線基
板表面と密着されることが好ましい。このように構成す
ると、第1及び第2のプリント配線基板間の接着面積を
十分に取ることができるとともに、確実に基板厚さの厚
い部分で曲げ応力を受けることができる。
【0011】請求項4記載のように、熱圧着ツールによ
って熱可塑性樹脂を軟化変形させる際、熱圧着ツールの
第1のプリント配線基板の延在方向側に放熱板を配置す
ることで、第1のプリント基板を冷却することができ
る。放熱板を用いた場合、熱可塑性樹脂を冷却して熱可
塑性樹脂の流動を抑制する効果に加え、その放熱板を所
定高さに保持もしくは熱圧着ツールとともに第1のプリ
ント配線基板に対して押圧することにより、樹脂溜まり
の発生を確実に防止することができる。
【0012】また、請求項5に記載のプリント配線基板
の接続方法は、絶縁基板材料として熱可塑性樹脂を用い
た第1のプリント配線基板上に、接続端子としてのラン
ドを含む導体パターンを形成する工程と、第1のプリン
ト配線基板と接続される第2のプリント配線基板上に、
接続端子としてのランドを含む導体パターンを形成する
工程、第1のプリント配線基板の導体パターンのランド
と前記第2のプリント配線基板とのランドとの少なくと
も一方にはんだを塗布する工程と、第1のプリント配線
基板の導体パターンのランドと第2のプリント配線基板
の導体パターンのランドとが重なるように配置して、第
1及び第2のプリント基板の接続箇所に対して、熱圧着
ツールによって第1のプリント配線基板を構成する熱可
塑性樹脂のガラス転移温度以上に加熱するとともに圧力
を加えて、第1のプリント配線基板の導体パターンのラ
ンドと第2のプリント配線基板の導体パターンのランド
とをはんだを介して電気的に接続するとともに、第1の
プリント配線基板を構成する熱可塑性樹脂を軟化変形さ
せ、第2のプリント配線基板に密着させる工程とを備
え、熱圧着ツールの押圧面は、第1のプリント配線基板
の延在方向側において凹凸形状を有するように形成され
ることにより、熱圧着ツールの当接部位の第1のプリン
ト配線基板の延在方向側において、第1のプリント配線
基板の厚さが厚い部分と薄い部分とが形成されることを
特徴とする。
【0013】上述のように、熱圧着ツールの押圧面の、
第1のプリント配線基板の延在方向側を凹凸形状を有す
るように形成すると、凸形状部分では第1の配線基板の
基板厚さが薄くなり、凹形状部分では熱圧着ツールの加
熱及び加圧により押し出された樹脂が滞留し、基板厚さ
が厚くなる。この結果、第1のプリント配線基板の延在
方向と交差する方向に、第1のプリント配線基板の厚さ
が厚い部分と薄い部分とが形成されることになる。従っ
て、その第1のプリント配線基板の厚さの厚い部分によ
り、第1のプリント配線基板の曲げ耐性を向上すること
ができる。
【0014】請求項6に記載のように、第1のプリント
配線基板のランドを除く導体パターン上に保護膜を形成
する工程をさらに備え、導体パターンは、複数本の導体
線を有し、各導体線は、第1のプリント配線基板の延在
方向に沿って並行に形成され、保護膜は、前記導体線を
覆うと共に、前記接続箇所において少なくとも1部の導
体線間の第1のプリント配線基板表面を露出させるよう
に形成されることが好ましい。導体線間の第1のプリン
ト配線基板の基板表面が第2のプリント基板の表面に密
着して、両基板が接続されると、曲げ応力の加わる部位
が、第1のプリント基板の厚さが薄くなる傾向にあるラ
ンド付近から、基板厚さを確保することが容易な第1の
プリント配線基板の延在方向へ移動する。従って、さら
に第1のプリント配線基板の曲げ耐性を向上することが
できる。
【0015】さらに、請求項7記載のように、第1のプ
リント配線基板の延在方向側に形成される熱圧着ツール
の押圧面の凸部は、導体線間において露出される第1の
プリント配線基板表面に対応して設けられることが好ま
しい。導体線間においては、導体線及び保護膜が形成さ
れない分だけ、第1のプリント配線基板の厚さを厚く形
成することができる。従って、熱圧着ツールの押圧面の
凸部を導体線間において露出される第1のプリント配線
基板表面に対応して設けることにより、第1のプリント
配線基板の厚さを薄く形成する部分の基板厚さも十分に
確保することができ、第1のプリント配線基板の曲げ耐
性をより向上することができる。
【0016】請求項8に記載するように、第2のプリン
ト基板上の導体パターンは、基板先端部から所定距離離
れた位置において導体パターンが終端するように形成さ
れており、当該導体パターンが形成されていない基板先
端部が、前記導体線間において露出される第1のプリン
ト配線基板表面と密着されることが好ましい。これによ
り、第1及び第2のプリント配線基板間の接着面積を十
分に取ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態における第1のプリント配線基板
と第2のプリント配線基板との接続方法を図面に基づい
て説明する。
【0018】図1おいて、第1のプリント配線基板であ
るフレキシブルプリント配線基板1は、基板材料とし
て、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂を6
5〜35重量%とポリエーテルイミド(PEI)樹脂を
35〜65重量%含む熱可塑性樹脂(@PEEK)が使
用されている。この熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度以
上の温度において軟化し、その弾性率が低下する。
【0019】フレキシブルプリント配線基板1には、導
体パターンであるCuパターン2が形成され、このCu
パターン2の端部には、接続端子としてのランド2aが
形成される。図2(a)は、フレキシブルプリント配線
基板1を図1の下方から見た場合の平面図である。図2
(a)に示すように、Cuパターン2は、フレキシブル
プリント配線基板1の長手方向(延在方向)に並行に延
びる複数の配線を有し、その複数の配線のそれぞれの端
部がランド2aとして機能する。
【0020】ランド2aを除いて、Cuパターン2は保
護膜としてのソルダーレジスト5によって被覆されてい
る。このソルダーレジスト5は、例えば、変性エポキシ
樹脂を主成分として、さらにフィラー、有機溶剤、硬化
剤等を添加して構成される。さらに、ソルダーレジスト
5は、Cuパターン2を被覆するとともに、一部のCu
パターン2間のフレキシブルプリント配線基板1の表面
を露出するように形成されている。
【0021】一方、第2のプリント配線基板であるリジ
ッドプリント配線基板3は、その絶縁基板材料として、
例えばガラス布基材エポキシ樹脂を使用することができ
る。リジッドプリント配線基板3の上面にも、導体パタ
ーンとしてのCuパターン4が形成されている。このC
uパターン4は、フレキシブルプリント配線基板1のC
uパターン2の複数の配線に対応して、複数の配線を有
する。また、Cuパターン4は、リジッドプリント配線
基板3の端部から所定距離離れた位置において終端する
パターンを有し、その端部がランド4aとして機能す
る。このランド4aを除いて、Cuパターン4は保護膜
としてのソルダーレジスト6によって被覆されている。
【0022】ランド2aにははんだメッキ7が施されて
おり、一方ランド4aにははんだレベラー8が形成され
ている。これらはんだメッキ7及びはんだレベラー8を
介して、ランド2aとランド4aとを接続することによ
り、Cuパターン2とCuパターン4とが電気的に導通
される。なお、はんだは、ランド2aとランド4aとの
少なくとも一方に形成されれば良く、その形成方法も任
意である。また、本例では、はんだとして、錫−鉛の共
晶半田を用いており、その融点(溶融温度)は183℃
である。
【0023】次に、第1のプリント配線基板であるフレ
キシブルプリント配線基板1と第2のプリント配線基板
であるリジッドプリント配線基板3との接続するための
各工程を説明する。
【0024】まず、リジッドプリント配線基板3上にC
uパターン4を形成する。このとき、Cuパターン4
は、リジッドプリント配線基板3の接続面先端部には形
成されず、リジッドプリント配線基板3はその先端部に
おいてガラスエポキシ樹脂が露出される。その後、リジ
ッドプリント配線基板3のCuパターン4の形成されて
いない端部、Cuパターン4のランド4a部分、及びラ
ンド4a間を除いて、ソルダーレジスト6を形成し、C
uパターン4をソルダーレジスト6によって被覆する。
さらに、Cuパターン4のランド4a部分には、はんだ
レベラー8が形成される。
【0025】そして、フレキシブルプリント配線基板1
に、リジッドプリント配線基板3上のCuパターン4に
対応するように、Cuパターン2を形成する。そして、
Cuパターン2のランド2a部分,ランド2a間及びC
uパターン2の一部の配線間を除いて、ソルダーレジス
ト5を形成する。その後、Cuパターン2のランド2a
上にはんだメッキ7を施す。
【0026】このようにして形成されたフレキシブルプ
リント配線基板1をリジッドプリント配線基板3に対し
て位置合わせして重ねる。このとき、フレキシブルプリ
ント配線基板1の端面とソルダーレジスト6の端面との
間に所定の間隙が設けられるように、両基板1,3が位
置合わせされる。このため、その間隙からリジッドプリ
ント配線基板3のCuパターン4の一部が露出すること
になる。
【0027】次に、リジッドプリント配線基板3とフレ
キシブルプリント配線基板1とを重ねた接続箇所を熱圧
着ツール9によって加圧しつつ、加熱する。熱圧ツール
9は、SUS板10を介してフレキシブルプリント配線
基板1に当接される。SUS板10は、熱圧着ツール9
からの熱及び加圧力をフレキシブルプリント配線基板1
とリジッドプリント配線基板3との接続箇所に伝達す
る。さらに、SUS板10は、フレキシブルプリント配
線基板1の延在方向側に傾斜部10aを有しており、こ
の傾斜部10aによって、伝熱性に優れる金属(例え
ば、銅)からなる放熱板11を、熱圧着ツール9のフレ
キシブルプリント配線基板1の延在方向側に位置決め
し、保持する機能を有する。
【0028】フレキシブルプリント配線基板1を構成す
る@PEEKのガラス転移温度は、150℃〜230℃
であり、熱圧着ツール9は、接続箇所が、はんだ7,8
の溶融温度以上でかつ@PEEKのガラス転移温度以上
の温度となるように加熱を行いつつ、当該接続箇所に圧
力を加える。例えば、加熱温度は240℃〜570℃で
あり、5秒〜15秒間加熱及び加圧を継続する。なお、
本例では、パルスヒート方式の熱圧着ツール9を用いて
いる。
【0029】ここで、熱圧着ツール9について説明す
る。
【0030】図1に示すように、熱圧着ツール9のフレ
キシブルプリント配線基板1先端側の端部が、R状に形
成されている。これにより、熱圧着ツール9がフレキシ
ブルプリント配線基板1に圧力を付与する際、フレキシ
ブルプリント配線基板1に形成されたCuパターン2の
ランド2aの先端部よりも中央部分に対応する部位に大
きな圧力が付与される。なお、このとき、SUS12は
その厚さが薄いため、熱圧着ツール9の形状に沿って変
形する。
【0031】このため、フレキシブルプリント配線基板
1とリジッドプリント配線基板3との接続時に、フレキ
シブルプリント配線基板1の端部へ付与される圧力は小
さくなるので、より大きな圧力が付与される中央部から
余剰はんだがCuパターンに沿って流動した場合に、フ
レキシブルプリント配線基板1の端部はその流動してき
た余剰はんだによって上方に押し上げられる。このよう
にして、フレキシブルプリント配線基板1の端部側に、
余剰はんだの逃げスペースを設けることができるので、
隣接する配線間でのはんだブリッジの発生を抑制するこ
とができる。なお、この余剰はんだの逃げスペースは、
両基板1,3の接着後に、絶縁樹脂等で封止される。
【0032】熱圧着ツール9による熱圧着により、はん
だ7,8を溶融させてCuパターン2,4のランド2
a,4a間の接続を行いながら、フレキシブルプリント
配線基板1を構成する@PEEKを軟化変形させ、リジ
ッドプリント配線基板3の接続箇所表面に密着させる。
【0033】本実施形態では、熱圧着ツール9によって
フレキシブルプリント配線基板1を構成する@PEEK
を軟化変形させる際、熱圧着ツール9のフレキシブルプ
リント配線基板1の延在方向側全体を放熱板11によっ
て冷却している。このため、熱圧着ツール9のフレキシ
ブルプリント配線基板1の延在方向側における熱可塑性
樹脂の過度の変形を抑制できる。
【0034】この理由について図2(a),(b)、
(c)に基づいて説明する。なお、図2(b)は、両基
板1,3を接続した際の図2(a)のb−b線に沿った
断面図であり、及び図2(c)は、両基板1,3を接続
した際の図2(a)のc−c線に沿った断面図である。
【0035】図2(a)に示すように、熱圧着ツール9
のフレキシブルプリント配線基板1の延在方向側全体を
放熱板11によって冷却しているので、放熱板11の冷
却範囲の樹脂が流動し難くなる。このため、図2
(b)、(c)に示すように、熱圧着ツール9の当接部
位においてもフレキシブルプリント配線基板1の厚さが
過度に薄くなることがなく、また、熱圧着ツール9の当
接部位の、フレキシブルプリント配線基板1の延在方向
側の境界付近に樹脂溜まりが発生することを抑制でき
る。従って、フレキシブルプリント配線基板1の厚さ
は、熱圧着ツール9の当接部位からフレキシブルプリン
ト配線基板1の延在方向に向かって徐々に増加するよう
になる。このため、フレキシブルプリント配線基板1に
外力が加わった場合でも、フレキシブルプリント配線基
板1の厚さが薄い部分に曲げ応力が集中することを防止
できるため、フレキシブルプリント配線基板1の曲げ耐
性を向上できる。
【0036】また、本実施形態では、ソルダーレジスト
5がフレキシブルプリント配線基板1の長手方向に延び
るCuパターン2を被覆する一方で、一部の隣接する配
線間においてフレキシブルプリント配線基板1の表面が
露出するように形成される。配線間のフレキシブルプリ
ント配線基板1の厚さは、両基板1,3の接着後におい
て、Cuパターン2及びソルダーレジスト5が形成され
ない分だけ厚くなる。その膜厚の厚い部分がリジッドプ
リント配線基板3の表面に密着して、両基板1,3が接
続されると、曲げ応力の加わる部位が、フレキシブルプ
リント配線基板1の厚さが薄くなる傾向にあるランド2
a,4a付近から、フレキシブルプリント配線基板の延
在方向へ移動する。そして、図3に示すように、フレキ
シブルプリント配線基板1に曲げ応力が加わる部位に基
板厚さの厚い部分を設けることができるので、さらにフ
レキシブルプリント配線基板1の曲げ耐性を向上するこ
とができる。
【0037】なお、放熱板11を設けてはいるが、図2
(a)に示す熱圧着ツール9の押圧範囲に対して、熱圧
着ツール9からの伝熱等により、フレキシブルプリント
配線基板1がリジッドプリント配線基板3に接着される
範囲は拡大される。このため、実際に曲げ応力が集中し
て加えられる箇所は、図3に記載のようにフレキシブル
プリント配線基板1の厚さが厚い部分となる。
【0038】リジッドプリント配線基板3上のCuパタ
ーン4は、基板先端部から所定距離離れた位置において
終端するように形成されているので、リジッドプリント
配線基板3において、配線間において露出されるフレキ
シブルプリント配線基板1の表面と密着される領域を十
分に確保することができる。
【0039】なお、上記実施形態では、放熱板11を用
いて、フレキシブルプリント配線基板1を冷却した。放
熱板11を用いる場合、@PEEKを冷却して@PEE
Kの流動を抑制する効果に加え、その放熱板11をSU
S板10の傾斜部10aに沿わせて所定の高さに保持す
れば、樹脂溜まりの発生を確実に防止することができ、
さらに熱圧着ツール9とともにフレキシブルプリント配
線基板1に対して押圧すると、樹脂溜まりの発生の防止
に加えて、フレキシブルプリント配線基板1の接着範囲
をより確実に拡大することができるので好ましい。ただ
し、熱圧着ツール9のフレキシブルプリント配線基板1
の延在方向側全体を冷却するために、必ずしも放熱板を
用いる必要はなく、例えば、冷風を当てる等の手段によ
って冷却しても良い。
【0040】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0041】第2の実施の形態によるリジッドプリント
配線基板3とフレキシブルプリント配線基板1の接続方
法は、第1の実施の形態によるものと共通するところが
多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略
し、異なる部分を重点的に説明する。
【0042】第2の実施の形態において、第1の実施形
態と異なる点は、熱圧着ツール19の形状にある。すな
わち、本実施形態の熱圧着ツール19は、熱圧着ツール
19のフレキシブルプリント配線基板1を押圧する押圧
面の、第1のプリント配線基板1の延在方向側を凹凸形
状を有するように形成した。なお、本実施形態では、S
US板10および放熱板11は使用されない。
【0043】図4に示すように、第1の実施形態と同様
の工程によってリジッドプリント配線基板3及びフレキ
シブルプリント配線基板1上に、Cuパターン、ソルダ
ーレジスト、はんだメッキ等を形成した後、両基板1,
3を位置合わせして重ね、上述した熱圧着ツール19を
用いて、両基板1,3を接着する。
【0044】本実施形態の熱圧着ツール19は、図5に
示すように、その押圧面の一辺が凹凸形状を有してい
る。このため、図6(a),(b),(c)に示すよう
に、凸形状部分19aではフレキシブルプリント配線基
板1の基板厚さが薄くなり、凹形状部分19bでは熱圧
着ツール19の加熱及び加圧により押し出された樹脂が
滞留し、基板厚さが厚くなる。この結果、フレキシブル
プリント配線基板1の延在方向と交差する方向、すなわ
ち曲げ応力集中箇所に、フレキシブルプリント配線基板
1の厚さが厚い部分と薄い部分とが形成されることにな
る。従って、そのフレキシブルプリント配線基板1の厚
さの厚い部分により、フレキシブルプリント配線基板1
の曲げ耐性を向上することができる。
【0045】そして、第1の実施形態と同様に、ソルダ
ーレジスト5が一部の隣接する配線間においてフレキシ
ブルプリント配線基板1の表面が露出するように形成さ
れるので、その配線間のフレキシブルプリント配線基板
がリジッドプリント配線基板3の表面に密着する。この
結果、曲げ応力は、確実にフレキシブルプリント配線基
板1の厚さが厚い部分と薄い部分とが形成された部位に
加わるようにできる。
【0046】また、本実施形態では、フレキシブルプリ
ント配線基板1の延在方向側に形成される熱圧着ツール
19の押圧面の凸部は、図6(a)に示されるように、
配線間において露出されるフレキシブルプリント配線基
板1表面に対応して設けられる。配線間においては、配
線及びソルダーレジストが形成されない分だけ、フレキ
シブルプリント配線基板1の厚さを厚く形成することが
できる。従って、熱圧着ツール19の押圧面の凸部19
aを配線間において露出されるフレキシブルプリント配
線基板1の表面に対応して設けることにより、フレキシ
ブルプリント配線基板1の厚さを薄く形成する部分の基
板厚さも十分に確保することができ、フレキシブルプリ
ント配線基板1の曲げ耐性をより向上することができ
る。
【0047】さらに、本実施形態においても、リジッド
プリント配線基板3上のCuパターン4は、基板先端部
から所定距離離れた位置において終端するように形成さ
れているので、リジッドプリント配線基板3において、
配線間において露出されるフレキシブルプリント配線基
板1の表面と密着される領域を十分に確保することがで
きる。
【0048】以上、本発明の好ましい実施形態について
説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定され
ず、種々変更して実施することができる。
【0049】例えば、上述の実施形態では、リジッドプ
リント配線基板とフレキシブルプリント配線基板との電
気的接続において、フレキシブルプリント配線基板の基
板材料の熱可塑性特性を利用して、端子間の半田による
接続と同時に両基板の接着を同時に行うようにした。し
かし、第1のプリント配線基板と第2のプリント配線基
板との接続において、両方とも熱可塑性樹脂を用いたフ
レキシブルプリント配線基板であっても良い。
【0050】また、リジッドプリント配線基板を用いる
場合には、その絶縁基板として、樹脂基板以外にもセラ
ミック基板やメタルベース基板を用いても良い。
【0051】また、フレキシブルプリント配線基板の絶
縁樹脂材料としては、上述の@PEEK以外にも、ポリ
エーテルイミド(PEI)もしくはポリエーテルエーテ
ルケトン(PEEK)を単独で使用することも可能であ
る。さらに、フレキシブルプリント配線基板の絶縁樹脂
材料として、液晶ポリマー、ポリエチレンナフタレート
(PEN)またはポリエチレンテレフタレート(PE
T)を用いても良い。あるいは、フレキシブルプリント
配線基板の絶縁基板として、ポリイミド基板に、PEE
K,PEI,PEN,PETの少なくともいずれかの熱
可塑性樹脂材料からなる層を積層した構造のものを使用
しても良い。なお、積層時には、例えば接着剤を用いて
ポリイミド基板と熱可塑性樹脂材料からなる層をと接着
することができる。ポリイミド基板は熱膨張係数が15
〜20ppm程度で、配線として利用されることが多い
銅の熱膨張係数と近いため(17〜20ppm)、剥が
れやフレキシブルプリント配線基板の反り等の発生を防
止することができる。
【0052】また、導体パターンにおけるランドの形状
は、角ランド、丸ランド、異形ランドのいずれでも良
い。
【0053】さらに、上述した第1及び第2実施形態に
おいて、Cuパターン2を保護するためにソルダーレジ
スト5を設けていたが、Cuパターン2の絶縁性におい
て問題がなければ省略しても良い。また、ソルダーレジ
スト5は、両基板1,3の接続箇所において配線間のフ
レキシブルプリント配線基板1の表面が露出されるよう
に、Cuパターン2を被覆しつつ、接続箇所よりもフレ
キシブルプリント配線基板1の延在方向側は、その全面
にレジストパターン5が設けられていても良い。さら
に、フレキシブルプリント配線基板1のソルダーレジス
ト5に代えて、前述した熱可塑性材料からなるカバーレ
イによってCuパターン2を被覆しても良い。この場合
には、ランド2a及びランド2a間を除く領域をカバー
レイで覆うように、すなわち図8(a)に示すソルダー
レジスト52の形成範囲と同じ範囲にカバーレイを形成
すれば良い。
【0054】変性エポキシ樹脂を主成分とするソルダー
レジストは、リジッドプリント配線基板3の基板材料で
あるエポキシ樹脂やその基板上に形成された同成分のソ
ルダーレジスト6との接合強度は十分ではない。しかし
ながら、フレキシブルプリント配線基板1のCuパター
ン2を前述した熱可塑性材料(@PEEK,PEEK,
PEI,PEN,PET等)からなるカバーレイで被覆
すれば、このカバーレイがリジッドプリント配線基板3
の基板材料であるエポキシ樹脂と強固に密着し、両配線
基板1,3の接合強度を大幅に向上することができる。
【0055】また、上述の第1及び第2の実施形態で
は、フレキシブルプリント配線基板とリジッドプリント
配線基板とはその端部同士が重なり、基板同士は互いに
逆方向に延びる態様に接続されたが、両基板が同方向に
延びる向きで両基板の端部同士を接続しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における接続部分を示す断面図
である。
【図2】図2(a)はフレキシブルプリント配線基板の
平面図、図2(b)は、両基板1,3を接続した際の図
2(a)のb−b線に沿った断面図、及び図2(c)
は、両基板1,3を接続した際の図2(a)のc−c線
に沿った断面図である。
【図3】両基板の接続後の状態を示す断面図である。
【図4】第2の実施形態における接続部分を示す断面図
である。
【図5】第2の実施形態において使用される熱圧着ツー
ルを示す斜視図である。
【図6】図6(a)はフレキシブルプリント配線基板の
平面図、図6(b)は、両基板1,3を接続した際の図
6(a)のb−b線に沿った断面図、及び図6(c)
は、両基板1,3を接続した際の図6(a)のc−c線
に沿った断面図である。
【図7】従来技術における、接続部分を示す断面図であ
る。
【図8】図8(a)は従来のフレキシブルプリント配線
基板の平面図、図8(b)は、両基板50,55を接続
した際の図8(a)のb−b線に沿った断面図、及び図
8(c)は、両基板50,55を接続した際の図8
(a)のc−c線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…フレキシブルプリント配線基板、 2…Cuパターン、 3…リジッドプリント配線基板、 4…Cuパターン、 5…ソルダーレジスト, 6…ソルダーレジスト、 9…熱圧着ツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 裕樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5E344 AA02 AA12 AA22 BB02 BB04 BB11 CC13 CC23 CD09 DD02 DD10 DD13 EE16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板材料として熱可塑性樹脂を用い
    た第1のプリント配線基板上に、接続端子としてのラン
    ドを含む導体パターンを形成する工程と、 第1のプリント配線基板と接続される第2のプリント配
    線基板上に、接続端子としてのランドを含む導体パター
    ンを形成する工程、 前記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    前記第2のプリント配線基板とのランドとの少なくとも
    一方にはんだを塗布する工程と、 前記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    前記第2のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    が重なるように配置して、前記第1及び第2のプリント
    基板の接続箇所に対して、熱圧着ツールによって前記第
    1のプリント配線基板を構成する前記熱可塑性樹脂のガ
    ラス転移温度以上に加熱するとともに圧力を加えて、前
    記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと前
    記第2のプリント配線基板の導体パターンのランドとを
    はんだを介して電気的に接続するとともに、前記第1の
    プリント配線基板を構成する熱可塑性樹脂を軟化変形さ
    せ、前記第2のプリント配線基板に密着させる工程とを
    備え、 前記熱圧着ツールによって前記熱可塑性樹脂を軟化変形
    させる際、前記熱圧着ツールの第1のプリント配線基板
    の延在方向側全体を冷却することによって、前記第1の
    プリント配線基板の厚さを、前記熱圧着ツールの当接部
    位から第1のプリント配線基板の延在方向に向かって徐
    変させることを特徴とするプリント配線基板の接続方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1のプリント配線基板のランドを
    除く導体パターン上に保護膜を形成する工程をさらに備
    え、 前記導体パターンは、複数本の導体線を有し、各導体線
    は、前記第1のプリント配線基板の延在方向に沿って並
    行に形成され、 前記保護膜は、前記導体線を覆うと共に、前記接続箇所
    における少なくとも1部の導体線間の第1のプリント配
    線基板表面を露出させるように形成されることを特徴と
    する請求項1記載のプリント配線基板の接続方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のプリント基板上の導体パター
    ンは、基板先端部から所定距離離れた位置において導体
    パターンが終端するように形成されており、当該導体パ
    ターンが形成されていない基板先端部が、前記導体線間
    において露出される前記第1のプリント配線基板表面と
    密着されることを特徴とする請求項2記載のプリント配
    線基板の接続方法。
  4. 【請求項4】 前記熱圧着ツールによって前記熱可塑性
    樹脂を軟化変形させる際、前記熱圧着ツールの第1のプ
    リント配線基板の延在方向側に放熱板を配置し、この放
    熱板を前記第1のプリント配線基板に接触させた状態
    で、熱圧着ツールによって加熱及び加圧を行うことを特
    徴とする請求項1記載のプリント配線基板の接続方法。
  5. 【請求項5】 絶縁基板材料として熱可塑性樹脂を用い
    た第1のプリント配線基板上に、接続端子としてのラン
    ドを含む導体パターンを形成する工程と、 第1のプリント配線基板と接続される第2のプリント配
    線基板上に、接続端子としてのランドを含む導体パター
    ンを形成する工程、 前記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    前記第2のプリント配線基板とのランドとの少なくとも
    一方にはんだを塗布する工程と、 前記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    前記第2のプリント配線基板の導体パターンのランドと
    が重なるように配置して、前記第1及び第2のプリント
    基板の接続箇所に対して、熱圧着ツールによって前記第
    1のプリント配線基板を構成する前記熱可塑性樹脂のガ
    ラス転移温度以上に加熱するとともに圧力を加えて、前
    記第1のプリント配線基板の導体パターンのランドと前
    記第2のプリント配線基板の導体パターンのランドとを
    はんだを介して電気的に接続するとともに、前記第1の
    プリント配線基板を構成する熱可塑性樹脂を軟化変形さ
    せ、前記第2のプリント配線基板に密着させる工程とを
    備え、 前記熱圧着ツールの押圧面は、前記第1のプリント配線
    基板の延在方向側において凹凸形状を有するように形成
    されることにより、前記熱圧着ツールの当接部位の前記
    第1のプリント配線基板の延在方向側において、前記第
    1のプリント配線基板の厚さが厚い部分と薄い部分とが
    形成されることを特徴とするプリント配線基板の接続方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1のプリント配線基板のランドを
    除く導体パターン上に保護膜を形成する工程をさらに備
    え、 前記導体パターンは、複数本の導体線を有し、各導体線
    は、前記第1のプリント配線基板の延在方向に沿って並
    行に形成され、 前記保護膜は、前記導体線を覆うと共に、前記接続箇所
    において少なくとも1部の導体線間の第1のプリント配
    線基板表面を露出させるように形成されることを特徴と
    する請求項5記載のプリント配線基板の接続方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のプリント配線基板の延在方向
    側に形成される前記熱圧着ツールの押圧面の凸部は、前
    記導体線間において露出される第1のプリント配線基板
    表面に対応して設けられることを特徴とする請求項6記
    載のプリント配線基板の接続方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のプリント基板上の導体パター
    ンは、基板先端部から所定距離離れた位置において導体
    パターンが終端するように形成されており、当該導体パ
    ターンが形成されていない基板先端部が、前記導体線間
    において露出される前記第1のプリント配線基板表面と
    密着されることを特徴とする請求項6又は7記載のプリ
    ント配線基板の接続方法。
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JP2015023059A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 住友電工プリントサーキット株式会社 フレキシブルプリント配線板の接続構造、フレキシブルプリント配線板及びその製造方法
CN111326639A (zh) * 2018-12-17 2020-06-23 东芝北斗电子株式会社 发光装置及其制造方法、接合部的保护方法以及车辆用灯具

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